国内ホラー作品一覧
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4.0娘が女児を埋めば、夫は死に、娘の母も死ぬ… 代々、母娘二人しか残らない呪われた家系の因縁とは? 体験者への詳細な聞き込みと現場取材をモットーとする澤村有希の実話怪談。 崖で見つけた縄文時代の鏃(やじり)。それを手にした途端、得体の知れぬ衝動が…「笑顔」、 鎌倉時代の作と伝わる家宝の茶碗。その不思議な力とは…「茶碗」、 家の納戸で発見された明治の西郷札。それを燃やした日から恐ろしき凶事が…「布札」、 婿取りで家系を繋いできた女系一族。娘が女児を産むと婿は死に、娘の母も死ぬ。母一人娘一人しか残らぬ呪われた血筋の因果とは…「未決」他、 古より令和まで、時代に深い爪痕を残してきた強烈な実話全19話! 著者について 7月2日生まれの蟹座。AB型。 本来は物書きではなかった……はずだが、「摩楼館シリーズ」がきっかけで何時しかそれが本業に。 別名で怪談以外の様々な文章を書いて糊口を凌ぐ日々である。 しかしその間も怪奇に魅せられた生活は続いており、別の文章仕事で訪れた各地の体験談を集める。 まさに〈怪奇中毒者〉。 令和の時代もそれは変わらず、今日もこの世の何処かで怪奇譚を追っている。
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4.5「ネジのぶっ飛んだ大胆な怪異の連続! 最高!」――怪談家ぁみ 新世代最恐怪談 ここに登場! 彗星のごとく現れた新世代が刻む腸(はらわた)が軋む恐怖! ・旅の途中で立ち寄った小さな寺での凄惨な体験「御厨子開帳」 ・深夜残業中、タバコを吸おうと喫煙室入ろうとすると…「整列!」 ・オフィスの椅子が座るたびに妙な音を立てる。そのおぞましい理由とは「豚の椅子」 ・久しぶりに会う古い友人が連れていた女の奇妙な行動は…「モルダー先輩」 ・親友の住む新しいマンションを訪ねたが、部屋の隅に妙なものを見つけて…「恐の胎動」 ――など31話収録。 怪談家ぁみも絶賛、〈怪談マンスリーコンテスト〉にて平山賞・黒木賞のダブル受賞に輝いた書き手が研ぎすました筆を大胆に振るう!
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3.5明治三十八年、岡山。名家・大鹿家に拾われた一人の赤子。保和と名付けられた彼は、大鹿の養子として乳母の春に育てられることに。春の語る残酷な怪異譚を聞きながら、愛憎渦巻く名家で青年となった彼は、この世ならざるものを感じることができた。昭和四年、失踪していた文学の師で放蕩者の作家・金光から保和に帳面が届く。そこには、自ら殺し、そして蘇らせた妻とのおぞましくも妖しい旅行記がつづられていた。金光の記録に魅せられ、読みこんでいくうちに精神を浸食される保和。日常さえも次第に歪められていく中、彼はことの真相を確かめるべく、金光夫妻が逗留しているという新嘉坡へ向かう。
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3.9
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-人々の歴史と怪異が交差する怪談集 「この家はあるじ夫妻の死と共に滅びる」 井戸を埋めた家に起きた災禍 ――「ある家の祟りの記録」より 怪異体験を克明に炙り出す川奈怪談! 6000件を超える怪談取材を行ってきた川奈まり子が、人間の業と情念、因果応報の物語を体験者視点の語りという新たな読み味で綴る。 ・毎夜夢の中で赤黒い何者かに責めさいなまれる――やがてわかる悲しい事実「おはぎちゃん」 ・黄昏時に誰もいない自宅にひっそりと佇む見知らぬ男女、その壮絶な理由「逢魔が時の家」 ・遠方に住む伯父が遺産を寄越せと言い出して…相続争いが生んだ怪異「帰 るところ」 ・客のいない明け方のカウンターに置かれる酒の入ったグラスとは「バーの指定席」 ・旧家の古い井戸を改修するとともに始まった不幸の連鎖の顛末「ある家の祟りの記録」 ――など40編を収録。
