村田沙耶香のレビュー一覧
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引っ込み思案で友達ともうまく行かない有里。中学では友達のリーダー格に嫌われ、一人でいるところに、空回りする教師に目をつけられ、毎日スピーチをさせられることに。そんなとき、自分を持てるのが、幼稚園のときにいとこに買ってもらった銀色の携帯指し棒と、押し入れの中に貼り付けた男の目玉の写真…。
『コンビニ人間』の印象で読んでしまう村田沙耶香だが、本作に含まれる2本とも漠然とした恐怖と性をテーマにした作品だ。
1本目の『ひかりのあしおと』は光が怖い少女が恐怖から逃げるために性に逃げ込む。話はわかるがちょっと収束点がわからないところが有ったが、やはり表題作の閉塞感から、銀色の扉を探すために話が危ない方 -
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あぁ〜めっちゃ分かるわぁ。と、
それは無いわ〜笑。と、
それ、また年重ねると変わるで〜の繰り返し。
ひたすら女友達と尽きない話をしているようなリラックスして読めるエッセイだった。
それもそのはず!
村田沙耶香さん、ほぼ同い年だった笑笑
いやぁ〜是非お近づきになりたい。
そして美味しいお酒をのみながら、色々なお話をしたいなぁと思った。
本作は、作者が35歳の頃のエッセイ
ふふふっ淑女の思春期病とは上手い事言うなぁ。
この微妙なお年頃?の女心?乙女心?違うか笑
がギュッと詰まった一冊。
特に「大人の習いごと」「電車と膝枕」は爆笑!
この2作が続けて来たので危なかったぁ〜
人前で読んでなくてよ -
Posted by ブクログ
性別に違和感を抱く女性を描いた作品。
著者の村田紗耶香さんがデビュー作から女性の性に関して、
様々書いてきていますが、今作は、発表当時(2010年)よりも
今(2023年)のほうが議論されることが多い、LGBTQを取り上げている
作品である。
主だった女性は3人だが、視点としては、2人の視点から交互に
物語は進んでいくのだが、最後はどうも読解力がかなり必要な感じがして、
理解するのは難しかった。
1人目の視点は、19歳のフリーターの里帆。
里帆は、セックスをした際の嫌悪感によって、自分は男性なのか、
それとも・・・と言う葛藤が始まる。
2人目の視点は、31歳の社会人の知佳子。
知佳子は、何 -
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◆心に刺さったワード◆
⚫一日の中に締切があると、規則正しく進む
⚫中途半端な人こそ自分を天才に見せようとして横柄になる
⚫仕事してる間は、自分の内側のことで悩まなくていい。それに、金銭が発生すると「社会に必要とされてる」と思えて、自分のなかの欠落感が埋まった気になる。その「必要とされてる感」を失う怖さ。今仕事がなくなったときに、その欠落とうまく付き合う 技術や、人間 力への自信がない。そこから来る 強迫観念かもしれませんね。
⚫強い心は強い肉体に宿る
◆読んでみたい本◆
⚫変な恋愛の短編を集めたアンソロジー 岸本佐知子 『恋愛小説集』
⚫肩の力を抜きたい人 森鷗外 高瀬舟
⚫世界の実相 -
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あまり村田さんの世界に入り込まないように、用心して遠目から眺めるような感覚で読んだ。
小学生の頃の様子がしばしば登場するが、どこにでもいるような多感な子供の一人だと思う。
多くの人は「こういうことは考えない方がいいんだ」と妄想を少しづつ消しながら大人になっていくのだろうが、
村田さんは沢山の妄想を消せないまま大人になったようだ。
喫茶店で読書したり仕事(小説を書く)をするのが好きな村田さん。
家だと仕事をする部屋に閉じ込められているようで苦しくなるらしい。
自分以外の人が近くにいると安心し集中できることに気づいたので、喫茶店に足が向くらしい。
コンビニで働くこともそうだが、他人がいる環境で -
Posted by ブクログ
時間かけて長々と入力した完成間近の感想が消えてしまったよ、全て・・・
ああ、スマホの全消し、もう要らない・・
せめて、設定で取り除けられればいいのにな。
というわけで、簡単に書きます(^^;)
本書は、しじみさんのレビューを読むまで知らなかった、村田さん初のエッセイ集で、以前読んだ、「となりの脳世界」は、デビューから15年、各紙誌に書いてきたエッセイを一冊に纏めた、バラエティに富んだものであったが、こちらは、雑誌「anan」(2013~15年)で連載されたものを纏めたもので、最初こそ、アラサー女子へ向けた統一性がある内容に思われたが、次第に、自らの嗜好(いつもの村田さん)へと、ごく自然に -