村田沙耶香のレビュー一覧
-
-
Posted by ブクログ
現実主義者の永岡が地元の同級生石毛にカルトを始めないかと誘われるところから物語が始まる。この小説読んで何が正しいのかとか、信仰って結局自分次第なのかなと。永岡みたいに原価とかそういうの考えたら世の中の商品やテーマパークなんて割高なのは分かってるけどそれ以上の付加価値とかにみんな希望を見いてるのかな。現実主義っていうのも一種の信仰。
ほかの「生存」だと生まれた時から今後の生存率が出てそれが評価の対象になる世界が描かれてるけどめっちゃ恐ろしいなと。生まれた環境でどうともならない世界がそのまま描かれていて生きることにそこまで執着していない主人公にとても魅力を感じた。
最後の「残雪」は自殺幇助の短 -
Posted by ブクログ
リレーエッセイ方式で17人の書き手が
『私の身体を生きる』という性をテーマに綴った作品。
想像していた感じと、かなり違っていた。
同じテーマでも書き手によって随分とみえる世界が変わるものだ。編集者から依頼された形で綴っているためか、何となく及び腰に感じる作品も少なくない。
女性しばりでリレーエッセイ集にした意味する所も、問いたいが、赤裸々告白をするものから、トラウマ的な内容を飄々と語ったものまで、多種多様・・・
トップバッターの島本理生さんの作品だけは、眠っていたような共感が呼び起こされる様な感覚があった。
恋愛ものがお得意な作家さんだけに、性の役割にも飄々と鋭い着眼点をお持ちだ。
色 -
-