角田光代のレビュー一覧

  • タラント

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    じわじわと沁み渡るように文章が心の中に入ってきた。主人公と年代が近いということもあり、自分の大学時代、震災やコロナのときのことを思い出しながら読んでいると、はっと心にささる文章があった。
    2026.1.5

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    2026年01月06日
  • 神さまショッピング

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    不思議な感覚になった小説(短編集)だった。
    まるで自分が辺鄙なアジアの寺院を巡っているような、
    そしてそれぞれの主人公の人生を生きているような感覚にさせられた。
    いい人なんだろうけど感性の違いすぎる夫との関係、ボケてるわけじゃないのに盗み癖のある離れた暮らす父親の悩み。
    スーパーで起きた女児疾走事件が自分の講演した内容のせいだと思い悩む女性。
    ほんとにリアルに描かれていて何通りもの人生をちょっと旅してきた感覚になった。

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    2026年01月04日
  • 愛がなんだ

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    報われない一方通行具合に読むのが苦しくなる。勝手に期待して傷ついたり、虚勢を張ったり、役に立ちたいと思いながら都合の良い存在になってしまったり。自分もテルコ側の人間だなと共感して苛立たしくもあり悲しくもなる。
    消化不良のようなモヤモヤとした気持ちで読み終えた後、島本理生さんの解説に救われる。

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    2026年01月02日
  • これからはあるくのだ

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    角田光代さんのエッセイ集であり、改めて圧倒的に文章がうまいことに感服する。
    個人的な話や、さくらももこみたいな笑える話や、かなり深く考えさせられる話など、いろいろな話がある。
    面白い話ももちろんいいのだが、特に印象に残ったのは「まなちゃんの道」かな。本物との差に気付かされるという話。

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    2026年01月01日
  • ねこがしんぱい

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    とにかくもう表紙の猫が可愛すぎ。このコと目が合ったら手に取らずにはいられないでしょう。

    帯には角田さんの大事な飼い猫トトちゃんが絵本の表紙のたまこちゃんは「私がモデルです」とアピールするかのように鎮座。
    それを見ている角田さんの目の優しさ(くーっ)
    角田さんが心配のあまり想像し尽くした(?)「私の知らない飼い猫の世界(笑)」が具現化した一冊。

    絵のクオリティにちょっと揺らぎがあって同じ猫ちゃんに見えないページもあるのだけれど、その心配ごとの突拍子もなさにその辺りは段々
    かすんでいきます。

    「猫ってやるよねー」ということから徐々に「もしかしてあるかも?」「いやいや、ないでしょう。でもあった

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    2025年12月30日
  • まどろむ夜のUFO

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    夏休みの間上京してきた弟との不思議な生活を描く「まどろむ夜のUFO」、突然失踪したルームメイトを訪ねてきた男の不思議な体験談を軸に話が展開していく「もう一つの扉」、常に部屋を探し続けていた叔母との体験と転居先を探す自身との対比を描く「ギャングの夜」を収録。
    どれも怪しげで暗闇がじっとりと湿度を持ち迫ってくるさまを描く筆致が素晴らしい。別作者であるが森見登美彦『きつねのはなし』を思い起こさせる部分が頻繁にあった。同書が好きなため、本書もかなり好みであった。また読みたい。

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    2025年12月30日
  • 八日目の蝉

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    本編はとても面白く、客観的に見て悪であるはずの希和子になぜか感情移入してしまい、ハラハラしながら読み進めた。
    最後の終わり方もよかったと思う。
    それゆえに解説者がフェミニズムという流行りの言葉を安易に持ち出して本作を片付けてしまうせいで、モヤっとした読後感になってしまった。

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    2025年12月29日
  • 泥酔懺悔

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    下戸の人の感覚を知ることができた一冊。
    私は飲める方だから、酔って泥酔までしても懺悔するほどの失態は今のところない。
    強いて言えば、二次会で食べきれなかったおつまみのベイクドガーリックをアルミホイルに包んでバッグに突っ込み、お持ち帰りしてきたことかなあ。
    バッグの中から出したときの母の顔は忘れられないし、次の日焼き直して食べたときの意外なおいしさも記憶に濃い。
    お酒は楽しいな。私、やっぱり好きだな。

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    2025年12月28日
  • 源氏物語 上

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    ネタバレ

    源氏物語は古典の授業で読んだくらいで登場人物もよく分からない状態で一念発起して読み始めたけど、章ごとに相関図がついていたりして、文章も易しくてすらすらと読める。
    あとがきで訳の角田光代さんが「物語世界を駆け抜けるみたいに」とおっしゃっているが、まさにそんな感じで読める訳になっていてすごかった。註がついていないので当時の風俗や役職の事がよくわからなかったりするのだが、それも「駆け抜ける」ためにあえてそうしているのだろう。とにかく先に進みたいので、調べることもあまりせずに読み進めてしまった。

    しかし、なんだかんだと言いつつ誘拐から強姦までやりたい放題の光君、しかしイケメンで仕事も芸も歌もできるの

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    2025年12月28日
  • 源氏物語 1

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    わかるかなぁ、難しいかなぁ…と少し心配ではありましたが、大変わかりやすかったです。

    子供の学校副教材の国語便覧に、とても詳しく載っていたので、それを参考にしながら読みすすめました。

    しかし…。
    光源氏よ、プレイボーイ過ぎやしないか?

