村田沙耶香のレビュー一覧
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性別に違和感を抱く女性を描いた作品。
著者の村田紗耶香さんがデビュー作から女性の性に関して、
様々書いてきていますが、今作は、発表当時(2010年)よりも
今(2023年)のほうが議論されることが多い、LGBTQを取り上げている
作品である。
主だった女性は3人だが、視点としては、2人の視点から交互に
物語は進んでいくのだが、最後はどうも読解力がかなり必要な感じがして、
理解するのは難しかった。
1人目の視点は、19歳のフリーターの里帆。
里帆は、セックスをした際の嫌悪感によって、自分は男性なのか、
それとも・・・と言う葛藤が始まる。
2人目の視点は、31歳の社会人の知佳子。
知佳子は、何 -
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◆心に刺さったワード◆
⚫一日の中に締切があると、規則正しく進む
⚫中途半端な人こそ自分を天才に見せようとして横柄になる
⚫仕事してる間は、自分の内側のことで悩まなくていい。それに、金銭が発生すると「社会に必要とされてる」と思えて、自分のなかの欠落感が埋まった気になる。その「必要とされてる感」を失う怖さ。今仕事がなくなったときに、その欠落とうまく付き合う 技術や、人間 力への自信がない。そこから来る 強迫観念かもしれませんね。
⚫強い心は強い肉体に宿る
◆読んでみたい本◆
⚫変な恋愛の短編を集めたアンソロジー 岸本佐知子 『恋愛小説集』
⚫肩の力を抜きたい人 森鷗外 高瀬舟
⚫世界の実相 -
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あまり村田さんの世界に入り込まないように、用心して遠目から眺めるような感覚で読んだ。
小学生の頃の様子がしばしば登場するが、どこにでもいるような多感な子供の一人だと思う。
多くの人は「こういうことは考えない方がいいんだ」と妄想を少しづつ消しながら大人になっていくのだろうが、
村田さんは沢山の妄想を消せないまま大人になったようだ。
喫茶店で読書したり仕事(小説を書く)をするのが好きな村田さん。
家だと仕事をする部屋に閉じ込められているようで苦しくなるらしい。
自分以外の人が近くにいると安心し集中できることに気づいたので、喫茶店に足が向くらしい。
コンビニで働くこともそうだが、他人がいる環境で -
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時間かけて長々と入力した完成間近の感想が消えてしまったよ、全て・・・
ああ、スマホの全消し、もう要らない・・
せめて、設定で取り除けられればいいのにな。
というわけで、簡単に書きます(^^;)
本書は、しじみさんのレビューを読むまで知らなかった、村田さん初のエッセイ集で、以前読んだ、「となりの脳世界」は、デビューから15年、各紙誌に書いてきたエッセイを一冊に纏めた、バラエティに富んだものであったが、こちらは、雑誌「anan」(2013~15年)で連載されたものを纏めたもので、最初こそ、アラサー女子へ向けた統一性がある内容に思われたが、次第に、自らの嗜好(いつもの村田さん)へと、ごく自然に -
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【変半身】
信じている物、正しいとされていた物がことごとく崩壊していく。信じていた物が無意味で無価値と知った後、それを嫌悪するか、受け入れていくのか?
最初の4分の1くらいは、孤島の秘祭をぞくっと書き始めて、これはなんかいつもと違うのかと思うまもなく、突如いつもの村田ワールド。全てが無意味になってしまうようなラストに、信じられるものがなくなってしまう。
とはいえ、今の社会の流行等を、シャープで自虐的で、コケティシュに風刺する表現は面白く読んだ。
【満潮】
10年後、ご縁があって再読したら、なんの話かな、やれやれ困ったなってなると思う。今も困っているけど。突き抜けているから、置いてかれた感じ。内 -
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中谷美紀の歌声は透明な呟きという感じで、声の表情は最低限に抑えられている。でも無表情とは違い、その透明な声の奥に、血が流れているのを感じる。内臓のある透明感なのだ。 目は物をみる器官で耳は音を聴く器官だという五感の役割分担が捻じ曲がってしまったとしか思えなかった とても安らかな爆弾だった 私は今でも、音楽というものの中に、異世界への入り口を探しているのかもしれない。 『もう一度アイ・ラブ・ユー』 手で掬って親指で口の中にそっと押し込む けれど、それを冗談にすることで、私はずっと英語を失っていた。 私は副鼻腔炎が脳に達していないか不安でしょうがなかったが 京都で村田さんと師匠の脳が小鼓で繋がった
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