村田沙耶香のレビュー一覧

  • 世界99 下

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    ネタバレ

    「世界99上」に比べて話がだいぶ難しくなったように感じます。
    リセット後の世界が統一されてきて、それが汚い感情のないクリーンな世界。そこには感情も表情も感動もない、かわいそうな人もいない。そんな素敵な世の中で記憶を操作してロボットのように生活する⋯なるほど、面白い結末になったなと思いました。
    ピョコルンが最初から最後まで大活躍で、ここまで重要な鍵を握っているとは上の時点では予想していなかったです。
    また、村田さんの女性の性に対する考えや出産や育児に対する想いが所々の言葉(搾取など)で溢れていて、やっぱり女性ならではの思考だなと共感しました。特に「母ルン」という言葉は私の中で大ヒットです!思わず

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    2026年05月30日
  • 世界99 上

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    人は誰でも表と裏の顔を持つことはあれど、どこまで多重人格者となれるのだろうか。空子の世界①から③まではついていくことができたが、後半に⑧まで進むともう何が何だかわからない。そして上巻の最後でこの本のタイトルの意味を知る。さらにはピョコルンの正体が明かされるが、このあと一体、下巻はどのような形で着地することになるのか、大いに謎。

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    2026年05月29日
  • 世界99 下

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    苦手な要素を次々突きつけられ、頭がパンクしそうだった。

    人は“都合のいい物語”を作って生きている。忘却も改竄も、他人事じゃない。

    もう二度と読みたくないような、
    でももう一度読みたいような作品。

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    2026年05月29日
  • 変愛小説集 日本作家編

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    変愛、と銘打つだけあって、なんだか読後感が…

    いろんな作家さんの個性も垣間見える作品だったが、やっぱり村田沙耶香さんの作品の不気味さは突出してるな…

    再読したい本ではなかった

    いい悪いではなくて、好みじゃないってことですね…

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    2026年05月28日
  • コンビニ人間

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    手に取った時、本があまりにも薄くて、話題作なのにこんなに短いんだ…!とびっくりしたけど内容がしっかり作り込まれているから読み応えはそれなりにあった。
    バイトを辞めた途端に生活や身だしなみが一気に堕落していく様子がリアルだった。自分も今、社会人一年目で働きたくないなーと思う毎日だけど、辞めたら辞めたで生きる活力みたいなものが全てなくなりそうな気がするし、嫌でも生活リズムが整うし、これでいいのかもなと思えた。
    そしてちょうど、正社員という責任の重さ、業務の複雑さに嫌気がさしてバイトに戻りたいな〜と悩んだりしていたところだったので、「いい歳してバイト=異端」と見なされる世間の冷ややかな描写にも、ハッ

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    2026年06月13日
  • 世界99 下

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    上まではめっちゃおもしろかったのですが、
    下でちょっと飽き始め、
    下の後半からはもう、もう村田沙耶香いいかも!!!!って気持ちになってしまった

    村田沙耶香さんは本当に人間の不気味さを描くのがうますぎる。そして、言葉にならないモヤモヤっとした気持ちや感覚を言語化するのがめちゃくちゃ上手すぎる!!!これ以上の表現はないだろってくらいそれがうまい。ただ、不気味が続きすぎて何が何だかわからなくなってきて、えっえっえって感じで終わって、結局得られたものは人間って何者も不気味だよねってことだった笑

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    2026年05月25日
  • 信仰

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    村田沙耶香さんの本は以前「コンビニ人間」を読んだきりで、初めて短編集を読みました。独特な世界観と、ディストピア的な絶望感だったり儚さだったりを感じる不思議な短編集で面白かった。SFのような、ホラーのような、中にはエッセイが入ってたりで(物語かと思って読んでたら巻末でエッセイと書いてあって初めてエッセイだったんだと気付いた作品もあった)カテゴリに迷ったのですが「物語」で登録しておく。

    以下お気に入り作品
    「生存」
    人類はABCDにランク分けされ、それに紐づいた生存率(65歳の時に生きている可能性がどれくらいか数値で表したもの)で格付けされる未来の世界の話。
    えぐすぎる世界。自分の価値が数値化さ

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    2026年05月24日
  • 世界99 下

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    ネタバレ

    上巻ラストで世界中に衝撃を与えた『リセット』から14年、空子は人畜無害な『クリーンな人』として実家で旧友の白藤遥とその娘の波と暮らしていた。

    リセット以降人々の価値観が変わり、ピョコルンは家事や出産ができるまでに改良され、よりSF感が増した世界。
    他者を嫌ったり怒ったりすることは『汚い感情』とされ、クリーンであることを求められる世界に空子は上手に馴染んでいるが、同居人の遥はリセット前の価値観を捨てることができずに疲弊しており、娘の波もそのことに不満を抱いている。

    14年経っているということもあり、上巻とはガラッと雰囲気が変わった様にも見えるが、クリーンな世界でも差別意識や性的搾取はなくなら

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    2026年05月21日
  • 世界99 下

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    気持ち悪さを我慢しながら読み、共感もする。女子が性的なものとしていつの時代も見られている苦しさは、しつこく最後まで描かれる。

    ピョコルンになったら感覚はどうなるんだろう?
    この世界で得をしているのは誰なんだろう?
    ラロロリン人は結局幸せなのか不幸なのか?

