白井智之のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
短編集。どれもSF要素というか、特殊設定要素ありで、凡人にはついていくの(理解)が大変系です。私は登場人物に寄り添えるか、なりきれる話が好きなので、誰に入れ込んでいいか良くわからない内容だと楽しめないです。きっと、好きな人はこの本すごく好きなんだろうな。章表紙の、あるものが増えていく装丁は結構好きでした。
かなり性的に踏み込んだ内容のものや、奇異な見た目を全面にだした話があるので、中学校以上。
『最初の事件』
クラスメイトが次々と襲われる5年のあるクラス。と同じ頃、アフリカの独裁政治を行っていたある国が最後の抵抗でなにかやらかしたのか?
大丈夫、僕たちには名探偵がいる。
『大きな手の悪魔』
悪魔のような見た目の地球外生命体に全てを握られた地球人。この支配の網を破る手だては、彼らが低次元生物攻撃規則を定め、それに則って攻撃することだ。
『菜々子の中で死んだ男』
拷問が得意な湊会の栲象は、ある拷問ではめられ、会長を殺してしまい逃亡する。その過程で遊女の菜々子と知り合う。最初に死んでいたのは菜々子。そして幽霊と菜々子はこの黒塚の町から逃げられるのか?時々助けてくれようとする四郎は何者?
『モーティリアンの手首』
アルドーがモーティリアンを滅ぼしてから3万年後の世界で繰り広げられる地下深くに埋まった死体の謎解き。モーティリアンの化石は高値で売れるのだ。
『天使と怪物』
見せ物小屋で過ごす奇異な形をした人たちと、予言者“天使の子”として過ごさなければならない孤児の姉弟。天使の子の能力は本物なのか?予言を入れた封筒は当たっているのか。そして真実は? -
Posted by ブクログ
『黒猫を飼い始めた』のシリーズ。「新しい法律ができた」で始まる掌編がたくさん入ってお得。
圧倒的に面白かったのは白井智之「ぜんぶミステリのせい」
こんなにソフトな話書いてここから入る人いたらどうするつもりなんだろう。この短さで犯人当てに挑戦してミステリに向き合ってて好き。
大沼紀子「もう、ディストピア」も反転がうまくて面白かった。
五十嵐律人「革命夜話」はさすが得意分野って感じでこれがラストで締まってよかった。
退屈する話も特になく、各作者の色が出ていて軽く読むのによかった。赤川次郎の赤川次郎らしさたるや。
『異セカイ系』の名倉編が参加してて嬉しかった。また長編書いてほしい……! -
Posted by ブクログ
ネタバレ【収録作品】
序 本格ミステリ作家クラブ会長 麻耶雄嵩
「速水士郎を追いかけて」真門浩平(『ぼくらは回収しない』所収)
「概念探偵」潮谷験
「スティームドラゴンの奇走」霞流一
「縄、綱、ロープ」青崎有吾(『有栖川有栖に捧げる七つの謎』所収)
「放送部には滅ぼせない」坪田侑也
「誰も読めない」白井智之(『もの語る一手』所収)
単行本収録の三作は既読。
鉄道物は苦手なので、「スティームドラゴンの…」は面白さがよく分からない。
「概念探偵」はシリーズ化希望。主人公のメンタルの強さが面白い。そして、まだこの手があったかという驚き。
謎解き場面の絵面を想像するとシュール。
「放送部には…」は素直な学園もの。 -
Posted by ブクログ
平成という時代をコンセプトとする短編アンソロジー 実際に起きた事件、流行った物事をテーマとして
「加速していく」青崎有吾
JR福知山線脱線事故を題材として
事故当事者とならなかった少年の心象を描きながら、当時の安全管理労働環境を
「炎上屋尊徳」井上夢人
通信機器の変貌とネット環境の普及
運動部の体罰体質を隠蔽する学校とコーチへの報復 YouTubeバイトテロ等踏まえて
「半分大人」千澤のり子
平成の二分の一成人式」への反抗
私もこの家庭状況までカーストされるようなこの儀式は好きでない
ネグレクトと性虐待に苦しむ小学生達の策略
なかなか読ませる
「bye bye blackbird」 遊井かなめ
渋谷系平成の歴史
詳しくないのでわからない
「白黒館の殺人」小森健太郎
ヘイトがテーマなんだけど
同人誌からの改稿
認識しないと見えない
「ラビットボールの切断」 白井智之 こども版
いつもの白井さん
父親は性加害者、母親はうっぷ…
家出からの新興宗教ラビットボール
「消費税狂騒曲」乾くるみ
平成元年消費税導入時のあれやこれや
思い出すと懐かしい
「他人の不幸は蜜の味」貫井徳郎
ネットの誹謗中傷が自分に回ってくるという現実的お話
貫井さんがこういう感じを書くとは知らなかった
「From the New World」 天祢涼
平成23年2011年
東日本大震災・津波・メルトダウン 住民の避難
『キョウカンカク』の美少女探偵登場