白井智之のレビュー一覧

  • ぼくは化け物きみは怪物

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    短編集
    一番最初の作品が一番面白かった印象
    短編集と思わずに読んでしまったせいで二つ目の作品の途中まで何か関係あるのかなとか考えてしまった

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    2025年03月30日
  • 人間の顔は食べづらい

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    流石の白川作品グロイグロイ。そして目まぐるしく変わる複数の解決案に四苦八苦。
    それでも面白いストーリー。将来的に有りそうな満腹産業第二プラナリアセンターに勤めてみたくなりました。1日2時間労働なんてなんて効果的なんだ。

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    2025年03月28日
  • もの語る一手

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    『将棋は決断のゲームである…決断をテーマに書かれた一挙8編の短編集』という紹介文に惹かれて読みました。
    将棋は子供の頃に親に教えてもらって2、3度指したことがある程度でほぼルールも難しいことも分からない状態で読みました。分かってた方が面白いんだろうなぁと思う物語もありましたが、全体的に、話の筋に関わる程度に上手に解説が挟まっていて、あまり調べたりせずに理解でき、読み進めることが出来ました。

    強く印象に残ったのは、葉真中顕さんの『マルチンゲールの罠』、白井智之さんの『誰も読めない』でした。
    『マルチンゲールの罠』は、最後の最後で、見えている世界がグルンとひっくり返るような感覚がお見事で、読み終わった瞬間、ほわ〜!と感嘆の声が出て、脱力するほどでした。
    『誰も読めない』は、読み始めは方言になれなくて、読むスピードと意味を汲み取るスピードが合わずに少し苦労しましたが、途中から気にならなくなるほど引き込まれてドキドキしました。最後は、良かった〜!と安堵。クライマックスへの引き込まれ方が凄かったです。
    決断がテーマ、という意味では、青山美智子さんの『授かり物』が、あまり将棋慣れしていない私には一番親しみやすく、また、決断に対しての心の流れに共感して最後は少しウルウルしました。

    全体を通して、将棋の世界の厳しさと奥深さにも触れられて、とても興味深く感じた短編集でした。

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    2025年03月24日
  • ぼくは化け物きみは怪物

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    いやあ・・なんともこう・・・すごい。いろんな意味で。元々倫理観がぶっ飛んだというかバグったようなお話が持ち味みたいな印象がある作家さんですが、その力が余すところなく発揮された短編集。どの話からもそんな感じの香りが。

    でもなんていうか長編だとそういうのを結構楽しめたんですが、短編のボリュームだとちょっと濃密すぎて胸やけが。いや面白いんですけどね。ものによっては単なるイヤミスくらいになっちゃったりするので折角の魅力的な設定なのにもったいなくも感じてしまいました。

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    2025年03月21日
  • そして誰も死ななかった

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    ネタバレ

    読んでいる途中、細かい何気ない描写のあれもこれも伏線なのではないかと思いながら頭に叩き込んでいた。推理作家たちが集まっているおかげで種類豊富な推理がどんどん披露されていき、その過程で伏線が回収されていた。すべて意味のある描写だったんだと思うと、どんな風にこんな話を考えつくのだろうと不思議な気持ちになる。
    いろいろと露骨な話になってくるし、蘇る死者たちに初めは驚いたけれど、なぜかすんなり受け入れて読めてしまった。死んでいることが自分の強みだとか、死者に大真面目に問診しているシーンで笑ってしまったりして、コメディ要素もあって楽しめた。
    みんながこれだけ夢中になった、晴夏という人間のことがもっと知りたくなってくる。父親との関係性について、いつなにが原因で死んだのか、推理作家ばかりを狙ったのはなぜか、みんながこれほど夢中になる魅力とは。
    ラスト以降の作家たちの行方も気になる。本物の作家である饂飩や沙希はこれまで通りに生計は立てられるかもしれないけれど、人前に顔を出す必要がある牛男には前途多難だ。人物描写にも魅力があったのでついみんなの今後を心配してしまった。

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    2025年03月03日
  • 名探偵のはらわた(新潮文庫)

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    ネタバレ

    過去に猟奇事件を起こした犯人たちが現代に召喚され、同じような事件を起こしていく。さらに他の人に憑いて渡ることができる。同様に生き返った名探偵と助手がその事件の解決に奔走するという、すごい設定のミステリ。
    設定はぶっとんでいるが、推理の過程は本格的。至る所に散りばめられた違和感のある情報が綺麗に回収された。
    面白かったけど、設定がぶっとんでいるだけあって、結末にもものすごい驚きを期待してしまったため、若干物足りなさはあるか…?でも面白かったのは間違いない。

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    2025年03月02日
  • あなたも名探偵

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    短編ミステリーをサクッとなおかつ簡単に読みたい時にはいい本だと思います。
    6つのミステリーの内4つは比較的すんなり謎解きできて達成感はありました笑
    普段読まない作者さんの作品に触れれた機会でもあるのでここから関連して新しい本当の出会いもできるので楽しいです。
    複雑なミステリーを求める方には物足りないかな…?
    「はい、ここまでのヒントで解いてください!」って感じが好奇心で先に進んでしまうよりも強制ストップをかけて頭に残りやすいです。
    米澤穂信さんが気になって手に取りましたが、小市民を名前は認識していましたが読んだことがなかったので、もし前知識として持っていたらより世界観が頭に浮かんで楽しめたかもしれません。でも世界観も好きですし、面白かったです。
    東川篤哉さんの作品はもちろん好みもあるかと思いますが、世界観が好きではなかったです。もちろん「謎解きはディナーのあとで」は当時ドラマで見ていて好きでしたが、映像だったから良かったのかも…
    格作品、しっかり読み込んだのでまた記憶が薄くなった時に謎解きを楽しみたいです。

