村田沙耶香のレビュー一覧

  • 殺人出産

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    アームカつくこいつコロしてえ〜、って唸ってた時に友達が勧めてくれた本。10人産めば、1人殺せるって言うシステムの社会におけるストーリー。人を1人殺すということへの対価が10人も産むことなの、しんどいって思ったけど、それでも人を殺してもいいということを肯定してくれてて少し救われた。でもわたしの人をコロしたい気持ちは一時的なものだったから、10人産んでいるうちには最初の動機は消失してしまうだろうな。人をコロしたいという気持ちの持続性・衝動性や善性や社会貢献について考えているうちに、このシステムをみたらこんなのただの人口操作じゃん♪って思えてきて、個人の怨念や信念なんてちっぽけで、それを口実に歯車の

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    2026年06月17日
  • 殺人出産

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    生と死と性が詰まった短編集。ヘビーすぎて、一気に全部読むのは厳しかった。間違いなくこんな強烈な作品は今まで読んだことないなぁ。他の方が書いていたけど、狂っている世界をすんなり受け入れてしまっている人間が一番怖かった。あと、「産刑」って恐ろしすぎる。。

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    2026年06月16日
  • 殺人出産

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    村田沙耶香さんの作品は、「地球星人」もヤバいと思いましたが、それと同じくらい、いや…それ以上にヤバい世界が広がっていました。

    でも、面白い!まさに、究極のディストピア思考実験です。 

    これは、少し先の未来の話。かもしれない。
    もし…世界の常識が変わってしまったら?

    あなたには、自分の全てを捧げてもかまわないと思うほど、想う人はいますか?

    「殺したい」と。

    学校の先生、会社の上司、義理の親、殺したいほど憎んでいる人…あなたには居ませんか?

    10人出産したら、一人だけ人間を殺す事が許される様になった世界。

    政府公認で、嫌いな人を殺ろせる。
    そして、少子化が進んだ世界の行く末。

    あり

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    2026年06月16日
  • 消滅世界

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    当たり前正常っていうのも考えさせられた。今でこそ、性行為はプライベートのことであるが、この世界では性行為自体がなくなって、そのことが起因して、恋愛家族と言うものはなくなっていってる。今我々は発展途上、成長中、変化中であるが、当たり前などは変わっていく。順応するかしないか、個人の判断ではあるが、私は俯瞰した見方をしたい。そういう意味でこの本は俯瞰の視点を見つけることができたと思う。

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    2026年06月14日
  • 地球星人(新潮文庫)

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    ホラー映画を観るよりも覚悟を決めて読むべき

    「生殖により地球・人間が機能的に循環する」=工場
    という視点が他の著者にはない独自性があって、村田沙耶香自身に興味が湧いた。

    ストーリーは、前半(幼少期)は環境に支配されどうしようもない生きずらさと残酷さ。後半はグロテスクで宗教的なのに清々しいほどに明るくユーモアさえ感じる。(と思う読者も宇宙の目視点を通したからなのか)
    この地球上の人間社会のシステムが歪んでいるのか、と考えたことのない思考が頭の中に渦巻いて不思議で恐ろしい感覚を味わってしまった。

    ページをめくる手と、読み終わったあとのドーパミンが止まらない。ただの生きづらさを語った作品に収ま

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    2026年06月12日
  • 消滅世界

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    人間の繁殖が、人工授精による出産に変わった世界、性行為による出産は過去習慣とされる。
    新しく設置された区域では、精子と子宮を提供し、出産した子供は、センターで全ての人が母で、父で、皆で子育てをする。男性も子宮を移植され、出産可能な社会に。
    村田沙耶香ワールド。不思議な世界に引き込まれた。

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    2026年06月11日
  • 殺人出産

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    殺人出産。衝撃を受ける内容。現在の常識が全く覆される村田沙耶香の世界が表現されている。

    他トリプル、清潔な結婚、余命が収録。

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    2026年06月11日
  • 地球星人(新潮文庫)

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    なんとも言えない気持ちになった。私はあんまり得意なタイプのストーリーではなかったけど、もしかしたら、私の隣にこの主人公と同じような気持ちを抱えている人がいるのかもしれないとは思えるようになった。視野は広がった気がする。

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    2026年06月10日
  • 変半身(かわりみ)

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    まさに村田ワールド炸裂。
    コンビニ人間、地球星人に続く、不思議な価値観と独特の世界観。あとをひくなー。

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    2026年06月10日
  • 世界99 上

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    全体的に気色悪さ、特に男性が気持ち悪く、女性もそれぞれの世界で尖りすぎていて読んでいて消耗した。
    空子は自分のことを賢くないと言うが、あれだけの「世界」を行き来しているのは器用だなと感心する。空子ほど極端ではないが、私も実生活で異なるコミュニティで多少異なるキャラを演じている節がある。その世界でうまく渡り歩いて行くために必要なこと。
    「ピョコルン」が話の軸になるとは思っていなかった。多くの属性の人に受け入れられ、正当化されつつあった人類の発明には実はウラがあった…
    ここまででお腹いっぱいではあるけれど、少し休憩をおいて下巻を読みたい。気持ち悪いと思いつつ、なんやかんや続きが気になる。空子がどの

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    2026年06月08日
  • 信仰

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    著者のエッセイを含む11篇の短編集。
    鼻の穴のホワイトニングなんて絶妙なワードに早速引っかかった悔しい。

