村田沙耶香のレビュー一覧

  • 地球星人(新潮文庫)

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    村田さんワールドが繰り広げられていて大変満足でした。もっと読みたい。
    こんなびっくりワールドを描ける発想力(村田さんから生まれてきたもの)をもち尚且つ、いわゆる地球星人的な一般視点も持っている、そしてそれが二重人格的に存在しているのではなくて村田さんの中で両立?共存?しているのがほんとうにすごいです。
    どうか長生きしてたくさん書いて欲しいです。

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    2026年09月03日
  • 殺人出産

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    村田さんワールド全開だった。10人生み出すと1人殺すことが合法的に可能になるという世界線でどういう物語が始まるのか、設定に引き込まれてぐいぐいサクサク読めた作品だった。1人を殺すために10人生むことについて、そんなに殺したいなんて一途だねみたいな表現があって殺意に一途ってすごい形容詞だなと思った。殺しが生産のための行為であり、罪ではあるが悪ではないようなそれを皆が受け入れる不思議な世界。殺意こそが命のきっかけ…ね。個人的に収録されてるなかでは清潔な結婚みたいな、家族に性を求めない結婚に憧れがあるので、いいな…と思ってしまった。「トリプル」は三人交際っていうのの性行為がどう考えてもそれはレイプで

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    2026年09月02日
  • 世界99 下

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    上巻については先日書きましたが、空子の一生の物語なので、あらすじをまとめようとすると長くなるのでやめておきます。

    空子は状況や相手に合わせて「呼応」し「トレース」しながら色々なキャラを生きている。つまり自分自身がない。空っぽな人間である。名前もそれを暗示している。本人は人間ロボットだという。また話の中ではこれができず怒りを出す人は「かわいそうな人」として不幸になっていく。

    また人間は性欲、出産、育児、家事、介護などの「面倒で厄介な重荷」を代わりに受けてくれるピョコルンを手に入れる。会社などでの労働そのものは肩代わりしてくれず、家のこと中心に受けてくれるのは謎なのだが。いずれにせよ面倒な事を

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    2026年09月02日
  • 殺人出産

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    現在の価値観を疑うような作品。あまりにも理解の及ばない世界観のせいか少し笑ってしまう場面もあった。それはある種自分が理解できないものを、たかが創作と遠ざけようとしているのかもしれないと自覚して少し怖くなった。

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    2026年09月01日
  • 世界99 下

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    村田沙耶香ワールド全開って感じで、題材はとても良かったけど結局何が言いたいの?というところは掴みきれなかったかもしれない。

    私自身、転校を繰り返し色々な性格の自分がいるので、自分には何もない空っぽの空子というところが、上巻に続きとても共感できたけど、自分もピョコルンになりたいと思うかどうかはよく分からなかった。

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    2026年09月01日
  • 消滅世界

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    性の常識が変わった世界。
    ディストピアにしか見えないが、効率や人口調整を考えると良いシステムなのかもしれない。
    読んでいる間、常時頭に変なモヤがかかっているような、不気味な感覚がした。
    文章が上手いのだろう。
    おかしな世界に浸っていたら、あっという間に読み切ってしまった。

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    2026年08月31日
  • 世界99 下

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    性別、産まれた環境、産まれた時代で
    関わる世界は大きく変わり
    その範囲は偏ってると思う。

    どの世界を選択するか
    選択する余地が無いというか
    選ぶ意識すら無いんじゃないかな。

    選ぶ意識があるだけ幸せだと僕は思う。
    この本を読んで、女性の大変さも
    役割による搾取もとても悲しかった。

    表紙の99のフォントは
    イメージ通りでとても合っていると思います。

    第3世界の人はきっとこの本は気持ち悪くて合わないだろう。

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    2026年08月31日
  • 世界99 上

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    性格がない、ってどんな感じなんだろう。所属するグループごとにキャラをつくるのはわかる。でも空子のはそれとはまた違った感じがする。この世界がディストピアなのか、どんな結末なのか、下巻も読んでみる。

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    2026年08月30日
  • 生命式

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    【生命式】
    表題作の生命式は亡くなった方をいただく式なんですが想像できる描写になっていてちょっと気分が…笑
    村田沙耶香さんワールド全開の短編集になっていました✧*。『素晴らしい食卓』のオチにクスッとさせられました(*^^*)

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    2026年08月30日
  • 私が食べた本

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    沢山の書評+エッセイ集

    食べたと表現するのが沙耶香さんらしくて好き
    文字通り食して、
    ご自身の糧になったであろう作品達
    凄く影響を受けてるのがよく分かる
    どれも魅力的に語られるから、
    欲しい本リストが増える増える 笑

    僕が読んだことあったのは2冊
    海外アンソロジーの『コドモノセカイ』
    カミュの『異邦人』
    自分の読書の割合では、
    国内作品に比べて海外作品を
    あまり読んでいない方だけど、
    両方とも海外小説だったのが、かえって面白かった