    性癖、女子蔑視、見下し、いじめ
    汚いものを取り去ったら表向き綺麗な人がそろうけど、その世界の人は幸せを感じているのだろうか。面白くないのだろうか。

    最後まで不思議だったのは、ピョコルンのサイズ。
    人間のいろんなものが詰まっていたら、背丈のちっちゃいサイズに収まらないような気がするのだけど。

    。。。。
    【読書メモ】
    クリーンタウン
    ピョ

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    2026年05月20日
  • 消滅世界

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    人工授精が発達し、子供を産むためにセックスが必要なくなった世界。
    しかし、旧世界での繁殖方法で産まれた雨音は原始から変わらぬ身体の本能と急速に発達した社会との乖離に苦しむ…
    血のつながりが希薄になった時、家族の存在価値とはどのようなものなのかを問いかけてくる作品。

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    2026年05月20日
  • 変半身(かわりみ)

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    島祭り。
    ポーポー様信者
    p98
    「みんな、自分に都合のいい嘘を信じるんだ。人間ってそういう仕組みなのかな」
    「そうかもね。新しい真実を信じるとき、人間の頭はクラッシュする。その瞬間だけが、本当に「無」になれるときなのよ。次の瞬間には、新しい信仰が始まってしまうんだから」

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    2026年05月20日
  • 信仰

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    小説とエッセイが混じった短編集。
    村田さんのなかでもかなり癖が強いほうなのでは…?と思った。
    入門にはおすすめしないけど、かなり好きな作品もあった。
    「書かなかった小説」は長編でじっくり読んでみたいなあ
    どうして書かなかったんだろう…

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    2026年05月19日
  • 世界99 上

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    野間文芸賞受賞ということで読み始めたが、、、。
    自分の性格がない主人公の女性。その時々の相手に合わせながら、自分のキャラを使い分けていく。
    今よりは、おそらくもっと進んだ世界の話、そこにはピョコルンという人間が作り出した生き物がいて、人間たちに飼われている。このピョコルンがやがて進化して人間たちと立場が逆転していく。
    3ページに1回ぐらい、きつい表現があるので、単純に読むのがきつかった。

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    2026年05月17日
  • 授乳

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    日常の微細な事柄をすくって描くのが上手い。人の足の指と指の間がどうなってるか、とか、そんなところまで描く?っていうのがたくさん。日々の現実生活に行き詰まったときや、現実逃避したいときに読むのがおすすめ。新しい風を吹かしてくれる。

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    2026年05月16日
  • 信仰

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    ニヤけながら読んだお話とちょっと消化できないお話もあったけど、自分の中では新しいジャンル。頭ぶっ飛んでないと書けないなー面白い人なんだろうなーって思った。確かArcheがおすすめしてて読んだ。

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    2026年05月15日
  • 消滅世界

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    読書してこんな気分が悪くなったの初めて。その位この小説の設定は衝撃的だった。
    グロテスク描写はないのに、後半からのあっち側の世界の描写と染まり始めた主人公の考え方が気持ち悪かった。妊娠、出産のプロセスに人の手を加えることはやっぱり禁忌で、恋愛とセックスが当たり前に存在する世界に生きている自分には本能的に受け入れられないものなのだと思う。
    思考実験のような小説だった。

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    2026年05月13日
  • 丸の内魔法少女ミラクリーナ

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    魔法少女ミラクリーナはクスッと笑えるけど痛快なお話でした。どの短編も村田ワールドが炸裂してて面白かったです。再読です。

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    2026年05月12日
  • 世界99 上

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    男性に媚びる女性。女性を服従させようとする男性。養われている主婦=人間家電
    人間でいるにはお金がいる。
    えっ世の中ってこんな夢も希望もないの?
    ピョコルンは人間のリサイクルーピョコルンの中から出てくる人間の体の部位...おぞましい

    村田沙耶香さんの本ってこんな感じなんだ...

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    2026年05月13日
  • 殺人出産

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    疾走感がある。ここにしかない世界観。
    自分ならどうするだろうと考えた。

    ありえない話なんだけど、ありえる気がしてしまう。私なら誰を殺すだろうか。

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    2026年05月10日
  • 生命式

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    死んだ後に食べてもらう、死んだ後の身体を材料にしてもらう、食べ物は文化…
    奇妙な世界観で、星新一みたい。「本能」についてをギュッと凝縮させたものを、言語化して表現した感じ。短編は苦手かも。長編で村田さんの作品を読みたい。

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    2026年05月10日