文藝春秋作品一覧

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  • 合本 棄霊島(きれいじま)【文春e-Books】
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    1巻1,222円 (税込)
    浅見光彦は「旅と歴史」の依頼で、長崎県五島列島へ教会堂の取材に行くことになった。飛行機嫌いの浅見がフェリーで九州へ向かっていると、船中で元刑事の後口と出会い意気投合する。彼は浅見を案内しながら、軍艦島で起きた未解決の連続変死事件について語る。だが、後口は娘が住むという長野県へと向かう途中で、静岡県御前崎の海岸で遺体となって発見された。現地で浅見は、後口と意外な人物との接点に気づいたのだが――。 浅見光彦シリーズの快作が合本化!
  • 警視庁組対五課 大地班 ドラッグ・ルート
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    大地清隆率いる警視庁組対五課「大地班」は、薬物捜査を手掛けるスペシャルチーム。地道な内偵捜査により捜査線上に浮かび上がってきたのは、以前、摘発した中国からの密輸事件の中心人物でありながら、最終的には逃げられた人物だった。思わぬところで繋がった「ドラッグ・ルート」を辿る大地たちに内部告発者からもたらされたのは、極秘取引の情報……千載一遇のチャンスを前に大地は大きな“賭け”にでる。そして裏切りと罠に血塗られた悲劇が幕を開ける……。
  • 読売新聞家庭面の 100年レシピ
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    2014年に100周年を迎えた読売新聞家庭欄。過去100年間に掲載されたレシピ数はなんと2万件以上に上ります。その中から次世代にも残したいとっておきの100のレシピを、野崎洋光さんら4人の食の専門家がセレクト、一冊の本にまとめました。 豚のカツレツ、マカロニ・サラダ、豚の角煮、ナポリタン、サバの味噌煮・・・。懐かしい味や忘れられない味など、誰もが作ってみたい料理ばかりが並びます。また、この100年の家庭料理の歴史が分かる記事も充実。 料理初心者にも、上級者にも、家庭料理のバイブルとして、手元に置いていただきたい一冊です。
  • 三匹、おうちにいる
    完結
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    電子書籍オリジナル作品! 玖保キリコワールド全開です。登場するのは、ちょっぴり慌て者の母・ケロコ(カエル)と、いつでも冷静父・ドック(犬)、そしてとってもマイペースな息子・トンキー(こぶた)の三匹動物家族。「ピクニックに行っても、やってることは家の中と同じ!?」「親のセリフをまねする子どもにドキッ」「大人には分からない、子どもたちの摩訶不思議な遊び方」など、あるあるネタ満載。全頁カラーで、癒しの世界が広がります。
  • 弁当パフォーマーまさきちの 弁当ごよみ十二カ月
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    給料日前の懐具合が厳しいときも、残業続きで疲労困憊の日々でも、飲みすぎて二日酔いがつらい朝も、弁当つくりだけはやめられない。バツ2、独身、毒舌の人気ブロガーまさきちが、1年365日、春夏秋冬、作り続けた弁当レシピをウイットに富んだ文章とともに大公開。「週刊文春」の人気連載を単行本化。読めば弁当をつくりたくなること間違いなしの一冊!
  • 和食でワインでおもてなし
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    食通が愛するミシュランでひとつ星を獲得している、隠れ家レストラン「La BOMBANCE」の岡元信シェフが提案する、ひとひねりある和食のおもてなしレシピ。水ナスとマスカルポーネと生ハムを合せたり、うにとキムチを合わせて一口焼きおにぎりにしたり、その絶妙の食材の組み合わせは、まさに天才的。和食の真髄を極めながらも大胆に洋やアジアの食材をかけあわせ、常識にとらわれない絶品メニューに仕上げます。ワインやシャンパンとも相性がよく、家庭でのおもてなしにも使いやすいレシピばかり。一口食べたとたん、「おいしい!! これって何?」とゲストに聞かれる、“新鮮で感動ある味”が家庭でも簡単に作れます。
  • 鬼平秘録
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    永遠のベストセラー「鬼平犯科帳」シリーズ。「鬼平」こと火付盗賊改方長官・長谷川平蔵と手下の与力・同心、そして個性豊かな密偵たちの活躍を人情味豊かに描いた同作は、作者の池波正太郎さんが亡くなって25年経った今も、人気が衰えることはありません。 鬼平犯科帳が生まれた舞台裏から、作家が見た鬼平と池波さんの凄み、そして現代を生き抜くための鬼平の名言まで、これまで「オール讀物」誌が掲載してきた鬼平にまつわるすべてを凝縮したのが本書です。 各界の熱烈鬼平ファンが選出した傑作4作品と、さいとう・たかをさんの劇画コミック「鬼平犯科帳 第一話」も収録。興味はあるけどまだ鬼平を読んだことがない方、何度も読み込んだ方、中村吉右衛門さん主演のドラマで鬼平を知った方――あらゆる読者におすすめの1冊です。 【※この電子書籍に収録されている漫画「鬼平犯科帳 第一話」は、1ページずつの画像として収録されています。小さな端末で文字が読みづらい場合、拡大操作をしてご覧ください。】 【主な内容】 鬼平犯科帳傑作選「暗剣白梅香」「兇賊」「本門寺暮雪」「穴」 現代を生き抜くための鬼平の名言/青木逸美 さだまさし、鬼平を語る。 長谷川平蔵の秘密/池波正太郎×江國滋 鬼平を書く楽しみと苦しみ/池波正太郎 鬼平ゆかりの地を訪ねて/松本英亜 鬼平「テレビ」の名台詞/春日太一 鬼平の凄み/逢坂剛×諸田玲子 作家が見た池波さん/渡辺淳一、井上ひさし、藤沢周平 私にとっての長谷川平蔵/中村吉右衛門 劇画「鬼平犯科帳 第一話」/さいとう・たかを 「鬼平犯科帳」全巻ブックガイド
  • 絶望ハンバーグ工場
    完結
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    全1巻611円 (税込)
    “手ごね”と“牛肉80%”をうたい文句にするマルヤマハンバーグ。“手ごね”にうそいつわりはなく、いまだ943人の女子工員たちがこねている。きついノルマ、女性ばかりで出会いのない労働環境……そんな“絶望ハンバーグ工場”で働くお年頃の女子工員たちの、すこし笑えて不思議な「愛と幻想のこねこね」エピソード。
  • 合本 太平洋戦争の肉声【文春e-Books】
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    戦後七十年の特別企画として、これまで「月刊文藝春秋」やその増刊に掲載された戦争体験者の手記や記事を再編集、戦後レジームからの脱却が叫ばれるいまあらためてあの戦争とは何だったのかを考えるシリーズ全四巻。
  • 合本 考えるヒント(1)~(4)【文春e-Books】
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    【考えるヒント】「良心」について、「平家物語」、「花見」…。さりげない語り口で始まるエッセイは、思いもかけない発想と徹底した思索で、読者を刺激し新たな発見を与える。永遠に読み継がれるべき名著。【考えるヒント2】「私の書くものは随筆で、文字通り筆に随うまでの事で、物を書く前に、計画的に考えてみるという事を、私は、殆どした事がない。筆を動かしてみないと、考えは浮ばぬし、進展もしない…」と述べる著者が、展開した深い思索の過程が本書。もはや古典ともいえる歴史的名著の第二弾。 【考えるヒント3】戦後の混乱する思想界に衝撃を与えた「私の人生観」、柳田国男が目指した学問世界の意義を正確に読み解き、現代知識人の盲点を鋭くついた「信ずることと知ること」ほかの講演を収録、話し言葉による新しい批評表現の可能性を示した画期的な書。「知の巨人」の思索がたどり着いた到達点を示すシリーズ第三弾。 【考えるヒント4】文学史上の奇蹟と言われ、「途方もない歩行者」と評されるフランスの詩人アルチュール・ランボオ、日本の現代詩を語る上で忘れ得ぬ抒情詩人・中原中也。ランボオがこの著者にあたえた啓示が詩人の言葉を再生させ、また、中原と特異な交流を持ったうえでの洞察がいきいきと描かれる。詩人二人との関わり合いから生まれた著者若き日の凜然たるエッセイに、ランボオ詩作品の訳業の一部を収めた魅力的編集の「考えるヒント」シリーズ第四弾。
  • 相続対策を短歌で学ぶ! 相続百人一首
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    1巻1,119円 (税込)
    相続対策を短歌で学ぶ! 相続には百人百様のトラブルが起こるもの、経験豊富な司法書士・行政書士の著者が、起こりがちなトラブルとその解決法を、短歌形式で紹介。五・七・五・七・七のリズムにのって、重い話も気軽に読める。2015年1月1日からの相続税法の改正にも対応。家族の平和のためにも必読です!
