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35歳の哲学者、遺伝性がんを生きる それでも子どもを望むということ
子どもがほしい。でも病気は遺伝させたくない。 32歳の不妊治療中に発覚した遺伝性乳がん。今の日本では、子どもに病気を遺伝させない技術が使えない。なぜ――? ・父方? 母方? 遺伝性のがんがわかったとき最初に思ったこと ・遺伝性がんでも子どもがほしい。「着床前遺伝学的検査」という選択肢 ・わたしが海外で着床前診断をすると決めた個人的な理由 ・日本で着床前診断のルールを作る日本産科婦人科学会 ・遺伝性がん患者に「生殖をめぐる自己決定権」はないの? ・遺伝性疾患がますます明らかになる時代に向き合うべき課題 遺伝性がん患者の着床前診断は本当に「命の選別」なのか? わたしは哲学者として、答えのない問いを考え続けなければならない――。日本社会が長く目を逸らしてきた問題に勇敢に挑む。 -
幸福への道
あなたにとって幸福とは何ですか? 「岡村ちゃん」こと岡村靖幸が22人の多彩なゲストと語り合った「幸せとは何か」の記録。 「週刊文春WOMAN」人気連載対談が1冊に。まえがき・あとがき・各回の「対談を終えて」は語り下ろし。 【「まえがき」より】 22人のゲストの方々に訊いた「あなたにとって幸福とは何ですか?」。その答えはもちろん十人十色。みなさんがどんなふうに幸福を見つけたのか、見つけようとしているのか、どんなことに幸福を感じるのか。幸せになるためのハウツーはありません。でも、前向きに生きていくための指針になるのではないかと思います。(岡村靖幸) 【ゲストのみなさん】 神田伯山(講談師)/千原ジュニア(芸人)/伊藤蘭(俳優・歌手)/能町みね子(エッセイスト)/川谷絵音(ミュージシャン)/小林麻美(モデル・俳優・歌手)/オードリー・タン(台湾の政治家)/高村薫(小説家)/土井善晴(料理研究家)/ロバート キャンベル(日本文学者)/アイリーン・美緒子・スミス(環境活動家)/田中泯(ダンサー)/スパークス(ミュージシャン)/宮嶋茂樹(報道カメラマン)/村田沙耶香(作家)/ネルケ無方(僧侶)/ショーン・レノン(ミュージシャン)/吉川晃司(歌手・俳優)/よしながふみ(漫画家)/斉藤和義(ミュージシャン)/鈴木おさむ(元放送作家)/立川談春(落語家) -
ポップス歌手の耐えられない軽さ
曲が書けないほど 全力で書いちゃったよ……(涙)。 マイクをペンに持ちかえて、不埒に、真面目に、時に感傷的に。 時は図らずもコロナ禍という非常事態、 「週刊文春」というステージで綴られた全66篇 “魂”のエッセイ!! サザンオールスターズのリーダーにして日本の音楽シーンの先頭を走り続ける桑田佳祐が、「頭もアソコも元気なうちに、言いたいことを言っておきたい!」という想いを出発点に、「週刊文春」で2020年1月から2021年4月にかけて連載したエッセイを一冊に結集! これまで音楽のこと以外はほとんど語ってこなかった桑田が初めて明かす、自身の原点や現代の世相への思い。そこには故郷・茅ヶ崎での少年時代や家族との絆、サザンが結成された青山学院時代の思い出、プロレスやボウリングへの愛、さらに「自主規制」がはびこる日本の現状への憂いや、60代となってからの「人生の目標」などが率直に綴られています。 もちろん音楽についても、自身のサウンドに大きな影響を与えたザ・ビートルズやエリック・クラプトン、ボブ・ディランらへの畏敬の念や、佐野元春や内田裕也、沢田研二、尾崎紀世彦など敬愛する日本のミュージシャンたちへの賛歌、サザンのメンバーやサポートスタッフへの感謝の想い、そしてコロナ下で行った無観客ライブの裏話など、桑田、サザンファンならずとも興味深い話題が満載です。 書籍化にあたって大幅な加筆&推敲を施し、さらに秘蔵カットも掲載! “ポップス歌手”桑田佳祐が「言葉」として残しておきたかったテーマを全身全霊、縦横無尽、天衣無縫に書き尽くした全432ページ、永久保存版の一冊です! -
また、本音を申せば
「週刊文春」の連載エッセイが一冊に。記念すべき第21弾! 名作映画「この世界の片隅に」をみながら疎開体験を苦く思い起こし、終戦の日々を書き残す。大病から生還し、青春時代から愛読した太宰治や、坂口安吾の長編ミステリを読み返す。久しぶりに書店へ行って最新海外ミステリを選ぶ楽しみ――。 「週刊文春」で『人生は五十一から』連載が始まってから21年。途中でタイトルが『本音を申せば』に変わっても、面白い本も映画も、東京の思い出も尽きない。 2017年4月、脳梗塞で入院した顛末は、『生還』(2019年3月刊)に詳しい。本書は、2017年から2019年、足掛け3年にわたるクロニクルである。 -
熱狂きのこピープル ~森の精に憑かれたシェフとフリークス~
キノコに人生を捧げた愛しき人々の物語。 東京・恵比寿に「マッシュルーム」という老舗のフレンチレストランがある。 ここは知る人ぞ知るキノコ好きの聖地だ。 オーナーシェフ・山岡昌治が作る絶品のキノコ料理を目当てに、 世界中からキノコ好きが訪れる。 山岡はフランスでの修業時代に様々な美味なる天然キノコと出会い、 すっかりその魅力に取り憑かれてきた。 「マッシュルーム」は決してキノコ料理専門店というわけではないが、 訪れる客たちもまた、キノコに憑かれた者ばかりが訪れる。 キノコ同好者、栽培生産者、菌学者、料理人、キノコ図鑑の写真家、キノコ採り名人。 魚や肉に一切見向きもせず、ひたすらキノコだけをオーダーし続ける強者もいる。 ときには自分で採ったキノコをいきなり送りつけてくる者、 直接持参してくる少し面倒な輩も吸い寄せられたりする。 あらゆるキノコ好きが「マッシュルーム」を目指してやってくるのだ。 人々はなぜ、これほどまでキノコに魅せられるのか。 恵比寿「マッシュルーム」を舞台に、 キノコに人生を捧げた愛しき人々の物語が、今始まる。 ※この作品はカラーが含まれます。 -
流木記:ある美術館主の80年
二つの喪失からの再出発 2022年5月、「無言館」は開館25周年を迎える。戦没画学生の作品を展示するこの私設美術館には毎年多くの見学者が訪れ、館長として活躍する著者の評価も高い。 しかしながらここ数年、著者は二つの大きな喪失を体現した。 一つは「無言館」の本家ともいえる「信濃デッサン館」を閉館したことである。このデッサン館は、著者が畏怖する村山槐多など、夭折した画家たちの作品や関係資料などを収蔵・展示してきたが、運営が困難となり、長野県立美術館に多くを売却・譲渡することとなった。 もう一つは十万人に一人以下という陰茎癌と診断され、手術によってペニスを失ったことである。長年疥癬に苦しんだり、講演中に脳出血で倒れたりと、病気につきまとわれる著者にとって、これは人生を見つめ直すほどの大きな衝撃だった。 この二つの大きな喪失によって、出生から現在まで、改めて半生を振り返り、自らの存在を確かめようとしたのが本書である。あえて負の部分を晒すことで、逆に傘寿を超えた著者の新たな野望すら見て取れ、不思議な共感を呼び起こす自伝的作品ともいえる。 -
コンセントの向こう側
【ご注意】※お使いの端末によっては、一部読みづらい場合がございます。お手持ちの端末で立ち読みファイルをご確認いただくことをお勧めします。 原発事故後の「福島」の切なくも美しい現実。 震災後の福島を撮り続けた写真家の膨大なストックの中から厳選した写真に、随筆・詩を添え、「語られない真実」を召還し、「忘却された物語」を紡ぎ出す。 「赤々と煌々とコンセントのこちら側」 「いつも真夜中コンセントの向こう側」 東京のビジネス街や繁華街を鮮やかに彩る光。一家団欒の茶の間を温かく照らす光。その光はいったいどこから来たのだろうか。その繁栄はいったい何によってもたらされていたのだろうか。 大爆発を起こした福島第一原発。約半世紀かかると言われる廃炉作業は計画通りに進むのだろうか。膨大な高レベル放射性廃棄物は誰が引き受けるのだろうか。約束された「明るい未来は」どこにいったのだろうか。 科学の名のもとに、放射能という寝た子を起こしてしまった人類は、これから途方もない時間を「目覚めた子」と向き合わなければならない。これは天災でなく、人災なのだから。 ※この作品はカラー写真が含まれます。 【著者】中筋純 1966年和歌山県生まれ。2007年よりチェルノブイリ、2012年より福島を撮り続ける。2016年より「流転 福島&チェルノブイリ」展を全国40か所で巡回。福島関連の表現を続ける芸術家たちの展覧会「もやい展」を主催。 -
ぼくが小さなプライド・パレード 北欧スウェーデンのLGBT+
LGBT+は、もう論争の的じゃない? LGBT+フレンドリー先進国の愛と勇気のリアル・ストーリー。 LGBT+の国際的な基礎知識から、LGBT+ムーブメントの歴史、ジェンダーレス幼稚園や世界初のLGBT専用高齢者住宅など最新のトレンドまで。さらに多くの人が「生きやすい」と認めるスウェーデンにも、まだある課題とは? 差別を知らない若者、子育て世代やシニア世代、当事者家族など、多様性あふれるインタビューも多数収録。日本が大好きなスウェーデン人による、日本の読者のために書きおろし。 【目次】 第1章 LGBT+ってなんだろう/第2章 スウェーデンの価値観とLGBT+の関係性は?/第3章 LGBT+の歴史をひもとく/第4章 LGBT+コミュニティとは?/第5章 LGBT+ムーブメントとインターセクショナリティ/第6章 コミュニティのための居場所/第7章 カミングアウトとは?/第8章 LGBT+と家族のかたち/第9章 スウェーデンのLGBT+コミュニティの課題〜移民、スポーツ界、ネオナチ、ジェンダー移行/第10章 スウェーデンのLGBT+の未来 【著者】 ソフィア・ヤンベリ 1993年ストックホルム生まれ。ストックホルム大学日本研究学科在学中の2013年に初来日。南山大学に留学後、帰国してストックホルム大学を卒業。2016〜17年上智大学に留学。2018年〜19年スウェーデン交流センター(北海道当別町)に勤務。現在、スウェーデンの旅行会社勤務。 轡田いずみ 1984年生まれ。上智大学法学部国際関係法学科卒業。大学在学中にスウェーデン・ウプサラ大学政治学部に留学。会社勤務を経て2015年に独立。現在、株式会社ノルディック・インスピレーション代表。「北欧の教育・学び リラ・トゥーレン」主宰。 -
秋山仁の人生方程式の解き方 夢さえあれば
派手なバンダナにレゲエファッション―― 「奇抜な数学者」として注目を集めた数学者・秋山仁。 その人生は、何歳になっても学び続け、夢を追い続ける力にあった。 読売新聞連載「時代の証言者」で綴られた秋山先生の人生は、学生の頃から現在に至るまで、数えきれないほど多くの生徒に数学の魅力を伝えるとともに、自らも新たな挑戦を続け成長する姿が描かれた。 才能がなくても「好きなこと」なら続けられる、笑顔で挑み続ければいつか極められる、その力で誰かを笑顔にできれば幸せな人生をつかめる。 かつて秋山氏の教えを受けた世代を中心に、「あの秋山先生が、また私たちに人生を指南してくれる」と読んで楽しめる一冊。 数学という大海原を漂流した秋山仁の80年の人生を追う。 <読売新聞連載「時代の証言者」を大幅加筆、待望の書籍化> -
おいしくってありがとう 味な副音声の本
※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 フードエッセイスト平野紗季子による人気ポッドキャスト、 『味な副音声 ~ voice of food ~』待望の書籍化! 配信200回を迎える膨大なエピソードから生まれた、愛おしくて新しい「食」のパワーワード集。あらゆる語彙を駆使して語られる、食べものの魅力をたっぷり詰め込んだ一冊です。 本書に登場するゲスト(掲載順) 稲田俊輔/渡辺康啓/田辺智加(ぼる塾)/⻑濱ねる/⻑谷川あかり/高山都/吉岡里帆/麻布競馬場/福田里香/鈴木ジェロニモ/ゆっきゅん/くどうれいん/生江史伸/平野レミ/稲田俊輔/鶴見昂/大⻄進/ハマ・オカモト/古舘佑太郎/湯澤規子/蓮見翔(ダウ90000)/在原みゆ紀/関祐介/柚木麻子/金田泰明 (モスフードサービス)/伊藤まさこ -
