村田沙耶香のレビュー一覧

  • コンビニ人間

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    「何か言うと周りの人が勝手にストーリーを作って共感したり批判したりする。」「異物は排除されて常に正常が作られていく。」共感と後ろめたさを感じた。

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    2026年06月08日
  • 殺人出産

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    もしこの世界に自分がいたら、"産み人"になってまで殺したい人がいるだろうかと考えたりした。
    殺人出産制度があるから、いつでもこの人を殺せるんだという確証があり、苦しみを照らす光になっているというのがリアルだった。
    こんなこと現実に起こらないけど、きっとそうなんだろうと思った。
    設定が現実離れしていながら、その細かく丁寧な描写がそれを感じさせない、そういう書き方が上手い。

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    2026年06月14日
  • コンビニ人間

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    今年21作目。
    社会でいう「普通」とは何なのか。
    診断を受ければ病名がつくであろう古倉さんを通して、「普通」の暴力を浴びることができる。
    男なら働いて、結婚して家庭を築き、家族を守る
    女なら結婚して、子供生んで、家族を支える
    皆がそうしているから、これが「普通」。この路線から外れたら終わり。
    怖い話は全く出てこないのに、どちらかというと古倉さんの考えが怖いのに
    「普通」という枠に恐怖を覚える。

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    2026年06月08日
  • 消滅世界

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    人工授精で子どもを産むことが当たり前になった世界。やがて世界から「家族」が消えていく。

    極端なフィクションなのに、変わっていく家族の形や今の社会を見ていると、その延長線上にこんな世界があるようにも思えて恐ろしい。
    強烈なディストピア小説。

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    2026年06月08日
  • 私の身体を生きる

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    こんなに赤裸々に描かれているのか、と思うのは、それもまた性を隠す大人の無意識に引っ張られているのだろうか。作家さんによって「身体」に対する感じ方がこんなにも違うのだなと興味深かった。

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    2026年06月08日
  • 地球星人(新潮文庫)

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    圧倒的な衝撃。
    村田さんは宇宙人の目で人間を見ているみたい。

    主人公の幼少期の体験がキツすぎて、魔法少女にならないと生き残れなかった気持ちは分かるかもしれないと思った。

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    2026年06月08日
  • コンビニ人間

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    普通の人間たちが集まる普通の世界は本当に生きづらい。偽りの言葉と笑顔で日々をやり過ごし、何とか脱線しないように走り続けるけれど、走るだけでこちらは精一杯。周りは何故前に進まない?未来のことを何故考えない?と問うけれど、仮面を被ること以外は考えられないほどに、普通に生きるのは難しい。

    彼女がコンビニとして生まれた物語は、最後に本当の意味で生まれて幕を開ける。

    泣きそうになるほど共感するとこが多くて、、、世界の部品になる難しさや、偽りの笑顔を向ける様、何にもなれない苦しみ。多様性の言葉の裏には淘汰される世界の肯定がある。地球の部品としてはそうかもしれない、でも生きるってそういうことなのかな?

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    2026年06月07日
  • 世界99 下

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    ネタバレ


    人間不信になりそうな世界で、
    久しぶりに本を読んで暗い気持ちになった。

    誰も好きになれませんでした。 …笑

    とにかく出てくる男性全員が無理でした。

    だけど、
    自分の中では言語化できてなかったことを言葉で表してくれて分かりやすく理解できる
    そのような箇所がいくつもあって、とても興味深かったです!!
    みんな生まれた時は最初は空っぽで、自分というものは無いのかもしれない、いやたぶんないんだな〜そこから周りの環境や人たちが1人の人間を形成していく、本書でいうトレース。うーん確かに!そうだなと思いました。
    自分も色んな人たちをトレースしてきて自分があって、それを自分だと思い込んでいるのかなって。

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    2026年06月07日
  • 私の身体を生きる

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    性というか性別(性自認や対象)というか、性欲というか性癖とか、性体験とか。

    「性」のことはご法度的で親子、恋人、親友でも避けたりするわけで、孤独な世界だと思ってきたけれど。それが女性作家が17人も語るわけで下品上等、生々しくて面白い。
    面白い、と言ってる事を下品と言う人もいると思いますが、多様性?とあえて言葉にすれば線引きしないでよ、と。

    面白いというのは具体的に変えれば興味深い、が適切か。いやらしい意味でなく、前述のようにご法度な他者の世界に興味があるわたしは、作家がこうもあけすけにエッセイとして実体験や思想を語ってくれてありがたく。
    本として残るので結構なカミングアウトもあったりするわ

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    2026年06月07日
  • コンビニ人間

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    読みやすくて1-2時間で読み終えた!
    普通とはなにか、どう生まれて今存在するのかを考えさせられた。
    コンビニの部品として生きていくぞという気持ちは全くないけど、自分もマイノリティ側に立つことも少なくないから、平気で土足で踏み込んでくる人たちに対して自分事のように嫌な気持ちになった。
    喋り方は周りに影響されるってこの本で読んでからすごく意識してると、確かにそうだと思えて面白かった。

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    2026年06月07日
  • 地球星人(新潮文庫)

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    村田さんらしい、社会の常識とは何かを問いかける作品だった。なかでも本作では、その常識に馴染めない人々が、いかにして生き延びるかが描かれている。

