村田沙耶香のレビュー一覧

  • 殺人出産

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    イカれてます。
    よくこんな倫理観の世界を生み出せたなと思います。
    生と死、善と悪、生命の神秘を足蹴にするような作品だと思います。
    だからこそ光る倫理を問う提起というのでしょうか。

    コンビニ人間が好きで読みましたがとにかく尖りすぎていて、万人におすすめできるものでは到底ありません。

    命とは。殺人とは。

    あまり考えたくはない部分を淡々と書くのは凄まじいものを感じます。

    再度中傷のようになりますが、リスペクトをこめて言います。イカれてます。

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    2026年04月26日
  • 殺人出産

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    一言で言うと気味が悪い。だけどそれは今自分が生活している世界の価値観や当たり前の概念と比較してのことであって、何かのきっかけでこのような世界になっていた可能性もあったわけで、当たり前と思っているに対して疑問を持たせてくれる村田作品。タイトルに挫けず色んな人に読んでほしい。

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    2026年04月25日
  • 地球星人(新潮文庫)

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    ネタバレ

    村田沙耶香作品5作目。
    タイトルを見て、地球人ではない主体からの視点の物語か?と妄想しながらスタート。初めは子供のファンタジー的なストーリーになかなか入り込めなかったが、あの事件の後からはスルスルと読み入ってしまった。お腹が大きくなるという結末に直ぐに飢餓が結び付かず、突然のファンタジー?と思ってしまったのだけど、よくよく考えて飢餓によるものだと分かる。異星人を選んだ彼らの行く末が絶望的過ぎたのだけど、果たしてそう思うのは自分が地球星人だから?

    村田沙耶香さんの作品を幾つか読んで、SFタイプと写実タイプがあるように思う。SFの中にメタファーを見出す手法では新たな気付きがあるし、リアリズムを描

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    2026年04月22日
  • 授乳

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    沙耶香さんに沼ってます。
    この生々しくてグロい感じ、思いもよらぬ発想、展開、癖になります。
    ずっとじゃなくて時々求めてしまうんです!
    わかるかな?わかんねぇだろうなぁ〜

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    2026年04月20日
  • 地球星人(新潮文庫)

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    殺人出産ぶりの村田沙耶香作品


    自分は地球人ではないと思ってる少年少女の物語
    村田沙耶香作品に共通して自分たちとは全く異なるの脳内なのに本人たちはコミカルというか重々しく描かれていないから脳内がバグる

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    2026年04月18日
  • 殺人出産

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    コンビニ人間からファンになり、こちらを読んだ。やはりこの作家の発想は、いろんな常識を華麗に凌駕してくる。
    特に妊娠経験した女性には、この話しの重みが響くと思う。

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    2026年04月18日
  • 地球星人(新潮文庫)

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    ネタバレ


    重かった……非常に重い……。
    でも読んだことを後悔はしてない。村田の小説はいつも社会の「あたりまえ」に無垢な疑問を投げかけて、読み手に新しい視点をくれる。
    自分の中で言語化できていなかった疑問や違和感に、村田はいつも言葉で応えてくれる。その形はちょっと刺激的ではあるけれども。

    主人公の奈月の、少女期に置かれている環境が過酷で辛い。
    病気がち(?)な姉に依存する母の母子カプセルから放り出されて、言葉と暴力の両方の虐待に晒されながら、自己防衛のため唯々諾々と思考停止してる子供を狙って手を出す塾講師に性的虐待まで受けている、その闇。果ては、その辛い経験を同性に打ち明けた時、地球星人に洗脳された彼

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    2026年04月19日
  • 地球星人(新潮文庫)

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    コンビニ人間、しろいろの街の、その骨の体温のを読んだあと3作目の作品です。

    あらすじからどんな話なんだと思ってたけど読んでいる間終始眉間に皺がよる‥

    私も恋愛という要素が人生の中で不必要でどう頑張っても社会の中にある軸をインプットし切れないなという共感と性被害へのトラウマへの辛さを感じました。

    現実逃避の最高レベルというか想像し得い展開と納得できるセリフが入り混じっていて混乱するけど引きつけられる作品で凄い面白かった!

    あと、女性間だとセックスしたかどうかみたいな生々しい話が普通にされるのでフィクションだけじゃない気持ち悪さを思い出してゲンナリしました涙

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    2026年04月15日
  • 信仰

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     短編&中編小説とエッセイたち。
     エッセイは、村田さんの脆さや繊細さをユーモアや狂気っぽさで覆わずにさらけ出したような言葉でできていて、小説の言葉とエッセイの言葉は違う(と本編でも語られていた)と感じたし、前に読んだ女性誌の連載が書籍化されたエッセイ本ともだいぶ雰囲気が違った。

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    2026年04月13日
  • 殺人出産

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    ネタバレ

    今回も合理的なシステムを用いて、読み手側に是非を問わせないストーリーを巧みに表現されていました。10人子供を産んだら1人殺せるシステム。文章にしても口に出しても端的な構造。その世界には前々から人道なんか存在しなかったように。今作は終始シンプルでした。このシンプルさが余計に登場人物と世界観の狂気ぶりをより際立たせていました。世界99に比べて緩和しましたが、それでも今回もやはり生きた心地がしませんでした。これこそ村田紗耶香さんの力技。タブーやご法度を詰め合わせた鍋をこちらに「はい、どうぞ」と渡してくるのが、自分はいつの間にか中毒になっています。

