村田沙耶香のレビュー一覧
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まずはこの本を読む際は「気分が悪くない時」「朝イチ」「食事した後」という条件が一つでも当てはまっていれば本当におすすめしない。定期的に村田ワールドに触れたくなってしまう私はこの「生命式」も楽しみにしていた。が、朝の電車で読んでいたことと朝食べたものと表題作が強烈だったことが重なり本当に気持ち悪くなった。しかし、村田ワールドは本一つで体の調子を変えることができるので中毒性がある。吐き気を催すような短編も多くあるなか、受け入れがたい世界を淡々と描いている面白い作品も沢山詰まっている。村田さんの作品は常識を覆す作品が多い。個人的には「素晴らしい食卓」が好きだった。笑う描写ではないのかもしれないが、そ
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コンビニ人間に続けて2作目の村田沙耶香さん作品。
この作家さんの作品の傾向が掴めてきた。
丸の内魔法少女ミラクリーナ ★★★★⭐︎
ただ主人公に共感。頭の中で〇〇劇場みたいなのを繰り広げるのって、自分のテンションを上げるために必要なことだと思う。逃げ恥でみくりちゃんもやってたし、自分もたまにやる笑
秘密の花園 ★★★⭐︎⭐︎
なるほど、そういう初恋の終わらせ方もあるのかーと。主人公がこれでようやく新しい一歩が踏み出せるのならハッピーエンドかな。
無性教室 ★★★★⭐︎
すごく透明感があってガラス細工みたいに繊細で好きな世界観だった。中性的な人が癖に刺さるので、セナは文章だけでも魅力的に感 -
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表紙とタイトルに惹かれて購入。
キラキラファンタジーかと思うと、この考え方って今を生き抜くには大事だよなって思わされる部分と、考えを間違えると悪にもなり得るということですし。
4作品の短編が入っていたのですが、どれも世界観がしっかりしてて読み進みが早かったです。
初恋って綺麗な思い出のままで綺麗な偶像でありたいですよね。
性別のない学校、性別とは関係なくその人の魅力に惹かれてしまうその気持ちも分かります。
変容は軽く私からしたらホラーでした笑
もし今の自分が誰かによって形成された流行りの性格なのだったのなら…とか、その時代時代に乗って行かなければ…とはならない性格なので、置いてきぼりで -
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これはちょっとたいへんなものみたな 村田さんの作品は気になって手に取るけど読んでなかった なんかこれはスッと買っちゃったんだよね 物語が四つ 表題作、「秘密の花園」「無性教室」「変容」とありまして…
「変容」
ここ数年ずっと感じているのが、気を使い過ぎて疲れる 疲れる疲れる疲れる疲れる疲れる疲れる!!!なにかと、あーその言い方に傷ついたーだの、それ、〇ハラですよーだの新しいハラも生まれすぎ もう、なんなんだ!言ったもん勝ちか? って心の中では思いつつ 「あなたのその行動をみて、私は悲しいです」とか、「残念に思います」だの言ってるんだよねー。メール送るのに、言葉を選び過ぎてどれだけ時間使ってん -
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文学史上最も危険な短編集!
癖強猛毒短編集と噂の今作。
村田沙耶香さんは初めて読みました。
まず、最初の2作「生命式」「素敵な素材」に面食らいました笑
葬式ではなく、故人の肉を調理し皆で食べる「生命式」
その場で気が合った男女は、受精しに行くというぶっ飛んだ世界…
「素敵な素材」の世界は、家具やアクセサリーに、髪や皮膚など人間の素材が使われているものこそが、最も効果でサステナブルという、これまた今の世の中では考えられない世界線。
読んでいて、まるで自分がこの異世界に入ったかのような奇妙な感覚になりました。
インパクトにおいてはこの2作がダントツでしたが、続くお話もとても面白かったです。
「二人 -
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ネタバレ社会から家族を作れとか子供を産めとかそういうマジョリティ的な生き方を強いられそうになるとき、それってあなたの家族欲では?
