村田沙耶香のレビュー一覧

  • となりの脳世界

    Posted by ブクログ

    とても読みやすいエッセイ集です。
    村田沙耶香先生らしい独特な視点で描かれています。
    1番びっくりしたのは、ぬい活をしていることでした!
    私もぬいぐるみやドールが大好きなので、大好きな作家先生も同じような嗜好を持っていることが嬉しかったです。
    クスッと笑ってしまったエピソードもあり、ひとつずつのお話がとても短いので読みやすいです。
    スキマ時間に少しずつ読むのにちょうど良かったです。

    ❀❀❀❀❀❀❀❀❀❀❀❀❀❀❀❀❀❀❀❀❀❀❀❀❀❀❀❀❀
    デビューから現在まで各紙誌に書いてきたエッセイを一冊にまとめた決定版。
    小さな頃の思い出から、影響を受けた本や音楽、旅先での出来事、
    今まで気づかなかった勘違いに、コンビニバイトのこと。
    Twitterで話題の『「走らせている人」たち』も収録!

    0
    2024年09月15日
  • コンビニ人間

    匿名

    購入済み

    社会が求める「普通」という名のコードとの距離感の問題はある人にとっては問題とも認識されず、またある人は完全にそれに同化してそのコードを拡大再生産する尖兵ともなり得るが、本作の主人公にとってはそれは対象として認識は出来つつもそのようには振る舞えない。一方で「コンビニ店員」としてのコードは完璧に振る舞うことができる。対して白羽にとってそのコードは自身を攻撃してくるのもでしかなく、と同時にそのコードを使って他者を攻撃してもいる。矛盾しているようでいて実際にはこのような人は多く見かける。
    コンビニの他の従業員や地元の旧友、そして主人公の妹などは、彼らの価値体系(と言ってもそれは彼ら自身の頭で作り出されたものではなく社会が求める普通という規範であるが)からすると理解不能な主人公を、自身の理解可能な地平に持ってきてジャッジしようとする。そして「叱って」異物を排除して、内部の、「こちら側」の結束を固めようとする。
    理解不可能なものを理解不可能なものとして理解する知性は多くの人には無いのだ。

    0
    2024年09月12日
  • ギンイロノウタ(新潮文庫)

    Posted by ブクログ

    村田沙耶香さんの小説に出てくる登場人物って確かに狂ってるけどなんかほんのちょっとのキッカケでそっち側に転がって行ってしまいそうな感覚が理解できてしまうのが怖い。
    特に思春期の自分なんか今思い出すとあの頃の自分て狂ってたなぁって思うもんね。
    誰でも抱えてる心の闇とか病的な部分を表現するのが上手いんだと思う。

    0
    2024年09月03日
  • 私の身体を生きる

    購入済み

    読むのに気力のいる本だった

    息子が中学にあがり、性教育を考えると男性視点の情報では難しいと思う事が多々ある
    SNSでこの本のことが流れてきて書評を見た時、長男の女性に対する理解に何かしら寄与するかと思い、つい反射的に購入した。

    男より女性の生き方はある意味で難しいが、性を持ち出すと安易に楽な選択を選ぶこともできる。
    でも、それを選ぶと多くの場合、後でツケがまわる。だから、安売りするな、という言葉を親の世代は言う。
    でも、若い世代が持て余す感情は大人の説教なんて聞き入れない。で、大人になって、同じように若い世代に言う。
    そこに使える武器があってもそれを使わないって難しいこと。男が腕力で相手を従わせる選択をなかなか選べないのにどこか似てる。
    それでも、男は無言の圧力を与えてる。そして、女性も無言の魅力を巻き散らかしてる(人もいる)
    本当に、性というものは複雑で厳しいものだ。

    女性の、子を成す性の役目は特権でもあり重しでもある。セックスは多様な価値を持ち、時に持て余し、崇高なものにもなり娯楽にもなりうる。。
    そんな世界で、女性は男にどう見られるかに迷い陳腐化する。パンツを売り、安易に自己承認も得ている一部の女性を男が「女はずるい!」と叩く。
    でも、そんな事ができる性の生き方は辛いだろうな、とも思う。

