村田沙耶香のレビュー一覧

  • きれいなシワの作り方~淑女の思春期病

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    最初から最後までとても面白く読むことができるエッセイ。
    一つ一つが短いので、隙間時間に一章ずつ読む、なんてこともできそう。
    小説で表現されている村田沙耶香ワールドの残り香を楽しみつつ、普段はこんなことを考えていたのか、ということも垣間見える。
    背伸びしない、素の村田沙耶香を知りたい方はぜひ。

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    2025年07月24日
  • しろいろの街の、その骨の体温の

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    主人公の女の子の視点、感覚、考えがありきたりな物語と違って、とても新鮮で引き込まれた。
    自分も周りの視線や雰囲気を感じ取るタイプなので主人公の気持ちがよくわかる。
    そして後半にかけての心情の変化は人間性が根底から変化するくらい大きなもので!読み終えた時は素晴らしい小説と出会えた感覚を持てた。

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    2025年07月23日
  • しろいろの街の、その骨の体温の

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    ネタバレ

    小学校時代:生々しい〜!悪い意味でなく、懐かしさもあるこの感じを上手に描けるのがすごいという褒め言葉の意味で

    中学校時代:ぐおお、つらい…辛いが懐かしい楽しい思い出
    これどうやって着地するやつ?

    繋ぎと思って読み始めたのにめちゃハマっちゃった
    私の時はこんなにひどくなかったけど…と思ったけどよくよく考えればそれほどひどくないと自分が勝手に考えてるだけで、似たようなことをやってた
    小学校の頃はそんなことなかったのに中学になって急に私は地味なんだって恥ずかしくなるの、人間が持って生まれた本能としか思えないんだけどな…

    初体験の迎え方うらやまぴい…
    主人公が急に達観する所は、これは希望なのだよ

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    2025年07月12日
  • しろいろの街の、その骨の体温の

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    電車の中で読むの緊張した。性的な描写がしばしばあり気になった。悪い意味でないです。惹き込まれている自分を認識していて個人空間に入っちゃって、社会的な立ち振る舞いから精神状態が一歩内側に入っちゃっている感じ。

    なんかやらかすんじゃないか、主人公の行動がバレるんじゃないかとヒヤヒヤするミステリー小説感を勝手に感じてました。

    で、そんなハラハラ感は主軸ではなく、自己肯定感の低い女子小学校高学年から中学の生きにくさを永遠と描いています。

    なんとゆうかな、誰しも自分の居場所を確保するために、自分の見せ方と人の見え方を対人関係により調整します。それは打算的なことやウソだけでなく、本当に素敵と思うこと

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    2025年06月25日
  • ご本、出しときますね?

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    これ凄い好き。

    私なんか全然本読んでないなーって思った。

    若林さんがそもそも繋がっている、なんなら飲み仲間作家さんとの鼎談から始まって。初めましての作家さんも登壇してくるんだけどこんな会話繋がって凄いなー掘り下げてるなー面白いなーってのが連続するんだから。

    タイムリーにみたかったなー。もっと対談して欲しい作家さんいるなー。私が好きな作家さんの本がお勧めされてて嬉しいなー。

    もう紹介されてる本片っ端から全部読みたいっ!!すべての回でその時話題に上がったテーマでお勧めの本を作家さんが紹介するんだが、これが垂涎なんです。紹介の仕方にも唸る、だってどれもこれもすっごく読みたくなる。

    沢山の本

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    2025年06月22日
  • タダイマトビラ

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    私たちはみんなシルバニアファミリーの世界でごっこ遊びをしているという感覚があったけど、それが見事に表現されていた
    大体の人には生まれた時から初期搭載されてる無料パックとして家族システムがあって、そのパッケージが導入されていると、いわゆる家族が行う営みを行うようになる。シルバニアのお家で複数の生物が集まって家族としての振る舞いのパターンをなぞるような初期搭載がある。さらに家族パッケージを更新するためには恋愛という麻酔をかけてオペをする必要がある、と。麻酔という表現はかなり言い得ている。
    カゾクヨクという概念は今まで考えたことがなかったが、それは生物学的にもともと備わっているものなのか、それとも家

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    2025年06月14日
  • 【合本版】世界99

    匿名

    ネタバレ 購入済み

    自分という個性のない空子の目線で、人間よりも下位の存在であるピョコルンと人間を管理する上位存在であるラロロリン人の立場の確立と、ディストピアの形成を描いた物語。
    正直このディストピアは悪くないのではないかと思ってしまいました。現代の少子高齢化も妊娠、出産をピョコルンに投げれば改善するだろうし。統制された人格も今のSNSを見ていると悪くはないのかなと。
    作中で、結局女性がピョコルンの尻拭いをしたり、完全に性欲がピョコルンに向ききらず子供が被害にあいそうになったりがリアルに感じました。
    今後、人工子宮の研究や情報の規制等で、この話ほどの速度ではないが、似たような社会になっていく可能性はあると思う。