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-懐かしや、恐ろしや。 記憶の抽斗をそっと開けて覗く 昭和レトロ実話怪談! 田んぼに裏山、井戸にお宮、 三軒長屋に駄菓子屋さん。野良犬が自由に闊歩し、サイドカー付きのバイクが土埃をあげて走っていた昭和。 その時代に子供時代を過ごした体験者たちの記憶から零れた懐かしくもぞっとするレトロ怪談を中心に、現在の一風変わった怪現象、不穏な恐怖譚を集めた実話怪談集。 ・畳の縁に整然と子供が並べた玩具。葬列のような不気味な光景は不吉な予兆…「野辺おくり」 ・祖母の田舎で一緒に遊んだ全身緑の異形…「スーパージェットマン」 ・井戸に落ちた獣を弔って以来、家の土間に何かが来る…「井戸」 ・小学生女子4人で行った降霊遊び。順番にし、の先にある文字は…「キューピッドさん」 ・山中の廃墟の裏に転がる桃と泣き声…「廃スナック」 他、恐怖と郷愁がジワリ迫る46話を収録。
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-全国から寄せられた霊体験談から選りすぐった、48の怖い実話。 夜中にふと目がさめたら気をつけて。 天井からぶら下がる血だらけのワンピースの女…「首吊り屋敷の二階、左端の窓に」 深夜に病院に呼び出された医療機器営業マンが見たもの…「冥界につながるエレベーター」 僕だけに聞こえた断末魔の叫び声…「あの声を聞いてよく無事でいたな」 クローゼットの扉の隙間からじっと見つめる目…「そう、きみ、見えちゃうのか…」 第一章 開かれた霊界への道 第二章 冥界からの不気味な警告 第三章 怨霊の棲む空間 第四章 身の毛もよだつ怖い話 第五章 音もなく忍び寄る恐怖
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4.3シングルマザーの美苗は、兄夫婦と両親、祖母が引っ越したばかりの家に幼い娘とともに身を寄せる。そこは有名な事故物件で「ある部屋に絶対に足を踏み入れてはいけない」と言われている。誰もいないはずの部屋から足音が聞こえ、眠ったままの娘がなにかに手を引かれるように寝室を出て行く。この家はどこかがおかしい……。美苗は霊能者を名乗る女性に助けを求めたが、ついにある日、その部屋から娘が意識のない状態で発見される。娘を助けようとする美苗は、この家に隠された、驚愕の過去を知る――。 第8回カクヨムWeb小説コンテスト〈ホラー部門〉大賞を受賞した著者による、戦慄の「家」ホラー! 【電子書籍特典】 特別書き下ろし短篇 「人形つくりの家に関する話」
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3.2二年C組の問題の多さには、呆れますね――教頭の言葉が突き刺さる。また私のクラスの生徒が行方不明になった。これでもう四人だ。私はその失踪にあの子が関係しているのではないかと恐れている。宮田知江。ある時から急に暗い目をするようになった女生徒だ。私は彼女の目が恐い。でもそんなことは、これから始まる惨劇に比べれば些細なこと。なぜなら私は、夜の教室で生徒24人が死ぬ光景を目にすることになるのだから……。 イチゴミルク好きという著者が描く、一通のメールから始まる死の連鎖。 「リング」「らせん」の鈴木光司氏推薦――「この恐ろしさは、ねっとりしている 鈴木光司」 新しいホラーサスペンス「嫌ホラー」誕生。
