白井智之のレビュー一覧

  • エレファントヘッド

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    最近のミステリーはこういう感じになってきているんですね、と思う次第でございます。

    その中でも極北にあたる作品となるのでしょうか。

    色々な手法というんですかね、余すところなく使われており、あれこれ手法を織り交ぜながら複雑なプロットを作るのはだいぶ骨が折れる作業ではないかと感じました。

    しかし、それ以上に作者である白井さんの異常性といいますか、無機質な残忍性といいますか、そのあたりが作品に特異性をもたらしていることは間違いないのかと。

    そのせいか好き嫌いはだいぶ出るかなと思います。

    僕は声を大にして「好き」ということはできないです。無機質な残虐性や極めて倫理性に欠けた主人公の象山の行動は

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    2025年10月21日
  • エレファントヘッド

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    シスマという時間を戻すことの出来る薬が発動する条件を巧みに使ったTENET的な設定がやや強引な部分はあったが面白かった。異なった時間に存在する複数の自分と夢の中の地下室で一堂に会しながら事件の真相を解いていく。行ったり来たりする時間軸に混乱しそうになりながらも、最終章〜エピローグに向けて明かされる真実に、あぁその手があったか、といっぱい食わされた感があって良かった。
    軽快な語り調子のおかげかグロさも軽減されてるように思う。

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    2025年10月19日
  • エレファントヘッド

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    「あ、この医師はまともなんだな。良かった」と思ったのも束の間、めちゃくちゃド変態だった笑

    たまにはこういう作品を読むのもいいかも。たまにはだけど。

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    2025年10月17日
  • これが最後の仕事になる

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    続きを書いて欲しい話や、考えさせられる話または自分にはよくわからない話など色々な作家さんの作品があり、読み応えがありました。
    この中から自分のお気に入りになる作家さんを探すのもいいかと思います。

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    2025年10月11日
  • 名探偵のいけにえ―人民教会殺人事件―

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    ネタバレ

    グロいのが得意な作家さんと聞いていたけど、グロくなくて安心。
    奇跡を起こすという教祖のいる新興宗教の町に名探偵が潜入して、そこで起こる殺人事件のナゾに挑む物語。

    犯人やトリックが提示されたかと思うと別の解決手段が示されたりして、多重構造のような感じ。

    教祖や信者たちの人間像はあまり語られず、そのあたりもっと知りたい感もあるけれど、そこのボリュームを削いだおかげでスピーディーで読みやすい話になっていると感じた。

    終盤の怒涛の展開にビックリ。タイトルである名探偵のいけにえの意味にもビックリ。読み終えて呆然。
    名探偵は加害者にもなりうるという一節が印象的。

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    2025年10月08日
  • もの語る一手

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    祖父に誘われても覚えきれなかった将棋。そんな私でもすごく楽しむことができた。青山さんと貴志さんのものは特に楽しめました。アマチュア(将棋教室)から的中屋、女流棋士と将棋1つを取ってもいろんな話が出来上がるのはすごい!しかも皆さん超有名な作家さん。1冊で得できました。

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    2025年09月29日
  • そして誰も死ななかった

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    全員殺された、そして誰も死ななかった。
    タイトルからしてアガサ・クリスティの「そして誰もいなくなった」になぞらえてるのが分かりやすいからこそこのタイトルの意味が気になりました。
    そして綺麗な伏線の回収のオンパレード。非常に読みやすいのでスラスラ読めるのと、各シーンが何故が頭に残りやすいので納得も早かったです。
    確かに誰も死ななかった。
    そこに至らせるための発想が他の作品と一線違っていてユニークです。
    人物たちの驚く時の口癖が個人的には面白いです笑
    ちょっとコミカルさも感じながら、ちゃんと謎解き。

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    2025年09月28日
  • 新しい法律ができた

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    この書き出しも好き。架空の法律が多い中、締めの五十嵐さんはさすが。このシリーズたぶん初登場のくどうれいんさんも良かった。

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    2025年09月18日
  • お前の彼女は二階で茹で死に

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    タイトルに惹かれて読んでみました。
    タイトル回収も一応あります。

    読者の視点になる人(?)は非道徳的で、眉を顰めたくなる蛮行ばかりなのに、物語はコミカルで変に明るい。
    SF世界観なのでとんでも展開もありますが、なんかミステリーとして納得できる。
    全ての人にオススメはできないけど、好きな人には刺さると思いました。
    タイトルに惹かれるタイプの人は、そこそこ楽しめるのでは…?
    同作家さんの他作品も読みたいと思います。

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    2025年09月14日
  • 新しい法律ができた

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    「新しい法律ができた」で始まる短編集。古今東西の人気作家さんが顔を揃える。好みに合う話、合わない話さまざまなのは仕方ない。

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    2025年08月29日
  • 名探偵のいけにえ―人民教会殺人事件―

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    探偵こそやや変化球だがシチュエーションや事件はコテコテの本格ミステリ。
    カルト教団の設定や舞台作り、演出もしっかりしており、文句なく没入できる。冒頭の集団自殺で面白いことを確信できた。
    古典的かつ派手な死体にこれまた大掛かりな推理ショーでパフォーマンスもしっかりしながら、本格ミステリ的な何重ものロジックも完備。
    非常に満足な作品でした。
    敢えて難を言えば、パズル性にこだわり過ぎて小説的には浮いた要素がちらほら。

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    2025年08月29日
  • あなたも名探偵

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    謎を愛し推理を愛する読者の皆様は、問題編の文章を読んで、真相に辿り着けるででしょうか。謎を解く愉しみが満喫できる犯人当て小説アンソロジー。六人の推理作家からの挑戦状!

