村田沙耶香のレビュー一覧

  • 世界99 下

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    圧倒的に異質な思想を持ちながら、己の善悪や価値判断を疑わない(社会のために調整する程度)主人公の視点から、大衆="普通"の人間の狂気を捉えるのが毎度のことながらうますぎて感嘆

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    2026年08月14日
  • 信仰

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    空気のように皆が信じている世界を、飄々と暴いていく

    『最後の展覧会』に日々を救われる感覚があった。

    「旅はいいですよ。ああ、招待状に書けばよかった。カールは、『ヒュポーポロラヒュン』は旅でもあると言っていました」

    「緑色の宇宙人から噂が広がり、永遠に続く展覧会として、チキューの場所が知れ渡った。」

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    2026年08月13日
  • 地球星人(新潮文庫)

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    現代社会に馴染めない生きづらさ。それを、自分自身を宇宙人と信じることで何とか生きている主人公。
    最初は、現代の価値観を疑っているだけだったので良かったが、最後に価値観が暴走したことで、人間を辞めてしまった。そこに驚き。何だか、話がひっくり返されてしまったような感じがした。それとこれとは話が違うじゃん、みたいな。
    私は、主人公が最後までどう「工場」に残るかを期待していたことに気づかされた。私もまだまだ常識にとらわれていると思った。

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    2026年08月13日
  • 世界99 上

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    村田沙耶香ワールド全開なストーリーにわくわくが止まらなかったです。

    世界によって自分を使い分けてるのすごく共感できたのですが、実際知らず知らずのうちに分裂してますよね。私がはじめて分裂したのは、多分保育園の時だったから、空と一緒だなと思って読み進めてました。

    1番驚いたのはピョコルンの大きさ。
    私なんとなく手のひらくらいの(モフリンのような)サイズ感だと思ってたので、びっくりしました。
    下巻も楽しみです。

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    2026年08月12日
  • 丸の内魔法少女ミラクリーナ

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     名前から惹かれて、表紙もすごく可愛かったから購入した。前回の「コンビニ人間」も面白かったが、「丸の内魔法少女ミラクリーナ」はポップなため、笑いながらも、社会問題を抑えてるなと印象があった。
     「人は見た目ではわからない。でも、本当はみんな鞄の中にそんな秘密を潜ませているのかもしれない。つり革につかまってしゃべっている50歳くらいのおじさん二人はほんとはなんとかレンジャーのレッドとブルーで、・・そうだといいな思ってみてると・」が自分たまに考えちゃうなと笑ってしまった。
     「それが正義だと思ってた。でもさ、大人になるとわかるけど、正義なんて結局は善意の押し付けでしかないじゃん?」ポップな作品なの

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    2026年08月12日
  • 世界99 上

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    これだけ非現実的な世界観をここまで生々しく描けるのは天才の成せる技だなと。
    ただ、ここまで激しくはないが、現実世界でも空気を読んだり人に合わせたりすることは皆多々あって、ある意味世界①、②など無意識に作っているなと思った。
    村田さんに『世にも奇妙な物語』の脚本を書いてほしい。絶対面白い。

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    2026年08月12日
  • 地球星人(新潮文庫)

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    村田沙耶香節にハマるきっかけになった本
    無垢な文体なのに、ぐんぐんとマッドな世界に引き込まれる
    地球人からしたらフォリ・ア・ドゥ?
    宇宙人からしたらどっちも同じだ

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    2026年08月11日
  • 授乳

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    とってもとっても難しすぎる!だけど相変わらず難しすぎて理解ができないところが…。だけどコイビトの最後はゾクッと背中に来るものがあって、手放そうとしても離れなれない、依存のようなものに恐怖を感じた。

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    2026年08月11日
  • 世界99 上

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    ネタバレ

    ずっと気になっていて、やっと読めた!読み始めたら止まらなくて、夜更かしして一気に読んでしまった。。
    ディストピアとはこのこと……と暗澹たる気持ちになったし何度かヒッと悲鳴をあげそうになったけど、何より恐ろしいのは、このディストピアは私たちの生きる現実とそう乖離していないということ……。女性蔑視とか人種差別とか。

    暗い雰囲気の作品だけど面白く読めるのは、主人公が淡々と物事をやり過ごすからかな。最後の夫との離婚〜の場面は少しスカッとするくらいだった。下巻、どういう結末を迎えるのか。早く読みたい!