  • 決定版 100歳までボケない120の方法
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    何歳からでも、一つだけでも効果があります 野菜はブロッコリー、魚ならサケ。睡眠は7時間、階段の上り下りは自分の足で。アンチエイジングの第一人者による実践的レッスン。
  • あなたがもう迷わずにゴルフを上達するための意識改革と練習方法
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    あなたのゴルフを劇的に伸ばすレッスン書の決定版! ゴルフ理論は日々進化し、タイガー・ウッズでさえ過去の人になりつつある。すべての悩めるゴルファーに贈るスウィングの教科書。
  • 合本 季節風(春)(夏)(秋)(冬)【文春e-Books】
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    1巻2,513円 (税込)
    重松清の傑作短篇集「季節風」シリーズ全4巻が1冊に! (春):古いひな人形が、記憶の中の春とともに、母の面影を思い起こさせる「めぐりびな」、子どもが生まれたばかりの共働きの若い夫婦が直面した葛藤と、その後の日々を鮮やかに描き出した「ツバメ記念日」など、美しい四季と移りゆくひとの心をテーマにした短篇集「季節風」シリーズの春篇。別れと出会いに胸震わせる、春の物語12篇を収録。 (夏):転校が決まった“相棒”と自転車で海へ向かう少年たちの冒険「僕たちのミシシッピ・リバー」、野球部最後の試合でラストバッターになった輝夫と、引退後も練習に出続ける控え選手だった渡瀬、2人の夏「終わりの後の始まりの前に」など、美しい四季と移りゆくひとの心をテーマにした短篇集「季節風」シリーズの夏篇。まぶしい季節に大切な人を想う、夏の物語12篇を収録。 (秋):同窓会で久しぶりに再会した中年5人が始めた秘密基地の集まりに、1人が息子を連れてきたいと言い出した……「秘密基地に午後七時」、男の子と、離婚する両親との最後の外食を描いた「少しだけ欠けた月」など、美しい四季と移りゆくひとの心をテーマにした短篇集「季節風」シリーズの秋篇。ひと恋しい季節にそっと寄り添うような、秋の物語12篇を収録。 (冬):出産のために離れて暮らす母親のことを想う5歳の女の子の素敵なクリスマスを描いた「サンタ・エクスプレス」ほか、<ひとの“想い”を信じていなければ、小説は書けない気がする>という著者が、普通の人々の小さくて大きな世界を季節ごとに描き出す短篇集「季節風」シリーズの冬篇。寒い季節を暖かくしてくれる、冬の物語12篇を収録。
  • サムスン・クライシス 内部から見た武器と弱点
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    ソニー、パナソニックなど、日本を代表する家電メーカーが軒並み苦戦するなか、「一人勝ち」を続けてきたサムスンが岐路に立っている。 最大の懸案は、一気にサムスンを巨大企業に育て上げた二代目社長・李健熙氏が倒れ、一時は昏睡状態に陥るなど、経営の一線に戻るのがかなり厳しいい状況にあることだ。三代目となるはずの息子、在鎔氏の資質は未知数である。 また、スマホ事業では、安価な中国メーカーに押され気味で、中国市場では、シェア・トップの座を明け渡している。 サムスンの参謀本部である未来戦略室の実態。ヘッドハンティングの戦略。トヨタやキャノンの手法にいかに学んだか。世界最強といわれる人事制度。後継問題。今後の成長戦略――これらサムスンの武器と弱点について、元サムスン経済研究所専務の張相秀氏と、経済ジャーナリストの片山修氏が語り合う。
  • 十津川警部 陰謀は時を超えて リニア新幹線と世界遺産
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    雑誌編集者の若杉誠は、世界遺産の白川郷を取材したが、その裏に別の目的があった。かの地に伝わる秘薬を入手すること。秘薬をめぐる殺人事件まで起き、十津川警部もかけつけた。錯綜する関係をほぐしていくと、リニア新幹線計画との意外な関係が浮かび上がった――。過去と未来がクロスする社会派トラベル・ミステリー。
  • にこにこ貧乏
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    山本家の日常は、相も変わらず大騒ぎ! 名曲「天城越え」の日本語の力に圧倒され、息子の大怪我で福祉のありがたさを知る。上京して初めて食べた思い出の十円鮨、築地魚河岸場内の極上トースト、富山の超特大オムライス……取材に講演旅行に日本中を駆け巡る人気時代小説家が出会った、旨いものと人情、カミさんや息子たちとの大騒ぎな日常を本音で綴る。「週刊文春」連載エッセイ第2弾。
  • おらんくの池
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    元気なお父さんが、日本を明るくする! “おらんく”とは土佐弁で「おれの家」のこと。愛する故郷・高知から上京して40年。21世紀の江戸に暮らす山本家は今日も大騒ぎ。効果的なセールストーク、道中疲れを治す秘伝、贈り物の極意――生きていく上で役立つ“一力流格言”はきっとあなたの心に届くはず。「週刊文春」連載の爆笑日常エッセイ第1弾。
  • 文藝春秋2月臨時増刊号 佐藤優の実戦ゼミ 「地アタマ」を鍛える! [雑誌]
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    佐藤優の実戦ゼミ 「地アタマ」を鍛える! 第1講座  ビジネスマンがすぐ実行すべき知の極意27カ条 人物をどう見分けるか/師匠といかに付き合うか/人脈をどうやって作るか/酒をめぐるABC/部下の叱り方は?/上司といかに戦うか/プレゼンテーションのやり方 第2講座  知をビジネスに取り込む 凡人が生き抜く話術7カ条/困難な時こそ読む「聖書」の言葉10/リーダーシップの要諦は『太平記』にあり/世界史のリーダーたち 山内昌之×佐藤優 第3講座  佐藤優式・闘い方を学ぶ 私の駆け出し時代/検察との闘い方、教えます 堀江貴文×佐藤優 第4講座  知の幹を作る最低限の読書 ビジネスマンが読むべき30冊/斎藤美奈子×米光一成×佐藤優/宗教を知り、自分を知る 第5講座  武器としての教養を蓄える 教養は最強の武器である/ファシズムから何を学べるか/「心の書」を持つということ 第6講座  intermission 佐藤優の知的技術のヒント 本棚/ノートの取り方/本の読み方/iPad 第7講座  情報を拾う、情報を使う 僕たちの情報収集術 池上彰×佐藤優/情報戦を制する世界の常識 西木正明×佐藤優 第8講座  対話のテクニックを磨く 福島と沖縄から「日本」を考える 玄侑宗久×佐藤優/ローマ滅亡に学ぶ国家の資格 塩野七生×池内恵×佐藤優 第9講座  分析力を鍛える――国際情勢篇 日中文明の衝突 どうすれば勝てるのか 中西輝政×春名幹男×宮家邦彦×佐藤優/対中外交はなぜ失敗するのか 山内昌之×井上寿一×宮家邦彦×川村雄介×田久保忠衛×佐藤優 第10講座  分析力ケーススタディ――ロシア読解篇 ソ連の激動とロシア正教会/ソ連の解体とロシア正教会/ユーラシア主義の台頭/死神プーチンの仮面を剥げ/最強の独裁者プーチンの凄腕
  • めまいは治せる!
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    めまいや、それにともなう耳鳴り、難聴は原因不明の難病である。その治療法を札幌の内科医が発見。「めまいと耳鳴りが消失」したり、「めまいが消失し、耳鳴りが軽快」した患者が84パーセントという治療成果をあげている。1990年から治療を始めた患者は3500人を超えた。患者の声をはじめ、多くの治療データを収録。電子版刊行にあたり「電子版まえがき」を追加。
  • 東京いい店うまい店 2015―2016
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    1967年の刊行以来、本当に美味しい店を掲載するグルメ本として信頼されてきた「東京いい店うまい店」。最新版でも、いま本当に行くべき東京のレストラン383軒を厳選して紹介。熟成肉のブームや外国人客比率の増加、旬の店が揃う注目のエリアなど、めまぐるしく変わる2015年の東京の食のトレンドも解説したコラムも充実。ネットだけでは分からない、世界一のグルメ都市・東京の本当の食事情が詰まった一冊。
  • 百田尚樹読本【文春e-Books】
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    電子オリジナル! 『永遠の0』『海賊とよばれた男』など数々のベストセラー小説を世に送り出してきた百田尚樹。最新作『幻庵』が週刊文春2015年1月1・8日号からスタートした。今度の小説は江戸時代の囲碁界が舞台。本書では「幻庵」第一話を収録。さらに、なぜ囲碁を選んだのか? 今後の展開など「幻庵」の魅力を本人が語るインタビュー付。『海賊とよばれた男』のゆかりの地を旅したグラビア「百田尚樹、イランを行く」、その生い立ちを語った「家の履歴書」、「僕を奮い立たせた本、映画、そして音楽」、「『永遠の0』右傾エンタメ批判に答える」など作家・百田尚樹の魅力を余すところなく盛り込んだ「読本」誕生!
