白井智之のレビュー一覧

  • 人間の顔は食べづらい

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    タイトルが気になり、読んでみました。
    「そして誰も死ななかった」と同じく、設定が個性的で印象に残りました。「人間の顔は食べづらい」は、読みながらそわそわしてしまう世界です。技術的にはそのうち可能な域に達する気がするので、いつかこのような世界になるかもしれませんね。少しゾッとします。ですが、人間にとって動物性のたんぱく質は必要なので・・・とても絶妙な設定ですね。
    事件の方は、途中でなんとなくトリックは分かりましたが、事の真相は思ったより深くで繋がっていて面白かったです。

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    2026年02月06日
  • ミステリー・オーバードーズ

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    ネタバレ

    ラストのディテクティブオーバードーズ
    短編でやっていいネタなのか?
    四人のトリップした手記から一人の正常者(犯人)を論理的に当てる
    なんて、これまで前例がないのでは?
    ロジックも新理論を構築しているかのよう
    作者の脳内はどうなっているのか?
    短編で使ってしまうのは勿体ない気もする

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    2025年12月30日
  • 新しい法律ができた

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    ネタバレ

    かなり面白かった
    「新しい法律ができた」と言う話を軸に
    ・AIに絡んだ近未来
    ・全く関係ない未来
    ・過去から法律ができたことにより、現代になる
    ・新しくできた法律の内容が分からない
    といった様々な進め方を楽しめた

    舞台装置としてのAIの便利さ(我々に身近だが未知のもの)と、法律はルールの為それによって話の土台を作れる万能さに驚いた

    〜特にお気に入り〜
    矢野帰子先生→おとなも英語を学ばせる話。「英語介護」という考え方が面白かった
    潮谷験先生→人々は、作品を楽しむときに作品の裏にいる作者と交流している。AIが作った作品だとその交流ができなくて孤独を感じる。新しい視点だな。オチも良かった。
    大沼紀子先生→一番好きだった。人を殺したらokな国(=SFちっく)が、人を殺しちゃ駄目になる(=現代)という逆転の流れ。斬新な視点から、現代を揶揄してて面白すぎた。
    五十嵐律人先生→過去から現代に。当たり前だけど憲法も作られたときがあったんだよなぁと。

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    2025年12月26日
  • ラビットボールの切断 平成ストライク(分冊版)

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    私の知らない平成

    平成21年生まれの私は経験したことあるものは最終話の原発の話のみ。平成女児なんて言葉が流行り、流行も平成に回帰している気がするけれど、まだまだ知らないことばかりで面白い。

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    2025年12月14日
  • 平成ストライク

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    私の知らない平成

    平成21年生まれの私は経験したことあるものは最終話の原発の話のみ。平成女児なんて言葉が流行り、流行も平成に回帰している気がするけれど、まだまだ知らないことばかりで面白い。

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    2025年12月14日
  • 死体の汁を啜れ

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    いや、ごめん、この作風めっちゃ好きだわ。
    映画監督だとタランティーノ が一番好きなので、こういう元気でインモラルな登場人物たち大好き。

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    2025年11月29日
  • ぼくは化け物きみは怪物

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    ・最初の事件
    新しいテイストでありつつも筆者の特徴が出ていて最良の1本目
    ・大きな手の悪魔
    今までの作風に比べると結構SF色強めで新鮮でありつつ、トリックは流石
    ・奈々子の中で死んだ男、モーティリアンの手首
    時代劇風、宇宙人ものとかなり筆者の作品にしては読みにくく肝心のトリックよりもそれが印象に残ってしまった
    ・天使と怪物
    執念深いペテン師の話術に驚愕し、真実に驚く怪作。最後にふさわしい完璧な作品。これだけでお釣りが来るレベル。

    次回作にも期待!

