村田沙耶香のレビュー一覧

  • マウス

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    コンプレックスのある律、めちゃくちゃひねくれてんなーと思いながら、この2人の絡みがたまらなく愛おしく感じて良かった!
    最後はもっと続いてほしい、終わってほしくないと思ってしまった。

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    2026年03月15日
  • となりの脳世界

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    意外と普通の日常を送られている

    村田さんの経験、考えがすっごく極端になるとあの小説たちになるんだなと感じた。発端はすごく身近な日常。
    1つの出来事や1つの発言に、凄く真摯に考えられるようになりたいなと思った。

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    2026年03月12日
  • 地球星人(新潮文庫)

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    生に、性に、ひたすら根源的な問いを投げかけてくれる本です。
    いやーーー、面白いという一言では表現できないほど頭の中がえぐられるというか、しばらくは胸がいっぱいです。

    私たちが当たり前としている事の方が気味が悪く滑稽で狂気じみていることなのではないか?と問いを投げかけてくれ、考えさせられます。
    そして考えれば考えるほど矛盾している世の中だと感じます。

    私も宇宙人の目で物事を見ている節があり、自分は宇宙人だーなんて話のネタで言ったりしていましたが、この本を読むと私は結局地球人の目を沢山持っていて気分転換程度、憂さ晴らし程度に宇宙人の目を持っているだけなのではないかと思いました。

    まだまだ私は

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    2026年03月11日
  • 消滅世界

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    ネタバレ

    村田沙耶香さんの作品を初めて読んだが物凄い衝撃。 この作品に惹き付けられたのは、自分自身、現代の性の在り方に思うところがあったからかもしれない。創作キャラを恋人とする考えが、現代の推し活が行き過ぎたみたいな感じがする。
    性欲に対する嫌悪感?正しい発情を求める主人公
    以下、感想をぶちまけてます。
    結婚してるのにお互い恋人がいて、パートナーとの性行為が近親相姦なのが訳が分からない、結婚しているのに、互いの恋を応援するとか気持ちが悪い 結婚は条件で探すみたいだが、倫理的におかしくないかと思う。
    この世界では裸になることへの羞恥心がない? 性交する際の描写で全く恥じらいのようなものがなかった。知識が

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    2026年03月09日
  • 殺人出産

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    村田沙耶香作品3作目。ワールドに完全にハマり始めた。「まず既存の価値観を並べます。それを斬り刻みます。それらのピースを並べて直しま〜す」というセリフが頭に浮かぶ。とある言葉を反対の意味として捉え妄想してみるクセをつけると視野が広がりそう。軽快な思考実験を見せてもらえているようでとてもよい読書体験。

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    2026年03月04日
  • 信仰

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    “信じる”ことについて考えたくて手に取る。
    村田沙耶香さんの作品は「コンビニ人間」以来。
    短編集なので読みやすかった。途中エッセイが入るので一瞬戸惑ったが、この本のテーマを思い出せば戸惑いは解消された。星新一のSFに毒っけを足した感じのお話が多くて、コンビニ人間とは全く異なる読後感。あぁこれが村田沙耶香ワールドなのね。と気付き、好きかもと思う。“信じる”ってなんて不安定で不確かなんだろう。

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    2026年03月04日
  • タダイマトビラ

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    村田沙耶香作品4冊目。
    家族という価値観を考え尽くすお話。
    渚が所有するガラス瓶の中に入ったお砂糖の中に生きる蟻の描写が美しかった。俯瞰してみれば人間だって同じかもしれない。ただただ命を繋ぐだけの存在。
    終盤の文体の変化について行けなくなりそうになったけど、作品に包まれた想いみたいなものは受け取れた気がする。