彗星の孤独
私も父も彗星だったのかもしれない。暗い宇宙の中、それぞれの軌道を旅する涙もろい存在。ふたつの軌道はぐるっと回って、最後の最後でようやく少しだけ交わった。そんな気がした。――「二つの彗星」 「遠くて遠い」父、娘たちのぬくもり、もう会えない人と風景。ひとりの人間として、母として、女として切実に生きる日常を、世界を、愛おしく、 時には怒りにも似た決意を持って綴る。闇から明かりさす世界に向かう、光のような言葉。 亡父・寺尾次郎(字幕翻訳家)について書き、大きな反響を呼んだ「二つの彗星」をはじめ、新聞、雑誌、ウェブ、これまで様々な媒体で書いた文章の他に、大幅に書き下ろしを追加。唯一無二の音楽家・文筆家による待望のエッセイ集。 ※本作品は2026/03/31まで配信していた「彗星の孤独」と同内容です。重複購入にご注意ください。 -
アコーディオン弾きと小さい死神
★チャラン・ポ・ランタン 小春が綴る待望の書き下ろし初エッセイ!★ 唄とアコーディオンの姉妹ユニット「チャラン・ポ・ランタン」の姉・小春、初の書き下ろしエッセイ。アコーディオンを手にして30年。音楽活動、結婚、離婚、再婚、出産、そして今を語る。 《コンテンツの紹介》 ・しゃべらないヤツだった ・終わりは、来ます ・そして暇になった ・最後のロールキャベツ ・電話を切ると死ぬらしい ・ホームレスになりたい ・砂まみれの自宅 ・めちゃくちゃ下手くそ ・パリに行きたいです ・親知らずを抜いた ・なんとなく始まったユニット ・消えたモーゼ ・消えたマネージャー ・火災ライブ ・531台売れた日 ・マロングラッセとチョコレート ・息子、誕生。 ・ゴミ箱を空にする ・小さい死神 ※定価、ページ表記は紙版のものです。一部記事・ 写真・付録は電子版に掲載しない場合があります。 -
ヒゲのガハクごはん帖
画家・山口晃の日常を妻が綴り、それに夫が絵で応える。 山口晃夫妻、初の合作による「食の絵日記」エッセイを書籍化! 人気画家・山口晃のエッセイ漫画『すゞしろ日記』に登場する、「カミさん」こと妻の梅村由美。丸顔で肝が据わっていて、「むはは」と笑い食欲旺盛。夫目線から理不尽の権化のごとく(?)描かれてきた彼女が、ついに筆を執った――! 自宅で、行きつけの店で、旅先で、場所を選ばず発揮される「ガハク」こと山口晃の「食」に対するこだわり。そんな夫との日々を妻目線から綴る文章に、たっぷりの挿画でガハクが応酬する、ウェブメディア「MON ONCLE」の人気連載『ヒゲのガハクごはん帖』を、このたび単行本化。二人の食体験を文と絵の両方から絵巻物のように楽しめる、新感覚のエッセイ本となっています。 収録した17のエピソードは、結婚生活初期の衝撃の料理や現在に至る定番メニュー、チョコやケーキといったおやつ事情、出張制作時のお弁当日記、さらにはヴェネチア、バレンシア、ニューヨークといった海外での体験など、場所もテーマも多種多様。 連載時より大幅な加筆を経て、実に7割超のページが挿画入りという豪華な1冊です。さらに、出張制作時に仕上げた作品1点をカラーで収録! 【著者略歴】 梅村由美 (うめむら・ゆみ) 1968年生まれ、神奈川県出身。1991年東京藝術大学美術学部芸術学科卒業。2002年に画家・山口晃と入籍。コンテンポラリーアートを扱う複数のギャラリーにて約30年間勤務の後、山口のマネジメントに専念し、その活動をサポートする。仕事柄、アートフェアや展覧会などで国内外の出張が多かったこともあり、インドア派のわりには旅行好き。好きな食べ物はすしとそば。2022年よりウェブメディア「MON ONCLE」にて連載中の本作が執筆デビュー。 山口晃(やまぐち・あきら) 1969年東京都生まれ、群馬県桐生市で育つ。1996年東京藝術大学大学院美術研究科絵画専攻(油画)修士課程修了。伝統的な日本絵画の様式を踏まえ、西洋の画材で描く作風で知られる。都市鳥瞰図などの絵画のほか、立体、インスタレーションなども手がける。2023年の東京・アーティゾン美術館における「ジャム・セッション 石橋財団コレクション×山口晃 ここへきて やむに止まれぬ サンサシオン」をはじめとする個展や国内外での作品展示多数。著書に『ヘンな日本美術史』(祥伝社、第12回小林秀雄賞受賞)、エッセイ漫画『すゞしろ日記』(羽鳥書店)、漫画作品『趣都』(講談社)などがある。 -
声の地層 災禍と痛みを語ること
人々の言葉と風景を記録する気鋭の書き手による、「オーラルヒストリー文学」 多くを失い身一つになっても、集えば人は語りだす。 伝える人と、耳をすます人の間に生まれた、語り継ぎの「記録文学」。 「すこしの勇気を持って、この人に語ってみよう、と思う。その瞬間、ちいさく、激しい摩擦が起きる。マッチが擦れるみたいにして火花が散る。そこで灯った火が、語られた言葉の傍らにあるはずの、語られないこと、語り得ないことたちを照らしてくれる気がして。それらを無理やり明るみに出そうとは思わない。ただその存在を忘れずにいたい」(はじめに) 【目次】 はじめに――語らいの場へようこそ 第1章 おばあさんと旅人と死んだ人 第2章 霧が出れば語れる 第3章 今日という日には 第4章 ぬるま湯から息つぎ 第5章 名のない花を呼ぶ 第6章 送りの岸にて 第7章 斧の手太郎 第8章 平らな石を抱く 第9章 やまのおおじゃくぬけ 第10章 特別な日 第11章 ハルくんと散歩 第12章 しまわれた戦争 第13章 ハコベラ同盟 第14章 あたらしい地面 第15章 九〇年のバトン 声と歩く――あとがきにかえて 【著者】 瀬尾夏美 土地の人々の言葉と風景の記録を考え、絵や文章を作っている。東日本大震災のボランティアを機に小森はるかとのユニットで制作開始。2012年から陸前高田市で暮し対話の場作りや作品制作を行う。仙台で土地との協働を通した記録活動をするコレクティブ「NOOK」を立上げ。現在は東京を拠点に災禍の記録をリサーチ、それらを活用した表現を模索するプロジェクト「カロクリサイクル」を進め、“語れなさ” をテーマに旅をし物語を書く。著書は『あわいゆくころ』『二重のまち/交代地のうた』『10年目の手記』(共著)『New Habitations:from North to East 11 years after 3.11』(共著)他。 -
春秋の花
妥協を許さぬ小説や批評の書き手で知られる大西巨人は幼少期より古今東西の詩文を愛好してきた。成長し老境に至るまで折りに触れ愛唱してきた断章は、柿本人麻呂、西行、正岡子規、石川啄木、与謝野晶子、斎藤茂吉、斎藤史、松尾芭蕉、西東三鬼、金子兜太、島崎藤村、三好達治、佐藤春夫、茨木のり子、森鴎外、夏目漱石、樋口一葉、有島武郎、中野重治、小林秀雄、吉本隆明、柄谷行人…と、万葉の世から現代まで幅広く、また意外性すら湛えて季節毎に丁寧に並べ置かれている。 文学を愛する者として人後に落ちない大西巨人が年月をかけ丹精して選んだ詩文の精髄がここにある。 -
涙のアディオス
※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 昭和5年、ペルーに新天地を求め成功をおさめるが、第二次大戦の勃発で不法にも米国強制収容所に拉致され、戦後、米国へ帰化した一庶民の“三つの祖国”を生きた貴重な回想録。「米国における日系中南米人の戦後補償」を大幅増補。 【目次】 口絵 再版への序 まえがき 目次 I 北海道移民の子──わたしの家族と生い立ち── Ⅱ 海外雄飛の夢を追って──東京における苦学の日々── Ⅲ 新天地ペルー──荒木商会の「居候」── Ⅳ 一本立ちを求めて「転進」また「転進」──カニエテの四年間── Ⅴ 忍び寄る暗雲──イーカでの成功と時代の流れ── Ⅵ 吹きすさぶ弾圧の嵐──戦時下の「敵性外人」── Ⅶ あわれな「日本国民軍」──ペルーからパナマの仮収容所へ── Ⅷ 「ユートピア」の試練──アメリカ合衆国、強制収容所の日々── Ⅸ 鉄条網の町から金網の町・シーブルックへ──仮釈放でアメリカ社会の現実ヘ── Ⅹ コンクリートのフロンティア──シカゴでのどん底生活と明日への希望── ⅩI アメリカ化する「不法入国者」──安定したシカゴでの日々── ⅩII 海と太陽の楽園・ハワイ──わたしが求めたもの── あとがき 編者の追記 増補 再版への緬者の追記 アメリカにおける日系中南米人の戦後補償 -
中年男のオックスフォード留学奮戦記
1990年代半ば、英国オックスフォード大学へユダヤ文学研究のため留学した著者の記録。40代目前の「中年男」として異国の地へ学びに行く不安と期待。そして、行く先々で出会うユダヤ人とユダヤにかかわる人びととの交流を描く。 誰の人生にも岐路というものがある。私の場合は、イディッシュ語作家 アイザック・バシェヴィス・シンガーの作品との出会いがそれであった。 ……イディッシュ文学研究が予想もしなかった方向へと私を導いた。 これも私のバシェールト(イディッシュ語で「運命」の意)であろう。 人生とは分水嶺に落ちた木の葉のようなのかもしれない。 イディッシュ語はイディッシュ語を知る前とは全く異なる世界へと私を導き、 一時は死語になると危ぶまれた言語が、私の人生にパノラマのような視野を 与えてくれたのである。これから記すオックスフォード大学での ユダヤ学研究こそ私の人生の分水嶺であった。(「まえがき」より) -
輝きを取り戻す“発達障がい”と呼ばれる子どもたち ゆめの森こども園 愛の関わりと連携の実例集
島根県出雲市にある療育支援施設「ゆめの森こども園」。 そこでは、感覚過敏などで学校に行かれなかったり、生きづらさを感じている子どもたちが、食と関わりによって本来の輝きを取り戻し、いきいきと学校に戻っていくなど、目覚ましい変化を見せています。 そこには、25 年の保育経験を持つ著者の、目の前の子どものSOSを読み取る目と、子どもたち、そしてその家族を、スタッフ一丸となって大きな愛で見守る取り組みがあります。 家庭を巻き込んでの食の改善と、関わり方を変える取り組みで、子どもたちが劇的に回復していく様子を、お母さんの手記と著者の解説で追う実例集。 著者と共に取り組む小学校校長との対談や、著者に寄せられる質問・相談への回答を掲載。 実例と具体的な対応策がつまった本書は、「発達障がい」と診断されたお子さんを持つ親御さんだけでなく、子どもの教育や指導に関わるすべての人に読んでいただきたい本です。 ゆめの森こども園で実践している食の取り組み、ミネラル補給食のレシピつき。 -
サーミランドの宮沢賢治
『銀河鉄道の夜』起筆100年記念出版! エスペラント語で書かれて梵字の捺されたパスポート(旅券)をこの二人は携えている。 地球人がいま銀河系人になる。 ――古川日出男 宮沢賢治の〈北〉とフィンランドの〈北〉が、旅なんて可能なのか、と思える時代にあって可能な限り誠実な旅の中でしなやかにつながり、みんなの〈北〉になっていく。 ――柴田元幸 『銀河鉄道の夜』起筆100年となる昨年2月、朗読劇『銀河鉄道の夜』の活動を東日本大震災後から続けてきた著者は、「北」へ憧れていた賢治の魂と言葉を、最北の地であるサーミランドに連れて行く旅を決行した。真冬には零下30度にもなる北極圏だ。本書は賢治の詩想を追い求めてきた二人が、北の果てで賢治と向き合った旅の記録である。 先住民のサーミの人々が住み、「サーミランド」と呼ぶ地は、「ラップランド」のことだが、サーミ人は「ラップランド」とは決して言わない。現地の目を通して初めて見えてくる差別意識は、賢治が抱いていた劣等感をも浮かび上がらせる。二人は、サンタクロースの町ロヴァニエミから北へ向かい、フィンランド最北の村に住むサーミの詩人イマさんの自宅を訪ねた。トナカイの肉をごちそうになりながら、生活や思想、文化を直接体験し、さらにサーミの聖地である湖の上で賢治の詩を朗読し、その声を土地に響かせた。近代文明に浸かって無意識的に生きている自らに批判的な眼差しを向け、自然観を大きく揺さぶられながら、生と死、〝ほんとうの幸い〟の意味を北の果てで問い続けた旅の終わりに最大の気づきと感動が読者を待ち受けている。 『銀河鉄道の夜』を次の100年に向けて走らせる渾身の書き下ろし! -
