中公新書の検索結果

  • 腎臓のはなし 130グラムの臓器の大きな役割

    腎臓のはなし 130グラムの臓器の大きな役割

    ビジネス・実用
    3.0
    1巻902円 (税込)
    一つ減っても大丈夫。そう軽視できるほど、腎臓の人体における役割は小さくない。主な働きは尿を作ることだけだが、それがなぜ生命の維持に必須なのか? 一日二〇〇リットル作りその九九%を再吸収する尿生成の方法から全身の体液バランス調整のしくみ、脳と同じくらい複雑で繊細かつ壊れにくい構造、一三〇〇万人以上と推計される慢性腎疾患の治療まで。背中に収まるソラマメ型の臓器について、第一人者がすべてを解説。
  • 江戸幕府と儒学者 林羅山・鵞峰・鳳岡三代の闘い

    江戸幕府と儒学者 林羅山・鵞峰・鳳岡三代の闘い

    ビジネス・実用
    3.0
    1巻946円 (税込)
    林家は、朱子学者・林羅山を始祖とする江戸幕府に仕えた儒官の家柄である。大坂冬の陣の発端となった方広寺鐘銘事件から、史書『本朝通鑑』の編纂、湯島聖堂の創建、大学頭叙任、赤穂浪士討ち入り事件への対応、そして新井白石との対立まで――。初代羅山・二代鵞峰・三代鳳岡は、歴代将軍の寵用と冷遇に翻弄されながらも、江戸期朱子学の確立に奔走した。その林家三代一五〇年の闘いと事績を描く。
  • 常用漢字の歴史 教育、国家、日本語

    常用漢字の歴史 教育、国家、日本語

    ビジネス・実用
    3.0
    1巻946円 (税込)
    10万字以上の漢字のなかで、日本語の読み書きに使う目安となる常用漢字は2,136字。これに人名用漢字を加えた約3,000字で過不足はないのか。選択の基準はどこにあり、字体や音訓はどのように決められたのか。本当に常用されているのか。国家が漢字と音訓を制限することの功罪とは。本書は江戸時代の常用漢字を推測する実験から説き起こし、明治以降のさまざまな漢字表を紹介。常用漢字でたどる日本語の150年史。
  • かなづかいの歴史 日本語を書くということ

    かなづかいの歴史 日本語を書くということ

    ビジネス・実用
    3.0
    1巻946円 (税込)
    中学・高校の古文の授業で私たちは「歴史的かなづかい」に出会い、例えば現在「カワ」と発音する語がかつては「かは」と書かれたことを知る。なぜ発音と表記は違うのか、表記はいかに揺れてきたのか。仮名が生まれた十世紀の『土左日記』に始まり、藤原定家の「定家かなづかい」、中世の実用的な文書、契沖のかなづかい。そして明治期の小学校教科書や野口英世の母の手紙まで。「かなづかい」でたどる日本語の歴史。
  • 野球と戦争 日本野球受難小史

    野球と戦争 日本野球受難小史

    ビジネス・実用
    3.0
    1巻902円 (税込)
    大リーグでの日本人選手の活躍、WBCでの連続優勝…。日本の野球は世界の頂点を極めつつあるように見える。ただ、その歴史に暗黒の時代が刻まれていることを知る人は少ない。昭和七年、学業軽視、選手獲得に金銭が動くことを懸念した文部省は「野球統制令」を公布。さらに、泥沼化する戦況のもと、野球部排撃の動きが全国に広がった。粛正、弾圧を潜り抜け、物資窮乏の中、焦土の上に復活する苦難の日々を史料と証言で辿る。
  • カラー版 ギリシャを巡る

    カラー版 ギリシャを巡る

    小説・文芸
    3.0
    1巻1,100円 (税込)
    ギリシャの美しさは他に類を見ない。美しい浜辺や海岸線に縁どられた紺碧の海。岩がちな、あるいは緑鮮やかな、変化に富む地形。ヨーロッパ文明発祥の地として、文化史上でも輝かしいかの地には、世界遺産に登録された地域や建造物も多い。本土の観光ポイントに加え、エーゲ海とイオニア海に浮かぶ有人の島すべてを、美しい写真で紹介する。
  • 天文学をつくった巨人たち 宇宙像の革新史

    天文学をつくった巨人たち 宇宙像の革新史

    ビジネス・実用
    3.0
    1巻814円 (税込)
    ガリレオが自作の望遠鏡を天に向けたとき、近代天文学の幕が開いた。以来発展を続け、ケプラーは惑星運動の法則を発見、ニュートンは力学的宇宙論を、アインシュタインは相対論的宇宙論を創出した。そしてガモフの火の玉宇宙論へ。宇宙像は変容を重ね、今や「光の宇宙」が姿を現しつつある。科学探査機は星々の誕生と進化の道筋を明らかにした。宇宙物理学と名を変えた天文学の歩みを巨人たちの素顔とともに伝える。
  • ガウディ伝 「時代の意志」を読む

    ガウディ伝 「時代の意志」を読む

    ビジネス・実用
    3.0
    1巻968円 (税込)
    アントニ・ガウディが活躍した十九世紀のバルセロナとはどんな都市だったのか。奴隷貿易が生んだ「黒い金」を元手にガウディのパトロンとなった新興富裕層、チャンスをもたらした建築ラッシュ、経済力が生んだナショナリズムと独自文化の再評価…これらのどれ一つが欠けてもガウディの建築群は誕生しなかった。知られざる作品も紹介しながら、その異能がどのように誕生し、発揮されていったかを、同時代史の中に位置づける。
  • 外邦図――帝国日本のアジア地図

    外邦図――帝国日本のアジア地図

    ビジネス・実用
    3.0
    1巻946円 (税込)
    明治初期から第二次世界大戦終結まで、日本がアジア・太平洋地域について作製した「外邦図」。陸軍が中心となり、戦争と植民地統治の「道具」として、朝鮮、中国、東南アジアと、進出に先駆けて作られた。その手段は、複製、秘密測量、空中撮影であり、現地での衝突も少なくなかった。本書は、初期の陸軍将校たちの偵察測量、日露戦争戦場での争奪、越境空撮など、従来知られていなかった作製の内実と利用の歴史を明らかにする。
  • イタリア旅行 「美しい国」の旅人たち

    イタリア旅行 「美しい国」の旅人たち

    小説・文芸
    3.0
    1巻902円 (税込)
    今も昔もイタリアが人気の旅行地であることに変わりはないが、旅の目的は時代によって大きく変化してきた。古代ローマ芸術への礼賛からローマやナポリが人気だった18世紀。理想風景への憧れから画家たちが田園や海辺に集い、ゴシックリバイバルの影響でフィレンツェなど中世都市にも目が向けられた19世紀。ヨーロッパを席巻したイタリア旅行ブームを追体験し、そこから生まれた多彩な文化を覗いてみよう。
  • あなたの表現はなぜ伝わらないのか 論理と作法

    あなたの表現はなぜ伝わらないのか 論理と作法

    ビジネス・実用
    3.0
    1巻836円 (税込)
    世界中の企業が、従業員に求めるものの第1位は、エフェクティブ・コミュニケーション(効率よく考えを伝え、よい効果を生み出す能力)だという。コミュニケーションの原義は、「共有する」こと。困難な状況を打開するにも、他人とよりよい関係を築くにも、共有することから始めなければならないことは誰にも明らかだろう。何をどう伝えれば効率と効果が期待できるのか。刻々と変化するメディアを十全に活かすヒントが満載。
  • 突然死の話 あなたの心臓に潜む危機

    突然死の話 あなたの心臓に潜む危機

    ビジネス・実用
    3.0
    1巻792円 (税込)
    つい先ほどまで元気だった人が、一瞬にして命を失ってしまう-家族と最期の言葉も交わせないままに。「心臓性突然死」ほどやりきれない別れはない。本書では悲劇を避けるため、心臓の仕組みから突然死の最新予防法まで丁寧に説明する。先天性の病気による場合もあれば、風邪や下痢などの軽い病気、入浴やスポーツなど日常の活動が原因になることもあり、対策は一筋縄ではいかない。悲劇を避けるために、できること。
  • 虫たちの生き残り戦略

    虫たちの生き残り戦略

    ビジネス・実用
    3.0
    1巻770円 (税込)
    四億年の歴史をもつ昆虫類は、環境へ巧みに適応し、姿形や生活様式をさまざまに進化させてきた。一見不可解なふるまいにも、生き残りをかけた驚くべき知恵が隠されている。殺虫剤を強壮薬にするゴミムシダマシ、光の輪をつくって卵を守るイリオモテボタル、植物の種を蒔くクロヤマアリ、大雪を予知するオオカマキリなど、最新の知見を交えながら虫たちの行動の謎に迫る。昆虫の世界への興味をかきたてる二四話。
  • 日本語のコツ ことばのセンスをみがく

    日本語のコツ ことばのセンスをみがく

    ビジネス・実用
    3.0
    1巻814円 (税込)
    文字、音声、語彙、文法といった基礎知識を習得しても、それだけで日本語がなめらかに操れるわけではない。ことばを扱う場でどうすればよいかという応用技術こそが大切である。本書は、あいまいさや誤解を防ぐために必要な知恵、上下関係が錯綜するなかでの敬語の用法、手紙に込めるちょっとした心遣い、作家たちが紡ぎだしてきた美しい表現など、生活をゆたかにするための、日本語ならではの技を伝える。
  • 軍事革命(RMA) 〈情報〉が戦争を変える

    軍事革命(RMA) 〈情報〉が戦争を変える

    ビジネス・実用
    3.0
    1巻726円 (税込)
    ナポレオンによって大兵力の殲滅戦が開始されてから、戦争は火力による殺傷と破壊を意味するようになった。これ以降、工業化時代の戦争は、双方が国力全体を消耗しあう形態となったのである。情報技術や精密誘導技術が極限まで発達したため軍の運用や編成・組織が劇的に変化しつつある今、もはやクラウゼヴィッツの唱えた消耗戦は主流ではなくなりつつある。これからの戦争はどうなるのかをシミュレートする。
  • 日本語の素顔

    日本語の素顔

    ビジネス・実用
    3.0
    1巻726円 (税込)
    幕末から明治初年にかけて日本では、西欧の言語の吸収に熱心で素顔の日本語を恥じ、外国ふうの化粧をした日本語が生まれた。さらに敗戦によって日本的なすべてのものに対する否定的な態度が一般的になり、近年は、書く文章だけでなく話しことばもまた激しく変りつつある。幼児にことばを教える母親の役割の重要性を痛感する著者が外国語と比較して、日本語の素顔の美しさや味わいを数々の具体例によって見なおす。
  • 血栓の話 出血から心筋梗塞まで

    血栓の話 出血から心筋梗塞まで

    ビジネス・実用
    3.0
    1巻880円 (税込)
    けがなどで出血した場合、血は固まらなくては困る。だが、血管のなかで固まってしまうと、重大な障害に結びつく。現在、日本人の死亡率の第一位は悪性腫瘍だが、血栓によって引き起こされる第二位の脳血管障害と第三位の心疾患を合わせると、悪性腫瘍による死亡率を越える。高齢化社会の到来とともに問題となってきた「ぼけ」も、血栓と関係が深い。本書は、最新の血液学をベースに、血栓症のしくみと治療法、予防法を丁寧に解説する。
  • カラー版 極限に生きる植物

    カラー版 極限に生きる植物

    ビジネス・実用
    3.0
    1巻1,034円 (税込)
    富士山をはじめとする日本の高山には、厳しい自然のなかで可憐に花ひらく植物たちが生きている。また、アンデスやヒマラヤ、南米の砂漠、北極圏や南極大陸などの過酷な環境にも、個性的な植物が数多く存在する。百年も長生きする草、高さ百メートルを超える巨木、多機能な葉を持つ植物など、地球の長い歴史のなかで厳しい環境に適応して生きつづけてきた植物のふしぎな生態に迫る。
  • 百人一句 俳句とは何か