    まだまだ先はあるので、少しずつ読んでいきます。

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    2025年12月25日
  • 源氏物語 1

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    読みやすいのに、日本語の美しさは損なわれない訳で、とても楽しく読むことができました。
    平安時代とは生活や習慣が異なるため理解が難しい部分もありますが、現代と似たような思考も出てきます。1000年経っても変わらない部分を見ることができて面白いです。

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    2025年12月24日
  • わたしの容れもの

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    エッセイを集中的に読んでおり、手に取る。
    長らく作家業をしている角田氏によるエッセイ。
    加齢による身体の変化と、それについての受け止めを軽やかな文体で描いている。
    凸凸と話しているような書き方は、視点が純朴で面白い。
    体はしっかりと高齢者に入りつつあることを描いているが、心理は純粋な子どものような。
    後半につれ、そんな親しみすら覚える。
    読んでいて楽しいエッセイだった。

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    2025年12月24日
  • 源氏物語 6

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    「雲隠」という巻の名前だけがあって、その次の巻では光君は亡くなっているという儚く切ないオサレ演出
    何が本当かはわからないけれど…

    今回も角田さんのあとがきが秀逸
    「人の不幸を書けば書くほど冴えわたる」…物語というものが今ほど飽和していなかった時代、もうそこに行き着いている人が居たのかと。知れば知るほど興味深い。

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    2025年12月22日
  • 源氏物語 3

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    だんだん、登場人物というか、

    源氏を取り巻く女人が増えてああ、この人いたね
    とか思ってしまう。

    でも、忘れない源氏はすごいと思う

    現代からして、不倫はなんとかいうけど

    当時は一夫多妻だったもんね。

    やきもちはあっただろうけど

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    2025年12月22日
  • だれかのいとしいひと

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    角田光代めっちゃいい、沁みた
    今作はなんだかよしもとばななみたいな優しくて何かしらの救いがある物語が多かった
    いろんな形の恋愛、そして別れがあるなあと
    切ないけど優しくて、胸がじんわりあたたかく良い本だった

    角田光代は大学時代によく読んだけど、当時の印象よりも読みやすく、優しい印象だった
    ここ最近読んだ角田光代作品2作がたまたまそうだったのかもしれないけど
    過去に読んだものを再読したくなったし、未読の作品もガシガシ読みたくなった!
    角田光代、最近私の中でかなり熱いです

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    2025年12月22日
  • さがしもの

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    上白石萌音さんの歌うRADWIMPSの『25コ目の染色体』に魅了されていたのもあり、上白石萌音さんの帯コメントに触発されて手に取りました。

    そして少し読み進めて、おばあさんの謎質問の意図が気になり、面白そうだと思って購入しました。

    正直、はじめは短編集であることにショックを受けました。いままで長編の小説しか読んだことがなく、すぐに話が終わってしまう短編では感情移入ができないと考えていたためです。

    でも、読み終えた今、そういう感情も含めて許してくれるような、まさに「読書のための本」だった気がします。

    掲載されているすべての小説が良かった、とは正直思えませんでしたが、私の場合は2つ、心に刺

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    2025年12月22日
  • さがしもの

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    「いつだってそうさ、
     できごとよりも考えのほうが何倍もこわいんだ。」
    ****
    私にとって本は、いつも一緒にいてくれる友達みたいなもの。
    小さい頃から大好きだった絵本は、今でもたまに開いては昔の気持ちを思い出す幼馴染みたい。
    学生時代に読んで憧れていた本の主人公は、久々に会うと少し緊張する当時の同級生みたい。
    親友から教えてもらった小説は、辛くなった時にめくると寄り添ってくれる。
    これからもたくさんの本と出会っては別れて、歳を重ねていくんだろうな。
    素敵な出会いに溢れているといいな

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    2025年12月21日
  • 銀の夜

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    角田光代さん作品らしく、独特の余韻を残す作品となっております。スッキリはしませんが、女性って複雑なんだなぁという勉強になる、、かな?

    三人三様なり自立の物語というわけですが、どうしても「こいつは変わらんやろ」て1人が交じっています(笑)
    そこは明確にしてほしかった気もします
    それもまた御都合主義に走らない筆者らしくて良いわけですが。。

    本の概要

    女子校時代に少女バンドを組んでメジャーデビューした3人の女性。30代半ばとなった現在、人生のピークは10代だったと懐かしむ毎日を送っている。夫に浮気されたり、自らの見果てぬ夢を娘に託したり……など、日常は冴えない。そんな毎日にひょんなことからある

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    2025年12月21日
  • さがしもの

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    9作品の短編集
    読み始めて「好きだな、これ」と思う
    でも次を読み始めたら「こっちが好きだな」と思う、また次を読み始めたら「やっぱりこれが好きだな」と…それが続いていった
    結局全部好きだった
    角田光代作品は久しぶり
    昔、結構読んだつもりだったが
    これは読んでなかったのだ
    全部好きだったけど【引き出しの奥】が
    一番好きかもな

    本は一人っ子で人見知りの私の
    子供の頃からの友達だと思い出させてくれた1冊

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    2025年12月18日
  • ご本、出しときますね?

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    本好き芸人であるオードリー若林と小説家達とのトーク本。小説家であっても一人の人間。人の面白さから読みたくなった本が沢山ありました。
    書き手の面白さから本を手に取りたくなる一冊。

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    2025年12月16日