初心生涯:私の履歴書
はじめての回顧録 共棲のためのエッセイ 「初心とは初めに物事を決めた時の気持ちや意志を持続することではない。時々の初心、どんな状況にあってもどんな年齢になっても、その時々を初々しく新鮮に生きる境地のことである。」(本書第三部より) 日経新聞連載で反響を呼んだ「私の履歴書」をもとに刊行する、三部構成の自伝エッセイ集(第一部「私の履歴書」、第二部「私の随考録」、第三部「私の人生観」)。 静岡県は清水の材木商の家に生まれ、広沢虎造の浪曲を唸る父親、徳川家で奉公していたという母親、義太夫語りの祖父のもとで育った──幼少期や学生時代の逸話をはじめ、演劇人としての活躍はもちろん、政財界人との関わり等が、貴重な写真とともに語られてゆく。 大自然の気候変動の渦中を「初心の人生」をめざして劇的に生きてきた、世界的な演出家による、はじめての回顧録だ。そしてそれはすなわち、世界の涯てから公共性を拓き、昭和・平成・令和をつらぬいてきた、日本の「劇場文化史」でもある。秘蔵写真・決定版年譜も収録。人間の共棲のためのエッセイ。 -
わからない
四半世紀分のキシモトワールド リディア・デイヴィス、ルシア・ベルリンなど数々の名翻訳で知られる著者は、エッセイストとしても絶大な人気を誇る。本書はデビューエッセイ集『気になる部分』(白水社刊、2000年)以降に様々なメディアに寄稿した、単行本未収録の文章を集大成したものだ。 全三章で構成。第一章は、「前世が見える」という人に教わった著者の前世の物語「わからない」、一度も訪れたことのない場所を精緻な妄想で描写する「ここ行ったことない」等、ヴァラエティ豊かなエッセイを集める。 第二章は、書評の意味を崩壊させてしまった伝説の朝日新聞連載「ベストセラー快読」、子供のころ猿のように繰り返し読んでいた本を今読んだらどうなるのか実験した「もう一度読んでみた」等、本にまつわる文章でまとめた。 さらに第三章として、キシモトワールドのエッセンスを凝縮したようなウェブ日記「実録・気になる部分」等、2000年代の「日記」を収録。いずれの章も、抱腹絶倒、奇想天外、虚実の境をまたぎ越す著者の真骨頂が堪能できる。 危険防止のため、電車の中では読むことをお控えください。 -
佐々木希フォトエッセイ Natural
※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 「ここまで率直に自分のことを話したのは初めてです」 盛らない。飾らない。「ありのまま」の佐々木希を、写真と言葉で紡ぐ「20年に一度」の一冊。 「希望を持って生きてほしい」そんな願いを込め、父親から「希」と名づけられた佐々木希さん。生まれ持った容姿や能力に胡坐をかかず、地に足のついた覚悟のある生き方の背景には何があるのでしょうか。 中学生のときの初めての挫折やつらい現実、上京後の孤独や第二次反抗期。「芸能界は向いていない」と辞めようと思っていた時のこと。俳優という仕事へのやりがいと魅力、結婚と「人生でいちばん幸せ」を感じた出産。夫婦のこと、家族のこと。本書は、「ありのまま」の佐々木希を伝えるために、飾らず盛らず、幼少期からのプライベート写真や撮りおろし写真とともに綴った一冊です。 佐々木希が愛するレストラン全国74軒およびナチュラルワインのワイナリーも紹介! 【本書より】 母一人で家計を支えることになり、経済面での余裕は一切なくなりました。 冬の寒さが厳しい秋田では石油ストーブが欠かせないので灯油代は切り詰めることができず、電気代や食費でいかに節約するか。そんなふうに母が苦労している姿をずっと見ていて「迷惑をかけている場合じゃない。私も家族の一員として頑張らなきゃ」と思い、少しずつ自分にできることを考え留うようになりました。(第1章より) 人生で一番辛い出来事を経験し、家族みんなで少しずつ乗り越えてきたからこそ、きっと今の私のたくましさがあるんじゃないかなと思います。(第1章より) 「佐々木希」という存在は、自分一人で成り立っているものではない。事務所のスタッフさんはもちろん、現場でご一緒するすべての方に支えられているのだと、改めて実感していました。(第2章より) 結婚の翌年の2018年に第一子を出産。出産当日は、夫と母が立ち会い、幼なじみの直ちゃんも来てくれました。(中略)息子の元気な泣き声を聞いた時は、ようやく生まれてきてくれたんだと力が抜けたと同時に、今までに味わったことのない幸福感に包まれたのを覚えています。 人生でいちばん幸せだと感じた瞬間でした。(第3章より) 自分の人生だから自分で決めたい。 寂しい気持ちもあるけど、自分の決めた選択によって離れてしまう人がいるなら、それは仕方がないと思います(第3章より)。 -
縄文力
YouTube登録者数21万人超え 週末だけ縄文生活をおくる人気YouTuberが語る人類最初の“ものづくり” ※この電子書籍は固定レイアウト型で配信されております。固定レイアウト型は文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 石ころからナイフを。土くれから鍋を。雑草から服を。 自然にあるものから、縄文人は「生きるためのすべて」をつくり出した。 文明なしには生きられない我々が、今こそ学ぶべき「原始の知性」。 縄文の目で自然を見つめ直すと、身近な世界が「宝の山」に見えてくる! -
ディストピアの片隅で、ひとり缶ビールを開ける
お酒と散歩とディストピアを愛するVTuber敷嶋てとらが綴る、 ひとりで飲み、旅し、ただ「自分がどう感じるか」を大切にする時間。 旅にも人生にも効率的な正解を求めず、自分だけの景色を探すエッセイ。 香港、下北沢、上野……古い街の隙間に迷い込む感覚を手がかりに、活動初期の記憶、はじめての海外旅行、バンドサークルと音楽、ひとりでいることの意味を静かに掘り下げる。 さらに、サワーエール、ランビックといった酸っぱいビールの世界、GINのアレンジや楽しみ方、クラフトコーラレシピなど、お酒好きにはたまらないコンテンツも充実。Vlog散歩マップ、楽曲・MV一覧など、ファン必携の保存版コンテンツも収録。 -
毒愛
大ヒット恋愛リアリティショー参加で話題の“金髪刺青メンヘラ女”乙葉が初めて明かした衝撃の半生――! 勉強熱心な家庭に生まれ、中学まで「オール5」の優等生として育ってきた乙葉。高校は特待生として進学校に進むも、母親からの束縛や過干渉にフラストレーションがたまり、“ある事件”をきっかけに、非行への道を爆走することとなる。毒親、歌舞伎町、パパ活、整形、香港での逮捕・収監。愛に溺れて、愛を探して、愛に狂う――歪んだ愛とともに育った人生の記録。 バカにしながら読んでほしい、このカス人生を――小野乙葉 プロローグ 第一章 ママの呪縛 第二章 東京、パパ活、整形 第三章 事件 第四章 歌舞伎町と捜索願 第五章 海外逃亡 第六章 収監 第七章 再生 第八章 メンヘラ上等 -
影まで愛して
わたしの人生は秘密だらけである―― これまで一度も明かしてこなかった本音を、 等身大の言葉で綴った、影山優佳初のエッセイ集! 本書はアイドルグループ卒業後、俳優として活躍する影山優佳さんによる初のエッセイ集です。「本当の自分=影を伝えたい」という思いを込め、「ほめ言葉をそのまま素直に受け取れない自分」「自分に限界をつくり諦めてばかりの自分」 といった……「本当の影山優佳」を文章で明かしています。 巻末には購入者だけが楽しめる撮り下ろし写真による「袋とじ」ページなど、影山さんのビジュアルも存分に楽しめる一冊です。 【「はじめに」より】 私の名前は影山優佳。2001年5月8日生まれ。 14歳でオーディションを受け、15歳の誕生日に合格して、アイドルになりました。 そして現在、25歳。気づけば芸能活動も10周年を迎えています。 長い間私は、人生における命題は「完璧に近づくこと」だと思っていました。 とりわけ、人に見られる職業であるアイドルは、 その語源とされるi d o l(=偶像)に倣って、 人々が求める理想形であるべきだと、強く、強く信じていました。 明るくて溌剌としていて、聡明で、期待以上の結果を出し続ける。 時には人がやりたがらない役目もすすんで背負い、目的に向かってまっすぐ遂行していく。 そういう姿こそが人を魅了するのだと。 けれど、その輝かしい理想は、私の中でいつしか凝り固まった固定観念に変わっていきました。 「これは人に見せない方がいい」と判断した自分の特徴は、 やがて「絶対に見せたくない恥ずかしい部分」へと変容し、 その部分はまるでブラックホールのように、私の内側でどんどん巨大化していったのです。 嫉妬。劣等感。不安。愛。怒り。期待。 これらの「痛覚」が、軒並み阻害されて、感情にぼこぼことクレーターがあるような感覚です。 「すごいね」と言ってもらえて、承認欲求が満たされていくたびに、 不思議なことに、私が私でなくなっていくように感じられていきました。 ただ、ここで一つ言っておきたいことがあります。 皆さんに見せていた部分も、紛れもなく私自身だということ。 懸命に背伸びをしていた私を応援してくださったファンの皆さんを、 私が裏切ってしまうような話ではまるでない、ということです。 このエッセイには、そんな私の影の部分がたくさん登場します。 -
黙ってはいられません(きずな出版) 正しい未来に変えるために
いまの社会に「どこかおかしい」と感じることはありませんか。デヴィ夫人は、自身の体験を通して、動物の命の問題や報道のあり方、制度の使われ方などについて、率直な言葉で問いかけます。難しい話ではありません。けれど、ふだん見過ごしてしまいがちなことに、そっと光を当ててくれる内容です。実際に起きた出来事をもとに語られるからこそ、その言葉には現実の重みがあります。また、命を守るために何ができるのか、具体的な提案も示されています。読んだあと、「自分はどう考えるだろう」と、自然に立ち止まる時間が生まれるはずです。この本は、何かを押しつけるものではありません。ただ、読む人が自身の考えを見つめるきっかけを、静かに差し出してくれる一冊です。 -
ブドウ畑の傍らで暮らす
都市を離れ、ブドウ畑の傍らで暮らす――。ヴィラデストワイナリーを開き、千曲川ワインバレーの発展を見つめてきた玉村豊男が、ワインづくり、農業、土地、食卓、そして人生後半の生き方を語る。利益や名声のためではなく、自分の望む暮らしを実現するためにブドウを育て、ワインを造る人びと。小規模ワイナリーに挑むパイオニアたちの姿を通して、ワインが土地の個性を映し出すこと、農業が暮らしを支えること、好きなことに熱中できる幸福が描かれる。ワインを愛する人はもちろん、移住、田園回帰、これからの働き方に関心をもつすべての人に贈る、味わい豊かなエッセイ。 [目次] 窓から見えるワインの畑 ワインバレーとワインアカデミー 新しい世界観 ライフスタイラーの誕生 パイオニアたちの未来 医者よりワインが大事な理由 好きなことに熱中できる幸福 ワインに優劣はない ワインづくりは農家の仕事 ワインはその土地の個性を表現する ヴィンテージはその年の思い出 ワインは世界のどこでもできる 熱帯でワインを造る 新緯度帯のワイン 北海道から沖縄まで column ノアの方舟がアララト山に漂着した理由 その土地でできる酒を飲む 「酒」とだけ言えば酒が出てきた時代 日本酒とワインの文法 マリアージュ神話の誕生 飲むためのワインと売るためのワイン フランス農民が飲んでいたワインもどき ローマ帝国の経済基盤 中世のワインブーム 売るためのワイン造り 鉄道が変えたワイン地図 ワインはライフスタイル ソムリエは宮中晩餐会 酔っ払ってはいけない酒 食中酒の意味 アペロの時間 column 自然なワイン不自然なワイン ワイナリーオーナーという生活 小規模ワイナリーの経済学 農業は拡大ではなく持続をめざす 産業革命以前の暮らし 新しい投資の視点 投資家が求めるもの 自分にできないことを応援する 一歩進めば景色が変わる 流通から旅行へ 農業をベースにしたライフスタイル 百年後の産業革命 人口減少時代の田園回帰 column 地球温暖化とワインの未来 おわりに――ブドウ畑は誰のもの -
