狩野直禎の作品一覧
「狩野直禎」の「「韓非子」の知恵 現代に活かす帝王学」「諸葛孔明」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
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「狩野直禎」の「「韓非子」の知恵 現代に活かす帝王学」「諸葛孔明」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
Posted by ブクログ
55編からなる韓非子の入門書
古代の理想を求めることなく、現在の現実を直視する。
儒家の説く例ではなく、人間を外面から規制する”法”と、そのための実践的な方法論である”術”を重視する。
韓非の師匠は、荀子。その思想の底流にあるものは、人間は弱いものであり、利益や名誉のために、保身のために、平気で悪を犯すと考えた。つまり、性悪説を出発点としている。
気になった点は、以下です。
・君子の逆鱗にふれないで、核心をつく説得こそが、君子を説く方法の極みである。
・昔はよかった式の尚古思想ではなく、物事を歴史的、実証的にとらえなければならないとの立場を貫く。
・韓非は、君主にむかって、人を信じては
Posted by ブクログ
狩野直禎 「 諸葛孔明 」
成り上がった曹操の人生と比較すると、生まれながらの参謀としての孔明の人生を伝記として読んでも、あまり面白くはない
軍師として 戦った数が意外と少ないように感じた。どれだけ戦い どれだけ勝ったか ではなく、誰と戦ってきたか の方がクローズアップされている。
戦った数は少なくても、曹操と戦い 苦しめてきたことが評価されている気がする。曹操なしでは孔明の功績はないのでは?
三国志が正統論の話であるならば、孔明が評価されるのは、北壁の戦いと蜀漢の経営を通じて、漢民族である劉備が 曹操から正統を取り戻したことに貢献した人物だからではないだろうか。