わからない

わからない

2,277円 (税込)

11pt

四半世紀分のキシモトワールド

リディア・デイヴィス、ルシア・ベルリンなど数々の名翻訳で知られる著者は、エッセイストとしても絶大な人気を誇る。本書はデビューエッセイ集『気になる部分』(白水社刊、2000年)以降に様々なメディアに寄稿した、単行本未収録の文章を集大成したものだ。
全三章で構成。第一章は、「前世が見える」という人に教わった著者の前世の物語「わからない」、一度も訪れたことのない場所を精緻な妄想で描写する「ここ行ったことない」等、ヴァラエティ豊かなエッセイを集める。
第二章は、書評の意味を崩壊させてしまった伝説の朝日新聞連載「ベストセラー快読」、子供のころ猿のように繰り返し読んでいた本を今読んだらどうなるのか実験した「もう一度読んでみた」等、本にまつわる文章でまとめた。
さらに第三章として、キシモトワールドのエッセンスを凝縮したようなウェブ日記「実録・気になる部分」等、2000年代の「日記」を収録。いずれの章も、抱腹絶倒、奇想天外、虚実の境をまたぎ越す著者の真骨頂が堪能できる。
危険防止のため、電車の中では読むことをお控えください。

...続きを読む

詳しい情報を見る

閲覧環境

  • 【閲覧できる環境】
  • ・ブックライブ for Windows PC(アプリ)
  • ・ブックライブ for iOS(アプリ)
  • ・ブックライブ for Android(アプリ)
  • ・ブックライブ PLUS for Android(アプリ)
  • ・ブラウザビューア

※アプリの閲覧環境は最新バージョンのものです。

わからない のユーザーレビュー

\ レビュー投稿でポイントプレゼント / ※購入済みの作品が対象となります
レビューを書く

感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    400ページ弱にエッセイ、書評、日記を収める。初出の年代はさまざま。
    筒井康隆作品の「日本家屋もの」or「お座敷宇宙」についてのエッセイが秀逸。
    三浦しをんのことも書いてある。「もしかしたら前世は武士だったのかもしれません。そういえば一度、最深度まで酔っぱらって、一人称が突然『拙者』になった三浦さん

    0
    2025年08月19日

    Posted by ブクログ

    『死ぬまでに行きたい海』で岸本さんのファンになったので読んだ。内容(登場するエピソード)は被っているものも少なくないが、友人と話している時の「それ以前にも聞いたことあるけどやっぱおもろい」話感があって嬉しかったです。
    前述のエッセイよりもボリュームがあり、短編集ということで章が短く、読みやすかった。

    0
    2025年08月09日

    Posted by ブクログ

    初めての岸本佐知子さん。面白すぎた。
    翻訳家で文筆家だから優等生的聡明な才女かと勝手に思っていたら、毒とユーモアに満ち溢れていた。そしてやはり表現の豊かさとビシッと決める言い回しのセンスというか技術というか、素晴らしくて虜になった。
    日記は吹き出して笑った。

    0
    2025年04月26日

    Posted by ブクログ

    翻訳家、岸本佐知子のエッセイ、本の書評、実録日記。




    この方を存じ上げないまま、タイトルと表紙の絵が気になり、パラパラと流し読みして面白そうだと思い読みました。

    どこでとははっきり分からないけれど、読んでいるうちにだんだんと、この人って魚座っぽいな〜と思っていたら魚座だというフレーズがあり、

    0
    2025年01月22日

    Posted by ブクログ

    「技能の未熟な者がうかつに手を出せば、よくて空振り、悪くすればデッドボールとなり、手指の骨折や皿の破損、寿司ネタおよび酢飯の店内への飛散といった事態を招く結果となる。」
    p.110 ここ行ったことない①回転寿司 から引用

    行ったことのない回転寿司を勝手に想像してここまで書けるのがすごい。寿司のデ

    0
    2025年11月12日

    Posted by ブクログ

    ・相変わらず面白い。
    ・そう言えば一番最初に岸本さんの本を読んだのは、翻訳の方ではなくエッセイの方だったかも。
    ・過去の未収録のエッセイを集めた本なのだけど、図らずも?今作は読書のルーツにまつわる話や、より細かい(しょうもない?)日常が書かれている日記も含まれる事で、他の本よりご自身が剥き出しになっ

    0
    2025年06月03日

    Posted by ブクログ

    翻訳家による、単行本になっていない2000年からのエッセイ、書評等、日記

    感性も文章力も素敵で、今までこの著者を知らなかったのが勿体無いと感じた。
    気になるフレーズや本や映画がたくさん。
    面白かった!みんなも読むといいよ!

    0
    2025年04月12日

    Posted by ブクログ

    翻訳家でエッセイストでもある著者の読書感想文 + 翻訳小説食わず嫌いへの読書案内(初心者向け、上級者向け)+ 業界日記&メモ。視点や発想が日本人としてはユニークなので、分厚い本でも飽きずに読めた。
     谷川俊太郎の『ことばあそびうた』に関する部分で、「言葉を発するということは、それ自体が音楽を奏でるよ

    0
    2025年04月11日

    Posted by ブクログ

    表紙が良すぎて手にとらないわけにはいかなかった。
    内容は著者のエッセイや書評や日記。あっけらかんに虫を確実に殺す。、本の軽口、ふかい洞察、友人の結婚で腰が抜ける、近くで見てる気持ちになれてめっちゃおもしろいーー
    ウテナ観よう日記書こう

    0
    2025年03月12日

    Posted by ブクログ

    真面目にこの人の書くことと対峙してはいけない、ダメだ、この人死ぬまで面白いんだろう、悔しい。
    風呂ん中で後半の日記を読むと急にまぶたが重くなり眠くなる、が、寝床で読むと急に目が冴えてしまう。不思議な本。この細切れの備忘録みたいなのが逆に気になってほっておけない。

    0
    2025年03月08日

わからない の詳細情報

閲覧環境

  • 【閲覧できる環境】
  • ・ブックライブ for Windows PC(アプリ)
  • ・ブックライブ for iOS(アプリ)
  • ・ブックライブ for Android(アプリ)
  • ・ブックライブ PLUS for Android(アプリ)
  • ・ブラウザビューア

※アプリの閲覧環境は最新バージョンのものです。

この本をチェックした人は、こんな本もチェックしています

無料で読める エッセイ・紀行

エッセイ・紀行 ランキング

岸本佐知子 のこれもおすすめ

同じジャンルの本を探す