女遊び
40年経っても、私たちはまだその「4文字」を正しく呼べない。 社会学者・上野千鶴子氏が40年前に世に放った衝撃のエッセイ集『女遊び』が、今、再び復刊されます。 本書の帯に躍るのは、あまりにもストレートで、それでいて私たちが無意識に避けてきた問いです。 「なぜ『お〇〇こ』と伏せ字にしなければ、この本を手に取ることさえ躊躇われるのか」。 女性の性器を指すたった4文字の言葉を口にすることは、まるで重いタブーを破るかのような「恥ずかしさ」を伴います。 かつて「4文字学者」とまで呼ばれた上野氏は、なぜ私たちがこれほどまでに言葉に狼狽し、 特定のパーツの名前を言うだけで周りから変な目で見られてしまうのか、その「世の中のルール」の正体を鋭く分析しています。 「男らしさ」「女らしさ」という呪縛を解き明かす 女性の体の一部は、長い間「口に出してはいけないもの」として封じ込められてきました 。 その結果、多くの女性が自分の体のことを自分の言葉で語れず、正体不明のモヤモヤを抱え続けてきたのです。 本書は、性、暴力、老い、そして母性といった重いテーマを、 単なる感情論ではなく「社会の仕組み」という視点から客観的に、時には毒舌なユーモアを交えて笑い飛ばします。 40年前の問いは、今のあなたにどう響くか 「あれから40年。フェムテックが登場し、「生理の貧困」が言われても、いまだに「月経」を「生理」と婉曲語法で言い換えなければならない現実。 セックスのハードルはこんなに低くなったのに、女性があからさまに性経験を語ることがまだまだ顰蹙を買う状況。 性被害はようやく語れるようになったが、快楽について語ればいまでも「ヤリマン」「ビッチ」と呼ばれかねない傾向。」(本文より) 40年間で、性を巡る環境は本当に変わったのか、あるいは変わっていないのか。 それを判断するのは、現代を生きる読者自身です。 -
小説教室 忘れられない小説を書く
テーマ探しは時間の無駄。アイデアのストックも無駄。キャラクターの紹介文は不要……。「着想」「文章」「人物造型」「ストーリー」「演出」という、小説を書くにあたって不可欠な要素を項目別に語り尽くした講義録に加え、自身の代表作である「五色の舟」の徹底解題を併録する。並ぶ者なき巧手が、小説を書くこと、読むこと、そして語ることに興味のあるすべての人びとに贈る、小説講座の新しいスタンダード!/【目次】■着想について語る■Ⅰ テーマ探しは時間の無駄/Ⅱ 『ベルばら』は『リボンの騎士』である/Ⅲ 書き方を律して得られるもの/Ⅳ ピーマンと延長コード/Ⅴ 筆を置くべき瞬間/Ⅵ オセロ・ゲームとして振り返る/■文章について語る■Ⅰ 手法のガラパゴス化/Ⅱ 反復がリーダビリティを妨げる/Ⅲ 省略美と符号/Ⅳ 仮名交じりの背景/Ⅴ 文体は作家の美貌/Ⅵ 主観の幻灯/Ⅶ なぜ鏡花は偉大か/■人物造型について語る■Ⅰ「作らねばならない」は思い込み/Ⅱ 人物の背景は台詞に書く/Ⅲ 複数の役割を兼ねさせる効果/Ⅳ のらくろにはのらくろのリアリティ/Ⅴ ピンチの作り方でキャラクターが決まる/■ストーリーについて語る■Ⅰ ストーリーの終わり方とは何か/Ⅱ ストーリーは場面である/Ⅲ ストーリーは前から書く/Ⅳ 短編小説は「パラダイムシフト」以前である/Ⅴ「書くのが面倒な因果関係」を書く/Ⅵ 無意識にこそ美貌が隠れている/■演出について語る■Ⅰ 演出とは驚きである/Ⅱ 邪魔者という存在を作る/Ⅲ 描写の演出法/Ⅳ モチーフの復活/Ⅴ 象徴するアートを念頭に置く効果/Ⅵ 短編を長編に成長させるこつ/■「五色の舟」を語る■/作家を目指す人たちのための恋愛論/ジョナサン・キャロル『パニックの手』解説/佐々木丸美『水に描かれた館』解説/ブログ全盛の時代にこそ 三島由紀夫『文章読本』/『屍者の帝国』(伊藤計劃、円城塔)書評/津原泰水 著作一覧 -
深夜高速バスに100 回ぐらい乗ってわかったこと 増補新版
*電子版特典:書き下ろしエッセイ「自分の本を誰かが読んでくれるということ」収録! *作品内の写真・イラストは電子版特別仕様でオールカラー掲載! ─────────────── お金はないけど時間はあった。訪れるのは、地味で控えめな場所ばかり。だけど、「これは絶対楽しい」。 老姉妹で営む喫茶店、昼スナックでのカラオケ、廃車バスのラーメン屋、銭湯鏡広告の代理店、四つ手網小屋での宴、誰も知らないマイ史跡……。「日常」を切り取るライター・スズキナオによるなにげない旅と生活の記録。 高橋源一郎、岸政彦、平松洋子らに激賞されたデビュー作に書き下ろし「深夜高速バスに7年ぶりぐらいに乗ってわかったこと」を加えた、待望の増補新版ついに刊行。 日本民俗学の父、柳田國男は「常民」という言葉を作り、彼らこそがこの国を支えてきたとした。消え去ったように見えた「常民」。だが、彼らは生き延びていた。いや、再発見されたのだ。スズキナオのこの本の中で! ───高橋源一郎(小説家) 検索してわかった気になっていたけど、この世はこんなにいろいろだってことを教えてくれる。 ─── 林 雄司(「デイリーポータルZ」編集長) ただ座って飲んでるだけで、知らない人から話しかけられるひと、というのがいる。 スズキさんがそんなひとだ。ちょうどよい温度の風呂のようなひと。 その場に溶け込むくせに、意外に人の領域に入り込んでくる。 正直、羨ましい。 とにかく、これめっちゃいいので、みんなに読んでほしい。 これが生活史だ。 ───岸 政彦(社会学者) まえがき 第1章 さっきまで隣にいた人がまったく関係ない人になって消えていくその瞬間がいつも不思議だーー人 東京―大阪、深夜高速バスに100回ぐらい乗ってわかったこと 並んでも食べられないラーメン! 友達の家の「家系ラーメン」を食べてきた あなたの知らない「昼スナック」の世界 銭湯の鏡に広告を出した話 第2章 今、自分が居心地いいと思える場所を探して、少しでも長くその空間を味わって記憶しておけるように、きっとこれからも歩き回るのだーー店 芝田真督さんと変わりゆく神戸の町を飲み歩く 71歳のおじいちゃんが作るハンバーガーは全国3位 本当に営業中なのかわからない食堂「伊勢屋」のラーメンがうまい 東京ラーメン遺産 「福寿」の店主に会いに行く 廃車になったバスの中で絶品の和歌山ラーメンを食べてきた 第3章 目的地まで移動してる時というのは、人間にとって一番の許された時なんじゃないかーー旅 “たこせんべい”の楽園 明石~淡路島たこせんの旅 六甲山系の登山道を自力で整備した「えっちゃん」のモダン焼きを山頂で食べる 三重の離島にある「ロンク食堂」で旬の魚とゆるやかな時間を味わう 瀬戸内の海小屋で漁&自炊「四つ手網」体験記 ジャンボフェリーはもはや海上の酒場だ 第4章 偶然の出会いを活かし、半額肉だけで焼肉パーティーをやってみたら楽しいのではないかと、ふと思ったーー調査 スーパーの半額値引き肉だけで半額焼肉パーティー 「お鍋キュー」のひそかな楽しみ カップヌードルに入れるとおいしい漬け物を検証 「唐揚げ何個食べた?」レベルまで飲み代を厳密に割り勘する飲み会はどうか 第5章 この店で過ごす時間は、新型のスマホと違って並べば手に入るものではないのだーー酒 大阪の瓶ビールはどこまで安い? 大人の休日、動物園飲み 見慣れた風景が違って見える「チェアリング」の楽しみ 野毛の名酒場「武蔵屋」の最後の姿を見に行く 店選びを自分の父親に完全に任せるハシゴ酒 第6章 私が知らなかったこの町は、こうしていつもここにあった。私がいなかっただけだったのだーー散策 誰も知らないマイ史跡めぐり チャンスがなければ降りないかもしれない駅で降りてみる としまえんに行ったけど入れなかった人のために ディズニーランドに行ったけど入れなかった人のために 終電を逃したつもりで朝まで歩いてみる 名前のないラーメンを探して 書き下ろし 深夜高速バスに7年ぶりぐらいに乗ってわかったこと -
新幹線から見えたすき家へカレーを食べに行く
*電子版特典:書き下ろしエッセイ「初めて行く街でパチンコ併設系ちゃんぽんを食べる」収録! *作品内の写真・イラストは電子版特別仕様でオールカラー掲載! ─────────────── 新幹線の車窓からの風景。誰かが暮らす町、自分の知らない店、会ったことのないたくさんの人々。 ちょっとセンチな気分で「眺めていただけ」のそんな場所へ、実際に行ってみたらどんな気持ちになるだろうか――。 旅・人・店・趣・食……歩いて飲んで記録する、<令和エッセイの名手>スズキナオのなんだかちょっと不思議な「旅」の記録。 話題となったデビュー作『深夜高速バスに100回ぐらい乗ってわかったこと』の続編となる最新エッセイ集。 危ないです。この本を読んだら、生活のすぐ側に、とんでもなく面白い”未知”が広がっていることに気がついちゃうじゃないですか。普段は降りない駅でふと降りたくなっちゃったらどうするんだ! もう! ───オモコロ 原宿 ひとりでいることの豊かなさみしさと、誰かといることの大切なあたたかさ。すみずみが、優しく見つめられ書き出されていく。 ───エッセイスト 古賀及子 まえがき Ⅰ 自分の知らない町にたくさんの人が暮らしていることが不思議になる――旅する 新幹線から見えたすき家へカレーを食べに行く 電車の窓からやけに見晴らしのよさそうな公園が見えたので行ってみる 半年前に駅前で見かけた食堂がどうしても気になるのでまた行った 行けなくて悔しかった古い食堂にやっぱりもう一度行ってみた 何度も見ていたはずの銅像を見てウオー! と叫ぶ 山形県米沢市の食堂系ラーメンが好きで仕方がない 琵琶湖にある沖島に伊勢大神楽が来る日 Ⅱ 思いがけず人生の新しい一章がスタートした気がする――試みる 「友達が遠くから近づいてくるとうれしい」を何度も確かめる 空っぽのダンボールをみんなで運んで仲良くなる 「15年間すき焼きを食べていない」という友人とすき焼きを食べに行く 知らない部屋の台所に立ってしゃぶしゃぶを食べた夜 パチンコ店に併設されている食堂のラーメンばかりを食べ歩く 甲子園とはまた別の世界!「軟式」の高校野球選手権大会を見てきた Ⅲ 8月も終わりに近づいた頃、久々に宇宙を訪ねた――食べる 宇宙の全メニューを知り尽くす 大阪の人たちがずっと気になっているけど入れない店に行ってきた 関西一の酷道! 暗峠にある「峠の茶屋 すえひろ」が最高だった 一年のうち正月だけ開く茶屋へ飲みに行った 屋台のラーメンが食べたくて追いかけた 大阪の居酒屋で教わった「赤飯ベスト3」 夏だけの貴重な味「メジカ」を食べに高知に行って驚く Ⅳ 54年間ずーっと繋がってんねん。でもな、3日過ぎたら忘れんねんって――生きる 閉店したスナック「ブスの店 杏」の長い歴史をママに語ってもらった 日本最古級の地下街「有楽名店街」の最後を見届けた人、Towersさんに色々聞く 24時間営業でセルフスタイルのうどん屋「惑星のウドンド」のこと あとがき -
虹はいまだ旅の途上
