歴史・時代の検索結果

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  • 若返り同心 如月源十郎 不思議な飴玉

    若返り同心 如月源十郎

    小説・文芸
    3.0
    1~2巻693円 (税込)
    十年前まで定廻り同心をしていた小六だが今年は齢六十五。何事も若い頃のようにいかぬ、と自分をふがいなく感じていた。偶然拾った壺の中にあった飴玉をなめた小六に大変な出来事が。若々しい青年の姿にもどったのだ。しかしその効力はながく続かない。不思議に思いながらも、小六は、頼りない新米同心の孫が一人前になる手助けのためにその飴玉をこっそり使う。秘薬で若返り、得意の剣を繰り出す前代未聞「若返り同心」参上!
  • 特命与力 犬飼平士郎 犯科帳奪還指令

    特命与力 犬飼平士郎

    自宅の縁側でうたた寝をする中年侍、犬飼兵士郎……。南町奉行所与力という要職にありながらも、そのぐうたらぶりを息子にまで叱咤される情けない男であるが、その裏に隠された姿は、奉行じきじきに秘密の指令をくだされた、特命与力であった。おのれの本性すらひた隠しにして捜索するのは、鬼平こと長谷川平蔵が遺した『黒の犯科帳』。あらゆる犯罪者とその縁者の調査情報がくわしく記された、まさに門外不出の書類である。裏社会の闇に消えた犯科帳を、執拗に追う平士郎……。その前にあらわれたのは、最凶の盗賊団と謎の女であった。凄腕与力と凶賊の死闘を描く、著者渾身の長編時代小説。
  • コンスタンティノープルの陥落

    コンスタンティノープルの陥落

    小説・文芸
    4.2
    1巻693円 (税込)
    東ローマ帝国の首都として一千年余も栄えたコンスタンティノープル。独自の文化を誇ったこの都も、しかし次第に衰え、15世紀後半には、オスマン・トルコ皇帝マホメッド二世の攻撃の前に、ついにその最期を迎えようとしていた――。地中海に君臨した首都をめぐる、キリスト教世界とイスラム世界との激しい覇権闘争を、豊富な資料を駆使して描く、甘美でスリリングな歴史絵巻。
  • 平賀源内江戸長屋日記 春風駘蕩

    平賀源内江戸長屋日記

    小説・文芸
    -
    1~3巻693~704円 (税込)
    神田の長屋に住む平賀源内。元は讃岐藩の藩士だったが、窮屈な暮らしを嫌い、家督を妹婿に譲り、江戸へ出てきた変わり者。好奇心旺盛な彼は、本草学を修めるだけでなく、読み物を書いたり、様々な研究をしたりと日々多忙な暮らしを送っている。ある日、同じ長屋に住む大工の藤次郎が、源内に紹介された仕事先で盗っ人の疑いをかけられた相棒の三治(さんじ)を助けてくれと泣きついてきた。書下し痛快時代小説!
  • 愛加那と西郷

    愛加那と西郷

    小説・文芸
    5.0
    1巻693円 (税込)
    西郷隆盛を生涯愛した“島妻”の物語。  薩摩藩から奄美大島へ送られてきた西郷隆盛。不遇な身の上の西郷を世話することになった愛加那。お互いの文化の違いから当初は反発し合うが、やがて愛し合うようになり、愛加那は西郷の“島妻”となる。二人の子供にも恵まれるが、愛加那は国のために活躍する人物だと信じて、再び藩から呼び出しを受けた西郷を見送った。そして、島にいるだけの人生を送って欲しくないという思いから、子供たちも鹿児島の西郷の元へと送り出した。  しかし、時代の激動が西郷と子供を襲う。西南戦争で、西郷は首謀者として先頭に立ち、最後は自決。参戦した息子の菊次郎は右足を切断して、愛加那のところへ帰ってきた。そして、鹿児島へ陳情に行った奄美の男たちの多くが戦争に参加して亡くなっていた。一転して、奄美の人から後ろ指をさされることになった愛加那だったが……。  生涯奄美大島を離れず西郷を信じた、愛加那を描いた恋愛歴史小説。  待望の文庫版を電子化。
  • 冷飯食い 小熊十兵衛 開運指南

    冷飯食い 小熊十兵衛 開運指南

    小説・文芸
    -
    1巻693円 (税込)
    「十兵衛に抱かれると、心願がかなう」──噂は江戸の娘たちの間に広がった!「好きな男と夫婦になれた」「形見が高値で売れた」とあげま○屋・十兵衛は大評判。だが千代という女の願いは少し妙? 「奉公先の御嫡男、田沼龍助様の御出世でございます」。惚れた男との恋の成就ではないって? そして一年後、「千代が亡くなりました」と突然美貌の若侍が出現。彼こそが、龍助であった……。女受けする甘いルックスなのにどこか冴えない十兵衛が見る悲喜こもごも。時代小説のおもしろさがすべて詰まった快作登場!【解説】大矢博子
  • 祭りの日―慶次郎縁側日記―

    祭りの日―慶次郎縁側日記―

    小説・文芸
    -
    1巻693円 (税込)
    江戸の華やぎは悪への入り口か。表具師の親方に付いて仕事を学び、孤児の身の上から腕を磨いて、ついに憧れの江戸で働く機会を手にした亮太。目も眩むばかりの町の賑わいに心踊ったのもつかの間、大切な紹介状と財布のあり金が亮太から消えた。夢を食い物にする奴らから若者を守るため、僅かな手がかりを追って元同心・慶次郎は起つ。江戸の哀歓を今に伝える珠玉のシリーズ!
  • 人生胸算用

    人生胸算用

    小説・文芸
    3.0
    1巻693円 (税込)
    清々しさ漂う時代小説。稲葉稔の真骨頂 郷士の長男という素性を隠し、深川の穀物問屋に奉公に入った辰馬。「大名に頭を下げさせる商人になる」という大望を胸に秘めて――。
  • 用心棒血戦記 奥羽密殺街道

    用心棒血戦記

    小説・文芸
    -
    3~4巻693~715円 (税込)
    老中直属の隠密、葵十三郎(あおいじゅうざぶろう)は、出羽国(でわのくに)谷垣藩の江戸留守居役から助力を頼まれる。藩士二人を警固して国許まで送り届けてほしいという。谷垣藩では家中を二分する騒動が起きているらしい。梟(ふくろう)組と呼ばれる刺客集団が暗躍し、潜入した幕府のお庭番二人が領内で消息を絶っていた。廻国修行の兵法者、神林弥五郎とともに奥州街道を北上する命がけの旅が始まった。大好評剣戟時代小説、第三弾!
  • 矢立屋新平太版木帳

    矢立屋新平太版木帳

    小説・文芸
    4.0
    1巻693円 (税込)
    かわら版は江戸時代の新聞であり、その記者を当時は矢立屋と呼んだ。寺子屋師範にして矢立屋の顔も持つ柿谷新平太は、お上の許可を得ずに出版するもぐりのかわら版専門。ネタが大ネタであればあるほどよく売れるのだが、ネタに鼻が利く性分ゆえに、次々と事件に巻き込まれてしまい……。市井の人々との暖かな交流とともに、泥棒、殺人という江戸の闇までをも描く、新感覚時代ミステリー! 【ドラマ情報】BS朝日二夜連続放送・2015年12月4日(金)、5日(土)夜6時半~/出演:北村一輝・中村雅俊・中村橋之助・若村麻由美・南沢奈央
  • お江戸ありんす草紙 瓜ふたつ

    お江戸ありんす草紙 瓜ふたつ

    小説・文芸
    4.0
    1~2巻693円 (税込)
    双子の姉妹が織りなす、笑いと涙の人生賛歌。 生まれ落ちて、すぐさま引き裂かれた双子の姉妹。 ●時は寛政の改革の真っ只中。山陽道は青海藩の気丈な千代姫と吉原を抜け出した心やさしい禿(かむろ)おいち。そしてもう一人、いわくありげな片目の剣士。三人は出会うべくして出会う運命だった。 ●一方、洒落本の統制を進める老中・松平定信の鼻を明かそうと、山東京伝、滝沢馬琴に十返舎一九ら曲者戯作者たちが版元蔦屋に集う。 ●時代小説好きも、そうでない本好きも、ついつい応援 したくなる健気なおいちの本屋奉公が始まった!
  • 14歳〈フォーティーン〉満州開拓村からの帰還

    14歳〈フォーティーン〉満州開拓村からの帰還

    「昭和」を見つめ、一貫して戦争や国家を問うてきた著者の原点となったのは、1945年、14歳での敗戦体験だった。家族と渡った満州・吉林。敗戦後の難民生活は一年に及ぶ。「棄民」ともいうべき壮絶な日々、そして一家での日本への引き揚げ……。14歳という多感な少女が軍国少女となり、日に日に戦争に巻き込まれていく様を、自身の記憶と膨大な資料から丁寧に回顧し綴る。【目次】少女の行程/澤地家家系図/吉林市の街中の地図/はじめに/第一章 十四歳の少女/第二章 秘密/第三章 王道楽土/第四章 戸籍謄本/第五章 学徒動員・無炊飯/第六章 水曲柳開拓団/第七章 八月十五日・敗戦/第八章 いやな記憶/第九章 蟄居の日々/第十章 内戦下/第十一章 旧陸軍兵舎/第十二章 日本へ/おわりに
  • シバキヨ!

