村田沙耶香のレビュー一覧

  • 信仰

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    短編集であるが、これもまた地球星人と同じ系列に属するものだと自分には感じられた。振り返ってみると、コンビニ人間もそうだったなと思うのだけど、現実世界を描いていそうで、実はそもそも異世界にぶっ飛んだ話だと思わされ(そう思わないとこっちの頭と精神がおかしくなる)、しかし、どんなにそう思おうとしても、現実世界の問題点を炙り出し、眼前に突きつけてくるから、異世界のことだとも言い切れない。やはり心がざわつくし、ザラザラとしたものが残る。すごいんだと思うけど、好きになれないこのディレンマよ。

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    2026年02月23日
  • 地球星人(新潮文庫)

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    読んでいる最中も、読後も、ざわざわ気持ちが落ち着かない。率直に言って不快感が大きい。それでも一気に読まされてしまう。コンビニ人間に衝撃を受けていたので、何作か他も読んでみようと手にしたものだが、確かに、帯にあるように、同書を超える衝撃かもしれないが、決して心地よく読めるものではなかった。ただ、ここまで読者に不快感を感じさせ、しかも一気に読ませてしまうことこそ、作者の力量であり、実は狙っていたことかもしれない。なので、それを評価しての星3なんだけど、この本は、手元に置いておきたくないなぁ。

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    2026年02月23日
  • 殺人出産

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    ネタバレ

    性をテーマにした短編集。
    10人産んだ暁に1人誰かを殺めることができる、ってそう遠くない未来にありそうな考え方だなと思った。村田さんの表現ってリアリティがすごくて迫ってくるような印象だから、いつもの村田ワールドきたって思いながら読んでました。

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    2026年02月20日
  • 信仰

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    村田沙耶香先生の作品を複数読んできているが、この作品は設定や世界観こそ良かったが、オチなどに物足りなさを感じた。
    短編集は、あとはご想像にお任せしますという余韻を持たせる作品が多いのは十分理解している。短編集自体とても好きだ。だがあまりにも情報が足りなくないか、と疑問に思ってしまった。ぷっつりと話が途切れて、そのまま終わったように感じた。

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    2026年02月19日
  • 私の身体を生きる

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    ネタバレ

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    アンソロジー、あまり読んだことがなかったので読めるか少し心配でしたが、

    いろいろと、それぞれに、自分の身体に関する記憶や経験が書かれていて、

    無事読めました。

    ワンテーマを通して、こんなに豊かなアンソロジーができるんだなーと、やっぱ一流の作家さんたちだからかと思いますが、読者としても自分自身の経験について振り返る機会になったり、他者について少し想像する機会になる、とても良い本だったと思います。

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    2026年02月18日
  • 授乳

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    短編でも村田沙耶香節炸裂してた…どれも世間の規範からズレていると感じている人たち。
    どんな風に馴染もうか考えるけど、うまくいかない。本当の自分にたどり着ける人と、自分より狂気にも近い規範を持っている人に出会うことで箱に収まる人と…
    村田沙耶香は規範ってなに?をひたすらに色んな方面価値観から提示し続けるなぁと。
    主人公が分からない気持ち悪さがあるので私は村田沙耶香作品で体調崩しがちだけど、影響を受けるという意味では本当に良作だと思います。、

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    2026年02月18日
  • 信仰

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    現実主義者の永岡が地元の同級生石毛にカルトを始めないかと誘われるところから物語が始まる。この小説読んで何が正しいのかとか、信仰って結局自分次第なのかなと。永岡みたいに原価とかそういうの考えたら世の中の商品やテーマパークなんて割高なのは分かってるけどそれ以上の付加価値とかにみんな希望を見いてるのかな。現実主義っていうのも一種の信仰。

    ほかの「生存」だと生まれた時から今後の生存率が出てそれが評価の対象になる世界が描かれてるけどめっちゃ恐ろしいなと。生まれた環境でどうともならない世界がそのまま描かれていて生きることにそこまで執着していない主人公にとても魅力を感じた。

    最後の「残雪」は自殺幇助の短

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    2026年02月17日
  • 信仰

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    ネタバレ

    コンビニ人間がとっても面白かったのでこちらも。
    後半になるにつれて読むのが難しかった。
    単に話を楽しむことはできても文学的な何かを面白く捉えるのは難しいなぁ〜。

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    2026年02月17日
  • 地球星人(新潮文庫)

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    あまりにも自分の持つ価値観とかけ離れすぎていて、途中吹き出してしまった今作。

