村田沙耶香のレビュー一覧

  • 地球星人(新潮文庫)

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    世界が目の前で崩壊するような感覚に陥った。自分が信じいるとも言わぬような当たり前で意識の底にあるようなものが根底からひっくり返らされた。誰かに勧めるのは気が引けるけど、自分にとって大事な1冊となった。村田沙耶香さんの他の作品も読んでみようと思った。

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    2026年06月10日
  • コンビニ人間

    購入済み

    小説を全く読まない自分が、知り合いにおすすめされて読みました。とても読みやすく三日坊主の自分でも最後まで読み切れましたが、読了後は言葉にできない衝撃や喪失感を感じました。普通とはなんなんですか

    #深い #タメになる

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    2026年06月09日
  • 殺人出産

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    表題作「殺人出産」がよかった。絶対的な悪であるはずの「殺人」が相対化され相殺される感覚が、ぞわぞわと心地よい。満足。

    読み終えて気付いたこと。自分は、殺人以外の罪について、いつのまにか相対化していて、それが当たり前だと理解していました。たぶん高校卒業のあたりで既にそうなっていたと思う。かなり危うい。バレないように、人間らしく振る舞えるように、気をつけなくては。

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    2026年06月09日
  • しろいろの街の、その骨の体温の

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    圧倒的だった。
    満足とされる場所からさらに二つ三つ深くまで探り掘り出されたようなものを読まされた気分。
    他の短編の何倍も感動した。
    長ければ良いのかと批判的だったが、この長さは必然だと思った。

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    2026年06月08日
  • 消滅世界

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    人工授精が当たり前の世界。将来的には物語と同じ世界が訪れてもおかしくないくらいに素晴らしい描写を感じた。

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    2026年06月05日
  • 殺人出産

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    コンビニ星人を読んでから、他の作品も絶対読もうと決めていました!
    独特な世界観はさすがの一言。
    この本を手に取ったきっかけはタイトルと、今の世界と真逆の状態が面白そうだったから。
    もし自分がこの選択をする機会が与えられたら、私はどっちを選ぶだろう。
    トリプル、清潔な結婚、余命どれも好き!

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    2026年06月03日
  • タダイマトビラ

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    『タダイマノトビラ』 村田沙耶香

    これですよ、これ。私が求めていたものは!!
    沢山の本を片っ端から漁って読んでいても、ブルブル震えて口角があがるあの高揚感を得られる本は中々に少ない。 出会えないことの方が多い。
    しかし、村田沙耶香さんの本は私の期待を裏切らない。
    平日の忙しい合間を縫ってあっという間に読み切ってしまった。
    私の語彙力に限界があるのでネタバレをせずに、感想を書くのならば…
    月並みな表現ではあるがカフカの『変身』を彷彿させた、と言ってもいいだろうか。
    結末の気持ち悪さに思わず寒気がした、とんでもない小説にまた出会ってしまった。

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    2026年05月20日
  • 地球星人(新潮文庫)

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    一般に正しいとされている生物としての行動今作品では結婚して子供を産んで母になるサイクルに弾かれた人達の苦難と立ち直り方を描いた作品。自分の中にもマジョリティとはかけ離れた価値観があることが多々あると感じていたが、なんとか合わせて生きようと思わなくても苦しみながら自分の道を探す方法もあって全てが同じではなくていいのだろう。
    奈月の夫が近親相姦を試みた時その手があったかと思った。時には常識の外側から自分を見ることも必要だと思った。

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    2026年05月18日
  • コンビニ人間

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    主人公が多くの人々が共有する普通から外れていて人生をひたすら暇つぶしのように過ごす様子が朝井リョウの「生殖記」に似ていると思った。

    バイトをしてる時店の「歯車」になる感覚、分かる。

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    2026年07月25日
  • 丸の内魔法少女ミラクリーナ

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    クレイジーな村田沙耶香ワールドが堪らない。魔法少女ごっこのやめ時を見失った36歳の会社員。同級生を合意のもとで監禁する大学生。校則で性別が禁止された高校生。時代の流れで「怒り」の感情が古臭いものになった世界。すべてが面白かった。もう、ほんと、価値観ってなんなんでしょうね。

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    2026年05月12日
  • 丸の内魔法少女ミラクリーナ

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    四篇の短編集。
    内容が深い。

    無意識にやっている、その行動は、実は決められたものだった、、、自我って何?
    デフォルトって、何なのか。

    たしかに、常識がいい感じにひっくり返った。

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    2026年05月10日
  • 私の身体を生きる

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    凄かった。エッセイというものをほぼ読んだことがなかった私にとって強烈な読書体験だった。
    ほんタメというYouTubeチャンネルで紹介されており興味を持って読んでみた。これは、映像化はきっと難しい、本という媒体のみを通して伝えられる感覚だと思った。
    共感できる部分も多く、一方で共感できなかったあの子の振る舞いはこんな感覚にルーツがあったのではと思い至るところもあって、強烈に胸に響いた。私の感じたもやもやを言語化してもらったようで嬉しさもあった。自身も女性性を元とした経験はポジティブ面、ネガティブ面ともにあり、同じような経験をした作家がそれをどう捉えるかを聞けたことが嬉しかった。
    性に関する体験を

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    2026年05月04日
  • 信仰

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    常識と信仰の違いは何だろう。
    常識は正しくて、無害で、基準みたいなもの。様々な共同体の中で絶対的なもの。
    信仰も基準となり得るが、個人的なもののように捉えられる。偏りがあったり、他人から見ると間違っていると考えられたり。

