村田沙耶香のレビュー一覧

  • ご本、出しときますね?

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    作家の人たちってこんなに話上手いんだなと驚く。
    飲み会の場で話しているようなフランクさもありつつ芯を食った内容になっている。
    紹介されている本も面白そうなものばかりで、ウォッチリストにたくさん入れた。話し手さんの本も未読のものは代表作くらいは読んでおこうという気になった。

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    2026年05月19日
  • 丸の内魔法少女ミラクリーナ

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    小学3年生の時に始めた魔法少女ごっこを内面化して社会を生き抜く36歳独身女性の話、ほか。タイトルから食わず嫌いしていたけどガチで面白い。やはり冷笑は悪文化。『変容』が好き。作画中村祐介でアニメ化して欲しい。
    小学生の頃からの友人レイナはDV男に引っかかっていた。今こそ魔法少女ミラクリーナに変身して彼女を救う時だ、というのは、小学3年生の頃の遊び「魔法少女ごっこ」のやめ時を失った36歳独身女性茅ヶ崎リナが、今も心の中で変身の呪文を唱えているのである。
    エクスタシー五十川が好きすぎる。共感できないキャラクターの要素だけ抜き取って視点にするの面白い。『変容』は、川中でなくてエクスタシー五十川が

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    2026年05月13日
  • 変半身(かわりみ)

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    2編の短編。
    ファンタジー色強くてなかなか面白かった。
    ミステリーが好きで読み漁ると、現実的な内容が多いけど、ここまで現実味がないのは逆に新鮮で面白かった。

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    2026年05月11日
  • 信仰

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    短編集でした。エッセイも含まれていました。
    信仰、生存、土脉潤起、気持ちよさという罪
    が特に面白かった。
    コンビニ人間と共通する面白さがあった。
    普通と異常が逆転して、狂気を感じられて、心が揺さぶられて面白い。

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    2026年05月09日
  • 生命式

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    初の村田沙耶香作品。
    気持ち悪いのがむしろ気持ちいいというか、清々しい気持ち悪さで良かった。
    気持ち悪さとか不快感を感じさせるのがめちゃくちゃ上手くて感動。
    『素晴らしい食卓』なんかは読んだ後、食べ物が気持ち悪く感じて食欲が減退した。なので、ダイエットにいい作品かも知れない。
    でも、ただ気持ち悪いだけじゃなくてユーモアと温かさがあってほっこりとした気持ちにもさせられる。
    常識から少し外れた人物や世界観を正当化して描いていることで、世の中の常識などに対して疑問を持っている人やうまく適合出来ないと思っていたりして生き辛さを感じている人たちに優しく寄り添ってくれるのではないかと思った。
    少なくとも自

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    2026年05月06日
  • 信仰

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    ブランドもカルトに似ているなと思うと、何もかもがそう見えてくる。
    私たちはみんなそれぞれ何かに信仰しているのだと。

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    2026年05月03日
  • マウス

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    ネタバレ

    コンビニ人間以来の村田さんの本で、2013年に出された本。だいぶ昔まだわたしも学生だった頃にこれを読んだら少し前向きになれたのかなと思いつつ、今よりもっとダメージくらったかもと想像した。それくらい律の家族や律自身の心の動きに共感したし、それをコンプレックスに思っていた。いまもかもしれない。。
    瀬里奈にも共感するのは難しくその点で2人とも極端なのが、小説らしくて良いのだけど、居心地悪いだけで終わらない優しさがこの本にはあった。若い人におすすめ聞かれたら紹介したい。

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    2026年05月03日
  • タダイマトビラ

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    いつもの村田沙耶香作品といった感じの内容で、相変わらずの面白さだった。
    母性がない母親のもとで育った恵奈は「カゾクヨナニー」という行為で抑えきれない家族欲を解消していた。「本当の家」を求めてトビラを探していたが、いざ恋人と同棲を始めてみると、お互いを家族欲の対象にし合う生活だということに気づいてしまう。
    小4から高校生までの恵奈の成長過程について、特筆するようなエピソードはない。だけど恵奈自身の感性の鋭さ、物珍しさから面白く読むことができた。高校の夏休みのお試し同棲期間で「本当の家」なんてないのでは?と気づき始めるところが特に面白かった。
    それにしても村田沙耶香って本当に月経のことをよく書いて

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    2026年05月01日
  • 授乳

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    日々の生活が嫌になってくると村田作品を読みたくなる。御伽の部屋は特にガツンと来て、主人公と一緒に夢中になったり絶望したりした。要二の部屋に依存する様子を、主人公にドアの枚数を数えさせることで表現したシーンがすごすぎてどうやったらそんなこと書けるんだろうと思った

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    2026年05月01日
  • 消滅世界

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    ネタバレ

    実験都市の千葉は気持ち悪いしこれが理想郷とは全く思わないけれど、読み進めるにつれて主人公の雨音と一緒に「正常」の価値観が少しずつ変化していくような感じがした。「正常ほど不気味な発狂はない」って言葉が印象に残った。
    高校の友達の樹里の台詞が好きだった。あと巻末の精神科医視点の解説が面白かった。

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    2026年05月01日
  • 授乳

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    授乳:母性、みたいなものが描かれていて、先生には申し訳ないが(とはいえ先生も享受できてたか)母の愛がおもいのほか全うだった。
    先に読んでいたタダイマトビラと比較して考えた。

