タイトルの魔力 作品・人名・商品のなまえ学

タイトルの魔力 作品・人名・商品のなまえ学

ビジネス・実用
902円 (税込)

4pt

3.0

絵画や彫刻の展覧会で、作品のかたわらには必ずネームプレートが寄り添っている。音楽、小説、詩、戯曲…。いずれにもなんらかのタイトルが付されている(なかには「無題」というタイトルもある)。では、このタイトル、いつごろからどのように、作品と不即不離の関係になったのだろう。人の名前、商品のネーミングも視野に入れながら、藝術作品におけるタイトルの役割と歴史を考える、刺激に満ちた美学の冒険。

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タイトルの魔力 作品・人名・商品のなまえ学 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    芸術作品とそのタイトルの関係について、理論的および歴史的な観点から考察をおこなっている、ユニークな美学書です。

    著者は、芸術作品とタイトルの関係をめぐって鑑賞者が取る態度には、「教養派」と「審美派」の二種類があるといいます。「教養派」はタイトルを通して作品を制作した作者の意図に近づくことをめざし、「審美派」はタイトルによってみずからの芸術的直感が一定の方向に誘導されてしまうことに対する警戒を表明します。著者は、たがいに対立するこの二つの態度が、ともに近代的芸術観に基づいていると論じています。こうして著者は、タイトルを手がかりとすることで美学上の中心的な問題に踏み込んでいきます。

    本書の議論のあちらこちらに、美学上の重要な問題へとつながっていく開口部がのぞいているのがなんとなく理解はできるのですが、個人的に分析美学的な問題の立てかたになじみがないので、どことなくおもしろい問題に通じているような印象がするというところにとどまっています。歴史的な考察がおこなわれているところはおもしろく読むことができました。

    0
    2015年09月26日

    Posted by ブクログ

    2007年07月03日
    ずっと気になっていた図書でしたが、いよいよタイトルについての疑問が湧いてきたので読まざるを得ませんでした。どことは言えないが、美術史家ではなく美学家が書いている文章だな、と全般的に感じ取れる本でした。
     私の興味を特に惹いたのは、タイトルという本題からは逸れますが、ヴィットゲンシュタンの「家族類似性」とか「風景相(アスペクト)」についての話でした。M先生が演習で触れていた作品の内にある美学、作品の外にある美学についても少し言及してありました。
     『本の遠近法』の帯に「本が本を呼ぶ」というフレーズがありますが、本当にそれは可能なのかもしれません。気になる本から、気になる話題についてから、読んでいこうと思います。
     

    0
    2009年10月07日

    Posted by ブクログ

    ちょっと僕には難しいので読み終えてはいない本だが「なるほど」と感じることが多い。特に美術系の作品に対しての「タイトル論」みたいなのはアート鑑賞にてはさらに深く作品を感じることができるようになるかも。ただ考え過ぎは余計なことかも、さらっと読んでしまおうと感じた。

    0
    2009年10月04日

    Posted by ブクログ

    近代的タイトル=メタテクスト。
    風景相とひらめきのずれ(タイトルを知ることにより変化するもの)→「…について」「…として」見ろという命令。
    批評家としての修練=見所を教えるという意味で。
    タイトルは作者によってしかつけることができないという時代、すなわち作品に対する作者の所有権はその手を離れたあとも継続する。
    そしてその終わりの時代としての現代。
    個人的にはブリューゲルパパ《イカロスの墜落》。

    0
    2009年10月04日

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    [ 内容 ]
    絵画や彫刻の展覧会で、作品の傍らには必ずネームプレートが寄り添っている。
    音楽、小説、詩、戯曲…。
    いずれにもなんらかのタイトルが付されている(なかには「無題」というタイトルもある)。
    では、このタイトル、いつごろからどのように、作品と不即不離の関係になったのだろう。
    人の名前、商品のネーミングも視野に入れながら、芸術作品におけるタイトルの役割と歴史を考える、刺激に満ちた美学の冒険。

    [ 目次 ]
    タイトル、この気になるもの
    なまえと名詞
    なまえの魔力
    名づけとネーミング
    商品名とタイトルの場所
    タイトルの空間
    タイトルの歴史学(文学の場合;絵画の場合)
    タイトルの言語学―「テネシー・ワルツ」を御存じですか
    タイトルのレトリック
    理論としてのタイトル
    タイトルの脱芸術化

    [ POP ]


    [ おすすめ度 ]

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    共感度(空振り三振・一部・参った!)
    読書の速度(時間がかかった・普通・一気に読んだ)

    [ 関連図書 ]


    [ 参考となる書評 ]

    0
    2011年04月03日

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