白井智之のレビュー一覧
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“スラッシャー小説×本格ミステリ”
お前の彼女は二階で茹で死に
白井智久
実業之日本社文庫
“自殺した妹の仇を討つために、刑事になったヒコボシ。
事件を追いながら、妹を自殺に追い込んだ連中の尻尾を摑み、破滅させてやろうとたくらむ。
事件の謎を解くのは、天才的な推理力を持つ女子高生探偵。
しかし彼女はヒコボシに監禁されていて…”
と、ここまであらすじを書いてみましたが、ここまでならまだ理解ができる範囲。
しかし、
“ミミズ人間”
“アブラ人間”
“トカゲ人間”
これは各章に出てくるワードです。
わかりますか??
私は頭がビッグバンを起こしました。
読めばわかる?
読 -
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このタイトルでありながら、帯には「五人全員が死んだとき――本当の「事件」が始まる。」
ミクロネシアの先住民族の風俗を題材にした小説が大ヒットした主人公だが、それは死んだ父親の遺品にあった原稿を出版社に送っただけのものであって、自らは小説など読んだことも書いたこともない、単なる酒クズ。そこから小説家全てと肉体関係を持つ女性と関係を持ち…。
で、それから約10年後、突然覆面作家から孤島に招待を受け、船着き場に行くと5人の作家が招待されていると知り…。
冒頭のあまりの主人公のクズっぷりはさすがの白井節で、やはり島に呼ばれる展開は、アガサクリスティのオマージュで。で、タイトルとは裏腹に、あっさり5 -
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ネタバレ地獄のパズルを特等席で眺める──って感じかな。
子供ができてからというもの、エグい描写や救いのない物語は、生活の中に侵食してくるような気がして意図的に避けてきた。ニュースで子供が死んじゃった話とかも無理。
しかし、今回はなぜか最後まで一気に読めてしまった。
決して「大丈夫」な内容ではない。ミミズ人間、ベトベト病、トカゲ人間……いちいち比喩が汚く世界全体が不衛生で臭そう。
しかし、のべつまくなしに降り注ぐ異常な設定が、緻密なロジックを成立させるためのパズルのピースとして淡々とドライに配置されているからか、不快なのに読めてしまう。
画面から公衆便所の汚物臭が漂ってきそうなほど不潔な設定なの -
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ネタバレ【収録作品】
「ルパちゃん」 金子玲介
「推し活制限法」 日野瑛太郎
「日本国民に英語の勉強を義務づけへ」 朱野帰子
「つるべを取られて」 阿部智里
「こんにちは、チャッテー」 真下みこと
「虚法」 須藤古都離
「国家殲滅フットボール法」 嶋戸悠祐
「復讐者は振り向かない」 多崎礼
「コロシヤとユキオンナ」 風森章羽
「 Touch law if you can」 名倉編
「ある死刑囚の回顧録」 真梨幸子
「『ラ禁法』ディストピア」 東川篤哉
「忘却加害」 霜月流
「密室の獣」 矢樹純
「御首塚の風」 高田崇史
「ネーミング」 潮谷験
「試み」 献鹿狸太朗
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豚の頭を被せられた死体に、腹の中に別の死体が埋め込まれた死体……。そんな、あまりにも独特でグロテスクな事件が次々と巻き起こる、異色のミステリーです。
舞台となるのは、日本で最も殺人が多発する無法地帯、牟黒市。この街で起きるトリッキーな怪事件に挑むのは、文字の読めないミステリ作家や、あらゆる不祥事を隠蔽しようとする刑事など、一癖も二癖もある個性豊かな4人のチームです。
本作の魅力は、何といっても「バカミス」らしい突き抜けた設定と、良い意味で滅茶苦茶なトリックの数々。重々しいタイトルとは裏腹に、肩肘を張らずに笑いながら読み進められる軽妙さがあります。
特筆すべきは、事件そのもののパンチ力以上 -
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作品紹介・あらすじ
何がどうしてそうなった? 1行目は全員一緒、できた新法25本!
『黒猫を飼い始めた』『嘘をついたのは、初めてだった』『これが最後の仕事になる』『だから捨ててと言ったのに』に続く、会員制読書倶楽部:Mephisto Readers Club(MRC)で配信(公開)された大人気ショートショート集第五弾。
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25編からなるショートショート集。
Mephisto Readers Club(MRC)シリーズ第5弾。
最初の一文は必ず「新しい法律ができた」で始めなければならない、という括りがある。
このシリーズを読むのも本作で5冊目。いつものように玉石混交。
以下が