    コイビト:美佐子は幻想幻覚なのかと思いきやそうではなかった。幻想なのはホシオのほうなのか。でもまたきっと生えてくる?ぶん投げたのはよっぽどのことだと思うよ。

    御伽の部屋: 要ニが謎。要ニ側からの物語も読みたい。

    ムラサヤさん8冊目に読んだデビュー作、全作読んでないから何とも言えないし、上手く言語化できないが、、なんて言ったら良いのかなぁ、オブラート感。だから全部読みたい。一回読んだやつもまた読みたい。凄いなぁムラサヤ

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    2026年05月02日
  • 生命式

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    個人的には、クレイジー沙耶香の本領が発揮されていると感じられる十二編の短編集

    読むと自分の価値感や倫理感が、実は間違っているのではないだろうかと不思議な感覚に陥る作品

    読むエピソードによっては、正直受け入れられなかったり、ちょっと気持ち悪いと感じたりする人もいるのではないだろうかと思っています❗️まぁ、そういう感情を含めて村田 沙耶香作品だと思っています

    表題作の『生命式』や『素敵な素材』、『街を食べる』、『孵化』あたりが個人的に印象に残った作品でした❗️

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    2026年04月27日
  • 殺人出産

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    よくこんな倫理観の世界を生み出せたなと思います。
    生と死、善と悪、生命の神秘を足蹴にするような作品だと思います。

    コンビニ人間が好きで読みましたがとにかく尖りすぎていて、万人におすすめできるものでは到底ありません。

    命とは。殺人とは。

    あまり考えたくはない部分を淡々と書くのは凄まじいものを感じます。

    ※信仰を読んで少し編集しました。
    ぜひ、信仰も読んでみてください。

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    2026年07月19日
  • 授乳

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    沙耶香さんに沼ってます。
    この生々しくてグロい感じ、思いもよらぬ発想、展開、癖になります。
    ずっとじゃなくて時々求めてしまうんです!
    わかるかな?わかんねぇだろうなぁ〜

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    2026年04月20日
  • 信仰

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     短編&中編小説とエッセイたち。
     エッセイは、村田さんの脆さや繊細さをユーモアや狂気っぽさで覆わずにさらけ出したような言葉でできていて、小説の言葉とエッセイの言葉は違う(と本編でも語られていた)と感じたし、前に読んだ女性誌の連載が書籍化されたエッセイ本ともだいぶ雰囲気が違った。

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    2026年04月13日
  • マウス

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    良いアプローチで小説を書いてくれる作家。
    物語に入り込む奇抜なにみえるが、誰しもが経験をするキャラ作りの一環と捉えれば当然の描写なのだ。
    瀬里奈はそのキャラへの入り込みが特殊なため、どの組織に属しても変わらないという我儘さがあり、世間との協和を図る律を含む誰もが羨ましさをみる。
    素晴らしい。

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    2026年04月09日
  • 殺人出産

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    ネタバレ

    <備忘録・ネタバレあり>
    現実の倫理観で考えるとあきらかに不気味で残酷な、架空の世界の話。けれどベースには現実の世界線に通じるものがあり、合理性も成立していて「もしかするとこんな未来もありえる?」と思うような現実味がある。4つの短編すべて、まったくの異世界と思えない恐ろしさを感じた。

    ・殺人出産
    避妊技術が進んだことでセックスは快楽を得るだけの行為となり、子供は人工授精して産むのが主流の世界。偶発的な妊娠がなくなり人口がみるみる減少する中ではじまったのが、殺人出産システム。産み人となり10人産めば1人殺してもよい。男性でも人工子宮を埋め込んで妊娠出産できる。産み人の産んだ子供はセンターに預け

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    2026年07月24日
  • ギンイロノウタ(新潮文庫)

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    人間は他者との関係の中でしか自己を定義できない側面が強いから、母親の役割を担わない純粋無垢な存在は最早概念に近いのかも。主人公は過剰適応の状態に近くて、慢性的な緊張だったり自己抑圧を強いられている。母親が肯定されなかったことで主人公の胸が躍る場面が印象的だった。ひかりが迫ってくることで高まる閉塞感は、太陽をじかに見た時の目の奥の鈍痛のよう 恐怖を宥めようとする時の手の平の湿り気や指のもつれ、迫る焦燥感の描写がリアルで読んでてしんど楽しい(ひかりのあしおと)


    生きづらさの言語化がすごい 周囲との不調和を感じる人間の内面を繊細に丁寧に描いているから主人公の狂気がじわじわ自分に浸食していくのを感

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    2026年05月23日
  • 生命式

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    表題作『生命式』を含む12の短編集。
    感想を一言で表すと"読む猛毒"だった。
    脳みそを鷲掴みにされてぐらぐらと揺さぶられているような感覚で、読んでいるとどこまでが『正常』でどこからが『異常』なのか分からなくなってくる。
    死者を火葬する代わりに鍋料理などにして食べて弔う『生命式』、死者の骨や皮膚を衣服や家具などに活用する『素敵な素材』など、ぶっ飛んだ話ばかりで驚きの連続だけれど、この2作は特に面白くて気に入った。
    そのほかは奇妙を通り越して(個人的には)若干気持ち悪い話もあり、好みは分かれそうだけど、自分では思いもつかない世界に出会えて良かった。

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    2026年03月29日
  • 生命式

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    村田さんが村田さん作品の中で初心者におすすめしたい一冊というのを知って手に取ってみた。
    短編集だが、全編に渡って現実世界とは異なるルールが設けられた世界線の中での物語になっている。
    不気味な物語と言ったらそれまでだが、今生きてる世界の常識を一度考え直してみたいと思わせてくれる作品だった。

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    2026年03月21日