「正史」や「正典」に刻まれない、小さな声を拾い集めて―― バンクーバー、ソウル、チューリッヒ、アムステルダム、パリ。台湾で生まれ、日本で生きる芥川賞作家が、五つの都市をクィアに旅した2024年の記録。 “台湾で生まれ、日本で生活し、日本語と中国語を主要言語とし、アジアからほとんど出たことがない私は、欧米発祥の「クィア」という言葉とそれにまつわる諸文脈から切り離され、長い間、断絶を余儀なくされてきた。しかしバックラッシュは文化や言語、国家の境界線をものともせず、世界規模の波となって襲ってきた。である以上、私も自身の文脈を、クィアの歴史という文脈にもう一度接続し直さない限り、バックラッシュの正体を見極めることができない。これから記すのは、いわば「文脈を繋ぎ直す」ための旅だ。”(プロローグより) -
まりさんの異界語入門講座 ~私が妖精と出会うまで~
※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 異界とつながる“言葉”は存在するのか。 本書は、ふとした縁から「妖精と話すための言語=異界語(ピト語)」を学び始めた著者が、その文法や仕組みを解き明かしながら、やがて実際に妖精や精霊の存在を体験していく過程を描いた物語です。 会話の録音記録をもとに構成されたストーリーは臨場感に満ち、挨拶や助詞、時制の表現まで具体的に解説される言語パートは、まるで本当に“入門講座”を受けているかのよう。 これは空想か、それとも新たな言語研究の記録か。 読者自身の感覚が試される一冊です。 -
あすへの記憶
2月の日経朝刊「私の履歴書」が注目を集めた、日本のドキュメンタリー写真の第一人者として知られる著者の待望のエッセイ集。世界各地で戦禍を生きる人びとに寄り添ってきた半世紀にわたる撮影秘話が一冊に。それは分断が進む世界を生きる我々一人ひとりに警鐘を鳴らす「あすへの記憶」でもある。 戦争は終わっても終わらない。 生涯にわたって人々の「踏み潰された」記憶は心の奥に残り続ける――ベトナム戦争で使われた枯葉剤の後遺症に苦しむ人たち、ポル・ポト時代のカンボジアと圧政が今も続くミャンマー、広島・長崎の被爆者と被爆二世、アウシュヴィッツからの生還者、アフガニスタン戦争のロシア人帰還兵、沖縄戦の知られざる痕跡、コソボ難民、ウクライナのチェルノブイリと福島の原発事故のその後……あわせて世界各地に残る土着の習俗や信仰、伝承されてきたものづくりなど民族学的なテーマを追求することで「あすへの記憶」は重層性を帯びる。 撮影対象とは長年親交を結び続け、広島の被爆者家族との30年にわたる交流を細やかに丁寧に綴った一篇からは、戦争報道からこぼれ落ちてしまう家族のつぶやきまで聴こえてきて圧巻である。 -
しるもの読物
今日も「しるもの」はあなたの傍にあるーー食にまつわる文章の名手・木村衣有子が、四季の「しるもの」にまつわるエッセイ、ブックエッセイに連作短編小説で描く意欲作! 味噌汁、シチュー、冷や汁、コーンスープ、コーヒー、紅茶、めんつゆ……四季折々の「しるもの」にまつわる風景を、エッセイ、ブックエッセイ、連作短編小説で描き出す、著者の新境地! 帯コメント:滝口悠生(小説家) 季節、土地、時代によって形を変える「しるもの」。 その味つけや具材や歴史に思いをいたし筆を向ければ、言葉もまた、ときに随筆に、ときに小説に、と形を変える。 これぞ文芸の椀。 【目次】 早春 豚肉とベーコン・シチューの壁・胡麻すりと豚汁・パンと白いシチュー 初夏 トマトの皮と色・きゅうりのしるもの・ミネストローネの柄・スコール、冷や汁 盛夏~初秋 とうもろこしの第一印象・アンディ・ウォーホルを知った頃・めんつゆ現代史・自販機とおさげ髪・クリームチキン味・うどんスープ 秋 百合子の果汁、私のジャム・コーヒーをはかる・紅茶の入口・りんごジュースをあたためる・ペアマグ 冬 出汁と味噌の近況・味噌汁の具を読む・インスタントラーメンをえがく女たち おにぎり屋の味噌汁・豆腐・そばやの中華そば・レシピの行間を読む料理本・本の中の味噌汁論・器 【著者】 木村衣有子 作家。1975年栃木県生まれ。主な著書に『家庭料理の窓』(平凡社)、『味見したい本』(ちくま文庫オリジナル)、『BOOKSのんべえ』(文藝春秋)、『生活は物語である 雑誌「クウネル」を振り返る』(BOOKNERD)、編著に『昭和 女たちの食随筆』(中公文庫オリジナル)がある。リトルプレス『私的コーヒーAtoZ』『ピロシキビリヤニ』『底にタッチするまでが私の時間 よりぬきベルク通信 1号から150号まで』も好評発売中。 -
問いつめられたおじさんの答え
子どもに聞かれたら困るその質問、おじさん=漫画家・いがらしみきおが答えます! 各界の大人からの質問も併録。 耳の聞こえないひとは、どうやって聞くの? どうしてみんな、携帯ばっかり見てるの? 家族って、なんですか? どうして嘘をついちゃいけないの? どうしてこんなに暑いの? 友だちって、必要? 勉強って、役に立つの? 人はどうして死んじゃうの? ――子どもに聞かれたら困るその質問、おじさん=漫画家・いがらしみきおが答えます! 「webちくま」(筑摩書房)の人気エッセイ連載、待望の書籍化。 東日本大震災とコロナ禍を経て、『ぼのぼの』『I【アイ】』の漫画家・いがらしみきおがまっすぐ、そしてユーモラスに、素朴な疑問への答えと世界への向き合い方を綴ります。 子どもの「人生最初の疑問」に寄り添い、いがらしさんの作品に繰り返し描かれてきた「生まれてくること、生きていることの不思議さとよろこび」に大人を立ちかえらせてくれる一冊です。 各界の大人たちからの書き下ろし質問への回答を併録。 【目次】 【問いつめられたおじさんの答え】 耳の聞こえないひとは、どうやって聞くの? どうしてみんな、携帯ばっかり見てるの? どうして学校に行かなきゃいけないの? 家族って、なんですか? どうして嘘をついちゃいけないの? どうして動物はしゃべらないの? どうしてお腹がすくの? どうしてこんなに暑いの? お酒って、おいしい? 友だちって、必要? 勉強って、役に立つの? 人はどうして死んじゃうの? 【大人からの質問】 イ・ラン(シンガー・ソングライター/作家/映像作家) 牟田都子(校正者) 辻山良雄(書店「Title」店主) 大森時生(テレビ東京プロデューサー) 穂村弘(歌人) 水野しず(POP思想家、文筆業) 金子由里奈(映画監督) 玉置周啓(MONO NO AWARE) 根矢涼香(俳優・写真家) 佐々木敦(思考家/批評家/文筆家) 乗代雄介(作家) 品田遊(小説家) 榎本俊二(漫画家) 上田信治(俳人) ぼく脳(アーティスト) あとがき 「問いつめられたおじさんの答え」とは 【著者】 いがらしみきお 1955年宮城県中新田町(加美町)に生まれる。代表作に『あんたが悪いっ』(1983年漫画家協会賞優秀賞)、『ぼのぼの』(1988年講談社漫画賞)、『忍ペンまん丸』(1998年小学館漫画賞)、『I』、『羊の木』(2015年文化庁メディア芸術祭漫画部門優秀賞)、『誰でもないところからの眺め』(2016年漫画家協会賞優秀賞)など。『ぼのぼの』はフジテレビ系列でアニメ放映中。『ぼのぼの』連載40周年を記念して韓国で「ぼのぼの展覧会」が開催される。仙台市在住。 -
ブルックリンの子守唄 耳をすませば命の音が聴こえる。
大江千里のNY音楽暮らしを綴る人気エッセイの最新作。 ポップミュージシャンとして活躍していた大江千里が日本での音楽活動に終止符を打ちNYへ音楽留学した2008年。 そのときから、常に寄り添い、音楽ツアーにも同行していた愛犬のぴーす。 大江がNYで立ち上げた会社「PNDレコーズ」は「Peace never Die. 」から取った名。 そのぴーすが2024年に天国に旅立った。 相棒を亡くし深い喪失感に襲われ、それでも前を向いて生きていかないといけない。 そんなとき、ずっと考えていた「森山良子さんと日本語JAZZを一緒に作る」という思いが実現することに。 音楽と深く向き合うために、人生の仕切り直しをして、体の点検もしたら結構な食物アレルギーだったことが発覚。 命のこと、家族のこと、自身の身体のこと、そしてJAZZ第2章……。NYでの音楽暮らしはまだまだ続く。 【大江千里コメント】 「18年前ぴーすと渡ったNY、コロナ禍が過ぎ、彼女とサバイブする最後の日々。 君に会いたいと今も思う。 しかし1人になったパパがPositiveなカラダとココロで生きる再生変化の物語は既に始まってる。」 -
人生はとんとん―成田昭次自叙伝―
50歳を超えて精力的に活動しチャレンジを続ける成田が語る、男闘呼組活動休止、逮捕、芸能界引退、そして奇跡の復活。舞台裏にあった熱き想いと涙。すべての成田昭次ファンに贈る著者渾身の一冊! 引っ込み思案だった幼少期、兄の背中を見て飛び込んだ芸能界、男闘呼組デビューの裏側、突然の活動休止、2009年大麻所持で逮捕。愛する兄の自死。地元・名古屋の工場で働きながら、ようやく築いた平穏な毎日。そして、2019年男闘呼組メンバーとの運命の再会。安定した生活を捨て、2022年男闘呼組再始動・・・。知られざる半生のすべてを赤裸々に語る。男闘呼組メンバーである岡本健一、高橋和也、前田耕陽のコメントも収録。Myojo10000字インタビューのスタッフが集結。本書の口絵には、『明星(Myojo)』でデビュー前から成田昭次を撮り続けてきたカメラマン井村邦章による撮り下ろしカットを掲載。 -
心を極める THE DIAMOND CUTTER
ビジネスの成功、心の豊かさ、そして人生の深い幸福――。 それらを無理なく同時に手に入れるための“再現性ある方法”を示すのが『心を極める』です。 根底にあるのは、2500年前の『金剛般若経』が説く「潜在性」という視点。 私たちの経験・成功・問題・人間関係は、すべて“心に植えた種”から生まれる――この古代の洞察を、ビジネスの現場で検証し、実践の技法としてまとめた一冊です。 著者ゲシェ・マイケル・ローチは、プリンストン大学を首席で卒業後、25年の修行を経てチベット仏教最高学位ゲシェを取得。師からのすすめでダイヤモンド業界へ飛び込み、知識も地位もない状態から国際企業を築き上げました。その成果の背景にあったのが、仏教の智慧をビジネスに応用する独自のメソッドです。 扱うテーマは、利益の生み出し方、問題解決、組織運営、健康管理、人生の意義づくりまで多岐にわたりますが、すべては「心の種」が現実を形づくるという一本の軸につながります。精神論ではなく、行動すれば結果が変わることを教えてくれる“実務書”といえます。 ■目次 まえがき ― 心を極める 日本語版 周年記念版への前書き 第1の目標:お金を生み出す ・第1章 教えの源泉 ・第2章 『金剛般若経』の意味するところ ・第3章 『金剛般若経』の成り立ち ・第4章 森羅万象に隠された“潜在性” ・第5章 潜在性を引き出すための原則 ・第6章 私の人生に潜在性を活かす方法 ・第7章 相関 ― よくあるビジネスの問題と真の解決策 ・第8章 真実の誓願 第2の目標:お金を楽しめる身体と心をつくる ・第9章 瞑想で始める1日 ・第10章 心を澄ませ、齢を重ねるほどに健康に ・第11章 サークルデイ ― 長期的成功に欠かせない秘密 ・第12章 問題の空 ― 問題をチャンスに 第3の目標:振り返ったときに価値ある人生だと確信する ・第13章 シャーリーの死 ・第14章 人生を意味あるものにする究極の方法 ・第15章 無限の富を生み出す経済学 ダイヤモンドを磨く:成功への3つの極意 ・世界の成功者たち ― 5つの目標達成への道 推薦のことば おわりに 『ダイヤモンドの智慧』の実践者たちから -
贈り物の本