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    2025年05月30日
  • 生命式

    購入済み

    ハマってる

    コンビニ人間を読んですっかり虜になった。そしてこの作品。ダークなのかシュールなのか。この絶妙なバランスはなんなのか。

    #共感する #萌え

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    2025年05月20日
  • 授乳

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    【禁じられた遊び】
    恋とも愛とも呼べないなんとも形容しがたい歪な関係性が描かれた3つの短編集。村田沙耶香さんに思春期の女の子を書かせるのは危険だ。表題作『授乳』の多感な中学生女子が家庭教師の年上男性に仕掛けた不埒なゲームとは?その引き金は好奇心か?母性か?性に対する嫌悪感か?それとも?デビュー作から人道に悖る行為や発言をここまでイノセント且つグロテスクに描写するとは、さすが村田さんは表現の仕方に容赦がない。加減というものを知らないのか?ただそこに私はとてつもなく惹かれ虜になっているのも事実なのだ。

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    2025年05月19日
  • 授乳

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    群像新人文学賞受賞作のこの書は、芥川賞受賞作の『コンビニ人間』より、ずっと面白いぞ??
    狂気の女性を表現させたら天下一品だな。村田沙耶香さんは。
    狂気ではあるんだけど、我々にも理解できる一般性もあって、非常によい!星⭐︎5、文句なし。

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    2025年05月18日
  • 星が吸う水

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    男性的な性欲を持つ鶴子と女であることに縛られている梓と無欲な志保の女三人の話と、恋愛ではなく性行為でもない肉体関係を追求する結真と美紀子の話の「ガマズミ航路」のニ篇収録。サラッとした文章で題材のわりに生々しくなく読めた。地球との性交が興味深い。

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    2025年05月17日
  • コンビニ人間

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    コンビニの、あらゆる無駄を排除し尽くそうとするシステマティックさ(特にセルフレジとか電子マネーが普通になってからは加速してる気がする)と、ビカビカに明るい白色灯の店内があまり好きではないのだけど、合理的な「歯車」になるなら、これ以上にない良い環境なのだろうなあと思った。

    「普通」への同調圧力は前よりは弱まってるような気がするけど、逆に今は、表面上は個々人を尊重しつつ、実のところは排他的な無関心です、みたいなのが蔓延している気がしていて、それが都会的で心地いいみたいな面もあるんだろうけど、その風潮が行き着く先は弱肉強食な世界でしかないんだろうなあと思いつつ、じゃあどうすればいいのかと問われれば

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    2026年04月05日
  • コンビニ人間

    購入済み

    おもしろい

    初めての村田ワールド。気になって手に取ったが大成功。さっそく次の作品を買ってしまった
    解説が中村文則なことも納得。

    #共感する

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    2025年05月03日
  • ご本、出しときますね?

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    いやー、面白かった。
    オードリー若林と作家二人との鼎談のテレビ番組を書籍化したもの。
    出演者の内面が見られるけれども、それが静かで、ただただ真面目な雰囲気な物ではなく、明るく面白い。作家というイメージは真面目で物静かで取っつきづらいなんて思っている人も居るでしょうが、そんな人こそこれを読んでみて欲しいです。
    作家だって明るく面白い普通の人なんだと思えます。
    でも、やっぱり何かについて考えたり、それを表現する事はとてもすごいと思いました。
    そんな人が3人も集まってトークをするんだからそれはそれは面白い。
    色々と読みたい本が増えました。

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    2025年04月05日
  • しろいろの街の、その骨の体温の

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    これはすごい本だ。一気読みしてしまった。
    大人になると思う、狭い世界で生きていたあの頃はあの頃で、その小さな世界が全てだったんだよな。
    懐かしさと恥ずかしさと苦しさでぐちゃぐちゃになる。

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    2025年04月04日
  • マウス

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    ものすごく良かったし、一気読み。
    何か自分のモヤモヤした感情、子供のころ私もそう感じていたのかな、おばさんになった今もそんな感情になるような。
    それを初めてゆっくり言語化されているのを聞くような。
    誰しもが一度は感じる感情なのかも。
    2人は特別な感情で結ばれている感じ。縁なのか。また何年後、読み返したいと思った。

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    2025年03月30日
  • タダイマトビラ

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    ネタバレ

    思春期特有の悩みを抱える少女の成長を描く小説……ではない!ラスト50ページで奇妙な世界に放り込まれる快感は、読んでいて手が震えるほどでした。やっぱり村田さんのこういうカタルシスの解放が大好き!

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    2025年03月24日
  • 私が食べた本

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    ネタバレ

    思春期の女の子たちの人間関係に対して生々しく人間らしくてゾクゾクするという感覚を共有できる人がいることに感動した。
    私の場合は傍観者として見ているパターンに限るけれど。
    心臓を直接綿毛でまさぐられている感覚。
    など言葉の繋ぎ方やチョイスが心地よい。

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    2025年03月20日
  • マウス

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    わたしは律でもあり、瀬里奈でもあると思った。
    周りに馴染むように演じる気持ちも分かるし、好きなことであれば周りにどう思われてもいいとも思う。他人に対して、個性がなくてつまらないと思うこともある。協調性と個性とが問われるグラデーションのなかで、きっとみんな生きている。世界の解像度があがった。マウス。なんて可愛いタイトルなんだろう。読み終えて、改めて表紙を眺めると、可愛さのあまりに抱きしめたくなった。

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    2025年03月16日
  • ご本、出しときますね?

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    あっという間に読んでしまった!

    本当に面白い、変わり者の集会
    みなさん一つ芯があるように感じる

    確かな言葉の重みがあって、
    そのリアリティーさが心地良い

    また読み直したいと思た

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    2025年03月16日