村田沙耶香のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ネタバレ村田沙耶香さん超!ハマりそう。
何より社会人になってから読めてよかったと思える、私の好きな作家さんのなかではある意味異質ですごく嬉しい。
普通が分からなく普通になれない主人公が
コンビニ人間として生まれ生きる物語
「自分らしく」働く、やりがいをもって働く、仕事におけるダイバーシティ&インクルージョン、なんて最近すごく言うけれど、
構造化されていて、一人一人の労働も全て最適化されているコンビニのオペレーションに適用すること、自分らしさや自分の強みなんかのアイデンティティを求められないワークスタイルが結局一番生きやすくて働きやすかったりするんだよなあ。
なんか今の時代って、ダイバーシティだ -
Posted by ブクログ
ネタバレ人工授精で出産することが常識となり、夫婦間の性行為は近親相姦と同じような感覚でタブー視され、恋愛は夫婦以外で恋人を作るか、二次元キャラに恋することが正常とされる世界のお話です。
著者の作品は毎回、今とは違う常識の世界を突きつけてきて、考えたこともない世界に投げ込まれ、否応なく考えさせる、というパターンなのだけれど、今回もまさしくそうなりました。
いろんな意味でより清潔な世界、に現代も向かっていると思います。
でも、その延長線上で性愛が不潔になったら、それは人間の根源が崩れていっている感じがして恐ろしくなった。
愛は不滅って思っていたけれど、例えば新興宗教にハマった人なんかは、愛の対象も幸せ -
Posted by ブクログ
ネタバレ主人公である空子は自分がない「人間ロボット」ではないかとずっと考えて生きていた。自分がないから相手に呼応して、相手を「トレース」して理想の友人を演じてきた。誰からも親友だと思われるように。楽に安全に生きていくために。そのおかげで自分が色々な自分に分裂していくという感覚になる。
ここまでは一見普通の小説だなと思う。自分もコミュニティに合わせたペルソナがあるし、誰だって親の前と恋人の前、友人の前、同僚の前だと態度や話し方は違うと思う。空子ほど顕著ではないと思うし、あそこまで相手に合わせられるものでもないが。言われてみればそうだな、という人の一面を他にはない角度で切り取っていて面白いなという印象。 -
Posted by ブクログ
ネタバレ命を奪ったものは命を生み出す刑に処される。←画期的にも程がある。何でこんなの思いつくんだ。
女が子供を産まないせいにして少子化に危機感感じるくらいなら、男だろうが女だろうが罪を犯したら一生子供生み出す機械になってもらうのある意味いいのかもしれない。人口子宮って実現しないの?!?!?!早くつくって!!!!!!
トリプルも清潔な結婚もなくはないかもな発送で面白いし、余命はある意味安楽死的な話?死ぬことができなくなった人間たちの最期を選ぶ権利みたいな。自然にやってくる死の方がいいのか、自ら選ぶ死がいいのか。考えさせられるな〜。短編だから読みやすくていい!! -
Posted by ブクログ
最初に「人間」を始めたのは、いったい誰なのだろう-。
『コンビニエンスストア様 』以来、そして、同一作家san最多となる21作目の村田沙耶香san。アンソロジー以外、全部読んでます!
この世はすべて、世界に媚びるための祭り。性格のない「からっぽ」の空子の一生と人間社会の終着点を描いたディストピア。どうか、穏やかに天国にいけますように。都合の良い「道具」・ピョコルンを生み出した果てに人類が至った極地とは・・・
この作品は村田sanの世界が全てが詰まった集大成だと思います!
これまでに読んだ『世界星人』の「ポハピピンポボピア星人」、『しろいろの街の、その骨の体温の』の「ニュータウン」、『授乳 -
Posted by ブクログ
内容と長さに反して読みやすい。
コンビニ人間にも通ずる話だけど、自分が所属しているいくつかのコミュニティでペルソナを使い分ける感覚、めちゃくちゃ分かるな〜と思った。
私は強い信念を持ち合わせている訳でもなく、誰かにネガティブな印象を持たれることなくその場をやり過ごそうと周りの様子を伺う癖のようなものがあるので空子の思考や行動には共感を覚えた。
この作品も(題名はもちろん知っていたが)実際に読もうと思ったのは周りの友人複数人が読んでいたからだ。
友人Aと話すときは流行りの言葉でSNSで流行っていることや異性との恋愛についての話題で盛り上がる一方で友人Bと話すときは共通の趣味について盛り上がっ