白井智之のレビュー一覧

  • 名探偵のはらわた(新潮文庫)

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    名探偵のお腹の中のことだと思っていたのが、「名探偵はらわた」とのダブルミーニングなのが好き。
    「名探偵のいけにえ」と兄弟作ということで読んだ。序盤で浦野灸が死んでしまうことは驚きだった。後半のはらわたの成長がよい。
    面白いけどそこまでハマらなかった。私には文体があまりしっくりこなかったかも。

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    2025年04月14日
  • これが最後の仕事になる

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    「これが最後の仕事になる」の書き出しが一緒の24人からなる短編小説集。
    面白い試み。知ってる作家では’岸田奈美、米澤穂信、一穂ミチが名を連ねる。
    金子玲介の不妊が原因で仲は良いのに別れてしまう夫婦の「まだ間に合うよ」と
    麻見和史の訪問ヘルパーが実は泥棒だったという「あの人は誰」が意外に面白かった。

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    2025年04月04日
  • シークレット~綾辻行人ミステリ対談集in京都~

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    2020年。若い作家との対談集in京都。
    「詠坂雄二」未読。メンドくさそうな性格w
    「宮内悠介」未読。
    「初野晴」読んだことある。
    「一肇」未読。
    「葉真中顕」未読。
    「前川裕」未読。
    「白井智之」大好き。
    「織守きょうや」最近名前知った。
    「道尾秀介」もう大御所だったのね。未読。
    「辻村深月」トリはそうだよね。
    後輩を育てたい、という気持ちが伝わってくる。さくっと読めるし、作家の人となりもなんとなく伝わり、対談集よいね。

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    2025年04月05日
  • ぼくは化け物きみは怪物

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    短編集
    一番最初の作品が一番面白かった印象
    短編集と思わずに読んでしまったせいで二つ目の作品の途中まで何か関係あるのかなとか考えてしまった

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    2025年03月30日
  • 人間の顔は食べづらい

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    流石の白川作品グロイグロイ。そして目まぐるしく変わる複数の解決案に四苦八苦。
    それでも面白いストーリー。将来的に有りそうな満腹産業第二プラナリアセンターに勤めてみたくなりました。1日2時間労働なんてなんて効果的なんだ。

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    2025年03月28日
  • もの語る一手

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    『将棋は決断のゲームである…決断をテーマに書かれた一挙8編の短編集』という紹介文に惹かれて読みました。
    将棋は子供の頃に親に教えてもらって2、3度指したことがある程度でほぼルールも難しいことも分からない状態で読みました。分かってた方が面白いんだろうなぁと思う物語もありましたが、全体的に、話の筋に関わる程度に上手に解説が挟まっていて、あまり調べたりせずに理解でき、読み進めることが出来ました。

    強く印象に残ったのは、葉真中顕さんの『マルチンゲールの罠』、白井智之さんの『誰も読めない』でした。
    『マルチンゲールの罠』は、最後の最後で、見えている世界がグルンとひっくり返るような感覚がお見事で、読み終

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    2025年03月24日
  • ぼくは化け物きみは怪物

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    いやあ・・なんともこう・・・すごい。いろんな意味で。元々倫理観がぶっ飛んだというかバグったようなお話が持ち味みたいな印象がある作家さんですが、その力が余すところなく発揮された短編集。どの話からもそんな感じの香りが。

    でもなんていうか長編だとそういうのを結構楽しめたんですが、短編のボリュームだとちょっと濃密すぎて胸やけが。いや面白いんですけどね。ものによっては単なるイヤミスくらいになっちゃったりするので折角の魅力的な設定なのにもったいなくも感じてしまいました。

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    2025年03月21日
  • これが最後の仕事になる

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    ネタバレ

    夕木春央さんの作品を読むために借りたが、
    結構短編だったので思い切って全て読んでみた!
    仕掛けも含め面白かったのは、
    呉勝浩「半分では足りない」で
    2回読むと面白いという作品に
    最近ハマりつつある!笑
    須藤古都離「悪魔との契約」もあああぁ
    となって純粋に楽しめたし、
    終盤にある
    金子玲介「まだ間に合うよ」
    麻見和史「あの人は誰」
    あたりもハートフルで素敵だった。
    シリーズのような形らしいので、
    他の作品で色んな作家さんたちを読んで
    好みを見つけていけたらなぁと思う!


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    2025年03月10日
  • そして誰も死ななかった

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    ネタバレ

    読んでいる途中、細かい何気ない描写のあれもこれも伏線なのではないかと思いながら頭に叩き込んでいた。推理作家たちが集まっているおかげで種類豊富な推理がどんどん披露されていき、その過程で伏線が回収されていた。すべて意味のある描写だったんだと思うと、どんな風にこんな話を考えつくのだろうと不思議な気持ちになる。
    いろいろと露骨な話になってくるし、蘇る死者たちに初めは驚いたけれど、なぜかすんなり受け入れて読めてしまった。死んでいることが自分の強みだとか、死者に大真面目に問診しているシーンで笑ってしまったりして、コメディ要素もあって楽しめた。
    みんながこれだけ夢中になった、晴夏という人間のことがもっと知り

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    2025年03月03日
  • 名探偵のはらわた(新潮文庫)

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    ネタバレ

    過去に猟奇事件を起こした犯人たちが現代に召喚され、同じような事件を起こしていく。さらに他の人に憑いて渡ることができる。同様に生き返った名探偵と助手がその事件の解決に奔走するという、すごい設定のミステリ。
    設定はぶっとんでいるが、推理の過程は本格的。至る所に散りばめられた違和感のある情報が綺麗に回収された。
    面白かったけど、設定がぶっとんでいるだけあって、結末にもものすごい驚きを期待してしまったため、若干物足りなさはあるか…?でも面白かったのは間違いない。

