村田沙耶香のレビュー一覧

  • タダイマトビラ

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    カゾクヨナニーで家族欲を満たす主人公の恵奈。恵奈の心理描写は読んでいて自分の持っていた家族という関係に対する違和感を肯定されたような気持ちになった。家族のことをシステムと表現するのはやや冷たさがあるけれども、家族とはいえただの人間。家庭の大変さに流されないように、家族という人間関係を上手く築けるかどうか家庭によって様々だと思う。最近は世間からの家族とはこうあるべきというイメージが強すぎるのだなと感じる。
    この小説は万人受けはしないだろう。それでも、この小説を読めて良かった。

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    2025年04月05日
  • 変半身(かわりみ)

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    村田沙耶香さんって、ほんとにグロエロ上手だー!読んでると想像でうえってなりそうになる。
    高城くん…、君がそんな、なんつーかその、とてつもなくキモいことを喜んでする人だとは思わなかったよ。主人公が片想いしてる人だし…。幻滅…。ポーポーポーポー、もう文字がうるさくってまじで聞こえてくるみたい。

    もし、夫がさ、「俺潮吹きてぇー」とか言ったら、どうしよ。この主人公みたいに「私も吹こっかな」とか言えないと思うわ…。多分ドン引きして「さよなら」になると思う。

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    2024年05月31日
  • コンビニ人間

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    「普通」とは?

    普通とは何なんでしょうか
    普通に学校に行く?普通に友達を作る?普通に就職する?普通に結婚する?普通に子供を産む?私も様々なことに違和感を感じながら生きてきた人間なのでこの本は非常に面白かったです。
    なぜ他人の人生にそこまで関心を持てる人が多いのか、いつも不思議に思います。
    私は普通がつまらないです。変なやつでいたい。
    きっとまた読み返します。そのくらい好きな本でした。

    #スカッとする #深い

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    2024年05月15日
  • ハコブネ

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    おもしろかった

    自分もどちらかと言うと、自分の中の常識に勝手に雁字搦めになって身動き取れなくなるタイプだから、そう思ってるの自分だけじゃない?って自問自答してみてもいいかも。と思いました。

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    2024年05月06日
  • 変半身

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    前半は生々しく、中盤から後半にかけては主人公と周囲の信仰心の乖離が見られる内容だった。前半は思わず顔をしかめるような嫌悪感の強い描写があったが、とても興味深く読めた。

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    2024年04月22日
  • しろいろの街の、その骨の体温の

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    自分に触れて、自分だけの価値観を知り、その言葉で他人に触れることで輪郭をつくる。
    自分につけられていると思う値札は、誰の意思でもない。でも、自分が他人に値札をつけているから、きっと他人も自分につけているだろうと思ってしまう。
    自分がどこに向かうか分からず、街もどんな形になるのか分からない。何がしたいのか、どうなりたいのかわからない中で必死に軋んでいく。

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    2024年04月07日
  • となりの脳世界

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    村田さんのエッセイはやっぱりいいなぁ〜
    ほっとする親近感もえっと思う意外性もちりばめられていて満腹感がある
    誰かを通じて違う世界を摂取したいとあったが
    私も村田さんの作品を通して違う世界を見続けたい

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    2024年02月23日
  • コンビニ人間

    QM

    購入済み

    読みやすいが考えさせられる

    読みやすい文章で、忙しい時でもサクッと読めました。
    周りと同じでなければいけないという小さいころからの空気に疑問をもつ主人公、
    彼女自身の考え方を見て、こういう人もいるのかと、改めて勉強になったと思います。

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    2023年12月19日
  • ご本、出しときますね?

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    本の内容はもちろん面白かった。
    それ以上に読んだことがない作家さんをたくさん知ることができたし、紹介されており本の中に読んでみたいものもたくさんあった。

    たまには意識的に新しい作家さんを開拓しないと読むものが偏っちゃうから。

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    2023年11月19日
  • となりの脳世界

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    ネタバレ

    めちゃくちゃ面白かった。
    村田沙耶香さんの作品はぶっ飛んでいて、かつ完璧な世界観で、考えさせられる作品が多いので、何か日頃の、人と分かり合えない感性への鬱憤を強い意志を持って作品にぶつけて、社会に問題提起していたりするのかな、とか勝手に想像していた。

    けれど、全然天然さんな一面が垣間見えたり、妄想好きで、温かい想像力と好奇心を持っている方なんだなぁ、と思った。ちょっとうちのお母さんに似てる。笑

    完全に、今まで読んだことのある作品と、このエッセイから感じた私の想像なので分からないけど。。
    そういう風にも楽しめるから、1人の作家さんの色んな作品を読んで、その人のエッセイを読むっていうのを、も

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    2023年11月05日
  • ご本、出しときますね?

