村田沙耶香のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ネタバレ「ムーミンのマグカップ」…デザインにストーリーを感じるところにとても共感した。
「正座が逆の人へ」…書いてある通りに想像してみたがいまいちピンとこなかったので実際に見てみたい。
「「走らせている人」たち」…並走させている人がいるのに驚き。各々どんなキャラクターを走らせているのか聞いてみたい。
「ダイアログ・イン・ザ・ダーク」…イベントに参加したことはないが、真っ暗な空間にずっといると次第に慣れてきて、暗闇をてくてく歩く妙な大胆さを感じたことを思い出した。
「港区芝公園界隈」…から始まる4つの話が好きだった。日常と非日常の配分が絶妙で、いくら読んでも苦しくならない。挿絵も文字もホッとするしかわい -
購入済み
男女の性行為が、古く時代遅れで意味のないものになってしまった世界。いつか人類の価値観が大幅に変わって本当にこんな風になってしまうんじゃないかとすら感じた。実験都市となった千葉で同じような子供が生まれ同じように育って、機械みたいだと思った。少し気味が悪かったけど話としては楽しめた。
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Posted by ブクログ
とても読みやすいエッセイ集です。
村田沙耶香先生らしい独特な視点で描かれています。
1番びっくりしたのは、ぬい活をしていることでした!
私もぬいぐるみやドールが大好きなので、大好きな作家先生も同じような嗜好を持っていることが嬉しかったです。
クスッと笑ってしまったエピソードもあり、ひとつずつのお話がとても短いので読みやすいです。
スキマ時間に少しずつ読むのにちょうど良かったです。
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デビューから現在まで各紙誌に書いてきたエッセイを一冊にまとめた決定版。
小さな頃の思い出から、影響を受けた本や音楽、旅先での出来事、
今まで気づかなかった -
匿名
購入済み社会が求める「普通」という名のコードとの距離感の問題はある人にとっては問題とも認識されず、またある人は完全にそれに同化してそのコードを拡大再生産する尖兵ともなり得るが、本作の主人公にとってはそれは対象として認識は出来つつもそのようには振る舞えない。一方で「コンビニ店員」としてのコードは完璧に振る舞うことができる。対して白羽にとってそのコードは自身を攻撃してくるのもでしかなく、と同時にそのコードを使って他者を攻撃してもいる。矛盾しているようでいて実際にはこのような人は多く見かける。
コンビニの他の従業員や地元の旧友、そして主人公の妹などは、彼らの価値体系(と言ってもそれは彼ら自身の頭で作り出され -
Posted by ブクログ
ネタバレ地味でスクールカーストの中の下あたりにいて、三人組の中でもあぶれそうになっている律。クラスにいる異様な雰囲気の女子、瀬里奈。
瀬里奈はすぐ泣いてどこかに行ってしまうし、泣いて誰かに助けられてもお礼のひとつも言わないので、いつも仲間はずれにされている。
律が瀬里奈が泣いてどこに行くのかを突き止めれば、話のネタになるだろうと跡をつけたことがきっかけで、瀬里奈に思わぬ変化をもたらし、やがて律自身も……というお話。
瀬里奈が「マリー」になってからは、ホラーみたいな話になるのかと思ったが、全体的には女子の友情物語だったので安心した。
イケてない女子の複雑な心理描写がとてもリアル。私はアホだったのでスク -
購入済み
読むのに気力のいる本だった
息子が中学にあがり、性教育を考えると男性視点の情報では難しいと思う事が多々ある
SNSでこの本のことが流れてきて書評を見た時、長男の女性に対する理解に何かしら寄与するかと思い、つい反射的に購入した。
男より女性の生き方はある意味で難しいが、性を持ち出すと安易に楽な選択を選ぶこともできる。
でも、それを選ぶと多くの場合、後でツケがまわる。だから、安売りするな、という言葉を親の世代は言う。
でも、若い世代が持て余す感情は大人の説教なんて聞き入れない。で、大人になって、同じように若い世代に言う。
そこに使える武器があってもそれを使わないって難しいこと。男が腕力で相手を従わせる選択をなかなか選べない -
Posted by ブクログ
ネタバレいやぁ、今回も村田沙耶香さんすごかったなぁ…。
「変半身」は、ミッドサマー的な感じ?と思っていたけど、卵ぽいものを産んだり、ポーポー言い出したり、「ニンゲン」が終わったりともうファンタスティックでした…。
「満潮」はもうね、意味がわからない。旦那が急に潮吹きたいとか正気の沙汰じゃないでしょ。それをなんだかんだ受け止めて、なんなら私も潮吹くことにした。とか言う佳代もすごい。でも、潮吹きたいって言ってからの方がお互いなんとなく分かり合えてる?仲良くなってる?そんな感じになってるからすごいのよ。ほんと、村田沙耶香さんの作品って、唯一無二だよなぁ。 -