村田沙耶香のレビュー一覧
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最後まで不気味。ありえない状況の連続で、非現実なのに、あれ、なんか似たような事起こってないかしら、と気づき、自分の世界と重ね合わせて、ゾッとする。
少し前まではおかしかった事が、いつの間にか正当化されてることはしばしば、あれっ?おかしく無い?と言おうものなら群衆心理に押し付けられて爪弾きに。白藤さんの様に。
はたまた、おかしな人と思われたく無い、クリーンな人達は、考えるのをやめて、世の流れに乗っかった結果、ワクチンを打つハメに。
何千年後かしらないが、人類の行き着く先として、この世界は十分にあり得ると感じました。
楽しみだなぁ。ワクチン打つの。
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Posted by ブクログ
1月最後の本は、昔に買って途中まで読んでいた本。
とても面白かったけど、途中で気分が悪くなって読むのを中断していた、それ程に自分の中の正常な何かがぐらりと揺れて崩れそうになる一冊でした。
短篇十二篇の中のほとんどが、常識からズレた主人公たちで構成されているのでその都度、色んな自分の中の常識との乖離がすごかった。とても興味深いと思う反面、本能的にすっと受け入れなくて、読んでる途中で吐き気を催したのはこの本が初めてだった。
その世界ひっくるめて常識が改変されていることにに違和感を覚えている主人公のパターンや、それと真逆に主人公だけズレているパターン。読み手としては、世界のズレに対して違和感を覚 -
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ネタバレ早く読まなきゃと急かされるように読んだ下巻。なかなかの読み応えがあった。
スッキリエンディング好きなわたしにはスッキリしないどころかなかなかの恐怖エンディングで、そこがまた面白かった。苦手な人もいると思う!
読書中も読後も脳内には映像が浮かんできて、それだけ想像力が掻き立てられる本で、読んだことを誰かに伝えたくてしょうがなくなる。
ピョコルン、途中まではあってもいいかも欲しいかも?と思ってたけど、だけど、どんどん人間の便利さだけ追求した世界の道具になっていくさまが恐ろしかった。
少しだけ自分を演じて、周りに合わせて、ほんとの自分ってなに?って思ったこと誰でもあると思うけど、その感覚をどんどん -
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基本、本は前情報無しで読むのだけれど、マジでこれ、私は何読まされてんの?という感じで始まりました。ずーと薄気味悪い。でもどこか知ってる世界。
まさにクレイジー沙耶香。
理解し難いけれども、どこか読み進めさせられるのは、そこに重なる世界を私も知っているから。そしてその世界に少なからずうんざりしているから。色んな人種や性格をカテゴライズして、そこに対して強烈な皮肉を主人公を通じて伝えてると読んだけど、主軸となるピョコルンとラロロリンキャリアが現代の何を指してるのか明確な答えが自分の中で出なくて気持ち悪い。主軸なのに。
やっぱり、エイヤーワイヤーとかクナシスとか、そーゆー感覚になりたいと思った -
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村田作品は怖い。差別も搾取も、場に呼応して機械的な反応で呼応することも現実に経験がある私たちに、それらの行く末を高い明度で生々しく差し出してくる。その明度の高さ、生々しさが怖い。読者に問いかけつつ、抗うことが哀れまれる世界のリアルさを描く。本当に怖い。
ただ、村田作品、怖いけどいかにも鬱々とはしておらず、明度高く一見朗らかな印象さえ受けるので、ぞわぞわするのに読みやすくて、その巧さも怖い! 『世界99』も引き込まれて一気に読んだけれど、青空の下のラストが晴れ晴れしてるからこそぞわぞわして、読後感がもう…本当な怖い。元気な時しか読めない作品、作家である。上下2巻。 -
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ネタバレおもしろかったのは間違いない。
でもおもしろさにはいろいろな方向性があると思う。
スカッとする!……いや違うな。ほっこり、でもないし。ヒヤッとする、近いけどこれでもない。この作品が持っているのは、なんと言い表せばいいのかわからないもやもやとしたおもしろさなのだ。
種の繁栄のために人間は繁殖を続けてきた。繁殖の方法は言わずもがなだが、その方法が不健全とされ、別の方法に移行しつつある世界で、疑問を感じながらも順応しているふりをして生きている主人公。その葛藤を眺めているうちに、今私たちが生きる世界が正しいものなのか段々とわからなくなってきた。
劇中で「妻と近親相姦しようとするような変質者」という言