    シバキヨ!

    小説・文芸
    3.0
    1~2巻693~759円 (税込)
    時は元禄、徳川の世。病気がちな母親のための薬を求めて上京してきた釣り好きの青年・亀は、麒麟と名乗る謎の侍より、いきなり法で裁けぬ悪を懲らしめる《四神》というお役目に抜擢された。 同じように集められたのは読売(新聞屋)でよく喋る少女・すゞめに、元相撲取りで現飯屋の偉丈夫・虎正。そして沈着冷静な若浪人・竜之介。彼らは麒麟の思惑に困惑しつつ、時にケンカし、時に支えあいながら、一見平穏に見える江戸の町の暗部に迫っていく。果たして若い四人は、目の前に立ちふさがる悪を倒すことが出来るか!? 新世紀の娯楽時代小説登場!
  • 夜蝶の檻

    夜蝶の檻

    激動の時代が過ぎ、文明開化の音がそこかしこから聞こえても、未だ江戸時代は続いていた。 妖魔と戦うため幕府が組織した退魔衆の女剣士・桔梗。百人を斬ることで願いを叶える妖刀を手に旅を続ける侍・殿江静馬。幕府への復讐を誓う軍服の鬼。愛するものを奪われた神凪の巫女。 交錯する生き様が浮世の闇を走馬灯のように照らし出す。明治維新が起きなかった仮想の日本を舞台にした、新時代浪漫エンターテイメント小説、ここに開幕!
  • 天下城(上)

    天下城

    小説・文芸
    3.8
    1~2巻693~737円 (税込)
    我らの頼り、志賀城が落ちた。信濃での平穏な暮らしは武田軍に踏みにじられた――。その日こそが、戸波市郎太の原点となった。若者は軍師の弟子となり、戦国乱世に遍歴を続けた。だが師の逝去により、その道を絶たれてしまう。運命は、彼を名高き近江の石積み、穴太(あのう)衆のもとへ導いたのだった。鍛えあげた戦略眼と最高峰の技術を受け継いだ男は、やがて、日本一の城造りとなる。
  • ジパング大乱 伊達・上杉決起す!

    ジパング大乱

    小説・文芸
    3.0
    1~3巻693円 (税込)
    上杉謙信の嫡子景勝の重臣直江兼続は、伊達政宗からの使者の口上に我が耳を疑った。東軍に与していたはずの伊達が、関東攻略に打って出る、ついては上杉・直江との同盟を結びたいと驚愕の申し出をしたのだ。この日、関ヶ原では天下分け目の激戦で東軍が圧勝、西軍は壊走した。その報を受けて、伊達政宗が腹をくくったのだ。奥州が連合して関東を制する──ここから歴史の大転換が始まる!
  • 影裁き―蘭方医・石庵事件帳(小学館文庫)

    影裁き―蘭方医・石庵事件帳(小学館文庫)

    小説・文芸
    -
    1巻693円 (税込)
    【ご注意】※お使いの端末によっては、一部読みづらい場合がございます。お手持ちの端末で立ち読みファイルをご確認いただくことをお勧めします。 江戸八百八町を震え上がらせた、身篭もった女たちが次々と惨殺されるというおぞましい猟奇事件の裏には、主人公の蘭方医・澤井石庵の師であり行方知らずの後藤尚玄の医術の技が垣間見える。恩師は何者かにかどわかされ、妊婦殺しを強要されているのか?なぜだ!いわれなき悪業に市井に生きる石庵の怒りがはじける。その一撃が大奥を巻き込んだ幕閣の権力争いを暴き出す。石庵を助ける小刀鍛冶・捨松、引手茶屋の若き女将・お春。いずれ劣らぬ腕と気っぷの役者がそろって世の憂さをなぎ払う痛快時代巨編。
  • 夢の浮き橋―橋廻り同心・平七郎控

    夢の浮き橋―橋廻り同心・平七郎控

    小説・文芸
    4.0
    1巻693円 (税込)
    「すべての人がどう言おうと、私だけは信じてあげたいのです」お幸は盗賊の疑いをかけられた与七をそう言ってかばった。永代橋の崩落で両親を失い、心に深い傷を負ったお幸を癒してくれた愛する与七。だが、疑惑は深まるばかり…。敢えて心を鬼にして、剣と情を持って正義を貫く橋廻り同心平七郎!
  • 浄瑠璃長屋春秋記 照り柿

    浄瑠璃長屋春秋記

    小説・文芸
    3.0
    1~4巻693~715円 (税込)
    青柳新八郎は失踪した妻の志野を探すため弟に家督を譲り、陸奥国平山藩から江戸へ出てきた。長屋に住みながら「よろず相談承り」の看板を掲げ糊口をしのいでいた新八郎は、偶然知り合った浪人八雲多聞の紹介で用心棒の仕事を請け負うことになった。初仕事は評判の占い師おれんの用心棒。彼女は占いに欠かせない亀が盗まれ、さらには脅迫文が届いていた。事件を放っておけない新八郎が走る! 【解説】細谷正充
  • 特命 前篇 殺し蝶

    特命

    小説・文芸
    -
    1~2巻693円 (税込)
    突然、寄場詰同心の役を解かれた南町奉行所の帰山貴三郎。小りんという謎の女に連れて行かれたのは、南町奉行の根岸鎮衛配下の与力の元だった。犯科の増大を憂えた奉行は、隠密裡にこれを探索し撲滅せよとの「特命」をくだす。帰山は元門前廻り同心の深草新吾とともに抜擢されたのだ。ある老婆の死に不審を感じて調べると、慎ましい暮らしなのに、どこかに毎月一両もの大金を送金していた。渾身の時代活劇。
  • 忍びの国

    忍びの国

    小説・文芸
    3.9
    1巻693円 (税込)
    時は戦国。忍びの無門は伊賀一の腕を誇るも無類の怠け者。女房のお国に稼ぎのなさを咎められ、百文の褒美目当てに他家の伊賀者を殺める。このとき、伊賀攻略を狙う織田信雄軍と百地三太夫率いる伊賀忍び軍団との、壮絶な戦の火蓋が切って落とされた──。破天荒な人物、スリリングな謀略、迫力の戦闘。「天正伊賀の乱」を背景に、全く新しい歴史小説の到来を宣言した圧倒的快作。
  • 先生のお庭番

    先生のお庭番

    小説・文芸
    4.0
    1巻693円 (税込)
    出島に薬草園を造りたい。依頼を受けた長崎の植木商「京屋」の職人たちは、異国の雰囲気に怖じ気づき、十五歳の熊吉を行かせた。依頼主は阿蘭陀から来た医師しぼると先生。医術を日本に伝えるため自前で薬草を用意する先生に魅せられた熊吉は、失敗を繰り返しながらも園丁として成長していく。「草花を母国へ運びたい」先生の意志に熊吉は知恵をしぼるが、思わぬ事件に巻き込まれていく。
  • 花宵道中

    花宵道中

    小説・文芸
    4.2
    1巻693円 (税込)
    どんな男に抱かれても、心が疼いたことはない。誰かに惚れる弱さなど、とっくに捨てた筈だった。あの日、あんたに逢うまでは――初めて愛した男の前で客に抱かれる朝霧、思い人を胸に初見世の夜を過ごす茜、弟へ禁忌の恋心を秘める霧里、美貌を持てあまし姉女郎に欲情する緑……儚く残酷な宿命の中で、自分の道に花咲かせ散っていった遊女たち。江戸末期の新吉原を舞台に綴られる、官能純愛絵巻。R-18文学賞受賞作。映画化!
  • さざなみ軍記・ジョン万次郎漂流記

    さざなみ軍記・ジョン万次郎漂流記

    小説・文芸
    3.5
    1巻693円 (税込)
    都を落ちのびて瀬戸内海を転戦する平家一門の衰亡を、戦陣にあって心身ともに成長して行くなま若い公達の日記形式で描出した「さざなみ軍記」。土佐沖で遭難後、異人船に救助され、アメリカ本土で新知識を身につけて幕末の日米交渉に活躍する少年漁夫の数奇な生涯「ジョン万次郎漂流記」。他にSFタイムスリップ小説の先駆とも言うべき「二つの話」を収める著者会心の歴史名作集。直木賞受賞。
  • 千利休の謀略(小学館文庫)

    千利休の謀略(小学館文庫)

