無料マンガ・ラノベなど、豊富なラインナップで201万冊以上配信中!
*電子版特典:書き下ろしエッセイ「初めて行く街でパチンコ併設系ちゃんぽんを食べる」収録!
*作品内の写真・イラストは電子版特別仕様でオールカラー掲載!
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新幹線の車窓からの風景。誰かが暮らす町、自分の知らない店、会ったことのないたくさんの人々。
ちょっとセンチな気分で「眺めていただけ」のそんな場所へ、実際に行ってみたらどんな気持ちになるだろうか――。
旅・人・店・趣・食……歩いて飲んで記録する、<令和エッセイの名手>スズキナオのなんだかちょっと不思議な「旅」の記録。
話題となったデビュー作『深夜高速バスに100回ぐらい乗ってわかったこと』の続編となる最新エッセイ集。
危ないです。この本を読んだら、生活のすぐ側に、とんでもなく面白い”未知”が広がっていることに気がついちゃうじゃないですか。普段は降りない駅でふと降りたくなっちゃったらどうするんだ! もう!
───オモコロ 原宿
ひとりでいることの豊かなさみしさと、誰かといることの大切なあたたかさ。すみずみが、優しく見つめられ書き出されていく。
───エッセイスト 古賀及子
まえがき
Ⅰ 自分の知らない町にたくさんの人が暮らしていることが不思議になる――旅する
新幹線から見えたすき家へカレーを食べに行く
電車の窓からやけに見晴らしのよさそうな公園が見えたので行ってみる
半年前に駅前で見かけた食堂がどうしても気になるのでまた行った
行けなくて悔しかった古い食堂にやっぱりもう一度行ってみた
何度も見ていたはずの銅像を見てウオー! と叫ぶ
山形県米沢市の食堂系ラーメンが好きで仕方がない
琵琶湖にある沖島に伊勢大神楽が来る日
Ⅱ 思いがけず人生の新しい一章がスタートした気がする――試みる
「友達が遠くから近づいてくるとうれしい」を何度も確かめる
空っぽのダンボールをみんなで運んで仲良くなる
「15年間すき焼きを食べていない」という友人とすき焼きを食べに行く
知らない部屋の台所に立ってしゃぶしゃぶを食べた夜
パチンコ店に併設されている食堂のラーメンばかりを食べ歩く
甲子園とはまた別の世界!「軟式」の高校野球選手権大会を見てきた
Ⅲ 8月も終わりに近づいた頃、久々に宇宙を訪ねた――食べる
宇宙の全メニューを知り尽くす
大阪の人たちがずっと気になっているけど入れない店に行ってきた
関西一の酷道! 暗峠にある「峠の茶屋 すえひろ」が最高だった
一年のうち正月だけ開く茶屋へ飲みに行った
屋台のラーメンが食べたくて追いかけた
大阪の居酒屋で教わった「赤飯ベスト3」
夏だけの貴重な味「メジカ」を食べに高知に行って驚く
Ⅳ 54年間ずーっと繋がってんねん。でもな、3日過ぎたら忘れんねんって――生きる
閉店したスナック「ブスの店 杏」の長い歴史をママに語ってもらった
日本最古級の地下街「有楽名店街」の最後を見届けた人、Towersさんに色々聞く
24時間営業でセルフスタイルのうどん屋「惑星のウドンド」のこと
あとがき
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Posted by ブクログ
忘れられない本の一冊、都築響一の「Neverland Diner 二度と行けないあの店で」を読んだのは2021年3月でした。そうかコロナ禍の真っ最中だったのか…調べてみると同じ年の最後の方でサントリーが「人生には、飲食店がいる。」というコロナ禍で苦しむ飲食業界を応援するキャンペーンを開始していたようです。でも、そういう大スポンサーのパワープレイよりも「Neverland Diner」が心に刺さったのは、ちょうどその時、結構足繁く通っていた立石のスナックが再開発で閉店したという極私的悲しみがあったからです。コロナを超えて個人店は永遠じゃない、という切なさはどんなお店に行っても覚悟しておかなければならないものと思うようになっていたし、そこを都築響一に突かれたのです。この本も、同じ切なさを掻き立てる本でした。なんとなくの感覚がはっきりしたのは、あとがきでこの本に出てくるお店の多くが実はもう閉店していることに触れられたことによって、です。この著者の本は「深夜高速バスに100回ぐらい乗ってわかったこと」以来2冊目でした。前の本では近道を選ばない時間のリッチさ(プラスお金のかけなさ)が日常生活を面白くしているのに羨ましさを感じましたが、今回は、それに加えて一緒に付き合ってくれる仲間の存在の豊かさに心奪われました。目的もなく大きな段ボールを川沿いで運ぶ、なんてことに声掛けれる知り合い、なんて自分にはいません。でも、それが出来るのは著者の緩やかでガツガツしない人との交わり能力があるのだろう、と思います。その節度のあるコミュニケーションがインタビューにも滲み出ています。自分の興味関心を他人の人生にちっちゃくちっちゃく結んでいく、この本、自分の心にもちっちゃく結び付けられました。
Posted by ブクログ
読んでいる間何か不思議と自由な気持ちでいられた。人から見れば無意味に思えるようなことでも、自分にとって意味があるということはそれは何よりも価値があるのだと思った。筆者の好奇心は、誰かの価値観を通過せず自分で選んだものだっていうのがよくわかった。なんでもどこに食べに行くにも食べログを頼って、映画を見るにもレビューの星の数を判断基準にしている自分って窮屈になっていたなと思った。筆者は、言ってみればローカルな狭い世界をずんずん歩いていくのだけど、その視野はとても広いと思った。地下街や山の茶屋やパチンコ屋の飲食店などいわれてみれば興味深いけど思わぬところに興味を持ったり、中華料理屋全メニューを制覇したり、とにかく読んでいて楽しかった。
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