村田沙耶香のレビュー一覧

  • 世界99 下

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    上下巻通して読んだが、どう消化していいのか未だに分からない。性や社会生活、選択といったテーマを感じるが何を主題として感じるのが正解?なのかよくわからない。ただいまの自分が感じたのは、“人格と性の消費”だった。女性はどんな世界になっても女性として消費されてしまう。作中ではピョコルンが女性の機能を担っても、性の対象として消費される。また人に合わせてキャラ変する主人公やそれぞれの世界に生きる人々も、人格を世界に合わせて調整して消費・経済活動を行っている。その世界で是とされる行動をする事で経済が回っていると考えると、人格ですら消費対象になっているな感じた。このようなことを考えたが、なぜここまでグロテス

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    2026年07月20日
  • 生命式

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    読み始めは設定が非現実的で、読み進められるか心配になったが、徐々に引き込まれていった。
    村田沙耶香は、風変わりな人物を描くのが上手で、自分があたりまえだな、常識だなと思っていることが本当なのか疑いたくなる。自分とはなんだろう?自分はなんで普通だ、常識的だと思っているんだろうと考えさせられる。

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    2026年07月19日
  • コンビニ人間

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    短いけれど読み応えがあり、読む人によって、共感にもホラーにも取れる秀逸さ。世間一般からすればコンビニアルバイト18年というのは、ちゃんとしていないのかもしれないけれど、自分の輝ける場所なんだって気づけた彼女を羨ましく思う。最後の一節に人間味を感じて震えた。無意識に押し付けてられている「常識」や「同調圧力」に従う必要なんてあるのだろうか?私も無意識に誰かを苦しめてないだろうか?

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    2026年07月19日
  • タダイマトビラ

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    気付いたら、あっという間に読み終わってた。文章や物語に引き込まれるほど、読後に体力をごっそり持っていかれる。

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    2026年07月19日
  • 殺人出産

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    この世界ではない物語が描かれていて少し難しかった。普通について考えさせられた。トリプルが面白くて生々しくて好き。

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    2026年07月19日
  • 世界99 下

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    頭の中にある「これ言ったら一言余計かな」「ぶっちゃけこう」みたいな、思っても言わないことがたくさん書いてあって、脳の中を読まれている気分になる

    だんだん世界観に慣れてきて、この展開だと結末はこうかな、と予想する余裕もできたり。気づいたら自分も世界99の住人になってしまったのかもしれない

    ピョコルンはきっと映像化も大変だろう。小説ってちゃんと頭に具現化されるように、うまく説明するのが大事だと思っていたが、いい意味で頭の中のピョコルンの見た目が想像に任されている部分が心地よかった。

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    2026年07月17日
  • 地球星人(新潮文庫)

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    2026/7/11
    何というか、すごい話だった。
    初めは、家族や社会に馴染めず孤独な少女の、別に普通のお話なのかな、と思いきや。
    後半の狂気に満ちた3人の生活は、とにかく怖い。

    小学生の頃、自分は魔法少女だと信じていた主人公の奈月。
    同じく自分を宇宙人だと信じる、いとこの由宇だけが、心を開ける相手だった。
    ある事件をきっかけに会えなくなった2人だが、34歳になった奈月とその夫は、由宇と生活を共にすることになる。

    ちゃんと常識人に成長した由宇が、急に乗り気になる場面には笑ったけど、だんだんエスカレートしてくる彼らの狂気はとても恐ろしかった。
    村田沙耶香さんの作品はコンビニ人間しか読んだことな

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    2026年07月16日
  • 地球星人(新潮文庫)

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    3.5より。著者の作品2冊目だからこの評価。物語のガワは違うけど、本質的な世界の切り口や観点はコンビニ人間と同じように思えたこともあり、新たな発見や面白さもなかったのでこの評価

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    2026年07月16日
  • 地球星人(新潮文庫)

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    凄いと聞きすぎて(本人が凄くないわけではなくて、言ってる人間が本を読んでなすぎるだけ)ハードル勝手に上がりまくってました。合う合わないもあると思いますが、あんまり面白くはなかった。おそらくこの手のブラックジョークは僕の中で使い古されていて、それが現実っぽく進んでいくのもフィクションとの境界がくっきりし過ぎていて没入できなかった。

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    2026年07月16日
  • タダイマトビラ

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    血縁関係である家族。
    親である母親でさえ、その母親自身の母との関係に悩んでいて愛を知らず、自分を好きになれなかった。その子供が(そのまた子供も)どう考えて努力しようが、子供時代に愛情に触れられないことで知らないこと(愛)は分からないし知らないまま。自分自身も人へも愛を向けられない。負の連鎖の形。