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    2026年04月13日
  • 信仰

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    最後の展覧会の編がいわゆる児童文学のsf的な要素があった。こういった抽象さは好きなんだろうなと新しい発見があった。

    村田沙耶香の切り抜く世界は社会の異様な光景や常識を改めて認識することが出来るところが面白い。彼女の見えている世界はここまで歪なのかと思ってはいたが、作中のエッセイで、小説は小説用の言葉を描いていて私の脳内を晒しているわけではないといっていた。心療内科に20年通い、病と付き合い続けていることを初めて知る。
    きっと村田沙耶香は社会とある程度距離を保って保身をしながら生きている人なんだと思った。だからこそ見える俯瞰的な視点に、設定に、私は面白みを感じるんだと思う。

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    2026年04月13日
  • マウス

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    良いアプローチで小説を書いてくれる作家。
    物語に入り込む奇抜なにみえるが、誰しもが経験をするキャラ作りの一環と捉えれば当然の描写なのだ。
    瀬里奈はそのキャラへの入り込みが特殊なため、どの組織に属しても変わらないという我儘さがあり、世間との協和を図る律を含む誰もが羨ましさをみる。
    素晴らしい。

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    2026年04月09日
  • ギンイロノウタ(新潮文庫)

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    人間は他者との関係の中でしか自己を定義できない側面が強いから、母親の役割を担わない純粋無垢な存在は最早概念に近いのかも。主人公は過剰適応の状態に近くて、慢性的な緊張だったり自己抑圧を強いられている。母親が肯定されなかったことで主人公の胸が躍る場面が印象的だった。ひかりが迫ってくることで高まる閉塞感は、太陽をじかに見た時の目の奥の鈍痛のよう 恐怖を宥めようとする時の手の平の湿り気や指のもつれ、迫る焦燥感の描写がリアルで読んでてしんど楽しい(ひかりのあしおと)


    生きづらさの言語化がすごい 周囲との不調和を感じる人間の内面を繊細に丁寧に描いているから主人公の狂気がじわじわ自分に浸食していくのを感

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    2026年05月23日
  • 信仰

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    ちょっと星新一のショートショートみがある、ありそうななさそうな未来の物語が多かった。
    夏子が家電屋さんで自分のクローンを買う話と、未来の地球で展覧会をする話が特に良かった。
    そして最後のエッセイ。
    テンポよく読めるわくわくする短編の物語を読んだ後の、なんというか、整頓されていない、心からでた考えがそのまんまの文章になったような読みにくく感情を揺らしてくるエッセイ。

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    2026年04月01日
  • 信仰

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    久しぶりに村田沙耶香さん
    独特の世界観、中毒とまではいかないが欲する彼女の小説。
    信仰、生存、土脉潤起など短編ながら村田沙耶香沼にハマり抜け出せません。

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    2026年03月31日
  • 生命式

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    表題作『生命式』を含む12の短編集。
    感想を一言で表すと"読む猛毒"だった。
    脳みそを鷲掴みにされてぐらぐらと揺さぶられているような感覚で、読んでいるとどこまでが『正常』でどこからが『異常』なのか分からなくなってくる。
    死者を火葬する代わりに鍋料理などにして食べて弔う『生命式』、死者の骨や皮膚を衣服や家具などに活用する『素敵な素材』など、ぶっ飛んだ話ばかりで驚きの連続だけれど、この2作は特に面白くて気に入った。
    そのほかは奇妙を通り越して(個人的には)若干気持ち悪い話もあり、好みは分かれそうだけど、自分では思いもつかない世界に出会えて良かった。

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    2026年03月29日
  • 信仰

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    世界99で初めて村田沙耶香さんの本を読んで、
    不思議な感覚に包まれて、気になって読んだ村田さん2冊目。
    こっち先に読めば良かったな
    村田さんのエッセイ読んで
    とても繊細で感性が豊か、
    すごく魅力的な人だなと思いました
    どれもすごく面白かったです

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    2026年03月22日
  • 生命式

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    村田さんが村田さん作品の中で初心者におすすめしたい一冊というのを知って手に取ってみた。
    短編集だが、全編に渡って現実世界とは異なるルールが設けられた世界線の中での物語になっている。
    不気味な物語と言ったらそれまでだが、今生きてる世界の常識を一度考え直してみたいと思わせてくれる作品だった。

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    2026年03月21日
  • 地球星人(新潮文庫)

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    この世を人間工場という見方でしか見られなくなるくらい、希望や喜びがない状況がどれだけ過酷なことか。その痛切な世界観に圧倒された。
    物語の中で繰り返される「何があっても生き延びること」という言葉。命の主導権を大人が握っている以上、極限まで追い詰められた子どもがどうなってしまうのか、その行く末が残酷なまでに描かれていた。
    人の肉を食べて主人公が自分を全て取り戻したシーンは、想像するとゾッとする状況であるにもかかわらず、不覚にも感動してしまった。
    それは単に恐怖からの解放だけでなく、隣にいる二人が「自分の味方でいてくれた」ことの大きさが、究極の形で表現されたからなのかなと感じた。
    作中でピュートの声

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    2026年03月20日
  • 授乳

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    前の方の話はあまり好みじゃないと思ったが、最後の話は、さすが村田沙耶香と言わざるを得ない狂気だった。

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    2026年03月19日