大江千里のレビュー一覧

  • 9番目の音を探して 47歳からのニューヨークジャズ留学
    やりたいことがあれば年齢なんて関係ないっていつのは簡単だけど、実際には年齢を言い訳にしてしまうことがどれだけ多いことか。
    そんなショボい思いを吹き飛ばしてしむうくらい、千里さんの音楽への熱い想いが溢れていた。
    印象に残ったところはたくさんあるけど、渡米の収穫として「自分の選択に自己責任をとれるように...続きを読む
  • マンハッタンに陽はまた昇る 60歳から始まる青春グラフィティ
    愛犬の病気や父親の逝去など重たい内容が多く、コロナ禍初期の最も感染が酷かったニューヨークの状況も生々しく描写されていますが、どんなに大変な時でも心のどこかで「この状況を楽しもう」と捉えているような、不思議な明るさが感じられました。

    こういう明るさやユーモア感覚みたいなものは、千里さんの文章だけでな...続きを読む
  • マンハッタンに陽はまた昇る 60歳から始まる青春グラフィティ
    前作のつづきのニューヨークのブルックリンでのジャズミュージシャン生活の記録。

    コロナ禍ではバスの中でアジア人差別を受けたこと、マスクをすることはテロリストか感染者と見られていたこと、大変な自粛生活のあと2021年初頭にワクチンを受けられたがワクチン2回目にはアナフィラキシーがおきたことなどのリアル...続きを読む
  • 9番目の音を探して 47歳からのニューヨークジャズ留学
    2008年。日本での名声を捨て、47歳で単身ニューヨークの音楽大学へジャズを学びに入学した大江千里さん。そのニュースを聞き、当時40歳だった私は、大きな驚きとともに、なんだか羨ましい気持ちになったのを思い出します。

    本書は、大学入学から4年半のニューヨークでの生活を千里さんが綴った作品。日本であれ...続きを読む
  • 9番目の音を探して 47歳からのニューヨークジャズ留学
     申し訳ないと感じるくらい、この本を手に取るのが遅かった。スラッピージョーシリーズは、繰り返し聞きながら、なぜJazzなのか? そんな思いはずっと無かった。そうだったのか。青春期ではないことにも感動、五十歳前後のこんな純粋なもがき。
  • ブルックリンでジャズを耕す 52歳から始めるひとりビジネス
    大江千里さんの著書。愛犬の「ぴ」ちゃんと一緒に、アメリカでジャズ・ミュージシャンとして、どのような生活を送っているかが書かれている。
    かっこいいじゃないか!!Senri Oe! 夢を追って47歳からの挑戦。音楽学校に通って、会社立ち上げて、ガタガタの体に鞭打って、いろいろな場所での演奏活動。時にはト...続きを読む
  • ブルックリンでジャズを耕す 52歳から始めるひとりビジネス
    歳を重ねても、住む国が変わっても、
    演奏する音楽すら変わったとしても
    大江千里という人が持つ魅力は
    何も変わらないのだと思った。

    前作も読んだが、作中で千里さんが
    友人たちと何気なく交わす言葉などの端々に
    「アメリカ生活もずいぶん長いんだなぁ」と
    感じられるのが面白かった。
  • ブルックリンでジャズを耕す 52歳から始めるひとりビジネス
    前作を読まずに読んだけれど、文章からプロのジャズピアニストとして活躍している姿がイキイキとしていて、とてもよかった。読みながら、ジャズだけでなく、ポップス時代の音楽も聞いている。
  • 9番目の音を探して 47歳からのニューヨークジャズ留学
    1990年代後半に社費留学でNYに行った。同じくNYの同じ大学に留学した同期から、「今の自分と同じ47歳でNYにJAZZを勉強しに行ったストーリー」と紹介された。色々な人生がまだまだあるはずやのにな、と言われてとても気になって手に取った。

    47歳で海を渡った人の名前は大江千里。自分の世代では結構有...続きを読む
  • 9番目の音を探して 47歳からのニューヨークジャズ留学
    ポップスのシンガーソングライターである大江千里は2008年に国内での音楽活動を休止し、ジャズピアニストになるべく単身ニューヨークに渡り、ジャズの音楽大学へ入学する。そして大学を卒業し、ジャズピアニストとして一人立ちするまでを描いた自伝的ノンフィクションが本作である。