  • チベットに舞う日本刀 モンゴル騎兵の現代史
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    日本の陸軍士官学校で学んだ最強の騎兵軍団、その悲劇の興亡。「日本刀」と「騎兵」が織りなすチベットとモンゴルの悲劇の歴史を、南モンゴル生まれの著者が、重厚で複眼的な歴史観に基づいて、現地取材も行ない見事に再現! (以下、著者「はじめに」より要約) 本書はモンゴル人とチベット人の歴史だけでなく、日本人の歴史でもある。 しかし、本書はモンゴル人の軍功史ではない。二十世紀を駆け抜けたモンゴル人と日本人の近代化の歴史である。近代化への脱皮の形はいろいろあるが、モンゴルと日本の場合は、それが「日本刀」と「騎兵」だったのである。本書は、モンゴルとチベットの悲劇にまつわるさまざまな側面を「日本刀」と「騎兵」を歴史のキーワードとして取り上げている。 本来騎兵といえばルーツはモンゴルであり、チンギス・ハーンを想起する日本人も多いだろう。その騎兵戦術をモンゴルの侵略を受けたヨーロッパが改良。それを、元寇も体験した日本が明治維新以降学び、日清日露戦争を勝利に導いていった。その日本の進んだ騎兵術や軍事戦略を、今度はモンゴルの青年が日本から学んだというのも、歴史の不可思議であるといえよう。 そうした「日本刀」と「騎兵」が、織りなすチベットとモンゴルの悲劇の歴史、現代史の空白を本書によって、少しでも埋めることができれば、著者として望外の喜びである。
  • 終着駅紀行 西日本編【文春e-Books】
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    終着駅の魅力を写真と文章で紹介する「終着駅紀行」。西日本編には、美しい海岸が駅のそばに広がる福井の三国港駅、SLを模した駅舎がかわいい三重の西藤原駅、桜の季節になるとホームに花びらが舞い落ちる京都の鞍馬駅、「坊っちゃん列車」が走る愛媛の道後温泉駅、沖縄唯一の鉄道、ゆいレールの終着駅、首里駅などを収録。読めば、旅に出たくなること間違いなしの1冊。電子書籍オリジナル作品
  • 終着駅紀行 東日本編【文春e-Books】
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    延々と続いてきた線路は途絶え、列車もそこから先へ進むことはない終着駅。鉄道好きならずとも旅情をかきたてられる、そんな日本全国の終着駅を美しい写真と簡潔な文章で紹介。東日本編には、雪にけぶる北海道の夕張駅、首都圏で使用されていた車両がのんびりと入線してくる青森の黒石駅、都会のオアシス的存在の東京の三ノ輪橋電停、文豪たちも愛した湯治場の玄関である静岡の修善寺駅などを収録。電子書籍オリジナル作品
  • 週刊文春臨時増刊「朝日新聞」は日本に必要か
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    文藝春秋(週刊文春臨時増刊) 文藝春秋が報じた「失敗の本質」 「朝日新聞」は日本に必要か 「朝日」対「文春」20年大論争 「朝日」が日本人の反面教師になる日 徳岡孝夫  ●朝日新聞の「虚構」と「捏造過程」 「慰安婦問題」の核心論文 慰安婦「身の上話」を徹底検証する 秦 郁彦 これが問題の朝日記事だ! 22年前のデタラメ記事を改めて読むと… 「慰安婦問題」とは何だったのか 西岡 力  激論「従軍慰安婦」置き去りにされた真実 秦 郁彦×大沼保昭×荒井信一 「慰安婦問題」朝日論説の詐術を嗤う 西尾幹二 朝日VS.NHK全面戦争の逆転劇 秦 郁彦 ●国益をどれだけ損ねたのか 密約外交の代償 慰安婦問題はなぜこじれたか 櫻井よしこ  「河野談話」その本当の舞台裏 石原信雄(元内閣官房副長官) 「慰安婦問題」ドイツの傲岸 日本の脳天気 西尾幹二 ●安倍政権と朝日新聞 「NHK介入問題」から「集団的自衛権」までの10年戦争 不倶戴天 安倍晋三と朝日新聞 本誌編集部 ●訂正しながら謝罪しない朝日新聞の「傲岸体質」 「慰安婦問題」誰も誤報を訂正しない 西岡 力  柳美里を守り、櫻井よしこを無視する「朝日」の言論感覚 八木秀次 朝日内部で見た『諸君!』朝日批判 本郷美則×稲垣 武 天下の朝日に「本田雅和」記者あり! 西村幸祐 驕れる巨象 朝日新聞の失墜 長山治一郎  わが朝日新聞再生計画 谷沢永一/高山文彦/西岡 力 ●「従軍慰安婦」を中学生に教えるな 藤岡信勝 ●「朝日」社内で今何が起きているか 「週刊文春」編集部
  • ホテルニューからまつ
    完結
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    読めばあなたも幸せ気分。キリコ流「細うで繁盛記」誕生!! ドラマ「細うで繁盛記」をこよなく愛する作者が初めて描いた旅館&家族物語。唐松家の長男・草太郎が、掃除好きでノンキな父さん、幽霊として見守る母さん、元アイドルのわがまま姉さんに囲まれて、B&B「ホテル ニューからまつ」を明るくけなげに切り盛りします。
  • 蛍 日本のホタルの原風景を求めて【文春e-Books】
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    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 あなたが蛍を最後に見たのはいつですか? 日本の原風景とも言える、[蛍」のいる写真集。宮崎県延岡市、岡山県高梁市、志賀高原(長野県)、愛知県名古屋市、福島県伊達郡、岩手県二戸市、釧路湿原(北海道)等、日本全国の蛍の生息地で撮影した、幻想的な写真の数々。「こんな素晴らしい光景が日本に残っていたのか、毎週世界の自然の美や神秘がテレビで放送される現代の日本で、まだ私が見たことがない美しさが日本に残っていた。そのことがとても嬉しかった」(本文より)
  • 瞼の媽媽 自力で帰国した残留孤児の手記
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    1970年、日中の国交が断絶していた時代に、自力で奇跡の帰国を果たした青年がいた――。4歳に満たぬうち、満州で日本の両親と生き別れ、「孫玉福」として貧しくも養母に愛情をもって育てられた著者だったが、大学受験を前に生活は激変。歴史に翻弄されながらもうひとつの「戦後」をたくましく生き抜いたひとりの男が記す凄絶な運命の物語。
  • 考えるヒットe-1 J-POPもガラパゴス【文春e-Books】
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    「週刊文春」で好評連載中の「考えるヒット」待望のオリジナル電子書籍化。97年の連載開始以来、毎週ヒット曲を取り上げ縦横無尽に批評を展開。宇多田に小室、ジャニーズ、浜崎あゆみ、K-POPからAKBと人気アーティストの曲から「ヒット曲はなぜヒットするのか」をひたすら追求してきました。今作は同連載の2011年掲載分、全96曲を当時のまま完全収録。「楽曲第一でないAKB」を居住まい正しながら聞き、倖田來未に「ガラパゴス化するJ-POP」とは違う未来を見る。サカナクションは「踊りを拒否するダンス曲」を提示したのか、そして福山雅治の人気の秘密は!? 益々冴え渡る近田ワールドとともにJ-POPの彼方へ。 安斎肇氏のイラストも完全収録。
  • 糖尿病で死ぬ人、生きる人
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    血糖値やHbA1c(ヘモグロビンエーワンシー)に一喜一憂することなかれ――。腎症、失明、壊疽の三大合併症は、薬や手術で治る時代になった。合併症をチェックし、糖尿病の人がなりやすい、がん、心筋梗塞、脳卒中などを早期発見・早期治療すれば、100歳まで生きられる! 目からウロコの最新医療を気鋭の専門医が紹介し「合併症が治る」というミラクルな話を分かりやすく解説した朗報の書。
  • 告白手記でよみがえる「白蓮事件の真実」【文春e-Books】
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    NHK朝ドラ「花子とアン」ヒロイン村岡花子の“腹心の友”葉山蓮子。蓮子のモデルとされるのが大正天皇の従妹で「大正三大美人」の一人として知られる柳原白蓮(本名・あき子)だ。彼女が滞在先の東京で社会活動家の宮崎龍介と駆け落ちしたのがいわゆる「白蓮事件」である。白蓮は事件から四年後の昭和二年に『文藝春秋』一月号誌上で「我が恋愛観」と題する文章を発表していた。「思はぬ人の妻! それこそ地獄ですわ。それは浮き川竹の遊女よりももつと哀れな可愛想な身の上だと思ひます」と、白蓮事件を彷彿とさせ、自由恋愛を訴える白蓮の恋愛観が凝縮された貴重な資料だ。この幻のエッセイを再録、さらに昭和四十二年に夫・宮崎龍介が「白蓮事件の顛末」を記した「柳原白蓮との半世紀」、白蓮の娘が母の素顔を語った週刊文春記事も再録。ドラマでは知り得なかった「白蓮事件の真実」がいまよみがえる。電子書籍オリジナル版!
