村田沙耶香のレビュー一覧

  • 信仰

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    表題作の「信仰」と「カルチャーショック」が特に良かった。

    この作品集を読んでいて、自分とは価値観の異なる人や何かを信じている(推している)人に「普通であること」や「現実を見ること」を語って聞かせるのは、自分の価値観を押し付ける行為に過ぎないのだなというのを強く気づかされました。


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    2026年02月04日
  • 生命式

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    ネタバレ

    「生命式」
    会話が異常だが、日常に馴染みすぎていた。
    レシピに「俺の肉」で不謹慎ながら笑ってしまった。
    葬式なのにパーティー、宴会のようだ。

    「素敵な素材」
    物語の中で出てくるものが想像できなかった。
    いい話だった。

    「素晴らしい食卓」
    変わった食事。p102の圭一さんの母のストレートな物言いが面白かった。

    「夏の夜の口付け」「二人家族」
    性的指向。自分の想像にはない家族の形。
    長女の6年生の時、面白かった。

    「大きな星の時間」
    絵本の読み聞かせのような文章だった。

    「ポチ」
    事件が起きないかヒヤヒヤした。

    「魔法のからだ」
    性について向き合っていて、神秘的な表現がされており、とて

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    2026年02月05日
  • タダイマトビラ

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    通常運転の村田作品☆
    友達が村田沙耶香好きだから、
    とりあえずカゾクヨナニーのページ読ませたいって思った。
    文体で誰かわかるの村田さんすぎる

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    2026年02月02日
  • 生命式

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    価値観の押し付けに反発する12の短編集。
    本当に村田沙耶香さんの小説は、一貫して今の当たり前に疑問を呈している。
    それもとんでもない価値観との対比で。
    でもなんだかなるほど確かに…と思わされてしまう。
    表題作はもちろん面白い。最後の「孵化」もとても好きだった。
    誰もが持ってるであろう自分のなかでの多面性。
    中2あたりに「みんなの前の私は本当の私じゃない」と思ってたけど、あれはただの中二病だったな。
    結局どの面の自分も本当の自分であるというのが今の考え方だけど、それでも好きな物語だった。

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    2026年03月08日
  • 信仰

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    読んでいていい意味でゾワゾワする内容だった
    人ってこういう側面あるよな...って読んでて思ったりした。

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    2026年02月01日
  • 生命式

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    1月最後の本は、昔に買って途中まで読んでいた本。
    とても面白かったけど、途中で気分が悪くなって読むのを中断していた、それ程に自分の中の正常な何かがぐらりと揺れて崩れそうになる一冊でした。

    短篇十二篇の中のほとんどが、常識からズレた主人公たちで構成されているのでその都度、色んな自分の中の常識との乖離がすごかった。とても興味深いと思う反面、本能的にすっと受け入れなくて、読んでる途中で吐き気を催したのはこの本が初めてだった。

    その世界ひっくるめて常識が改変されていることにに違和感を覚えている主人公のパターンや、それと真逆に主人公だけズレているパターン。読み手としては、世界のズレに対して違和感を覚

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    2026年01月31日
  • 生命式

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    何が普通で何が異常なのか。
    この世界の変容はその時点では誰にも捉えられない。
    変わっていって、その後、あれは異常だったなと気付く。
    なので、誰にも何かに対して「おかしい、普通にしなさい」と言う権利はないのでは、と思わされる。
    でも、現実はそういうことを思うし、言ってしまう。
    みんなズレ合っている、この世界。
    人間としての生き様、社会的道徳倫理、どこにどう問えばいいのか。とても怖くなると同時に、妙に納得して読み終えた自分がいる。

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    2026年01月27日
  • 消滅世界

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    ネタバレ

    おもしろかったのは間違いない。
    でもおもしろさにはいろいろな方向性があると思う。
    スカッとする!……いや違うな。ほっこり、でもないし。ヒヤッとする、近いけどこれでもない。この作品が持っているのは、なんと言い表せばいいのかわからないもやもやとしたおもしろさなのだ。

    種の繁栄のために人間は繁殖を続けてきた。繁殖の方法は言わずもがなだが、その方法が不健全とされ、別の方法に移行しつつある世界で、疑問を感じながらも順応しているふりをして生きている主人公。その葛藤を眺めているうちに、今私たちが生きる世界が正しいものなのか段々とわからなくなってきた。
    劇中で「妻と近親相姦しようとするような変質者」という言

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    2026年01月22日
  • 消滅世界

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    ネタバレ

    本作は、性欲や生殖といった「当たり前」とされてきた欲望が失われた社会を描くことで、逆に恋人や家族という関係性の本質を強烈に浮かび上がらせる作品だと感じた。

    性欲が消滅したとき、恋人とはどのような存在になるのか。家族であることのメリットは、どこに見出されるのか。
    純粋に居心地がいいという感覚だけで、人は誰かと生活を共有し続けられるのか。読み進めるうちに、これまで無自覚に依拠してきた人間関係の判断基準が、少しずつ解体されていく感覚を覚えた。

    同時に、自らがいかに異性愛を前提としたイデオロギーに囚われていたかにも気づかされる。
    作中の価値観に対して抱いた違和感は、「理解できないもの」への拒否とい

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    2026年01月22日
  • タダイマトビラ

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    家族に関する話。やっぱり村田沙耶香さんの作品で味わう混濁は別格だと思った。ただラスト付近は説明しようが無い程めちゃくちゃで軽く読み流してしまった。

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    2026年01月21日
  • となりの脳世界

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    村田さんエッセイ2冊目、こっちは面白かった!
    まさに村田さんの脳内を覗きたかったのでありがたい
    間違い感動の話が特にすき、やっぱ面白いなこの人笑