    彼が入学したThe New S...続きを読む
  • 9番目の音を探して 47歳からのニューヨークジャズ留学
  • 9番目の音を探して 47歳からのニューヨークジャズ留学
    凡百のフィクションが束になってかかっても太刀打ちできない圧倒的な情熱と衝動の熱量。停滞する時代と社会の狭間で挑戦する気持ちを持て余す全ての人に読んでほしい。
  • 9th Note/Senri Oe I 憂鬱のはじまり。

    ”始める”勇気

    全てを投げ打ってJazzの世界へ飛び込んだ。
    唐突に思えた決断も彼にとっては必然だったことが
    この本を読むとじわじわどんどんわかる。
    大江千里という人をよく知らなくても、
    読了後、何かを「始める」勇気がわいてくるエッセイ。
    様々な事件?!が起こるNY生活は読み物としても続きが気になるシリー...続きを読む
  • ブルックリンでジャズを耕す 52歳から始めるひとりビジネス
    なんか良かったですね。
    当たり前ちゃあ当たり前だけど、
    天性のセンスはあるんでしょうね。
    音楽だけでなくて。文章とか写真とか、生活も。
    でも、
    それにあぐらをかくという選択をしなかった、
    その凄さは、心から尊敬します。
    音楽も聴いてみようと素直に思いました。
  • マンハッタンに陽はまた昇る 60歳から始まる青春グラフィティ
    文章のスピード感というかリズム感がすばらしいと思う。最初の、高校生の前で講演したときの一部始終が書かれた章を読みはじめて、臨場感というかだんだん盛り上がっていく様子にものすごく引き込まれた。ほかにも、ライブやレコーディングのこととか、わたしは音楽のことはよくわからないし、それほど興味がないのに、読ん...続きを読む
  • マンハッタンに陽はまた昇る 60歳から始まる青春グラフィティ
    シンガーソングライターとしての成功を投げ捨てて、単身448歳でニューヨークに渡り、ジャズの名門大学であるニュースクールに入学し、ジャズピアニストとして活動を始めた大江千里の日記的なエッセイ集の第3冊目。

    本書でのメイントピックは、これまでに数枚リリースしたリーダーアルバムの中で、ようやくジャズピア...続きを読む
  • 9番目の音を探して 47歳からのニューヨークジャズ留学
    47歳で犬と単身ニューヨークに渡り、ジャズの学校に入学して一からジャズを学ぶ日々の記録。

    日本ではアーティストとして活躍していた日々から一転、ポップスとは異なるジャズの世界に身を置き、年齢も国籍もさまざまな同級生達と切磋琢磨していく日常が綴られている。

    何歳になっても好きなものを妥協せずがむしゃ...続きを読む
  • 9番目の音を探して 47歳からのニューヨークジャズ留学
    47歳で今までの音楽活動を中止し、アメリカのジャズ大学に入学。
    大江千里さんがそんな思い切ったキャリア転換をしておられたとは、まったく知らなかった。

    すごいなぁ。そんなこと普通できないよ。

    本書では、大学での四年に渡る日々が綴られているが、それはもう読んでいて気の毒になるほど過酷な日々。自分が全...続きを読む
  • 9番目の音を探して 47歳からのニューヨークジャズ留学
    日本で成功を収めて確固たる地位も築きながら所縁も無き土地へ単身乗り込む、47歳の再挑戦。年端もゆかぬ若者から「ジャズをしていない」と謗りを受け、ポップの癖が抜けずに悪戦苦闘と足踏みを繰り返し、ストレスで原因不明の痺れに悩まされ、それでも日々何かに気付き発見し感謝し成長していく。

    「もし自分だったら...続きを読む
  • ブルックリンでジャズを耕す 52歳から始めるひとりビジネス
    ジャズのスタンダードナンバーに乗せて綴るNYでの日々。過去の栄光を誇ることなく肩の力を抜いて日々の生活を楽しむ、彼自身の表現を借りれば「Whimsical」な姿が印象的だ。

    大江千里氏といえば幾つもの大ヒット曲を持ち俳優としても活躍し芸能界で相応の地位にありながら、47歳で単身渡米(ぴも一緒か)し...続きを読む