    小説・文芸
    3.0
    1巻693円 (税込)
    【ご注意】※お使いの端末によっては、一部読みづらい場合がございます。お手持ちの端末で立ち読みファイルをご確認いただくことをお勧めします。 「歴史的使命のあった」信長の建国に夢を託していた傀儡の血脈を引く利休が、信長が死の時に発した・奇怪なる言葉・「是非に及ばず」の謎を解き、「人間として傑作であるが、国家構想もない権力亡者」の秀吉に仕えながら、秀吉に仕掛けたたくらみは、徳川家康が豊臣を亡ぼすまでの大きな仕掛けの中にあり。権力者・秀吉と茶人・利休の対立の深さは、利休を一介の茶人から苛烈ないくさ人に変え、利休の死後も続いている。解説・笹川吉晴。 ※この商品は紙の書籍のページを画像にした電子書籍です。文字サイズだけを拡大・縮小することはできませんので、予めご了承ください。 試し読みファイルにより、ご購入前にお手持ちの端末での表示をご確認ください。
  • 邪剣始末

    邪剣始末

    小説・文芸
    3.0
    1巻693円 (税込)
    『月下上海』の松本清張賞受賞で一躍スターダムに上り詰めた“食堂のおばちゃん作家”山口恵以子さん。彼女のデビュー作が待望の文春文庫化! 新内流しの門付け芸人おれんは、義父の刀匠・呉羽暁斎の遺言で、彼が呪いを込めて打ってしまった邪剣四振の行方を追っている。おれんは、辻斬りに襲われているところを救った貸本屋・文三の力を借りて邪剣を探し当て、邪剣に魅せられた者たちと死闘を繰り広げていく――。
  • マルガリータ

    マルガリータ

    小説・文芸
    4.0
    1巻693円 (税込)
    第17回松本清張賞に輝いた本作の主人公は、戦国末期、天正遣欧少年使節団の1人としてローマに派遣された千々石ミゲル。8年後、帰国した彼らを待ち受けていたのはキリスト教の禁教と厳しい弾圧。信仰に殉じた他の3人に対し、ミゲルは棄教という選択をする。なぜ彼は信仰を捨て、生き抜こうとしたのか? その生涯をミゲルの妻、珠の視点から描く。「物語を押しすすめる筆力は素晴らしいものがあるし、後半に四人の使者が交わす会話などは作者の熱気が伝わってきた。生身の人間が見えた気がした」(伊集院静氏の松本賞選評より)。新人離れした練達の筆が冴える、傑作歴史小説。
  • 死ぬことと見つけたり(上)

    死ぬことと見つけたり

    小説・文芸
    4.5
    1~2巻693~781円 (税込)
    常住坐臥、死と隣合せに生きる葉隠武士たち。佐賀鍋島藩の斎藤杢之助は、「死人」として生きる典型的な「葉隠」武士である。「死人」ゆえに奔放苛烈な「いくさ人」であり、島原の乱では、莫逆の友、中野求馬と敵陣一番乗りを果たす。だが、鍋島藩を天領としたい老中松平信綱は、彼らの武功を抜駆けとみなし、鍋島藩弾圧を策す。杢之助ら葉隠武士三人衆の己の威信を賭けた闘いが始まった。
  • 鬼麿斬人剣

    鬼麿斬人剣

    小説・文芸
    4.2
    1巻693円 (税込)
    山中に捨てられ、長じて名刀工・源清麿に師事した巨躯の野人・鬼麿は、亡き師が心ならずも遺した数打ちの駄刀を諸国に捜し、切り捨てる旅に出た。様(ためし)剣術独特の構えから繰り出されるその長刀は、人も刀も石をも鉄も瞬時に切り裂く。中山道、野麦街道、丹波路、山陰道と、師の足跡を追い、女を惹きつけ、伊賀者に追われつつ、異色のヒーローが繰り広げる斬人剣八番勝負。
  • 空白の戦記

    空白の戦記

    闇に葬られた軍艦事故の恐るべき真相、「戦艦武蔵」の極秘設計図紛失事件の後日譚、悲しくも痛ましい沖縄決戦の秘話……。戦記文学に定評のある著者が、正史にのらない埋もれた戦争の真実を掘り起して、巨大な戦争の陰の部分に生きた人間たちのドラマを追求する戦争秘録小説集。「艦首切断」「顛覆」「敵前逃亡」「最後の特攻機」「太陽を見たい」「軍艦と少年」の六編を収録。
  • さぶ

    さぶ

    小説・文芸
    4.5
    1巻693円 (税込)
    小雨が靄のようにけぶる夕方、両国橋をさぶが泣きながら渡っていた。その後を追い、いたわり慰める栄二。江戸下町の経師屋、芳古堂に住みこむ同い年の職人、男前で器用な栄二と愚鈍だが誠実なさぶの、辛さを噛みしめ、心を分ちあって生きる、純粋でひたむきな愛と行動。やがておとずれる無実の罪という試練に立ち向う中で生れた、ひと筋の真実と友情を通じて、青年の精神史を描く。
  • 大黒屋光太夫(上)

    大黒屋光太夫

    小説・文芸
    3.9
    1~2巻693~737円 (税込)
    天明2年(1782)、伊勢白子浦を出帆した回米船・神昌丸は遠州灘で暴風雨に遭遇、舵を失い、七カ月後にアリューシャンの小島に漂着した。沖船頭・光太夫ら十七人の一行は、飢えと寒さに次々と倒れる。ロシア政府の意向で呼び寄せられたシベリアのイルクーツクでは、生存者はわずかに五人。熱い望郷の思いと、帰国への不屈の意志を貫いて、女帝エカテリナに帰国を請願するが……。
  • 島抜け

    島抜け

    小説・文芸
    4.1
    1巻693円 (税込)
    読んだ講釈が幕府の逆鱗に触れ、種子島に流された大坂の講釈師瑞龍。島での余生に絶望した瑞龍は、流人仲間と脱島を決行する。丸木舟で大海を漂流すること十五日、瑞龍ら四人が流れついた先は何と中国だった。破船した漂流民と身分を偽り、四人は長崎に送り返される。苦難の果て、島抜けは見事に成功したかに思えたが……。表題中篇をはじめ、「欠けた椀」「梅の刺青」の三篇を収録。
  • 花も刀も

    花も刀も

    小説・文芸
    3.7
    1巻693円 (税込)
    没落した家運を剣によって再興しようと淵辺道場に入門した平手幹太郎(造酒)は、稽古おさめの試合で筆頭代師範を破るが、その夜、破門を命じられる。強い自負心と出世への野望を秘め、酒も飲まず女遊びもせずに剣ひと筋に励みながら、その努力が空回りし、ついには意味もなく人を斬るまでの失意の青春を描く『花も刀も』。ほかに『枕を三度たたいた』『源蔵ヶ原』など全8編を収める。
  • おさん

    おさん

    小説・文芸
    4.0
    1巻693円 (税込)
    純真な心を持ちながらも、女の“性”ゆえに男から男へわたらずにはいられないおさん――世にも可愛い女が、その可愛さのために不幸にひきずりこまれてゆく宿命の哀しさを描いた『おさん』。芸妓に溺れ込んでいった男が、親友の助力で見事に立ち直ってゆくまでを描いた『葦は見ていた』。“不思議小説”の傑作『その木戸を通って』。ほかに『青竹』『みずぐるま』『夜の辛夷』など全10編を収める。
  • 賊将

    賊将

    小説・文芸
    3.7
    1巻693円 (税込)
    幕末には〔人斬り半次郎〕と恐れられ、維新後はわが国最初の陸軍少将となり、最後は西郷隆盛をかついで西南戦争に散った快男児・桐野利秋を描いた表題作。10年に及ぶ戦乱に何らの力も発揮出来ない将軍・足利義政の苦悩を刻んだ直木賞候補作の中編「応仁の乱」。表と裏の顔を兼ね備えた人間という生き物のおかしみを捉えた「秘図」など6編。直木賞受賞直前の力作を集めた短編集。
  • 神無き月十番目の夜

    神無き月十番目の夜

    小説・文芸
    4.3
    1巻693円 (税込)
    歴史小説の巨人が描く、土豪の村の悲劇! 慶長七年(一六〇二)陰暦十月、常陸国北限、小生瀬の地に派遣された大藤嘉衛門は、野戦場の臭気が漂う中、三百名以上の住民が消えるという奇怪な光景を見る。いったいこの地で何が起きたのか?  恭順か、抵抗か―体制支配のうねりに呑み込まれた誇り高き土豪の村の悪夢。長く歴史の表舞台から消されていた事件を掘り起こし、その真実の姿をミステリアスかつ重厚に描いて大絶賛された戦慄の巨編。
  • 火天(かてん)の城