  • 文藝春秋写真館ベスト100 司馬遼太郎から本田宗一郎まで 時代をつくった偉人たち【文春e-Books】
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    文藝春秋が所蔵している50万点以上の写真データのなかから、現代史の一面を切りとった、選りすぐりの100点を収録。ヨーロッパ旅行中の司馬遼太郎、料理にいそしむ力道山、口ヒゲの手入れをする田中角栄……日本を代表する作家をはじめ、政治家、文化人、スポーツ選手などの貴重な写真がずらり。時間をかけて寄り添い、深い関係を築いてきた写真部カメラマンにしか撮れない表情を、とくとお楽しみください。コラム形式の電子書籍オリジナルセレクション。
  • 京都美味案内 おいしい! 京都のできたて甘味 厳選30軒【文春e-Books】
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    「京都の甘味って、なんて楽しいのか。季節を映して美しく、なによりしみじみおいしい」(本書より)。あんみつ、みたらし団子、おぜんざい、豆かん、ふわふわ抹茶のホットケーキetc. うっとりおいしい、京都のできたて甘味が満載です。京都に魂を奪われ移住した「京都偏愛ライター」が厳選した30軒。見て楽しい、持ち歩いて楽しい1冊。電子書籍オリジナル作品です
  • 紅ぎらい 献残屋はだか嫁始末
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    美貌と気立てを見込まれ、江戸でも指折りの献残屋(江戸の高級リサイクルショップ)に嫁いだおしの。夫が外で生ませた子を育てながら、店の女主人として迷い決断しながら成長する、第一弾『はだか嫁』に続く第二弾。理解ある舅・姑とともに大店・仙石屋の暖簾を守るおしのだが、大地震の後、店を追われたもと夫が妾と娘を連れて戻ってきたからさあ大変! 跡継ぎ息子の実母であることを盾に女主人の座を狙う妾のおみね、店を支えてきた誇りを胸に迎え撃つおしの。女同士、進退かけた分け目の戦が始まる。新感覚時代長編!
  • 御宿かわせみ傑作選1 初春の客
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    江戸の大川端にある小さな旅籠「かわせみ」を舞台に繰り広げられる、大人気“人情捕物帳”。1973年に連載が開始されて以来、現在まで続く、総累計1000万部を超える国民的ベストセラーである。全34巻から選りすぐった7篇を、美しいカラー挿絵(画・蓬田やすひろ)とともに収録した、ファン必携のベスト版第1弾! シリーズを振り返った書き下ろしエッセイを収録。
  • ホステスNo.1(1)
    完結
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    全3巻313円 (税込)
    「ミナミの帝王」郷力也の傑作! ネオン街の「再建屋」北斗みなみ参上! 美人でナイスバディ。大阪生まれの東京育ち。潰れかけた店や失敗だらけの人生を「再建」してくれる、夜の浪速の救世主、北斗みなみ登場篇。悪徳ママに借金づけにされたホステスたちを救う「バンスのからくり」、女に貢がせしゃぶりつくす悪徳ホストと闘う「ホストを倒せ」、客と寝るために用意された「特攻ホステス」の物語etc. 夜の世界の裏も分かる。「ええかげんにしいやっ! お水の世界ではホステスが全てや!」。みなみのタンカが今宵も炸裂する!
  • タンマ君 馬耳東風篇【文春e-Books】
    完結
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    1968年の連載開始以来、一貫して平社員。東海林さだおさんが愛情込めて描き続ける『タンマ君』を電子書籍で賞味しませんか? タンマ君に欠かせないサブキャラクターといえば、例のメガネ上司。ネチネチとタンマ君に嫌味を言い、でもその間、タンマ君の脳内は晩飯のメニューの検討に余念がない。この見事な馬耳東風っぷりこそ、タンマ君をストレスフリーな万年平社員たらしめている要因です。そう、時代は“聞く力”の一歩先を行く“聞き流す力”。週刊文春2013年掲載分を一冊にパッケージした本書を読めば、あなたも聞き流す力が身についてハッピーになる……かもしれませんよ。
  • タンマ君 和気藹々篇【文春e-Books】
    完結
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    週刊文春連載47年目! 日本を代表する漫画の中のサラリーマン、『タンマ君』を電子書籍でお届けします。 タンマ君は半沢直樹にも島耕作にもなれない(なる気もない)ミスター平社員。同僚とどうでもいい世間話に花を咲かせ、女性社員に色目を使い、思い出したようにちょっと仕事をし、夕方になればタダ酒にありつくチャンスを虎視眈々と窺う。少なくとも本人は楽しそう。貴方の周りにもいるでしょう、そんな人。出世や倍返しももちろん大事。でも、タンマ君のようにダラ~ンと会社社会を遊泳するのも、それはそれでアリなんじゃないか……。きっと誰しもそう思う一瞬があるはず。だからこそ東海林さだおさんが愛情込めて描き続けるこの2ページの漫画は、読者の熱い支持を受け続けているのです。本書は、『タンマ君』の週刊文春2011年掲載分を一冊にパッケージ。タンマ君の天性のお気楽さを、貴方にもおすそ分けします。
  • 徹底取材総集編 週刊文春が報じた「佐村河内守事件」【文春e-Books】
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    前代未聞の騒動となった佐村河内守氏のゴーストライター問題。すべての発端は2014年2月、週刊文春に掲載された新垣隆氏の告白でした。以後、3月7日に開かれた佐村河内氏の記者会見への反論まで、週刊文春が6号にわたり連続展開したキャンペーン記事を1冊の電子書籍にまとめました。問題の本質はどこにあるのか? 信じるべきは誰の言葉なのか? この「事件」を理解する上で必須の1冊です。【初出 週刊文春2014年2月13日号~3月20日号】 ※本書には、先に電子書籍として刊行した『堕ちた“現代のベートーベン”「佐村河内守事件」全真相』、『徹底取材第2弾 佐村河内守の「正体」』、『徹底取材第3弾 佐村河内守の「嘘」に加えて、週刊文春の第4弾~第6弾記事(未電子書籍化)が収録されています。
  • 徹底取材第3弾 佐村河内守の「嘘」【文春e-Books】
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    3月7日の佐村河内守氏謝罪会見を考察するのに必要な1冊。 週刊文春のスクープ第3弾! ゴーストライターの存在が発覚した作曲家・佐村河内守氏は2014年2月12日、マスコミにお詫び文を発表した。「ある時期からは被爆者や震災の被災者の人たち、障害を持った人たちの助けになればという気持ちもまちがいなくありました」。しかし、義手でヴァイオリンを弾く少女、津波で母親を亡くした少女――これまで佐村河内氏を“主人公”としたストーリーに登場させられた子どもたちの肉親は、彼の言葉とは裏腹な証言を週刊文春に寄せた。「大人は嘘つき」「もうピアノはやらない」子どもたちの悲痛な叫びに、佐村河内氏はどう答えるつもりなのか? 一体、彼の懺悔はどこまで信じられるものなのか? 神山典士氏と週刊文春取材班による総力記事第3弾を収録。【初出・週刊文春2014年2月27日号】
  • 老後の医療 よりよく生きるために【文春e-Books】
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    『文春e-Books』第一弾! 医療は格段に進歩した。だが単純に信じてはいけない。自分にふさわしい「最善の医療」を、患者一人ひとりが選ぶ時代になったのだ。がんにかかった最前線の医師たちが、どうがんと闘ったかをレポートする「専門医の証言 闘うがん、闘わないがん」。そして老後の生活を維持するためには、生活費だけでなく、「医療費は死ぬまでにいくら必要か」も考えておかなければいけない。桐山秀樹氏が自らの体験でつかんだ「糖尿病克服のターニングポイント」、栗本慎一郎氏が自らの闘病で得た教訓を語る「脳梗塞で死なない七カ条」。自宅で穏やかな死を迎えるための「在宅医が教える看取りの常識、非常識」。医療用麻薬は怖いという迷信を論破する「がんの痛みは怖くない」。そして最近、西洋医学でも注目されている「なぜ、いま漢方なのか」。「月刊文藝春秋」が掲載した注目記事7本で、「老後の医療」に備えよう。
  • ヒトは何歳までセックスできるのか? 【文春e-Books】
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    文藝春秋の電子書籍オリジナルレーベル「文春e-Books」始動! 本格的な高齢化社会に伴ってクローズアップされている「老人と性」の問題。男性も女性も、歳を重ねても無理なくパートナーとセックスライフを楽しめるなら、それは後半生を彩り豊かにするだけでなく、格好の「アンチエイジング」にもなります。「男64歳、女49歳」限界説とは? 性交を成功させる「ゴールデンタイム」って? 中国医学が伝える、精力を高める食べ物は? 精力剤は本当に効くのか? 気鋭のジャーナリスト・藤吉雅春氏が性の深淵に迫り、大好評を得た「週刊文春」短期集中連載を文春e-Books化!
