村田沙耶香のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
「コンビニ人間」の著者。だけど私は未読。
著者の作品の特異性を知らず、この一冊だけの印象。
読後感が悪いというのとは違う…読んでいて、ずっと“気持ち悪い”。
惨殺も虐待もレイプも出てこないのに、比喩するなら、それらに匹敵するほどの不快感。…いや、大袈裟かもしれないけれど、遠からず。
この世界では、夫婦間の営み(以下S)を「近親相姦」として否定し、子どもはすべて体外受精。
夫婦は“家族”であり、性的な扱いは許されない。
それぞれの恋愛を応援し、彼氏(彼女)を取っ替え引っ替えするのも普通。
なんなら、彼女と喧嘩して落ち込んだ夫を抱きしめて慰めて、ソファで一緒に眠る妻。
?
Sってさ、本来は -
Posted by ブクログ
ネタバレ村田さんの書く世界は、不思議とわたしによく馴染む。感情が平板化している時は尚更だ。わたしも「宇宙人の目」を持っている。漠然と抱いていた結婚願望に「違うな」と思った時から、洗脳が解けたような感覚がずっとあって、その感染力を強めてくるような話だった。
なんでみんな結婚しなくちゃと焦るんだろうか。相手がいてこの人と結婚したいと思うのは、分かるのだけれど。相手もいなくて、でも結婚したいというのは、「工場」からの洗脳かもね。あと、わたし、競ってタワマンに住みたがるのもよく分からない。付加価値の塊だよね、あれ。そういう社会で作られた価値観を、自分のものとして全く疑わずに生きている地球星人たちを、不思議に -
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※金原ひとみをファンタジーにしたようなストーリー
如月 空子 まっさら10歳 ピョコルン(ペット) 白藤遥に会い キサちゃんに分裂
4歳 空子お姉ちゃんに分裂 クリーンタウン 父は海外赴任
11歳 そらっち 権現堂さんの圧
12歳 プリンセスちゃん トレース 吸収したデータから一時的なキャラ変可能に
14歳 レナのグループ 教祖=ぶりっこ 姫 レナ ラロロリン人 自殺
高校時代 影が薄く ユーレイ
20歳 そーたん 20番目の彼氏 明人 バイト先では おっさん 大学では姫
ピョコルンの死
35歳 ピョコルンのエステ勤務 自分に疲れ27歳で月城明人と結婚 肉体家電
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【変半身】
序盤は島の伝統かつ異常な祭りの話、
神話の話かなと思い読み進めていたが…
地球に住む人間、教科書に記載された歴史、
少しづつ事実を揺るがすポーポー様とポピ原人
その後全てひっくり返る展開
村田沙耶香さんにしか描けない世界。
ポーポーで埋め尽くされたページを見て
狂気を感じ笑ってしまった。
【満潮】
全くの素人だが潮は何かのメタファーかな。
付き合った男性によって性の何もかもが
変わってしまう経験はよく分かる気もした。
なんとなく村上春樹さんの小説を
読んだ時と同じ感情になった。
途中読んでいてタイトルなんだっけ?
と思って満潮で…納得。
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Posted by ブクログ
面白くて読みやすくて、
時間も取れたので
久しぶりに3日ぐらいで読み終わった。
表題作は素晴らしくて、「現実=陶酔する信仰」
という考え方にはガツンと食らった気分。
ラストのオチもかなりキマッていて好き。
生存や書かなかった小説では世の中に対しての
付き合い方が好きだった。
こういう気持ちで無理がなく生きていきたいと思った。
これまでの作品の中でもかなり好きかも。
しかし本作は急に差し込まれる著者のエッセイがあり
それが非常に読みづらかった。
不思議な構成で、村田さんってこういう人なんだと
わかった部分はよかったが、別に要らなかったかなとも思った。 -
Posted by ブクログ
「汚してみたくて仕方なかった」鈴木涼美
売春が無くならないのは、男側の問題の方が大きいけど、自分に値打ちが付くことに依存する女側の問題もあるのかもしれないと思った。女は性処理として利用されてきた時代が長く続いたせいもあり、完全に無くすことは難しいのだと悟った。
「トイレとハムレット」宇佐見りん
面白かった、、!確かに腹痛と苦悩のポーズは似ている。舞台が好きな理由として「シンプルだから」っていうのはすごく腑に落ちた。たった一つの物語、感情を演じているだけだもんな。現実の方が感情ごちゃ混ぜで騒がしいもの。
「私の三分の一なる軛」児玉雨子
生物は毎日ちょっと死んでおかないと生きられないって興味深