    火天(かてん)の城

    小説・文芸
    4.1
    1巻693円 (税込)
    信長の夢は、天下一の棟梁父子に託された。安土山のいただきに巨大な城を築け、天にそびえる五重の天守を建てよ! と命じられた岡部又右衛門と息子の以俊は、その難題を形にする、前代未聞の巨大プロジェクトに挑む。いまだかつてない、南蛮風の天守にせよ。見上げれば、思わず掌を合わせとうなるほど秀麗な…信長の野望と大工の意地、情熱、創意工夫、膨大な労力──すべてをのみこんで完成した、安土城。その築城の真相に迫る、松本清張賞受賞作。
  • 北斗の銃弾

    北斗の銃弾

    小説・文芸
    -
    1巻691円 (税込)
    江戸の闇にうごめく非情な暗殺と謀略のワナ。鼠小僧の拳銃が火をふき、阿修羅の怪剣が舞う――鼠小僧次郎吉は、胡椒入れ拳銃(ペパーボックス・ガン)の引き鉄(がね)を絞る。怪剣士・阿修羅外道もまた、大刀を振い暗殺に奔(はし)る。背景には異国船に脅える幕閣の動揺と権力抗争があった。江戸の闇に蠢(うごめ)く謀略の罠。その渦中に巻きこまれた牢人・松井音四郎は、鼠小僧と共に幕府老中に立ち向かっていく。サスペンスあふれる出色の長篇時代小説。
  • 命の版木

    命の版木

    小説・文芸
    -
    1巻691円 (税込)
    仙台で無禄厄介の林(はやし)子(し)平(へい)は、江戸・蝦夷・長崎を訪れ見聞を広め、海防の必要性を著すが、老中・松平定信から本・版木の回収を命じられる。子平は、版木の彫師お槇(まき)と二人で『海国兵談』の完成を目指すが、幕府の監視は日に日に強まり、二人は命をかけて版木を彫ることになる……。第15回中山義秀文学賞受賞作『彫残二人』改題。
  • 物書同心居眠り紋蔵(一)

    物書同心居眠り紋蔵

    小説・文芸
    3.7
    1~16巻691~924円 (税込)
    南町奉行所で内勤30年。勤務中でも居眠りをする奇病を持つ藤木紋蔵。だが、奇病ゆえ、人生の真実が見える時がある。義父が下女に手を出し、妊娠させる騒動が起きた。義母は「男は穢らわしい」とご立腹だ。人間の欲深さを描く「浮気の後始末」ほか7編。“窓際族”同心が活躍する捕物帳!連作時代小説。
  • 深川黄表紙掛取り帖

    深川黄表紙掛取り帖

    小説・文芸
    3.8
    1~2巻691~869円 (税込)
    元禄バブルの厄介事を若い4人がスカッと解決。カッコイイ奴らが、金に絡んだ江戸の厄介ごとを、知恵で解決する裏稼業。定斎(じょうさい)売りの蔵秀(ぞうしゅう)、長身男装の絵師・雅乃、文師・辰次郎、飾り行灯師・宗佑の若い4人が力をあわせ、豪商・紀伊國屋文左衛門とも渡り合う。大店が桁違いに抱えた大豆を、大掛かりなアイディアで始末する「端午のとうふ」、他4編を収録。(講談社文庫)
  • 幕末浪漫剣

    幕末浪漫剣

    小説・文芸
    -
    1巻691円 (税込)
    北辰一刀流・拓殖恭之介の胸がすく美技! ――直心影流(じきしんかげりゅう)の暴れん坊・勝小吉らと、道場破りをくり返す千葉周作門下の逸材・柘植(つげ)恭之介。血気盛んな彼らは、自らの道場を開くため、真剣片手に尾島藩のお家騒動に飛び込んで、資金稼ぎを目論んだ。だが行く手に待つのは、無敵の剣客にして神道無念流の秋山要助。北辰一刀流・恭之助の死闘が始まった。痛快剣豪小説!
  • 抜打ち庄五郎

    抜打ち庄五郎

    小説・文芸
    -
    1巻691円 (税込)
    求めるものは、ひとつ。『技を磨き、強くなる』――歴史に名を残してはいない。名を求めるでも、金を求めるでもなく、ひたすら己の技を磨き、強くなることを目指した男たち。その不世出の剣豪の生きざまを、鮮やかに描く! 技へのこだわり、リアルな決闘シーン、意外な結末……。表題作「抜打ち庄五郎」以下、短編の名手の選りすぐった8編を収録した好短編集。
  • 新装版 影法師冥府おくり : 1 父子雨情

    新装版 影法師冥府おくり

    小説・文芸
    -
    1~6巻691~722円 (税込)
    父を暴漢に殺害された青年剣士・宇佐見平四郎は、師と仰ぐ平山行蔵が御先手組が氏ら・藤堂源左衛門から命じられた先手御用掛の仲間として、許せぬ悪を討つ役目を担うことになった。勘定方の島田外記と銭両替商・秋田屋の不穏な関係を探るうち、平四郎の前に、秋田屋の腹黒い企みが姿を現す。剣と情の名作シリーズが新装版になって登場!
  • 筋違い半介

    筋違い半介

    小説・文芸
    4.0
    1巻691円 (税込)
    「筋のとおった話は虫が好かねえ」……旗本の三男に生まれ、先祖も父も「ばか者」と切り捨て家を出た、岡っ引・半介が活躍する表題作。凶作に苦しむ村人を尻目に、米をたらふく食らう村役。それに腹を立てた村の男は、驚きの復讐法を考えた「口増やし」ほか、全7編。大胆な設定に、丁寧な筆致。時代小説の新星のデビュー作。
  • 向島心中 風烈廻り与力・青柳剣一郎[15] 風烈廻り与力・青柳剣一郎

    向島心中 風烈廻り与力・青柳剣一郎

    小説・文芸
    4.0
    1巻691円 (税込)
    「ふたりで暮らすにはあの世しかない…」想いを遂げるため情死を選んだ吉原の遊女と沢次郎。沢次郎の正体は、庄内藩酒井家の勤番者・大出俊太郎だった。その亡骸の検視をした青柳剣一郎は、酒井家家中の者たちの言動に不審を抱く。剣一郎の命を受け、倅・剣之助は鶴岡へ赴き、藩内の確執を探り出すが…。哀しい男女の末路に秘められた、驚くべき陰謀とは?
  • 詫び状 風烈廻り与力・青柳剣一郎[14] 風烈廻り与力・青柳剣一郎

    詫び状 風烈廻り与力・青柳剣一郎

    小説・文芸
    3.8
    1巻691円 (税込)
    屋根上に潜む黒い影。見回りの途中、風烈廻りの青柳剣一郎は押し込みの一味を発見するが、邪魔が入り取り逃がす。その追尾中に剣一郎は、御家人飯尾吉太郎に出くわした。押し込みに飯尾の関与を疑う剣一郎だが…。そんな中、駆け落ちし出羽の国酒田に逃れていた倅の剣之助から文が届く。そこには、押し込み一味の驚くべき事実が!? ますます見逃せない新展開!
  • 子隠し舟 風烈廻り与力・青柳剣一郎[12] 風烈廻り与力・青柳剣一郎

    子隠し舟 風烈廻り与力・青柳剣一郎

    小説・文芸
    3.5
    1巻691円 (税込)
    師走の江戸で、身寄りのない子どもが次々と拐かしにあっていた。風烈廻り与力の青柳剣一郎は現場付近にいた若い飴売りに目をつける。だが、不審な乞食に惑わされ剣一郎は男を見失う。奉行所は総力を挙げ拐かし犯捕縛を目指すが、新たな殺しが発生。相方を殺された“三河万歳”の太夫が、相次ぐ事件を解く鍵となるのか? 大好評の人情時代シリーズ!
  • 闇太夫 風烈廻り与力・青柳剣一郎[9] 風烈廻り与力・青柳剣一郎

    闇太夫 風烈廻り与力・青柳剣一郎

    小説・文芸
    4.0
    1巻691円 (税込)
    深川の中堅材木屋が木材を大量に買い占めていた。不審に思った風烈廻り与力青柳剣一郎が主に訊くと、百年前の明暦大火に匹敵する災厄が起こるという。単なる噂ではない、誰かが途轍もないことを目論んでいると剣一郎は睨む。一方、駿河で残虐な強盗を働いていた闇太夫一味が江戸へ潜入したという報せが。南北両奉行が狼狽えるなか、剣一郎の肩にすべてが掛かった!
  • 酔いどれ一魂 死一倍五萬両

