村田沙耶香のレビュー一覧
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『ひかりのあしおと』
ホラーだった。村田沙耶香作品では、良い人との出会いで自分を成長させていくという展開は期待できないので、普通に良い人っぽい蛍が出てきて逆にドキドキした。蛍には「どうにかなる前に逃げて!」と言いたくなった。
「光の人影は、私を狂わせるために追いかけてきていたのではなかったのでした。私の狂気を止めるために、ずっと追いかけてきていたのです。」がよくわからなかった。
『ギンイロノウタ』
凄みのある作品だった。
指示棒のステッキなど、小物遣いが絶妙。最後、有里が銀色の扉を探すために家を出たところからドキドキが止まらなくて、事件が起こるに違いないと思った。サスペンスのようだった。 -
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11編でなる短編集 あらすじ
・信仰) いつも現実を見てしまい、人の夢や楽しみを台無しにする癖のある永岡。石毛と斉川からカルト集団を組まないかと言われる。組むわけないと思いつつ、斉川だけでも、抜けさせたいと思い説得するが、斉川の思いも強く、どこかでその信じる気持ちを羨ましいと思う永岡。10万払って試しに、参加してみた。
しかし、説かれた事は、現実これがあなたの宿命!
意味ない、10万返せ!
・生存)人は生存確率に左右される。本年代では
生存率によりA〜Dに判別され、努力により生存確率を上げる事ができる。
中には、生存確率を上げたくない人間もおり、野人かしていく。AとCが一緒になった場合は、Cが足を引っ張ることになる。
など。
短編が多く、エッセイみたいなものもある。
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村田沙耶香『無』 メモ
私たちが感じること、考えることは全て一つの象徴的存在から操作されている。私たちは得体のしれない大きな存在から受け取る電波によって思考し行動する。私たちの混沌の世界において思考と行動はすべて自分ではない存在の影響を受けているため、自分の責任ではない。判断を下したのは自分ではない。これが混沌……ではなく、これこそが無であるかもしれない。思い出せないことは無ではない。思い出せない中でも想起されることがことがある。混沌の世界にも無の世界にも優劣がある、優劣というトピックは私にとって最も興味のあるトピックだからそれに落とし込んで解釈する。ほかの人にとっての混沌と夢は違うのかも? -
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秘密の花園から後半の物語は性に関する具体的な描写を含むので、年齢制限は必要かなと思いました。
最後の変容の物語を読むまでは、男性性と女性性であったり、今までの経験で感じたことや思ったことを少し飛躍して考えてみた物語というふうに受け取りました。性という、分かりやすく分かれているけれども不確かな境界線とそれを超える友情なのか愛なのか。可愛らしい表紙とタイトルに惹かれましたが、しがらみだらけで読んでいて少し辛かったです。
最後の変容のみ少し性格が違うように思い、流行語大賞を狙っているかのような感じがしました。
今までのネトネトした感じから脱却したいかのように、怒りを忘れた現代や流行になぞり、発散してエンディングを迎えましたが、結局その流行りに飲み込まれるというラストで、私の感想としては、個々人が好きなように生きたらいいと思いました。 -
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ネタバレ村田沙耶香のデビュー作ということで呼んだ。
むずすぎる。凡人にもわかるように書いてくれ、、
解説では、女性性と身体性への激しい嫌悪を描いている、自分の内面に存在する王国を作っている、とのことで一応なるほどと。
世間一般には理解されないであろう精神世界を、ゆがんだ境界条件の下で周囲に投影していると考えることはできそう。
登場した家庭教師や、「コイビト」のぬいぐるみなど。
「御伽の部屋」では他人へ自己の内面を投影する過程を通して、ラストは媒体であった要二すら不要になり、現実世界に自己の内面を投影することを成功させる。
自分らしさを表出することは一般的に良いこととされるが、ここまでグロテスクに描かれては何も言えなくなる。短編集ではあったが、かなり高カロリーな小説であった。 -
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ネタバレ全体的によく分からなかった。
女なら嫌な思いをすることも仕方ない、
嫌な思いをすることがあっても、
容姿が良ければいいことだってあるんだから
わたしは綺麗でいる努力をやめない!!
っていう椿が多少闇を感じるが、1番まともに思える。
里帆、知佳子については、どうしてそんなにセックスができる相手にこだわるのか分からなかった。
(わたしが性欲旺盛な方ではないからかも)
相手から「あなたとはセックスできないから付き合えない」
とは言われていない(むしろ好意を寄せられて歩み寄ってくれている)のに、自分が気持ちよくなれないから、この人と恋愛できないと言って関係を切ってしまうのは傲慢なように感じた。
セックスをしなくても居心地がいいとか、
人として好きだとか、惹かれる部分があるなら、
付き合ってみればいいのにと思う。
なぜセックスで気持ちよくなれなければダメなのか?
自慰ではダメなのか?
セックスありきでお付き合いをするものなのか?
あまり納得できなかった。
きちんとした描写はなかったけど、
里帆は椿のことが性的にも人としても好きなのかな?
誰か解説して欲しい。