白井智之のレビュー一覧

  • シークレット~綾辻行人ミステリ対談集in京都~

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    綾辻行人対談集。ミステリの話題がいっぱい。面白そうな本の話題もいっぱい。それぞれの作家さんのこだわりなども知ることができて、とにかく楽しい一冊です。
    だいたい読んでいる作家さんが多かったので、読みたい本が爆発的に増えるということは幸いにしてありませんでしたが。積んでいる本が多いのでそれらをさらに読みたい気分になったのと、読んだ本でもここで語られたことを念頭に置いて読みなおしたくなったり。読書の沼はどこまでも深いようです。幸せ。

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    2020年12月30日
  • おやすみ人面瘡

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    今回こそはと気合を入れ読み始めました。
    白井智之の小説のいつものとんでも設定を身構え、「人間」の特徴や、出来ること出来ないことのルールなど、きちんと頭に入れ、名前も注意深く覚えながら読んでいました。
    ですが、私は今回もミステリーの罠に引っかかってしまいました。
    二転三転する推理と、犯人、ラストの衝撃に心を奪われました。(毎回ですが。)
    残虐で奇妙な表現の多いこの方の作品、賛否両論あると思いますが、私は好きです。
    何というか、現実離れしているこの奇妙な世界観と、空気と、事件が解決するミステリーと、ぐちゃぐちゃなようで筋が通ってる所がやみつきになります。

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    2020年04月04日
  • 謎の館へようこそ 黒 新本格30周年記念アンソロジー

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    全体的に構成がすごくよかった。

    はやみねかおる、恩田陸は関連する本を読んでいた方がおもしろいけれど導入としてもいけると感じた。

    井上真偽はドラマがおもしろかったから、ちょっと期待して読んだら期待通りでうれしくなった。

    アンソロジーはいろいろ摘まめてやっぱりよい

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    2018年10月08日
  • 謎の館へようこそ 黒 新本格30周年記念アンソロジー

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    館をテーマにしたミステリアンソロジー。さまざまな読み心地だけれど、どの作品に登場する館も魅力的です。
    お気に入りは恩田陸「麦の海に浮かぶ檻」。やはり大好きなあのシリーズ路線なので。この雰囲気がたまらなく素敵です。
    井上真偽「囚人館の殺人」も凄かった! オカルト路線かと思いきや、最後まで読むとしっかり本格。ものすごく伏線がいろいろとあって、やられたなあ、と。事件の凄惨さと真逆の静かな読後感も印象的でした。
    そしてこれまたある意味凄すぎるのが白井智之「首無館の殺人」。よくぞこれほど鬼畜でグロテスクなトリックを考えつくものだなあ……真似できません。

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    2018年06月29日
  • エレファントヘッド

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    ネタバレ

    SFサスペンス系

    ある薬を服用する事になり、その効果が時間逆行とパラレルワールドへの分岐…という物語

    家族が殺されていく犯人を見つけるため並行世界の自分達と多重解決を繰り広げる様は面白いですが、凄いグロテスクなので読む人を選ぶ作品だと思います。

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    2026年05月15日
  • 少女を殺す100の方法

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    ネタバレ

    著者の作品を初めて読んだが、それぞれの作品ごとに魅力の方向性が異なっており、短編集とはいえ多重解決などのバラエティに富んだ物語を味わうことができ、満足度の高い作品である。
    どの作品においても、14歳の少女が20人ずつ死んでいくので、トータルで100人の少女を殺されていく。本当に100個の方法が提示されているわけではない。
    グロテスクかどうかは個人の感性によるところが大きいと思うが、たくさんの少女たちがぺしゃんこになったり、ミキサーにかけられたり、当たり前のように内臓が出たりといった描写だらけなので、他の人におすすめできるかと言われると、こちらの人間性を疑われそうになるであろうことは想像に難くな

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    2026年05月07日
  • 名探偵のいけにえ―人民教会殺人事件―

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    ネタバレ

    帯によると2022年のミステリ界を席巻!だそうだ。確かに。どんでん返しの嵐。この人、アンソロジーでは読んでるけど、ちゃんと1冊読むのもしかしたら初めてかも。本作中では人民教会となっていたものの、人民寺院、ジム・ジョーンズ、ガイアナの大虐殺が本当にあったことだったとは。こういうカルト宗教物が大好きな私にとって、推理とかどんでん返しとかより、そっちに関する記述の方が興味深かった。面白かったわ。自分の信じたいものを信じる人間のなんと不思議なことよ。集団ヒステリー、集団妄想。あとげぼって表記されるのが新鮮だった。げぼって言うけどさ。まぁ大塒が語りになってるからな。連休中に一気に読めて良かったわ。途切れ

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    2026年05月06日
  • エレファントヘッド

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    読み手の思考を裏切り続ける展開を受容しきればとても楽しい。
    途中からカロリーの高いファンタジーと割り切って読み進めるのが大事かも。

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    2026年05月04日
  • エレファントヘッド

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    相変わらず狂気的でグロテスク全開でめちゃくちゃ面白い。今作は特に難しかったので時間を置いて再読したい。

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    2026年04月30日
  • 名探偵のいけにえ―人民教会殺人事件―

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    この著者にしては色々マイルドに感じたので読みやすい方だと思う。内容はさすがで面白くて一気読みしてしまった。

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    2026年04月27日
  • エレファントヘッド

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    面白かった。非常に読みやすく、寝るのも忘れて一気読みしました。
    何食ったらこんなこと思いつくんだ……と思ってしまうような種明かしでした。
    鬼畜系特殊設定パズラーの称号通り。
    絶対に無理だけど、犯人の手がかりは作中にあり、一応推理は可能。

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    2026年04月23日
  • 名探偵のいけにえ―人民教会殺人事件―