    男と女、どちらが辛いと比較するものじゃないけど、男よりも女性の辛さは複雑で、どれを選ぶにしても(選ばないにしても)自己責任を押し付けられる生き方は厳しいと思う。男の辛さも簡単ではないけども、女性は年齢とともに役割と身体がめまぐるしく変わり、それにつられて求められ方も変わる。

    僕は、見ず知らずの女性に数万円払えるほどお金もないし、あったとしても自分の為か家族の為にお金を使おうと思う人だけど、世の中にはお金で女性を買う事に躊躇のない人がいるのも知ってる。ひょっとすると僕がいつも遊んでいる連中にもいるのかもしれない(彼らがそんなにお金をもってると思えないが)
    それだけのお金があるのは一部の男なんだろうけど、多かれ少なかれ男は性の対象として女の人を見てるというのは分かる(逆に比べればその対比のバランスの悪さが本当に悲劇でしかないと思う)。そして、女性は男性の欲望を当たり前として受け止める事に疲れ果てて諦めて、で、今、怒りを示している。
    いろんな価値観がアップデートされている。「ねーちゃん、えぇケツしてんな」は失礼な事。
    そのアップデートがで

    #タメになる

    0
    2024年08月04日
  • 変半身

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    いやぁ、今回も村田沙耶香さんすごかったなぁ…。
    「変半身」は、ミッドサマー的な感じ?と思っていたけど、卵ぽいものを産んだり、ポーポー言い出したり、「ニンゲン」が終わったりともうファンタスティックでした…。

    「満潮」はもうね、意味がわからない。旦那が急に潮吹きたいとか正気の沙汰じゃないでしょ。それをなんだかんだ受け止めて、なんなら私も潮吹くことにした。とか言う佳代もすごい。でも、潮吹きたいって言ってからの方がお互いなんとなく分かり合えてる?仲良くなってる?そんな感じになってるからすごいのよ。ほんと、村田沙耶香さんの作品って、唯一無二だよなぁ。

    0
    2024年07月16日
  • 地球星人(新潮文庫)

    匿名

    ネタバレ 購入済み

    地球星人

    読んでいて不愉快だか探究心がくすぐられるようなそんな内容だった
    コンビニ人間とは違う不愉快さが堪らない

    #ダーク #怖い

    0
    2024年07月15日
  • きれいなシワの作り方~淑女の思春期病

    Posted by ブクログ

    最近この年代の人のエッセイ何個か読んで、時代が違うからかあんまり共感できる部分ないな〜って思ってたけど、この本は共感できる部分も多かった

    0
    2024年06月29日
  • ご本、出しときますね?

    Posted by ブクログ

    面白い企画。小説家2人とオードリー若林の鼎談。
    お互いへの質問、それぞれのマイルール、おすすめ本という流れで、読みたい本が増えた。
    村田沙耶香さんがすごく個性的で面白い。

    0
    2024年06月29日
  • 丸の内魔法少女ミラクリーナ

    匿名

    購入済み

    面白かったです!
    特に魔法少女は声に出して笑ってしまいました。
    どれもユーモア溢れるお話でした。

    0
    2024年05月20日
  • となりの脳世界

    Posted by ブクログ

    クレイジー沙耶香こと、作家の村田沙耶香さんが見ている世界を覗くことができるエッセイ集。
    楽しく読めたけど、芥川賞受賞直後ぐらいにテレビやラジオで喋っていた時のお話のほうが面白かったかな。(ネットで検索すると出てきます)
    改めてちゃんと文章で書くとこうなるのか、どこか周囲の人たちへの遠慮が感じられるんだよね。村田さんは村田さんなんだから、周りがどうあれ無理に合わせたり落ち込んだりする必要は全然なくて、もっともっとはじけちゃっていいと思います。
    ちなみに一番好きなお話は電車で居眠りした際のエピソードでした。

    0
    2024年05月05日
  • きれいなシワの作り方~淑女の思春期病

    Posted by ブクログ

    村田さんの周辺では面白いことがたくさん起こるように思うし、彼女の捉え方は謙虚で独特で時に飛躍する。
    ananの連載との事でサクッと読めてフフッと笑えて、脳がリラックスしました。

