白井智之のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ネタバレ殺人のトリックはかなり巧妙で推理が二転三転していくのもかなり読み応えがありました。
中盤の段階で真犯人を出してからトリックの種明かしへという流れは個人的に好みでした。「でもこれじゃ校長が犯人にはならないよね…」とゴールが見えているからこそ最後まで読めたところはあります。
前もってわかった状態でないと私の場合はここまで推理が重なると正直疲れてきてしまって最後まで読み切れませんでした。
キャラのいい登場人物が呆気なく死んでしまったのが残念です。乃木が結構いい味出してきそうでワクワクしていたのですが…。
そういったことや推理の重なりが私には多くて疲れてしまい尻窄みを感じてしまった作品でした。
推理小説好きには謎解きも上質で二転三転していくのでおすすめです! -
Posted by ブクログ
アメリカのカルト宗教団体『人民教会』の信者が移住して暮らしている『ジョーデンタウン』で起こる殺人事件。
探偵がそのトリックを暴いていく…という流れは王道なんだけど、何に重きをおくかによって、犯人が異なる複数の解があり、どの解を選ぶかでその宗教団体のけじめのつけかたも異なるというのが、この作品のストーリー上での面白さ。
本格ミステリものなのでトリックに重きをおいていて、人が死ぬところがあまりに急で淡白。直前まで一緒だった仲間が殺されても淡々と話が進み、ちょっと気持ちがついていかないところあり。
複数の解があるので、探偵が謎解きを披露したあとに、また別の謎解き披露があり…、最後にタネ明かしもあるけど、なんだかスッキリしない終わりかたでした。
巻末の参考文献を見て、このカルト宗教団体の事件が実在のものと知りました。実際の事件は『人民寺院(People's Temple)』という団体による、1978年に『ジョーンズタウン』で起こった集団自殺事件。
恐ろしい事件です…。