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「一緒に死んでいいほど惚れていた。殺意を抱くほど憎かった」。不世出の大スター、松田優作との出会いから永遠の別れまでを、優作にもっとも信頼された脚本家・丸山昇一が渾身の筆で描く! 優作の演技への情熱に感動し、彼に選ばれた恍惚に酔い、彼の苛烈な要求に翻弄された日々。数々の映像作品と70~80年代の映画・TV業界のエピソード満載。「もし今、優作が生きていたら」と想定したオリジナル探偵ドラマの脚本も収録!
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Posted by ブクログ
「一緒に死んでもいいほど惚れていた、殺意を抱くほど憎かった」──1979年、新TVドラマ『探偵物語』の製作前打ち合わせ。脚本家志望の若者・丸山昇一の前に現れたのは、「むき出しの野心」と「さわると危険」な空気をまとった、サングラスにデニムのスタジャンのスター、松田優作。この「好きな俳優ではなかった」が...続きを読む「存在感がすごすぎる」役者との出会いが、丸山の運命をかえていく。 『探偵物語』で脚本家デビューを果たした丸山は、同じく優作主演の『処刑遊戯』で念願の映画脚本を担当。 撮影現場で、完成した映画で、松田優作のすごさに感動した新米脚本家。映画の出来ばえに脚本家としての自信も得た。 そして、優作主演の大作『野獣死すべし』の脚本執筆という注文が、角川春樹から舞いこんでくる。それは松田優作とのさらなる戦いの始まりであった…… 1989年、突然の別れを迎えるまでの濃密すぎる関わりを、愛憎入りまじった感情を、脚本家・丸山昇一が初めて自身の筆で書きしるす! 70年代末~80年代の映画業界の熱気と混沌、不世出の大スターの情熱と凄み、脚本家の苦悩と恍惚、を活写した快作! ■回想録本編に加え、松田優作が生前語っていた構想を基に、75歳の優作主演を想定して書かれた探偵ドラマの書きおろしシナリオ『21世紀探偵秘帖 顔(フェイス)と影(シャドー)』を収録! 『探偵物語』『野獣死すべし』などの脚本家・丸山昇一が、 没後40年を経てなお輝きを失わない不世出の天才俳優・松田優作との出会いから永遠の別れまで10年余の日々をつづる渾身の一作! 〈プロフィール〉 丸山昇一(まるやま・しょういち) 1948年、宮崎県生まれ。日本大学芸術学部卒業。松田優作主演のTVドラマ『探偵物語』(1979年)で脚本家デビュー。同じく松田優作主演の映画『処刑遊戯』(1979年)、『野獣死すべし』(1980年)、『ヨコハマBJブルース』(1981年)、『ア・ホーマンス』(1986年)の脚本を執筆。他の主な映画作品に『翔んだカップル』(1980年)、『汚れた英雄』(1982年)、『友よ、静かに瞑れ』(1985年)、『いつかギラギラする日』(1992年)、『マークスの山』(1995年)、『一度も撃ってません』(2020年)、TVドラマに『あぶない刑事』(1986年)、『勝手にしやがれ ヘイ!ブラザー』(1989年)、『蘇える金狼』(1999年)、『らんぼう』(2006年)など。 松田優作と丸山昇一、主演俳優と脚本家というだけでなく、お互いに刺激し合い能力を高め合った「共犯者」としての濃密な関係性、「探偵物語」「野獣死すべし」「ア・ホーマンス」などでの裏話を盛り込み描いている。 「感性を磨き尖らせろ」などなど松田優作が丸山昇一に言った言葉は、そのまんま作り手の聖典になっている。 「荒神」「チャイナタウン」「緑色の血が流れる」など陽の目を見なかった作品、見たかった。
★4 おもしろい 惹き込まれる いろいろと「へえ!」というようなことも出てくる 一番は「野獣死すべし」の脚本が何故ああなったか そして最初は鹿賀丈史ではなく金子正次だったのか! ルポルタージュというよりはエッセイなんだよな。エッセイと言うには内容がハードすぎるけど、それは著者が優作本人に近すぎるが...続きを読むゆえの、いろんな感情が入り乱れてそこに込められているから。 僕は役者の人となりとか人生とか演技論とか、もともとあまり興味がない。役者の演技がうまいかどうかもあまりよくわからないし、ややもするとあまり興味がないところがある。 でもやはり松田優作には何か惹かれるんだよなあ。それはたぶん「野獣死すべし」があまりにもそれまでの優作のイメージと違いすぎて、それにまつわる奥歯を抜いただのといったエピソードもあって、あのほんとに鬼気迫る幽霊のような姿がとてもインパクトがあったから、というのはあるだろう。 長年に渡り優作映画の脚本を掻いてきた著者だけに いろんなエピソードや愛憎入り乱れる感情がてんこ盛りでとても興味深い 途中までモバイルノートにメモを取ってきたけれど、やっぱりこれは本を買うか。とてもじゃないがメモを取り切れないし、線を引きたいし。すでに「蘇える松田優作」も手元にあるので、それと並べて持っていてもいいような気がするな。 ※音声入力テキストを「Claude」の日本語整理により作成
脚本家丸山昇一氏が語る松田優作の実像。 「もうあの苦しみから、すべて解放される」 優作の訃報を聞いた瞬間の氏の偽りのない言葉。ここから回想という形で松田優作と関わった作品のエピソードを語っていく。 まるで禅問答のような優作とのやり取り、優作の理想の演技とは何か?具体的には全く説明してくれない。答...続きを読むえは自分で出さないと次に進めない。なにかを感じろ、何かってなんだ?理不尽極まりない要求。新人駆け出しの氏の当時の苦労が文面から滲み出ている。 いまの時代全ての問いに答えと説明が必要とされる世の中とかけ離れた世界。 優作の演技へのこだわり、まさに命を削りながら作った彼の作品や生き様を氏のドライな文章でとつとつと語られている。
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