村田沙耶香のレビュー一覧

  • 生命式

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    読み始めは設定が非現実的で、読み進められるか心配になったが、徐々に引き込まれていった。
    村田沙耶香は、風変わりな人物を描くのが上手で、自分があたりまえだな、常識だなと思っていることが本当なのか疑いたくなる。自分とはなんだろう?自分はなんで普通だ、常識的だと思っているんだろうと考えさせられる。

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    2026年07月19日
  • タダイマトビラ

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    気付いたら、あっという間に読み終わってた。文章や物語に引き込まれるほど、読後に体力をごっそり持っていかれる。

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    2026年07月19日
  • タダイマトビラ

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    血縁関係である家族。
    親である母親でさえ、その母親自身の母との関係に悩んでいて愛を知らず、自分を好きになれなかった。その子供が(そのまた子供も)どう考えて努力しようが、子供時代に愛情に触れられないことで知らないこと(愛)は分からないし知らないまま。自分自身も人へも愛を向けられない。負の連鎖の形。

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    2026年07月23日
  • 生命式

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    倫理観とは?人間とは?と問いかける短編集。
    こうあるべき、これが当然、といった常識に疑問を投げかける。

    最後の短編は、いくつもの人格を持つ女性の物語。彼女は、自分は、中身なんてないただ相手に呼応するロボットだと言う。 
    きっとそうなんだろう。自分の性質というものは核にあるとしても、周りの環境によって人はどんどん変化していく。
    それでも人は、この人はこういう人、と決めつけたがる。それは決めつけたほうが呼応しやすいからかもしれない。




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    2026年07月14日
  • 消滅世界

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    デストピア小説のように感じた。
    久しぶりの村田沙耶香さんの文体。
    ちょっと突飛でなんとなく全体的にグレーな印象。

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    2026年07月12日
  • 生命式

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    ぶっ飛んでると思ったけど読み進めれば読み進めるほど確かに、、、と納得してしまう。
    短編でここまで引き込まれる小説は珍しい。

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    2026年07月11日
  • 丸の内魔法少女ミラクリーナ

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    秘密の花園から後半の物語は性に関する具体的な描写を含むので、年齢制限は必要かなと思いました。
    最後の変容の物語を読むまでは、男性性と女性性であったり、今までの経験で感じたことや思ったことを少し飛躍して考えてみた物語というふうに受け取りました。性という、分かりやすく分かれているけれども不確かな境界線とそれを超える友情なのか愛なのか。可愛らしい表紙とタイトルに惹かれましたが、しがらみだらけで読んでいて少し辛かったです。

    最後の変容のみ少し性格が違うように思い、流行語大賞を狙っているかのような感じがしました。
    今までのネトネトした感じから脱却したいかのように、怒りを忘れた現代や流行になぞり、発散してエンディングを迎えましたが、結局その流行りに飲み込まれるというラストで、私の感想としては、個々人が好きなように生きたらいいと思いました。

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    2026年07月01日
  • 星が吸う水

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    共感は難しかった!
    でも考えるはずのなかったことを、考えさせられるって面白い。新しい世界をまたひとつ知った。

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    2026年06月28日
  • 授乳

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    ネタバレ

    村田沙耶香のデビュー作ということで呼んだ。
    むずすぎる。凡人にもわかるように書いてくれ、、

    解説では、女性性と身体性への激しい嫌悪を描いている、自分の内面に存在する王国を作っている、とのことで一応なるほどと。

    世間一般には理解されないであろう精神世界を、ゆがんだ境界条件の下で周囲に投影していると考えることはできそう。
    登場した家庭教師や、「コイビト」のぬいぐるみなど。
    「御伽の部屋」では他人へ自己の内面を投影する過程を通して、ラストは媒体であった要二すら不要になり、現実世界に自己の内面を投影することを成功させる。

    自分らしさを表出することは一般的に良いこととされるが、ここまでグロテスクに描かれては何も言えなくなる。短編集ではあったが、かなり高カロリーな小説であった。

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    2026年06月25日
  • マウス

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    主人公はとても賢い。人を気遣うということをたった10歳で学ぶとは。
    主人公の共感できるところはいくつもあったけど、さすがにこんなに小心者ではないわと思った私も本当に主人公と友達だったら、馬鹿にしてしまうのかもしれない。
    人をよく見てるし、これをよく文章にできる。女の子あるあるがありすぎた内容だった。女子は昔から怖いもんだ。

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    2026年06月19日
  • 変半身(かわりみ)

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    まさに村田ワールド炸裂。
    コンビニ人間、地球星人に続く、不思議な価値観と独特の世界観。あとをひくなー。

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    2026年06月10日
  • 信仰

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    書かなかった小説、最後の展覧会、無害ないきもの が好きだった。最後の展覧会は星新一とか、星の王子さまっぽさを感じた。

