村田沙耶香のレビュー一覧

  • 殺人出産

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    今の少子化を考えるとリアルにこんな世界になる事があってもおかしくないのかも?と思えた。
    いろんなことを考えさせられた。
    村田沙耶さんは、本当に面白い。

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    2024年05月09日
  • 生命式

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    コンビニ人間を読み終わり、村田さん作品を読みたくて手に取った。
    短編集だけど、タイトルになっている生命式。正直私にはめちゃくちゃ刺激が強くて、短編小説なのに一度読むのをリタイアしたほど。

    世の中に絶対はないものの、実際にはこうはならないだろう、と思いたい仮定のような話が多く、ウッ…となりながらもクセになる、なんとも言えない魅力がある。
    個人的にはコンビニ人間が好きだったので、孵化という話はなんとなく似たような面白さを感じて、かつ衝撃も適度にマイルドで、受け入れやすく個人的には好み。

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    2024年05月06日
  • 変半身

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    ネタバレ

    村田さん作品3作目
    変半身は最後、そうなる??という驚き要素が満点でした
    「ニンゲン」って「ヒト」って本当にいるのかなぁ

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    2024年04月28日
  • しろいろの街の、その骨の体温の

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    中学時代の鬱屈した女子のカースト制度。懐かしい。めんどくさかったな。
    小学生の時仲良かった人が中学で下のグループになるあの気まずさとか、人を見下す感じとか、自分の学生時代を再現されてるかと思った。
    あれってカーストの1番上の人はなんにも感じてないのかな。息吹みたいな「幸せさん」ってほんとに気付いてないのか?

    私は社会人になってやっと自分の感性のままで判断していいんだ、と実感したけど、ゆかはハブられたことでそれを自覚してちゃんと行動してて、かっこいいと思った。
    息吹への衝動だけは強烈だったけど。

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    2024年04月28日
  • 信仰

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    独特で、読んだことない話ばっかりなのに、出てくる人の人生だったりをイメージさせることできるのすごいな

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    2024年04月27日
  • 変半身(かわりみ)

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    凄いカオス(笑)
    世にも奇妙な物語みたい…

    宗教とか信仰って
    清くて、聖なるイメージもあるけど、
    これは完全にイカれてるほう(笑)

    生きていく上で人は、信仰からは
    逃れられないっていう見えない恐怖みたいな…

    宇宙が怖い感覚に似てる気がした。
    分かる人いるかな?

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    2024年04月27日
  • 殺人出産

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    最後の余命が一番好きでした

    最近、避妊インプラントなるものを知り本当にいつか殺人出産のようにsexと妊娠が結びつかない世界が来るかも知れないなとぼんやり思いました

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    2024年04月23日
  • ハコブネ

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    ネタバレ

    地球と交わろうとする話で、朝井リョウさんの正欲のことを思い出した。三人の女性が登場するが、そのうち二人の視点で展開されていく。残された椿の視点が描かれていないためか、最初は好印象だったのがだんだん嫌な人間に見えてきてしまった。

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    2024年04月09日
  • 変半身(かわりみ)

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    ⚪変半身
    読み始めは田舎独特の閉塞感を感じていて、でもここから抜け出せば自由になれる、と思っていたけど。

    ここで育ってきた時間は、呪縛みたいに身体に染み付く。
    私自身も本当はポーポーで、ニンゲンごっこをしているだけの容れ物なのではないか、と思えてくる。

    ⚪満潮
    夫婦はお互いを尊重していて、ごく普通に社会に溶け込んでいるからこそ、なんだかワケのわからない話とのバランスが頭を混乱させるし、意味不明!
    でも、意味不明と言ってはいけない雰囲気。。なんやこれ〜(笑)

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    2024年03月31日
  • 消滅世界

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    ラストの終わり方がモヤモヤ。
    全体的には考えさせられる事も多く面白かった!
    サクサク読めてすぐに読み終わる。

