白井智之のレビュー一覧
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ネタバレおなじみの一行目一緒ショートショートのシリーズ。今回は初読みの作家さんが多かった気がする。特に最初の方、ロボットとかAIとかが続いて、大丈夫かいな、と思ったけど、真梨幸子さんや東川篤哉さんはちゃんと違うテイストで来ててさすがと思った。殺人が罪ではないという世界から、死刑等の罪になるという法律ができた、という大沼紀子「もう、ディストピアじゃん」は皮肉が効いてて特に印象的。面白かった。五十嵐律人「革命夜話」も違う切り口でとても良かった。敗戦後の混乱の中、食うにも困っている頃に、理想を夢見て日本国憲法を作った人がいたんだ、ということに改めて気付かされたわ。ありがたいことだ。
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アンソロジー作品『有栖川有栖に捧げる七つの謎』を読みました。
有栖川有栖のデビュー35周年記念のトリビュート作品です。
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予想をはるかに超える名編ばかり
それにしても、ここまでやりますか?――有栖川有栖、思わず脱帽
レジェンドへのリスペクトを胸に人気作家7名が全力執筆!
真正面から挑戦する超絶技巧の本格ミステリから、女子高に潜入する火村とアリスや不可解なダイイング・メッセージに挑む江神たちEMCの面々まで。
「気鋭の作家が本気で遊んだら、こんなものを書いてしまうのか?」と有栖川有栖を感嘆させた一度限りの豪華トリビュート。
有栖川有栖による解説を収録。
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2024年(令和6年)に”有栖川ワールド"を自由に使って短篇を競作するトリビュート企画として、文藝春秋の発行する『別冊文藝春秋』と『オール讀物』の2誌に掲載された7篇を収録して、同年に刊行された作品です。
■前口上 有栖川有栖
■縄、綱、ロープ 青崎有吾
■クローズド・クローズ 一穂ミチ
■火村英生に捧げる怪談 織守きょうや
■ブラックミラー 白井智之
■有栖川有栖嫌いの謎 夕木春央
■山伏地蔵坊の狼狽 阿津川辰海
■型取られた死体は語る 今村昌弘
■有栖川有栖による解説
レジェンドへのリスペクトを胸に人気作家7名が全力執筆! 真正面から挑戦する超絶技巧の本格ミステリから、女子高に潜入する火村とアリスや不可解なダイイング・メッセージに挑む江神たちEMCの面々まで……「気鋭の作家が本気で遊んだら、こんなものを書いてしまうのか!?」と本家も感嘆した豪華トリビュート。
有栖川有栖が執筆したと思うような作品から、これまでの有栖川有栖作品とは少し作風に違いを感じる捻りのある作品まで……有栖川有栖の世界観が再現されたトリビュート作品で、とても愉しめました、、、
そんな中で最も印象に残ったのは、探偵役である臨床犯罪学者・火村英生と、ワトソン役の推理作家・有栖川有栖(アリス)のコンビが活躍する作家アリスシリーズ(火村英生シリーズ)のパスティーシュとして秀逸だと感じた青崎有吾の『縄、綱、ロープ』……火村は推理だけで犯人の使用した道具を見抜けるか!? 作家アリスシリーズ(火村英生シリーズ)としてのクオリティが高く、推理部分の完成度も高く、面白かったです。
その他では、、、
同じく作家アリスシリーズ(火村英生シリーズ)のパスティーシュで、火村とアリスが女子高に潜入し、制服盗難事件の真相を探る一穂ミチの『クローズド・クローズ』、
有栖川有栖の本そのものを題材にした作品で、有栖川有栖作品を全て読んでいるのにも関わらず、作品を酷評する男の謎を解く夕木春央の『有栖川有栖嫌いの謎』、
が印象に残りましたね……久しぶりに本家本元の有栖川有栖作品を読みたくなりました。 -
Posted by ブクログ
なんだか、純粋な犯人あてではない作品が混じってたようなw
でも、どのみち推理はできないし、面白かった♪
冒頭の綾辻さんの作品が1番。まさに本領発揮。こういうひっかけって大好き。
「殺人トーナメント」は、推理小説というより、ロジックパズルの問題みたいで、ますめを書いて〇×つけて解く感じだったけど。「少女殺人事件」も、犯人あて小説ではないような、ねぇ。ま、ノックスの十戒をからめたのは面白い。
「三つの質疑」、「助教授」という職名を使ってるんだけど、この作品の発表の頃にはとっくに「准教授」だと思う。ま、お話の本質にからむところでないんだけど。
『黒猫を飼うことにした』から2作品収録で、そろそろ積読から引っ張り出すタイミングかもw -
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私は「特殊設定ミステリ」が好きだ。
殊、読書においては漫画ばかり読んで育った影響からか小説を読む際には、漫画のような奇想天外なことが起きないかなぁと期待してしまう癖がある。(まあそんな話はいいとして)
さて、本書だが、正に目新しさのある奇想天外な特殊設定ミステリだった。トリックや設定は精緻であり謎解きの説明も丁寧でわかりやすい、
特に特殊設定ミステリの醍醐味は「非現実的なモノ」をトリックとして使われていること、だと思う。その点でも本書は楽しめた。
追伸
死霊のはらわたという作品がある(かなり有名らしい)、本書のタイトルはそこから取ったらしく、共通点があるようなので今度見てみようと思う
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平成の時代に起きた出来事をテーマとしたアンソロジー小説。
巻末に平成30年史が載っていて、それを見ると、短いようで本当に色々なことがあったんだな。と感慨深くなる。
収録作品としては、どれも面白かったけど、千澤のりこさんの『半分オトナ』が特に良かった。キーワードは二分の一成人式、児童虐待。
貫井徳郎さんの『他人の不幸は蜜の味』も印象的。
女子高生コンクリート詰め殺人事件、スマイリーキクチさんへの誹謗中傷。
どちらも自分の中で強烈な印象を受けた事件なので、胸が痛かった。
他人を誹謗中傷してしまう人は、間違いなくSNS辞めたほうが良い。
白井智之さんの作品は今回初めて読んだけれど、白井さん作品によく言われる言葉たちが改めて理解出来た。
本当、面白いけど気持ち悪すぎる 笑。 -
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ネタバレ綾崎隼さんが将棋のアンソロジーに寄稿してると聞いては読まないわけにはいかない!
今回の綾崎さんの作品は、「僕らに嘘が一つだけ」の2人と同世代の朱莉さんが主人公。もう一度僕らに〜も読み返した上で、こちらも読み返したいな。
一話目は青山さんのお話らしく、前向きな気持ちになる門出の話。
葉真中さんは初読み。ただただ少年の手腕に鳥肌。
弟子にしたかった少年を冤罪から救うという白井さんの話にはびっくり。そういう将棋との絡め方もあるのか。
橋本さんも初読み。この一戦を勝てば夢が叶うという相手への対応って悩ましい。そこで手を抜かれて夢を叶えること、本気で相手してもらって破れること。
芦沢さんは気になっていた単行本の表題作?思いがけず読めて嬉しい。本気で目指していて、応援もしてもらって、でもそれを辞めたい時の気持ちを思うと胸が締め付けられた。