白井智之のレビュー一覧

  • 有栖川有栖に捧げる七つの謎

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    85点:「出来た部員や。さっそく聞かせてもらおうやないか」

    トリビュートとして完璧な本。愛があるから時間と労力をかけられるし、時間と労力をかけられていることが愛の証明にもなる。
    正解を導き出すことが重要ではないけれど、時間と労力、そして一緒に追求する仲間がいればいつか真相に辿り着ける。
    この本が発する熱量に泣きました。

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    2025年07月23日
  • 名探偵のいけにえ―人民教会殺人事件―

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    帯には「畳みかけるドンデン返し」
    出たよ、ネタバレじゃん楽しみ奪わないでよ
    なんて思いながら読んでると、なるほど確かに…あれ?まだページあるのに終わるぞ?
    て、天才だ
    なんなんだこの本は
    この本読んだ人、これ以上のタイトル思いつく?
    読み終わってしばらくしても、いやすごい本読んじまったと。白井智之の初期は読んだ、苦手
    なんて人は読んで欲しい。どこから考えて書き出したんだろうとかもうずっと忘れないであろうオールタイムベスト作品

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    2025年07月21日
  • 有栖川有栖に捧げる七つの謎

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    もっと早く読めばよかった!

    どの作品ももれなくリスペクトを感じて、有栖川有栖は若手作家さんにも人気のある作家さんなんだなと改めて実感した。
    例えば火村先生をとってもそれぞれの作家さんがいろんな解釈で描いているんだけど、それが「え?なんか不自然…」なんてことは全くなく、「そういう一面もあるのね」と自然と受け入れられる。

    そして最後の解説を有栖川有栖が書いているんだけど、若手作家さんに対してあくまで対等な作家同士としてリスペクトと感謝と愛情を感じるコメントで、読んでいて気持ちがいい。

    これまで表紙でなんとなく避けていた山伏地蔵坊を読もう!

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    2025年07月08日
  • 有栖川有栖に捧げる七つの謎

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    ネタバレ

    有栖川有栖を好きな作家さんが、
    有栖川有栖を使って作品を書いて、登場人物が有栖川有栖に向かって
    「こういう人がああいう作品を書くんやなって。有栖川先生の本を好きでよかったです。これからも読み続けます」
    って。
    愛が溢れてて泣いちゃった。これからも読み続けます。

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    2025年07月06日
  • 東京結合人間

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    デビュー作にしてその世界観を確立させていた作者の2作目。
    冒頭100ページはひたすらエログロ暴力。脱落する読者も多くなるようなシーンを、そこに悪意を感じさせることなく飄々と進められるのが白井ワールド。
    そして唐突の孤島のクローズドミステリー。結合人間、羊歯病、オネストマン。世界観こそ異常だが、孤島で繰り広げられる推理合戦には、結合している意味はあるのかと首をかしげたまま、多重推理を繰り広げて、本編終了。
    あれ、ここ、ごまかし入れた、この人はオネストマンではないのでは、
    結合人間マスク?!ってことはこの人はあの人だよね、
    とかなり近づいた気がしながら、もちろん真相でやられたとなり、
    ようやくエピ

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    2025年07月04日
  • ぼくは化け物きみは怪物

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    ネタバレ

    たぶんお初の方。五つからなる短編集。どれも時代や舞台、探偵役が違っている上、そもそも人間じゃない奴まで出てくると来た。何でそこまでバラエティ豊かな設定が思い付くんだろう。特に地球外生命が、絶滅した人類の化石を掘り起こしたことから始まる話が面白かった。あとは遊女を探偵に仕立て上げた話も良かった。どれもきちんとミステリではあるんだけど、それだけでは終わらせない、きちんと恐ろしいオチまで用意してて、タイトル通りだなあと思った。

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    2025年07月03日
  • そして誰も死ななかった

    匿名

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    孤島に集められた推理作家達が、連続殺人に巻き込まれる。
    途中で全員死んじゃったなと思っていたら、死んでからが本番。多重解決で脳が混乱するが、最後は納得の結末。
    とても面白いです。

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    2025年07月02日
  • あなたも名探偵

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    『伯林あげぱんの謎』は既読だったけれど、他は初読みでどれも楽しめた。

    前はアンソロジーって好みでない作品が必ずあったけれど、最近は本当におもしろい作品つめこみました!ってものが増えて嬉しい。

    ちなみに、どの作品も謎を解くことができなかった。
    それでも自分なりに推理して読むのはいいね。

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    2025年06月26日
  • 人間の顔は食べづらい

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    何たる技巧派!こういうのが読みたくてミステリーを読んでいると言っても過言では無い。
    巧みな伏線、暗殺者の様なミスリードに翻弄され、最後まで読み切ったあとは立ち上がって拍手し最初から読み直したくなる。
    人が人を食べるという世界観を裏切らないグロテスクな表現が多いため人を選ぶとは思うが、頼む、なんとか読んで欲しい。
    本当に面白かったな〜〜…………!

