大江千里の作品一覧
「大江千里」の「9番目の音を探して 47歳からのニューヨークジャズ留学」「「13th Note」シリーズ」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
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「大江千里」の「9番目の音を探して 47歳からのニューヨークジャズ留学」「「13th Note」シリーズ」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
匿名
読み応えは期待以上
確かに千里さんのファンというのが購入した理由でした。
想像以上にジャズの世界は広くて奥深くて、何よりも日本でも成功していた千里さんが太刀打ちできないような才能を持った人達が世界各国から集まっているということに衝撃を受けました。
身体が悲鳴を上げるほどの努力、屈辱、焦りが最初のパートでは切実に伝わってきました。でも徐々に努力が実を結び、じっくりと温めた友情やネットワークは拡がり、少しずつニューヨークの地に根を伸ばしていく千里さんの姿が季節と共に綴られていました。
音楽の才能に加え、印象的な写真の数々、そして何よりも文筆の才もあったとは。読み応えは期待をはるかに上回っていました。
最後に、この本
Posted by ブクログ
愛犬の病気や父親の逝去など重たい内容が多く、コロナ禍初期の最も感染が酷かったニューヨークの状況も生々しく描写されていますが、どんなに大変な時でも心のどこかで「この状況を楽しもう」と捉えているような、不思議な明るさが感じられました。
こういう明るさやユーモア感覚みたいなものは、千里さんの文章だけでなく音楽にも共通していて、ジャズミュージシャンになっても、根っこに持っているポップさと同じく魅力の核になっているんだな、と逆境の時だからこそ改めて際立っているように感じました。
もし日本でポップスの世界に留まっていたら、今頃大御所として何不自由ない生活をしていたことでしょう。60歳を過ぎてまだまだ挑
Posted by ブクログ
前作のつづきのニューヨークのブルックリンでのジャズミュージシャン生活の記録。
コロナ禍ではバスの中でアジア人差別を受けたこと、マスクをすることはテロリストか感染者と見られていたこと、大変な自粛生活のあと2021年初頭にワクチンを受けられたがワクチン2回目にはアナフィラキシーがおきたことなどのリアルな描写がとても貴重。
大学の軽音楽部でのバンド結成からデビューまでのこと、お父様との別れ、大切な家族である愛犬"ぴ"のこと、これからのご自身のこと。いつも明るく振る舞う大江さんが、色んな葛藤やダメージを受けつつも前に進んでいる様子が記されていてる。
自己主張のそれほど強くない
Posted by ブクログ
2008年。日本での名声を捨て、47歳で単身ニューヨークの音楽大学へジャズを学びに入学した大江千里さん。そのニュースを聞き、当時40歳だった私は、大きな驚きとともに、なんだか羨ましい気持ちになったのを思い出します。
本書は、大学入学から4年半のニューヨークでの生活を千里さんが綴った作品。日本であれだけのトップアーティストだった人が、本場のジャズの学校では、全くの素人で何もできず、先生からも仲間からも怒られたり無視されたりと、メチャ厳しい日々を送ります。それでもあきらめない。プライドも捨てて、基礎から一歩一歩、地道に学んでいくんですね。
ジャズという音楽は、軽く聞き流していると、適当に演奏し