あなたの「忘れられない贈り物」はなんですか? 読むと、誰かを思い出す。 うれしさ、心温まる記憶、懐かしい風景、かすかな痛み、複雑な思い。 作家・詩人・ミュージシャン・俳優・漫画家など37人が、大切な記憶を持ち寄る、書き下ろしエッセイ集。 *** 【目次】 ・「キャサリンという贈り物」川内有緒 ・「受け取る深さ」斎藤真理子 ・「流氷のかんづめ」山崎ナオコーラ ・「白いもらいもの」名久井直子 ・「贈り物は難しい。」後藤正文 ・「鯛焼き」渡辺尚子 ・「娑婆は桜」武塙麻衣子 ・「バウムクーヘンと熱意」武田砂鉄 ・「母と蝶」青木奈緖 ・「要らない部分がある子供服」こだま ・「ヤクザと贈り物」鈴木智彦 ・「しわっとしたお札」佐藤ジュンコ ・「今夜、すべてのバーで」村井理子 ・「祖母の着物、祖母の記憶」安達茉莉子 ・「うなぎで釣竿を釣る」美村里江 ・「別れのダンス」金井真紀 ・「戻ってきた文庫本」青山ゆみこ ・「生まれてはじめての贈り物」西淑 ・「祖母としての私に贈られた万年筆」頭木弘樹 ・「お返し」浅生鴨 ・「それはもう愛」植本一子 ・「ずっしりと、重く」古田徹也 ・「緑の靴」近藤聡乃 ・「宛名のない場所」白川密成 ・「祖母の長財布」高橋久美子 ・「プレゼントロイヤルストレートフラッシュ」サンキュータツオ ・「ポカリ遺跡」藤岡みなみ ・「ホンダCD125-T」吉村萬壱 ・「差し入れ」日野剛広 ・「不器用を、自信を持って贈ります」古賀及子 ・「猫たち」田尻久子 ・「贈ったり贈られたり」辻山良雄 ・「贈られた小説」有松遼一 ・「持っていき」牟田都子 ・「夜明け前の戦いを贈ります。」和合亮一 ・「見えない贈り物」若松英輔 ・「はるちゃんの動画」くどうれいん *** -
光と糸
世界は、なぜこれほど暴力的で、同時に、なぜこれほど美しいのか? 著者自身が構成を編み上げた、ノーベル文学賞受賞後初の作品がついに刊行。光へ向かう生命の力への大いなる祈り。 「最初から最後まで光のある本にしたかった」 ――ハン・ガン 「人間性の陽溜まりと血溜まりと。その二つが常に隣り合っていて、どちらかへ行こうとしたらもう一つも絶対に通らなくてはいけない。ハン・ガンの小説にはそんなところがある」 ――斎藤真理子 ノーベル文学賞受賞記念講演「光と糸」全文、創作についてのエッセイ、5編の詩、光を求めて枝葉を伸ばす植物をめぐる庭の日記、そして著者自身による写真を、著者自らが編んだ、ハン・ガン自身によるハン・ガン。 過去が現在を助けることはできるか? 死者が生者を救うことはできるのか? ――本文より ***** 目 次 光と糸 いちばん暗い夜にも 本が出たあと 小さな茶碗 コートと私 北向きの部屋 (苦痛に関する瞑想) 声(たち) とても小さな雪のひとひら 北向きの庭 庭の日記 もっと生き抜いたあとで 訳者あとがき ***** -
わが人生に悔いなし
大人気連載が待望の書籍化! 波乱万丈の人生に感動の声多数! 各界著名人の貴重な証言、記録が満載。 多くの人にとって「人生の教科書」になる1冊です。 目次 はじめに 第一章 死の側から生の世界を見る、という視点 横尾忠則 第二章 "メタボ老人"大返上で、再びエベレストへ 三浦雄一郎 第三章 宴会みたいな世界で本を作っています 椎名 誠 第四章 何足ものわらじを履いて、やりたいことは全部やる 川淵三郎 第五章 血のにじむような努力で私が手に入れたもの デヴィ・スカルノ 第六章 いつだって面白がりたい 佐藤愛子 第七章 趣味は仕事! 次々に湧くアイデアをひたすら作品に クリヨウジ 第八章 胸に残る母の言葉「いつも笑顔でいなさいね」 海老名香葉子 第九章 がんばらないといいながらがんばってきたけれど 鎌田 實 第十章 一生かけて日本人の音楽を守ってきた 船村 徹 第十一章 豊かな人生には「発酵」が必要です 小泉武夫 第十二章 屋根裏部屋で弟たちに描いた絵が原点 ちばてつや 第十三章 どんなときも歌だけは手放さなかった 舟木一夫 第十四章 昼も夜も、寝ていても酒のことを考えて 農口直彦 おわりに -
クリスマス・イヴの聖徳太子
わたしの言葉を奪いにくるならわたしはお前の命を奪う──。三島由紀夫、穂村弘、BL、タワマン文学、木嶋佳苗etc. 稀代の歌人にして天性の批評家による言葉のレジスタンス。 『はつなつみずうみ分光器』の編者であり 『をとめよ素晴らしき人生を得よ』が話題の 稀代の歌人・天性の批評家 過剰な言葉と繊細なレトリックで オンリーワンの文体を持つ著者による エッセイ、小説、批評、書評を収録 いまを生きるための 言葉のレジスタンス 【目次】 まえがき 1 don’t call my name 「フェイクニュースは私だ」 我々は既にエミリー・ディキンソンではない 「ファン」の美学と倫理について 少女小説家になりたかったあなたへ 2 終焉は祝福している スタンダード・ナンバー ウェンディ、才能という名前で生まれてきたかった?――小説 名誉男性だから 3 一千年後のジャンヌ・ダルク 超資本主義社会における恋愛至上主義について MINE――小説 4 奇蹟は燃えている パーフェクト・スター――左川ちかについて 誘惑のために うつしかえされた悲劇――三島由紀夫『豊饒の海』について 原型――小説 5 don’t sing for us ふたたびの、聖書――穂村弘『ラインマーカーズ』文庫版解説 デフォルトを解除する鍵――短歌とBLについて 生という謀反――『馬場あき子全歌集』書評 凄いままでいてもらわないと困る――水原紫苑『如何なる花束にも無き花を』書評 これからの批評のための3冊 -
フランスの変わらないもの、変わっていくもの
※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 旅の向こう側にあるフランスの日常へ 街角の風景、食文化、おしゃれ、子育て、老後までーー 古いものへの敬意とときめきを大切にして、自分の感性に合うものを選び、暮らしを楽しむ。 著者が25年暮らす中で感じる 「変わらないもの」「変わっていくもの」をたくさんの写真とともに紹介。文化や価値観の根っこが見えてくる一冊。 【目次】 Chapitre1 街の風景 1パリの街並み 2通りの名前 3メトロ 4建物の使い方 5曜日の感覚 6ゴミと街の清掃 7お店での買い物 8天気 9乗り物 10お金 Chapitre2 食文化 11食事の習慣 12家庭料理 13マルシェ 14カフェ 15カフェのメニュー 16レストラン 17レストランのメニュー 18ブランジュリー・パティスリー 19軽食 20おやつ 21お弁当 Chapitre3 おしゃれと美容 22ファッション 23靴 24帽子 25メイク 26スキンケア 27お風呂 28ヘアケア Chapitre4 住まいと暮らし 29家とインテリア 30アパルトマン 31ホームパーティ 32パリと地方 33子育て 34赤ちゃんの名付け 35ペット Chapitre5 コミュニケーション 36挨拶と言葉遣い 37ビズ 38パートナーシップ 39フランス語 Chapitre6 カルチャーとライフスタイル 40映画館 41美術館・博物館 42バカンス 43音楽 44お笑い 45文房具 46蚤の市 47日本の文化 48クリスマス Chapitre7 人々の価値観 49エコへの取り組み 50省エネ・節約 51流行 52学校 53勉強と受験 54運動 55女性 56衛生観念 57仕事 58老後 59美意識 【著者について】 トリコロル・パリ 荻野雅代・桜井道子 フランス在住約25年の日本人ふたり組(荻野雅代・桜井道子)が2010年に立ち上げたパリとフランスの情報サイト。サイトやSNSを通じて、おすすめブティックやレストラン、イベントなどの観光情報はもちろん、フランスのニュース、パリの天気を毎日の服装で伝える「お天気カレンダー」など、独自の目線でフランスの素顔を届けている。著書に『フランスの小さくて温かな暮らし 365日』『明日、パリを歩くなら』(自由国民社)、『ぎゅっと旅するパリ 暮らすように過ごすパリ』(世界文化社)、そのほか語学書や訳書、雑誌などでの連載も多数。 -
イギリスのお菓子と街めぐり アガサ・クリスティーの食卓
土地と美味が紡ぐ物語―― アガサ・クリスティーにゆかりのある英国の街を訪れ、アフタヌーン・ティー、伝統菓子、地元の食などを取材 イギリスのデヴォンやロンドンなど、アガサ・クリスティーゆかりの街を訪れ、その土地ならではのお菓子や風土を取材しました。 『そして誰もいなくなった』の舞台となったホテルで味わうアフタヌーン・ティー、名探偵ポアロも食べた苺クリーム、ミス・マープルが楽しんだ英国式朝食、クリスティーの邸宅「グリーンウェイ」で食べたスコーンなど、土地と美味が紡ぐ物語をお楽しみください。 《貴重な写真とレシピも満載!》 ・バー・アイランドのアフタヌーン・ティー ・ムアランド・ホテルの英国式朝食 ・コッキントン村のクリーム・ティー ・グリーンウェイで食べたチーズスコーン ・名探偵ポアロも乗った蒸気機関車の旅 ・コーニッシュ・パスティにご用心 ・ウィディコム村の特濃アイスクリーム ・トーキー名物のロブスター・ティー ・軍港の街で栄えたプリマス・ジン ・優美なパンプルームのバース・バン ・チェルシーの薬草園でティータイム ・キュー・ガーデンと秘伝のお菓子 ・バートラム・ホテルのアフタヌーン・ティー ・世界初の博物館カフェ、モリス・ルーム ・コベントガーデンのマウストラップ・ジン ・ウィンブルドン名物、夏のイチゴ菓子 ・アイルランドの地元パン、ソーダ・ブレッド ・アイルランドのリンゴでつくるアップルパイ ・ポアロの故郷で味わうチョコレート…他 [北野佐久子](きたの・さくこ) 東京都出身。立教大学英米文学科卒。 児童文学は立教大学名誉教授・吉田新一氏に師事。 今田美奈子お菓子教室製菓コース師範資格。 日本人初の英国ハーブソサエティーの会員となり、研究のために渡英。結婚後は4 年間をイギリスのウィンブルドンで暮らす。 児童文学、ハーブ、お菓子を中心に執筆、講座を行うなど、イギリス文化を紹介している。NHK文化センターの講座を長年数多く担当。 英国ハーブソサエティー終身会員。ビアトリクス・ポターソサエティー会員。 『イギリスのお菓子と本と旅 アガサ・クリスティーの食卓』『 イギリスのお菓子とごちそう アガサ・クリスティーの食卓』『イギリスのお菓子と暮らし』(以上、二見書房)、『物語のティータイム』(岩波書店)、『ビアトリクス・ポターを訪ねるイギリス湖水地方の旅』(大修館書店)、『ハーブ祝祭暦』(教文館)、『美しいイギリスの田舎を歩く』(集英社be 文庫)など著書多数。編書に『基本 ハーブの事典』(東京堂出版)がある。 -
すてきなあなたに 幸せな1ドル
※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 1969年より始まった、『暮しの手帖』の連載エッセイ「すてきなあなたに」。創業者の大橋鎭子が考案した‟黄色いページ”は、今なお多くの方々に愛されつづけています。書籍刊行からちょうど50年を迎えた今年、2013年以降に掲載したものから選りすぐり、新たに2冊の愛蔵版を作りました。第2集『すてきなあなたに 幸せな1ドル』では、「幸せな1ドル」「森の散歩道」「ブールデルのアトリエ」ほか、全136編を収録しています。暮らしのささやかな喜びを、どうぞお楽しみください。 -
すてきなあなたに 朝のミルクティー
※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 1969年より始まった、『暮しの手帖』の連載エッセイ「すてきなあなたに」。創業者の大橋鎭子が考案した‟黄色いページ”は、今なお多くの方々に愛されつづけています。書籍刊行からちょうど50年を迎えた今年、2013年以降に掲載したものから選りすぐり、新たに2冊の愛蔵版を作りました。第1集『すてきなあなたに 朝のミルクティー』では、「朝のミルクティー」「猫と梅の木」「コンサートの夜」ほか、全134編を収録しています。暮らしのささやかな喜びを、どうぞお楽しみください。 -
しまおまほの おしえて!ミュージシャンのコドモNOW!
