村田沙耶香のレビュー一覧

  • 世界99 下

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    書店で初めて見た時、表紙と題名に惹かれ読んで見たいと思った
    全くの予備知識無しで読みました。
    なんとも言えない……初めての感覚
    まさかこんな内容だったとは……初見の想像とは大違い……
    ちょっと苦手かも……

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    2026年09月11日
  • しろいろの街の、その骨の体温の

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    「コンビニ人間」とは違って、
    あーだこーだと簡単には
    語れない作品ではある。

    読みだしたら止まらないが、
    読んでよかったとも、
    なかなか言えない。
    これを懐かしく読むか、
    思春期の真っ只中で読むかでも、
    だいぶ違ってくるだろう。

    漫画化も映画化もおそらく無理。
    だが、そんな小説があってもいい。

    中学最後の1年を、
    2人はどんなふうに過ごしただろう。
    大人になった伊吹と結佳は、
    何処で何をしているだろう。
    信子はどんなに素敵な
    女性になっただろう。
    いろいろと気になった。

    今はこういうのが三島賞なんだなぁ。
    隔世の感がある。

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    2026年09月10日
  • 消滅世界

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    こんな世界になってもいいと思う
    こう思いました。人間の三大欲求が、最先端に排除されてもおかしくない。この物語は性欲だけだったけど、眠らなくても良くなる注射や、カプセルひとつ飲んだだけで腹が膨れる薬が開発されてもいいのではないか、と思いました。

    村田沙耶香さんの世界観のある小説で最高でした!
    今回も村田ワールド(私そう呼んでいます)全開で、少し変わった世界を描いている。
    少しおぞましいようだけれど、これはこれでいいのかな、とも思いました。
    私が感じたのは、地球を4等分にして、その一部に住んでいる人達の物語、というようなものを感じました。
    地球だけど、地球ではない。そんな感覚でした。

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    2026年09月09日
  • 殺人出産

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    初めての村田沙耶香さん、強烈すぎた。どうやったらこんな世界感を思いつくのか。
    なんだかんだ、最後の「余命」が1番好きだった。他は読むのがしんどくなるくらい狂った話で、生々しい描写だった。

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    2026年09月10日
  • 地球星人(新潮文庫)

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    ネタバレ

    既成の社会通念を人間工場と断罪したのは見事。
    しかし、ラストの展開2関しては、ここまでの展開を精神撹乱というわかりやすい事由に貶めてしまっている気がして少し残念だった。

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    2026年09月07日
  • 殺人出産

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    村田沙耶香さんの本は、五感を研ぎ澄まされるというか、私の中に流れる表層的には見えない血液を液体を感じることが出来る。

    感情移入しなくていいから、読み心地がいい。

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    2026年09月05日
  • マウス

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    ネタバレ

    目立たないことでクラスでの居場所を守っていた律が、クラス替えで一緒になった「浮いた」存在の瀬里奈と出会い、変わっていく話。
    小学校の時の話と、大学生になったときの話がある。瀬里奈と出会ったことにより、結果的に律は少しだけ人の目を気にせずに振舞えるようになる。
    村田沙耶香が書く小学校高学年社会、うわわかる……と感じる質感が随所にある。やんちゃというには悪性に無自覚すぎる男子や、おしゃれな一軍女子ですべての流行りが決まるところなど。
    また、大学生になった律がバイトにめちゃくちゃハマっていて、その理由が「職場」では「駒」になればいいから、というものだったのが、コンビニ人間に通ずる価値観だなと思った。

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    2026年09月05日
  • 殺人出産

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    本の薄さと相反して、重くダークな内容だった。こんな制度は嫌だなと思いつつ、意外と悪くないのかも?と頭の隅で呟く自分もいた。
    村田沙耶香恐るべし。

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    2026年09月02日
  • 信仰

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    殺人出産のあとに読んだ。
    世界観が違いすぎるよりも、日常ベースでズレがある方が読みやすいかも。
    信仰、生存、カルチャーショック、残雪は面白かった。
    ほかは、うまく読み解けないのもあった。

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    2026年08月31日
  • 授乳

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    『コンビニ人間』や『信仰』を読み、初期からこのような独特な作品を出されているのか気になり、デビュー作である本作を読んだ。「授乳」における傷の描写がリアルで、血の気がひいた。

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    2026年08月25日
  • コンビニ人間

    購入済み

    社会適合ガイド本?

     コンビニに勤めることを通して、社会に適した「人」になろうとする主人公の描き方が、独特と言うか今っぽいのかなぁ…と言うのが感想でした。

    #共感する

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    2026年08月23日
  • タダイマトビラ

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    母性の書けた母のもとで育った恵奈は「カゾクヨナニー」という密やかな行為で家族欲を満たしている。早く家を出たい恵奈は高校生になって恋人と同棲をはじめるが……。グロテスクにも感じられる終盤の展開がすごい。ブッ飛んだ想像力。

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    2026年08月20日
  • 信仰

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    3.3

    村田さんワールドが楽しめた。

    『カルチャーショック』『気持ちよさという罪』は合理化、標準化の最終的に行き着いた先だと思い面白かった。

    変だと思いつつも、それが幸せならば良いのかもしれない気もした。

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    2026年08月20日
  • 消滅世界

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    すごかった…村田さんの頭の中はどうなってるんだろう