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    2026年07月21日
  • 殺人出産

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    もしこの世界に自分がいたら、"産み人"になってまで殺したい人がいるだろうかと考えたりした。
    殺人出産制度があるから、いつでもこの人を殺せるんだという確証があり、苦しみを照らす光になっているというのがリアルだった。
    こんなこと現実に起こらないけど、きっとそうなんだろうと思った。
    設定が現実離れしていながら、その細かく丁寧な描写がそれを感じさせない、そういう書き方が上手い。
    ただ、物語の斬新で面白い設定に惹かれて読み始めただけに、実際の中身との落差にガッカリした。

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    2026年06月14日
  • ハコブネ

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    ネタバレ

    全体的によく分からなかった。

    女なら嫌な思いをすることも仕方ない、
    嫌な思いをすることがあっても、
    容姿が良ければいいことだってあるんだから
    わたしは綺麗でいる努力をやめない!!
    っていう椿が多少闇を感じるが、1番まともに思える。

    里帆、知佳子については、どうしてそんなにセックスができる相手にこだわるのか分からなかった。
    (わたしが性欲旺盛な方ではないからかも)

    相手から「あなたとはセックスできないから付き合えない」
    とは言われていない(むしろ好意を寄せられて歩み寄ってくれている)のに、自分が気持ちよくなれないから、この人と恋愛できないと言って関係を切ってしまうのは傲慢なように感じた。

    セックスをしなくても居心地がいいとか、
    人として好きだとか、惹かれる部分があるなら、
    付き合ってみればいいのにと思う。
    なぜセックスで気持ちよくなれなければダメなのか?
    自慰ではダメなのか?
    セックスありきでお付き合いをするものなのか?
    あまり納得できなかった。

    きちんとした描写はなかったけど、
    里帆は椿のことが性的にも人としても好きなのかな?

    誰か解説して欲しい。

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    2026年06月06日
  • 掌篇歳時記 春夏

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    七十二侯を題にとり、春夏の三十六のなかから十二の掌編を集めた掌編集。
    作家の個性がよくわかる。
    特に長嶋有とか村田沙耶香とか。よく読んでいたからか。季節賛美とか、情景の小説なのかと思えばそうでもなく、その言葉から感じたものを小説に仕立てているようにも感じる。
    野人になった姉を持ち、ルームシェアした友人と赤ん坊のシェアを考える、ドライなのか突き放しているのか不思議な感覚になる土脉潤起。
    襤褸から、昔住んでいた家に働きにくる山村の少女たちの継ぎ接ぎと寒さについて思いをたどる雷乃発声、

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    2026年06月05日
  • 授乳

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    村田沙耶香さんの作品は何冊か読んでいるが、毎回感想を書くのが難しい。それでも、読後に強く印象が残る作家さんだと思う。

    『授乳』に収録されている3編は、どれも若い女性たちの少し屈折した視点で描かれていた。

     「授乳」は、中学生の少女が家庭教師の男子大学生を“餌”で支配していく物語。母親への複雑な感情も絡み、不穏さがじわじわ広がっていく。

     「コイビト」は、ぬいぐるみを恋人のように扱う少女と女子大生が、不思議な共通点で繋がっていく話。どこか可愛らしさもあるのに、次第にホラーのような空気を感じた。

     「釈迦の部屋」は、理想の聖域を求める女子大生が、現実の男を捨て、自身の脳内に「完璧な男」を構築し精神世界を完成させる物語。

    3人の主人公たちは皆、自分だけの小さな“王国”を心の中に築いている。閉じた世界に生きる姿は少し不気味なのに、どこか幼く無垢にも見えた。
    そして、内側だけを見ていた彼女たちが外の世界と関わった瞬間、物語は大きく歪み始める。その異常さにぞっとしながらも、本人たちはきっと真剣で、彼女たちなりの「普通」を生きているのだろうとも感じた。

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    2026年05月30日
  • 変愛小説集 日本作家編

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    変愛、と銘打つだけあって、なんだか読後感が…

    いろんな作家さんの個性も垣間見える作品だったが、やっぱり村田沙耶香さんの作品の不気味さは突出してるな…

    再読したい本ではなかった

    いい悪いではなくて、好みじゃないってことですね…

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    2026年05月28日
  • 変半身(かわりみ)

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    島祭り。
    ポーポー様信者
    p98
    「みんな、自分に都合のいい嘘を信じるんだ。人間ってそういう仕組みなのかな」
    「そうかもね。新しい真実を信じるとき、人間の頭はクラッシュする。その瞬間だけが、本当に「無」になれるときなのよ。次の瞬間には、新しい信仰が始まってしまうんだから」

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    2026年05月20日
  • 授乳

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    日常の微細な事柄をすくって描くのが上手い。人の足の指と指の間がどうなってるか、とか、そんなところまで描く?っていうのがたくさん。日々の現実生活に行き詰まったときや、現実逃避したいときに読むのがおすすめ。新しい風を吹かしてくれる。

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    2026年05月16日
  • 丸の内魔法少女ミラクリーナ

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    魔法少女ミラクリーナはクスッと笑えるけど痛快なお話でした。どの短編も村田ワールドが炸裂してて面白かったです。再読です。

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    2026年05月12日