白井智之のレビュー一覧
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匿名
購入済みぶっ飛んでる
エレファントヘッドがあまりにも面白く、そして誰も死ななかった、名探偵のいけにえ、と読んできました。
この3作ですらグロさや変な固有名詞に戸惑いながら読んだのに、「お前の彼女は〜」のエグさや珍妙さはそれらを上回ります。
現実味が一切なく、読みづらいと感じる固有名詞や、少しバカっぽく軽い口調は、
登場人物に血を通わせないことで、えげつない殺戮が行われても、
読者が同情や感情移入といった辛い思いをすることなく読める効果があるのかなと。
(この作品と同時進行で読んだ「正体」(染井為人)がとても辛かったので)
短編集かと思ったら、全て繋がっていて。
毎度のことながら、よくこんな話を書けるなぁと…本 -
Posted by ブクログ
5つの短編集(+文庫版用の超ショート3作)。少女20人×5作品で計100人の大量かつ凄惨な中に理路整然とした真相が隠れたミステリー。内容がグロすぎて全くお薦めは出来ないが、普通は書こうとは思わないし、そもそも思い付きもしないトンデモ設定を論理的に構築する、白井氏の突き抜けた才能を感じさせる。まず「少女を殺す」方法ありきで、そこから物語を逆算しているような内容で、「木を隠すなら森」的なぐちゃぐちゃで無茶苦茶な殺害方法も白井氏ならでは。この状況下で推理して真相解明することに意味があるのかと思いつつ、真実にハッとさせられる筆力。恐るべし。
作品別に見れば「少女教室」は短いながらもかなりしっかりとし -
Posted by ブクログ
実在する事件をフューチャーした
特殊設定探偵小説。
主人公は探偵の助手をしていた男で
最後の最後まで冴えない部分が多く
展開に振り回されがちではありました。
(探偵が奔放な性格ということもありしょうがないといえばそうですが。)
地獄から戻ってきた探偵だけあって
容赦なく犯人を殺す めちゃくちゃ暴力的で
躊躇ない姿に最初は引いちゃいましたが
地獄から来たのを考えると普通なのかなと思いました
割と設定がなんでもアリアリで
同じく地獄からよみがえった凶悪犯罪者達は
人から人へ取り憑いていくような
それで推理が成立するのかってくらい
とんでも設定でした。
ただ、推理はロジカルで
描写にあまり無 -
Posted by ブクログ
「お前の彼女は2階で茹で死に」を先に読んで、この著者は気になると思ったので読みました。
凶悪犯罪者が蘇り、生きてる人間に取り憑いて生前に行ったものと似た凶行に及ぶという設定で思ったよりファンタジーだった。
その死者がいくらでも新しい体に乗り移れるなど、それが出来るならなんでもあり感は否めないけど、推理はしっかりしていて納得できる内容になってるので、なんかこれで良し!となってしまう。
ラスト数ページは不覚にも、ちょっと感動だった。
「お前の彼女は〜」に比べると、かなり読みやすい。グロ要素も(ほぼ)ない。ラノベっぽさを感じてしまう人もいるかも。
「お前の彼女は〜」の刑事もだけど、白井さんはろくでな -
Posted by ブクログ
ネタバレ毛色の違う短編集でお得!でもエレファントヘッドとか死体の汁を啜れと比べると弱い。それぞれで騙されたあと連作短編がつながる気持ちよさを知ってしまうと戻れない……。
・グルメ探偵が消えた
想像を凄まじく超えた不穏なラスト。ナッツスムージーを喜ぶ母への感情が反転することになるとは……。罪を忘れた語り手の誠実さが残酷。
・げろがげり、げりがげろ
読むまでカエルの鳴き声みたいな擬音語だと思ってた。流行りの異世界転生書いてみた、って感じなのか……??最悪の世界に妹を巻き込んだことを忘れそうなくらい綺麗なラストシーン。その後の地獄を考えると……
・隣の部屋の女
何回騙されたらいいのか?若干フェアじゃない気 -
Posted by ブクログ
全編オリジナル(小説推理 双葉社には掲載)の贅沢な短編集。ただ、ちょっと胸くそ悪い系のお話が多かったので、好みは分かれるかも。双葉社のThe どんでん返しシリーズはこれが6冊目(自薦3巻+新鮮、特選、斬新)みたいですが、どの本も豪華な執筆陣なので、他にも手にとって新しい作家さんとの出会いを楽しみたいです。解説で本作品の解説とともに、他の著作に触れられているのも良かったです。
芦沢央「踏み台」
アイドルグループで巻返し必要な位置にいるみのり。色を出すために麻雀を趣味にして、そこで出会った洸平のことが好きになってしまい…。
阿津川辰海「おれ以外のやつが」
おれはカメラマンで殺し屋。今度の仕事は双子 -
Posted by ブクログ
アンソロジー作品が新しい作家との出会いになり、更に決められたテーマでこの作家はどの様な作品を発表するのだろうという面白さに気がついてしまい、過去含め様々な作品集を読む事にした。今作はどんでん返しがテーマであり、短い作品、しかもどんでん返しがあると読者が分かっている状態でどれだけ読み手を感嘆させてくれるかが楽しみだ。
踏み台 芹沢央
アイドルを目指しアイドルになった女性。ストーカーの様になってしまった元彼。彼はプロ雀士の夢をもちながら、主人公はアイドルとしての武器を磨く為出会い、そして別れ、現在の様な関係になる訳ですが、設定はありきたりに見え、どの様にどんでん返しをするのかと興味津々だっ -