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    2026年08月10日
  • 殺人出産

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    ネタバレ

    命とは何か、がテーマ
    「命が大切」っていう時に、個々の命が大切なのか社会を維持する装置として命が一定数存在することが大切なのか。
    「常識」はグラデーションで時代と共にどんどん変化しているはずなのに、みんなそれに気づかない。常に今が絶対正しいと思ってる。それは信念と言えるのか。
    後半の短編ほど性的描写が生々しかった。

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    2026年08月09日
  • 信仰

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    ネタバレ

    村田沙耶香さんの短編、エッセイ。
    コンビニ人間しか読めてないけど、この方の感性の鋭さとか、周りに溶け込まない違和の雰囲気は、凄く独特で魅力的です。

    標題の「信仰」は特に良かった!
    ぼくも、マルチを馬鹿にしている所はあるけど、ブランド物にロマンを感じたり、テーマパークに心踊らせたりは普通にするし、それらに何の違いがあるのかは、確かに分からない。
    これらを「信仰」と括って、カルト教団の物語に仕上げるセンスには脱帽するし、ラストのめちゃくちゃな展開には、不気味さ、爽快感、馬鹿馬鹿しさ等いろんな感情を掻き立てられました。
    最高に面白かったです。

    あとは、「書かなかった小説」も好きだな。
    設定の斬新

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    2026年08月07日
  • 世界99 上

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    個人的には、トレース人間同士の駆け引きの話を膨らませてほしかった。申し訳ないけど、現実離れした世界観に話が進んでいくにつれ興味がなくなっていった。

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    2026年08月07日
  • 世界99 上

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    まってまってまってまって
    エッッ?!?!?!?
    が、最後の10ページで気づいたら口を突いて何度も出てました。

    SFとか異世界ものなのかなと読み始め、
    あ、これは我々それぞれみんなのことか〜と思いながら空子が大人になるまでをぐんぐん読み進め、
    上巻ラストは食い入るように読み終わりました…。
    私は今何を読んだんだろう………
    下巻の世界もこのまま突入します……

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    2026年08月05日
  • 地球星人(新潮文庫)

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    人にはおすすめできないけど
    気持ち悪いが故に読み進める手が止まらなかった
    そういう意味ではすごく面白かった

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    2026年08月05日
  • 世界99 下

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    上巻から一気に年数が進み、まさかの白藤さんと一緒に暮らしており、しかも子どもまでいるという。

    ピョコルンもより進化し、家電、お手伝いさん的な役割も果たす様になり、果ては妊娠出産まで行なっている世界。

    大幅にアップデートされた世界だが、悪い意味での人間関係が濃縮された主人公周り。それにおいて負の感情は表に出すことも制限されてしまった世界ルール。
    地獄の様だが自分がないからこそ、やり過ごせてる部分も大きいのだろう。

    どんどん世界がフラットになっていくのは痛々しく、個性を失うと人は人ではなくなるのだと感じる作品。

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    2026年08月05日
  • 世界99 上

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    コミュニティに合わせたキャラクターの使い分けとそれを自覚して俯瞰している主人公の話かと思いきやラスト、ピョコルンの秘密で様相が一気に変わり物語が大きく動き出す。

    キャラクターの使い分けしていることを自覚しながら行なっている人はどれ程いるのか?もしかしたら世の中の大半?自分も上手く使い分けられてるかな?とか考えたが、ありのままで色んなコミュニティで過ごせる姿が健康的で理想だようなとも思った。

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    2026年08月05日
  • 殺人出産

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    殺人出産: 10人産んだら1人殺せるらしい。殺される人のことを愛しているのかと思ったらそうではなく、ただ憎い人を殺すらしい。でも殺される人はリスペクトされながら?逝くらしい。うーん、殺される人に選ばれるほど人から憎まれているのにリスペクトを受けるっていうのがしっくり来ないなーーまあ現世を生きる私にしっくりくることはないか。
    産刑っていうのが面白いなと思った。罪人の子供とか今だったら嫌煙しそうなものだけど、人格の遺伝とかそういう概念が否定された世界なのかな。

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    2026年08月04日
  • 世界99 下

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    世界観は、とんでもなく気味の悪いもので、読み続けるのが終始苦しかったが、ただ、どのように結末を迎えるのかが気になり、惹きつけられる本ではある。

    決して好きではないが、凄い本だった。

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    2026年08月02日
  • 殺人出産

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    10人産めば1人殺していい世界になった日本の話。ぶっ飛んだ設定なのに生々しくわかりやすいのはさすが村田沙耶香さん。
    短編の余命も良かった。自分の常識は常識だと思い込まされてるのかもしれないとか考え出す代物。怖いし気持ち悪い。好き

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    2026年08月01日
  • 生命式

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    ネタバレ

    「生命式」「素晴らしい食卓」「孵化」の3つが個品的には好きでした。まさに村田沙耶香さんって感じの内容。

    いつもですが、登場人物(主人公?)の振る舞いや雰囲気は、どこか狂気じみてはいるものの、なぜは自分と重ねてしまうところが多いです。だからこそ物語に引き込まれてしまうのですが、自分にはこんな一面もあるのかな、と思うと少し怖くなることも、、汗

    まだ世界99は読んでいないので、読みたくなりました!

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    2026年08月01日