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Posted by ブクログ 2017年12月03日
唯円の『歎異抄』をめぐって著者の考えを記した比較的自由なエッセイです。宗教に帰依する、ないし師の教えにしたがうことと、それによって自由を得ることとのあいだのパラドクスが主題になっています。
親鸞の死後、弟子や後学の者の間に、他力の宗旨についてさまざまな疑惑が生じました。親鸞が生前に語ったことばを記...続きを読む
Posted by ブクログ 2011年04月03日
[ 内容 ]
親鸞の教えと『歎異抄』の間には絶対的な距離がある。
この距離の意味を考えない限り、日本における「根元悪」の問題も、「悪人」の救済という課題も解けはしない。
中世以来、あたまの人々の心を捉え読み継がれてきた『歎異抄』は、弟子・唯円の手になる聞き書きであった。
だがその唯円は、「裏切る弟子...続きを読む
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