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    2025年11月02日
  • そして誰も死ななかった

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    気持ちよく読み進めました

    隙間時間にどんどん読みました。
    更新されていく状況に合わせて、推理が検討されていく様子が心地よい。
    読み進める中のからあとどうなるかも気になりましたが、物語が終わったこの後の作中世界も気になる面白さでした

    #ドキドキハラハラ #シュール

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    2025年10月24日
  • お前の彼女は二階で茹で死に

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    もうタイトルだけで優勝。
    冒頭1行目「ミミズのノエルは苛立っていた」で連覇。
    キャラクターは、ミミズ人間やらトカゲ人間やらが出てきて、壁を這ったり脱皮したり。で、その特徴がしっかりと謎解きの大事な要素になり。
    安定の、エログロゲロ、倫理観欠如の暴力まみれ、で、多重推理で世界をこねくり回して、キレイな着地。キレイな着地だが読後感はスッキリさせてなんて終わらせない。

    今作の見事さは、
    ①トロッコ問題的な、さぁどっちに行くべきかが全ての章の多重推理のキーポイントで、トロッコのスイッチではなく、どっちをレ〇プするか問題。
    ②第一章「ミミズ人間はタンクで共食い」を見事な短編として単体で雑誌寄稿後に、長編としてあと3章を追加して、見事な着地。
    白井智之唯一無二。最高。

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    2025年10月23日
  • おやすみ人面瘡

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     奇才白井智之のデビュー3作目。
    家畜にウイルスが蔓延し食肉家畜がいなくなり、食用として人間のクローンを作っている世界。
    人間の男女が、相手の肛門から頭を入れて結合することが生殖行為になり、その時の異変により嘘をつくことができないオネストマンができる世界。
    そして、脳に寄生して細胞をコピーして全身に転移するウイルスにより、体に人面の瘤、人面瘡ができる世界。
    もうこれだけで異常。並みの作家ならそこからめくるめく事件を起こして悦に入るところだが、全340pで、巻末のあらすじにある事件が起こるのがやっと200pって。

    白井ワールドすぎるし、
    ここから、お得意の多重推理がはじまり重なり、読者をふりまわしまくって、
    とんでもない結論に至って、タイトルもきっちり回収して、読後感も悪い。
    だが、読み終わっての感想が「天才かよ」しかない。

    こんな世界観の余韻に浸りたくないが、むりやり頭から沈められる。

    最高。

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    2025年10月08日
  • 有栖川有栖に捧げる七つの謎

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    ミステリ好き、有栖川有栖好きにはたまらない一冊でした!
    音楽でよくあるカバー、小説もその手があったか!!
    読んでて、あまりにもいつもの小説家アリスだけどちょっと違う文章の香り、、あそうかこれ青崎さんが書いてるっけ、、と不思議な感覚に。書いてる方も新進の好きな方ばかりで。本当にお得な本。
    1番好きだったのは「有栖川有栖嫌い」このタイトル面白いって受け入れる有栖川先生の大らかなお人柄が伺えてそれも嬉しい。いや今村さんが書く現代の学生アリスに江神さんもよかったし、火村の女子校潜入話は本家先生では書けないだろう味わい。。やっぱ1番を選べなかった。濃ゆい一冊です。

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    2025年09月21日
  • 有栖川有栖に捧げる七つの謎

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    ファン必読

    有栖川有栖へのトリビュートとして7人の人気作家が贈る本格ミステリ集。オマージュ満載の謎解きが秀逸で、ファン必読の1冊!

    #エモい

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    2025年08月31日
  • 有栖川有栖に捧げる七つの謎

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    85点:「出来た部員や。さっそく聞かせてもらおうやないか」

    トリビュートとして完璧な本。愛があるから時間と労力をかけられるし、時間と労力をかけられていることが愛の証明にもなる。
    正解を導き出すことが重要ではないけれど、時間と労力、そして一緒に追求する仲間がいればいつか真相に辿り着ける。
    この本が発する熱量に泣きました。

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    2025年07月23日
  • 有栖川有栖に捧げる七つの謎

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    もっと早く読めばよかった!