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    小説家の方々の独特な頭の中がとても面白い。聞き手の若林さんの面白さと相まってテレビ観といたら良かったー!と悔しい気持ちでいっぱい。またやってくれたらいいのに。

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    2023年09月22日
  • ハコブネ

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    この本を手に取ったきっかけは、村田さんの作品が好きで、ハコブネは読んだことがなかったので、読んでみたいなと思ったのと、村田さんがジェンダーに関してどう書くのだろうと気になったのがキッカケ。

    ないものねだりだが、子供の頃から女性という性で生きて、それを全うしてきた椿視点のエピソードも読んでみたいなと思った。


    性の対象が大きすぎるといろんな苦しみや悩みがちっぽけに感じるのかな〜とか、ハコブネからはジェンダーに関して色んなことを考えるきっかけを与えてくた。

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    2023年09月17日
  • となりの脳世界

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    エッセイは普段読まないのですが、村田沙耶香さんのエッセイは面白いと知人からおすすめを受けて読んでみたのですが、面白くて面白くて満腹になりました!
    わかるよなぁこれってあるあるもあれば、どんな頭の中ならこんなことを考えてちゃうのかなぁ、不思議に思うエピソードもあって共感と新鮮を同時に味わえるお得セットを味わった気分でした。
    好きなエピソードを抜粋すると、ものまね宇宙人、
    私たちにはなぜヒーローが必要なのか?
    宝物の棒の想い出
    4度目の出会い
    走らせる人
    などなど、です。ちなみにこれは共感の方です!

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    2023年09月09日
  • コンビニ人間

    購入済み

    オンリーワンの大肯定

     現代日本の同調圧力による生き辛さを一蹴する好著である。
     評価の分かれるラストシーンについては、コンビニバイトの行かず後家である主人公古倉恵子が、他人の目を気にし過ぎず、自分の納得できる生き方に進むことを示唆したもので、オンリーワンの生を大肯定するハッピーエンドと捉えたい。
     また、本書はラノベのようにエッジの効いた会話やコンビニを水槽に見立てるなど文芸作品らしい表現技巧に優れ、ぐいぐい惹き込まれつつ読んだ。

    #笑える

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    2023年08月31日
  • となりの脳世界

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    めちゃくちゃ面白い…。私の好きなタイプの変だったので村田沙耶香さんのエッセイは全部買うことにします。
    「走らせている人」たち。なんてこと!となった。誰かに話したことのない走らせていたものを思い出した。忘れていたな〜!いろんなことが蘇ってとても良かった。

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    2023年08月14日
  • 授乳

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    授乳ーー真似てはみるが

    この小説では、大人も模範になれない。
    子の行う、母親の真似は、慈愛とは程遠い。
    唾液、蛾の体液。血液。(ああ、そして母乳なのか?)
    『謎の彼女X』という漫画では、恋人の唾液が絆の状態を
    知らせる印として働き、愛は死を乗り越える手段と言えた。
    一方、この小説のような、仮借なく描かれた破滅を
    目にすると、生き方を問われていると感じる。
    周作先生の『深い河』では、女性に対しては「授乳」
    どまりの中途半端な交わりが、キリスト教に対しては、
    異端とも、ある意味徹底しているとも言える生きざまが
    描かれる。

    #切ない #ダーク #タメになる

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    2023年08月11日
  • しろいろの街の、その骨の体温の

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     白。

    『都合のいいやつ。』

     ってエヴァのマリみたいに言ってしまいました。

     素敵な作品でした。

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    2023年08月04日
  • しろいろの街の、その骨の体温の

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    ネタバレ

    共感しか出来なかった。
    村田沙耶香先生の作品を読んだのは3作目ですが、過去一で共感しすぎて最初から最後まで苦しくて苦しくて仕方がなかったです。
    主人公が小学生の頃。可愛く賢いオシャレな女の子の取り合いを傍観しつつ、結局は他の子と同じように私が1番の仲良しで彼女のことは私が1番理解しているのに、と思っている姿が、ただ家が近所だったから、という理由で顔が可愛くて賢い女の子と親友だった私を思い出しました。高校で再会した時に彼女はカースト上位に食い込み、私とはもう一切連絡を取り合っていません。私は結婚式に呼んだけど、彼女は結婚したのかどうかさえもわからないな。さてこんな自分語りは置いておき。
    小学校で

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    2023年06月14日
  • しろいろの街の、その骨の体温の

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    ネタバレ

    主人公と自分が重なった。
    ずっと囚われていた考えから解き放たれて、美しいと素直に思えるようになったところは最高だった。
    スクールカーストやほぼいじめのいじり、自分の中学生の頃を思い出してかなり辛かった。
    信子ちゃんすごい。幸せさんの伊吹に会いたい。カースト上位のやつらはどんな大人になるんだろう。
    自分がこの年齢の頃の価値観をまだまだ引きずっていることに気づいた。

    追記
    主人公の目を通して物語を読んでいたので今まではっきり意識してこなかったが、これは女の子による男の子への性的加害で男の子が傷を負う話でもあった。
    伊吹はずっと嫌がっていたのに。

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    2023年05月27日
  • しろいろの街の、その骨の体温の

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    街が膨れていく音がする
    ニュータウンに伸びる白い道は骨のよう
    身体の中で骨が伸びて軋む音がする

    五感が研ぎ澄まされていくようだ。

    小学女子のあるあるや、中学校でのクラスカーストの描写がとてもリアル。自分より"下"がいることに安心するが、"上"の女子から標的にされたら終わりだ。仲の良かった3人に値札がつけられ、
    グループ分けされて、次第に距離を置く場面は読んでいて息苦しくなるほどだった。

    言葉の選び方がどうしてこれほど上手いのだろう?「女の子の未成熟な身体の中で、エピソードは宗教になり、初恋は化け物になる」「好きな人をもう一目見る放課後」・・etc

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    2023年04月21日