    しかし、読んでいると幾度となく脳みそをガッシリと掴まれて、本の中に引きずり込まれそうな説得力を、コンビニ人間に続き今作も味わうことができた。

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    2026年02月15日
  • 信仰

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    純文学やエッセイを含む短編集。それぞれのお話ごとに少しずつ重なっていたり他作品を彷彿とさせる表現が入ってるため、オムニバスにも似ている印象を受けた。

    表題作はもちろん、『書かなかった小説』や『最後の博覧会』あたりも個人的には好み。

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    2026年02月14日
  • 私の身体を生きる

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    リレーエッセイ方式で17人の書き手が
    『私の身体を生きる』という性をテーマに綴った作品。

    想像していた感じと、かなり違っていた。
    同じテーマでも書き手によって随分とみえる世界が変わるものだ。編集者から依頼された形で綴っているためか、何となく及び腰に感じる作品も少なくない。

    女性しばりでリレーエッセイ集にした意味する所も、問いたいが、赤裸々告白をするものから、トラウマ的な内容を飄々と語ったものまで、多種多様・・・

    トップバッターの島本理生さんの作品だけは、眠っていたような共感が呼び起こされる様な感覚があった。
    恋愛ものがお得意な作家さんだけに、性の役割にも飄々と鋭い着眼点をお持ちだ。

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    2026年02月13日
  • 消滅世界

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    ずっと気持ち悪い世界観が続く村田沙耶香ワールド全開の作品。
    後半、「こっちの世界」の思想に洗脳されていく様子に宗教っぽさを感じて読むのが怖かった。

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    2026年02月13日
  • 殺人出産

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    命を生み出すことは、命をつなぐことであり、命を渡すことでもある。
    男がそれをできないのは、それほどの覚悟をできないから。その分、必死に守り、育み、献身しなきゃいけないんだろうなと思った。
    着眼点としては面白いけど、なかなか受け入れ難い

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    2026年02月11日
  • タダイマトビラ

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    ネタバレ

    あーーーー意味わかんなかった。
    最後の方で急に意味わかんなくなった。誰か解説してーー
    村田沙耶香の本、を味わいました。

    学校にも行かせてくれる(学費払ってくれる)し、洗濯、掃除、料理などはしてくれるのでDVではないんだろうけど、明らかに母性がないお母さん、、、
    「この子達と合うかなんて、もうちょっと大きくならないとわからないし」っていうセリフが衝撃ぃ〜。そして実際、恵奈が大きくなったら「合う」と認識されて、ちょっと親しそうに話してくるお母さん、、怖いよう、、、

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    2026年02月09日
  • 消滅世界

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    人間の本能や家族の形に深く切り込んだ作品だった。
    植え付けられた本能と世界の常識の狭間で葛藤しながらも徐々に順応していく主人公は、「SF作品だから」の一言では済ませられない妙なリアルさがあった。
    パラレルワールドが舞台にはなっていたけど、こういう未来が無いとも言い切れないし、そうなった時自分はどんな目で世界を見ているんだろうと考えている、そんな読後。

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    2026年02月08日
  • 地球星人(新潮文庫)

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    村田沙耶香さんの作品はこれで4作目。正直、どれも似たような感じ。。世界99を最初に読んでいるからか、、順番が違えば印象も違っていたのだろうと思う。
    でも、これもスゴい。

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    2026年02月08日
  • 地球星人(新潮文庫)

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    こっっっっっっっわ
    こわっ、こっわ

    死ぬ!!!という気持ちです。
    28歳のわたしにも非常に効きます。

    最後の方の描写できちんと気分が悪くなってしまい、自分の正常性(異常性なのか)を感じました。

    この方の各作品はすごいですね。

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    2026年02月03日
  • 私の身体を生きる

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    「私の身体を生きる」というテーマのエッセイ集。
    びっくりした内容もあった。自分の性を語るのは難しい、

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    2026年02月01日
  • 絶縁

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    アジアの色んな作家が同じテーマで短編〜中編を書いている。日本の作家とは違う文化の土台を持っているので、感じ方や感覚が違っていて面白い。

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    2026年02月01日
  • 地球星人(新潮文庫)

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    あらすじも、作者のこれまでの作品が何かも知らずに読んだ。
    実に奇妙なストーリー展開。
    このタイトルから想像できた人はいるのだろうか。
    読んでいる途中『コンビニ人間』が頭をよぎった。調べたら同じ作家だった。

    姉は、大人になり「工場」に救われた人間の一人だった。子供時代、うまく世間に馴染めなかった姉は、工場の道具になることで救済され、熱狂的な「工場」倍者へと成長していた。

    この一文はこの世を上手く表してくれたと思った。
    世の中、ホントこれ。どんな奴も結婚して、子どもを産めば周りに認められ、そうじゃない人間を軽蔑する。

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    2026年01月30日