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Posted by ブクログ
twitterで流れてくるイラストには魅力を感じる。
それとは別に、フェルメールの絵には美しさを感じる。
そして、背伸びして出かけた美術館で目にする現代アートは訳が分からない。
この3種類の絵の違いがジャンルの違いを超えているのは明らかですが、何が違うのか分からないでいました。
自分の感性や教養が足りないから、現代アートは分からないのかとも考えていました。
本書の第7章・第8章は、何が芸術なのか、どのような態度で臨めば観賞できるのかという問いを通じて、私の長年の疑問に答えてくれました。
また、この美学という分かりそうで分からない学問が、なぜ哲学の一種であるのかにも。
ところで、第6章「芸術の身体性」で庭園を歩くときの体感が取り上げられます。
本書で取り上げられた場所には行ったことがないので、個人的に印象に残っている庭園をイメージしながら読んだところ、庭を訪れたときの感じを「身体性」という抽象的な一語に集約できたような気がします。
そういう無形の問いや感じを数多く言語化してくれた本でした。
Posted by ブクログ
敬体で書かれた、丁寧で易しい入門書、かと思えばそうでもない。専門用語の詳しい解説を省いて日常生活や身近な事例の中からトピックを拾ってくるというスタンスをとっているし、自分の経験を交えて少しエッセイ的に語る……という形を取っているから、一見とっつきやすそうではある。しかし、その印象に従ってスイスイ読んでしまっては理解できない。話が少し分散することがあるから、話の構成を意識しなければいけないし、個々の用語(概念)の説明は詳しくないし索引もないから、ぼんやりとした理解で終わってしまう。
通勤時や寝る前に読んでいたからあまり集中できていなかったというのもあるかもしれないが、すっきり理解した気分にはならなかった。再読が必要。
教科書的な入門書として期待するとあまり良くないと思う。ただ、本書で提示された諸テーマをさらに深ぼるための入り口としては良いと思う。
美はどのようなものであるか、美に価値はあるのか、あるとしたらどのような価値であるのか、自然美と芸術美と他の感性的な美はどう違うのか、そういったテーマを知れたのは良かった。
ダントー: 存在(生)を意識が捉えることに裏付けられた、苦難を慰める道徳的な美
ネハマス: 欲望が掻き立てられ、探究したくなるような、そして経験を経てそれぞれの深みを得るような美
Posted by ブクログ
非常に正しく適切な日本語で書かれていて、この本を3回読めばそれなりに美学+アルファについて理解できるようになる本。
ただ、軽い気持ちで読むと「困ってしまう」本です。
文法的にも内容的にも正しい日本語なのだけど、やはり美学は奥が深いらしく、頭のなかで文章をかみ砕かないとちょっと難しい。落ち着いた気分で読みたい本です。
哲学や神学などにも造詣が深いほうが美学を理解しやすいものなのだな…とも思いました。
それと「美」を知るには知識だけではダメで実践が必要。
平面上の図録も悪くないけれど、立体感がわかる美術館や博物館に赴いて自分の感性を磨く経験を増やしたいと思いました。
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