白井智之のレビュー一覧

  • 新しい法律ができた

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    ネタバレ

    おなじみの一行目一緒ショートショートのシリーズ。今回は初読みの作家さんが多かった気がする。特に最初の方、ロボットとかAIとかが続いて、大丈夫かいな、と思ったけど、真梨幸子さんや東川篤哉さんはちゃんと違うテイストで来ててさすがと思った。殺人が罪ではないという世界から、死刑等の罪になるという法律ができた、という大沼紀子「もう、ディストピアじゃん」は皮肉が効いてて特に印象的。面白かった。五十嵐律人「革命夜話」も違う切り口でとても良かった。敗戦後の混乱の中、食うにも困っている頃に、理想を夢見て日本国憲法を作った人がいたんだ、ということに改めて気付かされたわ。ありがたいことだ。

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    2026年04月06日
  • 名探偵のいけにえ―人民教会殺人事件―

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    ネタバレ

    最後の4連推理のどんでん返しよ、すごい、タイトルの意味もしっくり

    特に印象に残ったのはイの下半身の運び方、普通だったら「そんなバカいる訳ねえから成立する訳ねえだろ」なんだけど、この状況下だと成立するのがやばい
    まあでも今これ書いてて「犯人も信者で、怪我とかはないと心から思っている側だったのに、人を殴れば気絶するという感覚はあったの?」は気になった

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    2026年04月09日
  • 名探偵のはらわた(新潮文庫)

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    はらわたときたら、死霊のはらわたを思い出した私は、ゾンビが探偵でもするのかと思ったら、これはこれは…
    昭和史に残る残虐な犯罪者達が現代に甦るという設定が面白い!こんなことが日本で本当に?と思いながら、白井作品、もっと読みたいと思いました。

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    2026年03月26日
  • 有栖川有栖に捧げる七つの謎

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    アンソロジー作品『有栖川有栖に捧げる七つの謎』を読みました。
    有栖川有栖のデビュー35周年記念のトリビュート作品です。

    -----story-------------
    予想をはるかに超える名編ばかり
    それにしても、ここまでやりますか?――有栖川有栖、思わず脱帽
    レジェンドへのリスペクトを胸に人気作家7名が全力執筆!

    真正面から挑戦する超絶技巧の本格ミステリから、女子高に潜入する火村とアリスや不可解なダイイング・メッセージに挑む江神たちEMCの面々まで。

    「気鋭の作家が本気で遊んだら、こんなものを書いてしまうのか?」と有栖川有栖を感嘆させた一度限りの豪華トリビュート。
    有栖川有栖による解説

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    2026年03月24日
  • エレファントヘッド

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    ネタバレ

    これを読んだ夜は壮絶な悪夢を見た。

    特殊設定と連鎖トリックはロジック問題を解いているような構造になっていてありえない事象に説明がつくようになっている。

    とはいえ引っかかる部分は多く、動機の薄さ(これは象山の倫理がないのもあるが)、5人目の存在、入れ替わりが逆だった、赤ん坊の存在など、読者が解くことは想定されていない内容だったなと思った。

    個人的には名探偵のいけにえの方が痺れた。

    あとぎなた読み全然関係なかった。

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    2026年03月22日
  • 意外な犯人 犯人当て小説傑作選

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    純粋に犯人当てを楽しみつつ読めた。
    短編集なので話の区切りが丁度良く、頭が疲れた頃に解答編に入って一旦終わり!って中断できるので、程よく疲れて程よく知的好奇心も刺激されて楽しかったです。

    綾辻行人さんのは比較的すぐ分かるかと思いますが、乾くるみさんのは腹を括って読んだにも関わらず見抜けなかった〜。
    作者さんそれぞれの癖も楽しめる一冊だと思います。

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    2026年03月16日
  • 名探偵のいけにえ―人民教会殺人事件―

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    「探偵が加害者になりうる」というのは「推理」という論理が人を傷つける凶器にもなりうるということ。論理は剣よりも強い。見える/見ている世界によって相反する二つの推理が成立して、真実は一つしかないのに相反する事実は共存するとき、どちらを選ぶのか。それも二択のように見せかける詐欺であって、二択でない可能性も排斥されていないのもまた妙。自分たちが見ているほうの世界が正しいと断言できるか。まさしく、真実は「神」のみぞ知る。ミステリーとしての外観よりもその本質が面白かった。そして何より今作も実話ベースなのもびっくり。

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    2026年03月09日
  • 意外な犯人 犯人当て小説傑作選

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    なんだか、純粋な犯人あてではない作品が混じってたようなw
    でも、どのみち推理はできないし、面白かった♪
    冒頭の綾辻さんの作品が1番。まさに本領発揮。こういうひっかけって大好き。
    「殺人トーナメント」は、推理小説というより、ロジックパズルの問題みたいで、ますめを書いて〇×つけて解く感じだったけど。「少女殺人事件」も、犯人あて小説ではないような、ねぇ。ま、ノックスの十戒をからめたのは面白い。
    「三つの質疑」、「助教授」という職名を使ってるんだけど、この作品の発表の頃にはとっくに「准教授」だと思う。ま、お話の本質にからむところでないんだけど。
    『黒猫を飼うことにした』から2作品収録で、そろそろ積読か