    生き延びるためには、皆が暮らす人間社会――作中でいう「工場」に適応し、求められる役割を果たし、結婚してセックスをして子どもを産み、共通言語を話し続けることが求められる。
    それに馴染もうとしても馴染めない菜月と、完璧にこなしていたはずの由宇、そしてそれに抗う登臣。地球星人として生きることに限界を感じた登臣は、自分たちはポハピピンポボビア星人である二人に工場から逃れ秋級で生き延びることを提案し、奇妙な共同生活が始まる。

    印象的な場面は多い。子ども時代に

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    2026年06月06日
  • 世界99 上

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    読み終わって、呆然としています…
    ザ・村田沙耶香ワールド。

    ひたすら繰り出されるカオスな状態に疲弊しながら読みました。
    ピョコルンにラロロリン人。
    途中、衝撃的な事件が起こり、開いた口が塞がらず…

    途中で挫折してしまう人もけっこういるそうですが、気持ち分かります(汗)
    えげつない表現が多いし、みんな急に人格が変わったかのように豹変したり。
    でも淡々と進む物語、怖い、気持ち悪い。

    フィクションなのに、どこか現実とリンクする場面もあって、それが読んでて苦しい。

    そして後半「世界99」というタイトル回収。
    最後の締めくくりはアッパレとしか言いようがないですね、もうこれで“完”でもいいと思いま

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    2026年06月04日
  • 消滅世界

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    アメリカのSFファンタジー小説翻訳部門で最終選考にノミネートされたとのニュースを見て、読んでみた本。
    読む度に、私自身の内なるアタリマエがガタガタ揺さぶられ、恐怖心や羞恥心の根っこにあるものが見え隠れして、恐ろしいやらおかしいやら‥。村田沙耶香の世界観に今回も見事にやられました。

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    2026年06月04日
  • 殺人出産

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    衝撃的な内容!
    性的な描写があるので嫌悪感あり、合わない人は一定数いるかもしれない。
    その上で個人的な感想としては、現在では全く考えられない視点の世界観は新鮮で読み応えありました。ちょっとグロい描写もあるけど、異世界に連れて行ってもらった、けど、普段の生活とかけ離れているわけではない不思議な感覚でした。
    あと、短くて読みやすかったです!

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    2026年06月03日
  • 世界99 下

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    直接的なグロテスクな表現はあまりないのに、こんなに食欲が減退する本は初めてです。

    気持ち悪い、でもわかる、こんな世界ありえない、でもこれって現実も一緒じゃない?そんな気持ちの繰り返しで頭がおかしくなりそうでした。

    でも村田沙耶香先生にしか書けないこの物語が、世界観が好きなんだなぁと改めて思ったりしました。

    第4章を迎えた空子がどんなことを感じて、思って生きているのかもっと知りたいと思った。

    コミュニティによって使い分けている部分があるという自覚はあったけど、これが私の世界への「媚び」なのかもしれないなぁ。

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    2026年06月02日
  • 世界99 上

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    嫌悪感を抱いたり、精神的に疲弊してしまうような展開なのにページをめくる手が止まらなかった。

    自分にもそれぞれのコミュニティによって使い分けている顔があって、設定としてはありえない世界観なのに「わかる」と思えるところも多かった。だからこそこんなにも気持ちが削られていくのかもしれないと思った。

    下巻の空子はどんな人生を生きるのかな。

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    2026年06月02日
  • 世界99 下

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    感想としては、最初は違和感しかなかった空子に対して、「あっ、でもこんなこと自分もやってる!?」とドキッとして、違和感と共感(認めたくないけど!)を同時に感じた。
    自分も空っぽでトレースして考えで生きているだけなのでは?などと考えてしまうくらい、この世界に入り込んでいた。だってこんなにも奇抜な世界を描いているはずなのに、ものすごく現実味と説得力が
    あったから。
    感動も不幸話も娯楽で、可愛い動物動画見たらキャッキャしなくてはいけなくて、不幸な話を聞いたら悲しいふりをしなくてはいけない?たしかに!

    人間は過去の記憶や経験から行動が決まるプログラミングされたロボット化してるのか。

    世の中は多数派の

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    2026年06月02日
  • 私の身体を生きる

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    いつも読んでる大好きな作家さんたちの身体にまつわるエッセイ。作家さんたちにも過去や苦しみや葛藤があると知ってしまった。

    「誰かから指弾される前に、違う、お前は違うと「私の中の世間」が言ってくる。」

    ☁️ 世の中には女性であることで苦しんでる人がいないわけないのに、言語化されてしまうと本当にいると見えてしまう、なんて、自分勝手さに嫌になりながら読み進めました。

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    2026年06月02日
  • 世界99 上

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    世界と私が分断されていく。
    それぞれに価値観や性格を当てていき適応する。性奴隷なる生き物の正体が最後明かされる。設定や展開が個性的で著者ならではの作品でした。面白かったです。

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    2026年06月02日
  • となりの脳世界

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    やっぱり変わってる方だなと思った。想像力が豊かで、自分が考えたことや思いついたことを信じる力がある方だと思った。また、自分の感覚を大事にすることができるけれど、人目を気にして相手に合わせ過ぎてしまうこともある不思議な人。

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    2026年06月01日