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    2025年08月27日
  • ぼくは化け物きみは怪物

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    白井さんは長編の方が好みだなぁと思いながらも嫌いにはなれない短編集。
    いつものグチャどろっとした感じは控えめだけど爽やかな中に嫌な感じを混ぜ込んだラストが続いて、これこれとなった。最後の話は内容は白井さんぽくないけど展開は白井さんだった。

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    2025年08月26日
  • 新しい法律ができた

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    オムニバスで24人?が お題にそって
    一行目は ”新しい法律が出来た”です。
    それぞれに 面白かったのですが、最後の最後に シリアスな一遍が入ります。まあそうだろうと、法律は国民を守るための物でないとなりません。
     私的には "モう、デストピア”が、好きです。

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    2025年08月26日
  • 有栖川有栖に捧げる七つの謎

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    人気ミステリ作家たちによる有栖川有栖作品のトリビュート短編集。
    恥ずかしながら有栖川有栖作品をほぼ読んだことがなかったのですが、この短編集のあまりのクオリティの高さに本家もぜひとも読まねばとなった次第。
    中でも、青崎有吾「縄、綱、ロープ」は本格ミステリのお手本のような短編。犯人が被害者を拘束するために使用した証拠品として縄、綱、ロープとそれぞれに対応した容疑者が浮かび上がり、そこから鮮やかな解決をつけるだけでなく、キレイなオチまでつけてしまうところがあまりに見事。
    もう一つ、白井智之「ブラックミラー」も容疑者が一卵性双生児で、2人の共犯によるなりすましが疑われる本格的なアリバイ崩しもの。本格で

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    2025年08月22日
  • ミステリー・オーバードーズ

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    白井智之に酔える短編集
    もはや匂いすら充満する酷い内容
    名探偵のいけにえで初めて読んだ人が次にこれを読んだらどんな作家やねんと突っ込みたくなるだろう

    とにかくグロい(しかも汚い)のでまったく万人向けではないのだが、この短編集にとんでもないのが混じっている
    「げろがげり、げりがげろ」
    タイトルだけで嫌な予感しかしない
    しかもタイトル通りの異臭SFミステリー
    僕は完全にこのげろがげりにやられてしまった
    出てくる映像は最悪の一言、汚いったらありゃしないのに
    ものすごく感動してしまった…これは卑怯
    げろとげりとアダルトビデオの展開からなんでこんな話になるの
    イかれてる、ゆえに愛してる、初期の最高傑作

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    2025年08月20日
  • ぼくは化け物きみは怪物

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    『エレファント・ヘッド』『死体の汁を啜れ』でお馴染みの白井智之先生の連作短編集です。それぞれのお話に繋がりは無く、故にぶっ飛んだ設定でのミステリを何話も楽しむことが出来ます。
    そんなのアリですか!?と何度も言いそうになる程今回も毎話毎話面白かったです。
    『大きな手の悪魔』と『天使と怪物』が特に面白かった…。

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    2025年08月17日
  • ぼくは化け物きみは怪物

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    またしてもとんでもない特殊設定てんこ盛りのミステリ短編集。どれもトリッキーでとてつもなく邪悪な作品ばかりです。
    お気に入りは「奈々子の中で死んだ男」。郭町の連続毒殺事件の謎を解くばりばりのミステリなのですが、これが一番下品な作品かも……お気に入りと言ってしまうのがためらわれもするのですが、しかし仕掛けは一級品。「やられた!」としか言いようがありません。最後の最後まで邪悪で素敵でした。
    「天使と怪物」もミステリ度がかなり高いです。フリークショーでの密室殺人。その多重解決に驚かされ、しかしそもそもの動機が何だったのか、という点も美しい解決でした。

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    2025年08月16日
  • 新しい法律ができた

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    話題作、人気の作家たちによる"新しい法律ができた"の一文から始まる短編集。同じような短編集の5冊目。めくる度にうわっ、今度はこの人か~とワクワクしながら読めます。個人的に一番良かったのは五十嵐律人さんの憲法のお話でした。
    殺人や男女関係のエピソードあり、中学校から。
    金子礼介「ルパちゃん」
    日野瑛太郎「推し活制限法」
    朱野帰子「日本国民に英語の勉強を義務づけへ」
    阿部智里「つるべを取られて」
    真下みこと「こんにちは、チャッテー」
    須藤古都離「虚法」
    嶋戸悠祐「国家殲滅フットボール法」
    多崎礼「復讐者は振り向かない」
    風森章羽「コロシヤとユキオンナ」
    名倉編「Touch la

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    2025年08月11日
  • 人間の顔は食べづらい

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    なんだろう、良いとか悪いとかじゃなく、頭がごちゃごちゃして、訳がわかりません(褒め言葉)
    突拍子もない話に謎が絡んできて、ずっと頭の中が?に埋め尽くされ、エンディング。
    初読の作家さんでしたが、他の作品も読んでみたいです。

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    2025年08月08日