村田沙耶香のレビュー一覧

  • 丸の内魔法少女ミラクリーナ

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    村田沙耶香らしい短編集だが、エグすぎないので他人に勧めやすいと思った。私は表題作が1番すきだった。現代社会を生き抜くにはこんな方法もあるのか、という…可笑しさの中に切実さがあった。他3編もよい。

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    2026年03月15日
  • 消滅世界

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    村田沙耶香さんで初めて読んだ作品でした。
    近未来の性関係の良いところ悪いところを同時に知れる作品でした。
    独特な世界観に引き釣り込まれる感覚がすごく楽しかったです。
    私は夫婦の性行為がタブーとされる世界、それが良いのかは分かりませんが夫婦お互いを性的対象にみないのは素敵な関係だなと思ってしまいました。

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    2026年03月14日
  • 変半身(かわりみ)

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    みなさんの感想を読んで…
    かわりみ
    狂って笑えるw意味不明wと思える我々の環境の良さに、気付いたがちゃ。
    満潮
    何も変なことない。誰しも性的なことに主体性を持っていいし、信頼関係が1番大事。
    性的に消費されて辛いというストーリーのはずが、ここでもキモいだの私なら別れるだの否定的な態度を取られて、あなた達こそ作品をレイプしてるじゃんwwって感じでした。

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    2026年03月13日
  • 信仰

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    2026.19

    通勤電車の中でちびちび読んだ。
    不思議で少しこわい短編集だった。
    エッセイもあったのが良かった。

    パレスチナの作家さんが出てきた「いかり」が
    とても心に残っている。
    自分の中にある感情と感情のたたかい。

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    2026年03月13日
  • 信仰

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    短編一つ一つが濃くて、読み終えるたびに手を止めて、自分の中で湧き出る感情が何なのか、ゆっくり整理する時間が必要だった。
    同時に、エッセイから見えてくる人柄と短編の内容は総じて、村田沙耶香さんという人をもっと知りたいと思わされた。

    "最後の展覧会"が好きだった。物悲しいような気もするのに、なぜか温かい気持ちになった。

    小説はもちろんのこと、村田さんのエッセイをもっと読んでみたい

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    2026年03月09日
  • 地球星人(新潮文庫)

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    コンビニ人間に次いで読んだけれど、改めて凄い作品。
    何気ない違和感がさらっと強調されることなく書かれて語りかけてくる。登場人物たちが異常なのか、はたまたこんな違和感を抱えてしまう自分の方が洗脳されているのか、どっちがどっちか分からなくなってしまう。
    最後までピュートの正体はわからなかった。主人公にとっての過酷な生活の中で作り上げられたイマジナリーフレンド?なのかなとは思ったけれど、。
    いたずら、という安易な言葉で済まされてしまうけど、そのいたずらは主人公を永遠の呪いにかける恐ろしい所業であるにも関わらず、主人公の告解は残酷にもいたずら程度に、軽く流れてしまう社会に少し絶望してしまう。
    登場人物

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    2026年03月08日
  • 信仰

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    真綿で首を絞められているような現在世界が、行き着きうる、いくつかのディストピア。『生存』『土脉潤起』『気持ちよさという罪』『書かなかった小説』『残雪』が特に好きだった。

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    2026年03月08日
  • 地球星人(新潮文庫)

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    とんでもなく狂気的で不快なのにページを捲る手が止まらなかった。社会に洗脳されている自分、この世界の「まとも」を見つめ返すきっかけになる。奈月と智臣さんと由宇が3人で2回目の生活をし始めたとき、こんな風に宗教が始まっていくのかなと思った。宇宙人の目で捉えた世界が淡々と語られるうちに彼らの思考に慣れていく不思議。村田沙耶香ワールドだった。

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    2026年03月07日
  • 信仰

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    ネタバレ

    •信仰
    「なぁ、俺とカルト始めないか?」
    それはカルト信仰の勧誘ではなく、カルトを”創設”する誘いだった…
    圧倒的な”現実主義”のミキは、ブランド品や怪しいセミナーにお金を大量に使う周りを酷く軽蔑していたが、”夢”を見ることができない自分が嫌になり…

    •生存
    生存率とは、65歳まで生きることができる確率を指す。
    最上位Aは80%以上から、最下位Dは10%以下まで(野人として、自然で生きていることもある)。
    食料が枯渇し、学力•収入が「生存率」として判断される世界では、生存率を上げる事こそが人生よ中心となりつつあった…
    幼少期から生存率が「C」だったクミの、「生存率に囚われて生きていく今後はま

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    2026年03月04日
  • 地球星人(新潮文庫)

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    地球星人 

    狂気度がこの前に読んだタダイマトビラや、コンビニ人間よりも上回っているような… 狂気度MAXなこの本。

    地球人は、セックスをして子供を産む工場の部品でしかない。欠陥でないのであれば、まともに結婚をして子供を産まなければならない。
    工場の部品になることを恐れ、偽装結婚をして工場の部品になることを強制してくる家族を欺こうとするが、結局はバレてしまい…