    百人一句 俳句とは何か

    小説・文芸
    3.0
    1巻770円 (税込)
    『小倉百人一首』は、万葉時代から新古今時代まで五百年余に作られた和歌から精選された名歌集だが、そののち、古代から当代までを通覧してのアンソロジーは普及しなかった。そのことはわが国の詩歌の中心が短歌から連歌、俳諧へと移っていったことと無縁ではない。本書は『古事記』から現代俳句まで、旋頭歌の片歌や連歌・俳諧の発句を含めた五七五の名作を通時代的に選んで、日本人の美意識の本質と変遷を探ろうとするものである。
  • 朝鮮半島の食と酒 儒教文化が育んだ民族の伝統

    朝鮮半島の食と酒 儒教文化が育んだ民族の伝統

    ビジネス・実用
    3.0
    1巻726円 (税込)
    朝鮮半島に由来する飲食物は、日本の外来食文化の中でも、今や最も普及しているもののひとつである。それほど身近で、今や「日本の食べもの」になったともいえるものだからこそ、それらが、どのような文化的背景で生まれ育ってきたのかを概観する時に来たともいえるのではないか。本書は、風土や社会という条件の下で、どのような食材が、どう調理され、どんな食習慣に従って消費されてきたのかを、簡潔に紹介するものである。
  • ミミズのいる地球 大陸移動の生き証人

    ミミズのいる地球 大陸移動の生き証人

    地球上に登場して四億年の歴史を有するミミズは、その分布から大陸移動の根拠を与えてくれる。また、ダーウィンの晩年の書物『ミミズと土』にあるように、ミミズは生態系の一端を担っている。著者はポーランドでの生態学調査を皮切りに、ケニア、ハワイ、モンゴル、ガラパゴス等々へ、シャベル持参で採集調査に出かけて、思いがけぬ発見をする。オーストラリアへは巨大ミミズの見学に訪れる。小さなミミズが大きく見える異色の本。
  • 両班(ヤンバン) 李朝社会の特権階層

    両班(ヤンバン) 李朝社会の特権階層

    ビジネス・実用
    3.0
    1巻924円 (税込)
    韓国では今日も、儒教の「教え」が日常生活の隅ずみまで深く浸透している。朝鮮・韓国で朱子学の受容を担ったのは両班階層であった。両班は官僚・知識人として李朝時代を通じ京師と地方の支配エリートであった。しかし両班は法制的手続きを経て制定された特権階層ではない。彼らは社会的慣習を通じ周囲から両班としての資格を認定された、相対的で主観的な階層であった。ではその資格とは? 両班の形成過程と儒教的伝統の実態を描く。
  • 武家の棟梁の条件 中世武士を見なおす

    武家の棟梁の条件 中世武士を見なおす

    ビジネス・実用
    3.0
    1巻792円 (税込)
    現代の日本人がイメージする高潔で忠義を重んじる武士像は、近世に概念化され、明治以降、国家主義的教育の中で作られたものであり、本来、武士とは「政治史的にはこの上もなく」暴力的性格の社会集団で、「職業的な殺し屋」的存在だった。この集団を束ねた「棟梁」とはなにか。その条件は。なぜ武家政権がかくも長期にわたって存続し得たのか。武士の本質と肖像を社会史的職能論により捉え、そこに浮かび上がる日本の中世を考える。
  • 福祉工学の挑戦 身体機能を支援する科学とビジネス

    福祉工学の挑戦 身体機能を支援する科学とビジネス

    ビジネス・実用
    3.0
    1巻814円 (税込)
    急速な高齢化が進むなか、高齢者や障害者の日常生活を工学面から支援する「福祉工学」が注目を集めている。これは、失われたり衰えたりした感覚や手足、脳の機能を、機械で補助・代行する工学分野である。本書では、この分野の草創期から一貫して携わっている著者の経験をたどりつつ、これまでビジネスとしては成り立ちにくいとされていた福祉が、ひとつの産業として大きな可能性を秘めていることを示す。
  • タイトルの魔力 作品・人名・商品のなまえ学

    タイトルの魔力 作品・人名・商品のなまえ学

    ビジネス・実用
    3.0
    1巻902円 (税込)
    絵画や彫刻の展覧会で、作品のかたわらには必ずネームプレートが寄り添っている。音楽、小説、詩、戯曲…。いずれにもなんらかのタイトルが付されている(なかには「無題」というタイトルもある)。では、このタイトル、いつごろからどのように、作品と不即不離の関係になったのだろう。人の名前、商品のネーミングも視野に入れながら、藝術作品におけるタイトルの役割と歴史を考える、刺激に満ちた美学の冒険。
  • 後醍醐天皇 南北朝動乱を彩った覇王

    後醍醐天皇 南北朝動乱を彩った覇王

    ビジネス・実用
    3.0
    1巻814円 (税込)
    後醍醐天皇は、鎌倉幕府を倒し南北朝時代の幕を開けた動乱の立役者、天皇親政を復活させ全国支配の規範を示した専制君主、死後も怨霊として足利政権に影を落としつづけた存在と幾つもの貌を持つ。本書では、彼に討幕を決意させた両統迭立の中での立場や、その王権を特異ならしめる芸能や密教への深い関心、海外との交流を当時の社会的文脈に即して読み解き、後醍醐政権の歴史的役割を探るとともに、多面的な後醍醐像を提示する。
  • 江戸文化評判記 雅俗融和の世界

    江戸文化評判記 雅俗融和の世界

    ビジネス・実用
    3.0
    1巻836円 (税込)
    江戸には江戸の文化を成熟させた先人がいた。その果実は、現代と全く異なる味わいがあるからこそおもしろい。著者は、江戸の文物を部品に一人乗りのタイム・マシーンを組み立てて江戸観光を企てる。着いた時代は伝統の「雅」と新興の「俗」の両文化が見事に融和した壮年期の江戸。中央はもとより地方にも足を延ばし、一癖も二癖もある多彩な人々を訪れ、出版事情を探り、文人大名の蔵書も拝見。まずはこれを評判記に刻んで御報告の仕儀。
  • 江戸城御庭番 徳川将軍の耳と目

    江戸城御庭番 徳川将軍の耳と目

    ビジネス・実用
    3.0
    1巻836円 (税込)
    徳川吉宗が八代将軍の座につくと、紀州藩士二〇五名を幕臣に編入、側近とした。その中に将軍の耳や目となり活動する隠密の一団があった。御庭番である。彼らは表向き、将軍やその家族の身辺警備・取次などを務めたが、いったん命が下ると姿を変えて各地で情報収集に当たった。のちにその家筋から幕政に重用される人材を生む。本書は、厳格な統制と秘密保持をもって将軍に情報をもたらし、徳川権力を支えた御庭番を精密に考証する。
  • 悪と往生 親鸞を裏切る『歎異抄』

    悪と往生 親鸞を裏切る『歎異抄』

    ビジネス・実用
    3.0
    1巻858円 (税込)
    親鸞の教えと『歎異抄』の間には絶対的な距離がある。この距離の意味を考えない限り、日本における「根元悪」の問題も、「悪人」の救済という課題も解けはしない。中世以来、あまたの人々の心を捉え読み継がれてきた『歎異抄』は、弟子・唯円の手になる聞き書きであった。だがその唯円は、「裏切る弟子」=ユダではなかったか。本書は、『歎異抄』を解体しつつ、現代社会に濃い影を落とす〈悪〉という難題に対峙する。著者の親鸞理解の到達点。
  • プルーストからコレットへ いかにして風俗小説を読むか

    プルーストからコレットへ いかにして風俗小説を読むか

    小説・文芸
    3.0
    1巻662円 (税込)
    世紀末から一九二〇年代、パリの文壇にあった二人の作家は、政治思想や倫理道徳の価値基準とは無縁の世界を生き、書き綴った。それが過ぎ去った時代の証言としてたえず読み返されるのはなぜか。小説だけがすくいとることのできる時代精神のありよう、すなわち「風俗」があざやかに映し出されているからである。本書は「風俗を反映しつつそれ自体が風俗的存在でもある文学」という観点から作品を読み、時代の中に位置づける試みである。
  • 女たちの幕末京都

    女たちの幕末京都

    ビジネス・実用
    3.0
    1巻836円 (税込)
    開国か攘夷かをめぐり、幕末の政治の中心は江戸から朝廷のひざもと、京都へ移った。歴史は男たちの活躍する格好の大舞台を提供し、のちに多くの書物に取り扱われた。本書は、ともすれば歴史の片隅で取り上げられてきた女性たち、たとえば安政の大獄で逮捕された老女村岡、皇女和宮と協力して徳川家を救った庭田嗣子と土御門藤子、岩倉具視に「手のつけられぬ女」といわれた若江薫子らに光を当て、歴史の面白さを掘りおこす。
  • 韓国済州島 日韓をむすぶ東シナ海の要石

    韓国済州島 日韓をむすぶ東シナ海の要石

    ビジネス・実用
    3.0
    1巻748円 (税込)
    朝鮮半島本土から南へ90キロ沖の東シナ海にあり、古代は耽羅と称した済州島だったが、地理的位置から日韓中三国が密接に絡み合う元寇や倭寇の基地となり、李朝時代は政治犯の流刑地、植民地時代は日本への労働供給地として、島の自主性は奪われていた。解放後も本土との軋轢から、その歴史は平坦ではなかったが、恵まれた自然と温暖な気候を活かした園芸、観光産業によって、韓国一豊かな島に変貌した。離島ゆえの宿命をたどる。
  • 植木枝盛 民権青年の自我表現

    植木枝盛 民権青年の自我表現

    小説・文芸
    3.0
    1巻705円 (税込)
    自由民権期の輝かしい理論家の一人で、板垣退助のブレーンとして活躍した植木枝盛は、歿後一〇〇年を超えるが、その短い波瀾の生涯を、同郷の中江兆民、馬場辰猪、小野梓とのかかわりをも交えて描く。とくに本書は、維新の混乱の中で失われたアイデンティティを求めた枝盛の苦闘と、伝統思想に依拠しつつ西洋の新しい民主主義思想を受け容れ、ラジカルな思想形成を行なった枝盛の心的過程と自我表現とに新たな光を照射する。

    試し読み

    フォロー
  • 日米コメ交渉 市場開放の真相と再交渉への展望

    日米コメ交渉 市場開放の真相と再交渉への展望

    ビジネス・実用
    3.0
    1巻770円 (税込)
    一九九二年十二月にウルグアイ・ラウンド(多角的貿易交渉)がまとまったが、この交渉は、コメの市場開放という問題を抱えていたため、それまでのどの国際交渉よりも日本で注目を集めていた。部分開放という形で一応の決着をみたコメ交渉だが、そのプロセスは、当時もその後も殆ど明かされていない。アメリカは何を求め、日本はどう応じたのか。この経緯を、直接取材とアメリカ政府の内部文書から探り、再交渉への視座を提供する。
  • 幕末武士の失業と再就職

    幕末武士の失業と再就職

    ビジネス・実用
    3.0
    1巻726円 (税込)
    騒動は、安政二年六月の夏にはじまった。田辺に居住する紀州藩横須賀組一統に対し、紀州家から支藩安藤家への支配替の通達が届けられた。横須賀組二十二家はこれを拒み、家康以来の徳川直臣の家柄である証拠書類をもって安藤策と執拗に通達撤回の運動を行なうが、決裂、整然と田辺を退散して浪人となる。しかし、六年余の浪々の後、一統は復帰運動を展開する。本書は、団結して復帰成功に至る横須賀組の動向と、幕末武士社会を描く。
  • 母と子のマレーシア通信 娘のホームステイ体験から