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-生真面目な女子大生の水沢琴音は、青年実業家・白石周平の秘書のアルバイトを始めた。恋愛経験がない琴音は、優しく無邪気な周平に惹かれ、やがて愛人となる。そして初めての夜、周平は言った――「君を性的に調教したい」。戸惑いつつも、淫乱な「もう一人のわたし」に気付いていた琴音は彼を受け入れ、「調教」はエスカレートしていく。しかし、欲望と愛情で結ばれた二人を待ち受けていたのは、あまりにも残酷な運命で――。「躾けられたい」改題。 ※本作は二〇一三年五月にTO文庫より刊行された『躾けられたい』を改題の上、加筆修正し、再文庫化したものが底本です。
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3.2幼少の頃から、自分だけに見える幻覚「蛞蝓女」に悩み続けてきた女子大学生・芽衣。 ある日、「蛞蝓女」がネット上で都市伝説化していることを知る。芽衣の通う大学で、不気味な怪物の目撃情報が多発していたのだ。 怪我人までもが発生し、芽衣はついに彼氏の恭一と共に、「蛞蝓女」の呪いが生まれた故郷・沢母児町へ向かうことを決意する。 一方で、怪奇現象の研究者であり、芽衣の中学時代の先輩である雪丸千璃もまた、この呪いの正体を追い、沢母児を訪れていた。 沢母児に伝わる超能力者・沾水ネンの伝承、「メノテメ様」の祟りの噂、どこか不気味な村の人々。3人は、奇妙な町の秘密を探っていくが…… 呪いを「殺す」方法は存在するのか? すべての謎が解き明かされるとき、物語は想像を絶する結末へと動き出す。 日本ホラー小説大賞出身の鬼才による、異形蠢く戦慄の復讐譚!
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3.5小説投稿サイト〈エブリスタ〉×竹書房が選ぶホラーの頂点 第4回最恐小説大賞受賞作! 脳がザワつく衝撃ラストを見届けよ――。 フリーの編集者・正木和也は妻と五歳の息子・蒼太を連れ、ひと夏を都会の喧騒から離れた避暑地の別荘「カブトムシ荘」で過ごす。 そこは、知人の精神科医が好意で貸してくれた私荘で、妻子が負った列車事故のトラウマを癒すための滞在であった。 時折、失せ物探しや予知など不思議な能力を見せる蒼太。 そして、蒼太にしか見えない友達・コウタ。 正木は別荘のある村の墓地で詩織という少女に出会い、村に伝わる不気味な奇譚、子を攫う妖鬼〈コトリ〉の伝説を知る。 そして始まる村の夏祭り、蒼太が消えた……。 脳を攪乱する衝撃の展開、現実が足元から崩れ去る戦慄のホラーミステリ! *** 寺の掛け軸に記された子をとる鬼【コトリ】の由来—— ある山に鬼がいた。 時折里に下りては子供を攫って食った。母親の嘆き悲しむのを見て己の所業を悔いた鬼は、食った子供に成り代わり、その後母親と共に暮らしたという……。 「ハッピーエンド? これが?」 「母親が鬼と知らなければ。最後まで騙し切れたら、きっとそう――」 世界は、どんな悍ましさも悪も正義になる。
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4.3嫁さんは、死んでもまだこの世にうろついているんだよ―― 大正時代末期、大阪船場。画家の壮一郎は、妻・倭子の死を受け入れられずにいた。 未練から巫女に降霊を頼んだがうまくいかず、「奥さんは普通の霊とは違う」と警告を受ける。 巫女の懸念は現実となり、壮一郎のもとに倭子が現われるが、その声や気配は歪なものであった。 倭子の霊について探る壮一郎は、顔のない存在「エリマキ」と出会う。 エリマキは死を自覚していない霊を喰って生きていると言い、 倭子の霊を狙うが、大勢の“何か”に阻まれてしまう。 壮一郎とエリマキは怪現象の謎を追ううち、忌まわしい事実に直面する――。 家に、死んだはずの妻がいる。 この世に留めるのは、未練か、呪いか。 選考委員満場一致、大絶賛! 第43回横溝正史ミステリ&ホラー大賞 史上初の三冠受賞作!
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