    酔いどれ同心速水一魂

    小説・文芸
    -
    1~2巻691~712円 (税込)
    “酔いどれ一魂こと速水一郎太は、北町奉行所の定町廻り同心。酒にだらしなく、役所勤めもいい加減。だがこの一魂、八丁堀きっての剣客で、しかも酒に酔うほどに技が冴える酔剣の遣い手だ。ある日、竪川であがった日本橋の油問屋武蔵屋主人の水死体。その数日後、主人なき武蔵屋に突きつけられたのは、店の身代全てに相当する死一倍の証文だった。親の財産の範囲で金を借り、親が死んだら倍返しする死一倍。跡取り息子萬吉が借りた五百両の借金が、なぜか五萬両に化けていたのだ。計ったような武蔵屋の変死に不審を感じた一魂は手先の佐七らとともに真相を探りはじめる。だがその矢先、萬吉につながりのある人物が立て続けに殺され、その凶刃は一魂にも…。
  • てやんでえ 目明し朝吉捕物帖

    目明し朝吉捕物帖

    山谷堀の船宿「若竹屋」の主人清兵衛が何者かに殺された。清兵衛は芝明神下の岡っ引き政五郎の甥。下手人の捜索にあたる政五郎だったが、縄張り外の故か、半年経っても手がかりひとつ得られなかった。北町奉行曲淵甲斐守は、地元浅草に根ざした者を使って解決を図ろうと決意する。白羽の矢が立ったのは聖天下の博徒朝吉。対抗勢力との抗争で絶体絶命だったところを助けられた朝吉は、奉行御承知の十手を与えられ、目明かしとして探索に乗り出すことになった。朝吉は一匹狼のならず者だが、情に厚く人気者。堀の人々の助けと謎の幕閣「稲荷堀の御前」の後ろ盾が朝吉を事件の核心に迫らせる。だが、単なる殺しと思われた事件の裏には、恐るべき企みが……。
  • 密命同心轟三四郎 空飛ぶ千両箱

    密命同心轟三四郎

    小説・文芸
    3.0
    1~2巻691円 (税込)
    旗本五千石の家督を弟に譲り、二十三歳で隠居した轟三四郎。惚れぬいた女郎を身請けするため、殿さまの座をあっさりと捨て、恋女房と仲むつまじく平穏な暮らしを送る毎日である。だが、この三四郎に、母方の伯父である遠山景元から声がかかった。神道無念流免許皆伝の腕を活かし、北町奉行・遠山の隠密廻りを務めよ、というのだ。下された密命は、四谷と浅草で起きた押し込み強盗──なんと、千両箱が空を飛ぶという、手妻のような事件の解明である。しかもその直後には、下帯一丁となったふたつの死体が見つかっているのだが……。奉行所ばかりか火盗改めすら匙を投げた難事件に、名刀虎徹をたばさんだ密命同心・三四郎が挑む!
  • はぐれ十左暗剣殺 蜘蛛女

    はぐれ十左暗剣殺 蜘蛛女

    小説・文芸
    -
    1巻691円 (税込)
    三年前の二月から、毎年同じ時期に、立て続けて江戸の街に出没するようになった女盗賊“蜘蛛女”。必死で探索するも、その正体を掴みかね、右往左往する火付盗賊改方の同心鏑木十左たち。しかし、“蜘蛛女”に身内を殺された商人の家族たちが、復讐の一心で、手がかりを見つけた。同じ頃、十左の元職場・北町奉行所で、彼の後任で隠密廻りになった野呂助左衛門も、ある事実に気づいて…。シリーズ新章第二弾!
  • 殿さま浪人 幸四郎

    殿さま浪人 幸四郎

    小説・文芸
    -
    1~16巻691~715円 (税込)
    浅草の雑踏のなか、女掏摸のおりんと手下の六助は、高級そうな着物を身につけ、ぼんやりと物珍しそうに町並みを眺めている侍に目をつけた。さっそく懐を狙ったおりんたちであったが、じつはこの侍にはとんでもない秘密が隠されていた。 自らを幸四郎と名乗るこの男、茫洋としているが、どこかに品を感じさせる人物であった。しかしてその正体は、小さいながらもある藩の藩主、つまりはれきとした大名だったのである。 江戸の市井に興味を持ち、身分を隠して町民暮らしを楽しむ幸四郎であったが、岡っ引きの貫太郎のたっての頼みで、さまざまな事件の探索に乗り出していく……
  • 公家さま同心飛鳥業平

    公家さま同心飛鳥業平

    小説・文芸
    3.8
    1~12巻691~712円 (税込)
    市井の町家に暮らす飛鳥業平は、中納言という雲上人にありながら、事件の謎解きがなによりも好きな変わり者。頭脳明晰、鞍馬流剣法の達人という文武両道のお公家さまだが、その唯我独尊のわがままな振る舞いに、定廻り同心の和藤田三次郎は、振りまわされっぱなしの毎日。今回、ひょんなことから業平は、水戸家をめぐる陰謀を解き明かすため、京の都へ旅立つこととなる。護衛として同道する三次郎は心中に不安を覚えるが、はたして業平の行くところ、奇々怪々の難事件が続出……。
  • 快盗若さま 幻四郎

    快盗若さま 幻四郎

    小説・文芸
    3.7
    1~3巻691~712円 (税込)
    笹島藩下屋敷に暮らす若侍、片倉晴四郎は、藩主の息子でありながら、じつのところ養子。実父はなんと十一代将軍の徳川家斉……つまりは正真正銘、徳川のご落胤であった。しかし、その若さま暮らしは退屈そのもの。衣食住は満ち足りているものの、藩政にかかわることもなく、まさに籠の中の鳥。そこで晴四郎、一計を案じ、家臣であり竹馬の友でもある助五郎、各右衛門を仲間に引き込むと、正義の盗人・徳山幻四郎になることを宣言した!とはいえ、盗みはあくまでも道楽、あくどい豪商や威張りくさった武家を懲らしめるのが目的というのだが……。盗人になった徳川家若さまの痛快活劇シリーズ、ついに開幕!
  • 魚釣島奪還作戦

    魚釣島奪還作戦

    小説・文芸
    3.7
    1巻691円 (税込)
    日中台の係争地・尖閣諸島の魚釣島が過激な中国系武装集団に占拠された。海上保安庁や中国大使館による説得も徒労に終わり、陸上自衛隊の特殊部隊「サイレント・コア」が派遣される。岩礁とジャングルに覆われた無人島で、両者の決死の戦闘が始まった!
  • 新・三銃士 ダルタニャンとミラディ〈少年編〉

    新・三銃士 ダルタニャンとミラディ

    小説・文芸
    3.6
    1~2巻691~880円 (税込)
    大人も楽しめる新解釈!「私の名はダルタニャン。私の剣を受けてみろ」。パリへの途上、決闘を挑んだダルタニャン。それを見つめる女スパイ、ハニートラップの名手ミラディ。やがてダルタニャンは三銃士と会い、フランスを揺るがす陰謀を巡り、ミラディと対峙する。不朽の名作を独自の視点で、濃密かつ綿密に描き出す。
  • 真田十忍抄

    真田十忍抄

    優れた忍びを探していた霧隠才蔵は、天賦の才を持つ猿飛佐助を見いだした。才蔵が仕える真田幸村は、忍びとしての佐助を評価し、自らの配下に加える。関ヶ原の後、紀州九度山に配流されていた幸村は、密かに徳川家康への爪を研いでおり、忍びの者を九度山に集めていたのだ。佐助の他、筧十蔵、根津甚八、三好清海、望月六郎ら腕利きの忍びも集結した。服部半蔵党は、蘇りの術を駆使して真田の忍びを翻弄。佐助は、天地に張りめぐらされた鋼の糸を自在に渡って、敵斬殺をもくろみ、九度山は凄絶な闘争の場と化す。一方、徳川家康の目的は、真田家の有する奇怪な技術であった。真田は密かに、闇の一族より、連射する鉄砲などの技術を授けられていたのだ。真田と徳川の暗闘、真田十勇士と服部党の死闘の行く末はいかに――。関ヶ原後から大坂冬の陣へ、史実と伝奇が交錯する戦国活劇。
  • 禿鷹の城

    禿鷹の城

    小説・文芸
    4.5
    1巻691円 (税込)
    小西行長、魔将と化す! 国の存亡を賭けた大勝負。十六世紀末、太閤・豊臣秀吉が仕掛けた朝鮮出兵。狂信的キリシタン大名の小西行長は、加藤清正らライバル武将に先んずるため、首都漢城の争奪戦に暴虐の限りを尽くし進軍する。対する僧兵・元信(ウォンシン)が主導する朝鮮軍は圧倒的少数だが、驚きの秘策が……日本軍三万と朝鮮軍五千が激突した実在の戦闘「幸州山城の戦い」を材に、傑作『徳川家康』の主人公が活躍する、大興奮の歴史活劇巨編! 「禿鷹の要塞」改題。
  • 若殿八方破れ

