村田沙耶香のレビュー一覧

  • ハコブネ

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    女性3人の性と生き方の模索。
    自分が自分でわからないから、既存の型に当てはめようとする。でもぴったりとはならないから、また苦しい。
    性別を脇において、人間として惹かれるかどうかを考えたら楽になりそうだなーと考えてたら、人間を物体として見る、かー。
    いろんな人がいるもんだなー。

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    2025年02月26日
  • 授乳

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    4.2/5.0

    表題作含め3篇収録。
    どのお話も主人公の内面は一般的にみれば異常で狂人的。
    だけどそれを周りと比べたり、他者と比較したりはせず基本的には自分の中で完結しているのが印象的だった。他人や世間には興味を示さずそこにコンプレックスを感じたりはしない。それは強さでもあり弱さでもあり幸せでもあり不幸でもあるような気がした。
    そして主人公が女性であるということを拒絶しているように感じることもまた印象的だった。

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    2025年02月25日
  • となりの脳世界

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    「ちょっと隣の脳まで旅をするような気持ちで、読んでいただけたら、とてもうれしいです。」

    まさに村田さんの脳内にお邪魔してるような気分になった。
    合間に読むのにちょうどいい分量と内容。
    やっぱり村田さんって興味深い人だなー

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    2025年02月17日
  • マウス

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    ネタバレ

     上手く周囲が溶け込めるが故に臆病なマウスとして悩む律と、物語の世界のマリーになることでしか溶け込めない瀬里奈。
     瀬里奈は言わずもがな、律も腫れもの扱いされている瀬里奈を走って追いかけたりと、意外と大胆で突拍子もないところがある気がしました。正反対のようでいて、実は似ている部分を2人は持っている。だからこそ、お互いがお互いの「息つぎ」できる居場所になったのだろうなと思います。
     一度大きくぶつかったからこそ、強固になった2人の関係。物語終盤の本当に気が合う、親しい間柄の人といる時の特別であたたかで穏やかな空気感が素敵でした。
     ふと、小学生の一時、仲のよかったあの子はどうしたかなと懐かしくな

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    2025年02月16日
  • 絶縁

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    「死」を「絶縁」としている作家さんが多く、たしかに「死」は究極の「絶縁」であるため、刺激的な作品がたくさんあった。

    直訳なのかわからないけど、すごく綺麗で新しい比喩が多く、読み物としてとても良かった。

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    2025年02月12日
  • ご本、出しときますね?

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    若林さんは不思議な人だ。
    めっちゃ自意識過剰で自己防衛本能が強くて、見栄っ張りでカッコつけ。本音は言わない。
    だけどスッと人の懐に入ってくる可愛げもあるんだなぁ。
    この本では、若林さんのそんな部分が遺憾無く発揮されていて、終始ほっこり見守る気持ちで読むことができる。
    人が死ぬ本ばっかり読んでたアタマが癒される〜。

    私が好きなのは、羽田圭介さん&藤沢周さんの回。
    この回は、若林さんが話すボリュームも多くて、羽田さん、藤沢さんとの相性の良さを感じる。話してることもほどよくカタくて、良い意味で、男同士っぽい感じ。小気味よくてずっと読んでたい。一冊丸ごとコレでもいいなぁ。
    あとは角田光代さん

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    2025年02月13日
  • マウス

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    村田さんの作品にしては、良い意味でスッキリと落ち着いた印象の作品。『コンビニ人間』より更に女性なら共感できる人も多そうなストーリー。

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    主人公(律)は、臆病で真面目な女の子。
    他人からどう思われるかが気になる性格。
    【臆病な女の子=ネズミ】のイメージ。

    新学期にクラス替えになってから、どのグループに属するかを模索しているのは小学生ながらしたたかだな~と思った。

    どこのグループにも属せなかった瀬里奈。
    まわりの子と違い、少し浮いた存在。
    そんな瀬里奈がある本(くるみ割り人形)がキッカケで、別人のように変わっていく。

    ・第一部⇒小学5年生のころ
    ・第二部⇒

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    2025年02月09日
  • 授乳

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    ネタバレ

    読んだことないと思ってたけど既読本だった。
    デビュー作の授乳
    衝撃的なラスト、蟻を踏み潰すシーン
    突然終わってしまうラストに置いてけぼりにされた感じ
    女性性への嫌悪感がすごい

    コイビト
    他者を通して自分の行為を不快に感じる様が目の前で起きているようで、実体験のようで面白かった
    ラスト怖かったなぁ
    それなしでは生きられない、本当にその通りでまた同じ対象物を求めてしまうんだろう

    御伽の部屋
    正男お姉ちゃん元気かなぁ
    妹の様子を見るに、告白したけど親兄弟に拒絶され、家を出たか諦めたか
    ユキも同様に男性のようになりたかったんだろうか?正男お姉ちゃんのことは特に気持ち悪いとは思ってなかったけど、外で

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    2025年01月25日
  • タダイマトビラ

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    衝撃。全く想像もつかない結末。斜め上を行きすぎてページをめくる手が止まらなかった。
    ラストはどう受け止めたらいいのかわからないけどこの混乱が癖になりそう。
    村田沙耶香さんの本は初めて読みましたが、他の本も読みたいと思います。

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    2025年01月22日
  • 変半身(かわりみ)