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    2026年03月04日
  • 信仰

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    「理解不能」「ついていけない」
    レビュー欄に並ぶこれらの言葉に、ただただ戸惑いと、激しい憤りを覚える。
    多くの人が「普通」という信仰の中で安穏としている一方で、心がひき肉のように切り刻まれる感覚を抱え、自分をロボットや宇宙人と定義しなければ一歩も動けないほどに摩耗している人間がいる。
    村田沙耶香さんが描く肉を毎日とりにいったり、自分と見た目が同じ複数のロボットとの生活や周りの人が宇宙人に見えていることは、単なる「奇妙な設定」ではない。それは、自分に刃を向けざるを得ない卑屈さを抱えた私たち(側の人間)が、現実という地獄を生き抜くために必死で構築した「高度な生存戦略」であり、聖域だ。希死念慮をひき

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    2026年02月27日
  • 信仰

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    どの物語も素敵だが、村田沙耶香さんのエッセイと最後の展覧会が最高だった。

    あまりにも思考や境遇が違うから理解なんて言葉はおこがましいけれども、苦しみを知ることができて今までの作品の重みが増えたような気がする。

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    2026年02月26日
  • タダイマトビラ

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    コンビニ人間は読んだことがあり、読んでみた。


    カゾクヨナニー、いやぁそんな発想があったとは。。。
    村田沙耶香の作品は、どれもこんな発想あったの、と意表を突かれ、その奇妙な世界に没入させてくれる。ある意味狂気を感じる。。。

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    2026年02月18日
  • 生命式

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    自分の常識が揺さぶられるように脳みそを殴られたような感じがした。正しさとはその人にとっての尺度でしかないこと、それを押し付けることのグロテスクさを感じた。

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    2026年02月18日
  • マウス

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    律はおとなしい女の子だった。目立たないように、人の目を気にしながら、そっとクラスの隅にいる感じ。一方クラスメイトの瀬里奈は人目も憚らず泣き、クラスにうざったがられる女の子。

    律は瀬里奈が少し強くなればいいと思って「くるみ割り人形」を読み聞かせたら、瀬里奈は大変気に入ったようで、毎日本を読み、主人公のマリーのような気分で過ごすことによって日常を克服し、毅然とした態度で振る舞えるように変わる。

    律は自分のことを「マウス」おとなしい女の子だなぁと思いながら過ごしている。

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    2026年02月16日
  • 消滅世界

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    夫婦での性行為は近親相姦とタブー視され、子どもは人工授精で産むことが定着した世界。男性も人口子宮を装着して子どもを産む世界。
    「恋とは、変態なことを引き受ける勇気」
    「テレビや漫画から性欲や恋愛感情の種を植え付けられているだけ」

    村田沙耶香さんの作品はとにかく世界観が不気味。読んでいると、実は今私がいるこの世界ここが異常なのではないかと錯覚させられる。
    狂った世界観でのストーリーは後半につれて更に不気味に狂っていくから大好き!
    常識とは、正常とは、を考えさせられる作品。
    「恋」「寂しさ」「欲」人間として生まれたからこそ味わえないこの感情、もしかしたらいつかこんな世界になったら消えてしまう可能

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    2026年02月14日
  • 変半身(かわりみ)

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    村田沙耶香ワールド全開。
    人間は弱いからこそ何かを信じたい生き物である。
    信じることは、考えることをやめること。

    世の中には支配する人支配される人、騙す側の人騙される側の人が確かに存在している。信仰なしでは生きらない。歴史や伝統、世の中のルールなどはすべて誰かに創作された宗教のようなもの。途中でそれが全部誰かの利益のために変えられたとしても、人間は何の疑問も持たず受け入れて生きてく皮肉な生き物である、そんなメッセージ性を感じた作品。

    昔からのお祭りや地元の言い伝え。それってもしかしたら伝統なんて何もなくて、誰かがただ面白おかしくエロ目的で作ったものだったりする。その事実を知らずに、信仰し続

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    2026年02月14日
  • 生命式

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    すごい面白かった〜〜!!
    なにが普通で、なにが狂ってるのか?
    その理由ってほんとにそうなのか?
    考え方がグラグラになって気持ちいい
    正常は発狂の一種、って良い言葉…

