東ユーラシア全史 陸海の交易でたどる5000年
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東ユーラシア全史 陸海の交易でたどる5000年

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広大なユーラシア大陸は中央の乾燥地帯を境に生態環境が二分される。
日本列島を含む東側では古来、遊牧・農耕・海洋の諸文明が興亡。シルクロードほか陸海の路を介して多彩な物産、また宗教・文化が東西を往来した。
ソグド商人やペルシア・アラビア商人の活躍、モンゴル帝国の隆盛と解体、明の鄭和の南海遠征、大航海時代の展開から、欧米列強の極東進出、アジア・太平洋戦争まで――。交易をキーワードに壮大な歴史をたどる。

■本書の目次

はじめに

序 章 風の中の歴史

1 ユーラシアを吹き抜ける風
2 新たな歴史観

第一章 偏西風アジアでの文明の形成
――先史時代から紀元四世紀

1 偏西風アジアの遊牧騎馬文明
2 偏西風アジアの農耕文明

第二章 モンスーンアジアでの文明の形成
――先史時代から紀元五世紀

1 モンスーン陸域アジアでの交易
2 モンスーン海域アジアでの交易

第三章 広域交易圏の形成
――四世紀から八世紀

1 偏西風アジアでのキャラバン交易
2 モンスーンアジアにおける港市国家連合

第四章 一体化する北と南の交易圏
――九世紀から一二世紀

1 北東アジアの新興勢力
2 モンスーン海域アジアの新興勢力

第五章 ユーラシア通商圏の形成
――一三世紀

1 新生遊牧帝国の形成
2 モンゴル帝国とモンスーンアジア

第六章 通商圏の変調と再編
――一四世紀から一六世紀

1 陸域アジア――カアンを継ぐ者
2 海域アジア――海禁・朝貢・密貿易

第七章 信仰、戦争、そして通商
――一七世紀から一九世紀前半

1 偏西風アジア――割拠する諸勢力
2 モンスーンアジア――新たな参入者

第八章 欧米列強の極東アジア進出
――一九世紀

1 ロシアの極東進出
2 イギリスの極東進出
3 自由貿易と地政学

終 章 環球の中の日本
――二〇世紀

おわりに

あとがき
主要参考文献

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