大江千里のレビュー一覧

  • 9番目の音を探して 47歳からのニューヨークジャズ留学

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    47歳で今までの音楽活動を中止し、アメリカのジャズ大学に入学。
    大江千里さんがそんな思い切ったキャリア転換をしておられたとは、まったく知らなかった。

    すごいなぁ。そんなこと普通できないよ。

    本書では、大学での四年に渡る日々が綴られているが、それはもう読んでいて気の毒になるほど過酷な日々。自分が全くジャズを知らなかったことを痛感し、子供といってもいいくらいの同級生と席を並べ、自分が培ってきたポップスの音楽性をジャズに塗り替えるべく練習を続ける日々。
    本当に大変だったと思う。
    そしてそれらを乗り越えて、今はニューヨークでジャズピアニストとして活躍されているとのこと。

    人生100年時代を地でい

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    2018年12月09日
  • 9番目の音を探して 47歳からのニューヨークジャズ留学

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    日本で成功を収めて確固たる地位も築きながら所縁も無き土地へ単身乗り込む、47歳の再挑戦。年端もゆかぬ若者から「ジャズをしていない」と謗りを受け、ポップの癖が抜けずに悪戦苦闘と足踏みを繰り返し、ストレスで原因不明の痺れに悩まされ、それでも日々何かに気付き発見し感謝し成長していく。

    「もし自分だったら」と読んでいて内臓がきゅーっとなる箇所も多々ある。大江千里氏はなぜそこまで頑張れるのか。志と信念を持って何かを捨てる勇気が何かを掴むきっかけになることを教えてくれる本だ。人は幾つになっても輝ける。大江千里氏は素晴らしいエンターティナーだ。

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    2018年04月25日
  • ブルックリンでジャズを耕す 52歳から始めるひとりビジネス

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    ジャズのスタンダードナンバーに乗せて綴るNYでの日々。過去の栄光を誇ることなく肩の力を抜いて日々の生活を楽しむ、彼自身の表現を借りれば「Whimsical」な姿が印象的だ。

    大江千里氏といえば幾つもの大ヒット曲を持ち俳優としても活躍し芸能界で相応の地位にありながら、47歳で単身渡米(ぴも一緒か)しジャズに邁進する生き方はなんだかすごい。本書だけ読むとブログみたいな内容だが、そうしたバックグラウンドも含めてなんだか不思議な力をもらえる本だ。

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    2018年04月11日
  • 9番目の音を探して 47歳からのニューヨークジャズ留学

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    大江千里、名前だけ知っているだけで、和ポップスの曲一曲も知らない。47歳からのニューヨークジャズ留学というタイトルに引かれて読もうと思った。つまらなかったら止めれば良いと思いつつ367ページ2段組を読みきってしまった。音楽は知りませんが(JAZZも)楽しく読ませてくれました。

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    2016年09月05日
  • マンハッタンに陽はまた昇る 60歳から始まる青春グラフィティ

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    3.2 コロナ禍のアメリカ生活を描く大江千里のエッセイ。興味深かったが読むのに時間かかった。60歳で挑戦し続けている生き方に尊敬してしまう。自分もそうありたい。

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    2024年11月10日
  • ブルックリンでジャズを耕す 52歳から始めるひとりビジネス

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    2008年に47歳でアメリカに渡りジャズを学び、52歳でジャズレーベルを立ち上げ演奏活動などもしている大江千里の身辺雑記という感じのエッセイ。ジャズの名曲をタイトルに借りた42編、約350ページ。やっぱり文章よりは音楽の人だよなと思う。各編が長かったり短かったり、何を言っているのかちょっとわからんくだりも。正直なところ途中でやめちゃおうかと何回か思ったんだけどなあ。
    最後のほうでN.Y.に来た頃の日々が書かれていて、その頑張り加減がいいなあと思った。それこそ日本では芸能人(アーティスト)だった人が、別の道で一から始めるってすごいことだよね。ちょっと甘いんじゃないのって感じのこともあるし、いくら

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    2021年10月03日
  • マンハッタンに陽はまた昇る 60歳から始まる青春グラフィティ

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    むちゃくちゃ面白かったです!
    本はワクチン接種しましたのコラムがY!トップに貼られていて、なにこの人はめちゃくちゃ文章面白いやん、と思ったらその通り、関西学院大学出てるし作詞もされるしそりゃ上手なわけ。
    そして年齢が進んでからも新しいことに挑戦する人がとても好きなので、潤いのある感じ、楽しく拝読。これはおすすめです。
    あとジャズの曲名も書いてくれているので、Youtubeで流しながら読むと、少なからずブルックリン感出てくる。自分もあのあたりを歩いている気分に少しなります。

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    2021年05月12日
  • ブルックリンでジャズを耕す 52歳から始めるひとりビジネス

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    言語や文化、さらには差別のカベを感じられつつも、柔軟にやり過ごされていることに励ましをもらった感じ。

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    2018年05月13日
  • ブルックリンでジャズを耕す 52歳から始めるひとりビジネス

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    ポップスシンガーとしての地位や収入を全て捨て、47歳でジャズピアニストになるためにNYの名門ジャズスクールに入学した大江千里の軌跡については、前作「9番目の音を探して」で詳しく知ったが、そのあまりの面白さに、続編としてつい先日出版された本作も書店で見つけて衝動買いしてしまった。

    本作では、The New School for Jazz and Contemporary Musicでの4年間の学生生活を終えて、ジャズピアニストとしてデビューした後の生活が中心に描かれる。ブルックリンを舞台に、自然体で生活する数々のエッセイは、気負いなく読めて、朗らかな気持ちにさせてくれる。

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    2018年02月04日