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    2026年03月05日
  • 少女を殺す100の方法

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    グロいシーンとロジカルな解決編とのギャップが面白かった。心情のネジがぶっ飛んでいるかのような錯覚に陥る

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    2026年02月18日
  • 名探偵のいけにえ―人民教会殺人事件―

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    ネタバレ

    これを読んでしまってから白井さん以外のミステリー読めなくなっちゃったよ!
    でもw=校長だと辻褄合わないシーンあって、あんまりよく分からなかった

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    2026年02月16日
  • 名探偵のはらわた(新潮文庫)

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    私は「特殊設定ミステリ」が好きだ。
    殊、読書においては漫画ばかり読んで育った影響からか小説を読む際には、漫画のような奇想天外なことが起きないかなぁと期待してしまう癖がある。(まあそんな話はいいとして)

    さて、本書だが、正に目新しさのある奇想天外な特殊設定ミステリだった。トリックや設定は精緻であり謎解きの説明も丁寧でわかりやすい、
    特に特殊設定ミステリの醍醐味は「非現実的なモノ」をトリックとして使われていること、だと思う。その点でも本書は楽しめた。

    追伸
    死霊のはらわたという作品がある(かなり有名らしい)、本書のタイトルはそこから取ったらしく、共通点があるようなので今度見てみようと思う

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    2026年02月10日
  • ぼくは化け物きみは怪物

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    短編集、各話の設定が特殊で途中までは?が付きながら読んでいた。
    急に全く違う話になったりとついて行くのが大変だったが、最後には回収しなるほどとなった。
    大きな手の悪魔と天使と怪物が好み。

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    2026年02月02日
  • もの語る一手

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    タイトルどおり将棋にまつわるお話たちです。「おまえレベルの話はしてない」は別で読んだことがあったので流し読みでした。「桂跳ね」は史書の解説みたいで、読むのが苦しかったです。将棋のルールをそもそも知らないので、そこが分かればもっと楽しめたのかもしれません。全体としては満足です。

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    2026年01月25日
  • エレファントヘッド

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    倫理観どこいった??読みながらこいつヤバと何度も思うが嫌いにならない不思議。
    私も裏島になって象山先生を見つめて暇つぶししたい。

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    2026年01月19日
  • 有栖川有栖に捧げる七つの謎

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    トークショー、楽しかったなぁ❤️
    一穂さんのサイン会でのエピソードがめっちゃ楽しかった(笑)
    七つの謎も大変面白かったです

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    2026年01月16日
  • 有栖川有栖に捧げる七つの謎

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    なんと豪華なアンソロジー、こんな売れっ子の方々に支持される有栖川さんはやっぱり凄い人なんだなぁと実感。有栖川作品はちらほらとしか読んではいないのだけど、存分に楽しめた。どれも短編でも読み応え抜群で、すごく面白いミステリーを読めた!という感覚。濱地健三郎シリーズが好きなのでちらっと登場したのも胸熱だった。有栖川作品、たくさん読んでいきたいな〜。

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    2026年01月11日
  • 新しい法律ができた

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    総勢25人の作家による、1行目は「新しい法律ができた」から始まる物語集
    始まりは同じなのに全て全く違う話ばかり
    私は「ルパちゃん」「Touch law if you can」「魔法罪」「もう、ディストピア」「ありがとう、虎太郎」が特に好き
    1つの言葉からこんなにもの分岐点が

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    2026年01月04日
  • これが最後の仕事になる

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    作品紹介・あらすじ

    最初の1行は全員一緒。
    1編6ページ、24種の「最後の仕事」。

    早起きした朝、昼の休憩、眠れない夜ーー。
    ここではないどこか、今ではないいつかへ、あなたを連れ出す7分半の物語。

    『黒猫を飼い始めた』『嘘をついたのは、初めてだった』に続く、会員制読書倶楽部:Mephisto Readers Club(MRC)で配信(公開)された大人気ショートショート集第三弾。

    *****

    24編からなるショートショート集。
    Mephisto Readers Club(MRC)が贈る大好評シリーズ第3弾とのこと。第6弾の「それはそれはよく燃えた」をまず読んだので、次はこれということで

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    2026年01月02日
  • エレファントヘッド

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    ネタバレ

    その昔流行った(?)悪趣味でポップな不条理ものの漫画のような荒唐無稽な世界観…から一転お得意のパズル的ミステリへ。なんでもなさそうな物も全部伏線として回収するとこはさすが、気持ちいい。
    しかし多分にアイデア勝負で、ディテールがある分いけにえの方が好み。
    パラドクス理論のくだりで挙げられる死因はちょっと苦しい。医者が信用するとは思えない。
    今敏あたりの映像と相性良さそう。

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    2025年12月26日
  • 新しい法律ができた

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    「新しい法律ができた」からはじまる物語の短編集。今っぽい話から、未来の話、法律にまつわる歴史的な瞬間まで、同じ一言からここまで広がるのかと面白かった。

    私は特に五十嵐律人さんの第二次世界大戦後の日本国憲法に関する話が好きだった。

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    2025年12月23日