  • 腰痛治療革命 第一人者が教える7つの新常識【文春e-Books】
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    文藝春秋の電子書籍オリジナルレーベル「文春e-Books」始動! ヒトが直立二足歩行を始めたときから悩まされてきた腰痛。最先端医療から民間療法まで、その“治療法”はまさに百花繚乱の様相を呈していますが、それゆえ肝心の「自分に適した腰痛治療は何か」「今、腰痛治療はどうなっているのか」ということが見えにくくなっています。本書は、その疑問に答えるべく、ジャーナリストの鳥集徹氏が『週刊文春』に執筆し、大反響を呼んだ連載をまとめたもの。「痛みは心から?」「トリガーポイント注射とは?」「代替医療の賢い使い方は?」「後悔しない手術の受け方とは?」等々、日々進化を遂げている腰痛治療法の取捨選択に悩むすべての人にとって、格好の羅針盤となる一冊です。電子書籍版特別付録として、専門家への聞き取り調査によって作成した「腰痛の実力医師リスト」を収録!
  • 悪血
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    人は、おのれの血にどこまで縛られるのか? 高名な日本画家の家系に生まれながら、ペットの肖像画家に身をやつす時島一雅は、かつてない犬種を開発中というブリーダーの男に出資を申し出る。血の呪縛に悩みながら血の操作に手を貸す矛盾。純白の支配する邪悪な世界への憧憬。制御不能の感情が、一雅を窮地へと追い込んでいく――。ホラーサスペンスであり動物パニック小説であり芸術小説でもある、門井慶喜の意欲作! 『血統(ペディグリー)』を改題。
  • 12星座殺人事件 牡羊座
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    牡羊座の彼がいる人必見! 今宵、あなたが彼に殺されないために。ミステリーと占星術のコラボレーション 雑誌やテレビの星占いではあまり触れられない、占星術のダークサイドに焦点を当て、ミステリー小説と星座解説を一体化。本当は怖い占星術! 12星座の物語の主人公はすべて男性。美容師、刑事、作家、お笑い芸人など様々な職種の男性たちが恋愛のもつれで恋人を殺してしまうという設定で、ちょっとエグい12本の短編小説で構成されています。それぞれの星座には特徴的な性格があるので、殺意や殺し方も千差万別。小説の末尾には占星術家・水谷奏音が執筆した解説があり、それぞれの星座の特徴、なぜそんな殺し方をしたのかが分かります。ミステリー小説を楽しみながら、その星座特有の“殺意”の勉強にもなる一石二鳥の一冊。『12星座殺人事件』の分冊、牡羊座篇です!
  • 12星座殺人事件
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    今宵、あなたが彼に殺されないために! ミステリーと占星術のコラボレーション 雑誌やテレビの星占いではあまり触れられない、占星術のダークサイドに焦点を当て、ミステリー小説と星座解説を一体化。本当は怖い占星術! 12星座の物語の主人公はすべて男性。美容師、刑事、作家、お笑い芸人など様々な職種の男性たちが恋愛のもつれで恋人を殺してしまうという設定で、ちょっとエグい12本の短編小説で構成されています。それぞれの星座には特徴的な性格があるので、殺意や殺し方も千差万別。小説の末尾には占星術家・水谷奏音が執筆した解説があり、それぞれの星座の特徴、なぜそんな殺し方をしたのかが分かります。ミステリー小説を楽しみながら、その星座特有の“殺意”の勉強にもなる一石二鳥の一冊。12星座ごとに分けた、分冊版も同時発売!
  • オリンピック雑学150連発
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    4年に1度のスポーツの祭典・オリンピック。実は……〈聖火の生みの親はヒトラーだった?〉〈55年かけてマラソンを「完走」した日本人ランナー〉〈『シャーロック・ホームズ』の作者、コナン・ドイルは審判を務めていた〉〈アジア初のメダリストはインド人〉〈太古、選手もコーチも全裸だった〉……など、紀元前8世紀にその源流を発するオリンピックは、ロマンと謎に満ちあふれた意外な逸話に彩られていた! 近年の印象深いエピソードも満載し、観戦の予習・復習に必携の一冊。五輪取材経験豊かな著者ならではの、オリンピックトリビア決定版!
  • フィニッシュ・ゲートから
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    「ランナーとは走る者を言う。現世の何を背負おうとも、ただ純粋に真っ直ぐ走り続けられる者だけをランナーと呼ぶのだ」。東京マラソンを舞台に、友情と、遠い日の恋心を優しく紡いだ中編。文春文庫『シティ・マラソンズ』収録。
  • 秋山久蔵御用控 隠し金
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    八丁堀・中ノ橋に、蜆売りの春吉の死体があがった。袈裟懸けに斬られており、侍の仕業らしい。父を亡くした春吉は母を助け健気に働いており、八丁堀御組屋敷街のみなに可愛がられていた。やはり贔屓にしていた南町奉行所吟味方与力・秋山久蔵は、少年を無残にも斬った外道に、怒りの刃を向ける。 好評シリーズ第12弾!
  • 小沢一郎 淋しき家族の肖像
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    「岩手や日本の為になる人間ではないとわかり離婚いたしました」(妻・和子の手紙) 『週刊文春』で妻・和子からの「離縁状」をスクープした著者が、 20年以上の小沢一郎取材の成果をすべて注いだ衝撃ノンフィクション! 家族の亀裂――。それが「政治家・小沢」崩壊の引き金だった。なぜ妻と3人の息子は小沢のもとを離れたのか? 隠し子を別の愛人に預けたのは何故か? 父・佐重喜と母・みちとの間の秘密とは? 小沢一郎という平成の政局を牛耳った政治家の人間性に潜む謎に迫るノンフィクション。
  • 伴侶の死
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    あなたは自分にとって大切な人――たとえば夫や妻のことを、本当に知っていると言えますか? 著者は、38年間連れ添った夫を、癌告知からわずか12日で失います。突然の別れに混乱する中、著者の中で芽生えたのは、「夫はどんな人だったのか?」という、自責を含んだ問いでした。そうして、夫の真の姿を知るために旧知の人たちを訪ね歩き、「夫探し」の旅を始めた著者が見出した答えとは……。夫婦の在り方を問い、ベストセラーとなった名著、四半世紀の時を超えて待望の復刊です
  • 名刀虎徹
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    日本刀の名工として正宗と並び称される、長曽祢虎徹。越前の甲冑師から50歳で江戸の刀鍛冶に転じたといわれる謎に満ちた生涯。美にこだわった正宗に対し、太平の世にありながら、あくまで斬れ味にこだわったその作風。井伊直弼、近藤勇、勝海舟、犬養木堂らに愛された独特の魅力。豊富な図版とともに、人と作品の核心に迫ります
  • 秋山久蔵御用控 埋み火(うずみび)
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    神楽坂下の掘割に、袋物屋『丸菱』の内儀・お艶の死体があがった。お艶は半年前に入り婿の文吉を追い出して離縁しており、恨みによる殺しと思われた。だが当の文吉は事件と係わりがないらしい。南町奉行所吟味方与力・秋山久蔵は、2人の離縁の裏には何事かが潜んでいると睨み、手下に探索を命じる。 好評シリーズ第4弾!
  • 長崎奉行所秘録 伊立重蔵事件帖  麝香(じゃこう)ねずみ
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    次期奉行の特命で、江戸から1人長崎の地に先乗りした与力・伊立重蔵。そこで目にしたのは、得体の知れぬ「麝香ねずみ」と呼ばれる阿片や鉄砲の抜け荷を得意とする一味に蝕まれた奉行所の姿だった。身を崩した錺職人・善六、地元の親分・吉次郎らと真相に迫った先に出会ったものとは──。書き下ろし長編時代小説シリーズ第1弾!
