白井智之のレビュー一覧
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とんでもなくグロくて下品で倫理観の欠片もないのに、謎解き部分はしっかりフェアでロジカルで面白い。
白井智之作品は毎回そうなんだけど、今作は特に凄まじい。
過去に読んだ2作品よりも今回は特に汚物系のグロが多いので、苦手な方はご用心です。
肌が赤紫の段々になるミミズ人間、身体から油が出るべとべと病、皮膚がべろっと剥がれるトカゲ人間……と、現実には存在しないグロテスクな奇病の登場人物がたくさん登場するんだけど、もしかしたら逆にちょっとでもグロ描写の手を緩めると実際に存在する病気と似た部分が出てきちゃって却ってヤバいことになってたりしたのかなー、と思った。
人物名や地名が極めてテキトーなところ含めて -
Posted by ブクログ
ネタバレ著者の作品を初めて読んだが、それぞれの作品ごとに魅力の方向性が異なっており、短編集とはいえ多重解決などのバラエティに富んだ物語を味わうことができ、満足度の高い作品である。
どの作品においても、14歳の少女が20人ずつ死んでいくので、トータルで100人の少女を殺されていく。本当に100個の方法が提示されているわけではない。
グロテスクかどうかは個人の感性によるところが大きいと思うが、たくさんの少女たちがぺしゃんこになったり、ミキサーにかけられたり、当たり前のように内臓が出たりといった描写だらけなので、他の人におすすめできるかと言われると、こちらの人間性を疑われそうになるであろうことは想像に難くな -
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ネタバレ帯によると2022年のミステリ界を席巻!だそうだ。確かに。どんでん返しの嵐。この人、アンソロジーでは読んでるけど、ちゃんと1冊読むのもしかしたら初めてかも。本作中では人民教会となっていたものの、人民寺院、ジム・ジョーンズ、ガイアナの大虐殺が本当にあったことだったとは。こういうカルト宗教物が大好きな私にとって、推理とかどんでん返しとかより、そっちに関する記述の方が興味深かった。面白かったわ。自分の信じたいものを信じる人間のなんと不思議なことよ。集団ヒステリー、集団妄想。あとげぼって表記されるのが新鮮だった。げぼって言うけどさ。まぁ大塒が語りになってるからな。連休中に一気に読めて良かったわ。途切れ
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ネタバレおなじみの一行目一緒ショートショートのシリーズ。今回は初読みの作家さんが多かった気がする。特に最初の方、ロボットとかAIとかが続いて、大丈夫かいな、と思ったけど、真梨幸子さんや東川篤哉さんはちゃんと違うテイストで来ててさすがと思った。殺人が罪ではないという世界から、死刑等の罪になるという法律ができた、という大沼紀子「もう、ディストピアじゃん」は皮肉が効いてて特に印象的。面白かった。五十嵐律人「革命夜話」も違う切り口でとても良かった。敗戦後の混乱の中、食うにも困っている頃に、理想を夢見て日本国憲法を作った人がいたんだ、ということに改めて気付かされたわ。ありがたいことだ。
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アンソロジー作品『有栖川有栖に捧げる七つの謎』を読みました。
有栖川有栖のデビュー35周年記念のトリビュート作品です。
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予想をはるかに超える名編ばかり
それにしても、ここまでやりますか?――有栖川有栖、思わず脱帽
レジェンドへのリスペクトを胸に人気作家7名が全力執筆!
真正面から挑戦する超絶技巧の本格ミステリから、女子高に潜入する火村とアリスや不可解なダイイング・メッセージに挑む江神たちEMCの面々まで。
「気鋭の作家が本気で遊んだら、こんなものを書いてしまうのか?」と有栖川有栖を感嘆させた一度限りの豪華トリビュート。
有栖川有栖による解説 -
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なんだか、純粋な犯人あてではない作品が混じってたようなw
でも、どのみち推理はできないし、面白かった♪
冒頭の綾辻さんの作品が1番。まさに本領発揮。こういうひっかけって大好き。
「殺人トーナメント」は、推理小説というより、ロジックパズルの問題みたいで、ますめを書いて〇×つけて解く感じだったけど。「少女殺人事件」も、犯人あて小説ではないような、ねぇ。ま、ノックスの十戒をからめたのは面白い。
「三つの質疑」、「助教授」という職名を使ってるんだけど、この作品の発表の頃にはとっくに「准教授」だと思う。ま、お話の本質にからむところでないんだけど。
『黒猫を飼うことにした』から2作品収録で、そろそろ積読か -
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私は「特殊設定ミステリ」が好きだ。
殊、読書においては漫画ばかり読んで育った影響からか小説を読む際には、漫画のような奇想天外なことが起きないかなぁと期待してしまう癖がある。(まあそんな話はいいとして)
さて、本書だが、正に目新しさのある奇想天外な特殊設定ミステリだった。トリックや設定は精緻であり謎解きの説明も丁寧でわかりやすい、
特に特殊設定ミステリの醍醐味は「非現実的なモノ」をトリックとして使われていること、だと思う。その点でも本書は楽しめた。
追伸
死霊のはらわたという作品がある(かなり有名らしい)、本書のタイトルはそこから取ったらしく、共通点があるようなので今度見てみようと思う