村田沙耶香のレビュー一覧
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ネタバレすごい気持ち悪かったけど面白かったです。
セックスがなくなって人工授精で子供を産むことが当たり前の世界というテーマでしたが、恋という概念すら薄くなり、家族というのが利害一致で生活しやすくするためのシステムに過ぎなくなってしまうという流れになっていくのが面白かったです。
家族というシステムが廃止されて街中の全てが母親となり、見た目や喋り方や性格も全て統一された「子供ちゃん」を工場のように生み出していく楽園システムがおぞましかったです。一番恐ろしいのは雨音がそのような世界に違和感を覚えながらも、やはり正常な存在として適応していくところです。
何を伝えようとした小説なのか、そもそも何かを伝えようとし -
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いろんなところで絶賛されてたのをみて
とりあえず上巻を読んでみました。
「コンビニ人間」以来の村田沙耶香さんの作品。
コンビニ人間を読んだ時は記録してなかったので
記憶ははっきりしてないけれど、
独特の世界観だったことだけは覚えてました。
そしてこの作品。
なかなかの想像の斜め上をいく世界観で
新鮮ながらにちょっと理解が追い付かない私...
ピョコルンにラロロリンDNAと
よくこんな世界を描けるな〜
とひたすら感心してました。
私自身は続きが気になる面白さはなくて...
それがなぜなのか?
と考えた時に
主人公の空子に感情がない
ような気がして、平坦な感じがあるからかな、
と個人的には -
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人間と動物の違いは何かよく分からなくなった気がした。普通ってなんだろう、社会人ってなんだろうって疑問が増えていくばかりの一冊だった。
大人になれば自由になれると言いつつ、私たちは見えないレールの上を気づかぬうちに歩いているのかもしれない。
人生を生きていくうち、必ず自分の中の知識は増えていく一方である。その中でも、学生から社会人の変わり目が一番大きく、自分で選んだ職業によって、今後の「普通」が決まっていくのではないだろうか。
職場を決めると同時に、一緒に働く人達も決まる。そして1日の大半を職場で過ごす。小説内にもあるように、関わる人によって自分の喋り方や行動に影響する。
職場の人達から -
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10人産んだら1人殺せることが標準となりつつある世界のお話。
10人産まないといけないので、約10年は殺せないし、逆にそれだけ長い期間殺意を持続させる必要があるため、それだけ1人の人を思い続けるから、殺人を行った人は一途だと思われたりする。
男性や、出産可能年齢を過ぎた女性は人工子宮をつけられて産むことになり、命懸けであるため「産刑」と呼ばれて拷問扱いされているが、人口減少に歯止めをかけるこのシステムは合理的だと受け入れられることとなる。
一歩間違えば有り得そうな独特な世界観のお話で引き込まれた。
4つの短編集だが、いずれも気持ち良くはない話ばかりなので、人を選びそうだなと思った。
表紙はめち -
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ネタバレ分裂症の話かと思いきや、予想の斜め上を行った。ピョコルンがものすごい存在感を出してくる。後半から怒涛の展開で、キモいという若者言葉が頭の中に鳴り響いていた。
あまり実際的な事を考えても意味はない。これは何が言いたいのか。単純化された世界は理想なのだろうか。もはやディストピア小説なのかな。どんな人も自分の頭で考えて行動すべし、という事か。
それにしても昭和な感覚もわかる主婦から見たら本当にゲンナリする言葉のオンパレードで、そういうふうに家庭生活を見ていたら、そら結婚も出産もしたくはないだろうと思う。昭和な価値観に戻りたいとは思わないけど、良いところもあったでしょ!と反発したくなる。私の考え方はど -
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ネタバレこの著書の作品、初読。
最初からなんとなく不穏な感じがしていたのだが、最後のところを読んだら眠れなくなった。
昭和の時代を描いていると思っていたけど、ピョコルンって何?あたりからブラックなファンタジー感が出て来て、世界99!ってこれかー!で上巻終わり。えー!
私は登場人物に感情移入できる作品が好きなのかもしれないと思った。この作品は情景がよく思い描けるし、話している昭和な価値観も理解できるけど、全然感情移入出来なかった。むしろイヤな感じすらした。
自分は人間ロボットかもと悩む主人公なのだが、相手によってこんなに態度を変えるとかイヤだ。
下巻に続く -
Posted by ブクログ
ネタバレ村田沙耶香のデビュー作ということで呼んだ。
むずすぎる。凡人にもわかるように書いてくれ、、
解説では、女性性と身体性への激しい嫌悪を描いている、自分の内面に存在する王国を作っている、とのことで一応なるほどと。
世間一般には理解されないであろう精神世界を、ゆがんだ境界条件の下で周囲に投影していると考えることはできそう。
登場した家庭教師や、「コイビト」のぬいぐるみなど。
「御伽の部屋」では他人へ自己の内面を投影する過程を通して、ラストは媒体であった要二すら不要になり、現実世界に自己の内面を投影することを成功させる。
自分らしさを表出することは一般的に良いこととされるが、ここまでグロテスクに -
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なんとなく読み始めてみたけど
終始気分は悪かった
表題作含め生や性や出産に関する短編4篇
『殺人出産』
なんといっても
10人産むというのはなかなか大変だし
未来の話だけど、ここまでくると人体で育てないと
子供は産まれないのかと思ってしまった
あまり共感できるところはなかったのだけど
『清潔な結婚』の中で
【恋愛の延長線状上で家族を探すということに僕は違和感があるんです。家族なんだから、恋愛感情は抜きで、男でも女でもない、ただのパートナーと向き合いたいんです】というところは少し共感した
村田沙耶香さん、『コンビニ人間』は読んだけど
もう随分前で忘れてしまった
こんな感じの、常人の理解を拒 -
Posted by ブクログ
ネタバレ村田沙耶香は今生きるマイノリティたちがこの現代社会で感じることの少ない差別や偏見の感情を浮き彫りにさせてしまう作家だと感じる。
「トリプル」での恋愛観。この世界では3人で付き合うことが普通とされ、3人での性交渉も“マウス”の穴をすべて塞ぐという想像するだけでグロテスクな状況。
現世で生きる性的マイノリティの読者も真弓たちを偏見の目で見てしまう。
僕らも性的マジョリティに偏見の目に晒されるというのに。
村田沙耶香はこういった人間のどうやっても拭い取ることのできない醜い感情を今ではありえない世界を描きことで浮き彫りにさせてしまう。