  • 中国秘伝 よく効く「食べ合わせ」の極意
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    中国には、代々伝わる「食べ合わせ」の極意があった! 清朝宮廷で伝統医学を指導していた祖母に学んだ著者が明かす、秘伝の「食べ合わせ術」。不眠には「人参+豚肉」、肩こりには「ホタテ貝柱+ナス」、腰痛には「栗+米」。家庭だけではなく、居酒屋でもコンビニでもファミレスでも実践できる、「食べて元気になる!」技術が満載。食べ合わせ一覧表付きです。
  • 整体かれんだー 旬な身体になる
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    「のぼせ」「冷え」「首が痛い」。身体の悩みはありませんか? 骨盤がゆるむ春、胸のひらく夏、おなかの動きの良くなる秋、骨盤を縮めて冷えに対抗する冬。1年のサイクルを快適に過ごすため、身体はバランスをとりながら変化しています。身体の言い分に沿ってあるがままに生きることを目指す「身がまま整体」を、著者の30年の経験からサポート。
  • 室伏広治 孤独な王者
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    撮影期間、3年。世界でもっとも遠くに鉄の玉を投げる男、その大きな男の細部をカメラに収めようと、十文字美信氏は挑んだ。「見せるための筋肉ではなく躍動する筋肉、つくられていない筋肉を見ていただきたい」(室伏)。そしてふたりは語り合った、ハンマー投という競技について、”極める”ということについて──。対談と、各々のエッセイも収録。
  • 何も起きなかった
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    「雪の匂いはカエルの生臭い匂い」…高校の帰り道、どっちが匂いをうまく表現できるか競って言葉遊びができる親友だった、真樹子と品子。連絡が途絶えていた二人だが、同窓会を機にメール交換が始まる。互いの競争心や嫉妬をオブラートに包んだやりとりから暗い過去が炙り出され、次第に本音が見え隠れしだす。二人の間の緊張感が最高潮に達したとき、真樹子が送ったラストメールは…。これは「忘れられない香り」の記憶をテーマとして競作されたアンソロジーの一篇です。
  • スワン・レイク
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    久しぶりに叔母を訪ねたサツキ。信州の小さな町でバーを営む叔母は、何でも話せる唯一の存在。でもこの厳寒期に突然きた理由は話していない。きっかけは、一本の古いビデオテープだった…。3年前交通事故で夫を亡くしたサツキが、人生を新たにやり直そうと20年勤めた会社を辞める際、引き出しの奥で見つけたビデオ。そこに映っていたのは…。今、小雪が舞う中その場所へ。これは「忘れられない香り」の記憶をテーマとして競作されたアンソロジーの一篇です。
  • ロックとブルースに還る夜
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    編集者の私は、予備校時代を過ごした仙台を30年ぶりに訪れ感傷的になっていた。ハードロックとギターに明け暮れていた浪人時代、レコードを聴きたくて授業をサボって通った国分町のロック喫茶。それがいま目の前にある。まさかこの店が残っていたとは…。タイムスリップしたような錯覚を覚えながら、片想いの“彼女”を思い出しハッとする。閉じていた心の引き出しが開いた瞬間だった。これは「忘れられない香り」の記憶をテーマとして競作されたアンソロジーの一篇です。
  • いちば童子
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    ちょっと不思議な話をしたろか、大阪万博の前の年のこと──俺がいた環状線のT駅の近くに小さな市場があった。肉屋、魚屋、乾物屋、果物屋、食い物屋、ふとん屋にゲームセンター。市場を歩き回る俺は、同い年くらいの男の子があちこちにいるのに出会った。いちば童子だ。座敷ワラシの親戚みたいなもんやな。そんな頃、新しい道路と市場をつなぐ話が持ち上がり、市場は賛否で割れた……。これは「忘れられない香り」の記憶をテーマとして競作されたアンソロジーの一篇です。
  • 父とガムと彼女
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    小学4年生のある日まで、忙しい母にかわって学校の送り迎えをし、自分の世話をしてくれた初子さん。脚本を書きあぐねていた父と、家計をささえていた母。母が実家に行ったきりになったときは、父と初子さんと私で数か月暮らしたこともあった。そしてある日を境にふいに消えてしまった。父が亡くなり、通夜ぶるまいの席で再会した初子さんは……。これは「忘れられない香り」の記憶をテーマとして競作されたアンソロジーの一篇です。
  • 夢の香り
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    35歳の季理子は、中学生のころ夢で嗅いだ“男のにおい”が未だに忘れられない。それはどこか懐かしい、いくつものにおいが混ざり合った複雑なハーモニーだった。年を重ね、デートの誘いも減ってきたある日、海外紛争地帯に長期取材に赴く元同僚の壮行会のため、友人たちと集まった。あ、この男の香りは、あの夢のにすごく似ている……けれど、100%同じではない……。これは「忘れられない香り」の記憶をテーマとして競作されたアンソロジーの一篇です。
  • アンタさん
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    駆け出しライターの私が、後輩の結婚式の2次会でワインを思い切り引っかけて知り合った男は、なんと宮大工。食事に誘われてみれば、食べ物の好みが合い、肩がこらず、話がはずむ。うーん、宮大工の女房もいいかも。親しくなるうちに結婚相手と意識するのだが、それをほのめかした途端、男は青森の山寺修復に行くよ、携帯の電波も届かないような山奥だ、と音信不通に……。これは「忘れられない香り」の記憶をテーマとして競作されたアンソロジーの一篇です。
  • 韓国芸能界裏物語 K-POPからセックス接待まで…禁断の事件簿
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    KARA、少女時代などのK-POPから、イ・ビョンホンらベテラン韓流スターまでの裏事情を徹底レポート! 華々しい舞台の裏側で伝えられる、分裂騒動や奴隷契約、セックス接待などのスキャンダルを、現地通ライターが解き明かす。少女時代屈辱の「10ミニッツ」事件とは? 韓流芸能人はなぜ自殺が多い? 女優の「整形」カミングアウトが流行中? 「本当のところ、どうなってるの?」という疑問に答え、韓国芸能界独特の歴史やルールまで網羅したファン必読の一冊。
  • 海兵四号生徒
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    1巻550円 (税込)
    デモ隊の喧騒をよそに、足どり重く街路をぬう中年の男。同窓生の集まる母校へと向かう彼の脳裡をよぎるのは、少年時代の不器用でひたむきなおのれの姿だった。苛酷な鍛錬に堪え、田舎中学の柔道部優勝に貢献した盛田修平は、みずからを律するものを求め、それに堪え、そしてそれを越えることにより他をも律し得る存在たらんとして、海軍兵学校を志願した。再び続く厳格な規律と鍛錬の日々、個性豊かな同期生との友情を得、やがて戦場へと向かう。太平洋戦争前夜の青春群像を描く力作。
  • 修羅の匂い
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    ブティックの女経営者の恋人が殺され、彼女の親友である人妻に疑いがかかる。殺人現場に残された人妻と同じ香水の香りの謎は? (「修羅の匂い」)。実直なサラリーマンが出来心で犯した浮気相手の若いホステスの部屋を訪れると、彼女は全裸で倒れていた。男にアリバイはない(「擦れ違った顔」)。一見、何不自由ない平和な家庭に隠された事情、場末の調査事務所に持ち込まれた五つの依頼は、やがて凄惨な事件へと発展する。著者持ち前の曖昧の美学が光る本格ハードボイルド連作短篇集。
  • さらば、愛しき藝人たち
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    アダチ竜光、牧野周一、広沢虎造、大辻伺郎、吾妻ひな子、石田一松、シミキン、可楽、馬風……比類なき芸ゆえにいかなる奇矯も許された古き良き時代。ずらりと並んだ15人は誰を見ても二度と現れそうもないキャラクターばかりである。筆者は、すでに鬼籍に入って見ることも聞くこともかなわぬ芸をいとおしみ、愛すべき素顔を懐しむ。その優しい目と、巧緻な筆で描いた「しがない」芸術家への鎮魂歌は、同時にもうひとつの昭和史になっている。
  • 極楽トンボ
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    親父はな、作家なんてお前には無理だよ、出来もしねぇヤクザな夢を追ってねぇで、まともな商売でもやれってんだよ、ひでぇこと言うじゃねぇか……。あるときは下町のトリスバー経営者、あるときは人気抜群の放送作家、またあるときはカンヌ映画祭で激賞を受けた映画監督、直木賞受賞の人気作家。さらには俳優、雑誌社オーナー、そしてアイディア商品の開発に売り込みと、多芸多才、あふれる才気をほしいままにする著者自身の人生の忘れがたき思い出をベースに描いた自伝的連作小説。
  • 鬼が来た(上) 棟方志功伝
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    1~2巻770円 (税込)
    善知鳥(うとう)……それは青森市の古名でもあり、なぜか悪知鳥とも呼ばれて古今集にも歌われた悲しい伝説の鳥でもある。その幻の鳥を追って本州北端、青森の善知鳥神社に隣接する貧しい鍛冶屋から始まった棟方志功の旅は、柳宗悦と民芸運動、保田與重郎と日本浪曼派、太宰治らとの出会いと微妙な反発を経て、未知の闇へと進んで行く……。天才版画家・棟方志功の人とその時代を、郷里を同じくする作者が、深い愛情と渾身の力をこめて描いた伝記文学の傑作。芸術選奨文部大臣賞受賞。
  • 琥珀の技 三船十段物語