“家族”って何でそんな特別みたいに扱われるんだろう…。もちろん自分の両親や兄弟姉妹のことは大切なんだけど。それを自分から作りたいとはあんまり思ってなくて。
「なぜ弟は母に欲望の処理を求めるのだろう」ってあって、愛されたいって欲望は家族欲なのかと腑に落ちて その処理をしたいされたいっていう双方向の矢印が伴わないってなったらただ自己処理すればいいって恵奈の考え方も本当にすごいな……
「家族」を辞書で引いて「システム」に辿り着くところが好きだった。家族ってそういう社会的な単位なだ -
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女性作家の自身の身体にまつわるエッセイ集。特に30,40代の今人気の作家さんたちだけを集めたというのが面白い。自身の身長について書かれている方もいたが、自ずと性にまつわる話が多かった。
個人的に感動したのは村田沙耶香さんと能町みね子さん。こちらの感想で、女性なのに自慰について書かれている方が多くて引いた、という感想が少なくないのは正直ちょっと残念だなと思った。村田沙耶香さんは幼少期から行っていた自慰について、いやらしいものという周囲との認識の差に未だに慣れない、ということを書かれていたのだが、子供の頃の自分の王国という表現でその感覚について本当に美しい描写をされており、涙が出そうなほど感動し -
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村田沙耶香さんのエッセイを読んだ。この人の作品は何をどうしたrこの角度から話を書けるのか、と思うけどエッセイを読むと少しだけ彼女の世界への眼差しがわかる気がする。
そんなことを考えたこともなかった、ということもあれば、大変おこがましいけど共感したり、私もそう思ってた!ということもあったり。
当然のことながらエッセイを読むということはその人の価値観をわずかに垣間見ることでもあり、一杯のコーヒーやコンビニのレジ袋にさえ、人それぞれの眼差しを知ることができる。私にはない眼差しを知ることはヒリヒリして心地がいいし、自分の尺度がすべてではないことをわからせてくれるから好き -
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3作目の村田 沙耶香作品。先日読んだ『信仰』よりも個人的には好きな作品でした❗️
4編からなる短編集で、コメディタッチの物やホラーチックな物、SFっぽい物とバラエティに富んだ構成で電車で読んでいて、途中乗り過ごしてしまうくらい惹き込まれました❗️
『コンビニ人間』を読んだ時は、それ程村田作品の良さが分かりませんでしたが、『信仰』や本書を読んで、ありそうには思えない世界観だけれども、もしかしたら近い未来そんな世界になるかも知れないと思ってしまう内容が魅力の一つなのかなぁと思っています。
好きな話しは、表題作の『丸の内魔法少女ミラクリーナ』と『無性教室』の2編です❗️ -
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著者初めてのエッセイ本。
2015年なので、約10年前、35歳の作品。
テレビ番組で拝見して、とてもおしゃれでおきれいな方だと思った。
やはり、学生の頃から美的センスがあり、ダイエットも色々試したようだ。
色々な「活」の中で、
女性特有の「妊活」にはタイムリミットがある、
という話は、ホントに頷いた。
自分自身を謳歌したい20代のいい時期を、
女性は子育てにすべてを奪われていいのか?
どんなに時代が変わっても、多様性がどうとか言っても、
女性にしかできないことも、もちろんわかるけど。
真っ白な髪のお団子頭の似合う、笑ったしわがかわいいおばあちゃん、きっとそうなれるでしょう。
一人の時間 -
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人間が別の生物や寧ろ無生物のように、ビルや機械が生き物のように感じてくるのはなに!!!やっぱ村田沙耶香すごい、、
生命式
山本の塩角煮、山本の団子のみぞれ鍋、山本のカシューナッツ炒め、山本を食べたり、台所から追加の山本を持ってきたり、
出来るだけ想像しないようにしているのに、滲み出てくる人肉のイメージに嫌悪してしまう
素晴らしい食卓
途中から笑いが止まらなくなった
街を食べる
これは自分のど真ん中の純文学に感じた
中国ではちょっと躊躇われるが日本に帰ったら、道端の野草を調理してみたくなった
「飼い猫が野良猫になるときって、こういう気持ちに」ってめっちゃしっくりきた
突然ひらがなで埋め尽く -
Posted by ブクログ
ネタバレ「ポーポー」で半ページ埋まった部分見た時は、恐れと驚きで一瞬ゾッとしたけど、その後は可笑しくて笑ってしまった。
読んで、人や歴史は創られるんだなーって思った。「想像の共同体」を思い出した。
これまで信仰してた人間教を脱し、言語を創造し、歴史と人の認識を刷新し、新しいポーポー物語を島の人々に強制することで、人々は自らをポーポーという同じ世界を共有する同族だと信じるようになった。
村田さんは現実世界における、人々の無意識や、社会の当たり前を、小説を通して言葉を与える事で描くことが本当に上手いなと思う。小説の内容は気味が悪いと思われがちだけど、リアルと地続きなフィクションを描く、村田ワールドは結