    母と子のマレーシア通信 娘のホームステイ体験から

    マレーシアの首都クアラルンプールに在住する華人の家族と暮らし、現地のマレー系女子高校に通った娘と、心配しつつ遠くから見守った母親との交信の記録である。異国での体験や悩みを逐次手紙で送りつづけるように約束させられた娘と、それに応える母との間には、文章を通して互いの感情が論理化され、ともに成長していく様子が描き出される。と同時に、ホームステイ先の家族とのかかわり合いについて、貴重な示唆を与えてくれる。
  • 文化の戦略 明日の文化交流に向けて

    文化の戦略 明日の文化交流に向けて

    ビジネス・実用
    3.0
    1巻768円 (税込)
    草の根交流から国家的プロジェクトまで、様々な分野で国際交流が広がっている。しかし明治以来続いてきた、「先進国」を上「途上国」を下と見る価値観に基づく「差別型交流」は跡を絶たない。文化はそれぞれの国に固有の価値観に根ざした体系であり、相対的なものである。無意識にまで染み透った西洋文化至上主義を脱却し、文化相対主義に基づく「誠実型交流」を進めるために今なにをなすべきか。世界文化への貢献を展望する、現場からの提言。
  • 水戸黄門の食卓 元禄の食事情

    水戸黄門の食卓 元禄の食事情

    ビジネス・実用
    3.0
    1巻662円 (税込)
    前の副将軍水戸光圀――日本人なら誰しらぬものもない史実と巷説に縁どられたこの人物の生きた時代は、泰平の世を謳歌する町人文化が華麗繚乱に絢を競ったときであった。なかでも食の世界は象徴的な展開をみせ、その奔流はあらゆる階層の人々を巻き込んでいく。光圀とても例外ではない。起伏に富んだ生涯のなかで、こよなく酒を愛し、味覚へのこだわりさえ感じさせる光圀の日々の暮らしは、近世食文化の黎明を如実に物語っている。
  • 新動物生態学入門

    新動物生態学入門

    ビジネス・実用
    3.0
    1巻789円 (税込)
    生命もそれをめぐる環境も多様であるがゆえに活気を維持することができる。同一種の中でも個体差や集団差は著しく、群集や生態系についてもその差異は大きい。しかし従来の生態学はさまざまな多様性を充分にとり入れることができなかった。本書では、多種多様な動物を紹介しながら、種の多様性だけでなく、個体の生き方・性格・分布、個体群や群集の変化などを、空間的、時間的に考察し、その多様性の成立条件と守り方を考える。
  • 守護聖者 人になれなかった神々

    守護聖者 人になれなかった神々

    ビジネス・実用
    3.0
    1巻662円 (税込)
    キリスト教が伝播・普及してゆく過程で、ヨーロッパ各地の民間信仰は、守護聖者というものを新たに生み出していった。それらは今も、造形物として、また祭りとなって人々の心に深く根を下ろしている。本書は、膨大な数の聖者のうち、日本でも親しまれている、聖ヴァレンタイン、聖ニコラウス(サンタ・クロース)などから聖家族まで特徴的な聖者を取り上げて、ヨーロッパ文化の中に「聖者文化」を再発見しようとするものである。
  • 現代経済学の名著

    現代経済学の名著

    ビジネス・実用
    3.0
    1巻726円 (税込)
    ヴェブレン『企業の理論』、シュムペーター『経済発展の理論』、ロビンズ『経済学の本質と意義』、ケインズ『雇用・利子および貨幣の一般理論』、ハイエク『市場・知識・自由』、ヒックス『価値と資本』、ハロッド『動態経済学序説』、サイモン『経営行動』、サミュエルソン『経済学』、アロー『社会的選択と個人的評価』、ミュルダール『経済理論と低開発地域』、ベッカー『人的資本』、ガルブレイス『新しい産業国家』、フリードマン『選択の自由』、サロー『ゼロ・サム社会』ほか
  • 「ストレス」の肖像

    「ストレス」の肖像

    ビジネス・実用
    3.0
    1巻811円 (税込)
    二十世紀末の現在、「ストレス」という言葉が蔓延している。一体、ストレスとは何か? 言葉の生みの親セリエは、生命法則の一部という。ストレスは、生体と環境との間に起こる「さざ波」であり、人間が生存していくための意思決定が複雑な社会にあっては「生きる証し」でもある。本書は、現代文明の必然的落し子「ストレス」誕生の謎から最新研究まで、時代背景と必然性の経緯を辿り、研究・臨床両面から、対応・解消法を探る。
  • 軍師・参謀 戦国時代の演出者たち

    軍師・参謀 戦国時代の演出者たち

    小説・文芸
    2.7
    1巻748円 (税込)
    下剋上の世を生き抜く戦国大名の補佐役として、戦場の天候を占い、種々雑多なジンクスを統轄するなど、陰陽道をはじめさまざまな知識を駆使した軍師・参謀・・その実像はカリスマ性をもって語り継がれてきたため、いまだ謎につつまれている。戦国時代の名軍師とされる山本勘助、山中鹿介、真田幸村、竹中半兵衛、雪斎らの事績を洗い直し、果たした役割を明らかにするとともに、戦国武将にとって合戦とは何であったのかを解明。
  • カラー版 スイス-花の旅

    カラー版 スイス-花の旅

    小説・文芸
    2.0
    1巻1,078円 (税込)
    旅人の心をとらえて離さない壮麗な山並み、そこかしこに咲きこぼれる色鮮やかな花々――。山の国スイスは、美しい花の国でもある。自然への配慮を尽くして敷かれた登山鉄道と5万キロに及ぶハイキング・コースは、美しい自然をすべての旅人にと願う、この国の人々からの贈り物なのだ。すがすがしいスイスの風があふれ出すフォト・ガイド・ブック。
  • 小栗上野介 「逆賊」とされた開明派幕臣
    NEW

    小栗上野介 「逆賊」とされた開明派幕臣

    ビジネス・実用
    -
    1巻1,078円 (税込)
    電子版は本文中の写真を多数カラー写真に差し替えて掲載。 江戸幕府の末期を中枢で支えた幕臣、小栗上野介忠順。 日米修好通商条約の批准書交換のため渡米し、最新知識を貪欲に吸収した。 外国奉行、勘定奉行ほか要職を歴任し、行財政改革に辣腕を振るう。陸海軍の洋式化や横須賀製鉄所創設をはじめとする産業振興により、その後の近代化の礎を築いた。 戊辰戦争では薩長への徹底抗戦を唱えたが退けられ、上州の領地に隠退。新政府軍に捕縛され、斬首された。 幕府の命運に殉じた42年の生涯。 ■目次 はじめに 序章 旗本小栗家 旗本と役方・番方/安祥譜代の旗本/代々受け継がれる「又一」と「信国」/小栗家の知行地と墓所/祖父中川忠英/父小栗忠高/嘉永二年の鹿狩/近世・幕末の新潟/新潟の総人口の推移/新潟奉行小栗忠高 第一章 家督相続まで 小栗の誕生/小栗の武芸/結城啓之助の影響/安積塾と小栗家/安積艮斎の『洋外紀略』/蛮社の獄と安積艮斎/安積塾の門下生たち/播磨国林田藩主の娘と結婚/ペリー再来航とプチャーチン来日 第二章 万延遣米使節団 ハリスの来日と条約勅許問題/領事裁判権と協定関税制の事実/最恵国待遇・居留地・遊歩区域/使節団派遣の経緯/小栗の従者たち/使節団の出発と随行艦咸臨丸/井伊大老暗殺とアメリカの報道/サンフランシスコへ/メア・アイランドでの咸臨丸の修理/パナマ経由でワシントンへ/通貨問題の交渉/条約批准書交換後の通貨問題/ニューヨークへ/使節団の帰国/柴田剛中と使節団員の関わり/帰国後の小栗が取り組んだ政策/小栗愛用のアラビア馬/ヒュースケン暗殺事件 第三章 ロシア軍艦対馬占拠事件 対馬事件とは/亀田丸の沿海州調査/イギリス軍艦による対馬測量/長崎奉行所の対応/江戸でのイギリス船対応策/イギリスとロシアの思惑/小栗による「見廻」/英露と日本の外交戦の結末 第四章 文久・元治の政局 シーボルトと小栗/第一次東禅寺事件と小栗/第二次東善寺事件と御殿山の焼き討ち/生麦事件の処置に当たる/江戸南町奉行/小栗糾弾される/栗本鋤雲と小栗/幕府洋式陸軍と小栗/関口製造所・滝野川反射炉・火薬製造所を設立/フランス式を導入した小栗農兵 第五章 幕府洋式海軍の整備 幕府海軍と長崎製鉄所/文久の幕政改革と海軍/小栗による海軍改革/横浜製鉄所とその周辺機能/横浜での海軍伝習/横須賀製鉄所設立の背景/使節団のフランス派遣を決定/横須賀製鉄所のスチームハンマー/横須賀製鉄所のドック/慶応の改革と小栗 第六章 戊辰戦争と小栗の死 武州世直し一揆と小栗/江戸薩摩藩邸の焼き討ち事件/主戦か恭順か/小栗、幕府から離れる/小栗騒動と暴徒の鎮圧/平穏な暮らし/江戸無血開城を知る/幕府陸海軍による嘆願/迫りくる東征軍/罪なくして斬られる/斬首後の届と小栗の首級/小栗夫人ら会津へ逃れる/荒川家に伝わる小栗家のこと/現在残る「小栗日記」 第七章 日本の近代化の礎 豪商高井鴻山/日本初の株式会社、兵庫商社/築地ホテル館/その他の近代化構想/富岡製糸場の建設/小栗を顕彰した人たち/蝦夷地開拓計画 終章 小栗が遺したもの あとがき 主要参考文献 小栗上野介略年譜
  • 日本の海から魚が消える 温暖化、IUUの問題から陸上養殖の挑戦まで
    NEW