    解説には女性からはユートピア、男性からはディストピアと評される…的なことが書いてあったけれど、私はディストピアに感じつつも、100%とは言い切れない部分を感じた。(100%と言えない読後感が、より怖い)
    基本的に楽園システムはめちゃめちゃ怖いし、生理的に受け入れられない。
    ただ、楽園に越てきてからの主人公の気持ちの変化には少しの希望(というのか、理想的なもの…?)感じた。
    「一人で一生暮らすなんて孤独だろうと、水人は言ったし私も同意したが、いざ、すべての人間がそうして暮らす中で日常を送り始めると、元から自分たちはこういう習性の動物だったのだという気持ちになってきた」

    こんな世界にはなってほしくない、と思うと同時に、だけど今の自分が逃げたいと思ってた孤独とか将来への不安とか、しんどい恋愛とか、そういう苦しみから解放される世界を描かれてるような感じがして、より怖く感じた。
    なんだこの小説。すごすぎ。

    ジェンダーの話には興味があったけど、解説にあったような異性愛主義とか哲学から学びたいと思った。何も知らなすぎる

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    2026年08月16日
  • 消滅世界

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    今回も驚き設定の作品!でもパラレルワールドにないとも言えない微妙なライン!

    私の初「村田沙那香」は『殺人出産』で、『消滅世界』は2作目

    家族、結婚、愛、子ども…
    それらは一体何なのか、どうして必要なのかを考えさせられる文章でした。

    ルームシェアと性的関係のない家族の違いはあるんだろうか?

    私たちの周りにはそれが当たり前になっていて、説明のつけられないこともあるよね
    まさに家族っていう宗教を信じてる私たちと同じ、どうしてその形になるのかは説明できない

    アダムとイヴは知恵の実を食べて楽園から追放された。イヴには産みの苦しみが与えられた。
    でも『消滅世界』にはその苦しみがない。自分が子どもを産んだという自覚がない。
    システム管理とは言え、犬猫感覚で産んで愛でて、単一個体の量産化に励んでいるなあと思う。
    だから「楽園システム」はとてつもなく無責任に見えるけど、人類の存続という点で言えば画期的だと思う。

    神はアダムたちに「産めよ増えよ地に満ちよ」と仰ったね。実験都市は聖書における楽園だ。
    雨音はあの楽園の中で最初の“イヴ”になろうとしているのだろうかと考えた。

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    2026年08月12日
  • 授乳

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    授乳
    コイビト
    御枷の部屋
    の3作品が入っている。
    どれも自分の世界観をもってそれが当たり前のように過ごしています。が、しかし何かの衝撃や自分を突き詰めた結果、世界が変わってしまった感じになる作品です。
    なかなか味わうことのできない貴重なお話しでした。


    受験を控えた私の元にやってきた家庭教師の「先生」。授業は週に2回。火曜に数学、金曜に英語。私を苛立たせる母と思春期の女の子を逆上させる要素を少しだけ持つ父。その家の中で私と先生は何かを共有し、この部屋だけの特別な空気を閉じ込めたはずだった。「――ねえ、ゲームしようよ」。表題作他2編。(講談社文庫)

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    2026年08月11日
  • 信仰

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    一作品目がインパクトありすぎて思わず声を出して笑ってしまった。「現実へ勧誘していた」が初めて聞く言葉でなんだそれと思ったが、実際に身近にいると場が白けてしまうのも無理ないかなと。二作目の生存率によって人生が左右されるのも気味が悪いなと思った。こんな作品を生み出す村田さんがまたいい意味で怖いなと。

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    2026年08月08日
  • 丸の内魔法少女ミラクリーナ

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    村田節全開。
    性別がない世界
    怒りがない世界
    平等で穏やかに見えるかもしれないが、なんとも綺麗で雑味がない。
    近年加速してるようにも思う多様性という呪縛。これからどうなっていくのか、不安を感じる私は歳をとっているということか。

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    2026年08月08日
  • 変半身(かわりみ)

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    村田沙耶香さん、まだあまり詳しくないのですが物凄いな……
    なんて作品なんだ(褒めてる)

    表題作の変半身は無さそうでありそうな、いや、ありそうで無さそうな?閉鎖的な島のお話
    とりあえず設定がぶっ飛んでる。でもだんだん、そういうものかもと思えてきてしまう不思議。

    もう1作の満潮も攻めてますね(これも褒めてる)
    よいパートナーだと思う。やっぱり分かり合えるのって大事だよなと思わされました。だけど、それで咲かせた鼻はちょっと、いやドン引きだな…

    まだ村田沙耶香初心者ですが、性に対するアプローチが斬新ですき。

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    2026年08月08日
  • マウス

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    ネタバレ

    律の気持ち分かるなあ〜と思いながら読んでいたけれど、客観的に見ると律すごく捻くれてるなあ〜と感じた。つまり自分もすごく捻くれてたなと。

    小学校の頃から女子にはカーストが存在していること、3人組の中でも必ずといっていいほど分裂が起こるし、内緒話を片方だけにしかしないとか、昔経験したことばかりで嫌な気分になった。(いい意味で)
    もう子どもの頃には戻りたくないなとつくづく思った。

    その頃の経験から大人になった今でも人の顔色を伺っては疲弊して、そこまでしていても結局何者にもなれずつまらない人間、、、と自分に対して感じることが多かったため、とても刺さった。

    絵本の世界に入り込んでマリーになりきって生きるのなんて、そんな人生楽しい??と思うけれど、
    なりきった結果無双できるなら全然良いよね。
    それがこの世界で上手く生きる術なんだったら。

    「慎重なんじゃなくて、怖がりだよね。」
    そうだなあ。慎重な人間と見せかけて言い訳ばっかり
    逃げばっかり。リスクを回避したいあまりに挑戦もしない、現状に満足していないのに思い切って動いてみない。本当に良くない。私も変わろうと思えた。

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    2026年08月04日