村田沙耶香のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ネタバレ「世界99上」に比べて話がだいぶ難しくなったように感じます。
リセット後の世界が統一されてきて、それが汚い感情のないクリーンな世界。そこには感情も表情も感動もない、かわいそうな人もいない。そんな素敵な世の中で記憶を操作してロボットのように生活する⋯なるほど、面白い結末になったなと思いました。
ピョコルンが最初から最後まで大活躍で、ここまで重要な鍵を握っているとは上の時点では予想していなかったです。
また、村田さんの女性の性に対する考えや出産や育児に対する想いが所々の言葉(搾取など)で溢れていて、やっぱり女性ならではの思考だなと共感しました。特に「母ルン」という言葉は私の中で大ヒットです!思わず -
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Posted by ブクログ
手に取った時、本があまりにも薄くて、話題作なのにこんなに短いんだ…!とびっくりしたけど内容がしっかり作り込まれているから読み応えはそれなりにあった。
バイトを辞めた途端に生活や身だしなみが一気に堕落していく様子がリアルだった。自分も今、社会人一年目で働きたくないなーと思う毎日だけど、辞めたら辞めたで生きる活力みたいなものが全てなくなりそうな気がするし、嫌でも生活リズムが整うし、これでいいのかもなと思えた。
そしてちょうど、正社員という責任の重さ、業務の複雑さに嫌気がさしてバイトに戻りたいな〜と悩んだりしていたところだったので、「いい歳してバイト=異端」と見なされる世間の冷ややかな描写にも、ハッ -
Posted by ブクログ
村田沙耶香さんの本は以前「コンビニ人間」を読んだきりで、初めて短編集を読みました。独特な世界観と、ディストピア的な絶望感だったり儚さだったりを感じる不思議な短編集で面白かった。SFのような、ホラーのような、中にはエッセイが入ってたりで(物語かと思って読んでたら巻末でエッセイと書いてあって初めてエッセイだったんだと気付いた作品もあった)カテゴリに迷ったのですが「物語」で登録しておく。
以下お気に入り作品
「生存」
人類はABCDにランク分けされ、それに紐づいた生存率(65歳の時に生きている可能性がどれくらいか数値で表したもの)で格付けされる未来の世界の話。
えぐすぎる世界。自分の価値が数値化さ -
Posted by ブクログ
ネタバレ上巻ラストで世界中に衝撃を与えた『リセット』から14年、空子は人畜無害な『クリーンな人』として実家で旧友の白藤遥とその娘の波と暮らしていた。
リセット以降人々の価値観が変わり、ピョコルンは家事や出産ができるまでに改良され、よりSF感が増した世界。
他者を嫌ったり怒ったりすることは『汚い感情』とされ、クリーンであることを求められる世界に空子は上手に馴染んでいるが、同居人の遥はリセット前の価値観を捨てることができずに疲弊しており、娘の波もそのことに不満を抱いている。
14年経っているということもあり、上巻とはガラッと雰囲気が変わった様にも見えるが、クリーンな世界でも差別意識や性的搾取はなくなら -
Posted by ブクログ
気持ち悪さを我慢しながら読み、共感もする。女子が性的なものとしていつの時代も見られている苦しさは、しつこく最後まで描かれる。
ピョコルンになったら感覚はどうなるんだろう?
この世界で得をしているのは誰なんだろう?
ラロロリン人は結局幸せなのか不幸なのか?
性癖、女子蔑視、見下し、いじめ
汚いものを取り去ったら表向き綺麗な人がそろうけど、その世界の人は幸せを感じているのだろうか。面白くないのだろうか。
最後まで不思議だったのは、ピョコルンのサイズ。
人間のいろんなものが詰まっていたら、背丈のちっちゃいサイズに収まらないような気がするのだけど。
。。。。
【読書メモ】
クリーンタウン
ピョ