    若殿八方破れ

    小説・文芸
    4.0
    1~10巻691~737円 (税込)
    寝込みを襲われた。いったい誰が己の命を狙うのか。辛くも凶刃から逃れた信州真田家跡取りの俊介は頭をしぼる。国元で暮らす腹違いの弟力之介の祖父にして、国家老でもある大岡勘解由(かげゆ)の仕業なのか。闇討ちの裏が明らかにならぬまま、今度は忠臣の辰之助が殺された。筑後有馬家に関わる男の所行と分かったが、俊介は思いもせぬ縁談が進んでいることを知り……。御法度である私情の仇討旅に出た若殿一行を待ち受けるのは? 傑作廻国時代活劇!
  • 銃士伝

    銃士伝

    小説・文芸
    -
    1巻691円 (税込)
    戦わざるをえなかった“銃と日本人”の物語! 日本史上初めて鉄砲が有効に使われた戦といわれる長篠の合戦、関ヶ原の戦いでの島津勢の決死の退却、坂本龍馬の命を護ったスミス・アンド・ウエッソン、新政府軍と戦った二本松少年隊の悲劇、南太平洋の孤島で繰り広げられた名もなき日本人狙撃兵の孤独な戦い……。“銃器と日本人”を描いた傑作短篇集! (講談社文庫)
  • 秋山久蔵御用控 後添え

    秋山久蔵御用控 後添え

    小説・文芸
    4.5
    1巻691円 (税込)
    五百両の値がついた天目茶碗の商談に、贔屓筋に赴いた茶道具屋の主が、大川に遺体となって上がり茶碗も消えた。南町奉行所吟味方与力・秋山久蔵が探索を命じると、怪しい人物が複数浮かんだ。一方、久蔵に後添えの話が持ち込まれ、亡妻の妹である香織は密かに身を引く覚悟を決めた…。 好評シリーズ第11弾!
  • 啓順凶状旅

    啓順

    小説・文芸
    3.7
    1~3巻691円 (税込)
    江戸の町医者の内弟子だった啓順は、師匠にたてつき破門。博奕場に出入りするようになったころ、浄瑠璃語りの娘と男が殺される。殺された男の父親、江戸の顔役・聖天松と悶着があった啓順に殺しの疑いがかかってしまう。聖天松の追っ手から逃れつつ、疑いを晴らすべく、真犯人を探す義理と人情の時代小説。(講談社文庫)
  • マンチュリアン・リポート

    マンチュリアン・リポート

    小説・文芸
    3.9
    1巻691円 (税込)
    昭和三年六月四日未明、張作霖を乗せた列車が爆破された。関東軍の暴挙に激怒した昭和天皇の密命を受けて、若き軍人が綴った「満洲報告書」で明かされる「真相」とは? 該博な知識と丹念な取材に裏打ちされた浅田史観で、闇に葬られた昭和史最大のミステリーを追う。絶好調『蒼穹の昴』シリーズ第4部。(講談社文庫)
  • 大江戸妖美伝

    大江戸妖美伝

    小説・文芸
    3.4
    1巻691円 (税込)
    洗練された品々が並ぶ日本橋十軒店の雛市。上野・寛永寺の清水堂から眺める桜と不忍池。屋根船に乗って、深川洲崎の潮干狩り。水道橋の名店・森山のうなぎに舌鼓……。現代から文政の江戸へ転時した洋介と、辰巳芸者いな吉が、春から初夏にかけての江戸を巡り歩く。好評「大江戸シリーズ」第7弾! (講談社文庫)
  • 藪の奥―眠る義経秘宝

    藪の奥―眠る義経秘宝

    小説・文芸
    3.0
    1巻691円 (税込)
    後にトロイア発掘によって世界的な名声を得ることになるシュリーマンは、「黄金郷ヒライズミ」の地図を預かる。一攫千金と名声獲得の野望を胸に、シュリーマンは奥州藤原氏の財宝探しに幕末の日本に渡る。稀少な手がかりを元に財宝の在処を平泉北西の北上山地と割り出し、山道険しい藪の奥を分け進む。財宝目当ての争いに、シュリーマンも短銃を手に持ち構える。はたして財宝は見つかるのか、そして義経北行伝説の真相とは?(講談社文庫)
  • あんでらすの鐘 高瀬川女船歌五

    あんでらすの鐘 高瀬川女船歌五

    小説・文芸
    -
    1巻691円 (税込)
    宗因は理不尽な理由で大寺を追放された若い医僧に出会い、町医になることを勧める。しかし、男の命を狙う黒い影が……。一方、駆け落ちなのか、夫婦を装った訳ありの男女が高瀬船を降り立ち旅籠「柏屋」の暖簾をくぐった。心中を心配する女主お鶴に、二人は「匿ってほしい」と――今日も居酒屋の主宗因は、人々のために走る。
  • 双子同心 捕物競い

    双子同心捕物競い

    小説・文芸
    3.5
    1~3巻691~712円 (税込)
    顔は瓜二つでも、性格は真逆の双子同心。謹厳実直を旨とする兄・左京は北町の名同心。弟・右近は家出の後、地回りになっていたが、ひょんなことから南町の新米同心となる。そんな折、右近の元子分が殺しの罪で兄・左京に捕縛された。無実を信じる弟・右近。水と油の二人が真相を競い追う。<文庫書下ろし> (講談社文庫)
  • はだか嫁

    はだか嫁

    小説・文芸
    4.3
    1巻691円 (税込)
    美貌と気立てを見込まれ、江戸で指折りのリサイクルショップ・献残屋に嫁いで十二年。夫が外で生ませた子を育てながらも懸命に店を守るおしのは、ある日、またも夫の裏切りを知り、店を出る決意をするのだが…。時の将軍の寵姫「お琴の方」との交流、女主人としての迷いと決断。それらを経験し成長していく女性を鮮やかに描く時代小説。
  • 逃亡侍 戯作手控え 満月の夜

    逃亡侍 戯作手控え

    小説・文芸
    3.0
    1巻691円 (税込)
    頃は如月、満月の夜。仙台藩作事方・桂木家の次男、清之進は、剣術道場同門の遣い手・国村幻鉄殺害の現場に居合わせたことから、その下手人に仕立てられる。江戸へ逃げた清之進は、戯作者に姿を変え、みずから疑いを晴らすべく、市中に潜伏していると覚しき真犯人の探索にとりかかる。シリーズ第一作。
  • 逃亡侍 戯作手控え 女難剣難

    逃亡侍 戯作手控え 女難剣難

    小説・文芸
    -
    1巻691円 (税込)
    江戸に出て戯作人となった桂木清之進。しかし、殺しの下手人とされ、仙台藩から討っ手を向けられる身でもある。隠れ家を転々と変えながらも、戯作のネタ探しは忘れない。ある日、浅草奥山に出た清之進は、怪しげな占い師に「女難の相」があると指摘され……。シリーズ第二弾!
  • 妻敵にあらず 足引き寺閻魔帳

    妻敵にあらず 足引き寺閻魔帳

    小説・文芸
    -
    1巻691円 (税込)
    与惣次行きつけの居酒屋に忘れられた風呂敷包み。中には位牌と骨壺、それに十両もの金が。最近馴染みになった老人・吉助が置いていったのだ。経緯を聞いた宗徳は与惣次を連れて吉助の住居を訪れたが、すでに引き払われていた。長屋の住人の話では、一緒に暮らしていた女が流行病で亡くなったという。そのとき突然、紀州犬の豪の吠え声が響いた。見ると袴姿の若侍が逃げてゆく背中が……。
  • 青春の神話

    青春の神話

    小説・文芸
    -
    1巻691円 (税込)
    江戸時代から現代へ、不思議な竜巻に運ばれてタイムスリップした十七歳の甲賀忍者・望月小平太。組織暴力団に牛耳られる町で、高校生となった彼は、野球部に入部。超常の忍法で悪を懲らしめ、廃部寸前の弱小チームを甲子園出場へ導く。時代を超えた正義の活躍を描く、伝奇的青春小説。
  • お狂言師歌吉うきよ暦

    お狂言師歌吉うきよ暦

    小説・文芸
    4.0
    1巻691円 (税込)
    路考お粂と謳われた水木歌仙の下で踊りの稽古に励むお吉。十三で「歌吉」の名をいただいて五年、ようやく大名家の奥向きで踊りを披露するお狂言師の一座に加えてもらえることになった矢先、嫉妬した相弟子に小鋸で頬に一生消えない傷をつけられる。そんな折、公儀の隠密より姉弟子を探れという密命が……。
  • 八八艦隊物語1 栄光

    八八艦隊物語

    小説・文芸
    4.0
    1~5巻691~838円 (税込)
    中部太平洋に来襲する米海軍を艦隊決戦で邀撃、撃滅せよ――呉軍港に勇姿を現した帝国海軍の悲願、八八艦隊。旗艦「長門」以下、世界最強の一八インチ砲を備えた「伊吹」級四艦を含む一六艦がついに完成したのだ。昭和一六年末、優勢な戦艦部隊を頼みに、日本は太平洋戦争に突入する。一二月九日、マーシャル群島沖。連合艦隊は洋上の覇権を賭け「サウスダコタ」率いる米艦隊群を迎え撃つ。巨砲相撃つ死闘の行方は……。
  • 冬のつばめ 新選組外伝・京都町奉行所同心日記