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    2024年03月23日
  • 消滅世界

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    ネタバレ

    途中何度も怖いと思いながら読み進めたが、実験都市の設定や主人公の言動に対する恐怖と、こんなこと現実にあり得ないと思う反面、よく考えたら女性の社会進出が進むことによる少子高齢化、若者の性離れ、推し活等のムーブを含めるとフィクションなんかじゃ一掃できないと思い、余計恐怖を感じた。
    例えば日本は特に、性産業がすごく発展してる気がして、その背景って日本人ってどこか性に対して恥ずかしさや後ろめたさを感じるが故に外に出そうとしてしまう。だから、裏で、コソコソと外部の性産業がどんどん発展してしまってるのかなぁと思った。
    性ってそんな隠すべきもの、汚いものなのかな??
    性行為、性欲はなぜダメなものなのだろう。

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    2024年03月15日
  • 消滅世界

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    ネタバレ

    この世から性欲、セックスがなくなったら、どうなるのか。男女、家族あらゆるつながりが絶たれてしまう、と思いきや、そこには楽園があり、お母さんたちが子供ちゃんを、社会全体で愛でるユートピアがある。途中怖い!怖い!と思いながらも決してあり得ない話ではないと思いながら一気読み。自然とは、命とは。本能ってなんだろうと、考えさせられた。ただ、私には難解だったなぁ。

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    2024年03月12日
  • 生命式

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    3.7

    世界の在り方と向き合い方についての新たな可能性を提示してくれる作品だった。
    街で笑って歩いてる人々は、順風満帆な生活を送っているように見えるけど、誰しも何かしらの生きづらさを持っているんだなと思えた。
    パズルが一番お気に入り。

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    2024年03月11日
  • 消滅世界

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    性に対する考え方が現代とは違う世界。
    最後の終わり方が私には合わなかったが世界の設定や心情などは凝っていてとても面白かった。
    私には怖い世界に感じたが、男性と女性で考え方が変わると解説にあり、性によって違う印象を受けるのかと驚きました。

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    2024年03月06日
  • 変半身(かわりみ)

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    なんか、すごい作品でした笑
    人間は信仰なしでは生きられず、歴史や伝統、世の中のルールなどもすべて誰かに創作された宗教のようなもので、途中でそれがごっそり変わったとしても、人間は何の疑問も持たず受け入れて生きてく皮肉な生き物である、そんなメッセージ性を感じました。
    ただ、作品の設定、展開が村田沙耶香ワールド全開で、特に後半の『満潮』は世界観が全力ダッシュすぎて追いつけず、ぶっ飛び具合に笑ってしまいました。
    でも読んでる間は独特な世界感に浸ることもでき、読後感もあり良い読書体験でした!

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    2024年03月06日
  • 信仰

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    相変わらずヤバイな(褒めてます)

    どれが小説でどれがエッセイか
    もうわからなくなってくる…

    そして
    信仰…ヤバイ…(褒めてます)

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    2024年03月04日
  • しろいろの街の、その骨の体温の

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    NHK「理想的本棚」で紹介された1冊

    本当に村田沙耶香さんは無機物を有機物として捉える表現が素晴らしい。あるあるの話をしているようで村田世界の人物であるからこその不気味感が醍醐味。

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    2024年03月04日
  • 変半身

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    独特。
    変半身は、教団Xを読んだ後だったので、軽い気持ちで読めた。急にオチがきて驚いた。
    満潮は、ほっこりと温かい気持ちになった。
    人に勧めたくなる本かと言えば、そうではない。

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    2024年02月28日
  • 信仰

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    この人、どの本読んでもどうやったらこんな話思いつくんだ?って思う
    表題作の信仰は分かりやすくて、自分もコスパや現実の信仰に囚われてる部分あるな〜とかライトに思いながら読んでたけど、後ろにある短篇集たちはどれも設定がずば抜けて奇特ででも面白くて、頭の中見てみたいわ〜!と思った

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    2024年09月15日
  • 星が吸う水

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    著者の描く性は生々しくも淡々と機械的で変な官能さを感じないところが個人的に好きだ。

    理解するには圧倒的に経験が足りないが、自分の理想とする性の姿を追い求める主人公たちは素敵だと思った。

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    2024年02月19日