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    「三船久蔵は単なる選手ではなくて、求道的であったという点でも真の柔道家であった。……書き終えて、一業に秀でた人間のすさまじい闘志にふれた感動が、ずっしり胸底に残っている」(あとがき)。一五九センチ、五十六キロの体ながら、あくなき技の追求者として空気投げ、球車、踵返し、諸手刈、三角固めなどをつぎつぎに発明し、生涯無敗を誇った三船久蔵十段。負けじ魂と精妙な技で日本柔道を造りあげた不世出の柔道家の堂々の一生を、同郷の直木賞受賞作家が熱愛をこめて綴る。
  • ミッドウェー戦記
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    太平洋戦争の帰趨をきめたミッドウェー海戦。日米機動部隊の激突を前に索敵の利根四号機が打った一本の無電「敵ラシキモノ十隻見ユ……」。自身、海軍中尉として撃墜され米国の捕虜収容所での経験を持つ筆者が、そこに収容されていた「飛竜」乗組員の話をきっかけに、戦後多くの生存者に会い、日米両軍の資料にもとづいて、海戦の勝敗をわけた戦況をつぶさに描く。通説とされてきた「運命の五分間」をくつがえす新しい鍵を明らかにする、著者会心の長篇記録文学。
  • 幕末風塵録
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    浦賀にペリー艦隊が突如、現れたのは、嘉永六年六月のこと。この黒船ショックが、その後どういう変容を遂げて明治維新や現代に受け継がれて行ったか──。「戊辰戦争の敗者の慰霊鎮魂なしには、明治以後の歴史は語り得ない」とする著者が、動乱の幕末の深層を抉り、将軍から遊女まで、人々の息遣いに触れさせてくれる随想集。《目次の一部》榎本武揚と樺太、吉田松蔭とテレパシー、大奥は砂糖天国、家茂びいき、将軍の気くばり、トコトンヤレ節由来、写真術事始、ナポレオンと留学生ほか。
  • にわか産婆・漱石
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    明治三十八年十二月十四日未明、夏目漱石は鏡子夫人の分娩を助けるべく、汗みどろになっていた。産婆が来る前に、出産が始まってしまったからだ。なぜ俺が、と直前まで夫人へ悪態をつき、いよいよとなったとたん、明治男子の面子にこだわりながらも母子ふたりの命をあずかった父親の混乱ぶりを胎児の側から描いて話題を呼んだ表題作はじめ、家康に命じられ、明国に出張した義歯職人たちが体験する宦官にまつわる悲喜劇を克明に描いた傑作「大御所の献上品」他二篇を収録。
  • 古代女王ものがたり
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    人類文明の故郷である古代オリエントには、輝かしい名を残した女王と王妃が少くない。クレオパトラやハトシェプストなど、おなじみの古代エジプトの女王から、シバの女王ビルキス、ローマに挑戦したパルミラの女王ゼノビア、最高の美女といわれた王妃ネフェルティティ、ツタンカーメン王の最愛の王妃アンケセナーメンなど、紀元前十五世紀から紀元後三世紀に至る古代オリエントの歴史の中で、波乱万丈の生涯を華やかにたどった六人の女性たちの、ロマンにみちた劇的な生涯を描く。
  • ナポレオン その情熱的生涯
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    「女を探せ」は犯人追跡の極意である。男性の伝記を書く場合も同じではあるまいか。およそ、伝記の主人公になるくらいの男なら、女を愛し女に愛されなかったはずはない……。コルシカ生まれの一砲兵士官が、フランス革命後の風雲に乗じ、軍事的天才を揮って全ヨーロッパを席捲し、ついにフランス皇帝の座をかちとる。絢爛たるナポレオンの生涯を一層華やかに飾ったのは、戦争と同様の情熱をそそいだ多彩なる恋愛遍歴である。英雄の人間的側面をドラマチックに描く異色の伝記。
  • 炎は流れる(1) 明治と昭和の谷間
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    はたして日本人とは世界でもまれな精神構造をもった特異な民族なのか。近代夜明けの明治期を象徴するふたりの人物に焦点をあて、彼らの行動を支配した思考に迫る。この本は歴史というよりは、歴史を歩いたルポルタージュであり、いわば「タテの紀行文」だ。日本人の精神構造の中核を形成している「忠誠心」の源流をたずねて、乃木大将の殉死から筆をおこし、その死をめぐるさまざまな評価から、さらに赤穂浪士の仇討ちまでさかのぼって、日本的特性をさぐっている。
  • わかっちゃいるけど… シャボン玉の頃
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    テレビの笑いを決定づけた、いまなお語り継がれる黄金期の怪物バラエティ「しゃぼん玉ホリデー」。ミスター・しゃぼん玉が語る、抱腹絶倒の真実! ザ・ピーナッツ クレージーキャッツ(ハナ肇、植木等、谷啓、犬塚弘、安田伸、桜井センリ、石橋エータロー)入江美樹 坂本九 中尾ミエ クリント・イーストウッド なべおさみ 小松政夫 水原弘 勝新太郎 中山千夏 朝丘雪路 永六輔 前田武彦 大橋巨泉 野坂昭如 井上ひさし みんな出てくるのだ!
  • 犬が育てた猫
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    優しい老犬に育てられた猫は自分を犬と思っているのかどうか、鷹揚で食卓の上の食物を狙ったりすることがまったくなかったのが、二度の失恋以来調子が狂って、ついに食卓の上の魚を盗んだ。「おまえともあろうものが、なぜそんなことをするのだ」と、私は猫に言った。間もなく、その猫はふっと姿を消してしまった……。二度と戻ってこなかった愛猫への思いを語る表題作はじめ、日常生活、嗜好、交遊、戦中体験、追悼、独自の濃密な文学空間を軽妙洒脱な文体で綴る絶妙のエッセイ集。
  • 不思議の国の野球 チェンジアップを16球
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    GYマークのついた帽子をかぶった白兎に誘われて「不思議の国(ジャイアント・ランド)」に迷い込んだ“マスミ”の姿をブラックな笑いで描く「不思議の国のマスミ」、すべての野球選手に段位を与えようとした計画の意外な結末を描く「幻の『四番サード長嶋八段』」他、「マスコミ江川裁判」「風雲児落合博満武勇伝」などSF、時代小説、純文学等さまざまな手法を駆使する風刺と諧謔とユーモアに満ち満ちた奇想天外プロ野球パロディ集。東京ドームに行くより楽しめます。
  • リリー・マルレーンを聴いたことがありますか
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    私は万博会場で初めてマレーネ・ディートリッヒの歌う「リリー・マルレーン」を聴いた。なぜか心に残る歌だった。私はその歌に誘われてヨーロッパへの旅に出た。そこで第二次大戦中、ドイツ軍兵士が熱烈に愛唱し、やがて戦線を越えてイギリス兵やアメリカ兵にも歌われたことを知った……。一曲のラブソングがくり広げる壮大な人間ドラマを、ひとりの日本人が冷戦当時のヨーロッパの地を歩いて探りだす。欧州独特の情景と国境を越えて邂逅する多彩なひとびととの交流。
  • 罠のある季節
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    ストリップ劇場、お触りバー、ライブ・ショー、そして……それが罠なのだろうか。新しい女性生理用品の開発・発売をめぐって、メーカー、広告代理店の虚々実々の闘いが始まる。新製品の厖大な宣伝費を獲得するのはどこか? テレビ局から大物タレントまで巻き込んで、噂は噂を呼び、同業者の疑心暗鬼は深まるばかり。罠をかけ、あるいは罠にはまり、しかもなおどろどろとしたビジネスのなかで生きつづける人間たちの、マンガチックでシリアスな人生。
  • 話のたね
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    7年間に23人女房を替えた男がいた。検非違使の長官の邸に仕えながら盗賊の頭目になっていた女がいた。皇后の嫉妬がこわいばかりに勅命を取り消した天皇がいた。覚悟の入水自殺を遂げたはずなのに何故あのとき止めてくれなかったのかと化けて出た偉い僧侶がいた──悩みのタネも、うろたえ方も、現代人とへだたるところなく、しかし彼らの対処ははるかにユニークで、風流である。古典から面白い話、ためになる話、いい話を集め、ていねいで軽快な筆致で解説をつけたアンソロジー。
  • 流行作家
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    「この作品は私の生理の産物のようなものである。この一、二年、私の中に、最も水位を上げて溜ってきたものが、流行作家という自分が置かれている立場への意識からくる、さまざまな絡み合いである」……芥川賞候補五回という輝かしい経歴をもちながら、こと志と反し情痴小説の第一人者、ポルノの大御所と呼ばれ、夜な夜な銀座に浮名を流す作家の心を、時によぎる若き日の夢。得たものと失ったもの、優越感と劣等感の間をたえず揺れ動く人気作家の哀歓を赤裸々に語った傑作自伝。
  • 幻燈辻馬車(上)
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    1~2巻660円 (税込)
    干潟干兵衛、もと会津藩同心。維新後は東京で辻馬車屋を営む。馭者台に孫のお雛と、息子と妻の幽霊を乗せて……。自由民権の思想に傾倒する青年たちと、彼らのもくろみを防ごうと密偵たちがもつれあう都市で、幕末の戦争で辛酸なめつくし、唯一の生きがいである孫娘とふたり、おだやかな日々を送るはずだった中年の男は、いつしかその渦に巻きこまれていく。三遊亭円朝の講釈にオッペケペーの川上音二郎、築地の市場ですし食う伊藤博文など、豪華絢爛の登場人物が奇怪な彩りを添える。
  • 木綿恋い記(上)
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    1~2巻660円 (税込)
    万葉集にも歌われる別府の奥の由布岳の麓に生まれた娘に、砕石工夫だった父は由布(ゆう)と名付けた。その父は彼女が十歳のときダイナマイト事故であっけなく死に、病弱だった弟も幼くして世を去った。敗戦直後の貧しさから温泉旅館の芸者になった由布は、酔客に手込め同然に処女を奪われ、以後、客にからだを売るようになる。そんな由布を心配した母は、同郷のつてを頼って東京へ行きマッサージ師の勉強をするよう勧めた……。女性の生涯を描いて追随を許さない水上文学の白眉!
