村田沙耶香のレビュー一覧

  • 星が吸う水
    自分の性の在り方を模索する二部作。
    世界にはこと恋愛や性に関して強い強迫性が渦巻いているけれど、この小説に出会えたことで少し楽になれるような気がする。
  • 変愛小説集 日本作家編
    さまざまな形の「愛」が収められたアンソロジー。どれも一般の恋愛観からは少し外れた愛で、しかしそんな奇妙な愛こそが恋愛であるような気がする。どこか変でなきゃ恋愛なんてできないな、と感じた。
  • しろいろの街の、その骨の体温の
    ここ最近の1番面白かった本です。情景がありありと想い描くことができて、自分が物語の主人公かと思ったくらいです。小学生の頃自分を特別な存在だと思ったり、少しずつクラスの人間関係がややこしくなったり、中学生になってスクールカーストに悩まされたり。
    この小説を読みはじめて、先が気になりすぎて会社にも持って...続きを読む
  • きれいなシワの作り方~淑女の思春期病
    思春期は、身体の変化に心の変化、女としての「人生の進路」に悩む年代だったが、30歳を過ぎた頃から新しい『身体の変化に心の変化、女としての「人生の進路」に悩む』ことが多くなった。それで淑女の思春期病としている。カンタンに言うと30代になって経験するあるあるネタで、そんなエッセイ、マンガはずいぶんとある...続きを読む
  • コンビニ人間

    お薦めです❗

    だまされたと思って最後まで読んだほうがいいです。
    かなり面白いです。
  • コンビニ人間

    面白かった!

    共感できる部分もあり出来ない部分もあり、それを全てひっくるめて
    人間なんだと感じました
    皆、どこかに居場所を求めて安心したいんだな
    と、うっすら感じていた自分の気持ちを再認識しました。
    おすすめです。


  • コンビニ人間

    ロボット人間?

    芥川賞で話題になった小説。コンビニで自分も働いていた経験があったため是非一度読んでみたいと思っていてようやく読んだ本。だがいざ読み始めると物語にすっかり取り込まれあっという間に読み終わってしまった。コンビニ人間っていったいなんなんだろうと思っていたけど、そうゆうことかと納得した。たしかにこの主人公は...続きを読む
  • 殺人出産

    常識引っくり返る

    この人の本初めて読んだけど、スゴいとしか言いようがない。常識?ナニソレ?そんな発想おんなじ人間なのに思い付きもしませんよって感じです。
    他の本も読みたいですね!このぶっ飛んだ世界観にドッブリ嵌まりたいです。
  • 星が吸う水
    ただの女子の性事情の話ではありません。性行為の不思議を通して語られる既成の枠に囚われないこと、多様性です。人は差別を積極的にするものだし、違いこそ生き残る為の術です。女性の方が自分の身体を通しての現実があるものですし。
  • コンビニ人間

    読みやすかったです。

    主人公である女性の思考は変わっているかも知れないが、「その通りだ」と共感する人も多いと思う。
    「コンビニ」という場所に人が居て音が溢れている描写も読みやすかった。
  • コンビニ人間

    みてそんないですよ

    私も、コンビニ店員なので、気になって仕方なくて読みました。
    仕事って、お金のためにするもんだと生きてきましたが……。
    この本は、何気ない日常も、こんなにも愉快にとらえることができるんだと驚きました。同時に、コンビニという一見小説の題材にはならないだろうと思っていました。私の日常は退...続きを読む
  • きれいなシワの作り方~淑女の思春期病
    今一番新刊を待ちわびている作家さんです。村田さんが創る物語は読んだことないものばかりなのに、なんか分かる。や、ものすごく分かってしまうから大好き。そんな村田さんの初のエッセイ本は期待以上。すごくすごくおもしろかった。アラサー世代に、アラサーに怯える世代に、そしてアラサーをとっくに乗り切り新たな問題に...続きを読む
  • 文藝春秋 2015年 6月号

    イイネ

    10年前から毎月購読していますが、本の整理が大変ですので3年前から電子ブックに変更。もう少し、普通の書籍に比べて安くなるとありがたいですが...
  • 文藝春秋2月号

    文芸春秋3月号

    年間購読にしているのですがどうしたら読めますか
  • コンビニ人間
    サラッと読めるのにおもしろ…
    自分を作って世の中の部品になることで安心を得られる感覚も、作った自分に飲み込まれそうになる感覚も身に覚えがありすぎる
    この本が人気になるということは意外とみんなもそうなのか…
    と自分の普通っぽさに安心している自分がいる
  • コンビニ人間
    「コンビニ人間」は非常に面白かったです。人間の同調圧力や悪意が不快で、不気味に感じられました。ただ、少し誇張されている部分もあるのではないかと思いました。いずれにせよ、人の心に土足で踏み込んではいけないと改めて感じました。
  • 殺人出産
    突然だが、仇討ちと聞くと禁止されていて当たり前の世の中だ。しかし、約150年前には認められていた制度であった。では、150年前の人が今の制度を聞いたら理解できないだろう。
    読み終えたとき、自分たちがそんな150年前の人のようになった感覚だった。

    殺人、出産、パートナー、性、死など、それぞれの概念が...続きを読む
  • コンビニ人間
    様々な人の話し方がトレースし合って、その人の話し方になるといった表現が印象的だった。
    また、現代社会に蔓延する「普通圧力」に疑問を持ち真剣(素朴?)に向き合う主人公の異端さは、不気味ながらも新鮮さに溢れている。解説にあった「ベビーエンド」という概念も知ることが出来た。この「ベビーエンド」もいわゆる「...続きを読む
  • コンビニ人間
    周りとどこか違う主人公は、普通の人間という皮をかぶって、マニュアル通り振る舞い生きているコンビニ人間。

    新しくコンビニバイトとして入ってきた、異物を認めないこの世界から隠れていたいという白羽さん。彼もまた、周りとどこか違う。

    「普通」とは何か?
    それぞれが、「普通」と違うことで生きづらさを抱えて...続きを読む
  • マウス
    村田沙耶香さん大好きですが、これまた何と言葉にしてよいやら…

    紹介してよと言うバイトの先輩に
    『やめといたほうがいいですよ、ほんと変な女ですから』って言うのが、なんか良かった。

    いい関係だ

    最後も軽口言えて、腹割って話せて
    弱いとこ見せ合って、認め合ってる

    mouseな女の子達のお話

    私に...続きを読む