村田沙耶香のレビュー一覧
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前半は生々しく、中盤から後半にかけては主人公と周囲の信仰心の乖離が見られる内容だった。前半は思わず顔をしかめるような嫌悪感の強い描写があったが、とても興味深く読めた。Posted by ブクログ
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初村田沙耶香作品です
独特な世界観
生や死に着目した、4つの世界
こういった未来があるのかなと想像すると、私はどんな選択をするんだろうと考えました
これから、村田さん作品を読んでいきたいと思いますPosted by ブクログ -
自分に触れて、自分だけの価値観を知り、その言葉で他人に触れることで輪郭をつくる。
自分につけられていると思う値札は、誰の意思でもない。でも、自分が他人に値札をつけているから、きっと他人も自分につけているだろうと思ってしまう。
自分がどこに向かうか分からず、街もどんな形になるのか分からない。何がしたい...続きを読むPosted by ブクログ -
それぞれの話が自分にはヘビーで、1つ読み終わる度にしばらく思考して、読み進めるのにかなり時間がかかった。なにが常識で何が正常で、みたいなことをずっとぐるぐる考えてしまう。Posted by ブクログ
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あなたは、子供だった頃、親に知られたくない秘密の場所がありましたか?
子供時代は好奇心に満ち溢れた時代です。大人にとっては何のことはないようなことにも敏感に心が反応していく時代でもあります。一方で、それは大人の世界の扉を開く、もしくは大人の世界を覗き見するようなことでもあります。
そんな中では、...続きを読むPosted by ブクログ -
村田沙耶香さんの本は初めて読んだ。読みやすくて面白かった。
未来であり得なさそうであり得そうな事を書いているんだけど、骨子がしっかりあって、?と思う部分が少ない。本当に面白かったPosted by ブクログ -
この小説の描写には驚かせられるものがあった。人の所作を無機質にまるで人間ではないロボット、無生物であるかのような描きかたをし、さりながらどこかグロデスクさや官能さも秘めている。あまりの気持ち悪さに思わず何度も本を閉じてしまった。Posted by ブクログ
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あなたは、『工場』の部品でしょうか?
(*˙ᵕ˙*)え?
私たちは社会の中にそれぞれ一人の人間として生きています。人間が集団社会の中で生きる生き物である以上、そこには社会に適応していくことが否が応でも求められます。特にこの国は他人の目を意識する傾向が強い社会だと感じます。自分が何かをしたいと思...続きを読むPosted by ブクログ -
帯に書かれた「なぁ、俺とカルト始めない?」の言葉に驚き興味を持ったため、読んだ。
短編集で読みやすく、登場人物の物事の考え方が自分の感覚とはかなり離れていて新しいものの味方を知ることができた。村田沙耶香さんの違う本を読みたいと思った。Posted by ブクログ