黒南風の海 「文禄・慶長の役」異聞

黒南風の海 「文禄・慶長の役」異聞

712円 (税込)

3pt

加藤清正の配下 沙也可(さやか)こと佐屋嘉兵衛忠善と、朝鮮の北辺・咸鏡道の役人 金宦。
秀吉最晩年の大事業である大陸出兵、すなわち文禄・慶長の役を舞台に、
運命の糸に絡め取られ、それぞれの祖国を裏切り、立場を入れ替えることになってしまった二人の男がいた。

嘉兵衛と金宦、日本と朝鮮――。
二人の男、二つの国の間に何があったのか。

徹底した史料調査に基づく歴史解釈と高次元のストーリーテリングにより実現する、
リアリティ溢れる怒濤の合戦絵巻。
「本屋が選ぶ時代小説大賞2011」受賞作品。

...続きを読む

黒南風の海 「文禄・慶長の役」異聞 のユーザーレビュー

\ レビュー投稿でポイントプレゼント / ※購入済みの作品が対象となります
レビューを書く

感情タグBEST3

    Posted by ブクログ 2018年05月10日

    秀吉の文禄・慶長の朝鮮出兵を舞台とした株少ない作品の一つ。衝撃のクライマックスに度肝を抜かれました。

    0

    Posted by ブクログ 2014年10月30日

    秀吉の朝鮮出兵における附逆と降倭の悲劇と友情を描いた作品。巻頭の地図と併せ読みながら文禄・慶長の役のおおまかな流れも学ぶことが出来ますし,戦国末期の対外戦争のダイナミズムや一兵士の哀しみや誠実さも感じることのできる良作です。

    0

    Posted by ブクログ 2014年04月23日

    朝鮮出兵の話で、戦地に赴いた日本兵の葛藤と、突然の侵略を受けた朝鮮の人たちの苦しみや怒りがドラマチックに描かれている。
    朝鮮出兵というと、教科書では文禄・慶長の役がありましたってくらいしか知らなかったからおもしろかった。
    加藤清正の周辺の人々について語られていて、清正のイメージもだいぶ変わった。おも...続きを読む

    0

    Posted by ブクログ 2014年01月07日

    本屋が選ぶ時代小説受賞作。文禄・慶長の役(秀吉の命で日本軍が朝鮮へ出兵)したことを題材とした物語。日本側の鉄砲隊の隊長と、朝鮮側の役人の二人が主人公。ネタバレをしたくないので内容は記さないが、二人の生き様に涙が出ることまちがいなし。この小説を両国民が読めば、恩讐を越えて仲良くなれるかも知れない。

    0

    Posted by ブクログ 2013年11月27日

    半分を過ぎるまでは…残虐な戦の描写に息が詰まりそうだった。

    秀吉の朝鮮出兵の陰で翻弄された幾人もの男や女たち。しかしそれぞれが、自らの置かれた境遇の中で目覚め、成長し、大きくなっていく。朝鮮も日本も関係ない。もう人が死ぬのは嫌だ…そんな思いに従うことは、戦乱の世にはそれだけで自殺行為であることは、...続きを読む

    0

    Posted by ブクログ 2021年08月01日

    佐屋嘉兵衛と金宦、やがて立場が逆になってしまうが、それぞれが戦争集結に向けて尽力する。ラスト、特に嘉兵衛の選択はこれで良かったのだろうか、と考えさられてしまった。

    0

    Posted by ブクログ 2020年02月09日

    前半特にドラマが起こらず読むスピードが早まらなかったけども、喜兵衛と金カンの運命が交錯し始める後半面白くなる。こんな人物が実在したとは。清正の墓を参りたくなった。

    0

    Posted by ブクログ 2013年12月17日

    全1巻。
    秀吉の朝鮮出兵が舞台。

    朝鮮出兵を歴史の流れとしてなぞったくらいの話はたくさんあるけど、
    それ自体を舞台として詳細を描いた作品は珍しく、読んでみる。

    いろんな方面への問題もあって
    なかなか踏み込んだものが少なかった朝鮮出兵。
    いろいろ初めて知って、へーって感じ。

    朝鮮に降伏した日本人...続きを読む

    0
    ネタバレ購入済み

    2019年11月20日

    主役の二人のことは正直あまり印象に残らなかった。それより主役ではないが、これに出てくる清正の方が印象に残った。勇猛果敢で威厳があって、家臣思いで。自分の与えられた道をまっすぐに突き進むイメージだが、ふとしたときに、儂は本当にこの道をそのまま突き進んでいってもよいのだろうか?と迷いを見せたりもする。そ...続きを読む

    0

黒南風の海 「文禄・慶長の役」異聞 の詳細情報

閲覧環境

  • 【閲覧できる環境】
  • ・ブックライブ for Windows PC(アプリ)
  • ・ブックライブ for iOS(アプリ)
  • ・ブックライブ for Android(アプリ)
  • ・ブックライブ PLUS for Android(アプリ)
  • ・ブラウザビューア

※アプリの閲覧環境は最新バージョンのものです。

この本をチェックした人は、こんな本もチェックしています

無料で読める 歴史・時代

歴史・時代 ランキング

伊東潤 のこれもおすすめ

同じジャンルの本を探す