    あとがきにあった

    「これからも、私は自分の心も、身体も、大切に観察し続けたいと思う。老いていく身体を内側から見ることは、一生に一度しかない大切な観察記録のような気がするのだ。」

    との言葉にグッときた。私も自分自身を大切に観察して行きたいと思う。

    0
    2024年05月02日
  • コンビニエンスストア様【文春e-Books】

    ネタバレ 購入済み

    小説だと思ったらエッセイだった。面白い。私には恋人が居ないので、この手法を使ってみようかと、チラッと思った。この作家は今、イギリスでもウケているらしいので、初めて読んでみた。

    #シュール

    0
    2024年03月10日
  • 変半身

    Posted by ブクログ

    「何かを知るということは快楽なのだ。それが大嘘であっても」。

    なんで我々はこんなにも村モノ…というか、なにかを妄信する物語が好きなんだろう?今回もとても質の良い寓話だったと思いました。
    ただこの話には"知性"を信じる人がいなかったので、その点はやっぱり好みじゃないかもしれない(物語として、陸が嘘と真実の間にいる観
    測者なので、知性や科学はもはやメタ認知になっちゃうからいらないんだけど)。

    潮についての心温まるお話のほうがやっぱり好みではあるし、18頃の若者にぜひ読んでもらいたい短編だなあと思う。それみんな思ったことあるけど忘れちゃってたやつ〜!と、30手前のわたしは思った。

    0
    2024年01月06日
  • 星が吸う水

    Posted by ブクログ

    この作品を本当の意味で理解するには私はまだ経験が足りなすぎるけれど、村田さんの文体をとにかく楽しんだ。表題作の最後が少しピンと来なかったので、誰かと話し合いたい。

    0
    2023年12月27日
  • 変半身

    Posted by ブクログ

    面白かった、変半身はなかなかページをめくる手が進まなかったけど、なんとか最後まで読めた。当たり前だと思っていることもなにかのきっかけで変わってしまうんだなと思った。人から伝えられたことは自分で確かめないと真実かどうか分からない、でも自分で確かめようのないことも多くあるから、世の中って怖いなと思った。満潮は結構意味が理解できないとこが多くて、悩んだ。

    0
    2023年11月23日
  • 変半身

    Posted by ブクログ

    確かに当たり前となっていることは疑いもしない

    でも時として正しい正しくないは必要ではなく、自分の軸と出来るものがあれば良いのかも

    0
    2023年11月13日
  • 私が食べた本

    Posted by ブクログ

    村田沙耶香さんの書評、というか独特の視点な本のしるし。村田ワールドがぎっしりみっちり詰まっている。最後の方の雑誌に寄せられたエッセイは千葉のニュータウンの匂いや東京の夜のあかりが見えるようで、少しだけ羨ましくなる。
    私は村田ワールドが好きだな、とまた思う。

    0
    2023年10月22日
  • 星が吸う水

    Posted by ブクログ

    表題作ともう一遍入っている。
    村田氏の作品は2作目。私はいつも主人公じゃない、主人公から見ると苦手な、強めのキャラクターだな、と思う。こっちが常識なんだ、と振りかざして安心してる方だ。
    若い頃は梓でも、年を取ればもう少し丸くなる。認められる。この年になってやっとほぐれてきた私は遅いけど。
    3人にはずっと繋がっていて欲しい。
    ガマズミ航海も好き。読んで良かった。この年までモヤモヤしてたものがスッキリするヒントを貰った気がする。

    0
    2023年10月21日
  • ご本、出しときますね?

    Posted by ブクログ

    読書芸人の若林が小説家と対談する番組の書籍化らしい。
    常々小説大好きな人の気持ちを知りたいと思っていたが、この対談で多くの気づきを得られた。
    自分自身は現実的なビジネス書や、心理学、脳生理学などの役に立つ本を好んでいたので、なにゆえ個人の脳内で創作されたフィクションが好まれるのか不思議であった。
    本書や小説家(書くほう)の視点の言葉が多いが、彼らは読書家でもあるので示唆に富む会話が飛び交っている。

    ・「弱者」って言葉を言い換えると「大多数」のこと
    ・登場人物が自分の身代わりになってくれるような気がした

    0
    2023年10月05日
  • ハコブネ

    Posted by ブクログ

    3人のうちの2人の女性についてのお話でした
    それぞれに性についての思いや悩みがありながら
    生きてる女性の物語でした
    著者独特の世界観で性についてのお話が展開していった
    その世界になぜかよく引き込まれます

    0
    2023年09月27日