【感想・ネタバレ】ブルックリンでジャズを耕す 52歳から始めるひとりビジネスのレビュー

あらすじ

大江千里の前著「9番目の音を探して 47歳からのニューヨークジャズ留学」は、2008年に単身NYで音楽大学に留学した彼が言葉の壁や47歳という年齢の壁にぶつかりながら卒業するまでを記し、2017年12月で5刷を数えるヒット作となった。本書はその続き。
2012年に「The New School for Jazz and Contemporary Music」卒業と同時に自身がNYで設立したPND Records。NYでのJAZZライブ、米国ツアー、レコーディング…とアーティスト活動をしつつ、会社社長業と営業宣伝、交渉契約まで「たったひとりで」こなしている大江千里の、NY暮らしの日々をジャズのスタンダードナンバーにのせて綴る。

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感情タグBEST3

Posted by ブクログ

大江千里さんの著書。愛犬の「ぴ」ちゃんと一緒に、アメリカでジャズ・ミュージシャンとして、どのような生活を送っているかが書かれている。
かっこいいじゃないか!!Senri Oe! 夢を追って47歳からの挑戦。音楽学校に通って、会社立ち上げて、ガタガタの体に鞭打って、いろいろな場所での演奏活動。時にはトラブルにあったり、いい出会いがあったり。正直、ポップシンガーの大江千里は好きな歌手ではなかったが、すごく応援したくなりました。

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2018年09月05日

Posted by ブクログ

歳を重ねても、住む国が変わっても、
演奏する音楽すら変わったとしても
大江千里という人が持つ魅力は
何も変わらないのだと思った。

前作も読んだが、作中で千里さんが
友人たちと何気なく交わす言葉などの端々に
「アメリカ生活もずいぶん長いんだなぁ」と
感じられるのが面白かった。

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2018年04月03日

Posted by ブクログ

前作を読まずに読んだけれど、文章からプロのジャズピアニストとして活躍している姿がイキイキとしていて、とてもよかった。読みながら、ジャズだけでなく、ポップス時代の音楽も聞いている。

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2018年03月18日

Posted by ブクログ

なんか良かったですね。
当たり前ちゃあ当たり前だけど、
天性のセンスはあるんでしょうね。
音楽だけでなくて。文章とか写真とか、生活も。
でも、
それにあぐらをかくという選択をしなかった、
その凄さは、心から尊敬します。
音楽も聴いてみようと素直に思いました。

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2022年10月15日

Posted by ブクログ

ジャズのスタンダードナンバーに乗せて綴るNYでの日々。過去の栄光を誇ることなく肩の力を抜いて日々の生活を楽しむ、彼自身の表現を借りれば「Whimsical」な姿が印象的だ。

大江千里氏といえば幾つもの大ヒット曲を持ち俳優としても活躍し芸能界で相応の地位にありながら、47歳で単身渡米(ぴも一緒か)しジャズに邁進する生き方はなんだかすごい。本書だけ読むとブログみたいな内容だが、そうしたバックグラウンドも含めてなんだか不思議な力をもらえる本だ。

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2018年04月11日

Posted by ブクログ

2008年に47歳でアメリカに渡りジャズを学び、52歳でジャズレーベルを立ち上げ演奏活動などもしている大江千里の身辺雑記という感じのエッセイ。ジャズの名曲をタイトルに借りた42編、約350ページ。やっぱり文章よりは音楽の人だよなと思う。各編が長かったり短かったり、何を言っているのかちょっとわからんくだりも。正直なところ途中でやめちゃおうかと何回か思ったんだけどなあ。
最後のほうでN.Y.に来た頃の日々が書かれていて、その頑張り加減がいいなあと思った。それこそ日本では芸能人(アーティスト)だった人が、別の道で一から始めるってすごいことだよね。ちょっと甘いんじゃないのって感じのこともあるし、いくら転身っていっても過去のつながりだってあるしねと思うけど、それでもそれでも自らも転身を考えつつ踏み出せずにいる自分にはちょっと弾みがつく感じだった。

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2021年10月03日

Posted by ブクログ

言語や文化、さらには差別のカベを感じられつつも、柔軟にやり過ごされていることに励ましをもらった感じ。

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2018年05月13日

Posted by ブクログ

ポップスシンガーとしての地位や収入を全て捨て、47歳でジャズピアニストになるためにNYの名門ジャズスクールに入学した大江千里の軌跡については、前作「9番目の音を探して」で詳しく知ったが、そのあまりの面白さに、続編としてつい先日出版された本作も書店で見つけて衝動買いしてしまった。

本作では、The New School for Jazz and Contemporary Musicでの4年間の学生生活を終えて、ジャズピアニストとしてデビューした後の生活が中心に描かれる。ブルックリンを舞台に、自然体で生活する数々のエッセイは、気負いなく読めて、朗らかな気持ちにさせてくれる。

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2018年02月04日

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