    冬のつばめ 新選組外伝・京都町奉行所同心日記

    小説・文芸
    -
    1巻691円 (税込)
    江戸から京に配された東町奉行所の青年同心・大仏(おさらぎ)伝七郎は、かつて近藤勇や土方歳三と剣技を磨いた仲であった。新選組が尊王攘夷派を襲撃した池田屋事件からひと月後、池田屋で奉公していた若い女が刺殺された。伝七郎は手掛かりを求め、壬生(みぶ)の屯所に足を運んだ。そして歳三から一通の書状を見せられる……(「池田屋の虫」)。
  • 天空の橋

    天空の橋

    小説・文芸
    3.0
    1巻691円 (税込)
    精巧優美な粟田焼に取って代わり、清水焼を京焼で一番にする――焼物問屋の長左衛門は野望実現のため、粟田随一の陶工・喜助を引き抜き、十五歳の八十松を見習いに付ける。やがて清水焼の品質は向上し粟田焼と拮抗するが、喜助と腕を上げる八十松には激しい妬みが。また、長左衛門には決して口外できない暗い過去があったのだ。
  • 時代小説英雄列伝 柳生十兵衛

    時代小説英雄列伝 柳生十兵衛

    小説・文芸
    -
    1巻691円 (税込)
    剣豪といえば柳生新陰流、そして柳生十兵衛。豪快なイメージと陰惨な影の同居する多面体のヒーローを剣豪作家五味康祐の筆が鮮かに描く。
  • 時代小説英雄列伝 若さま侍

    時代小説英雄列伝 若さま侍

    小説・文芸
    4.0
    1巻691円 (税込)
    五大捕物帖の最後に控えし「若さま侍」は、姓名・身分一切不詳の名探偵。侍らしからぬ伝法口調で、ひとたび立てばどんな難事件もたちどころに解決!
  • 時代小説英雄列伝 鞍馬天狗

    時代小説英雄列伝 鞍馬天狗

    小説・文芸
    -
    1巻691円 (税込)
    時代小説の一時代を画したヒーローたち。その魅力をたっぷりと味わうアンソロジー。気鋭の文芸評論家、縄田一男の選、解説による文庫編下し第一弾。
  • 最後の将軍 徳川慶喜

    最後の将軍 徳川慶喜

    小説・文芸
    4.2
    1巻690円 (税込)
    ペリー来航以来、開国か攘夷か、佐幕か倒幕かをめぐって、朝野は最悪の政治的混乱に陥ってゆく。 文久二年、将軍後見職として華々しく政界に登場した、のちの十五代将軍徳川慶喜は、優れた行動力と明晰な頭脳をもって、敵味方から恐れと期待を一身に受けながら、抗しがたい時勢にみずから幕府を葬り去った。 さまざまなエピソードを連ねて描かれる、“最後の将軍”の生涯。 解説・向井敏
  • 雑賀孫市 信長と戦った鉄砲大将

    雑賀孫市 信長と戦った鉄砲大将

    小説・文芸
    4.5
    1巻689円 (税込)
    「考えてみよ孫市。十万の織田軍にどうして一万の雑賀衆が勝てる道理があろう」「なんじゃと。わしは信長に鉛玉を射ち込むのが生き甲斐じゃ。信長の軍が十万であろうと、恐れをなして降伏するような男ではない!」孫市は毅然と言い放った。――信長に徹底抗戦することに情熱を燃やし、天下布武の前にたちはだかった雑賀孫市。三千丁の鉄砲と雑賀衆を率い、戦国の世を駆け抜けた武将の生涯。
  • 御仕出し立花屋 狐の嫁入り

    御仕出し立花屋 狐の嫁入り

    小説・文芸
    -
    1巻689円 (税込)
    人情の機微をさまざまな形で作品に仕上げてきた著者が、はじめて舞台を江戸に移して描く長編時代ミステリー。主人公は、深川で仕出し専門の料理屋・立花屋を営む与七。三人の弟子を使って、四季折々の自慢の料理を供している。ある日、青物市場に買い出しに出かけた与七は、途中、元吉という少年と知り合う。少年は、付け火事件で親兄弟をすべて失った孤児だった。ちょうど下働きがほしいと思っていた与七は、元吉を連れて帰ることに。それから一月が経ち、与七について久しぶりに青物市場を訪れた元吉は、そこで付け火事件の犯人と思しき人物を見かけた。与七はさっそく、岡っ引きの正蔵親分に頼んで犯人捜しを始めるが、事件は武家を巻き込んで意外な方向へと展開してゆく……。ミステリーで味付けされたストーリーに、下町人情の隠し味が冴え、さらに江戸料理が彩りを添える。新境地を開いたエンタテインメントの佳編である。
  • 孫策 呉の基礎を築いた江東の若き英雄

    孫策

    小説・文芸
    3.6
    1巻689円 (税込)
    父・孫堅を亡くし、若くしてその跡を継いだ呉の武将・孫策。勇猛であった父の軍隊は解散してしまい、一兵も持たない境遇になってしまった孫策だったが、伝国璽とひきかえに三千の兵を手にする。それがきっかけで息を吹き返した孫策は、人並外れた戦闘力と抜群の統率力で瞬く間に戦功を挙げ、主家筋である袁術軍の中でもひときわ異彩を放つ存在になっていく。また一方で、人と話すのが好きで闊達な性格であった孫策のもとには、続々と人材も集まった。袁術から江東への出兵を要請された孫策は、次々と敵を打ち破り地盤を強化、盟友・周瑜の協力も得てついには江東で念願の独立を果たす。さらに快進撃を続ける孫策は、勢いに乗って曹操の支配する許都を攻めようと機会を窺う。そして出立を三日後に控えた朝、孫策はある見逃せない情報を得た……。「江東の小覇王」と呼ばれた若き英傑の生涯を描く歴史小説。
  • 妖恋

    妖恋

    小説・文芸
    3.6
    1巻689円 (税込)
    男と女が落ちたのは、甘美な恋か、底知れぬ闇か。江戸の恋は、こんなにも妖しく、こんなにも切ない。年下の火消し鳶との祝言をひかえた女が、火事の夜に知ってしまった男の秘密に、自らの暗い深淵を覗き込む「心中薄雪桜」。「血の臭いをかぐと螢は死ぬよ……」。姉の家に男を誘う少女の闇を描く「螢沢」。菊作りに精を出す隠居した男が月夜に出会った、娘姿の人形を操る不思議な少年に魅せられてゆく「十六夜鏡」。変化朝顔に魅入られた男女の虚ろで残酷な恋の末路を、無垢な少女が見つめる「濡れ千鳥」。『開かせていただき光栄です』『少年十字軍』などで話題の著者が、江戸の四季の風物に彩られた七つの恋のかたちを描く。大人のための、そして大人の世界を垣間見たい人のための珠玉の短編集。
  • 高杉晋作 吉田松陰の志を継いだ稀代の風雲児

    高杉晋作

    小説・文芸
    2.7
    1巻689円 (税込)
    「おもしろき こともなき世を おもしろく」――幕末長州藩の風雲児・高杉晋作が詠んだというあまりにも有名な辞世である。松下村塾で吉田松陰門下の逸材として久坂玄瑞と併称され、武士だけでない庶民参加の軍隊「奇兵隊」を日本史上初めて組織し、長州藩を「討幕」に向けてまとめ上げた。しかし後年、病に伏した高杉は明治維新を見ることなく29歳で病没している。この若さで、これほど気宇壮大に生きながら、この辞世の意味するところは何か。著者は、高杉の生き方を「面白くもない世の中を、面白く生きられるように仕掛けて行った」ものと喝破する。そして、激動の生涯を追いながら、かれが自分で自分にどう仕掛けて行ったかを、現代的な視座でたどりながら描いていく。歴史小説であるとともに、「面白い生き方は、自分が面白く作っていかなければならない」という著者のメッセージが込められている。2015年大河ドラマ「花燃ゆ」の主要登場人物。
  • 山本覚馬 知られざる幕末維新の先覚者

    山本覚馬

    小説・文芸
    4.7
    1巻689円 (税込)
    維新のリーダーというと西郷隆盛・高杉晋作・坂本龍馬など、勝者側ばかりが注目されてきた。しかし、敗れた会津藩にも明治維新に大きく貢献した人物がいた。新島八重の実兄、山本覚馬である。「諸外国の脅威の前に日本の独立が脅かされている折、薩摩だ長州だ会津だと、国内で相争っている場合ではない」と薩長との対立を回避すべく奔走。維新後は、会津藩とは相容れない関係にあったはずの長州藩の信任を得て、京都の近代化に大きく貢献し、新島襄とともに同志社大学創立にも関わる。藩の枠を超えた広い視点と卓越した先見で新国家のビジョンを描いた会津の「坂本龍馬」。激動の時代を生き抜いた覚馬の生涯から、もう一つの幕末維新史を描く。
  • 曽呂利

