村田沙耶香のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
友人・知人に「この本どう?」って聞かれたら…
「トラウマになりそう・・でもきっとあなたも一気に読み切ってしまうと思う」
って、言います。
「変半身(かわりみ)」と「満潮」の2編が収録されています。「満潮」も痛そうな描写があったりしますが、「変半身」の奇祭が、それも後半の卵のあたりがうわぁぁとなりました。忘れたくても忘れられなさそうです・・。
「コンビニ人間」がおもしろかったので続けて読みましたが、なかなか衝撃でした。でも考えてみたら残酷さとかはコンビニ人間にも共通するような。村田沙耶香さんの本おもしろいよ!と誰にでもおすすめするのはちょっと躊躇するなぁという感じでした。これだけ強いインパク -
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Posted by ブクログ
村田沙耶香の作品を読んだのはこれで3作目
前作は性を知らない女性たちが性を知ると言った感じの
「授乳」という短編集だった
今作は性に関しては理解があると言えるのだけれど
その性に対して複数の考え方があると言った感じの2話構成
官能小説と勘違いされそうだけど
女性が性に対して上手くいっていない
というよりは性的嗜好といったところが強く
絡んでくる話で
性に迷走している女性を描いている
読んでいてリアルな表現とかが
寛容じゃない人にとっては不快なところが
あると思うし
人によっては官能小説というかエロ小説を
読んでなんていやらしい!!
なんてことを言われかねない作品ではありました
ですがよく理 -
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Posted by ブクログ
◯星が吸う水
ラストの砂利でのシーンに関する友人の感想が、悲しくなりました。どうしても理解の範囲外にある意見に対して歩み寄るのは難しいと痛感しました。鶴子の、自分が人と違う考えを持つからこそなのか、相手の考えをいつも尊重しようとしている姿勢を私ももっと持ちたいと思います。
◯ガマズミ航海
文庫本でいくつか話が収録している場合、似たテーマを合わせることがほとんどだと思います。ガマズミ航海を読み始めたとき、ああまた性についてかあと多少のまんねりを感じました。何となく、ほかの(まだ読んでいないものも多くあるので偉そうな考えだとは思うのですが)村田沙耶香作品でも性に関する描写が似ている気が -
Posted by ブクログ
「星が吸う水」
性や恋愛への考え方の違う3人が、お互いがお互いをそれぞれの方法で思いやりながら、分かって欲しくてすれ違う。30代女性3人の友情物語のような。分かってもらいたくて、近づこうとすればする程、分からない相手は遠ざかっていく。それぐらい違うなら、多少ムキになってでもぶち壊すなにかが必要なんだろうなぁ、なんて思う友情的な?ラストが村田さんの作品の中では新鮮にも感じた。わざわざ作ったオーダーメイドの性の形を隠さなくてはならないのには、私も納得できない。
「ガマズミ航海」
性行為じゃない肉体関係をしたい。それってなんなの?と思う反面、気持ちは分からんでもないとも思う。セックスをすれば深い -
Posted by ブクログ
私たちは性欲=性行為(セックス)と愛(親密性)を否応なく結びつけてしまう。愛がなければ性行為をしてはいけないし,性行為をするならば愛がなければいけない,と。それこそが「本物」であり,それ以外は存在しないと考えてしまう。
でも,果たして,そうなのであろうか。「本物」とは「偽物」があるから存在しうる。いや,「偽物」を「本物」だとみなすから「偽物」が存在するし,その意味で「本物」も存在する。たとえば,グッチの鞄の模造品を「グッチの鞄」とみなすから,「偽物」と「本物」があるように,性行為without愛を性行為with愛とみなすから,性行為without愛が偽物,性行為with愛が本物になる -