村田沙耶香のレビュー一覧

  • 授乳

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    村田沙耶香のデビュー作「授乳」

    村田沙耶香は、マイノリティから見た「普通」の世界、そしてその「普通」を謳う世界の異様さを描くのが得意な作家だと思っていたが、やはりデビュー作ということもあり、そうした作風と微妙に異なっていた。

    「授乳」で驚いたのは、主人公の微妙にサディスティック的な性格だった。村田沙耶香といえば、主人公に攻撃性などなく、むしろ外の世界に対して無関心的であったり、無感情、どこか感情の鈍麻したところがある主人公ばかりだ。その中で、サドに快感を抱いてそうな少女が主人公として描かれるのは驚いた。

    他の作品でも、「マイノリティ」が描かれているのはあまり変わりないものの、「マイノリテ

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    2026年04月16日
  • 丸の内魔法少女ミラクリーナ

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    とにかくコンビニ人間から地球星人を読み、世界99を読み終えた私は自分の中の村田沙耶香不足を補うためにこちらを読破しました。ミラクリーナは久々に声を上げて笑い読みました。その他3編は村田先生らしい不思議な言葉が並ぶ物語でしたがどれも好きでした。
    やっぱりこの不思議でありえないけど、どこかこの世界と形がハマる物語が大好きで読み終えると寂しさがあります。

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    2026年04月16日
  • 丸の内魔法少女ミラクリーナ

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    毎度毎度設定の発想がすごい
    ポップとグロテスクを行き来する村田沙耶香先生節が炸裂していたが比較的読みやすかった

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    2026年04月13日
  • 信仰

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    ネタバレ

    殺人出産を読んで疲弊しちゃったので村田沙耶香作品の中で比較的ライトそうだと思って読んだ。SF多めでどの話もシンプルにすごく面白かった!特に「生存」「書かなかった小説」「最後の展覧会」「彼らの惑星へ帰っていくこと」が好き。エッセイの現実の話なのかフィクションなのか境界がぼやけることがあったけどそれもそれで面白かった。


    以下備忘録
    ■信仰
    最後の展開ドキドキした。主人公のミキほどではなくても原価や現実的なことを考えちゃうタイプだから、どういう結末になるのか楽しみだったけどかなり予想外だった。現実ってカルトの対義語だと思ってたから混乱した。現実主義者ならそれでもいいけどそれを他人に押し付けたらカ

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    2026年04月12日
  • コンビニ人間

    購入済み

    普通とは普通じゃないとは何か。身近な場所であるコンビニを舞台に社会的生物である人間の有り様を改めて考えさせられる面白い作品だった。

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    2026年04月06日
  • コンビニ人間

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    ネタバレ

    やばすぎる話でした。純文学なので別に大きな起承転結に面白さを感じたわけではありません。内容は非常にひどい話だったと思います。

    自分が感動したのは、コンビニ人間になっていく古倉を表現する巧妙な描写や構成です。解説にも書いてありましたが、五感の表現技法や、コンビニに呼応して変化する古倉の異常さが天才としか言いようがありませんでした。

    多様性を謳いながら実際は異物を排除していく社会の構造への皮肉がテーマとはなっているのですが、古倉がコンビニのために生きていくための人間のような生き物になるというまでの過程を描いたものにもなっています。最後の、コンビニをガラス越しに見て甥っ子が生まれた時のことを思い

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    2026年07月21日
  • 私の身体を生きる

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    個人的にはむっちゃ面白かったが、娘を持つ父親としてはマジ複雑。危険すぎるやん、満員電車に乗せられないし、共学にも入れられない。とかやってると箱に入れすぎて社会に出て路頭に迷う。
    特に若い女性は希少性が高いし、あらゆる年齢層の男性から性的視線を向けられるキモさ、精神的苦痛は想像してもキツイ。
    しかも性被害に遭えば一生悩まされるし、キモい男性、痴漢は一定程度発生して避けようがないとしたら、。地獄に落ちないようにだけはしっかりと自衛せなあかんよな。

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    2026年03月31日
  • 丸の内魔法少女ミラクリーナ

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    ネタバレ

    丸の内魔法少女ミラクリーナ
    笑いと、村田沙耶香の「奪われたくない正義」のエッセンスが噛み合っていい一篇だった。

    秘密の花園
    グロテスクってこういうことを言うんだろうな…と思った。しかし、爽快感。気分のいい読後感が、妙で、楽しい。

    無性教室
    青春だなあ……。ちょっと切なさもあり。でもハッピーエンドにしちゃうのは、村田沙耶香のいいところ。この人はハッピーエンドしか書かない。

    変容
    村田沙耶香は本当に、架空の「変容」を描くのがうまい…と書こうとしていたのだけど、それすらパブスピホムパの手のひらの上だったらどうしよう?と今思っている。正直、めちゃくちゃ笑ったし、この作品がこの本の中で一番好きだ。