    日本の海から魚が消える 温暖化、IUUの問題から陸上養殖の挑戦まで

    ビジネス・実用
    -
    1巻1,155円 (税込)
    サンマやマグロ、クルマエビ、アサリ、ウナギなど日々の食卓に並ぶ魚介類が日本近海で激減している。 原因は二酸化炭素増加による水温上昇や海洋酸性化に加えて、違法、無規制に行われる乱獲・密漁だ。 多様な生物で溢れていた日本の海が直面する危機に対して、どのような解決策があるのか。 環境改善につながるクジラの保護や世界各国の資源回復の取り組み、さらには著者自身が試みる陸上養殖などから、様々な可能性を示す。 はじめに――豊かな海はどこへ消えたのか 第1章 危機に陥る日本の海 漁獲量の急速な低下/サンマはなぜ不漁になったのか/韓国、台湾、中国の漁/サケの記録的な不漁/スルメイカ幼生の死/アニサキス食中毒の多発/サンゴの白化/ズワイガニ不漁と海氷の溶解/哺乳類最長寿のホッキョククジラと海氷の溶解/がんにならない理由/クルマエビと干潟の埋め立て/GHQと漁業協同組合/クロダイによる養殖海苔の食害 第2章 今なぜ温暖化と酸性化が起きているのか 二酸化炭素の大量排出/二酸化炭素の収支の内訳/海洋の役割/日本近海の現状/魚介類の生息場所の変化/溶解度の低下 第3章 生物に悪影響を及ぼす酸性化 魚の呼吸運動/魚を酩酊状態にする気体/テッポウエビのスナップ音/二酸化炭素増加の影響が大きい生物/真珠の溶解/海水の酸性化とアオリイカ 第4章 乱獲・密漁と食文化 乱獲と密漁が続く五つの理由/クロマグロ漁業の違反、無報告、無規制/産卵前の成魚の漁獲/カツオの漁獲量の緩やかな減少/美を追求する人間と深海ザメ/肝油の溜め込みと浮力/乱獲の影響を受けやすい生き物/アサリが棲む干潟の減少とエイの増加/アサリ産地偽装問題/サメにまつわる誤解/アワビの現在/海女文化の衰退/ニホンウナギの危機/養殖への挑戦/謎に包まれた生態/増えるマイワシとブリ/不規則に現れるモジャコ/マイワシに追いやられるサバ/ハタハタと食文化/ズワイガニを救え 第5章 クジラは温暖化を止める クジラの分類と食性/なぜ巨大化したのか/海の恐竜モササウルスの絶滅/優れた潜水能力/哺乳類がなぜ深海へ潜水できるか/地球規模の回遊/回遊を促すシャチ/海氷を利用するホッキョククジラ/20世紀の集中捕獲/植物プランクトンの吸収力/二酸化炭素の削減につながる潜水?/クジラは増えているか/目視調査/クジラの見分け方/マッコウクジラの潜り方 第6章 各国の資源復活の施策 ノルウェー――GPSで漁船の位置を把握/アイスランド ――臨機応変な漁場の閉鎖/オーストラリア――国による直接管理/ニュージーランド――漁場制限と報告義務/米国 ――資源調査と迅速な禁漁/日本――漁獲量の割り当て/漁業法改正/取締船と無線傍受/国連公海条約/世界の漁獲量と現存量/密漁の実態と対策/シーフード・ウォッチ/海の森作り/アマモの特性と重要性/日本企業のブルーカーボン活動/酸性化の抑制に働く海藻/激減したクルマエビの遺伝子保存 第7章 陸上養殖に向けての道筋 陸上養殖の現状とメリット/実現のために何が必要か/雇用を生み地方の活性化に寄与/養殖する魚介類の種類/大豆粕を利用したクルマエビ配合飼料/ティラピアの飼育水を利用したレタスの水耕栽培/海産エビの飼育海水を利用したトマトの水耕栽培/巨大魚タマカイ稚魚の飼育 第8章 人工海水の開発と持続可能な養殖技術 飼育水無交換の必要性/安価な人工海水の開発/エビの産卵誘発/珪藻の培養/糞と残餌を餌に変える/都市や山間部での可能性 あとがき 主要参考文献
  • 民衆宗教―帝国日本の信仰とナショナリズム
    NEW

    民衆宗教―帝国日本の信仰とナショナリズム

    ビジネス・実用
    -
    1巻1,100円 (税込)
    天理教、大本、如来教、黒住教、金光教、丸山教……。 近代日本では、個性的な教祖による民衆宗教が数多く生まれた。 それらは、膨張する大日本帝国といかなる関係があり、社会にどのような影響を与えたのか――。 19世紀初めから敗戦前後に至る150年のなかで、民衆宗教の信仰、イデオロギー、国内外での布教活動、国家による弾圧、戦争協力などを追う。 その複雑な軌跡からは、もう一つの帝国日本の姿が見えてくる。 まえがき 第1章 民間信仰からの離陸――一八〇〇~六〇年代(1) 1 狐憑きか、神様か――中山みきと神がかり 2 教祖の来歴――天理教・如来教・黒住教・金光教 第2章 教祖たちの思想――一八〇〇~六〇年代(2) 1 心なおしの信仰 2 旧く、新しい神々 3 新しい共同性 4 この世へのまなざし 第3章 近代国家との出会いと葛藤――一八六〇~八〇年代 1 転換期の宗教者たち 2 明治国家による抑圧 3 世俗の秩序を超えて 4 丸山教と「み組」事件 第4章 発展と代償――一八八〇~一九〇〇年代 1 バッシングの嵐 2 飯降伊蔵と憑依の時空間 3 教団の近代化と「おさしづ」 4 大本の登場 5 「筆先」と世紀末の日本 第5章 霊魂をめぐる抗争――一九〇〇~二〇年代(1) 1 大正維新論 2 鎮魂帰神法の思想と実際 3 憑きもの信仰と近代霊学システム 4 再浮上する神の声――天理研究会 第6章 神話とナショナリズム――一九〇〇~二〇年代(2) 1 「泥海古記」と『霊界物語』の形成 2 共生する神話たち 3 記紀神話への対抗 4 和解と変革の神話としての『霊界物語』 第7章 帝国主義との交錯――一九〇〇~二〇年代(3) 1 天理教の海外布教 2 大本の人類愛善運動 3 植民地朝鮮と民衆宗教 4 国民国家を超える 第8章 総力戦下の弾圧と動員――一九三〇~四〇年代 1 満洲事変と「非常時」 2 大本の民衆宗教ウルトラ・ナショナリズム 3 宗教弾圧の時代 4 一九三〇年代の天理教と「ひのきしん」 5 戦争協力へ 終章 戦後日本と民衆宗教――一九四〇~六〇年代 1 信教の自由がもたらしたもの 2 民衆宗教言説の誕生と戦後大本 3 周縁化された者たちの近代史 あとがき 引用・参照文献 略年表
  • 思い込みの経済学 AI時代のお金・仕事・社会
    NEW

    思い込みの経済学 AI時代のお金・仕事・社会

    ビジネス・実用
    -
    1巻1,254円 (税込)
    物価の高騰、働き方の変化、そして生成AIの登場――。 私たちは時代の転換期を生きている。 ここで注意したいのが「思い込み」だ。 人は誰しも思考のクセがあり、過去の体験や直感に従って間違った判断をしてしまいがちなのだ。 本書はお金、仕事、社会のルールなどとの向き合い方を、経済学の観点から考える。 AIは人間の仕事や判断を代替するのか、それとも補完するのか。 不確実な時代を生き抜く考え方のコツを探る。 ■目 次■ はしがき――立ち止まって、考える 第一章 お金とリスクの本質――「バランスシート」で思考する 1 金(ゴールド)投資の罠 2 金融教育において「中立」は必ずしも適切ではない 3 日本政府のヘッジファンド戦略――「借金200%」の勝因とリスク 4 ガチャガチャはなぜ愛され続けるのか 5 「ルール」を持ってお金を考える 第二章 AIと成長の本質――補完か代替か、楽観か悲観か 1 経済成長に影響する三つのシナリオ 2 AIの得意な仕事、苦手な仕事 3 ChatGPTがもたらした「見えない価値」 4 使う人と、使わない人の格差 5 「知識崩壊」という悪循環 6 変化する科学の方法 7 日本企業の生産性と雇用はどうなる? 8 AIのジレンマ――それは福音か、厄災か コラム AIの歴史――ルールベースの第1世代から生成する第4世代へ 第三章 技術革新と人間の能力――AIは人間の仕事を奪うのか? 1 キーエンスとノーベル賞学者が示した「身体性からの解放」 2 「代替」と「補完」の経済学 3 「描く人」から「描かせる人」へ―― 蔦屋重三郎の働き方 4 生成AIが暴いた、知的労働の本質 5 人間に残された仕事――判断と責任 6 若手は誰から学ぶのか 7 優れた管理職の条件――自己推薦の罠と、経済的意思決定力 8 優れたリーダーは人間もAIもうまく使う 9 何を学ぶべきかが変わる――学校・企業・個人の適応 第四章 働き方の呪縛を解く――「貪欲な仕事」、性差、転職 1 「貪欲な仕事」の正体――長時間働く人ほど優秀だという思い込み 2 30年前の技術・家庭科の影響――男は仕事、女は家庭という思い込み 3 囲い込みか、育成か――競業避止義務の岐路 4 企業理念で業績は上がるのか 第五章 「思い込み」を解くナッジ――社会とバイアスの本質 1 公平で利他的なAIと、バイアスにまみれた人間 2 裁判官でさえ「休憩」や「気温」に左右される 3 「控えてください」はなぜ通じないか――損失回避と現状維持バイアス 4 科学と政策の間にあるもの――新型コロナが残した課題 5 ボトルネックは「意識が低い」ではなかった 6 「伝え方」で差別は変わる―多元的無知の罠 7 外国人労働と排外主義 8 人々をよりよい方向に、そっと押す  あとがき  参考文献
  • 中国近現代史 清朝末期から21世紀の強国化まで
    NEW

    中国近現代史 清朝末期から21世紀の強国化まで

    ビジネス・実用
    -
    1巻1,320円 (税込)
    19世紀のイギリス進出と「西洋の衝撃」以降、存亡の機に直面した清帝国。 アヘン戦争、日清戦争、辛亥革命で崩壊し、中華民国が誕生する。 日中戦争、国共対立を経て、中華人民共和国が成立。 文化大革命という惨劇、改革開放、そして21世紀に強国化を目論む中国の歩みは、世界史と密接に結びついていた。 西洋や日本にどう反応して社会主義国となり、経済発展を遂げたのか。 200年の歴史をグローバルな視座で読みとく。 【目 次】 まえがき 序 章 世界潮流への共鳴と抵抗 1 中華文明と世界の出会い 中華と中華文明とは?  西洋文明との接触 2 アヘン戦争後の華夷秩序の変容 華夷秩序とは?  伝統王朝から近代国家へ 第1章 王朝から共和国へ――中華民国の誕生 1 日清・日露戦争と近代国家への転換 アジアでの憲政の拡大  立憲君主制の模索  ジャーナリズムと女性  憲法制定と議会開設 2 世界的憲政潮流のなかの辛亥革命 孫文と中国同盟会  三段階の革命論  始動する革命  憲政と革命が交錯する辛亥革命  共和国の誕生  北京政府の近代化政策  二つの約法の対立 3 第一次世界大戦と新たな文明の模索 混沌とする政治情勢  大戦期の情況  共和国の正常化を目指して  新たな文明のあり方  新しい概念の流入 第2章 近代化と大衆化――中華民国の変容 1 同床異夢の中国国民党と中国共産党 新文化運動による思想の活性化  五四運動による思想の分化  女性解放論と優生学  中国共産党の成立  国民党と共産党の異同 2 揺らぐ国際協調体制下での政権交代  北京政府から国民政府へ  国際協調体制と中国  存在感を増す地方と社会  法制の近代化  内部対立を繰り返す北京政府  国民革命の発動 3 アメリカのグローバル化と中国社会の大衆化 財政・経済とグローバル金融システム  アメリカナイゼーションと反帝国主義運動  マスメディアの発達と消費文化の浸透  大衆化と女性  深刻化する社会の分断 第3章 自由と統制――中華民国の復興 1 満洲事変の衝撃と政治・経済の新展開 国民政府の強さと弱さ  胡適と人権論争  満洲事変と憲政準備  民主独裁論争と中国的近代化論  大衆化社会の矛盾共産党の動き  国民党政権下の国政選挙 2 日中戦争期のナショナリズムとリベラリズム 盧溝橋事件とナショナリズム  憲政と抗日——国民参政会  国民党の弱体化  奥地の経済  総動員体制は構築されず  戦中の民主憲政運動  民族と女性  戦後構想 3 第二次世界大戦後の民主化と「中国革命」 中華民国憲法の制定  戦後中国の分裂  アメリカ文化の流入  変則的な議会制  新たな民主制度の迷走  憲政から革命へ 第4章 資本主義から社会主義へ――中華人民共和国の成立 1 共産中国 冷戦と非冷戦のはざまで 共産中国を取り巻く国際環境  「一つの中国」をめぐる一般論社会主義という概念   中ソの異同  党権力の浸透  統制をめぐる国際比較  政治の中国化  「大躍進」と特異な社会主義 2 世界からの孤立と文化大革命 厳しさを増す対外環境  文化大革命の発動と混乱  文化大革命と人間の尊厳  世界史のなかの文化大革命  対外戦略の転換  日中関係  計画経済期の実態  計画経済期の農業  改革開放を準備した特質 3 大陸中国にとっての香港・マカオ・台湾 避難所として  統一対象として  香港から大陸中国へ  大陸中国と香港と台湾のトライアングル関係 第5章 冷戦後の強国化――中華人民共和国の発展 1 改革開放とソ連・東欧諸国の崩壊 グローバルな時代性  社会主義的民主の再建  経済改革と政治改革  民主化の挫折と経済の発展   ソ連と東欧諸国との比較   新たな中国モデル 2 グローバル資本主義のなかの中国共産党の変容 改革開放の光と陰  花開く思想文化とその分岐  共産党の変質  多元化する経済と社会  改革開放と台湾 3 中華文明の復興と米中対立の高まり 高度成長と大国化志向  普遍性を求める思想文化——魯迅から中国SFとフェミニズム 終 章 グローバル時代の中国の観方 1 日本の中国観の変遷 日本社会からのみえ方  中国観の世界比較 2 中国社会との対話 中国社会からのみえ方  日中間で必要な対話 あとがき 主要参考文献 / 関連年表
  • 漢字と音読みの謎を解く 呉音・漢音・唐音の奥深い世界

