白井智之のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ネタバレ表紙とタイトルからホラー作品を連想するかもしれないが、中身は本格ミステリ。
(人によっては特殊設定ミステリかもしれない)。
しかも「全ての描写に意味がある」大好物なタイプのミステリだ。
目を覆いたくなる冒頭から、日本での密室殺人の現場へ移り変わる掴みは衝撃的だったが、これはまだお通し。
徐々に冒頭と主人公達のストーリーが繋がっていき、第一の犠牲者が出てからが前菜だ。
ちなみに前菜が来るまでの間も飽きが来ないよう、様々な工夫が凝らされている。
ここまで読んで「この物語、主人公より助手のりり子の方が魅力的じゃない?」と思っていたのだが、後から考えるとそう感じる人が多くなるよう設計されていたのかもしれない。
メインの推理が始まりへっぽこ探偵の私でも「あれはどういうことだったの?」と疑問符が浮かぶ場面があったが、本作は多重解決モノ。
違和感は全て後の推理で回収される。
「そんな所まで伏線だったんだ」と思わされるのは序の口で、「そうだったんだ!」と納得してもまだその先があり何度も驚かされる怒涛の解決編だった。
ここまででも充分満足できるミステリだったが、どんでん返し部分で本書は傑作だと確信した。
動機は大人としてあまりに幼稚。だからこそ想像の埒外にあり推理できない。
だが最後まで読むと善悪や共感は抜きとして、心情として理解させられてしまう。
面白いミステリを探している人に是非布教したい一冊だ。 -
Posted by ブクログ
ネタバレ2026.05.09 (土)
やばいめちゃくちゃおもしろかった…!!!!!!これデビュー作らしいマジ……???徹頭徹尾サビ!!!何これ……!!!おもろい……!!!なんかすっっごい読みやすかった…!語り手もコロコロ変わるんだけど、読みやっすい……!終わり方まで綺麗…!ずっと皮肉効いてるこういうのだいすき……!!(興奮したまま書いてる……)これが小説読んでてよかったと思う瞬間……!!!これ映像化は無理やろ……映像だと思わず目を背けたくなっちゃうような描写も本ならではの咀嚼ができてよかった……
当方女ですが、女性にはかなりバイオレンスな描写が多々あったので読める人はかなり少数だと思う……フィクションだと割り切れればかなりおもろいし(軽視ではなく)わたしはすき
金髪由島くん結構すきだったぞーーーーあそこはマジで信じたくなくて生きてないか望みはないか反芻してた 内蔵出たまま和志助ける三紀男なんなん…ヒーローか…?笑った直後もしんどかった温度差でしぬ(文庫特別書き下ろし掌編 由島三紀男も結末普通に声出た書き下ろしありがてぇ)
「儀式」とか四つ折りの脅迫状とか河内ゐのりの本名が頑なに遮られる所とか……というか、最初のラブホテルでは煙草吸ってるのにその後の描写は煙草に加えて火事の煙にもむせてる所とか……!読んだあとならめちゃくちゃ分かるのに脳のリソースそこに割けてなかった…!!てかほんとに303頁の煙草の件、頭バチーーンってなった(笑)
めちゃくちゃ推理まみれでこんだけ推理展開されてたら、いつもならついていけないとこあるはずなのに1冊まるっと分かる…分かるぞ…!とドーパミンドバドバだった…ずっと興奮してた……
チャー坊が「儀式」と口にした途端パチーーーンとこれはクローン富士山もいるのでは…と薄々勘づいたけど遅すぎた……クローンらは遥か先にいた……読み終わったあとだと、よりチャー坊がえらく賢しく魅力的なキャラクターに見えた
解説の道尾さんにも概ね同感だった。おもろかったのは※まだ触れません。 ※少し触れます。 ※触れます。 の三拍子(笑)触れていく度にうんうんと首もげそうになるほど同感でした。単行本化をプッシュしてくれてありがとうの意です。