    もし自分を脅かす存在であれば、簡単に人殺しをしてしまうし、自分を脅かす存在であったら殺人も悪だとは感じていない。

    もはやホラーにも感じてしまった。

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    2026年02月28日
  • 生命式

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    村田沙耶香の物語は鈍器で頭を殴られている感覚がする。自分の中の「当たり前」や「常識」がずっと揺さぶられている感覚。
    短編でサクサク読めるのに、ひとつひとつの物語に衝撃を受ける。

    特に好きな話は「二人家族」
    性に奔放な女性と貞淑な女性、正反対の性愛価値観をもつ2人がそれぞれ子供を産み育て家族として暮らした話。
    なぜこの話に心打たれているのかはまだ、うまく説明できないけれど、2人の関係性がすごく素敵だと思った。新しい家族の在り方を教えてくれた。
    2人は同性愛者ではなく(異性のパートナーがいたこともある)本当に2人で暮らしたいから、一緒にいたいから居る、という描写のされ方をしていて、そこが良かった

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    2026年02月27日
  • 地球星人(新潮文庫)

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    終始ぞっとしながら読み進めたが、不思議と腑に落ちる、響く不思議な感覚をもった。
    人間工場の中で縛られて生きている、音のない命令に従って生活している。まさにそうだなと思えた。
    入れ物になって自分で考えて生きる。彼らとは違う形であれ大切にすべきことだなと感じ、読み終わってからもじわじわと噛み締めるものがある作品だった。

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    2026年02月27日
  • 消滅世界

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    性とは何か家族とは何かを考えさせられた。その世界のいると何が当たり前かよくわからなくなる。結局、どの世界にいても自分を忘れてその場に合わせてしまうものなのかなとも思ってしまった。

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    2026年02月27日
  • 丸の内魔法少女ミラクリーナ

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    ネタバレ

    私たちが当然のように受け入れている社会の仕組みや価値観を、ほんのわずかに傾けることで、その足場の脆さと滑稽さを浮かび上がらせる。

    表題作では、丸の内で働く一人の女性が「魔法少女」という装置を内面に抱え込みながら、過酷で均質化されたビジネス社会を生き抜いていく。だがそれは単なる現実逃避ではない。むしろ彼女にとっての“変身”は、自らを守り、世界に抗うための知的で静かな抵抗である。組織の論理や「普通」の規範に飲み込まれそうになりながらも、彼女は内なる物語を武器に、日常を戦場へと変えていく。その姿は滑稽でありながら、同時に崇高ですらある。

    本書に通底するのは、「適応」と「変容」という主題だ。社会に

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    2026年02月25日
  • 信仰

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    小説家の見る世界が、教室なのか、学校なのか、市区町村なのか、社会なのか、(見ている世界観の大きさの比喩として)、そんな部分に差があることに、初めて気付かされた。小説家自身の思想を知ることは、小説を読むことにどう関わるんだろうか、そんなことも気になった。

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    2026年02月23日
  • 消滅世界

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    グロい本だったなあ...価値観が変わった世界の中にいるとそれが変だとは実感できないが、外からは変にしか見えないといった内容か。
    恋愛至上主義なのは近年だけの特質的な状況という言説はよく聞くけど、それが変わるとこうなるのかなあという実験として興味深かった。楽園システムがめちゃくちゃ弱くてすぐ崩壊しそうなのが気になった。
    このへんの強度を増して読みやすくしたのが世界99なのかなと思った。

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    2026年02月21日
  • 丸の内魔法少女ミラクリーナ

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    冒頭からもう好き!
    今から村田沙耶香ワールドが始まるぞー!って感じ!
    村田沙耶香の作品は本当にぐんぐん読める!
    どういうこと?どうなるの?の連続。
    特に最後の「変容」が好きだった。
    まるで未来を予知しているような話。

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    2026年02月16日
  • マウス

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    ありのままでいるだけでうっすら好かれる瀬里奈が羨ましい律の気持ちがわかるなーと思いながら読み進めた。
    本音でいてくれる人の前で本音でいられる。律が瀬里奈の前では本音でいられて、大好きなワンピースを着られるようになってよかった。

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    2026年02月13日
  • 生命式

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    私たちが生きている世界とはちょっと違う世界。人々の生まれ方、死に方、弔い方が少し違って少し一緒。みんなそれぞれの捉えかたをしていて、現代の文化の多様性(と偏見)にも通じるものを感じた。

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    2026年02月11日
  • しろいろの街の、その骨の体温の

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    ネタバレ

    教室の歪な空気に合わせる自分から解放され、ようやく本当の自分の価値観を手にすると、不思議と世界が動き出す。

    魔境の学生生活を、私たちにもう一回体験させてくれた。あのとき、当たり前だった価値観や行動を、それがどれほどに息苦しいものだったかを大人になった今、思い出させられた。村田沙耶香さんはそれを、色鉛筆に例えていた。

    この感覚を、ちゃんと理解できている大人になっていて良かった。

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    2026年02月05日