    本書を通して、同じ信仰を持つ人々が共同体となったとき、信仰は『常識』になるのだろうと思った。

    そうであるとすると、常識にどれだけ意味があるだろう。僕が常識だと思っていることは、本当に僕が信仰していることだろうか?常識とされていることをトレースすることにより、信じる事から逸脱してはいないだろうかと不安になる。

    僕の『信仰』は何だろう。
    あの人の『信仰』は何だろう。

    考え

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    2026年05月02日
  • 丸の内魔法少女ミラクリーナ

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    4つの中編集で構成されているが、「丸の内魔法少女ミラクリーナ 」は特に楽しく読むことができた。最後のレイコと正志の戦いは声がでそうになるほど面白かった。典型的な話だと思いきややはり着地点がまったく見えないのが村田ワールドのとても良いところ。また、「秘密の花園」も印象的で自分の理想彼を現実にいる同じ彼で破壊するという予想外の展開には驚いたが、私も美化されている人間は沢山いるので実際に会ってその理想を壊したらまた新たな発見があるのかと思いながら読んでいた。村田ワールド作品はいい意味で気持ち悪くなる作品が多いなかで、この作品はライトに読めるので村田作品初心者には是非オススメしたい1冊である。

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    2026年05月01日
  • 信仰

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    ・村田沙耶香の文章はどれも凄みがある。数行読むだけでも身体が強張って、胸の奥のほうがずっしり重くなるような感覚がある。


    ・短編を読むのは初めてだった。村田沙耶香の文章と短編はすごく相性が良いものに感じられた。一つひとつはとても短いのに、毎度ぶん殴られるような重みがある。


    ・世界への皮肉がすごい。よくこんな世界が創れるな、どう見えてるんだ、世界!となる。鼻の穴のホワイトニングは『世界99』でも出てきて顔を顰めながら声に出して笑った記憶がある。おもしろいのに引いてるから端から見たら奇妙な顔をになっていたと思う。『カルチャーショック』での均一化された街も、何もかもが皮肉に溢れていて、だけどそ

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    2026年05月01日
  • しろいろの街の、その骨の体温の

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    今になったからこそ学生時代の出来事は『 思い出』として1つの言葉にできますが、当時は様々な感情と戦いながら過ごしていたことを、過去にタイムスリップしてみたかのように鮮明に思い出しました。

    当時ぐるぐるモヤモヤと彷徨っていた気持ちは、解決や達成感を見出すことはできなかったとしても、今の自分の考え方や過ごし方へと生かされていることが少しでもあると思うと今の自分の行動に自信を持ってみようかなと前向きになれました。

    自分の中ではどうしようもできない事+こうでなければいけないという気持ちがあっても、自分に寄り添えられない寄り添い方が分からない葛藤に、読んでいて古傷がちょっぴり痛むような気持ちになりま

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    2026年04月30日
  • マウス

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    なんだこれは。めちゃくちゃいいぞ。すごい好き。

    人間の強さ、弱さ、って、いったい何だ?

    小5の春から同じクラスになった瀬里奈と〈私〉律。最初から仲が良かったわけじゃないけれど、ジグソーパズルのピースの凸凹がピッタリ合うように、この2人だからこそ親友になれた。

    ラスト近くはずっと泣きそうになりながら読んでた。うれしかった。すごく大事なことを見せられた気がする。

    あたくし、村田沙耶香さんのファン、確定です。

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    2026年04月25日
  • 消滅世界

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    ネタバレ

    私の気持ちが言語化されてて、ひどく共感した。

    登場人物の中には、
    恋愛をして子を産む人
    結婚も子育てもせず生きる人
    家庭を持ち子を育てるが外部で恋をする人
    キャラクターに恋をしてる人、がいる。

    恋を本能とし、家族がシステム化された社会の
    これこそが私が追っていた価値観なのかも。

    でもそれが正しいとされる世の中になった瞬間に
    ヒトは赤ちゃんを産むだけの道具になる。って
    この本を読んで初めて気付かされた。

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    2026年04月24日
  • 丸の内魔法少女ミラクリーナ

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    ネタバレ

    面白かった〜〜〜!
    パワフルでコミカルでテンポがいい。
    これまで読んできた村田作品の中では一番ライトで、たびたび声出して笑いながら読んだ。

    表題作『丸の内魔法少女ミラクリーナ』そして『秘密の花園』『無性教室』『変容』の4篇を収録。

    ダントツで面白かったのは表題作。
    ストレス社会を"キュートな妄想"でやり過ごしている、自認・ベテラン魔法少女の茅ヶ崎リナ(36)が可笑しくも愛おしいキャラクター。
    世間的にはいい大人とされる年齢の人間(たち)が、子供の頃の無垢をそのまま大事に胸に抱いて、真剣に再現し続けているちぐはぐさが絶妙で面白い。
    漫才とかコントとかで演ってもきっと真っ直

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    2026年04月23日
  • 丸の内魔法少女ミラクリーナ

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    村田沙耶香さんの本を初めて読みました。
    評判に違わぬ圧倒的面白さ!
    日常にぶっ飛んだ設定を加えているからこそのこの淡々とした文章表現。
    旨味の強いものは、沢山食べるより、ちょっとずつを美味しく頂きたい。
    そんな満足度の高い短編集でした。

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    2026年04月18日