村田沙耶香のレビュー一覧

  • 地球星人(新潮文庫)

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    ネタバレ

    読み始めて1ページめくったくらいで、もう村田沙耶香ワールド感じれる。主人公は自称魔法使いだったけれど、恋人との約束「なにがあってもいきのびること」が一番の魔法みたいだった。怖いのに面白くて、胸糞悪いやつがいて、でもちゃんと主人公は「なにがあってもいきのびて」いて、訳がわからんのに理解できちゃう部分もあって、没入本だったなぁ

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    2026年07月21日
  • 消滅世界

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    考えつかないような世界の話で、それがあたかも普通のように書かれていた。今のこの世界が間違っているかのような文章力、登場人物の会話に時々ついていけなくなっていた。まだのめり込むには難しかったがまた再読したい。

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    2026年07月20日
  • 消滅世界

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    人工授精が当たり前になって人間は結婚と恋愛を全く別のフェーズでカテゴライズするようになる世界。
    人間は人間に恋する必要もなくて、"ヒト"にも別次元を生きる"キャラ"にも恋をするし、"家族"をつくるために結婚する。
    セックスは昔の文化になって、嫌悪感を抱く人や、ただ昔はそういうものもあった程度の認識を持つ人が大半。それでも一定数は恋人とセックスする人もいる。そして、夫婦間でのセックスは『近親相姦』と呼ばれる。
    主人公はその時代に珍しく恋愛結婚した両親の性行為で生まれたことから、自分は恋人ができるとセックスしたくなること、その自分の中に秘

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    2026年07月20日
  • 世界99 上

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    コミュニティに合わせてそこに合うキャラを作ってそれなりに上手く馴染むこと
    私じゃんってなった!

    あとピョコルンの存在やばい。。
    こんな世界線あったらバクすぎる。

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    2026年08月15日
  • 変半身

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    「変半身」
    ちょっと怖い物語。現実が歪むような。性的な表現には第一印象の破壊力のあと、波がひいたあとでようやく浮かび上がる作者の意図がある。女性の著者だからこそなおさらそういうものがあるのかなと浅い推測をした。一度信じたものが強力な制御力を保つ様子が描かれていた。
    「満潮」
    自分自身に引き込んで考えてしまった。登場人物の声がたまに自分の声のように感じられるほどだった。苦しさももちろんあって。最後まで読んで、ハッピーになったなんてことはなく、だからこそ悪い気分ではなかった。それが事実らしいからだ。

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    2026年07月18日
  • 消滅世界

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    下手なホラーよりホラー。今の価値観からみればこの話の世界は狂っているはずなのに、なぜかそう思う自分が間違っているような気持ちになる。それくらい、説得力のある書き方だった。最後の解説で、男女でこの世界への評価が分かれていると知り、面白いと思った。確かに現代の夫婦や家族の形に縛られないことや、いわゆるアニメキャラクターなどへのガチ恋の受容という点では理想的に思える。でも自分は男性が妊娠、出産するシーンが本当にきつくておぞましかった。怖かった。

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    2026年07月16日
  • しろいろの街の、その骨の体温の

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    醜くて美しい、青春小説。
    とにかく醜くて、とにかく美しい。今までの青春小説や恋愛小説においてはフィーチャーされない属性の人たちが奏でる、リアルさも合間って、読後に今まで味わったことのないアメリカの歯磨き粉のような爽快感に包まれる。
    こんな爽やかな読後感は久しぶりだ

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    2026年07月15日
  • 丸の内魔法少女ミラクリーナ

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    ネタバレ

    〇丸の内魔法少女ミラクリーナ
    36歳のリナが、魔法少女となっていくくだりから既に面白い。ミラクリーナでいる時は、仕事場とかからの評価は高かったが、ミラクリーナでなくなる後半では、冷たくなっていく展開が見どころでした。レイコとの魔法少女ごっこを聞いた正志が、興味を持ち、マジカルレイミーになるくだりも面白かった。優先席のシーンにおいて、正志が妊婦さんに話しかける場面がありましたが、妊婦だと信じませんでした。そこに、初代マジカルレイミーのレイコが現れ、ケンカをするシーンが良かったです。ミントスプラッシュが面白い。

    〇秘密の楽園
    主人公の内山が、早川君を監禁するという奇妙なお話。初恋の相手を期間限定

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    2026年07月14日
  • 信仰

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    短編とエッセイが入り混じった構成がとても良かった。商大策「信仰」は、キャッチーで引き込まれたが、その後読み進めるにつれて、人間とは、人生とは、ということについて、とても深く考えさせられる1冊だった。

    私が特に好きだったのは「書かなかった日記」で、彼女が世界99を書くために、スイスに滞在した半年間のうちの「調子が良い1日」を綴ったもの。あの素晴らしい大作を書き上げたときに、彼女がどんな精神状態でどんな生活を送っていたのか、知るよしもなかったが、こんなに身を削るような思いをしながら書き上げたのかと、少し胸が痛くなった。

    彼女はエッセイの中で何度も自分を馬鹿だとか頭が悪いからと言う言い方をするけ

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    2026年07月13日
  • 消滅世界

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    ネタバレ

    独特の設定で狂気を感じるが、先が気になり読み進めてしまう。こんな世界になったら、人はどう感じてどう動くのか。二次元への恋心は常識的で、結婚相手との性行為は近親相姦。少子化が問題視される昨今を強烈に批判してるようにも感じた。子どもちゃんをみんなが母となりみんなで育てる社会。とても合理的。