  • さむらいの本懐
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    幕末の世に大仕事をしながら、将軍慶喜からも疎まれ罵倒された勝海舟、一介の流人あがりにもかかわらず東国武士に担ぎ上げられ鎌倉に幕府を開いた源頼朝などなど、人の褒貶は棺を蓋うてもなおなお定まらない。永い時の流れを経てみれば勝者も敗者もみなひとしく美しく懐しい。遺るのはただ、男の美学の存否のみ、その尺度で測られることこそが「さむらいの本懐」だろう。円熟の史眼で転変を凝視する巨匠の小説と随想集。歴史を読む醍醐味はこの一冊に凝集される。
  • 四畳半色の濡衣
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    〈……方丈より一尺せまき九尺四方すなわち四畳半はいにしえより色のにぎわい。香りゆかしき閨のうち、いくよの夢は宝舟、立てし帆柱いとめでたきありさま、つたなき筆に写して、雨の振袖しっぽりと、濡色みするよしなしごと書きつづらんと、珍腐山人しるす……〉雑誌「面白半分」編集長として伝・永井荷風作の名作「四畳半襖下張」を再録し、刑法一七五条わいせつ文書販売人の判決を受けた著者が、憤然、筆のかぎりを尽くして男女の営みを活写し、わいせつとは何かを世に問う問題作。
  • 嗚呼 江戸城(上)
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    天下を握った徳川家康には金がなく、一大名になり下った豊臣秀頼には巨額の金銀があった。貧しい天下人家康は、富有な大名を滅ぼしてその財宝を奪うべく兵を起す。大坂の役とは、それだけのことであった……。しかし三代将軍家光はその大金の埋蔵場所を知らされていなかった。ドラマはそこから始まる。将軍家から大名、旗本、はたまた浪人、商人、いかがわしい町奴に吉原の遊女までが縺れ合い、江戸城の建設と莫大な太閤の遺金をめぐって展開される雄大な長篇の幕開け。
  • 人殺し(上)
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    1~2巻550~660円 (税込)
    糖尿病検査に家から遠く離れた京都の病院を選んだのは、作家、井崎の計算である。古い友人が勤務ばかりでなく、からだの関係がある酒場の女、瑛子が、入院する前の日を私にちょうだいと言ったのも理由のひとつだった。青年でもなく老年でもないというのは、何か中途半端である。井崎は疲れていた。疲れているという感じは他人には説明のしようのないものだった……。年齢の重みが人の心に与える苦渋と、香ばしい人生の漿果の甘露を思う存分啜り味わう快楽の交差する著者会心の傑作。
  • 土俵に棲む鬼 相撲小説集
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    「ワシは大関なんかなりたくない」昇進がきまった日に、天才力士とうたわれた関脇御前山は、当惑し憤慨する相撲関係者や驚く記者を尻目に突然姿を消してしまった。いったい彼に何が起こったのか(「一瞬の栄光」)。他に力士や親方たちの人生を活写する「走れ幕下」「摺り足の秘密」「タニマチ」。行司や呼出したちに材を取った「差し違い」、「蛇の目の柝」など、大相撲を舞台にして様々な人間模様をいきいきと描き出した相撲小説の醍醐味八篇。
  • 春日局
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    父は逆賊明智光秀の重臣、斎藤内蔵助利三、離縁したとはいえ元の夫は関ケ原で西軍を裏切った小早川秀秋の筆頭家老、稲葉正成、運命にもてあそばれる前半生を経たお福が、徳川家康に見込まれ、将軍秀忠の嫡男竹千代、のちの家光の乳母となる。江戸城に入ったお福は家康の絶大な庇護のもと、大奥に新しい秩序をきずき、江戸幕府の大きな礎となった。――激動の世を、気品高く、豊かな教養と知性、そして類いまれな行動力で生きぬいた女の一生は、からたちの花を愛した生涯でもあった。
  • 地獄を嗤う日光路
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    「股旅小説を書いていると、ぼくもいつの間にか主人公と一緒に旅を続けることになる。あの峠を越えたらその向こうに何があるか、急がないと日が暮れてしまう、こうした旅とはまったく孤独なものだ、などとぼくも主人公と同じことを考えている」(あとがきより) 「借りを返さにゃ死にきれぬ」渡世人・小仏の新三郎を描く連作は街道シリーズ「雪に花散る奥州路」の姉妹篇。「背を陽に向けた房州路」「月夜に吼えた遠州路」「飛んで火に入る相州路」「地獄を嗤う日光路」の四篇を収録。
  • 戦中派の死生観
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    戦中派は一度は捨てた命なのだから生死には恬淡だといわれる。しかし、一度捨てた命だからこそ、本気で大切にすべきではないのか。そして、戦後の日本がその出発にあたって存立の基盤であるアイデンティティーまで喪失したことの愚を、我々戦中派は黙視すべきではない。──日本と日本人の生きることの意味を、自らの戦争体験をたえず反芻しながら真摯に問いつづけた「戦艦大和ノ最期」の著者の熱い想い。没後、時を経ても、なお広い共感をよぶ感動の遺稿集!
  • 死者と栄光への挽歌
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    昭和十七年、菊池睦男が生まれる前にニューギニア戦線のボロホロ島で戦死したはずの父親が生きていたという。いや、生きていたが八日前に交通事故で死亡して、そのため一億円の生命保険金が睦男に転げこんでくるという。突然訪ねてきた男に、そう告げられても、睦男は、にわかに信じることができなかった。こんなバカな話ってあるだろうか? ――戦後幾星霜を経てなお戦いの傷痕いえぬ男たちが織りなす凄絶な生死の葛藤。「軍旗はためく下に」から構想十年、著者渾身の長篇推理小説。
  • 草野球必勝法
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    小学生の頃は強肩強打の左翼手。サラリーマン時代は投手兼三塁手にして四番打者。そして後に監督と豊富な経験をもつ筆者が、ウンチクをかたむけて語る、江分利満氏の華麗にして優雅なベースボールの楽しみ方。プロ野球なら長嶋茂雄論から熱涙の巨人・阪神戦観戦記まで、草野球なら選手起用法から監督のありようまで、あらゆる局面にふれたこの本は、根っからの野球好きが愛情をこめて書いた野球論であると同時に、ユニークな人生論にもなっている。
  • 志ん生のいる風景
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    没後何年たっても志ん生のレコード、テープの売れ行きは、他の追随を許さない。「去る者日々に疎し」の古諺は、この人には当てはまらない。戦争も、売れない芸人の悲哀も、すべてを芸のこやしにして、見事に開花させた闊達さ。名前を覚えてもらうのがなにより大事な仕事で十六回も高座名を変え、師匠まで何度も取り替えた自由奔放さ。極貧時代の思い出を自伝『びんぼう自慢』にしてしまう諧謔精神。思うままに生きた八十三年の人生を、生前の面影ありありと活写した評伝文学の傑作。
  • 上海ララバイ
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    「私は、一瞬ともいえるあいだに見せた母の強いけはいにたじろいだ。そして、自分と母とのあいだにピンと張られた糸が、巨大な指の爪先にビンとはじかれたような幻想におちいった――」母と私がはじめて会ったのは高校卒業の直前だった。新聞の上海特派員だった父は私の誕生前に腸チフスで死に、母は祖父・村松梢風の意志で、祖父の籍に入れられた私を残して他家へ嫁いだのだ……。不安定な思いを抱きながら母とともに、幼児期を過ごした千駄ヶ谷の家を探し、上海を訪ねる自伝的長篇。
  • 巨人軍かく勝てり V9達成の秘密
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    川上監督ひきいる巨人軍は、九たび連続して日本一の栄光の座についた。空前絶後の輝かしい記録である。V9はいかにして達成されたか。当時の名参謀が絶対に勝つための巨人式野球術を、人事管理の面から明らかにしたユニークなV9秘録である。初めてあかす巨人戦法、新人の鍛え方、スーパースターを生み出す条件ほか、無敗の巨人をささえた主要人物の素顔を紹介、全盛時代の長嶋、王の知られざるエピソードをふんだんに織りこんだ野球ファン必読の書。

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