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    2025年01月20日
  • 東京結合人間

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    ネタバレ

    こっちもだんだんと白井智之に慣れてきたので『犯行後に結合した』というところまでは予想がついた。
    今回は「オナコが女性でかつ生きていたら」というファクターから多重解決につながっていくわけだけど、性別の叙述トリックがなくても一応密室殺人とアリバイのトリックについては説明がついてしまう(麻美が避妊(?)の失敗から結合させられてしまった)し、叙述トリック自体も雑で安易なものに感じられたので、ややキレが悪い。
    オネストマン論理パズルは面白かったが、そもそも別の抜け道があったというオチなのもやや物足りない。オネストマンの性質を利用した多重解決を見たかったところだ。

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    2025年01月20日
  • 東京結合人間

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    特殊な設定をどれだけ受け入れることが出来るかで評価が変わりそうな気がする。私は受け入れきれなかった側。
    目手足が4つずつで頭身が高い結合人間たちの動くさまを想像しても、なかなか映像が浮かんでこなかった。あと、名前がややこしい。結合する前の男女の名前をシンプルにくっつけてるのだが、これがなかなか慣れなかった。
    著者お得意のグロ表現、多重解決は安定の面白さでした。

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    2025年01月06日
  • エレファントヘッド

    匿名

    購入済み

    多重人格?難しくて先生の考えには理解が及ばなかったです。すごい内容でした謎解き要素も多かったです。

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    2025年01月01日
  • 東京結合人間

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    白井智之氏の第二作目。
    絶海の孤島で起こる密室殺人事件。氏の十八番である今回の特殊設定は「結合人間」と「オネストマン」。なのだが、「少女を売る」で登場する三人組の傍若無人な残虐非道さが突出し過ぎており、続く「正直者の島」で起こる凄惨な殺人事件はインパクトが弱すぎて、読んでいて中弛みの感は否めない。
    事件の真相はこれまた氏お得意の2段構えで、エピローグの救いようのない糞さ加減は数周回って喜劇的でなかなか氏らしさが出ていて好み。

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    2024年12月24日
  • 少女を殺す100の方法

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    エログロナンセンスのミステリ。
    バカバカしく思わず笑ってしまうような結末や作中に散りばめられた伏線、そして惨たらしく非常に悪趣味な設定の数々が見どころ。
    平山夢明が好きな人なら合うとは思う。

    「少女ビデオ」
    描写がグロテスクで痛々しい。物語として1番作品に入り込めた。

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    2024年12月09日
  • お前の彼女は二階で茹で死に

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    白井智之さんの作品は何度か読ませてもらったが今回の設定は特にぶっ飛んでると思った。
    この作品から読み始めていたら作者の事を嫌いになっていたかもしれない笑
    それぐらいの問題作だと思う。

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    2024年11月24日
  • 謎の館へようこそ 黒 新本格30周年記念アンソロジー

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    『思い出の館のショウシツ』(はやみねかおる)3…設定は面白い。
    『麦の海に浮かぶ檻』(恩田陸)3…幻想的な世界観がいい。
    『QED〜ortus〜——鬼神の社——』(高田崇史)2…神社仏閣と鬼の蘊蓄だけで事件自体はしょうもない。
    『時の館のエトワール』(綾崎隼)4…あの個性的な2人はたぶんシリーズがあるんだろう。トリックもオチも気持ちいい。
    『首無館の殺人』(白井智之)2…著者の作品は何冊も読んできたがなぜか急に露悪・下品な表現が受け付けなくなってしまった。
    『囚人館の惨劇』(井上真偽)5…一番しっかりしてて一番面白かったが、それは一番ボリュームがあったからかもしれない。

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    2024年11月03日
  • 名探偵のはらわた(新潮文庫)

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    純文学の鬼才、クレイジーは村田沙耶香んだと思っていて、ミステリー界では白井智之さんだと思っている。
    鬼才、クレイジー白井さんにしては、ドン引きワードが控えめで、ロジックを楽しみたいという人にお薦めしやすい。 

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    2024年10月06日
  • お前の彼女は二階で茹で死に

    匿名

    購入済み

    独特の世界観。刑事も犯人も被害者も、みんな狂っている。この世界観にはすぐに入っていけなかった。けど先が気になって最後まで読んでしまう不思議です。

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    2024年10月04日
  • 名探偵のはらわた(新潮文庫)

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    ネタバレ

    この人の作品はB級オカルト映画を観ている感じになる。
    名探偵が死んで蘇ったと思ったら中身が残念だし、事件がけっこうむごい…。
    この本の最後の事件はちょっと面白かったかな。

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    2024年08月06日
  • ゆびさき怪談 一四〇字の怖い話

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    あっという間に読み終わった。
    14人の作家さんのホラーアンソロジー。1話140字以内で書かれていた。なかには1行のみの作品もあった。
    まるで歌詞のようで、理解しがたいものもあったけれど、さまざまな作家さんの作風を味わえて良かった。

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    2024年08月03日
  • 東京結合人間

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    最初は無駄にグロい系の話かと思ったけど、グロい設定がちゃんとトリックに繋がってて納得感があった。
    この小説家の作品で読みたいのが何冊かあるので、期待値が高まった

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    2024年07月07日
  • 本格王2023

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    好きな作者さんばっかり。短編が故にまだ足りない、もっとこの人の書く話を読ませて!となるので販促効果は絶大。

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    2024年07月04日