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    2026年07月11日
  • 信仰

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    一つ一つの話が短いので、すらすら読めて良い。面白いな、好きな話だなと感じるものから、あまり好みでないかもなという話まで、さまざまあった。どの話にも共通しているのは、社会常識/通念というものに対する筆者の「疑い」の態度だと感じた。この態度は、あらゆるイマジネーションを想起させる。
    キャラクターとして共感できない主人公も多いが、それゆえに次にどう行動するかわからないスリリングさもある。また私が共感できないだけで、この人間に共感し、こういった思考を小説として文章に残してくれる人がいるという事実に救われる人もきっといるのだろう。
    そういういろんな人間がいる、存在していて、またそのいろいろの中には確かに

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    2026年07月09日
  • 信仰

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    読む前の世界と読んだ後の世界は、少し違って見える。今まで綺麗に見えていたものも、歪に見えるかもしれない。当たり前が、当たり前じゃなくなる。でも、それが嫌いじゃない。

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    2026年07月08日
  • 消滅世界

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    「正常ほど不気味な発狂はない。だって、狂っているのに、こんなにも正しいのだから」

    なにこの気持ち悪い世界と思うけど、それも今の常識からみた感想だから、正常の中にいたら何も疑わないんだろうなと思った。

    主人公は正常が狂ってると、離れたところからみることができていた。

    それなのに、合理的でクリーンな世界で過ごしていると、前はおかしいと思っていた世界と自分の境界がなくなっていった。この変わりように釘付けだった。

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    2026年07月05日
  • 信仰

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    村田沙耶香さん初読です。物語とエッセイが混じった短編。初めの方の物語を読んでいる時は、「大真面目に書かれている有り得ないような作り話、面白いな〜」と感じていた。
    読み進めていくうちに、この方は剥き身で世間に晒されていて、それでも大真面目に世間と向き合っているんだと思った。
    私たちは事実をただ事実として捕えられない。
    周りと外れた評価をしては恥ずかしいから。何か深みのあることを言いたいから。あまりに凄惨な事実から自分を守りたいから。事実をねじ曲げて捉える。
    彼女はそれをしない。できないのかもしれない。相当に大変なことだ。でも、勝手だし押しつけだけれど、剥き身のままでいて欲しい。

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    2026年07月04日
  • 丸の内魔法少女ミラクリーナ

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    村田沙耶香さんの短編集。表紙やタイトルから「エンタメ寄りなのでは‥」と警戒してなかなか読まなかったことを後悔したくらい面白かった。

    表題作はユーモラスでエンタメ風味ではあるものの、しっかりとした純文学。シュールな展開で笑わせてくれると同時に、偽の正義について考えさせられる。

    「秘密の花園」は、初恋の人を家で「飼う」お話。

    「無性教室」は、生徒が全員無性別者として生活をする学校が舞台。性別のない世界で、人はどう生きるのか。

    「変容」は怒りという感情がなくなった世界に適応できない女性が主人公。感情に善悪はあるのだろうか。

    全編を通して色々と考えさせられるのだけど、それにしても村田沙耶香さ

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    2026年07月03日
  • 信仰

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    初めての村田沙耶香。なんて言ったらいいのか、波長が合ってしまって、かな、今の私にはすこし重かった。
    面白かったのは「最後の展覧会」、心に残ったのは「土脉潤起」と「カルチャーショック」。
    読み切っても脳内に強く残る文章だった。

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    2026年07月01日
  • となりの脳世界

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    「コンビニ人間」が面白かった村田沙耶香さんのエッセイ。めちゃくちゃ笑った。

    彼女の世界は、わたしのそれとは違っていて、隣人の脳世界を覗きたいという気持ちがとてもわかる。覗かせてくれて、ありがとう。

    お気に入りはコンソメ、増えるクラスメイト、逆向きの正座。

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    2026年07月01日
  • 消滅世界

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    ネタバレ

    すごい気持ち悪かったけど面白かったです。
    セックスがなくなって人工授精で子供を産むことが当たり前の世界というテーマでしたが、恋という概念すら薄くなり、家族というのが利害一致で生活しやすくするためのシステムに過ぎなくなってしまうという流れになっていくのが面白かったです。
    家族というシステムが廃止されて街中の全てが母親となり、見た目や喋り方や性格も全て統一された「子供ちゃん」を工場のように生み出していく楽園システムがおぞましかったです。一番恐ろしいのは雨音がそのような世界に違和感を覚えながらも、やはり正常な存在として適応していくところです。
    何を伝えようとした小説なのか、そもそも何かを伝えようとし

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    2026年06月30日
  • となりの脳世界

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    普段から村田さんがどんなこと考えてるんだろう⁇って小説を読むたび思っていたけど、いい意味で想像以上に独特な世界観を持っていて嬉しかった。

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    2026年06月30日
  • 丸の内魔法少女ミラクリーナ

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    怖~~~!というのが読み終わった直後の率直な感想。人間、社会、世界を解体するのが上手い。
    生々しい(人間と性は切り離せないので)部分も多々あり気持ちのいい話ではなかったけど、どの物語もそれぞれ強烈に印象に残った。
    特に最後の『変容』をおすすめしたい。まみまぬんでら。

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    2026年06月30日