村田沙耶香のレビュー一覧

  • ハコブネ

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    村田沙耶香さんの他の作品と通底するものがあります。特にガマズミ航路(星が吸う水)。
    登場人物3人とも全然違う性への向き合い方。私はまたその3人とも別の向き合い方。
    面白かったです。
    性を茶化したり神聖なものとしたり卑下したりしない、村田沙耶香さんの書き方が好きです。
    あと伊勢崎さんみたいな人が好きなので実写で見てみたいと思いました。

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    2023年06月26日
  • ご本、出しときますね?

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    3.7面白かった。二人づつなのが良。ラジオとかで続いてくれないかな。その方が出てくれる作家さん増えそうだし。

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    2023年06月20日
  • きれいなシワの作り方~淑女の思春期病

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    とりあえず、最初に書かれたエッセイがあったので読んでみた。村田沙耶香、この時点で35歳。
    今から不惑に進もうとゆう年代だから女性としての機能もタイムリミットが近づいてるような緊迫感を感じる内容。
    普通に考えれば子供を産むなら今後10年がラストチャンス。その後は更年期障害が待ってるぞっw
    老後までの人生設計をいろいろ思い描く最終コーナーにかかってる背景。飲み友達と世間話にも黒歴史がちらほら出てきて、ため息もっw
    自意識過剰な彼女、サービス精神旺盛なとこもあるけど友達にしたらちと面倒臭そう。
    お婆ちゃんになった時、どんな皺ができてるのか。縛られることなく自分の価値観で人生楽しめたら無茶美しい皺だら

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    2023年06月18日
  • 絶縁

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    東アジア~東南アジアの若手作家による『絶縁』という共通テーマのもとに書き下ろされたアンソロジー。

    かなり読みごたえがある。
    読み終えるのに結構な時間がかかった。
    同じ時代を生きているのに、その国の政治・社会状況によりこんなにも違った世界が広がっているとは、想像もしなかった。そう、同じテーマのもとに書かれているにも関わらず。
    作家の個人的な傾向もあるだろうが、それとてその国の社会情勢に影響されることは少なくないだろう。

    村田沙耶香、チョン・セランの作品は、読みながら(村田沙耶香のはディストピアのようだったが)その状況や心理が掴みやすかったのは、やはり似通った社会構造の国の作家だからだろうか。

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    2023年06月17日
  • ハコブネ

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    それぞれに性の悩みを抱える10代の里帆と、30代の椿、知佳子。たまたま申し込んだ有料の自習室で会い、交流を重ねるが。

    芥川賞受賞前の作品。さすがです。ぶっ飛んでていいですね。巨大な「おままごと」の世界。みんなで「やーめた」と言いましょう。

    村田ワールドがいかんなく発揮された作品。常識?ふつう?〜らしさ?そんなものはすべて幻想。

    この物語は全編、性を語っているが、それは単に読者に伝わりやすいからだと思う。本質的には「生」の話です。椿の話はもう少し読みたかったなぁ。

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    2023年06月09日
  • 絶縁

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    正直、難解なものも多く(特に燃える)、途中で断念しそうだったが、「穴の中には雪蓮花が咲いている」が素晴らしくて、読んでよかった〜と思った。チベットが中国なことも知らなかかった無知な私だが、ラシャムジャさんの他の作品も読んでみたい

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    2023年06月02日
  • ハコブネ

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     ジェンダーと多様性と東洋的思想の融合みたいな。


     何者かであろうとして藻掻き苦しむ十九才。

     一方、恋に落ちて何者でもないことを辞めようとする三十一歳。


     救いを求める箱舟は、しかしその実、何処にも行けず誰にも乗れない。


     変な女じゃなくて、妙好人。
     これこそまさに無為自然。


     

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    2023年05月05日
  • 絶縁

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    「絶縁」がテーマだからどの作品も薄暗い雰囲気だった。けどほのかに温かみも感じる作品が多かった。(特に、『穴の中には雪蓮花が咲いている』という話が最もそれ)
    全然読んだことないような国の作家さんたちの作品が読めてよかった。国が違うだけで雰囲気が全然変わる!

    そもそも村田沙耶香さん目当てだったからだけれども、やっぱ村田沙耶香さんは圧倒的だ〜…
    読者をピシャリと閉め出す感覚がくせになるよね

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    2023年04月29日
  • ギンイロノウタ(新潮文庫)

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    衝撃。
    土壌によって、常識も倫理観も全く異なって成熟する。
    この本の主人公たちの常識も、実際成り立ち得るだろう。
    解像度の高さがすごい。

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    2023年04月16日
  • となりの脳世界

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    最近、いろんな作家さんのエッセイを読むのが好きなのですが、この著者さんはちょっと特殊な思考の持ち主なのかな?と思いました。算数が苦手な人の考え方やちょっと自意識過剰気味の考え方、妄想が広がる感じの村田さんの頭の中は常に面白そうな感じと毎日大変だろうなという気がします。かなり個性的な方なので周りの人は大変だろうなぁと。自分とは違う人の脳世界に触れることは自分の常識と違った価値観を知ることに繋がり楽しいので、また、他の方のエッセイもたくさん読みたいと思いました。

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    2023年04月16日
  • コンビニエンスストア様【文春e-Books】