    曽呂利

    秀吉はん、お耳を貸していただけまっか。堺の町に秀吉を愚弄する落首(狂歌)が放たれた。犯人は鞘師の曽呂利新左衛門。討ち首になるはずだった曽呂利だが、持ち前の才覚で死罪を逃れた挙句、口八丁手八丁で秀吉に取り入り、幕下の一員に収まってしまう。天才的な頓知と人心掌握術で不気味な存在感を増す鮟鱇顔の醜男は、大坂城を混乱に陥れ――この奇妙な輩の真意とは一体!? 新感覚歴史エンタテインメント!
  • 騙し花 草同心江戸鏡

    騙し花 草同心江戸鏡

    行方知れずの娘を救い出せ! 免許皆伝の隠密草同心が下町の闇を斬る! 痛快! 一気読み!! 新・時代人情サスペンス 娘たちが江戸から消えた! 草同心を翻弄する悪党とは!? 浅草・浅草寺に近い蛇骨長屋に住む秋月半九郎は素浪人姿だが、実は街中に潜む悪を奉行所に報告する役目の草同心だ。同じ長屋の末吉と同郷の娘が、下谷の旗本屋敷に奉公に出た後、行方がわからなくなっているという。相次ぐ娘の失踪に悪行の匂いを感じとる半九郎は、娘たちの奉公先で門前払いを受けて…人情熱き草同心が江戸の闇に戦いを挑む!
  • 雑賀六字の城

    雑賀六字の城

    小説・文芸
    4.2
    1巻683円 (税込)
    負ければ皆殺し。生きのこりをかけた戦いがはじまった! 元亀元(1570)年9月。大坂石山本願寺から反信長の檄文が各地に発せられ、紀州雑賀の荘も立ち上がった。得意の海上船や銃撃戦で抵抗する雑賀衆に、信長は圧倒的な軍兵をもってひねりつぶしにかかる。雑賀衆頭領の息子・七郎丸は、将来を約した幼馴染おみつを想いながら銃弾と血風のなかで成長していく。
  • 弥陀の橋は 上

    弥陀の橋は

    小説・文芸
    -
    1~2巻683円 (税込)
    凡夫往生とは? 己にとらわれる心とは? 開祖・親鸞聖人の教義の源流に、熱心な門徒である著者がせまる。 幼い頃から念仏三昧に過ごしてきた二九歳の範宴は、念仏聖・法然の庵室を訪ねる。教団を組織せず、無学の人々に仏の本願を説き続けた親鸞の、生涯の師との出会いである。 その後、愛妻・恵心尼を得、配流の身で地下(じげ)の民に交わる親鸞は、飢饉や戦乱にあえぐ庶民や武士たちが心の支えを求めていることを知り、関東へと旅立つ。
  • 雷撃深度一九・五

    雷撃深度一九・五

    小説・文芸
    3.8
    1巻683円 (税込)
    アメリカ重巡洋艦インディアナポリスvs.日本の潜水艦イ五八! 玉木宏主演映画『真夏のオリオン』の原作、実話を基にした手に汗握る戦争サスペンス大作 昭和20年7月16日、110余名の乗員と人間魚雷回天を乗せた伊58潜水艦が呉軍港を出港した。 やがて、倉本艦長はフィリピン東方を通過する敵艦船をグアム―レイテ線上で撃沈せよとの特命を受ける。 その敵艦船とは、原子爆弾をテニアン島へ届けた後でレイテ島へと向かう、重巡洋艦インディアナポリスだった。 乗艦を撃沈され伊58に救助された永井少将は、開戦前、インディアナポリス艦長マックベイ大佐と机上演習で戦い、勝利を収めた。 因縁の宿敵同士に、ついに決着をつける時がやってきた――。 太平洋戦争における最後の艦艇同士の最後の戦いを元にして生まれた、全く新しい戦争サスペンス! 解説・香山二三郎
  • 円朝の女

    円朝の女

    小説・文芸
    3.6
    1巻683円 (税込)
    全盛を支えた名妓から、淋しい晩年を看取った娘分まで――。スーパースターと五人の女が現代に甦る。 時代の絶頂を極め、近代落語の祖といわれた大名人・三遊亭円朝と、彼を愛した五人の女。 江戸から明治に変わる歴史の転換期を乗り越えた、大名人と女たちの人生が深い感慨を呼ぶ傑作時代小説。
  • 戦国を駆ける

    戦国を駆ける

    小説・文芸
    -
    1巻683円 (税込)
    あるじを七たび変えながら立身を続けた藤堂高虎、利害よりも友情を選び関ヶ原に散った大谷刑部、天下の動向を読み巨万の富を築きあげた今井宗久など、乱世を彩り消えていった武士や商人の姿を史料を駆使して追い、権謀術数の戦国時代の実相を浮き彫りにした十七篇。
  • 斬り捨て御免 隠密同心・結城龍三郎

    斬り捨て御免

    小説・文芸
    -
    1~3巻682~748円 (税込)
    「工藤堅太郎の役者体験がものを言う。人物と情景の描写は見事と言う他ない」 俳優・榎木孝明氏、絶賛! 悪い奴らをぶった斬る! 役者が描く疾風雷神の剣 結城龍三郎――。旗本家三男坊だったが、北町奉行・榊原忠之に神道無念流免許皆伝の腕を買われ、悪を成敗する「斬り捨て御免状」を賜った隠密廻り同心だ。 ある夜、残虐な押込みを働く凶賊鴉一味の男を見かけ、龍三郎は探索に動く。そんな折、阿片に冒され、家族を手にかけた惨劇を目の当たりにし……。 龍三郎の秘剣〈龍飛剣〉が悪を断つ、迫力の時代活劇、開幕!
  • 若殿はつらいよ 松平竜之介艶色旅

    若殿はつらいよ

    小説・文芸
    3.0
    1~23巻682~836円 (税込)
    遠州鳳藩十八万石の跡取りである松平竜之介は、「清く正しく逞しく」を信念に育った純粋培養の若殿だった。ところが突然、将軍・徳川家斎の息女・桜姫が花嫁としてやってくる。そこでにわか仕込みの性知識で、初夜を迎える羽目に。が、結合を急いで失敗。平手打ちをくらった挙げ句、うなだれた股間の道具を、「塩をかけられたなめくじ」と嘲笑されてしまう。武士として、男としての誇りを傷つけられた竜之介は、固く決意。男女媾合の術の奥義を極めるため、城を飛び出し、“女体修業”の旅に出たのであった。果たして竜之介に、どんな女難が待ち受けているのか!?ぶんか社コミックス「若殿はつらいよ!大波瀾!東海道編」の原作に、新エピソードの書下ろし「女親分と女壺師」を加えて、待望の刊行!!
  • すみれ飴 花暦 居酒屋ぜんや

    花暦 居酒屋ぜんや

    小説・文芸
    3.6
    1~10巻682~726円 (税込)
    「それは、そのうちね」そう、お妙がにっこり笑う。お花が 「料理を教えて」というと、お妙はきまってそう有耶無耶に してしまうのだ。養い子のお花は、引き取ってくれた只次郎 とお妙の役に立ちたいだけなのに――。一方、かつてお妙と 只次郎の世話になった薬問屋「俵屋」の小僧・熊吉は十八歳 になり、手代へと昇進していた。出世頭には違いないが、小 僧とは距離ができ、年嵩には疎まれ、心労が半端ない……。 蕗の薹の芥子和え、タラの芽の天麩羅、ホクホク枸杞飯、そ してふわふわの鰻づくし! 彩り豊かな料理と共に、若い二 人の成長を瑞々しく描く傑作人情時代小説、新装開店です!
  • 将軍側目付 暴れ隼人

    将軍側目付 暴れ隼人

    小説・文芸
    -
    1~5巻682~858円 (税込)
    三百石の俸禄を拝領する、小普請組配下の直参旗本、仙石隼人──。実はこの男には、密かに命じられている役職があった。 代々の仙石家当主が将軍家の耳目となって大名や旗本を監察し、疑惑があれば己の裁量で処断できる「将軍側目付」である。年に数度、城内の茶室に招かれ、将軍とふたりだけで数刻を過ごすことが定められていたのだ。 その隼人に、「御三家の尾張家に謀反の疑いあり、これを探索せよ」との将軍直々の密命が下る。消息を絶った父に代わり、尾州へ向かう隼人。しかし名古屋には、公儀を裏切ったと噂される父の姿が……。 果たしてその驚くべき真相とは。そして、尾張家に潜む恐るべき陰謀とは。小野派一刀流の隼人の剣が、将軍家に仇なす巨悪を一閃する──!!

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