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米が銭を生む街、大坂堂島。米問屋である山代屋へ、十六歳と遅れて奉公に入った貧農の倅・吉左には「暖簾分けを許され、店を持つ」という出世の道は閉ざされていた。しかし、刻々と変わる予測不能な米相場を舞台に、相場師としての才能を発揮していく。本格時代経済小説の登場!
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Posted by ブクログ
働くとはどういうことか、と改めて考えたい時に読む本。 不遇な主人公の立身出世物語ではあるのですが、大事な思いがたくさん詰まっています。 時代小説で、経済小説で、ビジネス書だと思っています。 面白くてためになる、です。 単行本で出版されていたものが、文庫のでは1巻と2巻に分かれています。
歴史小説という体裁を取った、株の本ですね、これ。読むきっかけは”マストリード”シリーズから。商人と台頭と武士の凋落が、当時の最重要取引である米の売買を背景に、鋭く描き出されている。今はまだ、個人的趣味の域を出ない主人公の才腕が、今後どのように市場をかき回していくのか、っていうのが本筋ですね、きっと。...続きを読む枝葉として描かれる、兄弟や想い人との関係性も、アクセントとしての見どころになってきそう。6巻までの大長編だけど、これからの展開に期待が膨らみます。
16歳と遅れて奉公に入った貧農の倅・吉左。 奉公先は米が銭を生む街、大阪堂島に店を構える山代屋。 米相場の世界を舞台とした本格時代経済小説。 吉左の才能と周りの人物に注目。 江戸時代の米安の理由や米相場の仕組みも分かってくる。
享保期の大坂の米市場を舞台にした物語。時代小説でありながら、取引市場の仕組みや雰囲気を感じられて面白い。主人公の吉左は、継母に追い出されるように大阪の米問屋に奉公に出される。当時としては遅い16歳の時である。しかし、村にいたときに寺で暮らしたこともあり、読み書き算盤だけでなく、和尚の崇高な精神も学ん...続きを読むでいた。おかげで、米取引で身を立てるために周りの様々な情報に耳目を開き、本当に役立つ情報を自ら選んでいく姿が凛々しく思う。吉左は、黙認されていた「つめかえし(今の先物取引)」で儲けていく。今後、どんな風に設けていくのか楽しみである。
十六歳と遅れて米問屋へ奉公に入った、貧しい百姓の少年、吉左の成長物語。 “奉公モノ”というと、周りが意地悪な人ばっかりなイメージもありますが、この作品は、藤助や、お亀、月照様など、吉左の味方もいるので心強く(勿論嫌な先輩キャラはおりますが。。)、吉左自身も応援したくなるようなキャラなので、彼の成長が...続きを読む楽しみです。 当時の米取引の状況も詳しく書かれていて、その部分も興味深く読めます。
軽快な読み口で一気に読ませる。第一巻では登場人物の大まかな人物像を描き、次巻以降が本格的な物語りになるのだろう。米相場という現代人には馴染の少ない題材だが読んでいて飽きないのは作者の妙だろう。次巻が楽しみ。
家族のため、米問屋へ奉公に行く吉左。 様々な苦難の中、相場師として才能を発揮していく。 冒頭20ページの決断に度肝を抜かれ、引きの強さに鼓動が高まった。 男前すぎるぞ!吉左。
大阪・堂島を舞台に農家出身の吉左が米問屋で頭角を現していく物語。第1巻は序章でこれといって大きな事件は起こらず、当時の経済など勉強にはなるが評価はしづらい。 ただ、ビジネス小説として現在の株価市場、特に先物市場の前身の歴史が学べるのはよい。そして吉左の性格が気持ちよく読み心地が良い。皆に優しく、...続きを読む達観(諦観)しているようで子供らしく夢や意欲がある。 今後展開は予想しやすいだけに面白い事件や困難、吉左の才覚に期待したい。
面白い。 星4つにするかどうか迷う。 エンターテイメントとして正しい文法で書かれている点を高く評価したい。 一つは、読者を楽しませてくれる仕組みを持っているという点で。 一つには、読者に新しい知識を与えてくれるという点で。
米相場を描いた時代経済小説シリーズ第一弾。 小作人の長男として生まれた吉左は義母との関係に悩んでいた。 義母は自分の子供に後継となって欲しい。その気持ちを露骨に示してくる義母に殺意を覚えた事もあるが、その気持ちも理解出来るのであった。それに兄として兄弟達も可愛い。 義母が死ぬか、それとも自分が死ぬ...続きを読むかしか無いと考えた吉左は川に身を投げるがひょんな事で命を救われる。 命を救われた吉左は生まれた変わった気持ちに包まれていた。そんな時に庄屋の紹介で大阪への奉公する事に決まったのだった。 奉公先は米問屋。丁稚の仕事をやりながら商人としての勉強を続けて先代である隠居の月照様に薦められて相場の世界へと足を踏み出していく。。 吉左の過ごしてきた毎日はとてもとても悲惨でした。 義母に疎まれ寺へ入り、父親の体調が優れないと呼び戻され、体調が良くなるとまた疎まれる。自分を必要とされない辛さを噛み締め続けた毎日だったように感じます。 金。その力を思い知った吉左は商人として、そして相場師として才能を開化していく姿は救われる思いがしました。 この物語は吉左が成長していく物語ですが、吉左がとても親思いでどんな酷い仕打ちを受けようとも親への仕送りを心掛け、兄弟達の手習いをさせて自分の道は自分で決めれるようにさせている所がとても魅力的だと思えました。 「自分は堂島一の米仲買人になる。」その決意を元に吉左は明日と向かう。
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