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    2026年07月23日
  • 生命式

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    倫理観とは?人間とは?と問いかける短編集。
    こうあるべき、これが当然、といった常識に疑問を投げかける。

    最後の短編は、いくつもの人格を持つ女性の物語。彼女は、自分は、中身なんてないただ相手に呼応するロボットだと言う。 
    きっとそうなんだろう。自分の性質というものは核にあるとしても、周りの環境によって人はどんどん変化していく。
    それでも人は、この人はこういう人、と決めつけたがる。それは決めつけたほうが呼応しやすいからかもしれない。




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    2026年07月14日
  • 世界99 上

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    村田沙耶香さんの『世界99』を読んだ。これまでにないボリュームに驚くとともに、居心地が悪くグロテスクで退廃的ななかに一筋の光を感じる氏の世界を存分に楽しみ、幸せを感じた。こんなに読みにくい絶望的な世界をこんなに読みやすく描ける文筆家としての氏の力量に打ちのめされる。やはり唯一無二。

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    2026年07月12日
  • 消滅世界

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    デストピア小説のように感じた。
    久しぶりの村田沙耶香さんの文体。
    ちょっと突飛でなんとなく全体的にグレーな印象。

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    2026年07月12日
  • 世界99 下

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    ネタバレ

    長かったというのが、まず第一声。分からん。まったく分からん。主人公の如月が記憶を吸収されて、ピョコルンになりたがった経緯が分からん。白藤を気にしてないそぶりで、でも、一番「シロちゃん」を見ていて、影響も受けている。でも、如月はそのことに気づいてないの?最後は「シロちゃん」が記憶を上書きして、平和に暮らせると良いって望むのに?シスターフッド的な物語かと言うとまったくそう思えないのに、このストーリーを人に伝えるならそのことばしかない?如月は一体全体、何がしたかったんだろう。何が彼女を苦しめたの?分からん。

    本当は白藤を解放したかった?だから、記憶を吸収して、性格の統合を願った?でも、白藤は最後ま

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    2026年07月12日
  • 世界99 下

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    村田沙耶香さんの『世界99』を読んだ。これまでにないボリュームに驚くとともに、居心地が悪くグロテスクで退廃的ななかに一筋の光を感じる氏の世界を存分に楽しみ、幸せを感じた。こんなに読みにくい絶望的な世界をこんなに読みやすく描ける文筆家としての氏の力量に打ちのめされる。やはり唯一無二。

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    2026年07月12日
  • 世界99 下

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     私は本を娯楽として読んでいるので、村田沙耶香さんの書く本は娯楽として読むには少しきつかったです。
     ただ、読ませる筆致がすごい。前に読んだ殺人出産は分量が多くなく気づかなかったのですが、今回の厚さ上下2冊を飽きることなく読ませてしまう筆致は素晴らしい、しかも、あまり私が得意ではない内容でもって。

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    2026年07月12日
  • 世界99 上

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    聞いたことがない言葉が色々出てきて、独特の世界観があります。差別や性的な描写もリアルに描かれており少し読みづらさはありました。ただ、読んでいくうちに、主人公のように誰でも仕事、家庭、友だちなどの世界に応じて、自分を変えならがらその場を取り繕ったり、付き合っていくものなんじゃないかなと感じました。物語は大きな展開を迎え下巻に移ります。どのような結末になるのか最後まで追いたいと思います。

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    2026年07月11日
  • 世界99 上

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    ネタバレ

    主人公の場面や立場に合わせてペルソナを使い分ける、というのはあそこまで極端でないにしても誰しも持ち合わせている感覚だと思う。
    ピョコルンという謎の生き物、ラロロリン人というDNA、読んでるうちになんか具合悪くなってきそうなめちゃくちゃな世界。
    下巻読むのしんどいけど、上巻の終わりで世界の境界が崩壊?になったから、続きは気になる。

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    2026年07月11日
  • 地球星人(新潮文庫)

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    怖かった。本当に怖かった。今まで読んだ本の中で1番怖かった。怖いのに読み進めてしまう不思議。怖いもの見たさなのか…でも怖すぎて後半は飛ばして読んでしまった。直視できない。常識とは人間とは。村田沙耶香さんはすごい。

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    2026年07月11日
  • 殺人出産

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    評価:3.0
    本の中だけど、やっぱり理解できない短編部分とかあって、納得はできなかったな。章によって理解が追いつかなくて、内容は薄すぎる気もしたかな

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    2026年07月07日