白井智之のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
今回も通勤電車ではアラフィフはとても読めないタイトルと表紙のイラストでありがとう白井さん。
これまでで初の短編集が5編。
1編につき20人ずつきっちり殺されていく。
1話目がわりとまともな設定だなーと(動機は安定の倫理観なしですが)、スロースタートぎみに入り、
2話目から設定からして安定の白井節に入った感はあるものの、
最後までいまひとつギアが上がりきらない。
いわゆる、シングルB面集として捉えておこう。
しっかりと面白いのですが、ハードルが高すぎただけ。
2話目と5話目は好き。
いずれも「あ、白井さんこういう終わらせ方もするんだ」と。 -
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Posted by ブクログ
ネタバレ結合するという人間たちの生態が妙にリアルな気がして、詳細を知るにつれ「なるほどな〜」と感心していた。男性側に強い痛みと苦しみがあり、さらに人格をも捨てる覚悟が必要な点が興味深い。そのうちに結合を望まない人が増えて絶滅しそうだ。
嘘をつけないオネストマンの存在が、かえって全体の疑心暗鬼を生み出していて面白かった。
白井作品では、序盤の些細な情報も後半で拾われて謎解きに関わってきたりするため、頭に叩き込みながら読んだ。それでもやはり、どんな展開になるのかも、どことどこが繋がっていくのかも予想がつかなかった。何が起こってもおかしくない面白さがある。
ただ、もう少しスカッとしたかったかな、という感想。 -
Posted by ブクログ
短編集。どれもSF要素というか、特殊設定要素ありで、凡人にはついていくの(理解)が大変系です。私は登場人物に寄り添えるか、なりきれる話が好きなので、誰に入れ込んでいいか良くわからない内容だと楽しめないです。きっと、好きな人はこの本すごく好きなんだろうな。章表紙の、あるものが増えていく装丁は結構好きでした。
かなり性的に踏み込んだ内容のものや、奇異な見た目を全面にだした話があるので、中学校以上。
『最初の事件』
クラスメイトが次々と襲われる5年のあるクラス。と同じ頃、アフリカの独裁政治を行っていたある国が最後の抵抗でなにかやらかしたのか?
大丈夫、僕たちには名探偵がいる。
『大きな手の悪魔』
悪 -
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Posted by ブクログ
『黒猫を飼い始めた』のシリーズ。「新しい法律ができた」で始まる掌編がたくさん入ってお得。
圧倒的に面白かったのは白井智之「ぜんぶミステリのせい」
こんなにソフトな話書いてここから入る人いたらどうするつもりなんだろう。この短さで犯人当てに挑戦してミステリに向き合ってて好き。
大沼紀子「もう、ディストピア」も反転がうまくて面白かった。
五十嵐律人「革命夜話」はさすが得意分野って感じでこれがラストで締まってよかった。
退屈する話も特になく、各作者の色が出ていて軽く読むのによかった。赤川次郎の赤川次郎らしさたるや。
『異セカイ系』の名倉編が参加してて嬉しかった。また長編書いてほしい……!