    漢字と音読みの謎を解く 呉音・漢音・唐音の奥深い世界

    ビジネス・実用
    -
    1巻1,012円 (税込)
    中国語に由来する、日本の漢字の音読み。 たとえば「行」という字にはコウ、ギョウ、アンと読み方が三種類もある。なぜこんなに複雑なのか――。 遣唐使がもたらした漢音、仏教用語に多い呉音、同じ仏教でも禅宗にまつわる唐音。 これらの音が日本に伝来した時代や経路、定着した経緯を、音韻史の専門家がわかりやすく解説。現在の体系ができあがった歴史的背景を明らかにする。 ややこしくて面白い、音読みの世界への招待。 ■目次 はじめに 序章 漢字の音読みとは 漢字の「読み」はたくさん?/中国からやってきた漢字/呉音・漢音・唐音の違い/ちょっと変わった唐音/漢字は表語文字/六書と表語・表音/音読みと訓読みの由来/訓読みは漢文の訓読から/漢字で和語を表した万葉仮名/複数の音があるのは日本だけ?/中国語諸方言/漢字文化圏/漢文訓読の起源と展開/台湾の訓読み 第一章 仏教経典とともに――呉音 呉音で読まれる語/最初は呉音ではなかった?/和音と対馬音/中国の呉音と日本の呉音/呉音伝来の経緯/当時の中国南方音/呉音の声調に関する言説/呉音には複数の層がある/万葉仮名と「古音」/仏教と漢音奨励/音読された仏教経典/仏典の字音点と音義/さまざまな法華経音義/音義と古辞書 第二章 遣唐使とともに――漢音 最初は漢音ではなかった?/唐代の長安音/遣唐使がもたらしたもの/日本語として定着した漢語/漢音の声調について/漢音の日本語音化/儒学で学習された漢音/音読と訓読/漢音の資料/仏教教学と漢音/さらに新しい新漢音 第三章 禅宗とともに――唐音 意外に多い唐音語/呉音・漢音との違い/中国宋・元・明代の漢字音/当時の中国との交流/新仏教としての禅宗/禅宗と漢籍/『聚分韻略』/江戸時代の禅宗/江戸時代の唐音学習/中世唐音と近世唐音 第四章 中国語音韻学 中国語音について/中国語諸方言音/中国語音韻史/詩文押韻の規範となった韻書/反切について/詩作のルール/切韻系韻書以後の韻書/漢字を図面で表した韻図/中古中国語音の音価推定 第五章 江戸時代の漢字の音整備 漢語の仮名遣い/「宝」の仮名遣い/「明」「寧」の漢音/漢音・呉音の区別の実際/漢音・呉音の認識/伝統音と韻書の音との狭間/『韻鏡』による漢字音整備/文雄の『韻鏡』研究/本居宣長と字音仮名遣い/人為的な漢音・呉音の区別/漢音・呉音から外れた俗音 終章 作られた漢音・呉音の枠組み 漢和辞典の漢音・呉音/明治時代の漢和辞典/日本版『康熙字典』/台湾語研究と漢字音/東アジアにおける流れ/漢字音の蒐集と整理/漢音・呉音の規範と実際/慣用音について あとがき 参考文献
  • 生命の本質 常識を覆す「複製」の世界

    生命の本質 常識を覆す「複製」の世界

    ビジネス・実用
    -
    1巻1,210円 (税込)
    「生きているということ」は何を指すのか。 人類がたえず考えてきた問題である。 生命はいつ誕生したのか?  私たちの起源はウイルスだった?  子は複製なのか、オリジナルなのか?  この世界は、「生命は細胞からなる」という常識では見えない驚きに満ちている。 本書は巨大ウイルスを手がかりに、古来、科学者や哲学者たちが探究してきた壮大な問いの答えに迫る。 生命の誕生と進化のからくりを、巨細に描き出す。 はじめに 第1章 細胞説の限界 生物と非生物の連続性 1 生物とは何か 2 偏性細胞内寄生体 3 細胞説は崩れるか 第2章 ウイルス 非生物としての生命の存在意義 1 進化のパートナー 2 巨大ウイルスのインパクト 第3章 半保存性への回帰 膜・ウイルス・細胞の新常識 1 ウイルスが細胞にコミットする理由 2 ウイルスの概念を覆す 3 半保存性と脂質の膜 第4章 リボソームが支配する世界 非生命が生命をコードする 1 リボソームとは何か 2 生命のイノベーション 3 生命から非生命への降格 第5章 生命の半保存性 オリジナルがオリジナルを生む 1 複製と変容 2 世界は複製でできている 3 生命の本質 あとがき 主な参考・引用文献
  • 維摩経とは何か 空・不二・中道から読むブッダの思想

    維摩経とは何か 空・不二・中道から読むブッダの思想

    ビジネス・実用
    -
    1巻1,265円 (税込)
    『維摩経』は一世紀末に著された初期大乗仏典である。釈尊の入滅から約五百年後、仏教界が保守化、権威主義化した。その反省から生まれたのが大乗仏教運動であり維摩経である。聖徳太子が注釈書を記すなど日本でも重視されてきた。本書は二〇世紀末に発見されたサンスクリット写本を著者自ら翻訳・精読。仏典に書かれた戯曲的な記述の意味、在家主義、男女平等について、空・不二・中道の思想などを平易に解説する。 ■目 次■ はしがき   Ⅰ 『維摩経』の基礎知識 1 主人公、ヴィマラキールティについて  2 商業都市ヴァイシャーリーについて  3 アームラパーリーとその園林  4 題号の意味  5 『維摩経』と『法華経』に至るインド仏教史の概略  Ⅱ サンスクリット写本と諸翻訳間の異同 1 漢訳の七訳三存四欠  2 古訳・旧訳・新訳の比較  3 サンスクリット写本の発見とその出版  4 『維摩経』貝葉写本の校訂と現代語訳  Ⅲ 『維摩経』各章の思想 1 第一幕=アームラパーリーの園林にて  第一章 ブッダの国土の浄化(仏国品第一) 第二章 考えも及ばない巧みなる方便(方便品第二) 第三章 声聞と菩薩に見舞い派遣を問う=前半(弟子品第三) 第三章 声聞と菩薩に見舞い派遣を問う=後半(菩薩品第四) 2 第二幕=ヴィマラキールティの邸宅にて  第四章 病気の慰問(文殊師利問疾品第五)  第五章〝不可思議〞という解脱の顕現(不思議品第六)  第六章 天女(観衆生品第七) 第七章 如来の家系(仏道品第八)  第八章 不二の法門に入ること(入不二法門品第九)  第九章 化作された菩薩による食べ物の請来(香積仏品第十)   3 第三幕=再びアームラパーリーの園林にて  第十章 「尽きることと尽きないこと」という法の施し(菩薩行品第十一) 第十一章 〝不動であるもの〞という如来との会見(見阿閦仏品第十二) 第十二章 結論と付嘱=前半(法供養品第十三)  第十二章 結論と付嘱=後半(嘱累品第十四) Ⅳ 『維摩経』の人間主義 1 大乗仏教における在家の復権  2 「空」による現実肯定の思想  3 「空」の思想と政治活動  4 自立した女性像を描く  5 言葉の限界性と必然性  6 マイトレーヤ菩薩への皮肉  Ⅴ 『維摩経』と『法華経』が現代に問いかけるもの 1 自在に社会貢献する菩薩を待望  2 AIの台頭と仏教の役割  あとがき  参考文献
  • 高齢者とがん 健康管理、診断・治療から心と暮らしのケアまで

    高齢者とがん 健康管理、診断・治療から心と暮らしのケアまで

    ビジネス・実用
    -
    1巻1,375円 (税込)
    2人に1人はがんに罹り、その75%が65歳以上の高齢者である。今では6割の人々が治癒するが、それでも患者は時として「身体と心の弱者」になってしまう。本書は、がん発生のメカニズムから健康管理、正しい診断と最善の治療、退院後の注意点まで、最新の医学を解説。さらに、高齢がん患者と家族の心をケアするために何ができるか、がんと向き合うための心構えをどう持つか、1万人以上の患者・家族の証言をもとに説く。 □■□目次□■□ はじめに 第1章 高齢がん患者の特徴  1 超高齢社会の訪れ  2 高齢者の定義  3 高齢がん患者の治療  4 高齢がん患者に対する配慮  5 高齢がん患者の心  6 高齢がん患者の療養生活 第2章 がんという病気  1 がんの本態  2 がんの特性――浸潤と転移  3 がんの分類  4 遺伝性がん  5 小児がんとAYA世代のがん、希少がん 第3章 健康管理とがん対策  1 がんとの闘い全経過  2 がんの予防――ゲノムを守る  3 がん検診と特定健診  4 日常診療 第4章 がんと心  1 心を支える闘い  2 深刻な事態に直面したときの心の動き  3 がん治療を受ける患者の心  4 「がんの社会学」研究  5 苦痛・悩み・負担を聞き取る  6 生きる意味――「生き甲斐」と「生かされ甲斐」  7 現代の死生観 第5章 治療の準備  1 病院の選択  2 医療スタッフとのつきあい方  3 確定診断への道すじ  4 治療方針の決定  5 インフォームド・コンセント(説明と同意)  6 治療法の選択に迷ったとき  7 セカンドオピニオン(第二の意見)  8 患者支援団体・患者会 第6章 治療の実践  1 集学的治療と標準治療  2 がんの手術療法  3 がんの放射線療法  4 がんの薬物療法  5 がん薬物療法による副作用――臓器障害  6 がん薬物療法による副作用――全身症状  7 苦痛を和らげる治療・ケア 第7章 初期治療後の診療と暮らし  1 経過観察期への移行  2 自分の暮らしを取り戻す 第8章 進行・再発がんの治療  1 進行・再発がん  2 薬物療法  3 標準治療が困難な場合  4 症状緩和と終末期の治療・ケア  5 やるべきこと、やりたいこと、やれること  6 患者から学んだこと 第9章 がんと情報  1 患者・家族のための情報  2 民間療法・健康食品 第10章 がんと暮らし  1 暮らしを守る  2 家族・周囲との絆  3 経済的負担  4 仕事の悩み  5 行政による医療福祉サービス 第11章 家族の役割と心構え  1 身体と心の弱者  2 家族の心構え  3 最期の看取り おわりに 文献
  • 東ユーラシア全史 陸海の交易でたどる5000年