※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 オフステージのお父さん・お母さんってどんな感じ!? しまおまほがミュージシャンのコドモにインタビュー! エッセイや小説などの著作を多く持ち、ラジオ番組のレギュラーとしても活躍中のしまおまほ。本書は、彼女が子どもたちへのインタビューを通して、ミュージシャンのお父さん・お母さんとしての日常の姿に迫る人気連載(ウェブメディア『音楽ナタリー』掲載)をまとめ、書籍限定コンテンツを追加した1冊です。 インタビューにはUA、在日ファンク・浜野謙太、スチャダラパー・Bose、橋本絵莉子、氣志團・白鳥松竹梅、cero・高城晶平&片想い・オラリーなど豪華ミュージシャンの子どもが登場。子どもとフラットに接す著者とピュアな子どもの掛け合いが微笑ましく、楽しくてほっこりするインタビューに仕上がっています。しまおによるユーモアあふれるコメント付きイラストも必見です! 書籍限定コンテンツは、 過去にインタビューした子どもたちの"今"を探る追加アンケート、マキシマム ザ ホルモンで"ドラムと女声と姉"を担当するナヲの娘・長女ちゃん&次女ちゃんへの新録インタビュー、ロマンポルシェ。 掟ポルシェの娘・フキちゃん×水中、それは苦しい ジョニー大蔵大臣の息子・俊太郎くんによる"コドモ対談"、DARTHREIDERのYouTube収録部屋を、「大家さん」こと娘のチアさんが案内する"コドモルームツアー"など盛りだくさんです。 -
ペットを愛した人たちがペットロスについて語ったこと
※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 この本は、かつてわたしが探して見つからなかった本であり、わたしが何度も繰り返し立ち返る本である。本書があなたにとっても慰めになることを願っている。(「はじめに」より) レイモンド・チャンドラー、エドワード・ゴーリー、ビリー・ホリデイ、チャールズ・シュルツ、ヘレン・ケラー、バラク・オバマ―― 古今東西の作家、芸術家、音楽家、研究者、医者、政治家、トレーナーたちが、どれほどの愛をもってペットに接し、そしてその別れにどう向き合ってきたか 本書は、100名以上の著名人がのこした、ペットにまつわる152のことばと、24名についてのエッセイを収録した、ペットへの深い愛が詰まった一冊です。手紙や日記、伝記、回顧録、エッセイ、インタビュー等を通して明らかにされるペットとの絆、別れを迎える「そのとき」の心境、その後の喪失感とどう向き合ったかが綴られています。 エッセイでは写真とともにエピソードを紹介しており、『ピーナッツ』作者のチャールズ・シュルツとスパイク(スヌーピーのモデル、雑種犬)、『ピータラビット』作者のビアトリクス・ポターとシャリファ(ネズミ)、レイモンド・チャンドラーと女王タキ(ペルシャ猫)など、犬や猫だけでなく、ウサギや鳥、馬、ネズミ、マングースなどの動物も登場します。 愛するペットを失うその心の痛みについて、ノーベル賞作家のV・S・ナイポールは「大きな悲劇」と表現し、作家のメイ・サートンは「火山が噴きあがるような激しい悲しみ」と称しています。本書は、ペットロスに悩む方、「そのとき」への心構えができない・想像もつかないという方にとって、慰めと将来への展望を与えてくれる、道しるべとなる一冊です。 この数年間、あの子は部屋の隅々を、分刻みの時間を、そしてわたしを、とてもやさしく満たしてくれた。 ――アリス・B・トクラス(芸術家) 探しものの最中に、うちの猫の1匹がもうじき9歳になり、そしてもう1匹がまもなく8歳になるという事実に出くわした。 てっきりまだ5歳か6歳くらいだと思っていたのに。 ――エドワード・ゴーリー(作家・芸術家) 悲しみは長くつづき、もう二度と犬は飼わないと心に決めた。 けれども、誰もが知っているように、そのうちにまた別の犬がやって来るのだ。 ――ヘレン・ケラー(教育家・作家・社会活動家) その駆け抜ける生は、あまりにも短い。犬はあっという間に行ってしまう。 その悲しみの物語なら、わたしにもあるし、きっとあなたにもあるだろう。 老いていくのをただ見守るなんて、意志の敗北、愛の敗北のようにさえ思える。 どんな手を尽くしてでも、ずっとそばにいてほしい、若いままでいてほしい。 ただひとつ、わたしたちが与えられぬ贈り物。 ――メアリー・ウォリバー(詩人) -
生きている松田優作(集英社インターナショナル)
「一緒に死んでいいほど惚れていた。殺意を抱くほど憎かった」。不世出の大スター、松田優作との出会いから永遠の別れまでを、優作にもっとも信頼された脚本家・丸山昇一が渾身の筆で描く! 優作の演技への情熱に感動し、彼に選ばれた恍惚に酔い、彼の苛烈な要求に翻弄された日々。数々の映像作品と70~80年代の映画・TV業界のエピソード満載。「もし今、優作が生きていたら」と想定したオリジナル探偵ドラマの脚本も収録! -
大切なことはDIVAが教えてくれた
もともとオペラ歌手を指し、「わがままな女性」への揶揄としても使われてきた「DIVA」は、近年では女性歌手に敬意をもって使われる言葉へと変化している。本書では、ヒット曲を次々に発表しながら、女性差別や人種差別、LGBTQ差別に抗い、音楽を通して主張しつづけている10人のDIVAを取り上げる。 「大切なことはDIVAが教えてくれた」。「FRaU」や「CINRA」に寄稿する人気ライターが、これまで聴いてきたDIVAの楽曲を紹介しながら、エンパワーメントされた経験をつづり、彼女たちの曲やスピーチを通して気づいたミソジニーやルッキズム、家族の存在について思いを書く。 自己表現を恐れないでと鼓舞するマドンナ、孤独について歌い続ける浜崎あゆみ、「いい子であれ」という抑圧と闘うテイラー・スウィフトほか10人の魅力に迫り、DIVAを追い続けたこれまでを振り返る。音楽とDIVAスピリットに彩られた書き下ろしエッセー集。 -
となりのオハコ
※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 高山なおみさんが、気になる十二人のあの人の、これぞという得意料理「オハコ料理」を教わる旅に出かけました。 あの人を訪ねる道中、料理の手順、味わいを、高山さん独自の視点のエッセイと写真でお伝えします。もちろん、高山さんが整理したレシピもたっぷり掲載。高山さんがつくって食べた感想とアレンジのアイデアも。 これは、神戸から奈良、東京、神奈川、そして沖縄へと、高山さんの二年に渡るオハコの旅の記録、「生きてるレシピの本」です。 最後は「となりのオハコ」は高山さんの最近のオハコ料理をご紹介。遠くて身近な、小さいけれどピカリと輝く発見がある、宝物のような旅をご一緒しませんか? ※この商品は固定レイアウトで作成されており、タブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字列のハイライトや検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 -
災間の唄
発売前からTBSラジオ「ACTION」で話題沸騰! 東日本大震災からコロナ禍まで。災間ニッポンを稀代のコラムニスト10年分のツイートで読み解く。 これは平成の山田風太郎「戦中派不戦日記」である。 私はふだんあんまり自分をほめるタイプの人間ではないのだが、今回ばかりは言わせてもらう。本書は大傑作である。(小田嶋隆「あとがき」より) 災間、それは、2011年の東日本大震災(福島原発事故)311と、2020年コロナ禍との間を時期を指す。 それはまるで第一次世界大戦と第二次世界大戦の間(戦間期)と同じように世の中がどんどんと悪くなる時代であった。 いったいそこで何が起こっていたのか。 人々は日々、SNSのタイムラインでまるで世界の状況を掴んだ気になっているが、実は誰も大きく変わっていく世界に気がついていない。 本書は日々、誰から求められることもないのに、魂の叫びともいえる熱い言葉をツイッターにはき続けた日本最強のコラムニストの10年を、日本最強のフリーライターが選びに選び抜いた1冊。 誰も通読したことのないツイッターをタテ書きで小説のように一気読みすることで、現在の正体が見えてくる! 【目次】 序文(武田砂鉄) 2011年~2020年の小田嶋隆・ツイッター 2011年~2020年の武田砂鉄・解説 小田嶋隆 by 武田砂鉄 あとがき(小田嶋隆) -
ひきこもり時給2000円
ごくふつうの中流家庭に生まれた僕は、「良い高校から良い大学、そして良い会社へ」という考えの中で生きていた。しかし、就活に失敗して「順調な」人生からは転落。毎日死ぬことばかり考え、約3年ひきこもった。のちに働くようになって実感したのは、「え、これでお金もらっちゃっていいの? これで時給1000円もらえるなら、ひきこもっていた時のあのつらさは、いったいなんだったんだ?」。就職したら「あがり」、ではない。ひきこもりとは、生き方の問い直しの作業ではないだろうか。日々を生き抜くのが少しだけ楽になったいま、その体験と心象風景をふりかえり、時にセキララに、時に明るく描く。家族との関係から恋愛まで、当事者が本音で語るエッセイ。 目次 序章 勇気を持って床屋に行こう 第1章 わたしってこんな人です 第2章 「人並み」へのあこがれ 第3章 家族や支えてくれる人たちへ 第4章 ひきこもりから働くということ 第5章 つながり 第6章 この社会への違和感 第7章 この経験を伝えるということ エピローグ どうして僕はひきこもったのだろう? -
白内障完治年の老婆カレンダー
