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加藤清正の配下 沙也可(さやか)こと佐屋嘉兵衛忠善と、朝鮮の北辺・咸鏡道の役人 金宦。
秀吉最晩年の大事業である大陸出兵、すなわち文禄・慶長の役を舞台に、
運命の糸に絡め取られ、それぞれの祖国を裏切り、立場を入れ替えることになってしまった二人の男がいた。
嘉兵衛と金宦、日本と朝鮮――。
二人の男、二つの国の間に何があったのか。
徹底した史料調査に基づく歴史解釈と高次元のストーリーテリングにより実現する、
リアリティ溢れる怒濤の合戦絵巻。
「本屋が選ぶ時代小説大賞2011」受賞作品。
Posted by ブクログ 2014年04月23日
朝鮮出兵の話で、戦地に赴いた日本兵の葛藤と、突然の侵略を受けた朝鮮の人たちの苦しみや怒りがドラマチックに描かれている。
朝鮮出兵というと、教科書では文禄・慶長の役がありましたってくらいしか知らなかったからおもしろかった。
加藤清正の周辺の人々について語られていて、清正のイメージもだいぶ変わった。おも...続きを読む
Posted by ブクログ 2013年11月27日
半分を過ぎるまでは…残虐な戦の描写に息が詰まりそうだった。
秀吉の朝鮮出兵の陰で翻弄された幾人もの男や女たち。しかしそれぞれが、自らの置かれた境遇の中で目覚め、成長し、大きくなっていく。朝鮮も日本も関係ない。もう人が死ぬのは嫌だ…そんな思いに従うことは、戦乱の世にはそれだけで自殺行為であることは、...続きを読む
Posted by ブクログ 2013年12月17日
全1巻。
秀吉の朝鮮出兵が舞台。
朝鮮出兵を歴史の流れとしてなぞったくらいの話はたくさんあるけど、
それ自体を舞台として詳細を描いた作品は珍しく、読んでみる。
いろんな方面への問題もあって
なかなか踏み込んだものが少なかった朝鮮出兵。
いろいろ初めて知って、へーって感じ。
朝鮮に降伏した日本人...続きを読む
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