るんびにの子供

るんびにの子供

682円 (税込)

3pt

草が生い茂り危ないからと近づくのを禁止された池で、四人の園児たちは水から上がってくる自分たちと同じ年齢の少女を茫然と見つめていた。その後、その女の子を園でも見かけるようになり……(「るんびにの子供」)。女のヒモ生活を追い出され、悪事の果てに辿り着いた古家の老夫婦に孫だと思わせ同居する男ーー(「柘榴の家」)。妹の性格が気に入らない姉が犬の散歩で見かけた右手のみの手袋が、だんだん家に近づいてきたらーー(「手袋」)。第1回『幽』怪談文学賞短部門で大賞を受賞した「るんびにの子供」ほか『幽』に掲載された「獺祭」、書下ろし作「狼魄」を含めた怪談作品を7篇を収録。待望の文庫化。
解説は『幽』怪談文学賞で選考委員を担当された岩井志麻子氏。

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るんびにの子供 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ 2024年01月22日

    るんびにの子供

    宇佐美まことさんのデビュー作ということで期待して読んでみたけど期待を裏切らない。
    人間の闇と怪異がうまいこと混ざって醸し出る仄暗い雰囲気
    決して煽らず大袈裟でもなく、静かに淡々と暗いものが周りを包んでいくような感覚でした。大満足の読後感。

    「とびだす絵本」は小さい頃自分が夢見てい...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2022年05月25日

    私の大好きなホラー短編集。
    柘榴の家の読後感が好きでしたけど、何より面白いのは岩井志麻子の解説です。屁だけであんなに表現できるなんて…
    これ気になったら買って最初から読むしかありません。ぜひ。

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    購入済み

    女性ならば

    2020年10月17日

    初めての作家さん。女性ならわかる、わかるとなりそうなお話がありました。短編なのでどれも読みやすいです。

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    Posted by ブクログ 2020年09月23日

    怖いですよねぇ、この帯。「お母さんにも見えるんですね、あの子が」って。読みはじめて、表紙の女の子が何者かわかったときにも、ひ〜っ。

    ホラーは苦手なはずが最近は好んで手を出しているから、もはや怖がりですなどと言うと「どの口が言う」と言われそう(笑)。

    短いものは5頁、あとは30〜40頁程度の怪談は...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2024年03月23日

    7作品収録の短編集
    タイトルの「るんびにの子供」は「幽」怪談文学賞短編部門の大賞だそうです
    いずれの作品もそれ系な感じでした
    まぁホラー文庫でもありますし
    個人的には「とびだす絵本」が気に入りました

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    Posted by ブクログ 2023年07月20日

    宇佐美まことさんのデビュー作。
    受賞作を含む短編7篇が収録された作品でした。

    夏だし暑いしたまにはホラーでも…
    と思って手に取った作品。
    いやぁ、まず文庫の装丁…怖すぎます。
    ブックカバー必須ですね笑


    るんびにの子供
    柘榴の家
    手袋
    キリコ
    とびだす絵本
    獺祭
    狼魄

    解説は岩井志麻子さん

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    Posted by ブクログ 2022年09月28日


    るんびにの子供 / #宇佐美まこと

    07年にデビューした作家さん!
    初めて読みました。中国の呪具、ラン・ポォーの話が好み。人を呪い殺すという狼の脚を巡り戦時中のストーリーと現代での使い方が描かれる。文章や言葉の選び方もとても上品で大変好ましい作家さんでした!他の作品もぜひ読みたい。

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    Posted by ブクログ 2022年09月06日

    宇佐美真まことのホラーってことで、個人的・夏のホラー特集の一環として。7編を収める短編集。やっぱりでも、根っからのホラー好きではないのかな。それなりに楽しめはしたけど…みたいな。

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    Posted by ブクログ 2022年07月25日

    初めましての作家さん。
    るんびにの子供・柘榴の家・手袋・キリコ・飛び出す絵本・
    獺祭(だっさい)・狼魄(ラン・ポー)
    デビュー作 7つのホラー短編集

    これがデビュー作だなんて、恐ろしい
    既に完成されていると言っても過言ではない
    何かを予想させながら、軽くかわして
    我慢して我慢して復讐を遂げるという...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2022年02月17日

    四人の園児たちが池で見たのは自ら上がってくる少女。
    少女は幼稚園「るんびに」まで付いてきた。
    仁美は、その少女を時折見かけた。

    女の家に居候を決め込んでいた男は、その家を追い出されることになってしまった。
    泊まる場所も無い。途方に暮れた男は一軒の古家に入り込む。
    その家に住む老婆は男を孫だと思い込...続きを読む

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