「純文学の孤高守護神」=突撃戦闘老婆が描く高齢単身女性の生存と幸福— 「純文学の孤高守護神」=突撃戦闘老婆が描く 高齢単身女性の生存と幸福— 野間文芸新人賞『なにもしてない』 野間文芸賞『未闘病記』に連なる闘病記第三弾! 書き下ろし500枚! え? 私は白内障の手術が無理? 吉行淳之介、古井由吉に続く「私小説と眼病」 貧乏、難病、裁判、糾弾、…… 勇気はあるけど金はない。 日本の医療制度はまだまだ使える? 名医達よありがとう 「昔は失明していたんですか」「そうです」 【目次】 0 二〇二二年十一月、貧乏、難病、裁判、糾弾と戦う中にも、周囲の親切で失明を免れ、「無敵」となった老婆、というのは、……。 1 「とにかくね、白内障の手術なんかでこれくらい喜ぶ人はないよ、なんでこの人はいつでもなんでもかんでも、鬼の首を取ったようにぎゃあぎゃあ言うんだろうね」って言われそうな勢い。でも老婆は知っている。それが本当に鬼の首なんだと。 2 だっていつも知らない場所でも親切な人がいて、必ず助けて貰える幸福の老婆だから。 3 「え、私だけ白内障の簡単な手術が無理?」二〇一〇年の七月からその医者に通っていたのに、その間何も判っていなかった老婆! 4 ある日突然差別者と呼ばれて収入を断たれ、お金がなければ失明するという設定をプレイさせられるゲームファイター老婆! 5 「二〇二二年六月五日戊子、肋骨を折った」、と大層に言う老婆、しかもさらにその十日後、「折った肋骨に勝った」とも言ってしまう老婆! 6 なんか先の見えぬ日々、ふいに老婆の老後を支える良い話が骨折激痛の中に降って湧いた、しかしそこからも結局困難は続き、……。 他 【著者】 笙野 頼子 1956年三重県生まれ。立命館大学法学部卒業。 81年「極楽」で群像新人文学賞受賞。91年『なにもしてない』で野間文芸新人賞、94年『二百回忌』で三島由紀夫賞、同年「タイムスリップ・コンビナート」で芥川龍之介賞、2001年『幽界森娘異聞』で泉鏡花文学賞、04年『水晶内制度』でセンス・オブ・ジェンダー大賞、05年『金毘羅』で伊藤整文学賞、14年『未闘病記―膠原病、「混合性結合組織病」の』で野間文芸賞をそれぞれ受賞。著書多数。 11年から16年まで立教大学大学院特任教授。 -
野に遺賢をさがして──ニッポンとことこ歩き旅
偶然の旅で出会った、野の人、地の人、町の人── 聞き書きの名手が日本中を気ままに歩き、懐かしく、地道で豊かな歴史を掘り起こした17本の旅の記録。 ********** なんでもない土地のように見えても歴史を持たない土地はない。 風光明媚な観光地ではないが、日本の各地には、豊かな文化を内包した場所が数々ある。 そして、そこには、都会では出会えない、型破りな人たちがいる。 立身出世に興味がなく、好きなことをし、誰かのために生きる……。 あえて地方に、地元に“残る”ことを選んだ人たちとの一期一会の旅の記録。 ********** 五日市で民衆の側から私擬憲法を夢みた深沢権八、理想の共同体をめざして宮崎に孤児院を開いた石井十次、鳥取で文化財保存と民藝運動を広めた耳鼻科医師・吉田璋也、宮沢賢治に学び雪深い新庄で農村運動と野外演劇に打ち込んだ松田甚次郎…… 立身出世にはつゆほども興味がなく、好きなことだけをし、誰かのために生きた人たち。 ********** 【目次】 まえがき 太古の森に夜神楽を見にいく【宮崎県・高千穂町、諸塚村】 センチメンタルジャーニー【北海道・砂川町】 大人の修学旅行【滋賀県・近江八幡、大津】 ふるさとの森を受け継ぐ【宮崎県・高鍋町】 資料に出合う、人に出会う【東京都・青梅、五日市】 キューポラのあった町【埼玉県・川口】 積雪地方農村経済調査所と松田甚次郎【山形県・新庄】 西郷工芸村と糀ふる町【鳥取県・西郷地区、智頭町】 立原道造のヒヤシンスハウス【埼玉県・川口、浦和、行田】 穴があったら入りたい【高知県・室戸、安芸、高知】 軍港佐世保と平戸島拾遺【長崎県・佐世保、平戸島】 ほどよい距離の別天地【千葉県・市川】 私の知らない地元【東京都・谷中】 湘南の海浜宿「茅ヶ崎館」の来し方【神奈川県・茅ヶ崎】 開国の舞台に「唐人お吉」を訪ねる【静岡県・修善寺、下田】 人材の宝庫【岩手県・二戸~盛岡】 地球と共生する人たち【徳島県・阿南、日和佐、上勝】 あとがき ********** -
まちは暮らしでつくられる
Life(活力、生命、生活、人生)の積み重ねによって風景が生まれている。それを再認識させてくれる本でした。 ──山崎亮(コミュニティ・デザイナー) 「この風景のなかに見えるほぼすべて、いつか誰かが手を使った仕事」──清流・鮎喰川が流れる山あいのまち・徳島県神山町。このまちに10年近く通う著者と移住・Uターンした女性たちによるインタビューで編まれた「神山の生活史」。神山で暮らす彼女たちは、自らの手で自然と人間の関係をしなやかに結び直していく。また、彼女たちの日常のささやかな言葉は、「地方創生」「まちづくり」という大きな言葉を解きほぐす力がある。「まちは一人ひとりの暮らしでつくられている」というシンプルな事実に気づいたとき、誰もが自分の人生と暮らしを慈しみたくなる。 “インタビューをした女性たちは、一人ひとりの人生のなりゆきで神山に辿り着いていて、移り住んだ理由は一通りではありません。でも、ここに引き寄せられた根っこの部分は、どこか通じ合うところがあるようにも感じていました。(…)彼女たちがそれぞれの言葉で語る神山に耳を傾けるうちに、また神山の人たちとのつきあいが増えるにつれて、自分自身のあり方や暮らしについても問い直されていきました。”(「はじめに」より) 【目次】 はじめに 第一章 川を背骨にしたまち 第二章 山と人の暮らしをつなぐ 第三章 関係性をかきまぜるアート 第四章 神山の人たちに受け入れられて 第五章 「食べる」を真ん中に暮らす 第六章 育てるではなく、育つ場をつくる 第七章 まちのコモンズとなる場所 おわりに──一人ひとりの人生がこのまちをつくっていく -
山影の町から
アスファルトの世界を離れ、わたしは秩父へ移り住むことにした――庭と植物、自然と文学が絡み合う土地で、真摯に生きるための「ことば」を探す。練達の仏文学者による清冽なエッセイ集。 * * * 秩父の自然を綴るなかに、深い霧のような知の涼気が渡る。清しく果敢な精神のかたち。 ――小池昌代 風や水のゆらめきを気配で感じとる耳には、歴史の奥に消された声さえ聞こえる。 ――くぼたのぞみ * * * ・窓から風に乗って流れ込んだ常山木の、爽やかで甘い濃厚な匂いに導かれて(「常山木」)。 ・生命の表と裏を引き受ける誠実さの方へ(「巣箱の内外」)。 ・経済活動からはこぼれ落ちる、豊かな交換の倫理(「ふきのとう」)。 ・外来種という呼称がはらむ排外主義の芽と、植物がみせる「明日の風景」(「葛を探す」)。 ・宮沢賢治が見上げた秩父の空(「野ばら、川岸、青空」)。 ・鮮やかで深い青紫の花と、家の記憶について(「サルビア・ガラニチカ」)。 ・切り捨てられた人間と動物がともにある世界へ(「車輪の下」)。 ・都市優位の世界観を解きほぐす作家たち(「田園へ」)。 ・見知らぬ女性からの言葉が届く場所で、わたしは届くはずのない文章を待っている(「消される声」)。 ・空の無限、星の振動、微かに吹く風は、わたしたちに語りかける(「風の音」)。 ……ほか珠玉のエッセイ、三十篇 -
男の!ダメすぎメモリーズ
5刷のヒットを巻き起こした問題作『男の!ヤバすぎバイト列伝』の前日譚! 掟ポルシェが出会った個性的すぎる人々とバカバカしくてデタラメな80~90年代の青春 「肉親よ、親愛なる三親等程度の人間どもよ! 頼む......お願いだから読まないで(泣)!」 ニューウェイヴバンド、ロマンポルシェ。のボーカル&説教担当のほか、中毒性抜群のユニークな文体でライターとしても人気を博す掟ポルシェ。 本書はそんな彼が小説誌『小説新潮』で連載していたエッセイ(連載時タイトル『全部お前が悪い』)全29編をまとめた1冊です。 ・常に泥酔状態&仕事を7回クビになった父・キンゴ ・北海道・留萌で過ごしたユニークな少年時代 ・禍々タウン熊谷での初めての一人暮らし ・東京で出会った身の回りの変人たち ・ゲロ吐くほどモテたくて始めたバンド・ロマンポルシェ。 ......掟ポルシェが幼少期から現在に至るまでの実体験を、身のまわりの個性的な人々とのエピソードとともに、おもしろおかしく振り返る自叙伝的エッセイです。5刷のヒットを巻き起こした問題作『男の!ヤバすぎバイト列伝』の前日譚ともいえる内容で、自ら描いた味わい深い挿絵も必見。掟が過ごした80年代~90年代のバカバカしくてデタラメな青春を、どうぞお楽しみください! -
おこさま人生相談室
「なに? もっとこどもみたいにいうと思った?」 ――Ricoさん(7歳) 自分をかわいいと思えない。 父を老人ホームに入れたい。 地球温暖化への無関心が気になる――。 おとなたちの本気の悩みに、おこさまたち102人が本気で向き合う「いつもと逆」の人生相談。人気WEB連載、待望の書籍化! 「よくよく考えてみれば、年を重ねたからといって偉くなれるわけでもないし、いつも正しい答えを知っているとはかぎらない。おとなだって悩むこともあるよね。ひょっとすると、こどもの方が答えを知っていることだって、あるかもしれないよね。というわけで、おこさま人生相談室、始めました」 ――「はじめに」より ★本書に収録された、おこさまたちの回答より 「しあわせだったらいいかな」 「アニメ観て、ちょっといっぷく」 「2回深呼吸」 「軽い嘘とか役に立つこととかありますんで」 「わがままでいいよ」 「ほしゅわ ほしゅわは~」 「あさ娘さんを抱きしめて」 「理解を深めれば自分の気持ちも変わる」 「神様がくれた命を大切にしてほしい」 【著者略歴】 小林エリカ〈こばやし・えりか〉 1978年生まれ。作家、アーティスト。 著書に小説『女の子たち風船爆弾をつくる』(毎日出版文化賞受賞)、『最後の挨拶 His Last Bow』、『トリニティ、トリニティ、トリニティ』、他。エッセイ『彼女たちの戦争 嵐の中のささやきよ!』、コミック『光の子ども』シリーズ、絵本『わたしは しなない おんなのこ』。訳書にサンギータ・ヨギ『わたしは なれる』。国内外の美術館やギャラリーでテキストと呼応するような展示もおこなう。 現在、「MilK MAGAZINE japon」で「おこさま人生相談室」第2弾を連載中。
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