村田沙耶香のレビュー一覧

  • 消滅世界

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    ネタバレ

    村田沙耶香さんの「消滅世界」を読みました。精通もしくは初潮を迎えたら、人間は避妊手術を受け、妊娠は人工授精によって効率的に行われる。生殖と快楽が分離した世界では、夫婦間のセックスは近親相姦としてタブー視され、恋や快楽の対象は家族とは別の恋人やキャラになる。結婚は家族になることであり、家族は自らの遺伝子を未来に残す役割。そして、究極である実験都市エデンではその家族すらも否定し、家族によらない繁殖システム、集団でランダムに?選ばれた人間が人工授精で妊娠し、生まれた子供は家族ではなく都市全体で育てる形に移行する。ちょうど今週のドラマ「対岸の家事」ではエリートの中谷さんの発言では、恋愛感情ではなくお互

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    2026年03月30日
  • 生命式

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    表題作『生命式』を含む12の短編集。
    感想を一言で表すと"読む猛毒"だった。
    脳みそを鷲掴みにされてぐらぐらと揺さぶられているような感覚で、読んでいるとどこまでが『正常』でどこからが『異常』なのか分からなくなってくる。
    死者を火葬する代わりに鍋料理などにして食べて弔う『生命式』、死者の骨や皮膚を衣服や家具などに活用する『素敵な素材』など、ぶっ飛んだ話ばかりで驚きの連続だけれど、この2作は特に面白くて気に入った。
    そのほかは奇妙を通り越して(個人的には)若干気持ち悪い話もあり、好みは分かれそうだけど、自分では思いもつかない世界に出会えて良かった。

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    2026年03月29日
  • 地球星人(新潮文庫)

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    胸糞悪いシーンもあって、お勧めする人を選ぶ作品だけど個人的には好きな作品だった
    読み進めていくうちに、だんだんと「この人達はなに言ってんだ?」という気持ちと、「そもそもこの人達の発言に疑問を持つのはなんでだ?」という気持ちが交互に押し寄せてきた

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    2026年03月28日
  • 殺人出産

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    本当にありそうな世界であり、今後現実になってもおかしくない世界。読みながら自分の今いる立ち位置が混乱した

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    2026年03月28日
  • 殺人出産

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    さらさらと流れる水銀のような文章。
    毒だとわかっているのに、鈍く光るきらめきに惹かれ舐めてしまう。

    こういう本読んだことないので
    常識の壊れ方がすごい。
    いや常識てナニ?
    こういう世界線ある気がする。

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    2026年03月27日
  • 殺人出産

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    ネタバレ

    村田沙耶香の物語、好きかもしれない…

    本作はオムニバスで、タイトルにある『殺人出産』をはじめ『トリプル』『清潔な結婚』『余命』が収録されてる。

    好きだなあと思ったのは『余命』で、医療が発達して200年も生きられたりする世の中で、自分のタイミングで終活して死を選ぶことが出来る世界の話。
    主人公は36歳でセルフ土葬を選択してて、自分で穏やかな死を選択できるっていいなあという気持ち。

    パートナーを失って、もう一度探してる今、興味深く読んだのは『清潔な結婚』。
    男女という性別を排斥して、性的関係を結ばず対等な役割を負担するパートナーとしての結婚、その先の無性的で機械的な受精。
    医療を介しての性交

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    2026年03月28日
  • 地球星人(新潮文庫)

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    受け入れられない世間の風潮だったり、理解のない家族だったり友人だったり。彼女が「ああなって」しまった要因が多すぎる。現代でも似たような感覚を持っている人は多そう。

    それを踏まえても村田沙耶香さん作品の中でかなり「ヤバい」作品であるのは間違いないと思います

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    2026年03月26日
  • 世界99 下

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    ピョコルン=言われたことしか出来ない、やらない
    ラロロリン人=命令する側の人、又は政治家
    ととらえました。
    どちら側になっても苦しい、そこに救いがあるのかな。

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    2026年03月26日
  • 世界99 下

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    上巻とは違って、主にピョコルンというこの世界に存在する生き物に焦点をあてて話が進む。
    ピョコルン…一体どういう生物なのか想像するしかないけど、それを「人間」と扱うのか「家畜」と扱うのか。
    SF色がやや強くなるけど、村田ワールドは健在。
    ラストの空子の選択。周りの人物の反応。
    自分は「クリーンな人」に近いかも。感情の起伏はなるべく平坦でありたいと思ってしまう。

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    2026年03月24日
  • 消滅世界

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    気味の悪い内容でした。なかなか味わえない読書体験。
    性描写が多いのに、なんだか全てがドライ過ぎて、どういう見方をすれば良いのかよく分かんない。人間の営みが変化していった未来のストーリーなんですかね?
    とは言えすっごい小説ですわ。ちょっと猟奇じみたというか、極端過ぎちゃって頭の感覚が若干バグってきそうな内容でした。
    【恋人、結婚、家族、夫婦、親、子供】
    書き出そうにも言葉がうまく繋がらなくて、感想を絞り出すのが難しく、この本が言いたいことはこれ!っていうのも出せないくらいパニパニパニックな小説でした笑
    もーなんなんだろう!?キッモ!!

