村田沙耶香のレビュー一覧
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自分というものが希薄な主人公、如月空子。
相手に合わせ、相手をトレースして、
コミュニティごとにふさわしい人格を作りあげ、
楽に生き延びていくことが一番と思っている。
自分の中にも空子のいやな部分が潜んでいるような気持になるので、
なんだか気色悪い作品ではある。
文章は読みやすく、不気味だけど先も気になるから
読んでしまうが・・・。
ペットとしてかわいい存在であったピョコルンが、だんだんと進化していって・・・なんだかわからない怖い存在となってきた。
異端であるラロロリン人に対する差別、いじめ、からの優遇、そしてやっぱり差別も私たちの世界でも多かれ少なかれあるよな~という感じだしな。
下巻はどうなっていくのだろう。
楽しい作品ではないけれど、気になるから下巻もよむかな。 -
Posted by ブクログ
ブッ飛び小説
主人公の言う魔法というのは、ストレスからくる体や心の防衛なんだろうな、と思いながら読んでいて、この生き方を選ばざるを得なかった、こうするしかなかった、こうすることでしか自分として生きられたなかったのだと思うとあまりにも辛くて途中読んでいられなかった。
普通ってなんなんだ、こうなったのって誰が悪かったんだ何が悪かったんだどうしたら良かったんだ、普通になるにはどうしたら、って思ったけど、そもそも普通って……みたいなループになって怖い。
常識に縛られて自分の人生を生きられなくなるなんてやだなーってのをめちゃくちゃ猟奇的に、かつ穏やかに書かれてた -
Posted by ブクログ
変半身
出だしから既にぶっ飛んでいる内容だ。
村田さんの小説はいつもぶっ飛んでいるし、読んでいると辛くなる内容もある。
これもまたとてつもなくぶっ飛んでいるが、
すぐにぶっ壊される。かと思えば、再生され、またぶっ壊された後、またぶっ飛ぶ。
性的屈辱や男女差別や宗教(信じるものとは何か)
信じるものなんて、時代のプロデューサーの匙加減であっとゆうまに、村人(信仰心に強い人)や縋りたい人ほど、すぐに崇める神がかわるが、リアルだなぁと思えた。
確か前に他の小説で、ぱぴぷぺ星人がいたなぁと思った。今回はポーポーすごいぶっとびよう。
最初の方を乗り越えれば読めるが、しかし人に進めるのは難しい。ぶっ飛びすぎている。
村田沙耶香さんと松井周さんの共同制作であり、3年かけてできた話とのことだ
が、、ポーポーポーに3年か、、
信じたいものを信じよう!
満潮
夢精をして目が覚めた。
潮は満ちる
潮 かぁ 清々しい話だった!!!
2人に幸あれ!!
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Posted by ブクログ
ネタバレ
村田沙耶香のすごいところはいつも設定は異常なのに分からなくはないなって思う事
「異常」って言葉を使ったけどそれを世の中が異常としてるからで
そもそも子どもを産む理由としての正解って?
老後寂しいとかの理由より命を、かけてでも殺したい相手がいるからって人がいてもおかしくないなって思ったり
物語の世界線だったら生きられてる人が生に感して感謝するってところはまさにそうだと思った
2章目のトリプルに関してはもはや誰にも迷惑かけてないし実際いてもおかしくないよなって
ほんで村田沙耶香の作品は9割この「まぁ分からんでもない」って感情で読み進めるんだけど最後の最後でぶっこんでくる
今回も強烈だったなぁー