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    2025年06月06日
  • 有栖川有栖に捧げる七つの謎

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    有栖川有栖、デビュー35周年記念トリビュート。
    まず、こんなトリビュートが出来てしまうということ自体、驚き。すごい作家さんなのだと再認識した。
    江戸川乱歩トリビュート、とかだったら分かるけれど、まだ生きている人で、現役活動中です。
    トリビュートが成立するのはやはり、キャラクター的に完成された、そして知名度の高い、お馴染みの登場人物たちがいるからなのでしょう。
    火村英生やアリスの、あんな、そんな、こんな、の性癖が再現され過ぎである。

    【縄、綱、ロープ】 青崎有吾(あおさき ゆうご)
    成り済まし度が半端ない。火村とアリスのいつもの会話から船曳警部の腹の出具合まで。
    何より、オチの一言が素晴らしい

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    2025年06月05日
  • あなたも名探偵

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    タイトルや帯の通り、問題編の情報で犯人が分かるようになっているところがすごい!

    そのトリックもどれもよく出来ていて、考えるのがとっても楽しかったです。

    そしてトリックに注力させるために動機はシンプルなのがまた良い…!
    動機すらちゃんと教えてくれない作品もあるくらいで、そこも推理してみろよ、と言われている気分でゾクゾクしました。

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    2025年05月30日
  • ぼくは化け物きみは怪物

    匿名

    ネタバレ 購入済み

    短編集だが、特殊設定と多重解決が見事で、読み応え抜群、一つ一つの満足度が高いです。
    「大きな手の悪魔」「天使と怪物」の二つがお気に入りです。

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    2025年05月23日
  • 有栖川有栖に捧げる七つの謎

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    有栖川有栖先生のデビュー三十五周年を記念したトリビュート企画。どの作品にもちゃんと有栖川先生の創られた"火村先生”と"アリス”と"江神さん”が存在していて、有栖川有栖作品へのリスペクトを感じた。作中でアリスが語る「既存のキャラクターを作者以外の誰かが著述することはできるか?推理小説におけるオリジナリティーとは?」という問いに果敢に挑んだ作品集だと思う。織守先生の「火村英生に捧げる怪談」と「有栖川有栖嫌いの謎」が特に好きだった。有栖川先生の「前口上」と巻末解説文もそれぞれの作家さんへの感謝とリスペクトに溢れている。

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    2025年05月12日
  • 名探偵のいけにえ―人民教会殺人事件―

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    うわ〜、こういう話好き……。キャラが良いから余計に。カルトvs探偵ってよくある感じするんだけれど、新基軸だった。

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    2025年04月29日
  • ぼくは化け物きみは怪物

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    白井智之の中ではややライトな読み口の短編集なので、初心者にはこれからおすすめしよう。お気に入りは身請けが決まった遊女が郭町探偵になる「奈々子の中で死んだ男」。「天使と怪物」は短編で特に光る話な気もする。

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    2025年04月29日
  • 新世代ミステリ作家探訪~旋風編~

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    めっちゃ面白かった。朝倉秋成がキャラ萌えに興味ないのは察してたけれど、ショーハショーテンのガラスの靴が割れたはすごい良いキャラなので、何か転換があったのかな? 今村昌弘がミステリ通ってないのは意外かも。白井智之は想像と違う感じの人。

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    2025年04月29日
  • これが最後の仕事になる

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    最初の一文目が同じアンソロシリーズ。お気に入りは、桃野雑派「「アイドル卒業」一穂ミチ「魔法少女ミラクルミルキー」岸田奈美「声」、そしてさすがすぎる米澤穂信「時効」。求めてる面白さ!の人もいればこんなのも書くの、な人もいるのが良き。

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    2025年04月29日
  • 名探偵のいけにえ―人民教会殺人事件―

    購入済み

    これぞ多重解決ミステリーといった怒涛の展開。
    物語のラストがタイトルの意味に繋がる感じは気持ちよかった。

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    2025年04月22日
  • 斬新 THE どんでん返し

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    「どんでん返しシリーズだから読んでおこう」と軽い気持ちで読んだけれど、5作とも楽しめた。
    『おれ以外のやつが』はもう少し長く、中編だったらもっとおもしろくなったかなと思った。

    『人喰館の殺人』はさすが!というかなんというか、インパクトがすごい。意外と嫌いではない 笑

    『遣唐使船は西へ』は「好みではないなー遣唐使よく分かんないし」なんて思って読み始めたけれど、動機が意外で、だけどすごく良かった。
    なかなか思いつけない動機だよね。

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    2025年04月17日
  • もの語る一手

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    (この本自体は読んでなくて『小説現代』を読んだのですが、備忘録として登録)

    将棋を観るのが好きなので読んだのだけど、どれもこれも面白くて驚いた!
    人生で読んだ短編集でベストかも。
    将棋しばりなので中には面白くないものもあってもおかしくないのに。
    理由は書き手を見れば一目瞭然で(と言っても私は知らない人もいたんだけど笑)、人気作家ばかり。
    将棋好きな作家さんて多いんですよね。観戦記を書かれてる方もいらっしゃったり。

    私は将棋はほとんど指せないので、将棋難しそう…という方でも楽しめると思います。

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    2025年04月11日