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    2026年03月24日
  • 世界99 下

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    ネタバレ

    友達と「家事してくれるアンドロイド欲しいね」という話をしたことがある。
    部屋に散らばる洗濯物を回収するところからやってほしい、もちろんご飯も作ってほしい、と私たちは願望を口から吐き出していた。
    男性型のアンドロイドだとどうしてもセクサロイド感が出てしまいそうだからという理由で、「やっぱり女性型のアンドロイドがいいね」という話になった。
    でも私は、「ヒト型のアンドロイドは奴隷みがあって嫌だ」と思い直した。もっと、猫とか犬とかデフォルメされた動物的なものの方がいいと思った。セクサロイド感も奴隷みもないファンシーなもの。いいと思った。名案だと。

    しかしこの小説に出てくるピョコルンは人間の形をしてい

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    2026年03月29日
  • 世界99 上

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    ネタバレ

    「生命式」の「孵化」という小説をすごく長くしたバージョンが世界99なのかな?って感じ。
    「信仰」に出てきた鼻の穴のホワイトニングが出てきてニヤニヤできたり、夫婦での性生活でいったら「消滅世界」の雰囲気あるかな、とか、「地球星人」で感じた苦しさ気持ち悪さが凝縮されてるな、とか、村田沙耶香詰め合わせみたいな小説だった。

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    2026年03月23日
  • 世界99 上

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    自力では生きて行けず、誰かに養ってもらう為に、相手に合わせて自分を作り上げていく空子。
    ある時は「世界①」の自分、またある時は「世界②」の自分。相手に合わせて口調や性格、態度も変えて生きていく。
    SNSではアカウント毎に自分を作っていたりもするので全く他人事とは思えないだろうけど、度が行き過ぎてる。
    これぞ村田紗耶香…!この世界観!
    上巻ラストに世界が崩れるような出来事があり、どうなっていくのか気になり過ぎる!ので早速続きを読みます!!!

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    2026年03月23日
  • 信仰

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    世界99で初めて村田沙耶香さんの本を読んで、
    不思議な感覚に包まれて、気になって読んだ村田さん2冊目。
    こっち先に読めば良かったな
    村田さんのエッセイ読んで
    とても繊細で感性が豊か、
    すごく魅力的な人だなと思いました
    どれもすごく面白かったです

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    2026年03月22日
  • 世界99 上

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    タイトルの意味も最後の方に理解できてなるほどと思った。主人公は極端ではあるけれど、接する人に合わせて自分の口調や人物像を変えることはあるので、割と共感できた

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    2026年03月21日
  • 生命式

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    村田さんが村田さん作品の中で初心者におすすめしたい一冊というのを知って手に取ってみた。
    短編集だが、全編に渡って現実世界とは異なるルールが設けられた世界線の中での物語になっている。
    不気味な物語と言ったらそれまでだが、今生きてる世界の常識を一度考え直してみたいと思わせてくれる作品だった。

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    2026年03月21日
  • 世界99 上

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    村田ワールド全開。次が気になりすぎて夜更かししてしまった。主人公ほど極端でなくても、その場の空気やコミュニティに合わせてペルソナを変えること、またそれをメタ認知している自分。メタ認知している自分の孤独さ、は私も共感する部分があった。安定した狂気レベルで下巻も気になる!

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    2026年03月21日
  • 地球星人(新潮文庫)

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    この世を人間工場という見方でしか見られなくなるくらい、希望や喜びがない状況がどれだけ過酷なことか。その痛切な世界観に圧倒された。
    物語の中で繰り返される「何があっても生き延びること」という言葉。命の主導権を大人が握っている以上、極限まで追い詰められた子どもがどうなってしまうのか、その行く末が残酷なまでに描かれていた。
    人の肉を食べて主人公が自分を全て取り戻したシーンは、想像するとゾッとする状況であるにもかかわらず、不覚にも感動してしまった。
    それは単に恐怖からの解放だけでなく、隣にいる二人が「自分の味方でいてくれた」ことの大きさが、究極の形で表現されたからなのかなと感じた。
    作中でピュートの声

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    2026年03月20日
  • 殺人出産

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    ネタバレ

    今現在当たり前とされている価値観がまるっきり変わってしまっている世界。
    当たり前の「死」が無かったり、男女のパートナーシップは「カップル」ではなく「トリプル」になっていたり、殺人は出産と引き換えであったり。
    一見するととんでもない設定ではあるが、そこに我々の当たり前に対しての疑問が生まれてくる。
    私たちが普段当たり前だと思っている価値観や思想は、本当に正しいのか?
    あくまでも法律に則った正しさであり、本当の意味での正解など無いのではないかとハッとさせられた。

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    2026年03月19日
  • 授乳

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    前の方の話はあまり好みじゃないと思ったが、最後の話は、さすが村田沙耶香と言わざるを得ない狂気だった。

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    2026年03月19日