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    いやぁ、本を読んでここまで笑ってしまったのは初めて。もう狂ってる世界すぎて笑えてくる。でもその狂ってる世界の中にも、本物のようなものも感じて、村田沙耶香作品でしか感じられないものを得られる。信じるということはなにも考えないということ。思考停止ってこと。確かにそうかもしれない。この世界は全部嘘なのかもしれないし、自分の目で見てないものは全て作り物の世界かもしれない。歴史だって誰かがビジネスのために作り上げたフィクションかもしれないし、自分たちが人間であるというのも偶像かもしれない。訳がわからないけど面白い。

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    2025年01月16日
  • 変半身(かわりみ)

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    うーん、変な話を読んだなぁ。
    というのが第一の感想でした。

    「変半身」
    島に伝わるポーポー様とポピ原人の話や、抗えないはずの秘祭、「モドリ」の役目――子どもの頃から叩き込まれた島の教えと、淡い初恋。閉塞感と信仰心に支配された思春期のひりひりした痛み……みたいな青春ものではないです。なぜなら村田作品なので。「はっ?」という展開が次から次に重なり、そして大人になった主人公もやはり「はあぁ…?」という生活をしている状態。そのあたりの不可解さとぶっとんだ設定展開はぜひ読んで楽しんでいただきたい(笑)
    ただ、結末はあまりにも「いや、なんでやねん!」と突っ込まずにはいられない締め方で(いや、締めてるのか

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    2025年01月12日
  • しろいろの街の、その骨の体温の

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    カーストだけで悩むことができるなら、それはいい学生時代だと思った。
    彼女の親は、いつも彼女の味方

    自分にとって、あの時代は
    親から、早く逃げる為の時間だったな。
    感想を見ていると、懐かしいとか書いている人が多く、
    自分の親との関係性の違和感が多く、うらやましく思ってしまった。

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    2025年01月09日
  • 変半身(かわりみ)

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    かわりみ
    何かを信仰しながら生きているのだと感じさせられた
    満潮
    夫も妻もぶっ飛んでてそれが面白過ぎて笑いました

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    2025年01月04日
  • タダイマトビラ

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    当たり前すぎて認知もしてないようなことにスポットライトを当てて、狂気的なまでに分解してしまう村田さん。あまりにも気持ち悪くて、でもそれがたまらなく快感で、社会のなかでうまくやろうとしてる自分がいつも馬鹿馬鹿しくなる。私の毎日に必要不可欠な作家さん。

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    2024年12月26日
  • 授乳

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    村田沙耶香さんの作品で1番好き。
    他のみんなに話してもきっとわかってもらえないだろうな。と、日々押し留めて無かったことにしているマニアックでダークな秘めたる志向を残らず言語化してくれた。

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    2024年12月24日
  • 私が食べた本

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    村田さんの小説を読んで、この方のエッセイを読んでみたいと思って探したものがこの本でした。
    読書というのは演奏である。
    という言葉が印象に残りました。

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    2024年12月11日
  • となりの脳世界

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    何度も何度もクスクス笑いながら読み終わった。
    村田沙耶香の脳内が垣間見える楽しいエッセイ。
    一編の長さがちょうどよくて、飾らない文章と表現のお陰でとても読みやすい。
    イラスト付きの空想のデートの章がとても素敵で
    単純なタッチなのに細部を丁寧に描かれた絵柄が本当に可愛らしい。そして大笑いしてしまう。
    解説を書いている矢部太郎の漫画も豪華なオマケだった。
    村田沙耶香がますます好きになってしまう。

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    2024年11月25日
  • しろいろの街の、その骨の体温の

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    すごい本だった。思春期辺りの少年少女の日々を描いていた。
    しんどい気持ちでいる時に読んだので、本に描かれている、クラスでの見た目で酷いことを言われ続けるところや、クラスカーストの様子など、読んでいて気が滅入った。

    でもその長く続く苦しい描写の後だからこそ感じられるものがラストにあったように思う。思春期の恋心や性的な情動を初めて意味のある美しいものと感じることができた。実際は、この話に描かれているほど綺麗なものではないと思っているけれど、稀に見る伊吹くんという好青年の存在のおかげで、美しさが成立していた。

    内容がハードで気持ちを持っていかれるので、心が元気な時に読むことをお勧めしたいです。心

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    2024年11月20日
  • 変愛小説集 日本作家編

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    岸本佐知子さんの編んだ書き下ろしアンソロジー、タイトルに惹かれてまず読んだ津島佑子の短編「ニューヨーク、ニューヨーク」が素晴らしかった。読みながら、読み終わってから、幾つものことを思った。
    「ニューヨークのことなら、なんでもわたしに聞いて。それがトヨ子の口癖だった、という」冒頭のセンテンスを読んで、わたしも数年前の夏に数冊の本を読むことで行ったことのない「ニューヨークのことはもう分かった」と嘯いたことを思い出す。そこには彼女がニューヨークを思うのと同じように個人的で特別な理由があったのだけど。
    その後に元夫と息子がこの世にいない彼女について語り合うことで明らかになり“発見”される、今まで知り得

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    2024年11月13日
  • マウス

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    とても静かで
    真面目な、女性の。村田さんは、文体というよりかは物語の構成や展開へのもっていきかたがうまい

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    2024年11月10日