    東ユーラシア全史 陸海の交易でたどる5000年

    ビジネス・実用
    -
    1巻1,430円 (税込)
    電子版は本文中の写真を多数カラー写真に差し替えて掲載。 広大なユーラシア大陸は中央の乾燥地帯を境に生態環境が二分される。 日本列島を含む東側では古来、遊牧・農耕・海洋の諸文明が興亡。シルクロードほか陸海の路を介して多彩な物産、また宗教・文化が東西を往来した。 ソグド商人やペルシア・アラビア商人の活躍、モンゴル帝国の隆盛と解体、明の鄭和の南海遠征、大航海時代の展開から、欧米列強の極東進出、アジア・太平洋戦争まで――。交易をキーワードに壮大な歴史をたどる。 ■本書の目次 はじめに 序 章 風の中の歴史 1 ユーラシアを吹き抜ける風 2 新たな歴史観 第一章 偏西風アジアでの文明の形成      ――先史時代から紀元四世紀 1 偏西風アジアの遊牧騎馬文明 2 偏西風アジアの農耕文明 第二章 モンスーンアジアでの文明の形成      ――先史時代から紀元五世紀 1 モンスーン陸域アジアでの交易 2 モンスーン海域アジアでの交易 第三章 広域交易圏の形成      ――四世紀から八世紀 1 偏西風アジアでのキャラバン交易 2 モンスーンアジアにおける港市国家連合 第四章 一体化する北と南の交易圏      ――九世紀から一二世紀 1 北東アジアの新興勢力 2 モンスーン海域アジアの新興勢力 第五章 ユーラシア通商圏の形成      ――一三世紀 1 新生遊牧帝国の形成 2 モンゴル帝国とモンスーンアジア 第六章 通商圏の変調と再編      ――一四世紀から一六世紀 1 陸域アジア――カアンを継ぐ者 2 海域アジア――海禁・朝貢・密貿易 第七章 信仰、戦争、そして通商      ――一七世紀から一九世紀前半 1 偏西風アジア――割拠する諸勢力 2 モンスーンアジア――新たな参入者 第八章 欧米列強の極東アジア進出      ――一九世紀 1 ロシアの極東進出 2 イギリスの極東進出 3 自由貿易と地政学 終 章 環球の中の日本      ――二〇世紀 おわりに あとがき 主要参考文献
  • 日本の後宮 天皇と女性たちの古代史

    日本の後宮 天皇と女性たちの古代史

    ビジネス・実用
    -
    1巻1,100円 (税込)
    男性君主のために集められた女性たちと、彼女らが住む空間を指す後宮。天皇家の安定した皇位継承のために創られた。 平安時代初期、桓武天皇、嵯峨天皇には各々35人、45人に及ぶ皇子女がおり、そこには彼らを産んだ20人以上の妃・夫人・嬪・女御・更衣という後宮=キサキたちがいた。 日本では、男子禁制ではなかったが、中国由来の制度の影響を受け変貌していく。 本書は起源から平安末期までの歴史を追い、制度とその実態を描く。
  • 異国を楽しむ

    異国を楽しむ

    ビジネス・実用
    -
    1巻990円 (税込)
    海外旅行は不自由さの連続だ。 言葉の壁に突き当たり、知らない食べ物に変調をきたし、ホテルのバスルームでため息をつく。 けれど、ままならない瞬間にこそ、異国の醍醐味がある。 旅の達人が、見知らぬ町のカフェや公園、ホテルの屋根裏部屋、はたまた国境検問所で行き会った、得がたい体験とは。 自由に気ままに出かければ、とっておきの出会いは、あちこちに転がっている。 著者ならではの旅の記憶が詰まった、異国のススメ。
  • 詩心-永遠なるものへ

    詩心-永遠なるものへ

    ビジネス・実用
    -
    1巻990円 (税込)
    山のこだまを聞きとめるように、自然の深奥の響きを捉え、思いを結晶させる――。 万葉の昔から、うつりゆく世界をことばに託してうたいあげる文化は、形を変えながら現代に引き継がれてきた。一篇の詩と向かい合うとき、私たちは、これまでの悠久の宇宙、これから果てしなく続く無窮の時間、そしていまという一瞬の永遠を感じることができる。 本書は、長い時をかけて培われてきた美しい詩の世界への招待状である。
  • カラー版 日本画の歴史 近代篇・現代篇 合本 狩野派の崩壊から21世紀の新潮流まで

    カラー版 日本画の歴史 近代篇・現代篇 合本 狩野派の崩壊から21世紀の新潮流まで

    ビジネス・実用
    -
    1巻2,024円 (税込)
    開国後、大和絵、狩野派、浮世絵など日本伝統の絵画は、西洋絵画と出遭い、「日本画」と称すようになった。フェノロサに評価された日本画は、岡倉天心、橋本雅邦らが新設の東京美術学校で確立。のちには日本美術院の横山大観や菱田春草らが技法を追究し進展させる。本書は、幕末の横浜浮世絵や南画から、国家主導で堂々たる作品が制作された明治期、そして、今村紫紅に代表されるのびやかな画風の大正期を描く。(近代篇) 昭和十年代、前衛美術集団の離合集散が続いた。だが、新しい絵画の胎動は戦時体制に飲み込まれ、富士山や軍人など国威昂揚を意図した絵画が制作されるようになる。戦後は国粋主義への批判から「日本画滅亡論」が唱えられ、新しい道の模索を余儀なくされた。本書は、前衛として戦前に注目された吉岡堅二らから、戦時中、そして復興に寄り添って人気を博した東山魁夷や平山郁夫の活躍、さらに、平成以降の新潮流までを描く。(現代篇)
  • 世界史の叡智 悪役・名脇役篇 辣腕、無私、洞察力の51人に学ぶ

    世界史の叡智 悪役・名脇役篇 辣腕、無私、洞察力の51人に学ぶ

    ビジネス・実用
    -
    1巻990円 (税込)
    近代中国で悪名高い政治家といえば、まず汪兆銘の名前が挙がる。 だが今日「売国奴」と断罪されるこの指導者は、祖国を戦火から守るべく対日和平を模索した、筋金入りの愛国者でもあった。 本書では史学の成果を生かしつつ、古今東西の事例を検証。 時代の波に翻弄された悪役たちの横顔を紹介し、隠れた名脇役たちの活躍にも光を当てる。 古代ペルシャの大王からイタリア映画全盛期の巨匠まで、バラエティに富んだ五一人の列伝。
  • 明治天皇 苦悩する「理想的君主」

    明治天皇 苦悩する「理想的君主」

    ビジネス・実用
    -
    1巻1,045円 (税込)
    王政復古の旗印のもと、幕府や摂関職が廃され、若き明治天皇を戴く維新政権が誕生した。だが、近代国家の建設が急速に進むなか、「天皇親政」の理念はやがて形骸化する。 陸海軍を統べる大元帥として日清・日露の両戦争を遂行するなど、政府への協力的姿勢を貫いた天皇であったが、その陰には、自らの意思と政府の意向の乖離に苦悩する、孤独な君主の姿があった。 政府と宮廷の対立関係を軸に、理想化された天皇の実像に迫る。
  • 冷戦史(上下合本)

    冷戦史(上下合本)

    ビジネス・実用
    -
    1巻1,958円 (税込)
    (上巻)1945年に第二次世界大戦が終わると大国の協調は崩壊し、アメリカ中心の西側陣営とソ連中心の東側陣営による冷戦が始まった。ヨーロッパではドイツが東西に分断され、東アジアでは中国の国共内戦、朝鮮戦争という「熱戦」が勃発。さらに脱植民地化の潮流に米ソが介入し、冷戦は第三世界にも拡大した。上巻では、1962年のキューバ・ミサイル危機で核戦争寸前に至るまでを描く。世界的な視野から冷戦を俯瞰する通史。 (下巻)キューバ・ミサイル危機後、泥沼化するベトナム戦争が世界に衝撃を与えた。1960年代末から米中ソはデタント(緊張緩和)へ向かうものの、70年代末には再び対立が深まり「新冷戦」と呼ばれた。だが、その背後では西側経済の優位と東アジア経済の躍進により、第三世界の国々が社会主義を放棄しつつあった。そしてソ連にゴルバチョフが登場し、冷戦は終焉を迎えるが――。戦争と対立が続く現代に、冷戦は何を遺したのか。
  • 中東和平の行方 続・イスラエルとパレスチナ

    中東和平の行方 続・イスラエルとパレスチナ

    ビジネス・実用
    -
    1巻990円 (税込)
    湾岸戦争終結後に開かれたマドリード和平会議、ノルウェー秘密交渉を通じて、パレスチナ問題、アラブ・イスラエル紛争をめぐる状況がこの数年の間に大きく変化した。 イスラエル・PLOの暫定自治合意にもとづくガザ、エリコでの先行自治、イスラエル・ヨルダンの平和条約調印と事態は進行しているが、こうした動きは本当に中東に平和をもたらすのか。 『イスラエルとパレスチナ』につづいて、中東での新展開を詳細に報告する。
  • 古代遊牧帝国

    古代遊牧帝国

    ビジネス・実用
    -
    1巻990円 (税込)
    六世紀の中葉モンゴル高原に出現した突厥国家も、また八世紀に台頭したウイグル国家もともに遊牧トルコ民族の一族であった。中央アジアから中国北方、南シベリアを支配した突厥の、農耕民族中国人との協調と葛藤の歴史をシルクロードの交易とともに追い、その間に活躍したソグド商人たちの、困難をものともせず物資を運び商いをする姿をも描き出す。東から西へと移動していったトルコ民族の壮大で華麗な生活を再現する。
  • 肺の生活習慣病(COPD) 咳、痰、息切れを疑う

    肺の生活習慣病(COPD) 咳、痰、息切れを疑う

    ビジネス・実用
    -
    1巻990円 (税込)
    咳が出れば風邪のせい、息切れが起これば年のせい――と、私たちは軽く考えがちだ。しかしその陰に肺の重大な疾患COPDが隠れているかもしれない。症状が喘息など他の疾患と似ているため医師でも気がつかないことが多く、潜在的患者数は糖尿病を上回る数百万人といわれる。正しい治療を受けなければ治癒は遅れ、医療費はかさみ、患者・家族の生活の質の低下は免れない。COPDとどう向き合えばいいのか。診断と治療、予防法を紹介する。
  • カラー版 アマゾンの森と川を行く

    カラー版 アマゾンの森と川を行く

    ビジネス・実用
    -
    1巻1,320円 (税込)
    人類に残された最後の秘境・アマゾン。カヌーに乗って幾日も川をさかのぼると、現代文明と隔絶した世界が広がる。ワニやアナコンダが日光浴し、チョウが舞う岸辺。一歩森に入れば、最大の肉食獣ジャガー、毒ヘビや大蛇、原因不明の風土病にも警戒しなければならない。危険なこの地に魅せられた著者は、三十年来、取材を続けてきた。アンデスから熱帯雨林まで、多様なアマゾンの植物、動物、人々を紹介。
  • 続・東北―異境と原境のあいだ

    続・東北―異境と原境のあいだ

    ビジネス・実用
    -
    1巻990円 (税込)
    「遅れた東北」観は、どのように生まれ、どう変転を遂げたのか。本書は、史料を博捜して、大正から戦後にかけての、「後進性」脱却と国際化を指向した議論や政策を分析し、文学作品や学術書に描かれた東北像を検証する。戦時体制に組み込まれ、いつしか「異境」から「原境」へとイメージを移行する東北。戦後歴史学の「地域モデル論」が捉えきれなかった東北史のダイナミクスを照射し、日本史像のラディカルな転換をめざす。
  • 板垣退助 自由民権指導者の実像

    板垣退助 自由民権指導者の実像

    ビジネス・実用
    -
    1巻946円 (税込)
    「板垣死すとも自由は死せず」の言で名高い板垣退助(1837~1919)。戊辰戦争で官軍の指揮官として名声を得た彼は、維新後、政権に参画するも西郷隆盛らと下野。民選議会設立を求め自由民権運動に邁進し、日本初の全国政党・自由党を結成する。議会開設後は第一党のトップとして藩閥政府と対峙。のちには大隈重信と初の政党内閣を組織した。多くの大衆から愛され、近代日本に大きな足跡を残した志士の真実。
  • カラー版 インカ帝国―大街道を行く

