村田沙耶香のレビュー一覧
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あぁ〜めっちゃ分かるわぁ。と、
それは無いわ〜笑。と、
それ、また年重ねると変わるで〜の繰り返し。
ひたすら女友達と尽きない話をしているようなリラックスして読めるエッセイだった。
それもそのはず!
村田沙耶香さん、ほぼ同い年だった笑笑
いやぁ〜是非お近づきになりたい。
そして美味しいお酒をのみながら、色々なお話をしたいなぁと思った。
本作は、作者が35歳の頃のエッセイ
ふふふっ淑女の思春期病とは上手い事言うなぁ。
この微妙なお年頃?の女心?乙女心?違うか笑
がギュッと詰まった一冊。
特に「大人の習いごと」「電車と膝枕」は爆笑!
この2作が続けて来たので危なかったぁ〜
人前で読んでなくてよかった。
ところで、また本作でも牛久保雅美さんの装画に会えた♪
先日、垣谷美雨さんの『四十歳、未婚出産』でお目にかかったが、アンニュイでどこか憂いを含んだ女性を描くのがなんとも上手い。頼りない線と迷いのない線のバランスが絶妙なので、興味を持たれた方は是非注目して欲しいと思った。
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Posted by ブクログ
性別に違和感を抱く女性を描いた作品。
著者の村田紗耶香さんがデビュー作から女性の性に関して、
様々書いてきていますが、今作は、発表当時(2010年)よりも
今(2023年)のほうが議論されることが多い、LGBTQを取り上げている
作品である。
主だった女性は3人だが、視点としては、2人の視点から交互に
物語は進んでいくのだが、最後はどうも読解力がかなり必要な感じがして、
理解するのは難しかった。
1人目の視点は、19歳のフリーターの里帆。
里帆は、セックスをした際の嫌悪感によって、自分は男性なのか、
それとも・・・と言う葛藤が始まる。
2人目の視点は、31歳の社会人の知佳子。
知佳子は、何とも理解が難しいので、読んで確認してほしい。 -
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◆心に刺さったワード◆
⚫一日の中に締切があると、規則正しく進む
⚫中途半端な人こそ自分を天才に見せようとして横柄になる
⚫仕事してる間は、自分の内側のことで悩まなくていい。それに、金銭が発生すると「社会に必要とされてる」と思えて、自分のなかの欠落感が埋まった気になる。その「必要とされてる感」を失う怖さ。今仕事がなくなったときに、その欠落とうまく付き合う 技術や、人間 力への自信がない。そこから来る 強迫観念かもしれませんね。
⚫強い心は強い肉体に宿る
◆読んでみたい本◆
⚫変な恋愛の短編を集めたアンソロジー 岸本佐知子 『恋愛小説集』
⚫肩の力を抜きたい人 森鷗外 高瀬舟
⚫世界の実相をつかみたい人 古井由吉 辻
⚫次から次に変人が出てくる 村上龍 ライン -
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ネタバレ初めての村田沙耶香作品で、どんな話なのか1ミリも知らずに読み始めてみたので、1話目で「…あっ、人食べんの?そういう感じか笑」と、新鮮な反応で読めて面白かった。
「…だって、正常は発狂の一種でしょう?この世で唯一の、許される発狂を正常と呼ぶんだって、僕は思います」
の台詞が1話目の生命式にあるというのはその後の話を読み進めていくうえでもいいリードになっていると思う。
この本はいろんなところに載せているものを集めたようなので繋がりはないのかもしれないが、いろんな「正常な発狂」を集めたものであるという一貫性があると思った。
何が普通なのか分からなくなる。
私が思っている正常も発狂であることが分かる。
非常に頭と自己を混乱させるおもしろい作品だった。
コンビニ人間でもそうだったが、村田沙耶香は建物に代謝や内臓を見る。これは、建物を人間に寄せているというより、人間が建物的であるという目線である印象を受けた。
デカルト的な考え方と言えるのだろうか。
人間の機械的な部分を描くために、建物を人間的に描いているのだろうか…と思ったり。 -
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あまり村田さんの世界に入り込まないように、用心して遠目から眺めるような感覚で読んだ。
小学生の頃の様子がしばしば登場するが、どこにでもいるような多感な子供の一人だと思う。
多くの人は「こういうことは考えない方がいいんだ」と妄想を少しづつ消しながら大人になっていくのだろうが、
村田さんは沢山の妄想を消せないまま大人になったようだ。
喫茶店で読書したり仕事(小説を書く)をするのが好きな村田さん。
家だと仕事をする部屋に閉じ込められているようで苦しくなるらしい。
自分以外の人が近くにいると安心し集中できることに気づいたので、喫茶店に足が向くらしい。
コンビニで働くこともそうだが、他人がいる環境で定型パターンの作業をすることが心地よいみたいだ。
村田さんは「西加奈子」さんのことが好きで尊敬していて、本書の最後に少し長めのエッセイを書いていた。
西加奈子さんは、とても純粋で素直に本心を言葉にして投げかけてくるのだそうだ。
「さやかはそんなんでよく今まで生きてこられたなあ」と言われ、そのまま西さんに投げ返したいと思ったとか。
村田沙耶香さん曰く、彼女に比べれば私はずっと人間で「西加奈子」は「化け物」らしい。
その西さんに言葉を投げかけられると、村田さんは人間らしく振る舞っている皮を剥がされ、自分も「化け物」化させられてしまう。
自分が西さんに食べられているという感覚にもなるそうだ。
「西加奈子」さんて何者?、どんな人なのか興味が湧いてきた。
次は「生命式」に挑戦しようかとも思っていたのだが、しじみさんのレビューで怖気づいたので今は読むのをやめる。
