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Posted by ブクログ
表紙の著者と思われる絵のインパクトに吸い寄せられるように手に取り。この絵の眼力がすごい(笑)
「ある翻訳家の取り憑かれた日常」ってシリーズだったんですね。知らずに初めて手に取りました。
1年間ごとの日記で本書は2025年について綴られた一冊。日記だけどまぁ分類上はエッセイで良きかな。
それにしても、怒涛の締め切りの日々。こんなに毎日のように締め切りがやってきて、しかも締め切り日にならないと文が書けないということの恐ろしさよ。
そして本業である翻訳の大変さ。絞り出すような苦しみの中でこなされているけれど、でもその仕事は好きなのだ、好きだけど苦しいという壮絶さ。
物書きというのはこんなにハードなのか。ものすごい仕事量をこなされてることにただただ畏怖します。
仕事も大変なのにそこに普通に割り込んでくる親のケア。もう著者の人生のハードさは想像を絶しています。
でも仕事の苦しみもプライベートの苦しみも、やはり書くことでしのいでいることも伝わります。そうでなければこんな日記も毎日は書けないでしょう。きっと。
そう言えばSNSもされてますね。いったい毎日どれだけの量の文を書かれているのだろう…苦しみも喜びも書くことに集約されているといってもいいような人生模様。著者の書くという業を感じさせられます。
「兄の終い」も読みましたが映像化にはちょっとびっくり。
でも本書にもあるように一番驚いてるのはお兄さんと理子さんかもしれない。
自分は「兄の終い」を読んだ時作家の田口ランディさんのことも思いました。世に出ていないだけで、こんな思いをされている親子や兄妹はたくさんおられるでしょう。
まだ視聴してないけど観てみたい。
ところどころにでてくる「できる、俺なら」が大好きです。いいフレーズだなって。
そうやっていつも諸々乗り越えていらっしゃるんだな。
私も頑張りたい時に心の中で使わせていただこう「できる、俺なら」
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