    エッセイの方も、『授乳』『マウス』
    『しろいろの街の、その骨の体温の』
    『コンビニ人間』といった作品が
    できた経緯や反応などが知れて楽しめた

    結構、ぶっちゃ

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    2026年08月29日
  • 信仰

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    読んだことある村田さんの作品の中だと結構ファンタジー寄りだと思った
    予想できない展開で、続きが気になる系のおもしろさ
    星新一や、世にも奇妙な物語みたいな
    でも相変わらず現代社会の痛い部分を突いてきて、考えさせられる

    あと、初めてエッセイを読んだけど、なるほど、だからあんな作品を生み出せるんだなと納得、、、

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    2026年08月29日
  • 消滅世界

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    性行為が古代の行動と扱われ、繁殖は人口受精は普及されているパラレル世界が背景です。みんなと違って主人公「雨音」はセックスで作られ生まれた子供だった。それを意識しながら「雨音」が成長していく間、正しい人間って疑問したり、愛、結婚、繁殖など人間で作られた社会制度離れを、自分で開き直ったりするという話でした。

    この本を読みつつ、同じような疑問を浮かんでしまうのだろう。今まで知ってきた世界は、人間で成り立っていて、全ルール、規制、制度、習慣なども社会で決められたことだ。とはいえ、現在の世界はやたら脆いと感じてしまう。

    人工知能といった技術の進化が素早く発展しており、これから人間の形はどう変化・進化

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    2026年08月29日
  • 殺人出産

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    これを気持ち悪いと思える感覚が、まだ完全な多様性を受け入れられてないと痛感させられた。
    初めて小説で吐き気がした。

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    2026年08月28日
  • 消滅世界

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    ネタバレ

    気持ち悪すぎて笑いが出てくる。さすがクレイジー村田沙耶香だ、と思う。でも、これこそ文学というか、現実世界を考えさせてくれる。何なら学校は、ここまで振り切れない均質化を目指しているようで。学校と同じじゃん、とさえ思う。

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    2026年08月28日
  • 世界99 上

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    「小さな分裂を繰り返しながら、私は生きている」

    性格を持たない如月空子は「安全」と「楽ちん」を指標に、コミュニティに適した人格を作り上げ、使い分けて生きてきた。上巻は彼女の4歳から35歳までのお話。リアルでは世界①〜④をグルーピングし、SNSではさらにいくつかのキャラがある。彼女は上手にそれを使っているが、話が進むにつれて他の登場人物も空子の知らない顔を持っていそうで話は複雑化する。さらにそこにラロロリンDNAという具体的には何も違わないのに新しいカテゴリを作って人を区別し分断させる妙な慣習と、ピョコルンという可愛いペットというだけの生き物がいて話をややこしくする。

    さて、若い頃は人間誰し

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    2026年08月27日
  • 世界99 上

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    ネタバレ

    世界1や8、99…と奇抜に思うかもしれないが、割とみんなあるんじゃないかな。
    仕事モード、友達モード、幼馴染モード…。

    ただ、なんで女がそんな卑下されているのか納得いかない。下巻にあるのかな。伏線回収的なものが。

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    2026年08月27日
  • 世界99 上

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    この感想を書いている自分は
    一体どの世界の自分か

    こんな多くの世界に放り込まれたら
    確固たる自分を持っている人なんて稀で
    眩しくなってしまう

    みんな沢山の世界を持っていると思う

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    2026年08月27日
  • 殺人出産

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    少子化対策のとんでもない設定に驚き、購入したが、思っていたほどの派手な展開にはならなかった。
    そこがおもしろい。

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    2026年08月26日
  • 消滅世界

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    性的な内容が多くて、合う合わないがありそうな作品。

    村田さんの作品は、絶妙に将来そうなってもおかしくないよな…っていうお話すぎて、結構興味を持って読んでしまう。

    今の日本もAIやアニメのキャラクターと付き合ったり、結婚したりする人が出てきてるし、そう遠くない未来、こういう世界になっていってもおかしくない気がする。

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    2026年08月24日
  • 消滅世界

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    夫婦の間には性愛はあり得ず、こどもは欲しいときに人工授精で妊娠し家族になる。恋愛はあくまでも他の人間やキャラとするもの。
    「なんだコレ」と思ったけど、読んでいるうちに「恋なんて冷めるのだから、家族のベースである夫婦間に持ち込まなければ安泰かも」と納得する自分がいた。子育てに関わる負担感が拭えず少子化が進む今、ⅲのエデンみたいな社会への変化の入り口が見えてるかも。いやー 気持ち悪い読書体験だったわー。子どもちゃんって響きもイヤでたまらない笑(以上褒め言葉)

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    2026年08月23日