村田沙耶香のレビュー一覧

  • 変愛小説集 日本作家編

    Posted by ブクログ

    変愛、と銘打つだけあって、なんだか読後感が…

    いろんな作家さんの個性も垣間見える作品だったが、やっぱり村田沙耶香さんの作品の不気味さは突出してるな…

    再読したい本ではなかった

    いい悪いではなくて、好みじゃないってことですね…

    0
    2026年05月28日
  • 信仰

    Posted by ブクログ

    村田沙耶香さんの本は以前「コンビニ人間」を読んだきりで、初めて短編集を読みました。独特な世界観と、ディストピア的な絶望感だったり儚さだったりを感じる不思議な短編集で面白かった。SFのような、ホラーのような、中にはエッセイが入ってたりで(物語かと思って読んでたら巻末でエッセイと書いてあって初めてエッセイだったんだと気付いた作品もあった)カテゴリに迷ったのですが「物語」で登録しておく。

    以下お気に入り作品
    「生存」
    人類はABCDにランク分けされ、それに紐づいた生存率(65歳の時に生きている可能性がどれくらいか数値で表したもの)で格付けされる未来の世界の話。
    えぐすぎる世界。自分の価値が数値化さ

    0
    2026年05月24日
  • 変半身(かわりみ)

    Posted by ブクログ

    島祭り。
    ポーポー様信者
    p98
    「みんな、自分に都合のいい嘘を信じるんだ。人間ってそういう仕組みなのかな」
    「そうかもね。新しい真実を信じるとき、人間の頭はクラッシュする。その瞬間だけが、本当に「無」になれるときなのよ。次の瞬間には、新しい信仰が始まってしまうんだから」

    0
    2026年05月20日
  • 信仰

    Posted by ブクログ

    小説とエッセイが混じった短編集。
    村田さんのなかでもかなり癖が強いほうなのでは…?と思った。
    入門にはおすすめしないけど、かなり好きな作品もあった。
    「書かなかった小説」は長編でじっくり読んでみたいなあ
    どうして書かなかったんだろう…

    0
    2026年05月19日
  • 授乳

    Posted by ブクログ

    日常の微細な事柄をすくって描くのが上手い。人の足の指と指の間がどうなってるか、とか、そんなところまで描く?っていうのがたくさん。日々の現実生活に行き詰まったときや、現実逃避したいときに読むのがおすすめ。新しい風を吹かしてくれる。

    0
    2026年05月16日
  • 信仰

    Posted by ブクログ

    ニヤけながら読んだお話とちょっと消化できないお話もあったけど、自分の中では新しいジャンル。頭ぶっ飛んでないと書けないなー面白い人なんだろうなーって思った。確かArcheがおすすめしてて読んだ。

    0
    2026年05月15日
  • 丸の内魔法少女ミラクリーナ

    Posted by ブクログ

    魔法少女ミラクリーナはクスッと笑えるけど痛快なお話でした。どの短編も村田ワールドが炸裂してて面白かったです。再読です。

    0
    2026年05月12日
  • 生命式

    Posted by ブクログ

    死んだ後に食べてもらう、死んだ後の身体を材料にしてもらう、食べ物は文化…
    奇妙な世界観で、星新一みたい。「本能」についてをギュッと凝縮させたものを、言語化して表現した感じ。短編は苦手かも。長編で村田さんの作品を読みたい。

    0
    2026年05月10日
  • ハコブネ

    Posted by ブクログ

    あぁ村田ワールドだなぁと感じる作品でした
    (村田沙耶香作品は中毒性があって気に入っています)

    本作は、性別の自認と性行為の対象に焦点が当てられており、「救い、安らぎ」の場所である「自習室」を介して物語が展開します

    自身が男性か女性か懐疑的な里帆(19歳)
    人間でなく地球を性的指向対象とする知佳子(31歳)
    女性であることに固執する椿(31歳)
    彼女たち3人が性別という「しがらみ」について話していくだけなのに、色々と考えさせられました
    (特に、知佳子パートは強烈です、覚悟しましょう笑)

    本作もしかり、たとえ家族であっても村田さんの作品をおすすめできませんし、確実に1人の時に読みたい派ですね

    0
    2026年05月04日
  • 丸の内魔法少女ミラクリーナ

    Posted by ブクログ

    この本で一番面白く感じたのは 変容 だった。世界99の原型みたいなものを感じた。
    この話の題材でもある怒りという感情を改めて認識した時に、怒りはネガティブな感情というよりは怒りを共有することで人と人との絆をより深めるものでもあると改めて思った。SNSを見ていると怒りで繋がってる人も多いなと。怒りという感情は思っていた以上に大きな存在だと思った。将来怒りの感情が薄まった世界で私は怒り続けるのか、それとも周りの価値観に影響されて変容し怒らなくなるのか。

    0
    2026年05月02日
  • 生命式

    Posted by ブクログ

    「村田沙耶香」をつまみ食いできる感覚の短編でした。他の作品に通ずる世界観や設定が盛りだくさんだし、初めて村田さんの作品に挑戦する人にはコレかコンビニ人間をおすすめするかも。

    0
    2026年04月28日
  • マウス

    Posted by ブクログ

    共感できる。
    他人に評価されて、他人との関係性で立ち位置が変わるのは学校も会社も同じ。昔の自分と今の自分に、内面的な差異はあまりないんだなと気づきました。他人の顔色を伺ってビクビクして、いじめの対象にならないよう気を遣って。
    そうやって卑屈になってたのは自分に自信がないからですが、今の自分は少しはマシなんじゃないか、と思えます。
    この本は、辛い記憶を呼び起こしながらも、どこかでそんなに気にしなくても大丈夫だよ、と囁いてくれる、後味のいい物語。
    他人を気にせずにはいられない気にしいさんにオススメです。

