村田沙耶香のレビュー一覧
-
Posted by ブクログ
「ヴォ゙オエッ……き、気持ち悪ぅ…吐き気が…( ゚д゚ )でも…でも…読むのが止まらない…!!ォェェ…」
という気持ちで読みました。
この本読み終わった時に本当の多様性ってこういうことなのかなぁと。内容がショッキングというか気持ち悪いので、そこだけで拒絶する人も私の周りにいるのですか。そういう人こそ読んでほしいなぁと感じる本でした。
人が、人の作った言葉で毎日「普通」と「異常」とされている感覚を伝承しているので、またその逆のことも言葉によって簡単になされるのだなぁという感覚を覚えました。頭を空にして受動態で、全力で本に没頭して読んでいと、何が常識かよくわからなくなります。本を閉じた時に「危なっ -
Posted by ブクログ
ネタバレ下巻からの「リセット」以降の世界線は特に難しく、下巻の序盤で一度読むのをやめて《世界99 暗喩》でググってみたりした。検索結果の斜め読みでは結局わからなかった。ただ、作家本人が執筆中に「これは奇書だから大丈夫」という言葉を励みに書き続けてきたというWeb記事を見つけた。それを読んだときに私も「なるほど、これは奇書か」と思うことで、本書を読み進められた。
読んでいくうちに、私自身もこの世界にも慣れてきた。間を空けて読むと拒否感や嫌悪感なくこの世界99の在り方を受け入れている。これも呼応の一種だったと思う。奇書という言葉で一度グッと離したはずの世界が、ぬるっと自分の手元に戻ってくるのが、我に返 -
Posted by ブクログ
上巻に引きつづきエグい。が、もはやここまできたらなんか清々しい。怒涛の展開にくらいついてたらこんな所まで来てしまった!という、ものすごい読書体験でした。
上巻ラストの衝撃ニュースでリセットされ、さらに変化していく世界。
空子のドライな視線を通したさまざまな人々のアレコレと、世間の価値観の変化の速さ、そしてピョコルンの止まらない進化?にため息。
本能的で、ある意味人間らしいとも言える部分をどんどん手放していくところ。
「昔は当たり前だった事も今ではドン引き」という事は実際にもよくあって、最近はそれがSNS等で加速して広がる印象もあり、ものすごいリアルさ。
個性だ多様性だとは言いつつも、「自分」を -
Posted by ブクログ
村田作品三作目。この世界観は『殺人出産』のさらにその先だと思う。相変わらず倫理・道徳観がぶっ飛んでて好きだわ。いろいろ気味が悪く、本当に気持ち悪い…(褒め言葉w)。途中まで、一番は「III」の○○シーンだと思ったけど…。そんなことはなく結末を含め「III」すべてが異様としていて、言葉にならない恐怖(適当な言葉が浮かばない…)なのかな…。下手なホラーよりよっぽど怖い……。
"消滅"世界とは、わたしたち(読者側)、雨音たち(小説側)どちらかではなく——その両方の世界が消滅し、新たに第三世界(これに付いた名が「消滅世界」なのだと)が誕生したことなのかもしれない…。今まで読んだ村田作品の中で一番だ。 -
Posted by ブクログ
今、私は一体何を読んだんだ…となっています。ディストピアっぽい世界で、「自分」を持たない主人公のブッ飛んだ立ち回り。
これが全く共感できないのかというとそうでもない。見方を変えるたびにすべてがひっくり返って、何が正解とか善悪とかわからなくなってきます。
いくつもの世界を渡り歩く空子の打算的生き方は理解し難い部分もあるけど、謎の爽快感やあっぱれ感もあってページをめくる手が止まりませんでした。
様々なパターンの女性たち、そして胸がムカムカしてくる男性たち、あとはどんどん加速するピョコルンの衝撃!トラウマになりそうです。
しかもコレまだあと一冊続く!どうなっちゃうのか全く予想できない。急いで下巻へ! -
Posted by ブクログ
下巻は、主人公の如月空子さん(きさらぎ・そらこ)、49歳からのスタートです。その年齢のせいなんでしょうか、物語の勢いが弱まっています。
もしかして、作者の村田沙耶香さん、お疲れなのでしょうか?! なにしろ、集英社の月間文芸誌『すばる』での、3年におよぶ連載だったそうです。
そうなら、気持ち悪がってる場合じゃないです!
「村田沙耶香先生、がんばれ~!」の気持ちで読みました。(村田先生だと村田英雄さん思いだすもんで)
コンビニのクリームパンを差し入れしたいです。(笑)
読みすすめて、わかりました。パワーダウンじゃなかったです! 変わらなぬおもしろさです!
下巻は、上巻終わり近く -
Posted by ブクログ
どこが良かったのか?と言われるとうまく説明できないのだけど、すごく好きな種類の小説だった。
・先が気になる物語だったし、律と瀬里奈の関係性がとても良い
律に共感できる部分もあったし、律と瀬里奈の成長を見ているのも面白かったし、あとはくるみ割り人形のマリーが気になりすぎるので読みたい!
・ただクラスの男の子たちが意地悪?というか暴力的?すぎて、リアルに小学校ってこんな感じのことある???とちょっと現実味湧かなかった 現実にはあってほしくない
・村田さんにしてはポジティブな作品だという意見もいくつか見かけたのでぜひ他の作品も読みたいという気持ち
なんだか律は気づいていなさそうだったけど、瀬