    カラー版 インカ帝国―大街道を行く

    ビジネス・実用
    -
    1巻1,320円 (税込)
    インカ帝国は、北はコロンビア、南はチリ、アルゼンチンにまでまたがる広大な領土に、総延長三万キロにおよぶカパック・ニャンと称される王道を張りめぐらした。海岸地方に広がる砂漠、険しい岩や雪の山稜や断崖、鬱蒼とした森林帯、荒涼たる原野などを大道が貫き、都市や神殿などを結んでいた。自らの足でアンデス全域を歩いた写真家が、遺跡や大自然などを含む数々の未公開写真とともに知られざる大帝国の世界に迫る。
  • 帝国図書館―近代日本の「知」の物語

    帝国図書館―近代日本の「知」の物語

    ビジネス・実用
    -
    1巻1,012円 (税込)
    近代国家への道を歩み出した明治日本。国家の「知」を支えるべく政府によって帝国図書館が設立された。しかし、その道のりは多難であった。「東洋一」を目指すも、慢性的な予算不足で書庫も閲覧室も狭く、資料は溢れ、利用者は行列をなした。関東大震災では被災者の受け入れに奮闘。戦時には所蔵資料の疎開に苦しんだ。本書は、その前身の書籍館から一九四九年に国立国会図書館へ統合されるまでの八〇年の歴史を活写する。
  • 日本の歴史問題 改題新版 「帝国」の清算から靖国、慰安婦問題まで

    日本の歴史問題 改題新版 「帝国」の清算から靖国、慰安婦問題まで

    ビジネス・実用
    -
    1巻1,100円 (税込)
    靖国神社、歴史教科書、慰安婦、領土、そして「犠牲者」個人への補償。戦後七五年を超えてなお残る歴史問題。なぜ「過去」をめぐる認識は衝突し、アジア太平洋戦争の「清算」は終わらないのか。本書では、帝国の解体から東京裁判、靖国論争が始まる一九八〇年代、慰安婦や領土をめぐり周辺諸国との軋轢が増す二〇一〇年代以降の歴史問題の全容を丹念に描出。名著『国家と歴史』を改題のうえ全面改稿し、歴史和解の道筋を示す。
  • 大隈重信(上下合本)

    大隈重信

    ビジネス・実用
    -
    1巻2,310円 (税込)
    政治家、言論人、早稲田大学初代総長など多面的な活動で知られる大隈重信。一八三八年に佐賀で生まれ、一九二二年に没するまでの軌跡は、日本近代の激動に伴走したかのようだ。本書は、周囲の群像や時代の変化などを含めて、彼の全貌を描き出す試み。
  • シリーズ 禁欲文化のヨーロッパ―修道制の歴史(合本)

    シリーズ 禁欲文化のヨーロッパ―修道制の歴史(合本)

    ビジネス・実用
    -
    1巻4,840円 (税込)
    『禁欲のヨーロッパ』 ヨーロッパにおける「禁欲の思想」はいつ生まれ、どう変化していったか。身体を鍛錬する古代ギリシアから、ローマ時代を経て、キリスト教の広がりとともに修道制が生まれ、修道院が誕生するまで、千年に及ぶヨーロッパ古代の思想史を「禁欲」という視点から照らし出す。 『贖罪のヨーロッパ』 中世西欧では、禁欲の達成のために自らの欲望のありかを特定し、意識的に摘出する思想が生まれた。この贖罪の制度化は、社会に大きな影響を与え、修道院の生活を厳しく規定していく。6~12世紀の社会を、修道院の制度、王侯との関係、経済、芸術等から読み解く。 『剣と清貧のヨーロッパ』 12世紀、突如それまでの修道制の伝統から大きく離れた修道会が生まれた。聖地エルサレムやイベリア半島などで戦った騎士修道会と、聖フランチェスコらが信仰のあり方をラディカルに変革した托鉢修道会である。これら修道会の由来と変遷を、戒律や所領経営などにも注目しながら通観する。 『宣教のヨーロッパ』 16世紀の宗教的動揺は、イエズス会という新たな組織を生んだ。霊操と教育を重視し、異教徒への宣教を実践するイエズス会は、ポルトガル・スペインの植民地開拓とともに新大陸やアジアへ進出した。その思想や布教方法、経済的基盤など、「キリスト教の世界化」のプロセスを詳細に検証する。 『歴史探究のヨーロッパ』 宗教改革以降、カトリックは修道院での学術活動を活発化させた。サン・モール修道会のマビヨンをはじめとする人文主義者が教会史や聖人伝などの文書を批判的に検証することで、文献学や文書学、ローマ法の解釈学など、現代の歴史学の基礎が誕生する。啓蒙思想の席巻、宗教と世俗の相剋の間で、歴史と真理を探究した人々の足跡を追う。
  • 日本鉄道史(合本)

    日本鉄道史(合本)

    ビジネス・実用
    -
    1巻3,036円 (税込)
    中公新書2269『日本鉄道史 幕末・明治篇―蒸気車模型から鉄道国有化まで』、2358『日本鉄道史 大正・昭和戦前篇―日露戦争後から敗戦まで』、2530『日本鉄道史 昭和戦後・平成篇―国鉄の誕生からJR7社体制へ』の3冊を1冊にまとめた。 ペリー来航時の蒸気車模型に始まり、鉄道の開通、国有化、植民地での鉄道建設や私鉄による沿線開発など鉄道の興隆期を迎える。敗戦時にも鉄道は動き続け、新幹線の開通も果たすが、やがて国鉄の経営は悪化、民営化へと進む。160年以上におよぶ日本の鉄道史を一気に通観する。
  • 剣と清貧のヨーロッパ 中世の騎士修道会と托鉢修道会

    剣と清貧のヨーロッパ 中世の騎士修道会と托鉢修道会

    ビジネス・実用
    -
    1巻968円 (税込)
    俗世間を離れ、自らの心の内を見つめる修道院。だが12世紀、突如その伝統から大きく離れた修道会が生まれた。騎士修道会と托鉢修道会である。かたや十字軍となって聖地エルサレムやイベリア半島、北方で異教徒と戦い、かたや聖フランチェスコらが都市のただ中で民衆の信仰のあり方をラディカルに変革した。これら〝鬼子〟ともいうべき修道会の由来と変遷を、各修道会の戒律や所領経営などにも注目しながら通観する。
  • タンパク質とからだ 基礎から病気の予防・治療まで

    タンパク質とからだ 基礎から病気の予防・治療まで

    ビジネス・実用
    -
    1巻880円 (税込)
    私たちのからだの20%を占めるタンパク質。皮膚の弾力を維持するコラーゲンや筋肉を伸び縮みさせるミオシン、血糖値を下げるインスリン、酸素を運ぶヘモグロビンなど、形や役目、存在する場所も様々だ。近年、プロテオミクス(タンパク質の生命科学)の発展によって、その種類や役割などが急速に明らかになりつつある。日本における第一人者が、最新の成果をわかりやすく解説し、病気治療への応用なども紹介する。
  • 四季のうた ―詩歌の花束

    四季のうた ―詩歌の花束

    小説・文芸
    -
    1巻836円 (税込)
    春夏秋冬、人の営みをよそに季節は巡りつづける。目の前を流れていく時の移ろいを、わずかな言葉で瑞々しく描き出すのが、俳句であり、短歌である。現代の句歌は、日常に紛れて見落としがちな事々に生命をあたえ、古人の言葉は今なおかわらぬ心の機微をにじませる。本書で著者は、平生の景色を鮮やかに切り取った古今の俳句や短歌を紹介する。読売新聞連載コラム「四季」の二〇一二年四月から一年分を採録。
  • 四大公害病 水俣病、新潟水俣病、イタイイタイ病、四日市公害

    四大公害病 水俣病、新潟水俣病、イタイイタイ病、四日市公害

    ビジネス・実用
    -
    1巻968円 (税込)
    四大公害病とは、水俣病、新潟水俣病、イタイイタイ病、四日市公害を指す。工場廃液、煤煙などにより痙攣、激痛、発作など厳しい障害をもたらした。当初、企業は工場との関係を否定。だが医師・研究者らが原因を究明し、1960年代末以降、患者が各地で提訴。70年代半ばまでに次々と勝利した。本書は高度成長の「影」である公害病の全貌を明らかにする。同時に、21世紀の今なお続く“認定”をめぐる国と被害者間との訴訟・齟齬も追う。
  • 歳時記百話 季を生きる

    歳時記百話 季を生きる

    小説・文芸
    -
    1巻858円 (税込)
    歳時記は俳句を詠む人だけのものではない。季節を知り、人生を生き抜くため、私たちが祖先から受け継いできた知恵が詰まっている。すべての日本人の心情と生活の原点なのだ。本書では四季を彩る花々を中心に、雲雀などの鳥、薫風などの気象、涅槃会や酉の市など年中行事、そして芭蕉忌に至るまで、一年の折々にあらわれる豊富な事物を、古今東西の句歌詩文を通して味わう。巻末に俳人・宇多喜代子氏との対談を収録。
  • ノーベル賞の100年 自然科学三賞でたどる科学史 [増補版]

    ノーベル賞の100年 自然科学三賞でたどる科学史 [増補版]

    ビジネス・実用
    -
    1巻880円 (税込)
    ノーベル賞は、1901年に、物理学、化学、生理学・医学、文学、平和の五分野で始まったが、中でも自然科学の三分野の受賞者とその業績は、20世紀の科学の歴史そのものである。この100年間に世界の科学はどう変化してきたのか。本書は、ドイツの時代からアメリカの時代へ、基礎科学から応用科学へと移りゆく足跡をたどりながら、賞の未来を展望するものである。あわせて、日本人にまつわる秘話も紹介。
  • 続・日本の樹木 山の木、里の木、都会の木

    続・日本の樹木 山の木、里の木、都会の木

    ビジネス・実用
    -
    1巻836円 (税込)
    環境を守り、景観をつくり、生活に役立つ--経済成長の過程で伐採され、過疎化で見捨てられ、工業製品に押されてきた樹木の復権が進んでいる。街路樹、庭木はもとより、建築材料、手工業品からジャム、果実酒に至るまで、樹木の守備範囲は驚くほど広く、人との関わりは深い。極北から熱帯雨林まで、豊富な調査体験を背景に、身近に見られる樹木120余種の名前の由来、生態、性質を紹介する。植物画家・長谷川哲雄氏の挿画70点を付す。
  • 古代出雲への旅 幕末の旅日記から原風景を読む

    古代出雲への旅 幕末の旅日記から原風景を読む

    ビジネス・実用
    -
    1巻858円 (税込)
    神々の集う国・出雲。いまでもそこかしこに神社が見られる。これらのなかには『出雲国風土記』の時代に起源を求められるものも多く、古代史を封じ込めたタイムカプセルとも言える。幕末期、この風土記社を丹念に巡り、旅日記を残した男がいた。その男・和四郎は時に酔い伏し、時に神の娘と出会いながら、美保関から出雲大社まで足を伸ばす。新発見の日記を手に、私たちも古代史への旅に出よう。
  • 日本の樹木 都市化社会の生態誌

    日本の樹木 都市化社会の生態誌

    ビジネス・実用
    -
    1巻902円 (税込)
    身近な小空間の植栽から信仰の対象となる巨木まで、樹木は日本人の生活に深く関わってきた。花を愛で、実を味わい、根を薬用にし、幹は材に用い・・その利用は多岐にわたる。村おこし、町づくりの中心に樹木を据える例も増えてきた。宅地造成、ゴルフ場建設、リゾート開発で日本の植生が、景観が、大きく変貌しつつある今、樹木との新しい関係が求められている。代表的樹種八十余種の生態誌・文化誌を記述する。挿図七七点付載。
  • 高血圧の医学 あなたの薬と自己管理

