作品一覧

  • 酒が語る日本史
    4.0
    1巻968円 (税込)
    歴史の裏に「酒」あり。古代より学者や芸術家、知識人に意外と呑ん兵衛が多く、昔から酒をめぐる珍談奇談が絶えない。日本史の碩学による、「酒」と「呑ん兵衛」が主役の異色の社会史。
  • 山伏 入峰・修行・呪法 [復刻版]
    -
    兜{と}巾{きん}、白衣の結{ゆい}袈{げ}裟{さ}、錫{しゃく}杖{じょう}をつき、笈を背に法{ほ}螺{ら}貝{がい}をふく、いまでも出羽三山、大峰山中に出没する山伏・・。年二回先達に従って入{にゅう}峰{ぶ}し、水断、穀断、懺悔、相撲などの苛酷な修行で体得した験力により、加持祈祷の呪法を行なう彼らのなかには、中世の最盛期を過ぎると修行を忘れ、まじない師に堕するものもあらわれた。本書は、民間信仰に仏教が結びついて完成された修験道の真髄を、山伏の奇怪な行事、生態のなかにさぐる。
  • 修験道史研究
    -
    1巻3,410円 (税込)
    ※本シリーズに使用している原版データは時間が経過している作品が多いため、一部不鮮明な箇所がある可能性がございます。ご了承下さい。 日本民族宗教の一変形として独自の発展をとげた修験道に,早くからとり組んできた著者の古典的名著。仏教や陰陽道と影響し合いつつ「道」として成立する過程から,近世的変質までの展開を跡づける。

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ユーザーレビュー

  • 酒が語る日本史

    Posted by ブクログ

    「大酒飲みに、あまり悪い人間はいないと思う私たちから察すれば、仲成は酒豪といわれるほどの人間ではなかったのではないか。」このような考察が随所にちりばめられた素晴らしい著作。

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    2016年05月22日
  • 酒が語る日本史

    Posted by ブクログ

    いわば酒豪列伝。明治時代までの酒飲みに関する逸話を収集した一冊で、こういう趣向の本が40年以上前(1971年)に書かれたというのは興味深い。
    もっとも、現在ではこれほどまでの「酒飲み礼賛」は難しいかもしれない。1971年当時ですら「チンマリ固まって大人らしくなった人間ばかりで構成される社会では、これらの人物は鼻つまみされるだけだろう」と嘆いている。
    ただまあ、これだけ酒飲みの逸話が集まると「粋」な酒飲みに希少価値があることがよくわかる。九鬼周造のテーマ設定の背後にはこういう事情があったのかもしれない、などと思った。

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    2018年12月30日

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