    購入済み

    普段このようなジャンルの本を読まないので、とても新鮮に感じました!普段私達の身近にあるコンビニをとても文学的に感じられます。

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    2023年04月10日
  • ギンイロノウタ(新潮文庫)

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    少しずつ滲み出し現実となっていく少女の狂気。
    その狂気を醸成していった学校や家、バイト先での日常の出来事の一つ一つが身に覚えのあるものがあり、心が苦しかった。
    銀色の扉を開いた彼女はどこに行ってしまったのだろうか。

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    2023年03月27日
  • きれいなシワの作り方~淑女の思春期病

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    ニヤニヤしながら楽しく読んだ。村田さんの小説はなかなか突っ走ってるけど、エッセイはまた別の突っ走り方、でも共感!
    自意識が邪魔してSNSうまく書けないって、、、わかる、、、
    そしてそういえばアルバイトしていたんでしたね。アルバイトエピソードも楽しいです。「感じよくおばさん」って難しいなー。

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    2023年03月07日
  • 絶縁

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    アジアの作家の豪華ラインナップ。村田は相変わらずで、たまに読むとそのヘンさが心地よい。ハオ・ジンファンの作品は、彼女らしい寓話だがやや月並み。チョン・セランはさすが。こういう、ストレートに苦いテイストの作品も書くんだと思った。あとよいと思ったのは、ベトナムのグエン・ゴック・トゥと台湾のリエン・ミンウェイの作品。こうしてみると結局、日本と距離的に近い国々の作家に共感しやすいのかもしれない。

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    2023年03月03日
  • しろいろの街の、その骨の体温の

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    ネタバレ

    淡々と…かつどろっとしたものが漂いながら進むストーリーに目が離せなかった。

    小学生の頃から曖昧なカースト制度はすでにあるように思う。
    ただそれは完成形じゃないから、小学生の頃上位にいた子が中学で目立たなくなったりもある。

    自分で言うと恥ずかしいのだけど、私は小中とカーストでいう所の一番上に居て、それは自分が望んでなったものとは少し違っていて…なんだかいつの間にかそんな存在になっていた気がする。

    他人に興味を抱かないせいか、自分から話しかけることをしない為、周りにはどことなく気を使わせてしまっていたかもしれない。
    けど、私自身は分け隔てなく仲良くしたい気持ちはあった。

    大人しい子達から見

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    2023年02月28日
  • ギンイロノウタ(新潮文庫)

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    ネタバレ

    村田さんの作品は「生きづらさ」という日々のもやもやを的確に言語化してくれる気がします。結末は突飛に感じることもありますが、そこに至るまでの経緯や登場人物たちの感情・言動には共感できることも多いです。

    「ギンイロノウタ」でうわぁ分かる…!となったのが、花いちもんめのシーン。

    「私の体は強ばっていた。この遊びで私は、いつも最後の方まで残ってしまうからだ。人気のある女の子は何度も名前を呼ばれ、いったりきたりの取り合いになっていた。(略)私はいつまでも名前を呼ばれないまま、細い声で歌いながら前後に動いていた。」

    何て緻密に文章化するんだろうと思いました。

    他にも「失敗してはいけないと思えば思う

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    2023年02月12日
  • ギンイロノウタ(新潮文庫)

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    中編2作品収録
    2作品とも著者の独特の世界を感じさせる内容でした
    主人公はいずれも女性
    ひとことで言ってきもこわ系な感じでしょうか
    他にない世界観が好きです

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    2023年02月06日
  • となりの脳世界

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    村田沙耶香さんが大好きなので、日常を描いているこの本は村田沙耶香さんの人となりを知れてすごく好きだった

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    2023年01月30日
  • 変半身

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    ネタバレ

    変半身、島で行われる変な伝統儀式の話かと思っていたら、そこで終わらせないのが村田沙耶香だった。人の信仰なんてこんな簡単に変わっちゃうでしょ、歴史なんてこんな簡単に改編できてしまうんだよ、というような嫌味をビシビシ感じた。現代の「普通」「常識」によくもこんな疑問を投げかけられるな……と毎度驚かされる。そんなところが大好き。そして最後は村田沙耶香らしい気持ち悪さで終わる。
    満潮は潮を噴くために切磋琢磨する夫婦の話。膣の描写が丹念で、めちゃくちゃわかる〜それそれ!と思うようなリアリティだった。村田沙耶香の書く“性”、絶妙に生々しく気持ち悪いのが大好き。2篇とも面白かった。

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    2023年01月26日
  • ギンイロノウタ(新潮文庫)

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    ネタバレ

     歪な家庭環境で育てられた主人公がその呪縛から逃れるために、いろいろともがく話。短編が二編収められているが、状況設定はとてもよく似ていると感じた。ただ解釈が様々になるように描写されていることも多く、私の読み取り不足によるところもあるかもしれない。
     似ている点としては、主人公は両方とも親から何かを押し付けられるというところが挙げられ、「ひかりのあしおと」では、大人っぽくあることを、「ギンイロノウタ」では臆病であることを押し付けられて、そのせいで孤独を強いられていた。
     大きな違いとして「ひかりのあしおと」では、主人公は自分の家庭や自身についての異常性を認識しており、それ故に普通になることを目指

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    2023年01月13日