村田沙耶香のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
全体的に気色悪さ、特に男性が気持ち悪く、女性もそれぞれの世界で尖りすぎていて読んでいて消耗した。
空子は自分のことを賢くないと言うが、あれだけの「世界」を行き来しているのは器用だなと感心する。空子ほど極端ではないが、私も実生活で異なるコミュニティで多少異なるキャラを演じている節がある。その世界でうまく渡り歩いて行くために必要なこと。
「ピョコルン」が話の軸になるとは思っていなかった。多くの属性の人に受け入れられ、正当化されつつあった人類の発明には実はウラがあった…
ここまででお腹いっぱいではあるけれど、少し休憩をおいて下巻を読みたい。気持ち悪いと思いつつ、なんやかんや続きが気になる。空子がどの -
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著者のエッセイを含む11篇の短編集。
鼻の穴のホワイトニングなんて絶妙なワードに早速引っかかった悔しい。
本作も独特の切り口で歪な世界から常識を錯覚させる。帯にある"信じることの危うさと切実さ"がまさにその通りだと感じた。
「心を回復する唯一の場所を壊されたら、人間は死ぬ。だから誰にも言わなかった。生き延びるために。」
生きる指標となる物事を心に宿していたいけれどそれに呑み込まれて自分を見失わないように、それを失っても立っていられる自分になりたいと思った。
短編内には著者のエッセイも収録されている。
唯一無二の世界を創造する著者から見た世間に心が痛くなった。そして自分 -
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ネタバレ全体的によく分からなかった。
女なら嫌な思いをすることも仕方ない、
嫌な思いをすることがあっても、
容姿が良ければいいことだってあるんだから
わたしは綺麗でいる努力をやめない!!
っていう椿が多少闇を感じるが、1番まともに思える。
里帆、知佳子については、どうしてそんなにセックスができる相手にこだわるのか分からなかった。
(わたしが性欲旺盛な方ではないからかも)
相手から「あなたとはセックスできないから付き合えない」
とは言われていない(むしろ好意を寄せられて歩み寄ってくれている)のに、自分が気持ちよくなれないから、この人と恋愛できないと言って関係を切ってしまうのは傲慢なように感じた。
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Posted by ブクログ
村田沙耶香らしさ全開の一冊。
ブラックユーモアと鋭い風刺が随所に効いている。
人間は結局、何かしらを信仰しなければ生きていけない。
そして、私たちが“普通”だと思っている価値観こそ、実は最も強力な信仰なのかもしれない、そんな視点にハッとさせられる。
世の中の“普通”に染まれなかった主人公が、自らカルト宗教に入り、進んで洗脳されることで特定の価値観に染まろうとする。そんな奇妙でありながら示唆に富んだあらすじが印象的だった。
短編集であり、「信仰」はその収録作の一つにすぎないが、どの話も独特で不思議な設定が確かな世界観を形作っていて面白い。
ただ、読み終えるとやはり村田沙耶香の長編も読みたく -
Posted by ブクログ
村田沙耶香さんの作品は何冊か読んでいるが、毎回感想を書くのが難しい。それでも、読後に強く印象が残る作家さんだと思う。
『授乳』に収録されている3編は、どれも若い女性たちの少し屈折した視点で描かれていた。
「授乳」は、中学生の少女が家庭教師の男子大学生を“餌”で支配していく物語。母親への複雑な感情も絡み、不穏さがじわじわ広がっていく。
「コイビト」は、ぬいぐるみを恋人のように扱う少女と女子大生が、不思議な共通点で繋がっていく話。どこか可愛らしさもあるのに、次第にホラーのような空気を感じた。
「釈迦の部屋」は、理想の聖域を求める女子大生が、現実の男を捨て、自身の脳内に「完璧な男」を構