「村田沙耶香」さんとはしばらくの間離れ、「西加奈子」さんに接近してみようと思う。 -
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時間かけて長々と入力した完成間近の感想が消えてしまったよ、全て・・・
ああ、スマホの全消し、もう要らない・・
せめて、設定で取り除けられればいいのにな。
というわけで、簡単に書きます(^^;)
本書は、しじみさんのレビューを読むまで知らなかった、村田さん初のエッセイ集で、以前読んだ、「となりの脳世界」は、デビューから15年、各紙誌に書いてきたエッセイを一冊に纏めた、バラエティに富んだものであったが、こちらは、雑誌「anan」(2013~15年)で連載されたものを纏めたもので、最初こそ、アラサー女子へ向けた統一性がある内容に思われたが、次第に、自らの嗜好(いつもの村田さん)へと、ごく自然に変わってゆき、正直ホッといたしました(友達からは「こんなことねえよ」と突っ込まれたそうだが、それが村田さんなので)。
村田沙耶香さんといえば、小説で連想させるマイノリティさと、小説家のイメージとはちょっと違うような、一般人特有の素の可笑しみや駄目なところも併せ持った、稀に見る、面白くも可愛い方であり、それは、「村田さんのタイプの人は?」と聞かれて、『壁を殴らなくて、束縛が異常ではなくて、部屋の中で全裸を強制したりしてこない人かな?』と答えたり、見てる分にはときめくので捨てられない、赤ずきんのスカートと白雪姫のスカートに(更に、森の中に熊がいるスカート)、「なんか興奮した」という理由で購入した、地引網に大量のヒトデがかかっているデザインのストールからも感じられて、もしかしたら、「えっ?」と思われるかもしれないが、私は、これらのエピソードにとても愛しさを感じられる。
そして、私が特に心を打たれた、村田さんの人柄に、友達への真摯な思いがあり、それは、友達が「ごめんね、愚痴だけど……」と前置きをして、話してくれる感情に美しさを感じることにも表れており(傷つきながら生きているから、傷から膿が出るのだ。その膿を、私はどうしても汚いとは思えない)、また、『綺麗なことしか起こらない人生なんてない。人生について本音で話せば話すほど、汚い感情だって出てくる』には、村田さん自身の眼差しで見た人生観も窺えるようで、心揺さぶられるものがあった。
それから、村田さんといえば、コンビニでバイトをしていた事が頭に浮かぶが、それをしていた理由の一つに、『働いている同僚の姿を尊敬しているから』という思いがあり、その代わりがいくらでもいる仕事ながら、それぞれに真似する事の出来ない、唯一無二の存在感だった彼らへの思いに、自意識過剰で人見知りの村田さんではあるが、人間がとても好きなんだという、友達とはまた異なる真摯さを感じさせられて、そんな一面に、村田さんも彼女の作品も、より魅力が増してくるのだろうと思わせるものは、確かにあるし、もしかしたら、このエッセイがきっかけで、「コンビニ人間」が誕生したとか? なんて想像するのも楽しい。
副題の『淑女の思春期病』は、村田さんが30歳を過ぎたころから、また様々な「身体の変化」を体験し、同世代の女友達とも、そんな話ばかりで、「大人である自分が、もっと大人に」なっていく不思議な体験に、「あ、なんだか今、私たち、思春期みたい」と思われたことに基づいており、大人の2年間なんてあっという間だというのに、その間にも、自分の心はどんどん変化し、身体はますます変化しており、それは、「老い」というものに対する新鮮な驚きで、一生に一度しかない大切な観察記録のような気がしたそうです。
また、本書の連載のおかげで、「痛み」だと思っていたものを、笑ったり、見せ合ったりできるようになったことや、『皺は美しいと思う。でも、皺を作らないような努力をしてしまう。どちらも本当の私の気持ちなのだという気がする。二つの価値観の間を揺らいでいる』こと、それぞれには、友達と同じくらい、村田さん御自身の心と身体も大切にされているように思われて、そんな真摯さも、きっと彼女の魅力の一つなのだろうと感じられました。
しじみさん、改めて、ありがとうございます。
おかげさまで、村田さんの新たな一面を知ることが出来ました。 -
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【変半身】
信じている物、正しいとされていた物がことごとく崩壊していく。信じていた物が無意味で無価値と知った後、それを嫌悪するか、受け入れていくのか?
最初の4分の1くらいは、孤島の秘祭をぞくっと書き始めて、これはなんかいつもと違うのかと思うまもなく、突如いつもの村田ワールド。全てが無意味になってしまうようなラストに、信じられるものがなくなってしまう。
とはいえ、今の社会の流行等を、シャープで自虐的で、コケティシュに風刺する表現は面白く読んだ。
【満潮】
10年後、ご縁があって再読したら、なんの話かな、やれやれ困ったなってなると思う。今も困っているけど。突き抜けているから、置いてかれた感じ。内容は、コメントできない。 -
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中谷美紀の歌声は透明な呟きという感じで、声の表情は最低限に抑えられている。でも無表情とは違い、その透明な声の奥に、血が流れているのを感じる。内臓のある透明感なのだ。 目は物をみる器官で耳は音を聴く器官だという五感の役割分担が捻じ曲がってしまったとしか思えなかった とても安らかな爆弾だった 私は今でも、音楽というものの中に、異世界への入り口を探しているのかもしれない。 『もう一度アイ・ラブ・ユー』 手で掬って親指で口の中にそっと押し込む けれど、それを冗談にすることで、私はずっと英語を失っていた。 私は副鼻腔炎が脳に達していないか不安でしょうがなかったが 京都で村田さんと師匠の脳が小鼓で繋がった_あの瞬間のように