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二〇世紀の前衛美術は「美しさ」を否定し、藝術を大きく揺さぶった。さらに二〇世紀後半以降、科学技術の発展に伴い、複製がオリジナル以上に影響力を持ち、美術館以外で作品に接することが当たり前になった。本書は、このような変化にさらされる藝術を、私たちが抱く素朴な疑問を手がかりに解きほぐし、美の本質をくみとる「美学入門」である。増補にあたり、第九章「美学の現在」と第一〇章「美の哲学」を書き下ろす。
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Posted by ブクログ
読んでいるうちに、諸美学に関するトピックスであることにふと気がついたりして面白かった。とくに、増補部にあたる箇所は、現代美学の潮流を扱っているので、これから研究を始めたい人に有用だと思う。
2004年に初版が発行されて、これは2019年に発行された増補版です。 美学というものは、芸術や美しいということに関する哲学のようです。 大量生産されているただの便器にタイトルをつけて展覧会に出品した話などいろいろな話がありました。 文章は、ですます調で読みやすいですが、内容は、私にとっては難...続きを読むしくて、半分くらいしか理解できていないと思いました。 だからといって、つまらないのではなくて、何回か読み直したくなる本だと思いました。
twitterで流れてくるイラストには魅力を感じる。 それとは別に、フェルメールの絵には美しさを感じる。 そして、背伸びして出かけた美術館で目にする現代アートは訳が分からない。 この3種類の絵の違いがジャンルの違いを超えているのは明らかですが、何が違うのか分からないでいました。 自分の感性や教養が足...続きを読むりないから、現代アートは分からないのかとも考えていました。 本書の第7章・第8章は、何が芸術なのか、どのような態度で臨めば観賞できるのかという問いを通じて、私の長年の疑問に答えてくれました。 また、この美学という分かりそうで分からない学問が、なぜ哲学の一種であるのかにも。 ところで、第6章「芸術の身体性」で庭園を歩くときの体感が取り上げられます。 本書で取り上げられた場所には行ったことがないので、個人的に印象に残っている庭園をイメージしながら読んだところ、庭を訪れたときの感じを「身体性」という抽象的な一語に集約できたような気がします。 そういう無形の問いや感じを数多く言語化してくれた本でした。
数式や化学反応にも美しさはあるといえるだろう。直感も経験から生み出された思考の短絡化であることも踏まえると、美は直感的かつ経験的なものであることに納得できる。
非常に正しく適切な日本語で書かれていて、この本を3回読めばそれなりに美学+アルファについて理解できるようになる本。 ただ、軽い気持ちで読むと「困ってしまう」本です。 文法的にも内容的にも正しい日本語なのだけど、やはり美学は奥が深いらしく、頭のなかで文章をかみ砕かないとちょっと難しい。落ち着いた気分で...続きを読む読みたい本です。 哲学や神学などにも造詣が深いほうが美学を理解しやすいものなのだな…とも思いました。 それと「美」を知るには知識だけではダメで実践が必要。 平面上の図録も悪くないけれど、立体感がわかる美術館や博物館に赴いて自分の感性を磨く経験を増やしたいと思いました。
美に対する根源的な問いに、語源や身体性、歴史などの観点から多角的にアプローチしていた。 難しくて未消化
語り口が丁寧すぎて、全くハマらなくて、読むのに相当な時間を費やしてしまった。スタンダールの「美は幸福の約束にほかならない/すぎない」という言葉を知れたことは良かった。
2023.03.26 部分部分は理解できたが、美とは何かという問いに対する答えをうまく見つけることはできなかった。そもそも一言で言えるようなものでもないとは思うが、自分にはベースとなる知識が不足しているせいか少し難しかった。
美学に関するトピックが複数掲示され章立てられているが、トピック間の繋がりがあまり読み取れず難しかった。それだけ広大な地平ということなのか。
タイトル名から難しいテーマを想像してしまうが、非常に分かり易い現代的なテーマを意識した内容で興味深い本だった。章立ての名称からも。例えば「センスの話」「カタカナからの美学」「コピーの藝術」「生のなかの藝術」「藝術の身体性」「しなやかな応答」…などから類推できる。15年ぶりの増補とのことで、そのあたり...続きを読むの解説も著者の熱意が感じられた。アートと藝術という言葉の違いの日本での微妙な彩!(アートではあるが、藝術ではない!日本の便法が外国では使い分け不可能)、ミュージアムに対する日本語の美術館と博物館の違い。スポーツと藝術の関係性は確かに例えばサッカーの得点までの藝術的、創造的なプレーというのがあったりするので、似た面がある…。またコンピュータが藝術作品、俳句などを作れるのか?判断ができるのか?この問いの中に「美とは何か」という根源的な問いがあるということも興味深いテーマだった。
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美学への招待 増補版
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