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    2025年03月02日
  • これが最後の仕事になる

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    24人もの作家さんによる短編集で、最初の1行は全員一緒の「これが最後の仕事になる」
    全て6から10頁のショートショートだけれどその中にちゃんとオチもあり、読んでみたかった作家さんも多く、さらっと読めて楽しかった。
    この前に、「黒猫を飼い始めた」と「嘘をついたのは、初めてだった」もでているのでまた読んでみたいと思う。

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    2025年02月09日
  • あなたも名探偵

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    短編ミステリーをサクッとなおかつ簡単に読みたい時にはいい本だと思います。
    6つのミステリーの内4つは比較的すんなり謎解きできて達成感はありました笑
    普段読まない作者さんの作品に触れれた機会でもあるのでここから関連して新しい本当の出会いもできるので楽しいです。
    複雑なミステリーを求める方には物足りないかな…?
    「はい、ここまでのヒントで解いてください!」って感じが好奇心で先に進んでしまうよりも強制ストップをかけて頭に残りやすいです。
    米澤穂信さんが気になって手に取りましたが、小市民を名前は認識していましたが読んだことがなかったので、もし前知識として持っていたらより世界観が頭に浮かんで楽しめたかも

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    2025年01月20日
  • 東京結合人間

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    ネタバレ

    こっちもだんだんと白井智之に慣れてきたので『犯行後に結合した』というところまでは予想がついた。
    今回は「オナコが女性でかつ生きていたら」というファクターから多重解決につながっていくわけだけど、性別の叙述トリックがなくても一応密室殺人とアリバイのトリックについては説明がついてしまう(麻美が避妊(?)の失敗から結合させられてしまった)し、叙述トリック自体も雑で安易なものに感じられたので、ややキレが悪い。
    オネストマン論理パズルは面白かったが、そもそも別の抜け道があったというオチなのもやや物足りない。オネストマンの性質を利用した多重解決を見たかったところだ。

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    2025年01月20日
  • これが最後の仕事になる

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    『これが最後の仕事になる』という
    同じフレーズが話のテーマ

    テイストもニュアンスも世界観も、
    二つとして同じものがない24話からなる
    個性豊かなアンソロジー

    1編はほんの6ページなのに、
    そう感じさせない深みとまとまりの
    バランスがいいから物足りなさを感じない

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    2025年01月18日
  • 東京結合人間

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    特殊な設定をどれだけ受け入れることが出来るかで評価が変わりそうな気がする。私は受け入れきれなかった側。
    目手足が4つずつで頭身が高い結合人間たちの動くさまを想像しても、なかなか映像が浮かんでこなかった。あと、名前がややこしい。結合する前の男女の名前をシンプルにくっつけてるのだが、これがなかなか慣れなかった。
    著者お得意のグロ表現、多重解決は安定の面白さでした。

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    2025年01月06日
  • エレファントヘッド

    匿名

    購入済み

    多重人格?難しくて先生の考えには理解が及ばなかったです。すごい内容でした謎解き要素も多かったです。

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    2025年01月01日
  • 東京結合人間

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    白井智之氏の第二作目。
    絶海の孤島で起こる密室殺人事件。氏の十八番である今回の特殊設定は「結合人間」と「オネストマン」。なのだが、「少女を売る」で登場する三人組の傍若無人な残虐非道さが突出し過ぎており、続く「正直者の島」で起こる凄惨な殺人事件はインパクトが弱すぎて、読んでいて中弛みの感は否めない。
    事件の真相はこれまた氏お得意の2段構えで、エピローグの救いようのない糞さ加減は数周回って喜劇的でなかなか氏らしさが出ていて好み。

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    2024年12月24日
  • 少女を殺す100の方法

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    エログロナンセンスのミステリ。
    バカバカしく思わず笑ってしまうような結末や作中に散りばめられた伏線、そして惨たらしく非常に悪趣味な設定の数々が見どころ。
    平山夢明が好きな人なら合うとは思う。

    「少女ビデオ」
    描写がグロテスクで痛々しい。物語として1番作品に入り込めた。

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    2024年12月09日
  • お前の彼女は二階で茹で死に

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    白井智之さんの作品は何度か読ませてもらったが今回の設定は特にぶっ飛んでると思った。
    この作品から読み始めていたら作者の事を嫌いになっていたかもしれない笑
    それぐらいの問題作だと思う。

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    2024年11月24日
  • 謎の館へようこそ 黒 新本格30周年記念アンソロジー

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    『思い出の館のショウシツ』(はやみねかおる)3…設定は面白い。
    『麦の海に浮かぶ檻』(恩田陸)3…幻想的な世界観がいい。
    『QED〜ortus〜——鬼神の社——』(高田崇史)2…神社仏閣と鬼の蘊蓄だけで事件自体はしょうもない。
    『時の館のエトワール』(綾崎隼)4…あの個性的な2人はたぶんシリーズがあるんだろう。トリックもオチも気持ちいい。
    『首無館の殺人』(白井智之)2…著者の作品は何冊も読んできたがなぜか急に露悪・下品な表現が受け付けなくなってしまった。
    『囚人館の惨劇』(井上真偽)5…一番しっかりしてて一番面白かったが、それは一番ボリュームがあったからかもしれない。

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    2024年11月03日