    本作も独特の切り口で歪な世界から常識を錯覚させる。帯にある"信じることの危うさと切実さ"がまさにその通りだと感じた。

    「心を回復する唯一の場所を壊されたら、人間は死ぬ。だから誰にも言わなかった。生き延びるために。」
    生きる指標となる物事を心に宿していたいけれどそれに呑み込まれて自分を見失わないように、それを失っても立っていられる自分になりたいと思った。

    短編内には著者のエッセイも収録されている。
    唯一無二の世界を創造する著者から見た世間に心が痛くなった。そして自分

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    2026年06月07日
  • ハコブネ

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    ネタバレ

    全体的によく分からなかった。

    女なら嫌な思いをすることも仕方ない、
    嫌な思いをすることがあっても、
    容姿が良ければいいことだってあるんだから
    わたしは綺麗でいる努力をやめない!!
    っていう椿が多少闇を感じるが、1番まともに思える。

    里帆、知佳子については、どうしてそんなにセックスができる相手にこだわるのか分からなかった。
    (わたしが性欲旺盛な方ではないからかも)

    相手から「あなたとはセックスできないから付き合えない」
    とは言われていない(むしろ好意を寄せられて歩み寄ってくれている)のに、自分が気持ちよくなれないから、この人と恋愛できないと言って関係を切ってしまうのは傲慢なように感じた。

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    2026年06月06日
  • 世界99 下

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    49歳になった空子はピョコルンになることを選択し公開手術を受ける。世界から個性も感情もなくなり、性愛が求められなくなる。なんとも理解し難い展開の連続(これが村田さんらしいところ)であったが、この本を通して村田さんには生きるとはどういうことなのかを問われたような気がする。

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    2026年06月05日
  • 掌篇歳時記 春夏

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    七十二侯を題にとり、春夏の三十六のなかから十二の掌編を集めた掌編集。
    作家の個性がよくわかる。
    特に長嶋有とか村田沙耶香とか。よく読んでいたからか。季節賛美とか、情景の小説なのかと思えばそうでもなく、その言葉から感じたものを小説に仕立てているようにも感じる。
    野人になった姉を持ち、ルームシェアした友人と赤ん坊のシェアを考える、ドライなのか突き放しているのか不思議な感覚になる土脉潤起。
    襤褸から、昔住んでいた家に働きにくる山村の少女たちの継ぎ接ぎと寒さについて思いをたどる雷乃発声、

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    2026年06月05日
  • 地球星人(新潮文庫)

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    初めての村田沙耶香さん作品。初めて読むにしては過激で重かったかと読み終わり思いました。笑
    少し覚悟が必要、刺激が欲しい時におすすめします
    性被害の描写もリアルに書かれていて、トリガーアラートが着いている作品なだけあってトラウマになりかねないほどでした。ですがやはり、考えたことの無い,見たことの無い視点からの人間社会が書かれているので読む手が止まらなかったです。
    村田沙耶香サンワールド、感じ、理解しました。世界99も読むのがたのしみ。

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    2026年06月05日
  • 地球星人(新潮文庫)

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    世の中のルールや慣習が具現化され、改めてそれらの気持ち悪さを思い知らされる。だからといって読者は宇宙人にもなりきれないので、奈月たちも気持ち悪い。どちらを向いても地獄という感じ。
    テーマが壮大で、コンビニ人間くらいのマニアックな範囲で繰り広げられてる方が面白い。

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    2026年06月04日
  • 信仰

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    村田沙耶香らしさ全開の一冊。
    ブラックユーモアと鋭い風刺が随所に効いている。

    人間は結局、何かしらを信仰しなければ生きていけない。
    そして、私たちが“普通”だと思っている価値観こそ、実は最も強力な信仰なのかもしれない、そんな視点にハッとさせられる。

    世の中の“普通”に染まれなかった主人公が、自らカルト宗教に入り、進んで洗脳されることで特定の価値観に染まろうとする。そんな奇妙でありながら示唆に富んだあらすじが印象的だった。

    短編集であり、「信仰」はその収録作の一つにすぎないが、どの話も独特で不思議な設定が確かな世界観を形作っていて面白い。
    ただ、読み終えるとやはり村田沙耶香の長編も読みたく

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    2026年06月03日
  • 世界99 下

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    思い通りに世界を創造する。そして、安らかに生きる。謎生物になる為に手術することになった。友情婚、記憶の統一化といった言葉が登場するのも特徴的だ。
    今作は著者の集大成的なものと言えるだろう。

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    2026年06月03日
  • 信仰

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    信仰は、ちょっと、ひねった物語で、なにかを信じたいというニーズを行動にした主人を面白く物語にしていて、それを第三者的にみることで、そんな気持ちが自分にもあるな、信じたい気持ちはみんなにもあるのかなと考えながら読んだ。

    朝井リョウのインザメガチャーチと比較しながら読むと、もっと面白いかも。

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    2026年06月01日
  • 世界99 下

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    上巻はどんどん読み進めて、しんどい・苦しいところもありつつ話の内容は掴めた。
    ピョコルンとか、ラロロリン人とかSF要素はありつつ現代社会への問題提起にもなっていた?かと思えた。

    そのまま下巻でどうなるかと思いながら読んだ。
    読み終わりました。
    正直分からない!天才すぎて分からない!

    空子がピョコルンになったけど…
    村田沙耶香さんは何を1番に伝えたかったんやろ…

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    2026年05月31日