    どれも面白い短編集、最高!
    特に『素晴らしい食卓』が好き⭐︎

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    2026年02月11日
  • 丸の内魔法少女ミラクリーナ

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    ネタバレ

    村田沙耶香の作品に共通するテーマは、セクシャル及びジェンダーの常識や定説に対する忌避感であると思う。女性が被る男性性からの抑圧や差別、性行為で直面する男性優位。著者はそのような状態からの脱却を試みる。
     
    しかも、完全にないものにするのではなく、無味無臭で高尚な営みへと変換するのだ。登場人物や設定が提示する身体性からの脱却と再結合に読者は不信感を抱く。その不信感を持つこと自体、常識やイデオロギーに覆われているということを読者は自ずと認識し立場を危うくする。

    そういった観点から「無性教室」をおすすめする。
    舞台となる学校は「性別」が禁止される。真っ白な校舎はその中性的な空間の象徴であろう。

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    2026年02月05日
  • 地球星人(新潮文庫)

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    ネタバレ

    奈月が子供の頃セックスをしているところが見つかった時、大の大人たちが阿鼻叫喚しているところを冷めた気持ちで見ているところが印象的だった。
    『大人は子供を性欲処理に使うのに、子供の意思でセックスをしたら馬鹿みたいに取り乱している。笑えて仕方がなかった。お前たちなんて世界の道具のくせに。』
    ↑ここかっこよすぎて痺れた 奈月マジでかっこいい

    子どもが子どもの意思でセックスしたら可笑しくなったと暴れ狂うのに、大人が大人の意思でセックス“しない”と言ったら同じように腫れ物扱いなのおかしすぎるだろ。大人になったら、結婚したらすることがセックスしかないんですか?
    ていうかセックスを『仲良し』とかいう奴ら全

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    2026年04月29日
  • マウス

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    芥川賞受賞作『コンビニ人間』の
    プロトタイプ的な要素を感じた

    マウスにはスラング的には
    臆病・小心者という意味がある
    一方で、可愛らしい・魅力的なという
    ポジティブな意味あいが含まれる
    登場人物の心の機微や、成長も経て
    次第に魅力的になっていく
    ダブルミーニング的な側面も感じた

    更に言えば、
    実験動物のように、
    与えられたもので変わっていく様を
    見受けられる読者目線としての
    トリプルミーニングともとれる
    非常に奥深い話に思えた

    久々に村田沙耶香さんの本を読んだが、
    今まで最も温かみを感じた
    これは、ジャンルとしては
    シスターフッドものになるのかな?
    世界観、衝撃度、大作という点では
    世界

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    2026年02月06日
  • 丸の内魔法少女ミラクリーナ

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    ネタバレ

    全部で4本の短編を収録している短編集。

    全部の作品がってわけではないけど、
    わりとシリアスな状況なのに傍から見ているこっちとしては笑ってしまう荒唐無稽さがたまらない。

    それで、これまた全部の作品ではないけど、
    我々人間の中に存在するものを1つ制限するだけで、
    これほどのディストピア感を出すことができるなんて、
    驚きとともに今の人間社会がたったそれだけのことで
    大きく変わってしまうのではないかという恐怖も感じた。
    しかも読んでいて段々とそれが正しい形だったかのように思えてくるんですよ。
    まさに4本目のタイトル通り、私たち読者はこの本を読んでいる間に『変容』してしまっているという……

    全体を

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    2025年12月29日
  • 生命式

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    ネタバレ

    短編集です。めっちゃ読みやすい。
    村田さんのちょっと奇妙な怖いようなでも、そんな世界あるんじゃないかみたいな物語の書き方が詰まってて好きです。
    死んだ人を食べる文化とか、出生の価値観とかが村田さん目線で書かれててとても面白いです。

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    2025年12月25日