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    2026年04月03日
  • 生命式

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    P26.ドッグイヤーしました。
    他にも3ページ位。
    名作です。ムラサヤさん、ありがとう。
    おもしろすぎてニヤニヤしたり、爆笑箇所もあるし、うるっとしたり、そうだよね!と感心したり、忙しく盛り沢山でした。

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    2026年03月31日
  • タダイマトビラ

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    序盤中盤は、パンチなく、どうした⁉︎ と思いながら、最後にようやくムラサヤワールド現る。
    脳を騙すブームってちょっと前から少し流行ったけど、ムラサヤさんはその先いってる。さすがでした。

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    2026年03月28日
  • 授乳

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    面白い。これを読めるのが読書の醍醐味だと言ってもいい。自分だけでは触れることのない価値観、世界観をSFではなく、想像の範疇として捉えることができる。
    皆、自分の独自性と異常性を抱えながら、世間の枠の中に納めながら生きているのだと思う。
    各人の異常行動よりも、それを社会に染み込ませる作業に本当の怖さを感じた。

    "あたしは思う。たとえば自慰の才能があって、自分の性欲を完全に満たすことが出来る人がわざわざセックスなどしなくてもいいように、あたしのように愛を自己生産できる人間は、わざわざ他人との人間関係なんていらないんじゃないか。あたしはホシオをポケットにいれてさえいれば、誰もいない海の上

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    2026年03月19日
  • 【合本版】世界99

    匿名

    購入済み

    👏

    村田さんの作品で話題になっていたため購入しました。ここ最近で一番の衝撃でした。人に気軽にすすめられるものではないけれどみんなに読んで欲しい、良き作品に出会えました。

    #共感する

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    2026年03月18日
  • マウス

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    律の人目を気にしすぎているところ自分に似ていると思った。周りがどのくらいの戦闘力なのか測っているところ真ん中の人たちが一番そういうのに敏感かもあんまりみんな気にしてないのに

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    2026年03月17日
  • 世界99 上

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    ネタバレ

    ほのぼのした”神去なあなあ”の後に読んだため(対極すぎて)ダメージ倍増
    主人公は自分の意思がないような究極の八方美人で、関わる世界毎にキャラを切り替えて生きる”コンビニ人間”の進化形な感じ
    村田先生の小説でよく出てくる”性行為や妊娠・出産の外注化”や”欲望むき出しで自分のことしか頭にない登場人物ばかり(男性は特に)”で読み進めるにつれ気持ち悪く心がどんどん削られていくけど嫌いではない(むしろ好きな)世界観だし、展開は読めないので下巻も早く読みたい
    上巻では世界1~8が消えて世界99に統一されていくところで終わっており、これはこれで終わりにできなくもないと思った

    ”自殺したのではなく心を殺され

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    2026年07月09日
  • 丸の内魔法少女ミラクリーナ

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    1編目:ポップなかんじで面白かった。読みながらにやにやしてしまうところがあるので注意です。
    2編目:世にも奇妙なムラサヤワールド
    3編目:純愛なのか、
    4編目:魂のステージかぁ、なもむ、人格の流行、まみまぬんでら、、
    このお話はずっと忘れずにいたい。
    解説もよかったです。またひとつ「ありがとう」と言いたい本に出会えました。

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    2026年03月17日
  • マウス

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    コンプレックスのある律、めちゃくちゃひねくれてんなーと思いながら、この2人の絡みがたまらなく愛おしく感じて良かった!
    最後はもっと続いてほしい、終わってほしくないと思ってしまった。

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    2026年03月15日
  • となりの脳世界

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    意外と普通の日常を送られている

    村田さんの経験、考えがすっごく極端になるとあの小説たちになるんだなと感じた。発端はすごく身近な日常。
    1つの出来事や1つの発言に、凄く真摯に考えられるようになりたいなと思った。

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    2026年03月12日
  • タダイマトビラ

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    村田沙耶香作品4冊目。
    家族という価値観を考え尽くすお話。
    渚が所有するガラス瓶の中に入ったお砂糖の中に生きる蟻の描写が美しかった。俯瞰してみれば人間だって同じかもしれない。ただただ命を繋ぐだけの存在。
    終盤の文体の変化について行けなくなりそうになったけど、作品に包まれた想いみたいなものは受け取れた気がする。

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    2026年03月04日
  • タダイマトビラ

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    コンビニ人間は読んだことがあり、読んでみた。


    カゾクヨナニー、いやぁそんな発想があったとは。。。
    村田沙耶香の作品は、どれもこんな発想あったの、と意表を突かれ、その奇妙な世界に没入させてくれる。ある意味狂気を感じる。。。

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    2026年02月18日
  • 生命式

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    自分の常識が揺さぶられるように脳みそを殴られたような感じがした。正しさとはその人にとっての尺度でしかないこと、それを押し付けることのグロテスクさを感じた。

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    2026年02月18日