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    読みやすい文体でスラスラ読めた。そして凄い勢いで人が死んでいき、緊張感を途切れさせない。伏線もこれでもかというくらい仕込まれている。大塒がジョーデンタウンに突きつける二択は非常に秀逸、伏線回収も本当に見事である。
    終盤からラストにかけての怒涛の展開は一読の価値ありである。

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    2026年04月07日
  • 新しい法律ができた

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    ネタバレ

    おなじみの一行目一緒ショートショートのシリーズ。今回は初読みの作家さんが多かった気がする。特に最初の方、ロボットとかAIとかが続いて、大丈夫かいな、と思ったけど、真梨幸子さんや東川篤哉さんはちゃんと違うテイストで来ててさすがと思った。殺人が罪ではないという世界から、死刑等の罪になるという法律ができた、という大沼紀子「もう、ディストピアじゃん」は皮肉が効いてて特に印象的。面白かった。五十嵐律人「革命夜話」も違う切り口でとても良かった。敗戦後の混乱の中、食うにも困っている頃に、理想を夢見て日本国憲法を作った人がいたんだ、ということに改めて気付かされたわ。ありがたいことだ。

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    2026年04月06日
  • 名探偵のいけにえ―人民教会殺人事件―

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    ネタバレ



    ネタバレありのキャッチコピーをつけるなら、「動機は、一方的に歪み穢れた敬愛」

    最後の4連推理のどんでん返しよ、すごい、タイトルの意味もしっくり

    特に印象に残ったのはイの下半身の運び方、普通だったら「そんなバカいる訳ねえから成立する訳ねえだろ」なんだけど、この状況下だと成立するのがやばい
    まあでも今これ書いてて「犯人も信者で、怪我とかはないと心から思っている側だったのに、〈人の頭を殴れば気絶する〉という感覚はあったの?」は気になった

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    2026年04月09日
  • 名探偵のはらわた(新潮文庫)

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    はらわたときたら、死霊のはらわたを思い出した私は、ゾンビが探偵でもするのかと思ったら、これはこれは…
    昭和史に残る残虐な犯罪者達が現代に甦るという設定が面白い!こんなことが日本で本当に?と思いながら、白井作品、もっと読みたいと思いました。

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    2026年03月26日
  • 有栖川有栖に捧げる七つの謎

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    アンソロジー作品『有栖川有栖に捧げる七つの謎』を読みました。
    有栖川有栖のデビュー35周年記念のトリビュート作品です。

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    予想をはるかに超える名編ばかり
    それにしても、ここまでやりますか?――有栖川有栖、思わず脱帽
    レジェンドへのリスペクトを胸に人気作家7名が全力執筆!

    真正面から挑戦する超絶技巧の本格ミステリから、女子高に潜入する火村とアリスや不可解なダイイング・メッセージに挑む江神たちEMCの面々まで。

    「気鋭の作家が本気で遊んだら、こんなものを書いてしまうのか?」と有栖川有栖を感嘆させた一度限りの豪華トリビュート。
    有栖川有栖による解説

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    2026年03月24日
  • エレファントヘッド

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    ネタバレ

    これを読んだ夜は壮絶な悪夢を見た。

    特殊設定と連鎖トリックはロジック問題を解いているような構造になっていてありえない事象に説明がつくようになっている。

    とはいえ引っかかる部分は多く、動機の薄さ(これは象山の倫理がないのもあるが)、5人目の存在、入れ替わりが逆だった、赤ん坊の存在など、読者が解くことは想定されていない内容だったなと思った。

    個人的には名探偵のいけにえの方が痺れた。

    あとぎなた読み全然関係なかった。

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    2026年03月22日
  • 意外な犯人 犯人当て小説傑作選

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    純粋に犯人当てを楽しみつつ読めた。
    短編集なので話の区切りが丁度良く、頭が疲れた頃に解答編に入って一旦終わり!って中断できるので、程よく疲れて程よく知的好奇心も刺激されて楽しかったです。

    綾辻行人さんのは比較的すぐ分かるかと思いますが、乾くるみさんのは腹を括って読んだにも関わらず見抜けなかった〜。
    作者さんそれぞれの癖も楽しめる一冊だと思います。

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    2026年03月16日
  • 名探偵のいけにえ―人民教会殺人事件―

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    「探偵が加害者になりうる」というのは「推理」という論理が人を傷つける凶器にもなりうるということ。論理は剣よりも強い。見える/見ている世界によって相反する二つの推理が成立して、真実は一つしかないのに相反する事実は共存するとき、どちらを選ぶのか。それも二択のように見せかける詐欺であって、二択でない可能性も排斥されていないのもまた妙。自分たちが見ているほうの世界が正しいと断言できるか。まさしく、真実は「神」のみぞ知る。ミステリーとしての外観よりもその本質が面白かった。そして何より今作も実話ベースなのもびっくり。

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    2026年03月09日
  • 意外な犯人 犯人当て小説傑作選

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    なんだか、純粋な犯人あてではない作品が混じってたようなw
    でも、どのみち推理はできないし、面白かった♪
    冒頭の綾辻さんの作品が1番。まさに本領発揮。こういうひっかけって大好き。
    「殺人トーナメント」は、推理小説というより、ロジックパズルの問題みたいで、ますめを書いて〇×つけて解く感じだったけど。「少女殺人事件」も、犯人あて小説ではないような、ねぇ。ま、ノックスの十戒をからめたのは面白い。
    「三つの質疑」、「助教授」という職名を使ってるんだけど、この作品の発表の頃にはとっくに「准教授」だと思う。ま、お話の本質にからむところでないんだけど。
    『黒猫を飼うことにした』から2作品収録で、そろそろ積読か

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    2026年03月05日