    どの作品ももれなくリスペクトを感じて、有栖川有栖は若手作家さんにも人気のある作家さんなんだなと改めて実感した。
    例えば火村先生をとってもそれぞれの作家さんがいろんな解釈で描いているんだけど、それが「え?なんか不自然…」なんてことは全くなく、「そういう一面もあるのね」と自然と受け入れられる。

    そして最後の解説を有栖川有栖が書いているんだけど、若手作家さんに対してあくまで対等な作家同士としてリスペクトと感謝と愛情を感じるコメントで、読んでいて気持ちがいい。

    これまで表紙でなんとなく避けていた山伏地蔵坊を読もう!

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    2025年07月08日
  • 有栖川有栖に捧げる七つの謎

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    ネタバレ

    有栖川有栖を好きな作家さんが、
    有栖川有栖を使って作品を書いて、登場人物が有栖川有栖に向かって
    「こういう人がああいう作品を書くんやなって。有栖川先生の本を好きでよかったです。これからも読み続けます」
    って。
    愛が溢れてて泣いちゃった。これからも読み続けます。

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    2025年07月06日
  • 東京結合人間

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    デビュー作にしてその世界観を確立させていた作者の2作目。
    冒頭100ページはひたすらエログロ暴力。脱落する読者も多くなるようなシーンを、そこに悪意を感じさせることなく飄々と進められるのが白井ワールド。
    そして唐突の孤島のクローズドミステリー。結合人間、羊歯病、オネストマン。世界観こそ異常だが、孤島で繰り広げられる推理合戦には、結合している意味はあるのかと首をかしげたまま、多重推理を繰り広げて、本編終了。
    あれ、ここ、ごまかし入れた、この人はオネストマンではないのでは、
    結合人間マスク?!ってことはこの人はあの人だよね、
    とかなり近づいた気がしながら、もちろん真相でやられたとなり、
    ようやくエピローグにして気づく。
    本当に危ないものからは、逃げるしかない。イジメ、犯罪、借金、火事、津波、雪崩、それに「探偵」も。
    本作のいちばんのすごさは、犯人当ての体をなした、探偵当てで、最後のピースを埋めること。

    やはり白井智之の脳内には敵わない。

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    2025年07月04日
  • ぼくは化け物きみは怪物

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    ネタバレ

    たぶんお初の方。五つからなる短編集。どれも時代や舞台、探偵役が違っている上、そもそも人間じゃない奴まで出てくると来た。何でそこまでバラエティ豊かな設定が思い付くんだろう。特に地球外生命が、絶滅した人類の化石を掘り起こしたことから始まる話が面白かった。あとは遊女を探偵に仕立て上げた話も良かった。どれもきちんとミステリではあるんだけど、それだけでは終わらせない、きちんと恐ろしいオチまで用意してて、タイトル通りだなあと思った。

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    2025年07月03日
  • そして誰も死ななかった

    匿名

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    孤島に集められた推理作家達が、連続殺人に巻き込まれる。
    途中で全員死んじゃったなと思っていたら、死んでからが本番。多重解決で脳が混乱するが、最後は納得の結末。
    とても面白いです。

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    2025年07月02日
  • あなたも名探偵

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    『伯林あげぱんの謎』は既読だったけれど、他は初読みでどれも楽しめた。

    前はアンソロジーって好みでない作品が必ずあったけれど、最近は本当におもしろい作品つめこみました!ってものが増えて嬉しい。

    ちなみに、どの作品も謎を解くことができなかった。
    それでも自分なりに推理して読むのはいいね。

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    2025年06月26日
  • 人間の顔は食べづらい

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    何たる技巧派!こういうのが読みたくてミステリーを読んでいると言っても過言では無い。
    巧みな伏線、暗殺者の様なミスリードに翻弄され、最後まで読み切ったあとは立ち上がって拍手し最初から読み直したくなる。
    人が人を食べるという世界観を裏切らないグロテスクな表現が多いため人を選ぶとは思うが、頼む、なんとか読んで欲しい。
    本当に面白かったな〜〜…………!

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    2025年06月06日