    0
    2026年04月25日
  • 変半身(かわりみ)

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    『コンビニ人間』を入口に、村田沙耶香という作家に惹かれて片っ端から読んできたけど、その中でもかなり難解でエグ味が強かった。。

    表題作『変半身』そして『満潮』の2編を収録。
    自分の理解が及ばなかったのと、エグ味が強かったので星2。と思ったけど、『満潮』のメッセージがよかったので星3。

    『変半身』も前半までは理解できたけど、後半(というかラスト)は最早異世界。
    閉鎖的な千久世島で育った少年少女が、その島の信仰に従って秘祭「モドリ」に参加させられるも、それは伝統的な宗教催事ではなく、島の男たちによる性暴力から生まれた紛い物の儀式だと判明し、心身に深い傷を負って島を出るまでの前半。
    色々あってまた

    0
    2026年04月22日
  • 信仰

    Posted by ブクログ

    この作者は、割とメンタルがしんどい時に読むのに限る。元気な時に読むと、割とメンタルがやられるので。しんどい時読むと割とスッと入ってきたりする。

    コンビニ人間、地球星人、魔法少女ミラクリーナ、に続き読んだ。比較的軽そうな本を読むようにしてる。まだ全冊読む覚悟は私には、ない。

    のめり込む何かがあるっていいな、と思った。
    現実に向き合う必要はあるけど、必要以上に現実だけを見ていると疲れる。少しくらい騙されてるほうが幸せなのは確か。例えばお店や屋台のご飯の価格設定は比較的高めに設定されており、自分が作った方がそりゃあ安い。でも外食なら楽ができるし、少し高くても屋台で一緒に食べる友だちとのご飯はとて

    0
    2026年04月18日
  • 丸の内魔法少女ミラクリーナ

    Posted by ブクログ

    村田紗耶香作品は『コンビニ人間』に続いて2作目。やはり独特の文体が印象的で、不気味さと薄気味悪さがじわじわと染み込んでくるような読後感だった。読み終えたあとも、言葉にしづらい感情がじっとりと残る。

    表題作「丸の内魔法少女ミラクリーナ」では、魔法少女ごっこという一見無邪気な設定を通して、現実の理不尽さと向き合う姿が描かれている。現実のままでは立ち向かえないものに対して、別人格をまとった“設定”の力を借りることでようやく対峙できる——その感覚には妙なリアリティがあった。

    どこか滑稽でありながら切実でもあり、「こうでもしないとやっていけない」という現代的な防衛手段のようにも感じられる。軽やかなは

    0
    2026年04月13日
  • 丸の内魔法少女ミラクリーナ

    Posted by ブクログ

    4編の短編から構成された小説で、内容は全体的に可愛らしい表紙とはギャップのある、奇妙で少しおかしな世界観のお話が多い印象でした。
    前情報もあまり入れずに読んだので思ったより性的表現が多かったのも驚きでした。
    非現実的な設定もあるけど、ほとんどが現代社会でも話題に上がっている問題について触れられているように感じて色々考えさせられる小説でした。

    0
    2026年04月11日
  • 生命式

    Posted by ブクログ

    だって、正常は発狂の一種でしょう?この世で唯一の、許される発狂を正常と呼ぶんだって、僕は思います」(p50)

    村田さんの本を読むと毎回自分の“正常”について考えさせられるなと思う。
    今回の本も、世界の常識や価値観の中では狂人とされるような人らがたくさん出てきて、シュールで笑ってしまうのだけれど、それを笑えるのは私自身自分が“正常”であると思っている、あるいは思い込んでいるからなのだと思うと、だんだんと怖くなってきてしまった。

    今の“正常”なんて、30年後は“異常”なのかもしれない。
    村田さんの描く世界では、変わりゆくものが人の生死を強く感じさせるテーマになっていることが多いから生々しい

    0
    2026年04月28日
  • 丸の内魔法少女ミラクリーナ

    Posted by ブクログ

    全体的にいつもの感じの村田作品よりはグロさはなくて読みやすかった。自分を貫くことや人は人から影響されやすいことなど、別次元で書かれているけど実世界でも,起きてることだなっておもう。

    0
    2026年03月26日
  • しろいろの街の、その骨の体温の

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    あまりにも生々しくて、途中何度も読むのをやめようと思った。常に緊張している人間関係の描写もその要因の一つだが、一番はやはり頻出する性的描写だろう。
    少年少女。心と体の発達が揺らぐなかで、持て余される性欲と恋愛感情はあまりにもその手に重い。
    最後には解決されたことに安心しつつも、どこまでもこれは創作であると思い知らされた気分でもある。

    「相手と同じ価値観を共有すること」を避け、特別を求めてまわりを見下していた主人公は、どこまでも人間らしく凡庸だ。その人間らしさこそが美しく、かわいげすらある。伊吹少年はきっとそこに惹かれたのだろうなと思った。

    0
    2026年03月23日
  • ご本、出しときますね?

    Posted by ブクログ

    あなたのマイルールは?っていう質問が出演者にたいして投げかけられるのだけど、これが面白い。とても一般的なことを答える方もいれば、え?それってどういうこと?と答えるような内容もある。ただ、どの回答も、よくよく話を聞くと、なるほどそうか。と思う内容で、上っ面でなくきちんと腹に落としたマイルールがあることがすごいなと。
    こうしたルールは最初からあるのではなくて、インタビューや内省の過程で形作られているんだろうけれど、きっと作家さんというのはそういう過程をごく自然なこととして普段からされているんだろうな感じたし、その過程と表出した事柄が、私の関心ごとなんだな。って気づけた。

    0
    2026年03月21日