村田沙耶香のレビュー一覧
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ネタバレ全体的に短編で読みやすいのに常識への揺さぶりが尋常じゃない。寓意小説らしく超現実的でもあるのに、どこか自分たちの生きる現実世界の延長のようにも感じられる。
「丸の内魔法少女ミラクリーナ」
魔法少女というものの持つ属性である、正義や幼さなどを活かして作品としての深みと面白みを確保している。27年目の魔法少女という始まり方から既に変だ。大筋はレイコの彼氏の正志を主人公レナが阻止するというものだが、その過程で魔法少女の在り方が問われる。正志の魔法少女としての正義の目的はレイコとの復縁があった。そして目的は次第に感謝による快感に置き換わった。正志の魔法少女としての在り方は純粋ではなく、本物ではない。本 -
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ネタバレポハピピンポボピアが最後まで覚えられなかった。。
コンビニ人間が大好きだったのでずっと読みたかった本。世間のことを工場と呼び、世界への違和感から自分を宇宙人と信じてやまない子どもの話が前編。
大人になってもまったく変わらず拗らせている。そしたらまさかの同じ考えの人間がもう1人。洗脳なのか伝染なのか、でも妙に納得のいく話。後半、由宇も宇宙人に戻ってきてからが特にめちゃくちゃ面白かった。
ずっと自分のものではなかった身体を、地球星人を食べることで取り戻した瞬間は感動まで覚えた。
生き延びなくても生きることができるのか。真理。
ずっと意味わからない話をとても納得のいくように書かれており、自分の考 -
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正しさが一番の狂気。「おかあさん」「子供ちゃん」キャベツ畑みたいな新生児工場、クリーンルームは個性のないただ子孫を繋いでいくための機械としては合理的なシステムなのか?コスパタイパを求めた世界はこうなるのか。愛情愛着という家族の中で育つことのままならなさ、非合理的さ、でもそれでこそ人間。無駄なんてないしそれがあってこその人間。機械じゃないんだから。個人は個人の人生を選択して楽しむ権利がある。家族に恋愛をもちこまない、家族は家族、恋人は別にいる。家族の存在意義と恋人と存在意義って確かに共存しない方法も取れる?でも恋人とずっと一緒にいたいそれが家族になる?安心を求めるのが家族?刺激や性欲が恋人?安心
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ネタバレだから、ラロロリンガール・ライフってなんだよ(笑)と序盤から突っ込みを入れながら読み始めた下巻。ようやく読み終わりました。
いや~強烈でした。ここまできっつい話はそうそう読めないですよね。
こんな無茶苦茶な話あってたまるか!!と思いたいところですが、それがそうでもないのでは?というのが今の感想です。ラロロリンキャリアも、ピョコルンも存在しない我々の実生活ですが、皆、何かに搾取され隷属しているのは大なり小なりあるわけで、案外無意識に空子みたいに達観して世の中眺めている人そこそこいるんじゃないのかな?
怖いなぁと思ったのが、観覧車で空子と音が話するシーン。今更ながら気付いちゃいました。「あ、こ -
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ネタバレ信仰
人それぞれ信じるもの、推し、価値を感じるものは違う。あらためて言葉にすると当たり前だし、自分が価値を感じるものを否定されると腹が立つ。でも、人が価値を感じて、自分が価値を感じないものに対しては「えーやめといたら?」と言ってしまう自分がいるなと、ハッとさせられた。
気持ちよさという罪
多様性という言葉は最近いろんなところで聞くし、多様性を認めることは当たり前なこととも思っていたし、自分はできていると疑わなかった。でも、「どんな奇妙な人も、奇妙なままに受け入れる」ことが多様性を認めることだとするなら、自分は自信をもってできている!と言えるだろうか?と感じた。
奇妙な人(自分と違う人、大多数 -
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『タダイマノトビラ』 村田沙耶香
これですよ、これ。私が求めていたものは!!
沢山の本を片っ端から漁って読んでいても、ブルブル震えて口角があがるあの高揚感を得られる本は中々に少ない。 出会えないことの方が多い。
しかし、村田沙耶香さんの本は私の期待を裏切らない。
平日の忙しい合間を縫ってあっという間に読み切ってしまった。
私の語彙力に限界があるのでネタバレをせずに、感想を書くのならば…
月並みな表現ではあるがカフカの『変身』を彷彿させた、と言ってもいいだろうか。
結末の気持ち悪さに思わず寒気がした、とんでもない小説にまた出会ってしまった。 -
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凄かった。エッセイというものをほぼ読んだことがなかった私にとって強烈な読書体験だった。
ほんタメというYouTubeチャンネルで紹介されており興味を持って読んでみた。これは、映像化はきっと難しい、本という媒体のみを通して伝えられる感覚だと思った。
共感できる部分も多く、一方で共感できなかったあの子の振る舞いはこんな感覚にルーツがあったのではと思い至るところもあって、強烈に胸に響いた。私の感じたもやもやを言語化してもらったようで嬉しさもあった。自身も女性性を元とした経験はポジティブ面、ネガティブ面ともにあり、同じような経験をした作家がそれをどう捉えるかを聞けたことが嬉しかった。
性に関する体験を -
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4つの中編集で構成されているが、「丸の内魔法少女ミラクリーナ 」は特に楽しく読むことができた。最後のレイコと正志の戦いは声がでそうになるほど面白かった。典型的な話だと思いきややはり着地点がまったく見えないのが村田ワールドのとても良いところ。また、「秘密の花園」も印象的で自分の理想彼を現実にいる同じ彼で破壊するという予想外の展開には驚いたが、私も美化されている人間は沢山いるので実際に会ってその理想を壊したらまた新たな発見があるのかと思いながら読んでいた。村田ワールド作品はいい意味で気持ち悪くなる作品が多いなかで、この作品はライトに読めるので村田作品初心者には是非オススメしたい1冊である。
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今になったからこそ学生時代の出来事は『 思い出』として1つの言葉にできますが、当時は様々な感情と戦いながら過ごしていたことを、過去にタイムスリップしてみたかのように鮮明に思い出しました。
当時ぐるぐるモヤモヤと彷徨っていた気持ちは、解決や達成感を見出すことはできなかったとしても、今の自分の考え方や過ごし方へと生かされていることが少しでもあると思うと今の自分の行動に自信を持ってみようかなと前向きになれました。
自分の中ではどうしようもできない事+こうでなければいけないという気持ちがあっても、自分に寄り添えられない寄り添い方が分からない葛藤に、読んでいて古傷がちょっぴり痛むような気持ちになりま