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    2026年01月19日
  • 丸の内魔法少女ミラクリーナ

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    ネタバレ

    表題作のインパクトが凄すぎて、このお話がトップバッターで大丈夫?他のお話が霞んでしまうのでは?と思いながら読み進めたら、杞憂杞憂。
    どのお話もぶっ飛んでる(褒め言葉)

    中でも『変容』が自分には身近なテーマだった。○○世代と名付けて、乱暴に一括りにしてレッテル貼りするあの流れがどうしても頭に浮かぶ。
    表題作や『無性教室』では、世間という見えない強制力に対してそんなんしらねー‼︎と最終的に自分の感情に正直に行動している。
    ところが『変容』では、実は誰かに共感したり同化したかっただけで、「怒り」自体を大切にしていた訳ではなく、まわりに流されるオチになっている。怖くもあるし、理解もできるしで、収録作

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    2026年01月12日
  • タダイマトビラ

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    家族にまつわる作品を読みたいとチョイス。
    かつての制度としての「家」「家族」のない核家族化の進んだ現代において「家族」というものはそれぞれの欲の擦り付け合いなのかな…と繰り返されるカゾクヨナニーという言葉で考えさせられました。
    主人公が壊れていく様のおぞましさ、文章で引き込まれていく。
    全てとは言わずとも諸々が持つ「おぞましさ」「汚しさ」についての感覚を自分も持ち得ている気がするので、もっとこの人の思想に触れてみたいと思った作品でした。

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    2026年01月11日
  • 私の身体を生きる

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    テーマが性だからか、かなり赤裸々な内容が多く書き手たちの矜持を感じた。私は親しい友人であっても性に関する話をし合うことがないので、こういった本が存在してくれることそれ自体に感謝したい。
    男性からの目線、恋愛性に対する違和感や自分の体験について書いたものが多い印象で、それはその通りという内容なのだけれど、同時に女性の恋愛・結婚・妊娠出産・育児に対する幸せを語ることってもう許されないのだろうかという疑問も湧く。

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    2026年01月11日
  • となりの脳世界

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    『コンビニ人間』などの著書で有名な村田沙耶香さんのエッセイ。
    “脳世界”というワードに惹かれ、つい手に取った。


    1話が見開き4ページぐらいの量なので、隙間時間にちょこちょこ読みすすめられるのがよい。

    勘違いが多い、つい周りを見てから動いてしまう、数字に弱い…など私にとって「それそれ!」と共感できることが多かった。


    村田さんは今までの人生エピソードを赤裸々に淡々と書いている。

    それは「わたしだったら恥ずかしくて自己開示できないな〜」という内容も含めて。
    それだけ小説家という職業は、自分とたくさん向き合い、自己開示できるぐらいまで自己のエピソードを昇華させていくのだろうと思った。

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    2026年01月11日
  • 生命式

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    初めて読んだ村田沙耶香さんの作品。

    短編集でもしもの世間の常識。
    今の現実では考えられないモノだけど、10年、20年でも大きく常識は変わっていくのだからもしかしたら‥‥?という気持ち。
    人によっては結構気味が悪いかもしれないが、私はかなり興味引く内容でした。

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    2026年01月10日
  • きれいなシワの作り方~淑女の思春期病

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    ネタバレ

    【あらすじ】

    思春期なんて、とっくに卒業したと思っていたのに…⁉
    30歳を過ぎたころから起こる、さまざまな「身体の変化」や「心の揺れ」にとまどいつつも向き合う日々――「大人の思春期病」をテーマに、大好きな女友達とおしゃべりするように書きとめたエッセイ。
    女性誌「anan」で連載し、多くのアラサー女子の共感をよんだ初エッセイ集の文庫化。

    ・「結婚願望はないです」と答えていた若かった自分を反省して、「機会があったらしてみたい」と答える今日このごろ。大きな成長、この変化が嬉しい!
    ・自意識が邪魔して、FBやmixiにほとんど意味のあることを書きこめず。SNSにお洒落な写真をアップロードできる日は

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    2026年01月01日
  • 私の身体を生きる

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    面白かった。
    言葉にできなかった違和感が処理されていくようなエッセイたち
    女性として生きるって、嫌なこと理不尽なことあるけど、悪くないよなあと思えました

    痴漢や性被害みたいなことだけでなく
    日常的なコミュニケーションの中で感じる不快さとか違和感とか、そういうのある〜わかる〜みたいなのたくさんあったな
    これは男の人が読んだらどう思うんやろう?

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    2025年12月29日
  • 消滅世界

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    これぞ村田沙耶香ワールド。

    家族や恋人や男女関係など、それに基づく世の中は複雑な連立方程式の様に成り立っていると思う。それを因数分解して、小さな要素にした後に新たに効率だけを求めた世界に構成し直したらどうなるか。
    今の世界は消滅して新たな世界に移行できるのか。
    千葉はそうなるんだなぁ。(笑)

    冗談はともかく、ある面で現代は実際にその過渡期にあるのかもしれないと思わされた。コストパフォーマンスやタイムパフォーマンスを追い求めるばかりに人間らしさはどこか置いてきぼりにさせられ始めていないだろうか。
    家族や恋愛を面倒くさく感じながらも自分の都合にいい部分だけ求めていないだろうか。
    それを社会全体

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    2025年12月20日
  • 丸の内魔法少女ミラクリーナ

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    ミラクリーナのお話が可愛らしく、微笑ましさもあって特に面白かったです。
    友達っていいなぁと思えるお話でした。

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    2025年12月20日