    高血圧の医学 あなたの薬と自己管理

    ビジネス・実用
    -
    1巻858円 (税込)
    三十歳以上の三人に一人が高血圧である。高血圧を放置すると、突然、脳卒中や心筋梗塞など危険な合併症を引き起こすので「静かなる殺人者」とも呼ばれる。本書は、高血圧を予防し、合併症の発症を抑えるため、生活習慣改善のコツや、降圧薬の特徴・副作用を詳述する。また、降圧薬服用の注意や血圧測定など日常生活の気になる疑問にも答える。処方された薬を漫然と服用するのではなく、自らの体と薬を知るために必読の書。
  • カラー版 スペイン・ロマネスクへの旅

    カラー版 スペイン・ロマネスクへの旅

    ビジネス・実用
    -
    1巻1,100円 (税込)
    イベリア半島では、レコンキスタの進展に伴い次々と教会や修道院が建てられた。中世最大の巡礼地サンティヤゴをめざす街道が作られたことも、ヨーロッパ各地の職人や様式の粋が流れ込むのを後押しした。西ゴート、アストゥリアス、モサラベといった魅力的なプレロマネスクの影響も受けながら、11~12世紀、半島独自のロマネスク芸術が花開いていく。複雑で陰影に富んだスペイン・ロマネスクの美を余すところなく紹介する。
  • 藤原京 よみがえる日本最初の都城

    藤原京 よみがえる日本最初の都城

    ビジネス・実用
    -
    1巻968円 (税込)
    およそ一三〇〇年前、都は飛鳥から藤原の地へと遷る。持統天皇が「春過ぎて夏来たるらし」と詠った都は、七一〇年の平城京遷都まで一六年という短命のゆえか、あまり語られることがなかった。元号が始まり、和同開珎が鋳造された古代史上最大の転換期に、最初の本格的都城はどのように計画され、廃都にいたったか。『日本書紀』などの文字史料だけでは窺い知れない都の相貌が、二〇年余にわたる発掘によってよみがえる。
  • 科学捜査の事件簿 証拠物件が語る犯罪の真相

    科学捜査の事件簿 証拠物件が語る犯罪の真相

    探偵は一個の厳密な科学である、とはコナン・ドイルの言葉である。わずかな痕跡も見逃さずに事件の真相に迫ろうとする科学捜査は、その時々の難問を解決しながら発展してきた。本書は、捜査の画期的な発展を促した歴史的に有名な犯罪を取り上げ、指紋、筆跡、毒物、白骨、木片、銃痕などの古典的な証拠物件の鑑定から、最新のDNA鑑定、そして昨今のテロ事件に使われたサリン、炭疽菌の分析と同定までを紹介する。
  • 梁山泊 水滸伝・108人の豪傑たち

    梁山泊 水滸伝・108人の豪傑たち

    小説・文芸
    -
    1巻792円 (税込)
    水滸伝の舞台となる梁山泊は黄河が作る水溜まりであった。そこに集まる大親分宋江をはじめとする天こう星三十六人、地さつ星七十二人、あわせて百八人の豪傑たち。彼らは皆、日本の豪傑とは異質な存在である。先ず梁山泊をはじめ水滸伝の四つの舞台を検証する。ついで大豪傑宋江、魔法使い公孫勝、花和尚魯智深、殺陣の達人李逵ほかの役柄と彼らの虚実おりまぜた活躍を紹介・分析し、現代の日本人が水滸伝の魅力に接近する道筋を探る。
  • もうひとつのイギリス史 野と町の物語

    もうひとつのイギリス史 野と町の物語

    ビジネス・実用
    -
    1巻789円 (税込)
    野の支配権をめぐり幾多の民族が戦った時代を経て、イギリス最古にして最大の町ロンドンは富と権力を集中していった。シェイクスピアも描いた名君、商才にたけた市長らの活躍の一方で、対立が明らかになっていく町と農村。コベットに「おできの親玉」と呼ばれた町は、次第に野を呑み込んで、ついには国外にまで触手を伸ばす。ディケンズ、オーウェル、コンラッドらの作家にも登場願い、文学的色彩豊かに描き出した英国史。
  • 御前会議 昭和天皇十五回の聖断

    御前会議 昭和天皇十五回の聖断

    ビジネス・実用
    -
    1巻836円 (税込)
    一九四一年十二月八日、日本はハワイ真珠湾の奇襲攻撃で対米英戦争を開始し、日本の対米英宣戦で第二次ヨーロッパ大戦は世界大戦に展開する。そして九一年は日米開戦の“満五十周年”にあたる。本書では、昭和天皇御前会議の十五回の「聖断」と、最高戦争指導を、日中戦争開始後の、昭和十三年の大本営設置から、同二十年のポツダム宣言受諾まで検討する。また御前会議の設置を余儀なくした、統帥命令の大本営令制定をも考察する。
  • 個人尊重の組織論 企業と人の新しい関係

    個人尊重の組織論 企業と人の新しい関係

    ビジネス・実用
    -
    1巻726円 (税込)
    日本の伝統的な組織とマネジメントに綻びが目立つようになった今日、企業とそこに生きる人々との間に新しい理念の構築が模索されている。全社的目標への貢献や緊密なチームワークを求める企業、組織の一員でありつつ多様な価値観やパーソナリティの尊重を欲する従業員との間に、いかなる組織と個人の統合の枠組みが可能なのか。既存の経営の問題点や社会的通念を踏まえながら、個人尊重を視点に据えて、組織の在り方を考える。
  • 山伏 入峰・修行・呪法 [復刻版]

    山伏 入峰・修行・呪法 [復刻版]

    ビジネス・実用
    -
    1巻880円 (税込)
    兜{と}巾{きん}、白衣の結{ゆい}袈{げ}裟{さ}、錫{しゃく}杖{じょう}をつき、笈を背に法{ほ}螺{ら}貝{がい}をふく、いまでも出羽三山、大峰山中に出没する山伏・・。年二回先達に従って入{にゅう}峰{ぶ}し、水断、穀断、懺悔、相撲などの苛酷な修行で体得した験力により、加持祈祷の呪法を行なう彼らのなかには、中世の最盛期を過ぎると修行を忘れ、まじない師に堕するものもあらわれた。本書は、民間信仰に仏教が結びついて完成された修験道の真髄を、山伏の奇怪な行事、生態のなかにさぐる。
  • まともな人

    まともな人

    ビジネス・実用
    -
    1巻770円 (税込)
    今回は「あたりまえ」について考えてみよう。こういう話題ならできるだけ具体的なほうがいい――。養老孟司が世の中の動きを定点観測。小泉内閣発足も、9・11同時多発テロや北朝鮮問題も、地球温暖化論や「新しい歴史教科書」問題も、何か通じるものがある。二一世紀最初の三年間の出来事とそれらをめぐる人々の姿から、世界と世間の変質をズバリ見通し、現代にはびこる「ああすれば、こうなる」式の考え方に警鐘を鳴らす。
  • 東北-つくられた異境

    東北-つくられた異境

    ビジネス・実用
    -
    1巻814円 (税込)
    東北の歴史が脚光を浴びている。縄文時代のイメージを塗り替える考古学上の成果をはじめ、中世史から近現代史まで、新しいアプローチが始まっている。しかし、「遅れた東北」という見方はいまなお根強い。国民国家たらんとした近代日本は東北を辺境と位置づけ、後進性を強調しつづけた。東北はどう見られ、どう語られてきたのか。東北をめぐる膨大な言説を読み解き、「北」の視点から「多様な日本」を照らし出す新しい地域論。
  • 続・神々の体系 記紀神話の政治的背景

    続・神々の体系 記紀神話の政治的背景

    ビジネス・実用
    -
    1巻924円 (税込)
    記紀の制作主体を藤原不比等とみる大胆な仮説をもとに、前著で考察の対象となった記紀神統譜の基本構造と不比等の政治的役割について、その照応関係を多面的に解明する。そして記紀神話が奈良朝の藤原氏の権力の正統化にいかに適合していたかをきわめて説得的に論述。律令国家成立の社会史ならびに思想史を背景に、定説化した記紀の体系性とイデオロギー的性格を捉え直し、そこに律令国家のデザインとその独自性を読みとろうとする。
  • こまった人

    こまった人

    ビジネス・実用
    -
    1巻770円 (税込)
    コンビニ、スーパー、パチンコ、ファミレス……。これらを見れば、日本中どこも同じに見える。だが虫捕りにいけば、その土地によって虫は異なる。虫も人も実にさまざま。日本は広い。明日を予想できない世界だから「ああすればこうなる」式の思考では具合が悪い。イラク派兵、靖国問題、安全神話の崩壊など、話題の出来事を養老孟司が定点観測。世界と世間の本質を読み解く、好評「養老哲学」第二弾。
  • 回想 黒澤明

    回想 黒澤明

    小説・文芸
    -
    1巻814円 (税込)
    世界的に有名な映画監督クロサワを父に持つことは、並大抵の苦労ではない。仕事上のトラブルや社会への憤懣から父の怒りに火がつけば、家族はたちまち嵐に巻き込まれる。ところが、ひとたび旨いものが食卓に上るや、上機嫌のニコニコ顔に――。父の愛に育まれ、映画界へ飛び込み、晩年の父に寄り添い続けた娘だから書ける、素顔の黒澤明。「信頼する」「反抗する」「想像する」など、黒澤明の哲学が、肉声とともに伝わる24話。
  • 義経伝説 歴史の虚実

    義経伝説 歴史の虚実

    ビジネス・実用
    -
    1巻792円 (税込)
    古く『平家物語』や『源平盛衰記』など、軍記物で形象化した義経は、室町時代の『義経記』にいたって物語化の頂点に達し、さらにそこから色とりどりの大小の物語が派生した。「判官物」と称される一群のジャンルがそれである。ついには歴史と伝説のけじめさえつかなくなり、義経は一方では国民的英雄として、他方では白面の貴公子、においやかな遊冶郎として日本的美意識の具現者となる。義経伝説に結晶化した日本的心情の源流を探る。
  • 肉食の思想 ヨーロッパ精神の再発見

    肉食の思想 ヨーロッパ精神の再発見

    ビジネス・実用
    -
    1巻924円 (税込)
    ヨーロッパ人は、いったいなぜ動物を屠畜して食う一方で、動物を愛護するのか……。本書は、ヨーロッパ思想の原型を、きびしい歴史的・地理的条件が生み出した特有の食生活のパターンに求め、そのパターンにもとづいて形成されてきた思想的伝統を明らかにし、それによって規制される彼らの日常生活や心理・行動を、日本とも比較しながら平易に説く。食生活という新しい視点の導入によってヨーロッパの歴史を見直す、西洋史学究の問題作。
  • 「ケインズ革命」の群像 現代経済学の課題

    「ケインズ革命」の群像 現代経済学の課題

    ビジネス・実用
    -
    1巻726円 (税込)
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 一九三六年に刊行されたケインズの「雇用・利子および貨幣の一般理論」は、三〇年代の大不況に対処しえなかった経済学の危機に対して「有効需要の原理」「流動性選好説」 などを提唱して解決策を示す、革命的な書であった。しかし、その難解さゆえに様々な解釈が可能であり、読む側の国家観、歴史観ひいては倫理観が賛否を左右することになる。一冊の書物がひき起こした論争、社会科学における転向等を通して経済学の課題を問う。
  • 赤十字とアンリ・デュナン 戦争とヒューマニティの相剋

    赤十字とアンリ・デュナン 戦争とヒューマニティの相剋

    小説・文芸
    -
    1巻792円 (税込)
    赤十字の創設者アンリ・デュナンは、比類なき情熱で抜群の行動力を示す一方で、自らつくった組織から常に孤立してしまう独断的な性格の持ち主であった。そのため、赤十字以外にも、彼の手を離れてはじめて、存分にその機能を発揮しだした事業は数多く存在する。本書は、彼の生い立ち、彷徨生活から、破産、落魄の死までを辿ると同時に、彼を生んだ十九世紀ヨーロッパの、領土拡張主義と人道主義とが頂点に達した時代背景を描く。

最近チェックした作品からのおすすめ